JP2001171315A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

Info

Publication number
JP2001171315A
JP2001171315A JP35484699A JP35484699A JP2001171315A JP 2001171315 A JP2001171315 A JP 2001171315A JP 35484699 A JP35484699 A JP 35484699A JP 35484699 A JP35484699 A JP 35484699A JP 2001171315 A JP2001171315 A JP 2001171315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
tread
fiber
hardness
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35484699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3308252B2 (ja
Inventor
Kazumitsu Iwamura
和光 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP35484699A priority Critical patent/JP3308252B2/ja
Priority to US09/735,646 priority patent/US6666247B2/en
Publication of JP2001171315A publication Critical patent/JP2001171315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308252B2 publication Critical patent/JP3308252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10513Tire reinforcement material characterized by short length fibers or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿潤・乾燥路などの一般路での走行性能を高
く確保しながら、氷雪路での優れた走行性能を付与でき
る。 【解決手段】 トレッドゴム2Gは、ゴム硬度Hs1が
58〜72度のゴム基材に、非金属の短繊維を含有させ
た短繊維配合ゴム20Gからなる配合ゴム部20を有す
る。短繊維fは、氷よりも硬質かつ平均繊維径を5〜5
0μm、平均長さを0.05〜5.0mm、しかもゴム
基材100重量部に対する配合量を2〜20重量部とす
る。配合ゴム部20は、前記短繊維fを前記トレッド面
2Sと直角な向きに配向した基部20Aと、その外側に
配され前記短繊維fを前記トレッド面2Sと平行な向き
に配向した表面部20Bとを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オールシーズンタ
イヤとして好適に使用でき、湿潤・乾燥路などの一般路
での走行性能を高く確保しながら、氷雪路での走行性能
を付与した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】一般
に、乗用車タイヤでは、湿潤・乾燥路などの一般道路で
の走行性能(夏性能という場合がある)を考慮した夏用
タイヤ、氷雪路での走行性能(氷雪性能という場合があ
る)を特出させたスタッドレスタイヤ、及び双方の走行
性能を考慮したオールシーズンタイヤに区分できる。
【0003】ここで、スタッドレスタイヤでは、一般
に、氷雪路において十分なグリップ力を具えるべく、ト
レッド接地面に占めるトレッド溝の割合である海面積比
を高めたブロックパターンを採用するとともに、そのブ
ロックに多数のサイピングを形成し、ブロックやサイピ
ングのエッジによる路面引っ掻き・掘りおこし摩擦力
(エッジ効果)を増大させることや、トレッドゴムに低
温時においても柔軟性を保持しうる(低温特性に優れ
る)柔らかいゴムを使用し、氷面との間の粘着摩擦力を
高めること、等が行われている。
【0004】しかしながら、これらの手法は、何れもト
レッド部の剛性低下を招来し、コーナリングフォースを
不十分とするなど前記夏性能を大巾に悪化させる傾向に
ある。従って、これらの手法を用いて設計され、かつ前
記夏タイヤとスタッドレスタイヤとの中間的な性格を持
つオールシーズンタイヤにおいては、前記夏性能に対し
ては、夏タイヤに比して大きく劣り、又氷雪性能に対し
てはスタッドレスタイヤに比して大きく劣るなど、市場
への受け入れを難しいものとしていた。
【0005】そこで本発明は、従来的な夏タイヤに匹敵
しうる優れた夏性能を確保しながら、氷雪性能を発揮で
き、オールシーズンタイヤとして好適に使用しうる空気
入りタイヤの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、トレッド部をなすトレッド
ゴムが、トレッド面を形成しかつ25゜Cでのゴム硬度
Hs1(デュロメータA硬さ)が58〜72度のゴム基
材に、非金属の短繊維を含有させた短繊維配合ゴムから
なる配合ゴム部を有し、かつ前記短繊維は、氷よりも硬
質かつ平均繊維径を5〜50μm、平均長さを0.05
〜5.0mm、しかもゴム基材100重量部に対する配
合量を2〜20重量部とするとともに、配合ゴム部は、
前記短繊維を前記トレッド面と直角な向きに配向した基
部と、この基部の半径方向外側に配されトレッド面をな
すとともに、前記短繊維を前記トレッド面と平行な向き
に配向した表面部とを具えたことを特徴としている。
【0007】また請求項2の発明では、前記トレッドゴ
ムは、前記配合ゴム部の半径方向内側に、25゜Cでの
ゴム硬度Hs2(デュロメータA硬さ)が65〜90゜
であってかつ前記ゴム硬度Hs1より大しかも前記短繊
維を含有しない短繊維非配合ゴムからなる非配合ゴム部
を具えることを特徴としている。
【0008】また請求項3の発明では、前記非配合ゴム
部の厚さT2は、前記トレッドゴムの全厚さT0の0.
