JP2001171571A - 自転車用ホイールロック装置 - Google Patents

自転車用ホイールロック装置

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JP2001171571A
JP2001171571A JP35485999A JP35485999A JP2001171571A JP 2001171571 A JP2001171571 A JP 2001171571A JP 35485999 A JP35485999 A JP 35485999A JP 35485999 A JP35485999 A JP 35485999A JP 2001171571 A JP2001171571 A JP 2001171571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールロックおよびバッテリロックにおい
て特に解錠を確実に行うことができるようにすること。 【解決手段】 キーシリンダ112にはカムプレート1
13が固着されており、カムプレート113はピン11
3bを介してアームプレート114を回動させる。アー
ムプレート114の回動はワイヤ121を介して車輪の
施錠用ロックバー120に伝達され、ロックバー120
は突出・退避される。アームプレート114の動きはさ
らにピン117を介してバッテリロック手段としてのロ
ックプレート110に伝達される。したがって、キーシ
リンダ112の回動に伴ってバッテリと車輪とが連動し
て施錠・解錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用ホイール
ロック装置に関し、特に、棒状係止手段(ロックバー)
を突出させてホイールを施錠し、ロックバーを後退させ
て解錠する構造のものにおいて、解錠動作を円滑にする
ことができる自転車用ホイールロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の後輪をロックバーで施錠するホ
イールロック装置において、ノブの操作によりロックバ
ーを突出させ、所定位置に設けた突起とロックバーとを
係合させて施錠する一方、キー操作で前記ロックバーと
突起との係合を解除し、引張りばねの力でロックバーを
後退させて解錠するようにしたものが知られている(特
開平11−36681号公報)。また、本発明者等は、
後輪をロックするとともに、同じロック装置でバッテリ
を同時にロックできるようにした電動補助自転車用ホイ
ールロック装置を提案している(特願平11−2916
54号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
ロック装置では、引張りばねの力でロックバーを後退さ
せてロック解除しているため、ロックバーを案内してい
るケースおよびロックバーの製作精度による摩擦が大き
いときや、ばねに劣化(へたり)が生じたときにロック
バーが所定の解錠位置に戻らないおそれがある。特に、
バッテリのロック装置を兼用している先願に係るロック
装置では、ロックバーの円滑な動作を妨げる摩擦力はさ
らに増大すると考えられる。なお、前記引張りばねを強
くすれば解錠は確実になるが、施錠に際してより大きい
力が必要になるので良好な操作性を維持する観点からは
好ましくない。
【0004】本発明の目的は、上記従来装置の問題点を
解消し、長期にわたって円滑つ確実に施錠および解錠動
作を行うことかできる自転車用ホイールロック装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ロックバーを有し、該ロックバーを突出
させて車輪の回転を禁止し、該ロックバーを退避させて
前記車輪の回転禁止を解除するよう構成された自転車用
ホイールロック装置において、キー操作により回転自在
に設けられたキーシリンダと、キー操作による前記キー
シリンダの一方向の回転を伝達して前記ロックバーを退
避させるよう構成された前記キーシリンダおよび前記ロ
ックバーの連結手段とを具備した点に第1の特徴があ
る。
【0006】第1の特徴によれば、キー操作に伴うキー
シリンダの回転に対応してロックバーは確実に突出およ
び退避して車輪を施錠または解錠する。
【0007】また、本発明は、前記ロックバーを、その
退避方向に付勢するばね手段を具備した点に第2の特徴
がある。この第2の特徴によれば、解錠動作においてば
ね手段の付勢力がキー操作力に付加される。したがって
キー操作は小さい力で行うことができ、かつ、確実にロ
ックバーが退避して解錠される。
【0008】また、本発明は、前記連結手段が、前記キ
ーシリンダの他方向の回転を伝達して前記ロックバーを
突出させるよう構成された点に第3の特徴がある。この
第3の特徴によれば、キーシリンダの回転による単一の
ロックバーの回転によって、施錠と解錠の双方の動作を
行わせることができる。
【0009】さらに、本発明は、踏力を補助する電動モ
ータを有する電動補助自転車に適用され、上記特徴を有
する請求項1記載の自転車用ホイールロック装置におい
て、前記電動モータの駆動源となるバッテリを自転車に
対して着脱禁止するロックプレートと、前記ロックバー
の突出に連動して前記ロックプレートを突出させて前記
バッテリを着脱禁止し、前記ロックバーの退避に連動し
て前記ロックプレートを退避させて前記バッテリの着脱
禁止を解除する連動手段とを具備した点に第4の特徴が
ある。
【0010】第4の特徴によれば、バッテリの施錠・解
錠と車輪の施錠・解錠とを単一のロック装置で実現する
ときの増大する摩擦力に影響されず、キー操作に従って
ロックバーとロックプレートとが連動して突出および退
避する。すなわち、ロックバーとロックプレートとが確
