JP2003136916A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
の配向効果を発揮し優れた氷上性能を奏しながら、パタ
ーン剛性の低下を抑え耐偏摩耗性能及び旋回性能を高く
維持する。 【解決手段】 トレッドゴムGに短繊維配合ゴム10を
用いた。ブロック又はリブからなる陸部Rに、長さL1
が2〜10mm、しかも両端が陸部R内で途切れる小サ
イピング11からなる小サイピング群12を設ける。小
サイピング群12は、複数の小サイピング11が周方向
に並んでなる周方向配列部13、又は一つの線X上で断
続的に並んでなる線状配列部14を含む。
Description
ヤとして好適であり、トレッドパターンの剛性低下を抑
えながら、トレッドゴム中の短繊維をサイピングの形成
とともにトレッド厚さ方向に配向でき、優れた氷上性能
を発揮しうる空気入りタイヤに関する。
ッドレスタイヤでは、氷上性能を向上させるために、路
面掘り起こし摩擦や粘着摩擦を増加させる必要があり、
従来から、トレッドゴムの氷路面に対する摩擦係数を上
げる種々の研究が試みられている。
−168315号公報において、トレッドゴムに短繊維
を含有させるとともに、加硫成形に際して、タイヤ軸方
向に向けた薄いナイフブレードを未加硫のトレッドゴム
中に押し込むことにより、前記短繊維をサイピングの近
傍で押し込み方向(トレッド厚さ方向)に配向させるこ
とを提案している。
配向することにより、路面掘り起こし能力が高まるとと
もに、路面の細かな凹凸に追随する厚さ方向の柔らかさ
が確保できるため、粘着摩擦力も改善され、氷上性能を
大きく向上できるという利点がある。
のような配向を行うためには、極めて多数のサイピング
を形成することが必要となるため、トレッドパターンに
おける周方向剛性が過度に低下する傾向となる。その結
果、制動力や駆動力の影響で、所謂ヒール&トゥ摩耗と
呼ばれる偏摩耗が発生しやすくなり、これによって接地
面積が減少し、特に重荷重用タイヤにおいては、本来の
タイヤ性能の低下が顕著となる。
行った結果、 ・ナイフブレードを周方向に近づけた場合にも、周方向
に対して30°以上の範囲であれば、このナイフブレー
ドを押し込む際にゴム流れが局部的に発生し、前記公報
と同様に、短繊維を厚さ方向に配向しうること、 ・長い1本のサイピングを用いるよりも、それを複数の
短いサイピングに分割して用いる方が、剛性への影響が
少なくパターン剛性を高く確保しうること、並びに ・この分割した短いサイピングによる、短繊維の配向、
及びパターン剛性の確保の利点を活かすためには、前記
サイピングを周方向に配列させる、又は一つの線上に並
べて断続的に配列させるのが好ましいこと、を見出し得
た。
上の角度で傾く短小な複数のサイピングを用い、この短
小なサイピングを周方向に配列させる、又は一つの線上
に並べて断続的に配列させることを基本として、短繊維
のトレッド厚さ方向への配向効果を発揮し優れた氷上性
能を奏しながら、トレッドパターンの剛性低下を抑える
ことができ、周方向剛性に係わる耐偏摩耗性能及びタイ
ヤ軸方向剛性に係わる旋回性能を高く維持しうる空気入
りタイヤの提供を目的としている。
に、本願請求項1の発明は、トレッドゴムがゴム中に短
繊維を含有させた短繊維配合ゴムを用いたトレッド部に
形成したブロック又はリブからなる陸部に、タイヤ周方
向に対する傾き角度αが30〜90°でのび、かつ長さ
が2〜10mm、しかも両端が前記陸部内で途切れる小
サイピングからなる小サイピング群を設けるとともに、
該小サイピング群は、複数の前記小サイピングが周方向
に並んでなる周方向配列部、又は複数の前記小サイピン
グが一つの線上で断続的に並んでなる線状配列部を含む
ことを特徴としている。
は、最大深さhsが前記陸部の溝底からの高さHの0.
