JP4410339B2 - 乗客コンベヤーの設置方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物に設けられた既設階段上にエスカレーター、傾斜して配置される移動歩道を設置する乗客コンベヤーの設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物に設けられた既設階段上に配置される従来の乗客コンベヤーの設置方法として、例えば特開昭55−140479号公報に示された方法がある。すなわち、主枠を構成するトラスを浅形とし上部トラスが上階床に、下部トラスが下階床に、また中部トラスが既設階段に載置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の乗客コンベヤーの設置方法において、主枠の上、下部トラスを非常に浅く形成する必要がある。このため、次に述べるような問題点がある。すなわち、乗客コンベヤーの乗降口床と建物の上、下階床との間に段差ができるので、この箇所に階段やスロープが必要となる。また、乗客コンベヤーの欄干が既設階段の端部から既設階段の長手方向に大きく突出して、通常は通路となっている上、下階床のスペースが狭くなることがある。
【0004】
また、他の従来の乗客コンベヤーの設置方法として、例えば特開昭59−190179号公報に示された方法がある。すなわち、主枠を構成するトラスの下部が建物の下階床に埋め込まれることなく載置される。この場合にも、乗客コンベヤーの乗降口床と建物の下階床との間に段差ができるので、この箇所に階段やスロープが必要となる。また、乗客コンベヤーの下部欄干部が既設階段の端部から既設階段の長手方向に大きく突出して、下階床に設けられた下部通路の通行の妨げになることがある。
【0005】
また、他の従来の乗客コンベヤーの設置方法として、例えば特開平7−179282号公報に示された方法がある。すなわち、建物の既設階段の踊り場部分を切り取って建物の床から乗客コンベヤーを支持する支持装置が取り付けられる。この場合には既設階段の中間部を切り取る工事が必要となる。
【0006】
また、他の従来の乗客コンベヤーの設置方法として、例えば特開平7−179284号公報、特開平7−189449号公報に示された方法がある。すなわち、建物の既設階段の上部を切り取って乗客コンベヤーを設置する方法であり、既設階段に乗客コンベヤーを設置するときに、既設階段の上部付近の切り取り工事を行う必要がある。
【0007】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、建物の既設階段に対する加工が少なく既設階段に対して簡易な工事によって、容易に乗降できる形態に設置できる乗客コンベヤーの設置方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗客コンベヤーの設置方法においては、建物の既設階段の下端部における既設階段の下階床面に凹部を設け、既設階段の上に乗客コンベヤーの主枠を配置して凹部に主枠の下端部を収容し下階床面と主枠の下部乗降口床面が一致する位置に配置し、主枠の上端部下面を既設階段の上に配置して既設階段の上階床面と主枠の上部乗降口床面が一致する位置に配置し、乗客コンベヤーの制御用機器又は乗客コンベヤーの駆動機を、主枠の上部端面と既設階段との間に構成された略三角形型の階段状部分に設置し、主枠の上部乗降口床面と既設階段の上端側における上階床面の間を着脱自在な閉塞板で閉塞する。
【0012】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの設置方法においては、閉塞板及び上部乗降口床面に同じ装飾が設けられる。
【0013】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの設置方法においては、下階床面から立設されて既設階段を支持した既設支柱の上方に配置され、既設階段から立設された増設支柱により主枠が支持される。
【0014】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの設置方法においては、主枠の傾斜角度を小さくとも既設階段の傾斜角度と等しくし、既設階段の下端に主枠の下面が接して配置される。
【0015】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの設置方法においては、下階床面から立設された上端部増設支柱によって主枠の上端部が支持される。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態の一例を示す側面図である。図において、1は建物、2は建物1に設けられた既設階段、3は既設階段2の下端部に形成された建物1の下階床面、4は既設階段2の上端部に形成された建物1の上階床面、5は既設階段2の下端部における下階床面3に設けられた凹部、6は既設階段2の上に配置されたトラスからなる乗客コンベヤーの主枠である。
【0017】
7は凹部5に収容された主枠6の下端部、8は主枠6の下部乗降口床面、9は既設階段の上に配置された主枠6の上端部下面、10は主枠6の上部乗降口床面、11は主枠6の上部端面、12は上部端面11と既設階段2の上端側における上階床面4の間に形成された凹所、13は充塞材で、凹所12に充塞されたモルタルからなり凹所12を閉塞する。