実に動作してバッテリおよび車輪の施錠・解錠が行われ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の自転車用ホイー
ルロック装置を適用した電動補助自転車の側面図、図2
は電動補助自転車用バッテリとその収納ケースの概略斜
視図、図3は図1の要部の拡大図である。図1におい
て、電動補助自転車の車体フレーム2は、車体前方に位
置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から下後
方に延びた下凸状のダウンパイプ22と、ダウンパイプ
22の終端部近傍から上方に立上がるシートポスト23
とを備える。ダウンパイプ22とシートポスト23との
結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱さ
れる樹脂カバー33により覆われている。ヘッドパイプ
21の上部にはパイプ27Aを介して操向ハンドル27
が回動自在に挿通され、ヘッドパイプ21の下部には操
向ハンドル27によって操舵されるフロントフォーク2
6が支承されている。フロントフォーク26の下端には
前輪WFが回転自在に軸支されている。
【0012】図3に示されているように、車体フレーム
2の下部には、踏力補助用の電動モータを含む電動補助
ユニット1が、ダウンパイプ22の後端92、シートポ
スト23に溶接されるバッテリブラケット49の前部9
1、およびブラケット49の後部90の3か所でネジ止
め固定により懸架されている。ブラケット49の後部9
0とチェーンステイ25とは共締めされている。
【0013】電動補助ユニット1の電源スイッチ29は
電源キーによりオン/オフされるように、ダウンパイプ
22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられている。な
お、電源スイッチ29はハンドルポスト27A前方のハ
ンドル27上に設けても良い。
【0014】この車体では、ダウンパイプ22とシート
ポスト23との結合部が電動補助ユニット1の前部にレ
イアウトされているので、電動補助ユニット1を低位置
に配置でき、低重心化が可能となる。また、車体フレー
ム2の高さを低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上す
る。
【0015】電動補助ユニット1にはクランク軸101
が回転自在に支承され、クランク軸101の左右両端に
はクランク11を介してペダル12が軸支されている。
電動補助ユニット1から後方側に延出される左右一対の
チェーンステイ25の終端間には、駆動輪としての後輪
WRが軸支されている。シートポスト23の上部および
両チェーンステイ25の終端間には、左右一対のシート
ステイ24が設けられている。シートポスト23には、
上端にシート30を備えるシートパイプ31がシートポ
スト23内で摺動可能に装着され、シート30の上下位
置を調整可能にしている。
【0016】シート30の下方でシートポスト23の後
部には、バッテリ4を収納するバッテリ収納ケース5
(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バ
ッテリ4は複数のバッテリセルを含み、長手方向が略上
下方向となるようにシートポスト23に沿って設置され
る。
【0017】バッテリ4の長手方向の端部(図1では上
端)には、図2に示したように、バッテリ4の取手41
が車体右側に寄せて設けられている。取手41は回転軸
41aを中心に回動自在に取付けられ、常時はバッテリ
4のコーナへ押し当てられている。一般的に、運転者は
車体の左側に立つことが多いので、取手41を車体右
側、その回転軸41aを車体左側に配置したことによ
り、取手41は矢印a方向に起こし易い。
【0018】取手41が設けられたバッテリ4の上面側
部には充電残量計42が設けられ、押しボタン43を押
すと充電残量が表示される。充電残量計42は、シート
30の左側上方から確認しやすいように、左傾斜の面に
取り付けられている。これにより、運転者は立った状態
でバッテリ残量を上方から確認することができる。
【0019】バッテリ4の後方には、バッテリ4を施錠
・解錠するための操作レバー45とホイールロック装置
100が設置されている。操作レバー45はバッテリ収
納ケースの後側に設けられた、上下方向に長くかつ断面
がほぼ矩形の側室50(図2参照)に挿入されている。
側室50の下部には、図3に示されているように、捩じ
りばね51により、バッテリ4方向に付勢された係合フ
ック52が設けられている。この係合フック52は、バ
ッテリ装填時には、バッテリ4の下部に設けられた断面
が「く」の字形の凹部47と係合する。図2のスプリン
グ45aは、操作レバー45のかぎ形突起45bと側室
50の内側に突出した切り起し50aとの間に懸架され
る。このスプリング45aはさらに後述する。
【0020】収納ケース5の上部はリヤアッパ−アーム
24に溶接等で固定されたブラケット40にねじ39で
固定され、さらにこのブラケット40にはホイールロッ
ク装置100、リヤフェンダ34がそれぞれねじ44
a、44bで固定される。
【0021】前記電動補助ユニット1内には、クランク
軸81、増速ギヤ82、モータM、ギヤ83、アイドル
軸84、ギヤ13Aを備えた駆動スプロケット13等が
配置されている。モータMにはバッテリ4から給電さ
れ、図示されていない踏力検出器で検出された踏力に応
じた補助動力を発生する。この補助動力は、クランク軸
81で発生された人力による駆動トルクと合成され、駆
動スプロケット13およびチェーン6を介して後輪WR
のホイールスプロケット14へ伝達される。前記駆動ス
プロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチェ
ーンカバー32で覆われている。
【0022】図14は前記シート用回動装置の構造図、
図15は図14のX−X線断面図である。シートパイプ
31の上端に溶接された第1ブラケット66の左右方向
の断面はコの字形をしており、その左右両壁に軸69が
回動自在に掛け渡されている。軸69の長さ方向中央に
はレバー65が固着されており、また、軸69に捩じり
ばね67が嵌挿され、その一端はレバー65に、他端は
第1ブラケット66に係止されている。レバー65は捩
じりばね67によって反時計方向に付勢されている。レ
バー65の操作部位65aはシート30の前側下部に前
下がりに突出しているので、ユーザは、屈んで下からシ
ート30の内側を見上げなくても、立った姿勢で横から
見て容易に操作部位65aを認識してレバー65を操作
することができる。
【0023】一方、前記第1ブラケット66と対向する
シート30の裏側には第2ブラケット71が固定されて
おり、その中央部の予定の位置に前記レバー65の端部
に設けられたラッチ部65bを挿通する係止孔72が形
成されている。第2ブラケット71も第1ブラケット6
6と同様左右方向の断面がコの字形をしており、その先
端部の左右両壁は第1ブラケット66の先端部の左右両
壁に対して一方が内側、他方が外側に重なっている。そ
して、この重なり部に、左右方向に延びる回動軸73が
掛け渡され、回動軸73の中央部に捩じりばね74が挿
通されている。こうして、捩じりばね74により、第2
ブラケット71およびシート30は反時計方向に付勢さ
れている。
【0024】図15に示されているように、シート30
の左右方向のがたを抑えるため第1ブラケット66側に
上方突部91が溶接され、上方突部91と第2ブラケッ
ト71との間に緩衝材としてのゴム92が充填されてい
る。上方突部91は第2ブラケット71の内側に入り込
み、シート30の左右方向のがたを抑制する。
【0025】バッテリ4の交換時等において、ユーザが
レバー65の操作部位65aを矢印Aの方向、すなわち
左斜め上方に引き上げると、レバー65の前記ラッチ部
65bが第2ブラケット71の係止孔72から外れ、シ
ート30は前記捩じりばね74のばね力により反時計方
向に弾発的に回動される。そして、シート30は点線図
示の30´の位置まで回動する。この位置は、バッテリ
4を上方向に引き抜く時に、バッテリ4がシート30と
干渉しない位置である。シート30の回動時、レバー6
5およびそのブラケットへの取付け部材は、第1ブラケ
ット66側に残る。したがって、回動する第2ブラケッ
ト71側のシート30はこれらの分だけ軽くなって容易
に回動でき、回動軸73にかかる負担が軽減される。
【0026】シート30を運転時の正位置に戻す際、シ
ート30を捩じりばね74のばね力に抗して時計方向に
回動させると、シート30がほぼ水平位置にきた所でラ
ッチ部65bが係止孔72の縁に当接する。シート30
が同方向にさらに回動されると、ラッチ部65bが捩じ
りばね67のばね力に抗して時計方向に回動し、係止孔
72の縁がラッチ部65bを通り過ぎた所で、ラッチ部
65bが捩じりばね67の復帰力により弾性的に係止孔
72に係止する。これにより、シート30は、図14の
実線位置に戻り停止する。
【0027】次に、図2、図3、および図4を参照し
て、バッテリ4および収納ケース5の後部の構成を詳細
に説明する。図4はバッテリ4および収納ケース5の後
部の正面図である。収納ケース5は2本のリヤアッパ−
アーム24の間に設置され、収納ケース5にバッテリ4
が収納されたとき、充電残量計42を上面に有する張出
部が左側のリヤアッパ−アーム24上に位置よう配置さ
れている(図4参照)。操作レバー45の最上部には、
後方に突出した操作部45eが設けられ、長さ方向の中
央部と下部に2個の右斜め下がりのガイド孔45c,4
5dを有している。これらのガイド孔には、収納ケース
5の側室50の内壁に固着された突出ピン46a,46
bが遊合している。操作レバー45は、中央より下部に
設けられたかぎ形突起45bと、側室50の切り起し5
0aとの間に懸架されたスプリング45aにより、上方
に付勢されている。
【0028】また、図13に拡大して示すように、回動
軸51aの軸芯に設けられた捩じりばね51により右側
視時計方向に付勢された係合フック52はバッテリ4の
「く」の字形凹部47に係合している。バッテリ4は係
合フック52により下部を固定されるので、車体が振動
しても上下および左右に移動せず、安定な着座状態を維
持する。また、この固定状態において、ユーザがシート
30を前倒しして、取手41を持ってバッテリ4を上方
に抜こうとしても、抜くことはできない。
【0029】上記係合手段は、回動支点となる回動軸5
1aがバッテリの凹部47より後部上方に設けられてお
り、回動により係合フック52がバッテリ4を押さえる
ので、バッテリ4を抜く方向の斜め上方からバッテリの
上方移動をおさえる働きをする。したがって、係合手段
の後方の突出量を少なくしながら、バッテリ4の抜き方
向への係合力を有効に作用させることができる。
【0030】次に、バッテリ4を収納ケース5から抜く
時の動作を、図5を参照して説明する。バッテリ4を収
納ケース5から抜く時には、まずレバー65を操作して
シート30がバッテリ4の引き抜きの邪魔にならない位
置まで前倒しに回動し、その後、操作レバー45の操作
部45eを下方に押圧する。そうすると、操作レバー4
5は前記ガイド孔45c,45dに案内され、かつスプ
リング45aのばね力に抗して後方視右斜め下方へ移動
する。この過程で、操作レバー45の下端45fは係合