3〜0.7倍、かつ巾Wが1.0mm以下としたことを
特徴としている。
は、深さがその両端から中央部に向かって増大すること
を特徴としている。
は、深さが、円弧、正弦を含む曲線状に変化することを
特徴としている。
は、前記高さHに対する前記最大深さhsの比hs/H
と、前記傾き角度αとの積α×(hs/H)が、10〜
30(単位°)の範囲の小サイピングを含むことを特徴
としている。
図示例とともに説明する。図1は、本発明の空気入りタ
イヤが重荷重車両用のスタッドレスタイヤとして形成さ
れた場合の子午断面図、図2はそのトレッドパターンの
展開図を示している。
イヤ1という)は、トレッド部2からサイドウォール部
3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6
と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の
内方に配されるベルト層7とを含むコード層によって補
強される。
ヤ周方向に対して例えば75〜90度の角度で配列した
1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからな
り、その両端は、前記ビードコア5の周りで折返して係
止される。又前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ
周方向に対して例えば10〜70度の角度で配列した2
枚以上、本例では4枚のベルトプライ7A〜7Dからな
り、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1
箇所以上設けることによって、強固なトラス構造を形成
し、トレッド部2をタガ効果を有して補強している。
ムGは、ゴム中に短繊維を含有させた短繊維配合ゴム1
0によって形成されており、本例の如くトレッドゴムG
が、トレッド面をなすキャップゴム層G1とその半径方
向内側のベースゴム層G2との2層構造をなす場合に
は、少なくともキャップゴム層G1を前記短繊維配合ゴ
ム10で形成する。
0μm以下かつ長さが0.3〜20mmの短繊維を、ゴ
ム成分100重量部に対して2〜30重量部配合したも
のが好適である。また短繊維としては、例えばグラスフ
アイバ−、アルミウイスカー、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン、芳香族ポリアミド等が採用しうるが、混
練り中の飛散、混練りによる最適形状化、加硫成形時の
加硫温度での軟化が少なくかつ路面掘り起こし効果に優
れるグラスフアイバ−、アルミウイスカーなどの比重
2.0以上の無機系の短繊維が好ましい。
配向することにより、路面掘り起こし能力がいっそう高
まるとともに、路面の細かな凹凸に追随する厚さ方向の
柔らかさが確保できるため、粘着摩擦力も改善され、氷
上性能を大きく向上させることができる。なお粘着摩擦
力の改善効果を活かすため、前記短繊維配合ゴム10の
ゴム硬さ(デュロメータA硬さ)を60〜70°として
いる。
厚さ方向に配向させるために、図2、3に示すように、
トレッド部2に形成されるブロックRb又はリブRrか
らなる陸部Rに、両端が前記陸部R内で途切れる小サイ
ピング11からなる小サイピング群12を設けている。
部RがブロックRbからなる所謂ブロックパターンの場
合を例示しているが、陸部RがブロックRb及びリブR
rからなるリブ・ブロックパターン、或いはリブRrの
みからなるリブパターンであっても良い。
示すように、タイヤ周方向に対する角度αが30〜90
°かつ長さL1が10mm以下の短小のサイピングであ
って、その両端が陸部R内で途切れることに特徴を有し
ている。
前記小サイピング11・・・ が周方向に並んでなる周方向
配列部13含んで形成されるか、又は複数の小サイピン
グ11が一つの線X上で断続的に並んでなる線状配列部
14(図6(A)、(B)に示す)を含んで形成される
ことに特徴を有している。なお、本例では、前記小サイ
ピング群12が、例えば4本の周方向配列部13からな
り、かつ各周方向配列部13が、周方向に並ぶ例えば3
〜4個の小サイピング11によって形成される場合を例
示している。
イピング群12が、 小サイピング11を形成する過程で発生する局部的
なゴム流れ、即ちサイプ形成用のナイフブレードが、加
硫成形時のトレッドゴムG内に押し込まれる過程で発生
する押し込み方向のゴム流れを利用して、前記短繊維を
厚さ方向に配向させること、並びに 小サイピング11のエッジ効果に期待するのではな
く、陸部Rにおける周方向剛性及びタイヤ軸方向剛性を
必要なレベルで確保し、耐偏摩耗性能と旋回性能との双
方を高く維持すること、を主目的として形成されている
からである。
確保するために、前記角度αを30°以上に設定する必