【0018】
14は下階床面3から立設されて既設階段2の踊り場を支持した既設支柱、15は既設階段2の踊り場から立設され既設支柱14の直上に配置されて主枠6の下面を支持する増設支柱である。なお、図1に示すAは主枠6下面と既設階段2下端との接点、Bは接点Aからの乗客コンベヤーの欄干16の水平方向突出寸法、Cは既設階段2の踊り場よりも下方側の傾斜角度、Dは主枠6の傾斜角度である。
【0019】
上記のような構成によって、次に述べるようにして乗客コンベヤーが既設階段2の上に設置される。すなわち、建物1の既設階段2の下端部における既設階段2の下階床面3に凹部5が設けられる。次いで、既設階段2の上に主枠6を配置して凹部5に主枠6の下端部7を収容し下階床面3と主枠6の下部乗降口床面8が一致する位置に配置される。そして、主枠6の上端部下面9を既設階段2の上に配置して、既設階段2の上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10が上下方向において一致する位置に配置される。
【0020】
次いで、主枠6の上部端面11と既設階段2の上端側における上階床面4の間に形成された凹所12がモルタル等の充塞材13によって閉塞されて、建物1の上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10が上下方向において一致して配置される。これによって、乗客コンベヤーの乗降口床と建物の床との間に段差ができず、この箇所に階段やスロープを設けることなく容易に乗降することができる。
【0021】
また、上記のような方法によって設置された乗客コンベヤーにおいて、既設階段2を切り取ること等の加工工事が減少して、既設階段2の強度を損なうことがない。このため、特に基礎的な支持部材を新設することなく容易に既設階段2により主枠6を支持することができ、既設階段2の上に少ない費用で乗客コンベヤーを設置することができる。
【0022】
また、既設支柱14の直上に配置された増設支柱15によって主枠6が支持されて、主枠6による荷重の多くが増設支柱15を介して既設支柱14によって支持される。このため、主枠6からの荷重の既設階段2自体による負担が減少する。したがって、既設階段2の上に気遣いなく乗客コンベヤーを少ない費用で設置することができる。
【0023】
また、既設階段2の踊り場よりも下方側の傾斜角度Cに対して主枠6の傾斜角度Dを同じか又は大きくし、主枠6下面と既設階段2下端とが接点Aにおいて接するように乗客コンベヤーを配置する。これによって、接点Aから建物1の下階床面3への乗客コンベヤーの欄干16の水平方向突出寸法Bを最小にすることができる。したがって、建物1の下階床面3における通路の通行を妨げる不具合を少なくすることができる。
【0024】
なお、中間踊り場のある既設階段2の上に乗客コンベヤーを設置する場合は、主枠6の傾斜角度Dを、中間踊り場よりも下方側の既設階段2の傾斜角度Cに一致させる。これによって、傾斜が緩く容易に乗降することができる乗客コンベヤーを設置することも可能である。
【0025】
実施の形態2.
図2は、この発明の他の実施の形態の一例を示す側面図である。図において、前述の図1と同符号は相当部分を示し、2は中間踊り場のない既設階段、17は既設階段2に形成された段部の切除部で、建物1の上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10が上下方向において一致するように主枠6の上端部下面9に対応した位置に配置される。18は閉塞板で、凹所12を覆って設けられて上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10の間に上下方向において段差がないように凹所12を閉塞する。
【0026】
上記のような構成においても、建物1の既設階段2の下端部における既設階段2の下階床面3に凹部5が設けられ、凹部5に主枠6の下端部7を収容し下階床面3と下部乗降口床面8が上下方向において一致して配置され、主枠6の上端部下面9を既設階段2の上に配置し、上階床面4と上部乗降口床面10が上下方向において一致する位置に配置される。また、既設支柱14の直上に配置されて主枠6の下面を支持する増設支柱15が設けられる。
【0027】
さらに、既設階段2の傾斜角度Cに対して主枠6の傾斜角度Dを同じか又は大きくし、主枠6下面と既設階段2下端とが接点Aにおいて接するように乗客コンベヤーが配置される。したがって、詳細な説明を省略するが図2の実施の形態においても図1の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0028】
また、図2の実施の形態において、主枠6の上端部下面9に対応した位置に、既設階段2に切除部17を設けて主枠6の上端部下面9が支持される。このため、主枠6の上部乗降口床面10を容易に建物1の上階床面4に上下方向において一致する位置に配置することができ、乗客コンベヤーの設置費用を節減することができる。
【0029】
また、凹所12を閉塞する閉塞板18が設けられるので、凹所12を閉塞する部材を軽量化することができて、既設階段2に作用する荷重を軽減することができる。また、簡易な工事によって閉塞板18を配備することができ、乗客コンベヤーの設置費用を節減することができる。
【0030】
実施の形態3.