30倍以下、かつ前記短繊維はグラスファイバー又はカ
ーボンファイバーであり、しかも前記表面部の厚さを
0.2〜1.0mmとしことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1は、本発明の空気入りタイ
ヤ1がオールシーズンタイヤとして形成された場合の子
午断面を示している。
【0010】図1において、タイヤ1は、トレッド部2
と、その両端からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサ
イドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ半
径方向内方端に配されるビード部4とを具えとともに、
前記ビード部4、4間に跨るカーカス6、及びこのカー
カス6の半径方向外側に配されるベルト層7を含むコー
ド層によって補強される。
【0011】前記カーカス6は、前記トレッド部2から
サイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5の
廻りで折返して係止される1枚以上、本例では1枚のカ
ーカスプライからなり、このカーカスプライは、カーカ
スコードをタイヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で
配列している。カーカスコードとしては、芳香族ポリア
ミド、ナイロン、レーヨン、ポリエステルなどの有機繊
維コードの他、スチールコードが使用できる。本例で
は、ポリエステル繊維コードの場合を例示している。
【0012】また前記ベルト層7は、高強力のベルトコ
ードをタイヤ赤道Cに対して10〜35度の角度で配列
した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7B
からなり、各ベルトコードがプライ間相互で交差するこ
とによってトラス構造を形成し、タガ効果を有してトレ
ッド部2を補強している。本例では、ベルトコードとし
てスチールコードを用いた場合を例示する。
【0013】次に本願の空気入りタイヤ1では、従来的
な夏タイヤに匹敵しうる優れた夏性能を確保しながら、
氷雪性能を付与するために、そのトレッドゴム2Gは、
非金属の短繊維fを含有させた短繊維配合ゴム20Gか
らなる配合ゴム部20を少なくとも具えている。
【0014】またこの配合ゴム部20は、図2に示すよ
うに、前記短繊維fをトレッド面2Sと直角な向き(以
下トレッド厚さ方向という)に配向した基部20Aと、
この基部20Aの半径方向外側に配され前記トレッド面
2Sをなすとともに前記短繊維fをトレッド面Sと平行
な向き(以下トレッド面方向という)に配向させた表面
部20Bとを具えている。
【0015】ここで、オールシーズンタイヤでは、一般
に、雪が降っていない時期に車両に装着しておき、ある
程度の走行距離をへた時点で降雪時期を迎えるのが一般
的である。従って、使用初期には、氷雪性能よりはむし
ろ夏性能を重要視することが得策であり、そのために本
例では、氷雪性能と夏性能との両立を図った基部20A
の外側に、敢て夏性能を向上させるために前記表面部2
0Bを形成している。従って、降雪時期を迎える前に表
面部20Bを摩滅させるために、その厚さTを0.2〜
1.0mmとすることが好ましい。
【0016】又前記短繊維配合ゴム20Gに用いるゴム
基材としては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、スチ
レンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、アクリロニトリルプタジエンゴムなどのジエン系ゴ
ムがあげられる。
【0017】又配合する短繊維fとしては、氷よりも硬
質であることが必要であってナイロン等の有機繊維では
役に立たず、又路面よりも硬い金属繊維では逆に路面を
傷つけるなど不適である。従って、ゴムとの摩耗速度の
差が小さい非金属の短繊維fを使用することが、氷路面
に対する優れた接地性を確保する上でも不可欠であり、
この短繊維fとしては、無機のものが好ましい。特に、
グラスファイバーまたはカーポンファイバーは、ゴムを
混練りする過程で適度な長さに折れて短くなるため、分
散および配向させやすく好ましい。
【0018】又前記短繊維fの平均織維径は、5〜50
μmの範囲であって、5〜15μmのものが好ましく、
短繊維fの平均繊維長さは、0.05〜5.0mmの範
囲であって、0.2〜2.0mmが好ましい。
【0019】このような短繊維fをトレッド厚さ方向に
配向させることにより、トレッド面2Sへの短織維の配
向方向の影響がなくなり、路面の細かな凹凸に追随する
柔らかさを保持でき、粘着摩擦を改善できる。また接地
圧が短繊維fの長さ方向に作用するため、この短繊維f
により局部的に接地圧が高い部分が作り出される。従っ
て、例えばタイヤ空転時に氷路面とトレッド面との間に
発生する水膜を押しのけるなどワイピング効果が生じ、
粘着・凝着摩擦をさらに改善するとともに、突出する短
繊維fによって路面引っ掻き・掘りおこし摩擦力をも同
時に向上させることが可能となる。
【0020】なお前記平均織維径が5μmより小さい場
合、走行中に折れやすく路面引っ掻き・掘りおこし摩擦
力が不十分となるほか、トレッド面2Sに作り出す接地
圧の高い部分を、短繊維断面積が小さいことにより充分
に作り出すことができなくなる。逆に100μmより大
きい場合、摩耗性能の悪化を招くとともに、前記ワイピ
ング効果に劣り、又粘着・凝着摩擦が充分に働かなくな
る。
【0021】又平均繊維長さが0.05mmより短い場
合、走行により短繊維fがトレッド面から脱落しやすく
なり、ワイピング効果が低下する。逆に5.0mmより
長い場合、短繊維fを分散させて配向させにくくなり、
ゴムの加工性が低下してしまう。
【0022】そして、この短繊維配合ゴムによる前記利
点を有効に発揮させながら、充分な夏性能を確保するた
めに、短繊維配合ゴム20Gに使用するゴム基材とし
て、25゜Cで測定した時のゴム硬度Hs1(デュロメ
ータA硬さ)を58〜72度とした比較的硬いゴムを用