要がある。しかし、角度αが90度に近づくほど陸部R
の周方向剛性の低下が大きくなり、逆に30°に近づく
ほどタイヤ軸方向剛性の低下が大きくなる。そこで、
(1)小サイピング11の長さL1を、10mm以下の
短小とすること、(2)小サイピング11の両端を、陸
部R内で終端させること、(3)小サイピング群12
を、小サイピング11の周方向配列部13、又は線状配
列部14を含んで形成すること、によって、できるだけ
多くのサイピングを形成して短繊維の配向効果を高く発
揮しながら、陸部Rの剛性低下をできるだけ抑え、耐偏
摩耗性能と旋回性能との双方を高く維持させるのであ
る。
りも、それを複数の短いサイピングに分割して用いる方
が、剛性への影響が非常に少なくなるという見地に基づ
くものである。
大では、配向効果に劣りかつ剛性確保が難しくなる。な
お前記長さL1が2.0mm未満では、小サイピング1
1を形成するナイフブレードが過小となってこのナイフ
ブレード自体の形成、およびそれを金型面に植設するこ
とが難しくなる。従って、前記長さL1は、2.0〜1
0.0mmの範囲であって、特に2.0〜5.0mm、
さらには2.0〜4.0mmの範囲が好ましい。
が溝壁で開口する場合には、剛性低下が顕著となり、耐
偏摩耗性能と旋回性能との両立ができなくなる。さらに
前記小サイピング11が周方向配列部13、又は線状配
列部14をなさずに形成される場合には、配向効果に劣
り、同じ配向を得るために、より多くのサイピングが必
要となるなど剛性低下にも不利である。
性ほどには大きな剛性をタイヤ軸方向に必要とせず、従
って、耐偏摩耗性能と旋回性能との両立のためには、小
サイピング11の前記角度αは30〜90°の範囲でで
きるだけ小さい、即ち30〜60°、さらには30〜4
5°とするのが好ましい。
深さhsを前記陸部Rの溝底からの高さHの0.3〜
0.7倍の範囲、かつ巾Wを1.0mm以下の範囲とす
るのが好ましい。
として使用できる範囲は、陸部Rの前記高さHの半分ま
でであり、従って、短繊維を厚さ方向に配向させる範
囲、即ち小サイピング11の深さは前記高さHの0.3
〜0.7倍の範囲で充分だからである。なお最大深さh
sが0.3×H未満では、短繊維の配向範囲が過小とな
り、逆に0.7×Hを越えると、タイヤ製造時にナイフ
ブレード折れが発生しやすくなる。従って、より好まし
くは、前記最大深さhsは、0.4×H〜0.6×Hが
良い。またサイピングの前記巾Wが1.0mmを越える
と、サイピングが口開きを起こして、偏摩耗の核となり
やすい。従って、より好ましくは、巾Wは0.6mm以
下が良い。
hsの比hs/Hと、前記傾き角度αとの積α×(hs
/H)を、10〜30(単位°)の範囲とするのが好ま
しい。これは、短繊維の配向量及び範囲と、陸部Rにお
ける周方向剛性の適正化を図るためであり、10以下で
は、短繊維の配向量及び範囲が少なくなり、氷上性能の
向上が少ないという不利があり、逆に30を越えると陸
部Rにおける周方向剛性が低下して、偏摩耗性能が悪化
する傾向となるからである。
イピング11、11間のタイヤ周方向の距離Ka、及び
陸部RがブロックRbの場合における両外の小サイピン
グ11とブロック壁面との距離Kbは、陸部Rの剛性と
製造時の損傷との観点から、2mm以上とすることが好
ましい。2mm未満では、剛性低下及び製造時の損傷を
招く恐れがある。
はトレッド面において測定した値である。
うに、その深さhを両端から中央部に向かって徐々に増
大せしめ、該中央部で最大深さhsとなるように形成す
るのが好ましい。これによって、剛性低下をより抑えな
がら、短繊維の配向効果を有効に発揮させることができ
る。又製造時の損傷を抑えるのにも役立つ。このような
観点から、特に前記小サイピング11は、深さhを円
弧、正弦を含む曲線状に変化させた形状で形成するのが
さらに好ましい。なお図4には、正弦曲線の場合を例示
している。
に、前記周方向配列部13の間に、タイヤ軸方向に対し
て20°以下の角度でのびる軸方向サイピング15を形
成した場合を例示している。該軸方向サイピング15
は、従来と同様、そのエッジ効果によって氷上性能をさ
らに向上させる目的で形成されたものであり、少なくと
も一端が陸部Rのタイヤ軸方向壁面で開放した一端開放
タイプ或いは両端開放タイプのものが使用される。
ジ効果を有効に発揮せしめ、氷上性能をさらに高いもの
とするために、その深さを、小サイピング11の前記最
大深さhsより大かつ陸部Rの前記高さH以下に設定し
ている。また同目的で、前記陸部Rの表面積SS(単位
mm2)と、この陸部Rに形成される軸方向サイピング
15のタイヤ軸方向成分長さL2’(単位mm)の総和
ΣL2’の比ΣL2’/SSを0.05〜0.15の範
囲としている。
小サイピング11と交差しないように、少なくとも2.