図3及び図4も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図3は前述の図2のE部相当箇所を拡大して示す図、図4は図3の平面図である。なお、図3及び図4の他は前述の図2と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図において、前述の図2と同符号は相当部分を示し、19は閉塞板で、凹所12を覆って設けられて凹所12縁部に着脱可能に構成され、上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10の間に上下方向において段差がないように凹所12を閉塞する。20は凹所12内に設けられた乗客コンベヤーのトランス等の制御用機器である。
【0031】
上記のような構成においても、前述の図2の実施の形態と同じ方法によって既設階段2の上に乗客コンベヤーが設置される。したがって、詳細な説明を省略するが図3及び図4の実施の形態においても前述の図2の実施の形態と同様な作用が得られる。また、図3及び図4の実施の形態において凹所12に乗客コンベヤーの制御用機器20が設置される。
【0032】
このため、凹所12が有効利用されて主枠6端部に形成された乗客コンベヤーの機械室を小形化することができ、乗客コンベヤーの製作費用を節減することができる。また、上部乗降口床面10及び閉塞板19の表面に図4に示すように同じ装飾を設けることによって、上部乗降口床面10廻りを装飾的に一体化することができ、上部乗降口床面10廻りの見栄えを向上することができる。
【0033】
実施の形態4.
図5も、この発明の他の実施の形態の一例を示す前述の図3相当図である。なお、図6は図5の構成を適用しない場合の状態を説明する図5相当図である。また、図5の他は前述の図2と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図において、前述の図3及び図4と同符号は相当部分を示し、21は主枠6の上部端面11に設けられた乗客コンベヤーの駆動機である。
【0034】
上記のような構成においても、前述の図2の実施の形態と同じ方法によって既設階段2の上に乗客コンベヤーが設置される。したがって、詳細な説明を省略するが図5の実施の形態においても前述の図2の実施の形態と同様な作用が得られる。また、図5の実施の形態において主枠6の上部端面11に乗客コンベヤーの駆動機21が設置される。
【0035】
このため、凹所12が有効利用されて主枠6端部に形成された乗客コンベヤーの機械室の主枠6の長手に沿う寸法を、図6に示す構成よりも短くすることができる。これにより、乗客コンベヤーの製作費用を節減することができる。また、主枠6端部から既設階段2端部までの図5及び図6に示す距離Lを、図5に示す構成において、図6に示す距離Lよりも短縮することができる。したがって、建物1の下階床面3に形成された通路の通行を妨げる不具合を少なくすることができる。
【0036】
実施の形態5.
図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。図において、前述の図1と同符号は相当部分を示し、22は間隔片で、上階床面4と主枠6の上部乗降口床面10が上下方向において一致するように、既設階段2と主枠6の上端部下面9との間に設けられている。
【0037】
上記のような構成においても、前述の図1の実施の形態と同じ方法によって既設階段2の上に乗客コンベヤーが設置される。したがって、詳細な説明を省略するが図7の実施の形態においても前述の図1の実施の形態と同様な作用が得られる。また、図7の実施の形態において、間隔片22が設けられるので、主枠6の上部乗降口床面10を建物1の上階床面4に、上下方向において一致する位置に容易に配置することができて、乗客コンベヤーの設置費用を節減することができる。
【0038】
実施の形態6.
図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。図において、前述の図2と同符号は相当部分を示し、23は上端部増設支柱で、下階床面3から立設されて主枠6の上端部下面9を支持する。
【0039】
上記のような構成においても、前述の図2の実施の形態と同じ方法によって既設階段2の上に乗客コンベヤーが設置される。したがって、詳細な説明を省略するが図8の実施の形態においても前述の図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0040】
また、図8の実施の形態において、主枠6の上端部下面9を支持した上端部増設支柱23が設けられることによって、主枠6による荷重が凹部5の底面、増設支柱15を介して既設支柱14及び上端部増設支柱23によって分散して支持される。このため、主枠6からの荷重の既設階段2自体による負担が減少する。したがって、既設階段2の上に気遣いなく乗客コンベヤーを少ない費用で設置することができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、建物の既設階段の下端部における既設階段の下階床面に凹部を設け、既設階段の上に乗客コンベヤーの主枠を配置して凹部に主枠の下端部を収容し下階床面と主枠の下部乗降口床面が一致する位置に配置し、主枠の上端部下面を既設階段の上に配置して既設階段の上階床面と主枠の上部乗降口床面が一致する位置に配置し、乗客コンベヤーの制御用機器又は乗客コンベヤーの駆動機を、主枠の上部端面と既設階段との間に構成された略三角形型の階段状部分に設置し、主枠の上部乗降口床面と既設階段の上端側における上階床面の間を着脱自在な閉塞板で閉塞したものである。
【0042】
これによって、乗客コンベヤーの乗降口床と建物の床との間に上下方向において段差ができず、この箇所に階段やスロープを設ける必要もなく、乗客コンベヤーに対する乗降を容易化する効果がある。また、既設階段を切り取ること等の加工工事が減少するので、既設階段の強度を損なうことが少なく、特に基礎的な支持部材を新設することなく容易に主枠を支持することができる。したがって、既設階段の上に乗客コンベヤーを設置する工事の費用を節減する効果がある。
また、主枠の上部乗降口床面と既設階段の上端側における上階床面の間が着脱自在な閉塞板で閉塞されるので、凹所の閉塞部材を軽量化できて既設階段に作用する荷重を軽減する効果がある。また、簡易な工事によって閉塞板を配備することができ、乗客コンベヤーの設置費用を節減する効果がある。
また、乗客コンベヤーの制御用機器又は乗客コンベヤーの駆動機を、主枠の上部端面と既設階段との間に構成された略三角形型の階段状部分に設置したので、主枠の上部端面と既設階段との間に構成された略三角形型の階段状部分を有効利用できて、主枠端部に形成された乗客コンベヤーの機械室を小形化することができ、乗客コンベヤーの製作費用を節減する効果がある。
【0049】
また、この発明は以上説明したように、閉塞板及び上部乗降口床面に同じ装飾を設けたものである。
【0050】
これによって、上部乗降口床面廻りを装飾的に一体化することができ、上部乗降口床面廻りの見栄えを向上する効果がある。
【0051】
また、この発明は以上説明したように、下階床面から立設されて既設階段を支持した既設支柱の上方に配置され、既設階段から立設された増設支柱により主枠を支持したものである。
【0052】
これによって、主枠を支持する増設支柱が設けられ、主枠による荷重の多くが増設支柱を介して既設支柱によって支持される。このため、主枠からの荷重の既設階段自体による負担が減少する。したがって、既設階段の上に気遣いなく乗客コンベヤーを設置でき費用を節減する効果がある。
【0053】
また、この発明は以上説明したように、主枠の傾斜角度を小さくとも既設階段の傾斜角度と等しくし、既設階段の下端に主枠の下面を接して配置したものである。
【0054】
これによって、主枠の下面と既設階段の下端の接点から建物の下階床面への乗客コンベヤーの欄干の水平方向突出寸法を最小にすることができる。したがって、建物の下階床面に形成された通路の通行を妨げる不具合を少なくする効果がある。
【0055】
また、この発明は以上説明したように、下階床面から立設された上端部増設支柱によって、主枠の上端部を支持したものである。
【0056】
これによって、主枠による荷重が凹部の底面、増設支柱を介して既設支柱及び上端部増設支柱によって分散して支持される。このため、主枠からの荷重の既設階段自体による負担が減少する。したがって、既設階段の上に気遣いなく乗客コンベヤーを設置でき費用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の設置方法を説明する乗客コンベヤーの側面図。
【図2】 この発明の実施の形態2の設置方法を説明する乗客コンベヤーの側面図。
【図3】 この発明の実施の形態3の設置方法を説明する図で、前述の図2のE部相当箇所を拡大して示す図。
【図4】 図3の平面図。
【図5】 この発明の実施の形態4の設置方法を説明する図で、前述の図3相当図。
【図6】 図5の構成を適用しない場合の状態を説明する図5相当図。
【図7】 この発明の実施の形態5の設置方法を説明する図で、前述の図1相当図。
【図8】 この発明の実施の形態6の設置方法を説明する図で、前述の図2相当図。
【符号の説明】
1 建物、2 既設階段、3 下階床面、4 上階床面、5 凹部、6 主枠、7 下端部、8 下部乗降口床面、9 上端部下面、10 上部乗降口床面、11 上部端面、12 凹所、14 既設支柱、15 増設支柱、18 閉塞板、20 制御用機器、21 駆動機、23 上端部増設支柱、C 既設階段の傾斜角度、D 主枠の傾斜角度。
Claims (5)
- 建物の既設階段の下端部における上記既設階段の下階床面に凹部を設け、
上記既設階段の上に乗客コンベヤーの主枠を配置して上記凹部に上記主枠の下端部を収容し上記下階床面と上記主枠の下部乗降口床面が一致する位置に配置し、
上記主枠の上端部下面を上記既設階段の上に配置して上記既設階段の上階床面と上記主枠の上部乗降口床面が一致する位置に配置し、
上記乗客コンベヤーの制御用機器又は上記乗客コンベヤーの駆動機を、上記主枠の上部端面と上記既設階段との間に構成された略三角形型の階段状部分に設置し、
上記主枠の上部乗降口床面と上記既設階段の上端側における上記上階床面との間を着脱自在な閉塞板で閉塞する乗客コンベヤーの設置方法。 - 閉塞板及び上部乗降口床面に同じ装飾を設けたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤーの設置方法。
- 下階床面から立設されて既設階段を支持した既設支柱の上方に配置され、上記既設階段から立設された増設支柱により主枠を支持したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤーの設置方法。
- 主枠の傾斜角度を小さくとも既設階段の傾斜角度と等しくし、上記既設階段の下端に上記主枠の下面を接して配置したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤーの設置方法。
- 下階床面から立設された上端部増設支柱によって、主枠の上端部を支持したことを特徴とする請求項4記載の乗客コンベヤーの設置方法。
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