JP2001171383A - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機のシフトレバー装置

Info

Publication number
JP2001171383A
JP2001171383A JP36065199A JP36065199A JP2001171383A JP 2001171383 A JP2001171383 A JP 2001171383A JP 36065199 A JP36065199 A JP 36065199A JP 36065199 A JP36065199 A JP 36065199A JP 2001171383 A JP2001171383 A JP 2001171383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
parking
lever
shift lever
detent pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36065199A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kawabe
真人 河邉
Kazuhiro Osawa
和弘 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Priority to JP36065199A priority Critical patent/JP2001171383A/ja
Publication of JP2001171383A publication Critical patent/JP2001171383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パーキングロック機構によって、
任意のシフト位置間においてのみシフトレバーのシフト
ボタンの押圧動作によってパーキングレバーをデテント
ピンと連動させ、各シフト位置間の規制を行うパーキン
グロック状態とすることができ、シフトケーブルのオー
バストロークによるシフトレバーの空振り機構等を考慮
する必要がなく、構成を簡略化し得ることを目的として
いる。 【構成】 このため、自動変速機のシフトレバー装置に
おいて、シフトレバーの揺動中心と同一の揺動中心を有
するパーキングレバーを設け、任意のシフト位置間にお
いてのみシフトレバーのシフトボタンの押圧動作によっ
てパーキングレバーを前記デテントピンと連動させ各シ
フト位置間の規制を行うパーキングロック状態とするパ
ーキングロック機構を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動変速機のシフ
トレバー装置に係り、特にシフトレバーのシフトボタン
の押圧動作によってパーキングレバーをデテントピンと
連動させ、各シフト位置間の規制を行うパーキングロッ
ク状態とするパーキングロック機構を有する自動変速機
のシフトレバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関は、その発生
する馬力を充分に利用して円滑に走行させるために、機
関を一定回転数以上に回転させ、駆動軸の回転数を走行
条件に応じて回転力を加減することが必要である。そし
て、あらゆる走行状態でも機関出力が最大となる回転数
で運転し、最大出力を有効に利用するために変速機を備
えている。そして、この変速機には、運転操作が簡便
で、円滑な発進、加速、減速で、走行条件に合致させて
自動的且つ無段階に変速してスムーズに運転できる自動
変速機が多く用いられている。
【0003】この自動変速機は、シフトレバー装置のシ
フトレバーを各シフト位置に切換操作することにより、
シフト位置に応じて変速比を自動的に切り換えている。
【0004】また、前記自動変速機のシフトレバー装置
としては、特開平8−159257号公報に開示される
ものがある。この公報に開示されるAT車用シフトレバ
ー装置は、セレクターノブの側部に出没自在に突出させ
たセレクトボタンの内端部を、セレクターレバー内に位
置するロッドの上端部に当接させたAT車用シフトレバ
ー装置において、セレクターノブ内部でセレクトボタン
と交差し、ノブ側部より出没自在に突出させた補助ボタ
ンを、セレクトボタンに形成したキー溝と摺動自在に係
合させ、セレクトボタンをキー溝の形成範囲内で摺動可
能とし、補助ボタンには、補助ボタンの押圧作動時に、
セレクトボタンのキー溝と補助ボタンとの係合を解除す
るゲートを形成し、AT車の変速操作を確実に、且つ容
易に行っている。
【0005】特開平8−200484号公報に開示され
るものがある。この公報に開示されるAT車用シフトレ
バー装置は、セレクターレバー内部に、デテントピンを
有するロッドを上下動自在に設け、ロッド上部に設けた
カムの上面とセレクトボタンの内端部とをセレクターレ
バー内で当接させたAT車用シフトレバー装置におい
て、カムの下方に形成されたフランジとセレクターノブ
内部との当接部にクッション部材を配置し、AT車のセ
レクターレバーの操作音を低減している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