フック52の上端に当接し、次いで該上端を下方へ押圧
する。この結果、係合フック52は反時計方向に回動し
(図3,図13に点線または二点鎖線で図示)、フック
47とバッテリ4の「く」の字形凹部47との係合が解
除される。
【0031】そこで、ユーザは操作レバー45の操作部
45eから手を離すと、操作レバー45はスプリング4
5aのばね力により上方に持ち上げられようとするが、
この時、前記突出ピン46a、46bがガイド孔45
c,45dの上部の下辺45c´、45d´に係合し、
その位置に停止する。したがって、ユーザは操作レバー
45から手を離し、その手でバッテリ4を持ち上げる動
作に移ることができる。こうして、バッテリ4の引き抜
きを片手のみで行うこともできるので、操作性が良好と
なる。
【0032】次に、ユーザは、手(右手)でバッテリ4
の取手41を握り、上方に持ち上げると、バッテリ4を
収納ケース5から抜き取ることができる。この時、バッ
テリ4の上部に形成されている突起48が操作レバー4
5の上部右側に形成されている突起45gと係合し、操
作レバー45は左斜め上方に少し持ち上げられる。これ
により、突出ピン46a、46bの下辺45c´、45
d´に対する係合は解除され、操作レバー45は元の位
置、すなわち図4の位置に戻り、これとともに係合フッ
ク52も図3,図13の実線位置に戻る。
【0033】したがって、バッテリ4を引き抜いた後に
操作レバー45を戻す操作をする必要がなく、バッテリ
4の引き抜きを一層簡単に行える。さらに言えば、バッ
テリ4が挿着されていない状態で操作レバー45を押し
ても操作レバー45は押した位置で保持されるが、その
状態でもバッテリを挿入すれば突起48と突起45gが
当接して、操作レバー45は図4に示す状態に戻ること
ができ、誤って操作レバー45が押されていても問題は
ない。
【0034】ユーザが充電されたバッテリ4を上方から
収納ケース5内に挿入すると、バッテリ4の全部がほぼ
収納ケース5内に入った所で、バッテリ4の下端が係合
フック52の側部に当接し、係合フック52を右側視反
時計方向に押圧する。さらにバッテリ4が収納ケース5
の奥の方へ収納されると、バッテリ4の「く」の字形凹
部47に係合フック52が弾性的に係合し、バッテリ4
は収納ケース5に固定される。これと同時に、バッテリ
4の底部に設けられた+、−の出力端子(放電接点)
と、シートポスト23に溶接等で固着されたバッテリブ
ラケット49(図3参照)にねじで固定された接点ユニ
ット60とが電気的および機械的に接続される。この接
続は、バッテリ4の自重と係合フック52による押圧と
により、安定したものになる。
【0035】このように、バッテリの後部下方のデッド
スペースを有効利用して設けられた係合手段によって接
点近傍位置で接点の接続が安定的に維持できるうえ、係
合手段の操作部がバッテリの後部上方というユーザが極
めて操作し易い位置にあることから、コンパクトで操作
性の良いバッテリの固定構造を提供することができる。
【0036】図6に、バッテリ4と接点ユニット60の
概略斜視図を示す。接点ユニット60は、ねじ61a、
61bで前記バッテリブラケット49に固定される。2
本の上下方向に延びる接点端子62a,62bは、バッ
テリ4の底部に形成されている+、−の出力端子と接続
され、電動補助ユニット1に電力を供給する。
【0037】次に、バッテリ4の固定構造の変形例を、
図7および図8を参照して説明する。上述の固定構造で
は操作レバー45を下方に押圧すると操作レバー45が
右斜め下方にずれるのに対し、操作レバー45がまっす
ぐに下がるようにして操作レバー45の左右のガタをな
くしたものである。
【0038】収納ケース5の側室70は操作レバー45
をその幅方向で規制しつつ上下方向には移動を許容する
ガイド部材になっている。操作レバー45の操作部45
eの側方には第1のフック71が下方に向かって設けら
れ、収納ケース5には、回動軸73aを中心に回動可能
とされる第2のフック73が第1のフック71と対向し
て設けられている。操作レバー45の中央よりやや下の
位置に設けられたピン75と前記側室70に設けられた
切り起し74との間には、スプリング76が懸架されて
いる。また、バッテリ4が収納ケース5に完全に収納さ
れた状態において、バッテリ4の上部側壁に形成された
突起72が、第2のフック73の斜め上側部に当接して
これを押圧する。このため、第2のフック73は反時計
方向に所定角度回動される。
【0039】図9は、バッテリ4と収納ケース5の後部
の平面図であり、この部分は上記2つのバッテリ固定構
造に共通する。バッテリ4に設けられた上部位置規制部
材61、62が収納ケース5に形成された予定の凹部に
係合、すなわち凸凹係合して、バッテリ4上部の収納ケ
ース5に対する位置が規制される。また、係合フック5
2は側室50内に渡されたボルト63に嵌挿された捩じ
りばね51により、バッテリ4側に付勢され、バッテリ
4の下部側壁に設けられた「く」の字形凹部47と係合
する。上部位置規制部材61は、同じ側に設けられる突
起48または72と一体に形成されている。
【0040】この変形例のバッテリ固定構造においてバ
ッテリ4を収納ケース5から取り出す際には、レバー6
5を操作してシート30を前倒しにし、シート30をバ
ッテリ4の脱着経路から退避させた後、操作レバー45
の操作部45eを手で下方に押圧する。そうすると、図
8に示されているように、操作レバー45はスプリング
76のばね力に抗してまっすぐに下がると共に、第1の
フック71の先端が第2のフック73の先端に当接しす
る。この時、バッテリの突起72がフック73を上方か
ら押さえている関係で、第1のフック71が左方へ撓ん