いている。このゴム硬度Hs1は、従来的な夏タイヤの
トレッドゴムのものと同程度である。
【0023】もし前記ゴム硬度Hs1が58度より小さ
い場合、トレッド剛性が不十分となって乾燥路での操縦
安定性の低下を招く。逆に72度より大きい場合、ゴム
そのものが硬くなりすぎ、接地時の短繊維fのショック
を和らげる緩衝機能が損なわれ、短繊維fに破断を招く
とともに、トレッド面と氷雪路との接地性が損なわれ氷
雪路性能が劣る。
【0024】又前記短繊維配合ゴム20Gにおいては、
前記短繊維fの、ゴム基材100重量部に対する配合量
は、2〜20重量部の範囲であって、2重量部より小さ
い場合、短繊維fの突出数が過小となって、氷雪性能が
不十分となる。又20重量部を越えると、突出数が過大
となって、乾燥路でのゴムの実接地面積が減少し、夏性
能を低下する。
【0025】ここで、前記基部20Aを有する配合ゴム
部20は、例えば図3に例示すように、カレンダーロー
ルaによって前記短繊維fを含有するゴム組成物bを圧
延加工し、得られたシートcをジグザグ状に折り畳むこ
とによって厚さ方向に短繊維fを配向させた基部20A
を形成することができる。この時、前記シートcの厚さ
を厚めに調整することによって、短繊維がトレッド面方
向に配列する表面部20Bを同時にかつ一体に形成でき
る。しかし、ジグザグ状に折り畳んでなる基部20Aの
表面に、例えば1枚のシートcを別途貼着して表面部2
0Bを形成し得るなど、その形成方法は特に規制される
ものではない。
【0026】なお表面部20Bは、前述した如く短繊維
fがトレッド面方向に配向しているため、ゴム表面が補
強されて硬くなり、ブロック剛性を実質的に高めるなど
夏性能を向上させる。しかしその反面、ゴムとの接地性
に劣りるため、粘着摩擦力が損なわれ、かつ路面引っ掻
き・掘りおこし摩擦力も減じるなど氷雪性能の低下傾向
となる。従って、降雪時期を迎える前に表面部20Bを
摩滅させるために、その厚さTは、0.2〜1.0mm
の範囲が好ましい。
【0027】又本例では、トレッドゴム2Gは、前記配
合ゴム部20の半径方向内側に、短繊維を含有しない短
繊維非配合ゴム21Gからなる非配合ゴム部21を具え
る場合を例示している。
【0028】この短繊維非配合ゴム21Gは、25゜C
でのゴム硬度Hs2(デュロメータA硬さ)が65〜9
0゜で、かつ前記ゴム硬度Hs1よりも大な硬質のゴム
から形成している。
【0029】これによって、トレッド剛性をより高く設
定でき、夏性能をいっそう向上させることができる。従
って、前記ゴム硬度Hs2が65度未満では、夏性能の
向上効果が不十分であり、逆に90度を越えると、接地
時に短繊維fに作用する圧縮方向のショックが大となっ
て短繊維fの破断を誘発させる等好ましくない。
【0030】なおこの非配合ゴム部21は、摩耗終期に
露出して走行性能や見映えの低下をもたらすのを防止す
るため、トレッドゴム2Gの全厚さT0の0.3倍以下
に抑えることが好ましい。
【0031】次に、本願の空気入りタイヤ1では、従来
的な夏タイヤに匹敵しうる優れた夏性能を確保するた
め、本例では、前記トレッド部2には、図4に例示する
如く、トレッド接地面の全面積S0に占めるトレッド溝
Gの面積Ssの割合である海面積比Ss/S0、及びト
レッド溝Gの溝深さを、夫々従来的な夏タイヤと同程
度、すなわち海面積比Ss/S0では20〜30%、及
び溝深さでは9mm以下としたトレッドパターンを用い
ている。
【0032】ここで「トレッド接地面」とは、タイヤを
正規リムに取付けかつ正規内圧を充填するとともに、正
規荷重を負荷した時に路面に接地しうるトレッド面2S
上の領域であって、このトレッド接地面のタイヤ軸方向
外縁を前記トレッド接地縁Teという。なお「正規リ
ム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系に
おいて、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例え
ばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Desi
gn Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"
となる。また、「正規内圧」とは、前記規格で定まる空
気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAで
あれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUSCOLD INFLATIO
N PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "I
NFLATIONPRESSURE" であるが、タイヤが乗用車用である
場合には一律に1800(kPa)とする。さらに「正
規荷重」とは、前記規格で定まる荷重であり、JATM
Aであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOA
D LIMITS AT VARIOUS COLDINFLATION PRESSURES" に記
載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"であ
る。
【0033】詳しくは、トレッドパターンとして、本例
では、タイヤ赤道Cの両側で周方向にのびる内外の縦溝
9、11、及び内の縦溝9のタイヤ軸方向の外側縁9e
とトレッド接地縁Teとの間に配されかつ前記縦溝9に
通じる複数の横溝10を具えるものを例示している。
【0034】本例では、前記横溝10は、放物線である
基準輪郭線12に沿って形成した溝壁13Aと、前記放
物線の外側でかつこの溝壁13Aと略平行にのびる溝壁
13Bとを具え、前端が前記縦溝9に導通するととも
に、その後端は、トレッド接地縁Teを越えてバットレ
ス部で開口する。
【0035】なお前記基準輪郭線12は、タイヤ赤道C
から小距離H1を離れた周方向線14上でかつ横溝10
のピッチ間隔Pで隔たる各位置Oに頂点を有する横向き
の放物線であって、周方向に隣り合う他の基準輪郭線1