変速機のシフトレバー装置においては、図5に示す如
く、シフトレバー108のレバー軸110内に配設され
たロッド126に設けられるデテントピン(「ポジショ
ンピン」とも言う)130をポジションプレート(デテ
ントプレートとも言う)132に設けられ且つ各シフト
位置に応じて設けられた夫々の段部からなる段部開口1
34に選択的に係合させて各シフト位置に切り換えてい
る。
【0007】前記段部開口134は、例えば駐車用段部
や後退用段部、中立用段部、走行用段部、2速用段部、
1速段部等を有し、この夫々の段部が前記段部開口13
4の一側から他側に配設されている。
【0008】また、前記シフトレバー装置102は、図
示しないシフトノブのシフトボタン(図示せず)のスト
ロークに連動して上下動するデテントピン130をポジ
ションプレート132の段部に係合させている。つま
り、前記段部開口134では、駐車用段部から後退用段
部に、走行用段部から2速用段部に、2速用段部から1
速用段部に、また、中立用段部から後退用段部に、後退
用段部から駐車用段部1に切り換える時は、デテントピ
ン130をシフトボタンによって図5において下方向に
押圧しつつシフトレバー108を揺動させて切換動作を
行っていた。
【0009】更に、後退用段部から中立用段部に、中立
用段部から走行用段部に、また、1速用段部から2速用
段部に、2速用段部から走行用段部に、走行用段部から
中立用段部に切り換える時は、シフトレバー108の揺
動のみで切換動作を行っていた。
【0010】更にまた、前記シフトレバー108とポジ
ションプレート132とには、図示しない節度機構が設
けられている。この節度機構は、シフトレバー108の
レバー軸110に設けられた弾圧具(図示せず)からな
り、各シフト位置に対応すべくポジションプレート13
2に設けられた複数個のロケーティング溝たる各係合孔
144に係合するものである。
【0011】前記弾圧具は、ロケーティングスプリング
リテーナと、ロケーティングスプリングと、ロケーティ
ングボールとからなり、前記ロケーティングボールは、
ロケーティングスプリングを介して前記ロケーティング
スプリングリテーナに取り付けられている。
【0012】前記各係合孔144は、シフトレバー10
8の各シフト位置に対応して駐車用係合孔や後退用係合
孔、中立用係合孔、走行用係合孔、2速用係合孔、1速
用係合孔を有し、夫々弾圧具が弾圧係合される。
【0013】上述した如き現量産品のシフトレバー装置
においては、駐車位置であるP位置や後退位置であるR
位置、中立位置であるN位置、走行位置であるD位置、
2速位置である2位置、そして1速位置である1位置の
全てのポジションにおいてシフトレバーにフロアシフト
デバイスが取り付けられていた。
【0014】このとき、シフトケーブルを作動させて変
速機に取り付けられたシフトレバーを動かしている。
【0015】しかし、ある一定の範囲だけシフトレバー
を動作させてシフトケーブルを作動させたい場合には、
シフトケーブルのオーバストローク分を空振りさせるよ
うな機構をフロアシフトデバイス以外に取り付ける必要
があり、構成が複雑化し、製作が困難となり、コストが
大となって経済的に不利であるとともに、実用上不利で
あるという不都合がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、フロア式のシフトレバーの
揺動動作のみあるいはシフトボタンを押圧しつつシフト
レバーを揺動動作させてこのシフトレバーのレバー軸内
に配設されたロッドのデテントピンをポジションプレー
トに設けられ且つ各シフト位置に応じて設けられた夫々
の段部からなる段部開口に選択的に係合させて各シフト
位置間の規制を行い、各シフト位置に切り換える自動変
速機のシフトレバー装置において、前記シフトレバーの
揺動中心と同一の揺動中心を有するパーキングレバーを
設け、任意のシフト位置間においてのみ前記シフトレバ
ーのシフトボタンの押圧動作によってパーキングレバー
を前記デテントピンと連動させ各シフト位置間の規制を
行うパーキングロック状態とするパーキングロック機構
を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
シフトレバーを任意のシフト位置間のみで移動させる場
合には、シフトレバーのシフトボタンの押圧動作によっ
てパーキングレバーをデテントピンと連動させ、各シフ
ト位置間の規制を行うパーキングロック状態とし、シフ
トケーブルを任意のシフト位置間のみでストロークさ
せ、シフトケーブルのオーバストロークによるシフトレ
バーの空振り機構等を考慮する必要がなく、構成を簡略
化している。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】図1〜図4はこの発明の実施例を示すもの
である。図2及び図3において、2はシフトレバー装
置、4はハウジング、6はブラケット、8はフロア式の
シフトレバー、10はレバー軸である。
【0020】前記シフトレバー装置2は、ハウジング4
の下部にブラケット6を突設し、このブラケット6にシ
フトレバー8のレバー軸10の下端を支軸12により軸
支している。