で第2のフック73の端部と接触しながらさらにその下
方にまで移動し、第2のフック73と係合する。このた
め、ユーザが操作レバー45から手を離しても、操作レ
バー45はそのまま係合位置に保持される。操作レバー
45がこの係合位置まで押圧されると、操作レバー45
の先端が前記係合フック52を押圧し、係合フック52
と前記「く」の字形凹部47との係合が解除される。
【0041】ユーザがバッテリ4を収納ケース5から取
り出すべく、バッテリ4の取手41を手で握って上方に
持ち上げると、前記突起72も上方に上がり、第2のフ
ック73の押圧を解放する。この結果、操作レバー45
のスプリング76の力により操作レバーが上方へ移動す
るので、それと共に第2のフック73は図 7の点線
位置まで回動し、その位置でバッテリ4の挿着を待機す
る。したがって、フック73に対する回動方向への付勢
手段は不要であり構造が簡略化される。
【0042】充電されたバッテリ4が収納ケース5内に
挿入されて第2のフック73で突起72が押圧される
と、第2のフック73は反時計方向に所定角度回動し、
図7の状態に戻って停止する。この時、係合フック52
と前記「く」の字形凹部47とが係合し、バッテリ4が
収納ケース5に固定される。
【0043】次に、ホイールロック装置100につい
て、図10、図11を参照して詳述する。図10はホイ
ールロック装置100の平面断面図、図11は図10の
A−A線断面図である。ホイールロック装置100は、
バッテリ4および後輪WRを施錠、解錠する機能を有し
ている。ロックプレート110は、突出状態(図10の
状態)にあるとき、前記操作レバー45の操作部45e
に係合してバッテリ4の引出しを禁止し、後退状態にあ
るとき、操作部45eとの係合が解除されてバッテリ4
の引出しが許容される。一方、弧状のロックバー120
は、突出状態(図10の状態)にあるとき、後輪WRに
係合して後輪WRの回転を禁止し、後退状態(図10の
符号120´で示す位置)にあるときは後輪WRの回転
を許容する。ロックプレート110およびロックバー1
20はいずれもキー操作によって連動して動作する。
【0044】上ロックケース109Aにはシリンダケー
ス111が固定され、このシリンダケース111には回
動自在にシリンダ孔(キー孔)112aを有するキーシ
リンダ112が設けられており、キーシリンダ112の
下部にカムプレート113が固着されている。カムプレ
ート113はその周辺の一部を曲げ起こして形成された
掛金部113aを有しており、この掛金部113aはア
ームプレート114と係合している。また、アームプレ
ート114は長孔114aを有しており、カムプレート
113に立設させたピン113bが長孔114aに遊合
している。
【0045】アームプレート114には、連係ピン11
5aを介して端子115が結合されており、この端子1
15にはワイヤケーブル121の一端が連結されてい
る。ワイヤケーブル121の他端にはロックバー120
の一端が連結されている。
【0046】ロックプレート110の基部つまり前記操
作部45eと係合する側とは反対側の端部には、部分円
弧状のカム孔116が形成されており、このカム孔11
6にカムプレート113の下面に突出されたピン117
が係合している。アームプレート114は、キーシリン
ダ112を枢軸として捩じりばね118(図11)によ
って図10中で反時計方向つまりロックバー120の後
退方向(解錠方向)に付勢されている。
【0047】下ロックケース109Bには、アームプレ
ート114の回動を禁止するためのストッパ119がピ
ン122によって回動自在に支持されている。ピン12
2には、ストッパ119の先端をアームプレート114
およびカムプレート113側に付勢するための捩じりば
ね123が支持されている。ストッパ119は所定位置
でアームプレート114の溝(後述)に係合してアーム
プレート114の回動を禁止する。この回動禁止はカム
プレート113の作用で解除される。ストッパ119の
作用は、図16等に関してさらに後述する。
【0048】図12は、ホイールロック装置による施錠
時の車体の要部斜視図であり、図3および図10と同符
号は、同一または同等部分を示す。図3、図10、図1
1、および図12において、キー130をキーシリンダ
112のキー孔112aに差し込んで施錠方向(図10
では時計方向)にキーシリンダ112を回動させると、
カムプレート113が回動し、このカムプレート113
の動きに追従してアームプレート114が回動する。カ
ムプレート113のピン117はロックプレート110
のカム孔116に係合しているので、このカムプレート
113の回動によってロックプレート110は直線動作
し、ロックプレート110はハウジング109(109
A,109Bの組立体)から突出する。一方、アームプ
レート114はワイヤケーブル121を介してロックバ
ー120を押し出させる。
【0049】ロックプレート110が操作レバー45の
操作部45eの下方に延びると、操作レバー45の下方
への動きは阻止される。したがって、施錠状態では操作
レバー45は下がらず、前記係合フック52とバッテリ
4の前記「く」の字形凹部47との係合は解除されな
い。このため、バッテリ4を上方に引き抜くことはでき
ない。
【0050】また、バッテリ4の施錠と連動して後輪W
Rも施錠される。すなわち、ロックバー120が突出
(ケース109内で回動)して後輪WRを周囲から取囲
み、後輪WRの回転が阻止される。このため、ユーザが
自転車を停車させ後輪WRを施錠すると、それと同時に
操作レバー45の動きも禁止され、バッテリ4を取り外
すことができない。
【0051】解錠のため、正当なキー130(電源キー
と兼用するのが良い)をキーシリンダ112に差込み、