0mm以上の距離Kcを隔てることが、陸部Rの剛性確
保の観点から好ましい。さらにこの剛性確保の観点から
は、前記軸方向サイピング15を一端開放タイプとする
のが好ましく、本例では、一方のタイヤ軸方向壁面から
のびる一端開放タイプのものを例示している。
に、周方向に対して一方に傾斜(例えば図2では右上が
りに傾斜)する第1の小サイピング11Aと他方に傾斜
(例えば図2では右下がりに傾斜)する第2の小サイピ
ング11Bとが混在し、特にこの小サイピング11A、
11Bが交互に配列する場合を例示している。しかしな
がら、図5(A)に示すように、周方向配列部13を小
サイピング11Aのみで、或いは小サイピング11Bの
みで形成しても良い。
イピング11が、周方向に対して一方に傾斜(図では右
上がりに傾斜)する第1の小サイピング部11aと他方
に傾斜(図では右下がりに傾斜)する第2の小サイピン
グ部11bとからなるく字状であっても良い。係る場合
には、サイピング長さL1は、小サイピング部11aの
長さL1aと第2の小サイピング部11bの長さL1b
との和L1a+L1bとして示される。
ピング群12が、線状配列部14からなる場合を例示す
る。この線状配列部14は、複数の小サイピング11が
一つの線X上で断続的に配列することにより形成された
ものであり、図6(A)では、小サイピング11が、そ
の長手方向に直線でのびる線(角度αの斜線)X上で配
列する、即ち線状配列部14が斜線状に形成される場合
が示されている。又は図6(B)には、長手方向にジグ
ザグでのびる線(角度αのジグザグ線)X上で前記小サ
イピング11が配列することにより、線状配列部14が
ジグザグ状に形成される場合が示されている。
様、軸方向サイピング15を介在させることができ、又
距離Ka、Kb、Kcを2mm以上とするのが好まし
い。
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
サイズが225/80R17.5のスタッドレスタイヤ
を、表1に示す仕様に基づき試作するとともに、各試供
タイヤのブロック剛性、氷上性能、耐偏摩耗性、短繊維
の厚さ方向の配向性などをテストし、その結果を表1に
記載した。
る、サイピングの形成状態は図7(A)〜(G)の如く
である。また短繊維配合ゴムとしては、短繊維(グラス
ファイバ; 直径9μm; 長さ13mm)を12重量
部配合したものを使用している。各ブロックは、周方向
長さ40mm、タイヤ軸方向長さ30mmの矩形ブロッ
クとした。
a)のリム組みした試供タイヤを用い、そのうちの1つ
のブロックに垂直荷重(8.0kN)及び周方向荷重
(2.4kN)を与えた時のブロックの周方向変形量、
並びに垂直荷重(8.0kN)及びタイヤ軸方向荷重
(2.4kN)を与えた時のブロックのタイヤ軸方向変
形量を観測し、従来例をそれぞれ100とした指数で示
した。値が大なほどブロック剛性が高い。
タイヤが完全にロックした状態の摩擦係数(ロックμ)
を測定し、従来例を100とした指数で示した。値が大
なほど氷上性能に優れている。なお測定条件は次の通り
である。内圧(700kPa)、垂直荷重(8.0k
N)、速度(30km/h)、氷面温度(−1℃)。
(700kPa)の条件にて車両(GVW8.5トン)
の前輪(従動輪)に装着するとともに、テストコースに
おいて、90km/hから50km/hまでの間、1500
mごとに減速(0.45G減速)し、500km走行させ
た後のブロックのヒール&トゥ摩耗量を測定し、従来例
を100とした指数で示した。値が小なほど耐偏摩耗性
に劣っている。
イヤを、解体し、目視によって判断した。
向のサイピングを、一つの線上で断続的に配置している
ため、トレッドゴムに含まれる短繊維の厚さ方向への配
向効果を発揮し、優れた氷上性能を奏しながら、トレッ
ドパターンの剛性低下を抑えることができ、耐偏摩耗性
能及び旋回性能を高く維持することができる。
図である。
す断面図である。
平面図である。
である。
けるサイピングを示す線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】トレッドゴムがゴム中に短繊維を含有させ
た短繊維配合ゴムを用いたトレッド部に形成したブロッ
ク又はリブからなる陸部に、タイヤ周方向に対する傾き
角度αが30〜90°でのび、かつ長さが2〜10m
m、しかも両端が前記陸部内で途切れる小サイピングか
らなる小サイピング群を設けるとともに、 該小サイピング群は、複数の前記小サイピングが周方向
に並んでなる周方向配列部、又は複数の前記小サイピン
グが一つの線上で断続的に並んでなる線状配列部を含む
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記小サイピングは、最大深さhsが前記
陸部の溝底からの高さHの0.3〜0.7倍、かつ巾W
が1.0mm以下としたことを特徴とする請求項1記載
の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記小サイピングは、深さがその両端から
中央部に向かって増大することを特徴とする請求項1又
は2記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】前記小サイピングは、深さが、円弧、正弦
を含む曲線状に変化することを特徴とする請求項3記載
の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】前記小サイピングは、前記高さHに対する
前記最大深さhsの比hs/Hと、前記傾き角度αとの
積α×(hs/H)が、10〜30(単位°)の範囲の
小サイピングを含むことを特徴とする請求項1又は2記
載の空気入りタイヤ。
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