【0021】このとき、支軸12には、両端に第1、第
2ブッシュ14、16を配設するとともに、リターンス
プリング18を介して両端に第3、第4ブッシュ20、
22を配設したパーキングレバー24を装着する。前記
リターンスプリング18は、付勢力によってパーキング
レバー24を後述する段部開口34の走行用段部34−
D側に押圧している。
【0022】前記レバー軸10は、上端側を図示しない
ガイドプレートのガイド孔(図示せず)を挿通して上方
に突出させ、上端に図示しないシフトノブを設けてい
る。
【0023】シフトノブには、シフトボタン(図示せ
ず)を設けている。このシフトボタンは、レバー軸10
内に摺動可能に設けたロッド26の一端側に当接されて
いる。ロッド26の他端側には、リターンスプリング2
8を介してデテントピン30が取付けられている。な
お、このシフトレバー8は、シフトケーブル(図示せ
ず)により図示しない自動変速機のシフト機構に連絡さ
れている。
【0024】前記ハウジンク4には、上方にポジション
プレート32を立設している。このポジションプレート
32には、シフトレバー8の各シフト位置に対応して前
記デテントピン30の係合される段部開口34が形成さ
れている。
【0025】この段部開口34は、例えば図1及び図4
に示す如く、駐車用段部34−Pと、後退用段部34−
Rと、中立用段部34−Nと、走行用段部34−Dとか
らなり、前記段部開口34の一側(図1及び図4におい
て左側)に駐車用段部34−Pを設け、凸部36を介し
て後退用段部34−Rを設ける。
【0026】また、前記後退用段部34−Rに段差38
を介して中立用段部34−Nと走行用段部34−Dとが
同一高さ位置に形成される。前記段部開口34の形状と
しては、例えば図1に示す如く、デテントピン30の外
形寸法に応じて形成したものと、図4に示す如く、下側
の高さ位置を略同一としたものとがある。
【0027】更に、前記シフトレバー8とポジションプ
レート32の一側面とには、節度機構40が設けられて
いる。節度機構40は、図3に示す如く、シフトレバー
8のレバー軸10に設けられた弾圧具42からなり、各
シフト位置に対応すべくポジションプレート32に設け
られた複数個のロケーティング溝たる各係合孔44に係
合するものである。
【0028】前記弾圧具42は、図3に示す如く、ロケ
ーティングスプリングリテーナ42aと、ロケーティン
グスプリング42bと、ロケーティングボール42cと
を有し、前記ロケーティングボール42cは、ロケーテ
ィングスプリング42bを介して前記ロケーティングス
プリングリテーナ42aに取り付けられる。
【0029】また、各係合孔44は、シフトレバー8の
各シフト位置に対応して、図2〜図4に示す如く、駐車
用係合孔44−Pと、後退用係合孔44−Rと、中立用
係合孔44−Nと、走行用係合孔44−Dとが設けら
れ、夫々弾圧具42のロケーティングボール42cが弾
圧係合される。
【0030】このシフトレバー装置2は、シフトレバー
8のシフトボタンを操作してロッド26を介してデテン
トピン30を段部開口34の各々に選択的に係合させ、
各シフト位置を切り換えることにより、図示しないシフ
トケーブルを介して自動変速機(図示せず)の係合状態
を切り換えるものである。
【0031】また、前記シフトレバー8の揺動中心と同
一の揺動中心を有する前記パーキングレバー24を設
け、任意のシフト位置間においてのみ前記シフトレバー
8のシフトボタンの押圧動作によってパーキングレバー
24を前記デテントピン30と連動させ各シフト位置間
の規制を行うパーキングロック状態とするパーキングロ
ック機構46を設ける構成とする。
【0032】詳述すれば、パーキングロック機構46
は、段部開口34が駐車用段部34−Pと後退用段部3
4−R間のみでパーキングレバー24を作動させパーキ
ングロック状態とするものである。
【0033】また、前記パーキングロック機構46は、
段部開口34が駐車用段部34−Pと後退用段部34−
R間以外の場合にパーキングレバー24を作動させず、
パーキングレバー24を同一位置に維持する。
【0034】更に、前記パーキングロック機構46は、
パーキングレバー24先端に第1突出部48とこの第1
突出部48よりも突出量の小なる第2突出部50を設け
るとともに、第1、第2突出部48、50間に係合溝部
52を設け、段部開口34が駐車用段部34−Pと後退
用段部34−R間のみで係合溝部52にデテントピン3
0を係合させ、パーキングレバー24をデテントピン3
0と連動させるとともに、段部開口34が駐車用段部3
4−Pと後退用段部34−R間以外の場合には、係合溝
部52から第2突出部50を経てデテントピン30の係
合状態が解除され、パーキングレバー24を作動させず
に、係合解除状態のパーキングレバー24を前記リター
ンスプリング18によって同一位置に維持するものであ
る。
【0035】そして、図1〜図3に示す如く、ポジショ
ンプレート32にストッパ部54−1、54−2を折曲
形成し、これらのストッパ部54−1、54−2によっ
てリターンスプリング18を固定するとともに、パーキ
ングレバー24の過回動動作を抑制している。
【0036】前記シフトレバー8のシフトボタン(図示
せず)の押圧動作によって、デテントピン30を上下方
向に移動させることとなり、パーキングレバー24の段
部開口34にデテントピン30が入り込むか否かが決定
される。
【0037】なお、符号56はビス58によって前記ポ
ジションプレート32に取り付けられるポジションスイ
ッチである。
【0038】次に作用を説明する。
【0039】前記シフトレバー8を段部開口34の駐車
用段部34−Pと後退用段部34−R間のみで移動させ
る場合には、前記シフトレバー8のシフトボタンを押圧
することとなり、このシフトボタン(図示せず)の押圧
動作によって、デテントピン30を上下方向に移動さ
せ、パーキングレバー24の段部開口34にデテントピ
ン30が入り込むか否かが決定される。
【0040】そして、図1及び図4に実線で夫々示す如
く、パーキングレバー24先端の第1、第2突出部4
8、50間に形成した係合溝部52にデテントピン30
が係合されると、パーキングレバー24をデテントピン
30と連動させ、段部開口34の駐車用段部34−Pと
後退用段部34−R間の規制を行うパーキングロック状
態としている。
【0041】つまり、前記パーキングレバー24がデテ
ントピン30と連動することにより、パーキングレバー
24に連絡されるシフトケーブルがストロークし、図示
しない変速機内のパーキング部(図示せず)を駆動させ
てパーキングロック状態とするものである。
【0042】また、前記シフトレバー8を段部開口34
の駐車用段部34−Pと後退用段部34−R間以外で移
動させる場合、特に後退用段部34−Rから中立用段部
34−Nに移動させる場合には、図1及び4に破線で夫
々示す如く、係合溝部52から第2突出部50を経てデ
テントピン30の係合状態が解除され、パーキングレバ
ー24が独立状態となり、デテントピン30のみが単独
で移動し、パーキングレバー24は作動しない。
【0043】そしてこのとき、係合解除状態となったパ
ーキングレバー24がその係合解除位置に固定されるこ
ととなり、段部開口34の駐車用段部34−Pと後退用
段部34−R間以外では同一位置を維持している。
【0044】これにより、パーキングロック機構46に
よって、任意のシフト位置間、例えば段部開口34が駐
車用段部34−Pと後退用段部34−R間においてのみ
前記シフトレバー8のシフトボタンの押圧動作によって
パーキングレバー24を前記デテントピン30と連動さ
せ各シフト位置間の規制を行うパーキングロック状態と
することができ、シフトケーブルを任意のシフト位置間
である段部開口34が駐車用段部34−Pと後退用段部
34−R間のみでストロークさせ、シフトケーブルのオ
ーバストロークによるシフトレバー8の空振り機構等を
考慮する必要がなく、構成を簡略化し得るとともに、シ
フトレバー8の作動する範囲も少なくて良く、実用上有
利である。
【0045】また、前記デテントピン30の動きによっ
て作動するパーキングレバー24が、段部開口34の後
退用段部34−R位置でデテントピン30に係合するこ
とにより、段部開口34が駐車用段部34−Pと後退用
段部34−R間以外の場合にパーキングレバー24が作
動されるおそれがなく、段部開口34が駐車用段部34
−Pと後退用段部34−R間以外の場合に変速機内のパ
ーキング部が駆動されてパーキングロック状態となるこ
とがなく、確実な規制機能を発揮し得るとともに、段部
開口34の後退用段部34−R位置で変速機内のパーキ
ング部を駆動して確実にパーキングロック状態とするこ
ともできる。
【0046】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0047】例えば、この発明の実施例においては、段
部開口が駐車用段部と後退用段部間のみでパーキングレ
バーを作動させ、パーキングロック状態とするパーキン
グロック機構としたが、後退用段部と中立用段部間や中
立用段部と走行用段部間、走行用段部と2速用段部間等
の必要に応じた範囲内でパーキングレバーを作動させ、
シフトケーブルをストロークさせる構成とすることも可
能である。
【0048】また、この発明の実施例においては、パー
キングレバーをリターンスプリングによって段部開口の
走行用段部側に付勢する構成としたが、リターンスプリ
ングの代わりに、支点越え時に付勢方向の変化するスプ
リングを設ける特別構成とすることも可能である。
【0049】すなわち、段部開口が駐車用段部と後退用
段部間のみでパーキングレバーを作動させ、パーキング
ロック状態とするパーキングロック機構においては、段
部開口の駐車用段部と後退用段部間の中心部位を支点と
した際に、パーキングレバーが支点を越えて駐車用段部
に移動する場合には、スプリングによってパーキングレ
バーを駐車用段部側に付勢するとともに、逆にパーキン
グレバーが支点を越えて後退用段部に移動する際には、
スプリングによってパーキングレバーを後退用段部側に
付勢する。
【0050】さすれば、スプリングの付勢力を利用し
て、パーキングレバーに節度感を付与することができ、
使い勝手を向上し得るとともに、パーキングレバー位置
を必要な位置に維持することができ、動作の信頼性を向
上し得る。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、フロア式のシフトレバーの揺動動作のみあるいは