解鍵方向(図10では反時計方向)に回動すると、カム
プレート113が同方向に回動し、このカムプレート1
13の動きに追従してアームプレート114も回動す
る。そうして、ロックバー120はケース109内に引
っ込み、その先端が点線図示の120´の位置まで後退
して後輪WRは解錠される。一方、カムプレート113
の回動により、ロックプレート110の先端も点線図示
の110´の位置まで後退し、前記操作部45eとの係
合が外れる。この解錠操作時、カムプレート113は前
記捩じりばね118によって付勢させられているので弱
い力での操作が可能である。
【0052】なお、施錠時には前記ストッパ119によ
ってアームプレート114の動きは禁止されているの
で、この禁止を解除しなければアームプレート114は
回動できない。解錠時のカムプレート113、アームプ
レート114およびストッパ119の動作を説明する。
図16〜図18はホイールロック装置100の要部裏面
図である。図16は施錠状態におけるアームプレート1
14等の位置を示す図である。この状態では、ストッパ
119の先端はアームプレート114に形成された係止
溝114bに係合してアームプレート114の回動を禁
止している。捩じりばね118の端部はアームプレート
114に形成されたもう1つの溝114cに嵌まる。
【0053】図17はキーシリンダ112をわずかに回
動させた状態を示す図である。カムプレート113を図
中時計方向にわずかに(例えば10°)回動させると、
カムプレート113に設けられたピン113bはアーム
プレート114の長孔114a内でその端部まで変位す
る。同時に、カムプレート113のカム面113cがス
トッパ119の先端に係合し、ストッパ119は捩じり
ばね123に抗して回動され、先端は係止溝114bか
ら脱出する。
【0054】図17の状態からさらにカムプレート11
3を回動させるとストッパ119の先端は係止溝114
から完全に脱出し、アームプレート114は捩じりばね
118の力によってカムプレート113と同方向に大き
く回動する。このように、解錠時には、確実にストッパ
119の係止が解かれた後に、カムプレート113の初
期の動きから遅れてアームプレート114が回動可能に
なるので、動作が確実である。
【0055】図18は、アームプレート114が捩じり
ばね118によって最大に回動された状態を示す図であ
る。捩じりばね118が十分に作用していれば、キーシ
リンダ112はストッパ119の先端が係止溝114b
を脱出する位置まで回動されると、あとは捩じりばね1
18の力だけで自然に解錠方向に付勢される。また、摩
擦が大きすぎて捩じりばね118の力が十分でない場合
も、キー130によって強制的に解錠させられるので、
確実に解錠させることができる。
【0056】上述のように、ホイールが解錠されている
状態では、同時にバッテリ4も取り出し可能になってい
るので、単に操作レバー45の操作部45eを押し下げ
るだけで、バッテリ4と収納ケース5間の係合が解除さ
れ、バッテリ4を収納ケース5から抜き取ることができ
るようになる。このため、バッテリ4の脱着操作が極め
て容易である。
【0057】上記構成のホイールロック装置100で
は、後輪施錠用キーとバッテリ施錠用キーを兼用したに
もかかわらず、キー130操作は単純な1動作で良いた
め、簡単に、しかも楽に操作をすることができる。ま
た、施錠時に、ロックバー120の突出と、ロックプレ
ート110の突出とが同時に行われるので、部品点数を
低減できるほか、設置スペースも大きくとらないのでホ
イールロック装置100自体の製造やレイアウトも容易
である。さらに、施錠および解錠のいずれの動作もキー
130の回動に追従させて確実に実施することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、本発明
によれば、製造の精度による摩擦力のばらつきやばね手
段の付勢力の低下に影響されず、車輪やバッテリの施錠
・解錠を確実にすることができる。まず、請求項1の発
明によれば、キー操作に連動してロックバーを確実に突
出または退避させることができる。また、請求項2の発
明によれば、ばね手段の力がキー操作の操作力に加わる
のでより一層確実にロックバーを退避させることができ
る。請求項3の発明によれば、ロックバーの突出および
退避を単一のキーシリンダの回転によって行うことがで
きるので、操作が簡素化される。
【0059】請求項4の発明によれば、バッテリの着脱
を禁止するロックプレートをロックバーの動作に連動さ
せる構造において、摩擦力が増大するにもかかわらず、
キー操作によって確実に両方を動作させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される電動補助自転車の全体構
成図である。
【図2】 バッテリおよび収納ケースの概略斜視図であ
る。
【図3】 図1の要部の構成の拡大図である。
【図4】 バッテリ後部のバッテリ装着状態の平面図で
ある。
【図5】 バッテリ後部の操作レバー押圧時の平面図で
ある。
【図6】 接点ユニットの概略斜視図である。
【図7】 本発明の他の実施形態のバッテリ後部のバッ
テリ装着状態の平面図である。
【図8】 図7の操作レバー押圧時の平面図である。
【図9】 バッテリ後部の上から見た平面図である。
【図10】 本発明の一実施形態のホイールロックの平
面図である。
【図11】 図10のA−A線断面図である。
【図12】 バッテリおよびホイールロックと、車体と
の関係を示す斜視図である。
【図13】 図3の要部の拡大図である。
【図14】 自転車シートの回動装置の一例の構造図で
ある。
【図15】 図14のX−X線断面図である。