2i とは、交点Kで互いに交差する。
【0036】この横溝10は、前記位置Oを通るY軸を
中心として周方向の一方側のみに形成され、又他方側に
は、本例では、基準輪郭線12に沿うサイプ16が設け
られる。すなわち横溝10は、放物線の主軸を隔てた半
分側に形成され、残る放物線の半分側にはサイプ16が
形成される。タイヤ赤道Cの一方側に配される各横溝1
0は、周方向に対して同じ側に形成されている。
【0037】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことがなく、ラジアル構造の他バイアス構造を採用する
ことができ、又海面積比Ss/S0を20〜30%程度
とした夏タイヤ相当のトレッドパターンであれば、種々
のパターンのものが採用できる。
【0038】又要求によりトレッドゴム2Gを配合ゴム
部20のみで構成しうる等、種々の態様に変形して実施
しうる。
【0039】
【実施例】図1に示す構造を有するタイヤサイズ195
/65R15のタイヤを表1の仕様に基づき試作すると
ともに、該試供タイヤの乾燥路での操縦安定性、湿潤路
での操縦安定性、雪上性能、氷上性能をテストし互いに
比較した。なおトレッドゴム以外の仕様は各タイヤとも
同一である。
【0040】(1)乾燥路での操縦安定性(使用中期) 表面部が摩滅し基部が露出した状態の試供タイヤを、内
圧(200kpa)、リム(15x6JJ)の基で、乗
用車(FR車:2000cc)の四輪に装着し、タイヤ
テストコースの乾燥アスファルト路面上にて、ハンドル
応答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバー
の官能評価により比較例1(従来例)を100とする指
数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0041】(2)乾燥路での操縦安定性(使用初期) 表面部が露出した状態の試供タイヤを用た以外、(1)
と同様であり、比較例1(従来例)を100とする指数
で表示しており、指数の大きい方が良好である。
【0042】(3)湿潤路での操縦安定性、 前記(1)の車両を用いて、乾燥アスファルト路面上で
同様のテストを行い、ドライバーの官能評価により比較
例1(従来例)を100とする指数で表示している。指
数の大きい方が良好である。
【0043】(4)雪上性能 前記(1)の車両を用い、気温0゜Cの環境下の浅雪路
上で時速30km/hから4輪ロックにて急ブレーキを
かけ、車が停車するまでの制動距離を測定し、比較例1
(従来例)を100とする指数で表示している。指数の
大きい方が良好である。
【0044】(5)氷上性能 前記(1)の車両を用い、気温0゜Cの環境下の氷盤上
で時速30km/hから4輪ロックにて急ブレーキをか
け、車が停車するまでの制動距離を測定し、比較例1
(従来例)を100とする指数で表示している。指数の
大きい方が良好である。
【0045】
【表1】
【0046】表の如く、実施例のタイヤは、従来の夏タ
イヤ(比較例1)に匹敵する優れた夏性能を確保しなが
ら、雪上性能および氷上性能を大巾に向上しうるのが確
認できる。
【0047】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
湿潤・乾燥路などの一般路での走行性能を高く確保しな
がら、氷雪路での優れた走行性能を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】トレッド部を拡大して示す断面図である。
【図3】トレッドゴムの作製方法を例示する説明図であ
【図4】本発明のタイヤに好適なトレッドパターンの一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 2G トレッドゴム 2S トレッド面 20G 短繊維配合ゴム 20 配合ゴム部 20A 基部 20B 表面部 21G 短繊維非配合ゴム 21 非配合ゴム部 f 短繊維

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部をなすトレッドゴムが、トレッ
    ド面を形成しかつ25゜Cでのゴム硬度Hs1(デュロ
    メータA硬さ)が58〜72度のゴム基材に、非金属の
    短繊維を含有させた短繊維配合ゴムからなる配合ゴム部
    を有し、 かつ前記短繊維は、氷よりも硬質かつ平均繊維径を5〜
    50μm、平均長さを0.05〜5.0mm、しかもゴ
    ム基材100重量部に対する配合量を2〜20重量部と
    するとともに、 配合ゴム部は、前記短繊維を前記トレッド面と直角な向
    きに配向した基部と、この基部の半径方向外側に配され
    トレッド面をなすとともに、前記短繊維を前記トレッド
    面と平行な向きに配向した表面部とを具えたことを特徴
    とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記トレッドゴムは、前記配合ゴム部の半
    径方向内側に、25゜Cでのゴム硬度Hs2(デュロメ
    ータA硬さ)が65〜90゜であってかつ前記ゴム硬度
    Hs1より大しかも前記短繊維を含有しない短繊維非配
    合ゴムからなる非配合ゴム部を具えることを特徴とする
    請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記非配合ゴム部の厚さT2は、前記トレ
    ッドゴムの全厚さT0の0.30倍以下、かつ前記短繊
    維はグラスファイバー又はカーボンファイバーであり、
    しかも前記表面部の厚さを0.2〜1.0mmとしことを
    特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
JP35484699A 1999-12-14 1999-12-14 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP3308252B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35484699A JP3308252B2 (ja) 1999-12-14 1999-12-14 空気入りタイヤ