シフトボタンを押圧しつつシフトレバーを揺動動作させ
てこのシフトレバーのレバー軸内に配設されたロッドの
デテントピンをポジションプレートに設けられ且つ各シ
フト位置に応じて設けられた夫々の段部からなる段部開
口に選択的に係合させて各シフト位置間の規制を行い、
各シフト位置に切り換える自動変速機のシフトレバー装
置において、シフトレバーの揺動中心と同一の揺動中心
を有するパーキングレバーを設け、任意のシフト位置間
においてのみシフトレバーのシフトボタンの押圧動作に
よってパーキングレバーを前記デテントピンと連動させ
各シフト位置間の規制を行うパーキングロック状態とす
るパーキングロック機構を設けたので、このパーキング
ロック機構によって、任意のシフト位置間においてのみ
シフトレバーのシフトボタンの押圧動作によってパーキ
ングレバーを前記デテントピンと連動させ各シフト位置
間の規制を行うパーキングロック状態とすることがで
き、シフトケーブルを任意のシフト位置間のみでストロ
ークさせ、シフトケーブルのオーバストロークによるシ
フトレバーの空振り機構等を考慮する必要がなく、構成
を簡略化し得るとともに、シフトレバーの作動する範囲
も少なくて良く、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すシフトレバー装置のポ
ジションプレートの第1の変形例の概略拡大説明図であ
る。
【図2】シフトレバー装置の斜視図である。
【図3】シフトレバー装置の組付斜視図である。
【図4】シフトレバー装置のポジションプレートの第2
の変形例の概略拡大説明図である。
【図5】この発明の従来技術を示すシフトレバー装置の
ポジションプレートの概略説明図である。
【符号の説明】
2 シフトレバー装置 8 シフトレバー 18 リターンスプリング 24 パーキングレバー 26 ロッド 28 リターンスプリング 30 デテントピン 32 ポジションプレート 34 段部開口 34−P 駐車用段部 34−R 後退用段部 34−N 中立用段部 34−D 走行用段部 36 凸部 38 段差 40 節度機構 42 弾圧具 44 係合孔 46 パーキングロック機構 48 第1突出部 50 第2突出部 52 係合溝部 54−1、54−2 ストッパ部 56 ポジションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05G 5/06 G05G 5/06 C (72)発明者 大澤 和弘 静岡県湖西市鷲津933−1 浜名部品工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA01 AA14 AA24 AA33 AA35 AB01 AC03 AC13 AC17 AC20 AC21 AC29 AC55 AC58 AC59 AC60 AD02 AD13 AE09 AE19 AF06 AF08 AF22 3J052 AA19 GA12 GA15 GA16 GA21 GC04 LA01 3J067 AA02 AA16 BA58 DA12 FA26 FA29 FA57 FA73 GA01 3J070 AA03 BA71 CC04 CC07 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア式のシフトレバーの揺動動作のみ
    あるいはシフトボタンを押圧しつつシフトレバーを揺動
    動作させてこのシフトレバーのレバー軸内に配設された
    ロッドのデテントピンをポジションプレートに設けられ
    且つ各シフト位置に応じて設けられた夫々の段部からな
    る段部開口に選択的に係合させて各シフト位置間の規制
    を行い、各シフト位置に切り換える自動変速機のシフト
    レバー装置において、前記シフトレバーの揺動中心と同
    一の揺動中心を有するパーキングレバーを設け、任意の
    シフト位置間においてのみ前記シフトレバーのシフトボ
    タンの押圧動作によってパーキングレバーを前記デテン
    トピンと連動させ各シフト位置間の規制を行うパーキン
    グロック状態とするパーキングロック機構を設けたこと
    を特徴とする自動変速機のシフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記パーキングロック機構は、段部開口
    が駐車用段部と後退用段部間のみでパーキングレバーを
    作動させパーキングロック状態とする請求項1に記載の
    自動変速機のシフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記パーキングロック機構は、段部開口
    が駐車用段部と後退用段部間以外の場合にパーキングレ
    バーを作動させず、パーキングレバーを同一位置に維持
    する請求項1に記載の自動変速機のシフトレバー装置。
  4. 【請求項4】 前記パーキングロック機構は、パーキン
    グレバー先端に第1突出部とこの第1突出部よりも突出
    量の小なる第2突出部を設けるとともに、第1、第2突
    出部間に係合溝部を設け、段部開口が駐車用段部と後退
    用段部間のみで係合溝部にデテントピンを係合させ、パ
    ーキングレバーをデテントピンと連動させるとともに、
    段部開口が駐車用段部と後退用段部間以外の場合には、
    係合溝部から第2突出部を経てデテントピンの係合状態
    が解除され、パーキングレバーを作動させずに、係合解
    除状態のパーキングレバーを同一位置に維持する請求項
    1〜請求項3に記載の自動変速機のシフトレバー装置。
JP36065199A 1999-12-20 1999-12-20 自動変速機のシフトレバー装置 Pending JP2001171383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36065199A JP2001171383A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 自動変速機のシフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36065199A JP2001171383A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 自動変速機のシフトレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001171383A true JP2001171383A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18470335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36065199A Pending JP2001171383A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 自動変速機のシフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001171383A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489398B1 (ko) * 2002-11-08 2005-05-16 현대자동차주식회사 자동변속기의 시프트 로크 장치
CN106286797A (zh) * 2016-08-25 2017-01-04 宁波高发汽车控制系统股份有限公司 汽车换挡器总成

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489398B1 (ko) * 2002-11-08 2005-05-16 현대자동차주식회사 자동변속기의 시프트 로크 장치
CN106286797A (zh) * 2016-08-25 2017-01-04 宁波高发汽车控制系统股份有限公司 汽车换挡器总成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5509322A (en) Shift control mechanism to manually shift an automatic transmission
US5913935A (en) Shift control mechanism to manually shift an automatic transmission
JPS6215556Y2 (ja)
JPH08338513A (ja) シフトレバー装置のシフトロック機構
JP2001171383A (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
CN100391757C (zh) 车辆自动变速器的换挡装置
JP3081440B2 (ja) 自動変速機のセレクトロック機構
KR200373194Y1 (ko) 차량용 팁트로닉 타입 자동 변속 레버의 자동모드와수동모드 전환을 위한 록킹 구조
KR100224357B1 (ko) 변속기의 변속조작구조
JP2000085400A (ja) 自動変速機のシフトロック構造
JP3097448B2 (ja) 自動変速機のシフトロック装置
KR100456898B1 (ko) 오조작 방지 자동변속레버
JPH10151957A (ja) 自動変速機の変速操作入力装置
JP2927176B2 (ja) 自動変速機の操作レバ−装置
JPS6410367B2 (ja)
JPH07332491A (ja) 手動変速機のロックボール機構
JPH07293675A (ja) 自動変速機の操作レバ−装置
KR100276479B1 (ko) 오토메틱변속기의 파킹장치
JP2600680Y2 (ja) 自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構
KR0137678B1 (ko) 자동변속기용 전자식 변속레버 시스템
JPH0547897Y2 (ja)
JPH037639Y2 (ja)
JP2564362Y2 (ja) 変速機のミスシフト防止機構
JP3768651B2 (ja) 自動変速機の変速操作入力装置
KR20220045737A (ko) 차량의 변속레버장치