【図16】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その1)である。
【図17】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その2)である。
【図18】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その3)である。
【符号の説明】
4…バッテリ、45…操作レバー、52…係合フック、
100…ホイールロック装置、109…ケース、110
…ロックプレート、112…キーシリンダ、113…カ
ムプレート、114…アームプレート、118…捩じり
ばね、119…ストッパ、120…ロックバー、121
…ワイヤケーブル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】前記電動補助ユニット1内には、クランク
101、モータM、駆動スプロケット13等が配置さ
れている。モータMにはバッテリ4から給電され、図示
されていない踏力検出器で検出された踏力に応じた補助
動力を発生する。この補助動力は、クランク軸101
発生された人力による駆動トルクと合成され、駆動スプ
ロケット13およびチェーン6を介して後輪WRのホイ
ールスプロケット14へ伝達される。前記駆動スプロケ
ット13の全部およびチェーン6の上半分はチェーンカ
バー32で覆われている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】一方、前記第1ブラケット66と対向する
シート30の裏側には第2ブラケット71が固定され
ており、その中央部の予定の位置に前記レバー65の端
部に設けられたラッチ部65bを挿通する係止孔72
が形成されている。第2ブラケット71も第1ブラケ
ット66と同様左右方向の断面がコの字形をしており、
その先端部の左右両壁は第1ブラケット66の先端部の
左右両壁に対して一方が内側、他方が外側に重なってい
る。そして、この重なり部に、左右方向に延びる回動軸
73が掛け渡され、回動軸73の中央部に捩じりば
ね74が挿通されている。こうして、捩じりばね74
により、第2ブラケット71およびシート30は反
時計方向に付勢されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図15に示されているように、シート30
の左右方向のがたを抑えるため第1ブラケット66側に
上方突部661が溶接され、上方突部661と第2ブラ
ケット71との間に緩衝材としてのゴム661Aが充
填されている。上方突部661は第2ブラケット71
の内側に入り込み、シート30の左右方向のがたを抑制
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】バッテリ4の交換時等において、ユーザが
レバー65の操作部位65aを矢印Aの方向、すなわち
左斜め上方に引き上げると、レバー65の前記ラッチ部
65bが第2ブラケット71の係止孔72から外
れ、シート30は前記捩じりばね74のばね力により
反時計方向に弾発的に回動される。そして、シート30
は点線図示の30´の位置まで回動する。この位置は、
バッテリ4を上方向に引き抜く時に、バッテリ4がシー
ト30と干渉しない位置である。シート30の回動時、
レバー65およびそのブラケットへの取付け部材は、第
1ブラケット66側に残る。したがって、回動する第2
ブラケット71側のシート30はこれらの分だけ軽く
なって容易に回動でき、回動軸73にかかる負担が軽
減される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】シート30を運転時の正位置に戻す際、シ
ート30を捩じりばね74のばね力に抗して時計方向
に回動させると、シート30がほぼ水平位置にきた所で
ラッチ部65bが係止孔72の縁に当接する。シート
30が同方向にさらに回動されると、ラッチ部65bが
捩じりばね67のばね力に抗して時計方向に回動し、係
止孔72の縁がラッチ部65bを通り過ぎた所で、ラ
ッチ部65bが捩じりばね67の復帰力により弾性的に
係止孔72に係止する。これにより、シート30は、
図14の実線位置に戻り停止する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に、図2、図3、および図4を参照し
て、バッテリ4および収納ケース5の後部の構成を詳細
に説明する。図4はバッテリ4および収納ケース5の後
部図である。収納ケース5は2本のリヤアッパ−アーム
24の間に設置され、収納ケース5にバッテリ4が収納
されたとき、充電残量計42を上面に有する張出部が左
側のリヤアッパ−アーム24上に位置よう配置されてい
る(図4参照)。操作レバー45の最上部には、後方に
突出した操作部45eが設けられ、長さ方向の中央部と
下部に2個の右斜め下がりのガイド孔45c,45dを
有している。これらのガイド孔には、収納ケース5の側
室50の内壁に固着された突出ピン46a,46bが遊
合している。操作レバー45は、中央より下部に設けら
れたかぎ形突起45bと、側室50の切り起し50aと
の間に懸架されたスプリング45aにより、上方に付勢
されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】次に、バッテリ4を収納ケース5から抜く
時の動作を、図5を参照して説明する。バッテリ4を収
納ケース5から抜く時には、まずレバー65を操作して
シート30がバッテリ4の引き抜きの邪魔にならない位
置まで前倒しに回動し、その後、操作レバー45の操作
部45eを下方に押圧する。そうすると、操作レバー4
5は前記ガイド孔45c,45dに案内され、かつスプ
リング45aのばね力に抗して後方視右斜め下方へ移動
する。この過程で、操作レバー45の下端45fは係合
フック52の上端に当接し、次いで該上端を下方へ押圧
する。この結果、係合フック52は反時計方向に回動し
(図3,図13に点線または二点鎖線で図示)、フック
52とバッテリ4の「く」の字形凹部47との係合が解
除される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図12は、ホイールロック装置による施錠
時の車体の要部斜視図であり、図3および図10と同符
号は、同一または同等部分を示す。図3、図10、図1
1、および図12において、キー130をキーシリンダ
112のキー孔112aに差し込んで施錠方向(図10
では時計方向)にキーシリンダ112を回動させると、
カムプレート113が回動し、このカムプレート113
の動きに追従してアームプレート114が回動する。カ
ムプレート113のピン117はロックプレート110
のカム孔116に係合しているので、このカムプレート
113の回動によってロックプレート110は直線動作
し、ロックプレート110はケース109(109A,
109Bの組立体)から突出する。一方、アームプレー
ト114はワイヤケーブル121を介してロックバー1
20を押し出させる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】図17の状態からさらにカムプレート11
3を回動させるとストッパ119の先端は係止溝114
から完全に脱出し、アームプレート114は捩じりば
ね118の力によってカムプレート113と同方向に大
きく回動する。このように、解錠時には、確実にストッ
パ119の係止が解かれた後に、カムプレート113の
初期の動きから遅れてアームプレート114が回動可能
になるので、動作が確実である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される電動補助自転車の全体構
成図である。
【図2】 バッテリおよび収納ケースの概略斜視図であ
る。
【図3】 図1の要部の構成の拡大図である。
【図4】 バッテリ装着状態を示すバッテリおよびケー
スの後部図である。
【図5】 バッテリ後部の操作レバー押圧時の平面図で
ある。
【図6】 接点ユニットの概略斜視図である。
【図7】 本発明の他の実施形態のバッテリ後部のバッ
テリ装着状態の平面図である。
【図8】 図7の操作レバー押圧時の平面図である。
【図9】 バッテリ後部の上から見た平面図である。
【図10】 本発明の一実施形態のホイールロックの平
面図である。
【図11】 図10のA−A線断面図である。
【図12】 バッテリおよびホイールロックと、車体と
の関係を示す斜視図である。
【図13】 図3の要部の拡大図である。
【図14】 自転車シートの回動装置の一例の構造図で
ある。
【図15】 図14のX−X線断面図である。
【図16】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その1)である。
【図17】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その2)である。
【図18】 カムプレート、およびアームプレートとス
トッパとの係合を示す要部拡大図(その3)である。
【符号の説明】 4…バッテリ、45…操作レバー、52…係合フック、
100…ホイールロック装置、109…ケース、110
…ロックプレート、112…キーシリンダ、113…カ
ムプレート、114…アームプレート、118…捩じり
ばね、119…ストッパ、120…ロックバー、121
…ワイヤケーブル。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックバーを有し、該ロックバーを突出
    させて車輪の回転を禁止し、該ロックバーを退避させて
    前記車輪の回転禁止を解除するよう構成された自転車用
    ホイールロック装置において、 キー操作により回転自在に設けられたキーシリンダと、 キー操作による前記キーシリンダの一方向の回転を伝達
    して前記ロックバーを退避させるよう構成された前記キ
    ーシリンダおよび前記ロックバーの連結手段とを具備し
    たことを特徴とする自転車用ホイールロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロックバーを、その退避方向に付勢
    するばね手段を具備したことを特徴とする請求項1記載
    の自転車用ホイールロック装置。
  3. 【請求項3】 前記連結手段が、前記キーシリンダの他
    方向の回転を伝達して前記ロックバーを突出させるよう
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の自転車用ホ
    イールロック装置。
  4. 【請求項4】 踏力を補助する電動モータを有する電動
    補助自転車に適用される請求項1〜3のいずれかに記載
    の自転車用ホイールロック装置において、 前記電動モータの駆動源となるバッテリを自転車に対し
    て着脱禁止するロックプレートと、 前記ロックバーの突出に連動して前記ロックプレートを
    突出させて前記バッテリを着脱禁止し、前記ロックバー
    の退避に連動して前記ロックプレートを退避させて前記
    バッテリの着脱禁止を解除する連動手段とを具備したこ
    とを特徴とする自転車用ホイールロック装置。
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