US09/735,646 US6666247B2 (en) 1999-12-14 2000-12-14 Pneumatic tire including short fibers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35484699A JP3308252B2 (ja) 1999-12-14 1999-12-14 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001171315A true JP2001171315A (ja) 2001-06-26
JP3308252B2 JP3308252B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=18440312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35484699A Expired - Fee Related JP3308252B2 (ja) 1999-12-14 1999-12-14 空気入りタイヤ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6666247B2 (ja)
JP (1) JP3308252B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003267004A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2004314783A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2008114799A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2011037395A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2013189058A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3390149B2 (ja) * 1999-07-27 2003-03-24 住友ゴム工業株式会社 スタッドレスタイヤ
CA2324807A1 (en) * 1999-11-05 2001-05-05 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Studless tire with radially directed short fibers
US7530378B2 (en) * 2005-12-28 2009-05-12 The Goodyear Tire & Rubber Company Speckled tire treads
EP2061663B1 (en) * 2006-08-31 2016-11-30 Compagnie Générale des Etablissements Michelin Elastomer composition having glass micro fibers
JP2012521320A (ja) * 2009-03-20 2012-09-13 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー タイヤトレッドブロック組成物
CN102686415A (zh) * 2009-12-18 2012-09-19 纳幕尔杜邦公司 低噪声轮胎
US20110259492A1 (en) * 2010-04-26 2011-10-27 Richard Mbewo Samwayeba Fosam Pneumatic tire with anisotropic tread
WO2020096027A1 (en) * 2018-11-08 2020-05-14 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin An article, in particular a tire
JPWO2020122240A1 (ja) * 2018-12-13 2021-11-04 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR400962A (fr) * 1909-03-11 1909-08-13 L Gaucherand Et Cie Soc Bandage plein antidérapant pour roues de véhicules
US1037311A (en) * 1910-06-11 1912-09-03 Philip W Pratt Elastic tire.
US1935519A (en) * 1932-11-25 1933-11-14 Gilbert F Quinn Tread member and method of making the same
JPH062441B2 (ja) * 1984-11-15 1994-01-12 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JPS62191204A (ja) * 1986-02-17 1987-08-21 Kyushu Shinko Rubber Kk 滑止用タイヤ
JPH02274602A (ja) * 1989-04-17 1990-11-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd スタッドレスタイヤ及びその製造方法
JPH03258603A (ja) * 1990-03-09 1991-11-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
CA2049784A1 (en) * 1990-08-30 1992-03-01 Shingo Midorikawa Studless pneumatic tire
US5526859A (en) * 1992-12-14 1996-06-18 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Radial tires including short fibers
JP2892914B2 (ja) * 1993-08-23 1999-05-17 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
EP0711675B1 (en) * 1994-11-08 1999-03-03 Bridgestone Corporation Pneumatic tires having a tread of an oriented rubber
US5975173A (en) * 1995-11-06 1999-11-02 Bridgestone Corporation Pneumatic tire using fiber composite material
JP3749297B2 (ja) * 1996-01-17 2006-02-22 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
KR100307903B1 (ko) * 1996-03-18 2002-04-24 가이자끼 요이찌로 공기타이어,공기타이어의제조방법,고무조성물,및가황고무조성물
JPH10129214A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd オフロードタイヤ用トレッド
JP3127131B2 (ja) * 1996-12-04 2001-01-22 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP3258603B2 (ja) 1997-07-24 2002-02-18 株式会社藤井合金製作所 温水接続具
US5967211A (en) * 1997-09-24 1999-10-19 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire tread for ice traction
JP3836611B2 (ja) * 1998-12-02 2006-10-25 住友ゴム工業株式会社 スタッドレスタイヤ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003267004A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2004314783A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2008114799A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2011037395A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2013189058A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
US20010004911A1 (en) 2001-06-28
JP3308252B2 (ja) 2002-07-29
US6666247B2 (en) 2003-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2966760B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP3308252B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2002002229A (ja) 改良されたウエットトラクション性能を有する舗装面上で使用される空気入りタイヤ
WO2021085004A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP3749297B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPS60135309A (ja) 空気入りタイヤ
JP3352064B2 (ja) スタッドレスタイヤ
JP2008308010A (ja) スタッドレスタイヤ
JP4783336B2 (ja) スタッドレスタイヤ
JPH061119A (ja) 氷雪路用空気入りタイヤ
JPH0747814A (ja) 空気入りタイヤ
JP3079048B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4392226B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4776809B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH0445362B2 (ja)
JP3352063B2 (ja) スタッドレスタイヤ
JP3377262B2 (ja) 自動二輪車用空気入りタイヤ
JP3405699B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3577248B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2807649B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2003136916A (ja) 空気入りタイヤ
JPH0740711A (ja) 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP4044532B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2000264015A (ja) 重荷重用タイヤ
JP3682152B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees