JP2001170822A - 押出しダイスの製造方法 - Google Patents

押出しダイスの製造方法

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JP2001170822A
JP2001170822A JP35882199A JP35882199A JP2001170822A JP 2001170822 A JP2001170822 A JP 2001170822A JP 35882199 A JP35882199 A JP 35882199A JP 35882199 A JP35882199 A JP 35882199A JP 2001170822 A JP2001170822 A JP 2001170822A
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electric discharge
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bearing hole
manufacturing
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Shoji Futamura
昭二 二村
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Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアリング孔、裏逃げ部および微小切込み部
を、高精度かつ高効率で加工できる押出しダイスの製造
方法を提供する。 【解決手段】 ダイスの前面と垂直方向に走行するワイ
ヤ電極によりベアリング面を形成する加工工程と、前記
垂直方向と微小角度傾斜した方向に走行するワイヤ電極
にて裏逃げ部を形成する加工工程と、裏逃げ部の一部に
ベアリング長さに等しい位置に微小切込み部を形成する
加工工程を有し、微小切込み部の加工工程を、軸線の回
りに回転しかつ外周に円筒面を有し自由端に前記軸線と
直交する平面を有する放電加工電極により、微小切込み
部全体を形成する荒加工と、微小切込み部のベアリング
面近傍の部位を加工する仕上加工とによって行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出しダイスの製
造方法に関するものであり、特に与えられた形状のベア
リング孔を前面側に有すると共に、このベアリング孔か
ら裏面側に向って裏逃げ部が形成されてなる押出しダイ
スの製造方法において、前記ベアリング孔の内周面を構
成するベアリング面および前記裏逃げ部を構成する傾斜
面をワイヤカット放電加工装置を使用して形成し、かつ
前記傾斜面の一部に対してベアリング孔の形状に基づい
て所定のベアリング長さが得られる微小切込み部を放電
加工電極により効率よく形成する押出しダイスの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明の対象である押出しダイス
の例を示す説明図であり、(a)は平面、(b)は底
面、(c)は(a)におけるX−X断面を示す。また図
2は図1(b)における要部断面図であり、(a),
(b),(c)は夫々図1(b)におけるA−A′断
面、B−B′断面、C−C′断面を示す。更に図3は図
1(b)におけるベアリング面を示す展開図である。図
1ないし図3において1は流し込み部、2はベアリング
孔、3は裏逃げ部、4は微小切込み部、5はベアリング
面を示す。なお図1(c)および図3において、a〜h
は夫々ベアリング面5の位置を示す。
【0003】上記のような押出しダイスによって、例え
ばアルミ・サッシのような型材を製作する場合には、流
し込み部1に供給されたアルミ材を、図示省略した押圧
装置によって押圧すると、アルミ材はベアリング孔2の
方向に押出され、このベアリング孔2によって所定の横
断面形状に成形されて、裏逃げ部3から製品となって押
出されるのである。
【0004】従って、形状精度の高い型材を製作するた
めには、ベアリング孔2内を通過するアルミ材の速度
が、各部位において均一になるようにする必要がある。
このため、ベアリング孔2の内周面を構成するベアリン
グ面5のベアリング長さl、すなわちla ,lb ,lc
は、ベアリング孔2の形状に対応させて予め定められて
いる。
【0005】すなわち、図1(b)における矢印de間
のように、ベアリング孔2の溝幅の広い部分とその隣接
部分においては、図2(c)および図3に示されるよう
にベアリング長さlc は大きく、また図1(b)におけ
る矢印bc間およびfg間のように、ベアリング孔2の
溝幅の狭い部分においては、図2(b)および図3に示
されるようにベアリング長さlb は小さくされている。
なお、同じ溝幅であっても、図1(b)における矢印h
a間のように、ベアリング孔2の末端の部分において
は、アルミ材の流れが悪くなるため、図2(a)および
図3に示されるように、ベアリング長さla は更に小さ
くなるように形成されている。
【0006】上記構成の押出しダイスにおけるベアリン
グ孔2の内周面を形成するベアリング面5の加工はワイ
ヤカット放電加工装置によって行なわれ、微小角度傾斜
面を有する裏逃げ部3および微小切込み部4の加工は通
常の放電加工装置(電極使用による型彫放電加工)やフ
ライス盤等の工作機械によって行なわれるのが通常であ
る。
【0007】なお、微小切込み部4の加工が必要である
ことは、まずベアリング面5と裏逃げ部3との加工のみ
では、前記のベアリング長さla ,lb ,lc および図
3に示すab間、cd間、ef間、gh間(異なるベア
リング長さの境界領域)を精度良く仕上げることが困難
であるという理由によるものである。
【0008】他の理由としては、アルミ材の押出し加工
時においてベアリング面5に発生するアルミ材の溶融層
を逃がすためである。すなわち、ベアリング面5と裏逃
げ部3との加工のみでは、前記溶融層が裏逃げ部3の微
小角度傾斜面に付着、凝固するため、押出される型材に
疵を作ることとなる非所望な現象を回避するためであ
る。
【0009】ところで上記従来の押出しダイスの製造方
法においては、下記のような問題点がある。
【0010】(i) 製造工程が複雑であると共に、各製
造工程毎に被加工体の位置決めを正確に行なわなければ
ならない。
【0011】(ii) 裏逃げ部3を通常の型彫放電加工装
置によって加工する場合には、まず加工に使用される放
電加工電極の製作が必要であり、しかも高精度に製作さ
れた多数種類の放電加工電極を準備しなければならな
い。また、フライスカッタ等によって加工する場合に
は、高精度で加工しなければならないため、高度の加工
技術が必要である。
【0012】(iii) 型彫放電加工の場合には放電加工電
極の消耗があり、一方、フライス加工の場合にはカッタ
またはエンドミルの振れがあるため、高精度の加工が困
難である。
【0013】上記のような問題点が存在するため、従来
の押出しダイスの製造方法は、製造に要する時間と工数
が多くかかるのみでなく、製造コストも高騰するという
欠点がある。
【0014】上記の問題点を解決するために、本出願人
はすでに改良発明についての出願を行ない(特願昭58
−182319号、同59−6123号)、特許されて
いる(特許第1895997号、同2012451
号)。
【0015】図4および図5は上記改良発明における押
出しダイスの製造方法の要部説明図であり、図4におけ
る(a)〜(c)は夫々裏逃げ部、ベアリング面および
微小切込み部の加工態様を示し、同一部分は前記図1な
いし図3と同一の参照符号にて示す。図4および図5に
おいて、11は被加工体(押出しダイスに成形され
る)、12はワイヤ電極、22はフライスカッタであ
る。
【0016】まず、図4に示すように、被加工体11の
前面が図示省略したワイヤカット放電加工装置の加工テ
ーブルの上面に接する状態(加工すべきベアリング孔2
が下方、裏逃げ部3が上方に位置する状態)にして、被
加工体11を上記加工テーブルに載置固定する。そして
図4(a)に示されるように、ベアリング面5(図示破
線)の加工代を残すようにワイヤ電極12の位置および
傾斜角度を、予め定められたプログラムによるNC制御
によって制御しつつ、ワイヤカット放電加工による切断
加工を行なう。
【0017】上記NC制御におけるプログラムは、ベア
リング孔の形状、ベアリング孔2の各位置におけるベア
リング面5のベアリング長さl、および上記各位置にお
ける裏逃げ傾斜面6の傾斜角度に関する情報が与えら
れ、これらの情報に基づく演算によって決定される(詳
細については後述する)。
【0018】次に図4(b)に示すベアリング孔2の加
工工程においては、ワイヤ電極12を上記加工テーブル
に対して垂直にして、すでに与えられているベアリング
孔2の形状に対応する座標(後述する)に基づいて、上
記ワイヤ電極12の位置を制御しつつ切断加工を行なう
ことにより、ベアリング孔2の内周面、すなわちベアリ
ング面5を加工する。
【0019】更に図4(c)に示す微小切込み部4の加
工工程においては、ベアリング面5と裏逃げ傾斜面6と
の予め定められた交差線において、裏逃げ傾斜面6に対
してフライスカッタ22により、微小切込み量Δtの切
込みを行ない、微小切込み部4を形成する。
【0020】なお、上記加工工程における順序について
は、裏逃げ傾斜面6およびベアリング面5は何れが先で
もよいが、微小切込み部4は裏逃げ傾斜面6の形成後に
おいて行なう必要がある。
【0021】次に図5により、前記図4(a)における
裏逃げ傾斜面6の加工態様について詳述する。図5にお
いて、ワイヤ電極12の水平面に対する傾斜角θを一定
にして、ワイヤ電極12の位置を制御することによっ
て、所望の裏逃げ傾斜面6(図4(a)参照)を加工す
ることができる。
【0022】すなわち、前記のベアリング孔2の形状に
関する情報として、例えば加工すべきベアリング面5に
対応するP点の座標が与えられると共に、この各座標点
におけるベアリング長さl1 が与えられる。その結果、
上記P点の座標に対応するワイヤ電極12の位置P1
の座標が次式によって求められる。
【0023】t1 =l1 cotθ ……(1) 上記式(1)によって求められた上記P1 点の座標に基
づいて、上記ワイヤ電極12の位置を制御するようにす
れば、ワイヤ電極12は所望されるベアリング面5と裏
逃げ傾斜面6との交差点であるP1 ′点を通過するよう
にできる。
【0024】また、ベアリング長さl2 が与えられた場
合には、上記P点に対応するP2 点の座標は次式によっ
て求められる。
【0025】t2 =l2 cotθ ……(2) 上記式(2)によって求められた上記P2 点の座標に基
づいて、上記ワイヤ電極12の位置を制御するようにす
れば、ワイヤ電極12は所望されるベアリング面5と裏
逃げ傾斜面6との交差点であるP2 ′点を通過するよう
にできる。
【0026】以上、ワイヤ電極12の水平面に対する傾
斜角度を所定の角度θ(θ=88°〜83°、すなわち
(90°−θ)=2°〜7°の範囲にすることが望まし
い)に設定した場合の制御態様について説明したが、上
記傾斜角θも併せて制御するようにしてもよい。なお、
この傾斜角度θの制御は、例えば上記ベアリング孔2の
形状およびこのベアリング孔2の各位置におけるベアリ
ング面5のベアリング長さlに関する情報を与えると共
に、上記裏逃げ部3の開口形状、すなわち押出しダイス
の裏面と上記裏逃げ傾斜面6との交差線形状に関する情
報を与えることによって自動的に行なわれる。
【0027】このようにして、上記ベアリング孔2の形
状に沿ってワイヤ電極12による切断加工を行なうこと
により、図4(a)に示すように、所望の裏逃げ傾斜面
6が形成される。なお、この加工後、被加工体11から
切り離されて遊離状態となった遊離ブロック11′を排
除することは当然である。
【0028】なお、前記図4(c)に示す微小切込み部
4の加工における被加工体11とフライスカッタ22と
の相対的な位置制御に関する情報、すなわちベアリング
孔2の形状(図5におけるP点の座標、ベアリング長さ
l)はすでに与えられており、更に微小切込み量Δtに
関する情報も与えられているため、所望する微小切込み
部4を形成することができるのである。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上記の特許発明によ
り、ワイヤカット放電加工装置と例えばフライス装置と
を組合わせた製造装置により、この製造装置の加工テー
ブル上に押出しダイスを形成すべき被加工体を最初に載
置固定した状態のままで、ベアリング孔2、裏逃げ部3
および微小切込み部4のすべての加工を自動化すること
ができるという効果を奏することができる。しかしなが
ら、上記特許発明においても、その後において若干の問
題点があることがわかった。
【0030】まず、図4(c)に示すように、裏逃げ傾
斜面6の一部に微小切込み部4を加工する場合に、フラ
イスカッタ22によるときには、微小切込み部4の近傍
が比較的に狭小寸法であるため、フライスカッタ22の
直径寸法もまた小寸法のものに限定される。このため、
フライスカッタ22に振れおよび曲りが発生し易く、寸
法精度の向上がむずかしいという問題点がある。
【0031】また、フライスカッタ22が小直径である
ため、高速回転させても所定の切削速度に到達させるこ
とが困難であると共に、切り込み量および送り速度を増
大させることも困難である。このため、加工時間および
加工工数が大となり、製造コストを高騰させる原因とも
なっている。
【0032】更に、フライスカッタ22による加工を最
後に行なった場合には、ベアリング面5との境界部に、
ベアリング孔2の方向に向かうバリが発生するため、こ
のバリを除去する作業を付加する必要があり、製造コス
トの上昇を招来する。なお裏逃げ傾斜面6の加工後に上
記フライスカッタ22による微小切込み部4の加工を行
ない、その後にベアリング面5の加工を行なえば、上記
バリ除去作業を回避できるが、ワイヤカット放電加工作
業を中断させることになり、加工工程が煩雑になるとい
う問題点がある。
【0033】次に、微小切込み部4の加工を通常の放電
加工、すなわち型彫放電加工によって行なうことも試み
られている。この場合、図1(b)に示されるベアリン
グ孔2の周辺の微小切込み部4全体の形状に対応する放
電加工電極を準備することは、徒らに放電加工電極の種
類を増大させることとなるため、通常は棒状の放電加工
電極により、ベアリング孔2の形状に沿って移動させる
加工態様を採用することになる。しかしながら、放電加
工電極の移動距離が長いため、必然的に電極の消耗が伴
なうため、電極の交換を必要とし、加工時間が長くなる
という問題点がある。
【0034】一方、図6(a),(b)に示すような回
転する放電加工電極による加工態様も試みられている。
図6(a)は要部断面正面、(b)は要部断面平面を示
し、同一部分は前記図4と同一の参照符号で示す。図6
(a),(b)において、31は棒状の放電加工電極で
あり、例えば円柱状に形成され、軸線の回りに回転し、
かつ軸線と直交する方向に送りを与えられる。
【0035】この放電加工電極31の直径寸法d0 は、
例えば微小切込み部4の微小切込み量Δtより若干大に
形成されている。
【0036】このような放電加工電極31によれば、前
記のような非回転状態の放電加工電極によるものより有
利であるが、なお問題点がある。すなわち、図6(b)
に示されるように放電加工時の加工面積Rが小さいた
め、加工速度が小さくなる。また放電加工の進行につれ
て、放電加工電極31が、図6(a)の破線で示される
ように消耗するため、適宜の加工経過時間毎に鎖線で示
されるように消耗分を切除する修正作業が必要である。
更に荒加工、中加工、仕上加工を行なわなければならな
いため、加工時間および加工工数が必然的に大となると
いう問題点がある。
【0037】本発明は、上記のような問題点を解決し、
ベアリング孔、裏逃げ部および微小切込み部の加工を高
精度を維持しつつ、効率よく行なうことにより、製造に
要する時間、工数およびコストを大幅に低減できる押出
しダイスの製造方法を提供することを課題とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、まず第1の発明においては、与えられた形状のベ
アリング孔を前面側に有すると共に、この前面から裏面
に向って前記ベアリング孔に対応して垂直なベアリング
面が形成され、かつこのベアリング面から前記裏面に向
って裏逃げ部が形成されてなり、前記ベアリング孔の前
面におけるベアリング孔の形状線上の夫々の位置におけ
るベアリング面が前記ベアリング孔の形状に基づいて予
め定まるベアリング長さを有するように形成されてなる
押出しダイスの製造方法において、前記前面と垂直な方
向に走行するワイヤ電極を有するワイヤカット放電加工
装置にて前記ベアリング面を形成する加工工程と、前記
前面と垂直な方向に対して微小角度傾斜した方向に走行
するワイヤ電極を有するワイヤカット放電加工装置に
て、前記ワイヤ電極が前記加工されるべきベアリング孔
の形状線上の夫々の位置にて当該位置に対応するベアリ
ング長さに等しい深さ位置点を通過するように制御され
た状態で微小角度傾斜面を有する前記裏逃げ部を形成す
る加工工程と、前記微小角度傾斜面の加工後に、この微
小角度傾斜面の一部に対して前記夫々の位置に対応する
ベアリング長さに等しい位置に微小切込み部を形成する
加工工程を有すると共に、前記微小切込み部を形成する
加工工程を、軸線の回りに回転しかつ外周に円筒面を有
し自由端に前記軸線と直交する平面を有する放電加工電
極により、微小切込み部全体を形成する荒加工と、微小
切込み部のベアリング面近傍の部位を加工する仕上加工
とによって行なう、という技術的手段を採用した。
【0039】本発明において、荒加工と仕上加工とを中
実円柱状の放電加工電極によって行なうことができる。
【0040】また本発明において、荒加工を中実円柱状
の放電加工電極によって行ない、仕上加工を中空管状の
放電加工電極によって行なうことができる。
【0041】更に本発明において、中空管状の放電加工
電極の横断面内周輪郭内にベアリング孔の形状線が存在
する状態で加工することができる。
【0042】次に第2の発明においては、与えられた形
状のベアリング孔を前面側に有すると共に、この前面か
ら裏面に向って前記ベアリング孔に対応して垂直なベア
リング面が形成され、かつこのベアリング面から前記裏
面に向って裏逃げ部が形成されてなり、前記ベアリング
孔の前面におけるベアリング孔の形状線上の夫々の位置
におけるベアリング面が前記ベアリング孔の形状に基づ
いて予め定まるベアリング長さを有するように形成され
てなる押出しダイスの製造方法において、前記前面と垂
直な方向に走行するワイヤ電極を有するワイヤカット放
電加工装置にて前記ベアリング面を形成する加工工程
と、前記前面と垂直な方向に対して微小角度傾斜した方
向に走行するワイヤ電極を有するワイヤカット放電加工
装置にて、前記ワイヤ電極が前記加工されるべきベアリ
ング孔の形状線上の夫々の位置にて当該位置に対応する
ベアリング長さに等しい深さ位置点を通過するように制
御された状態で微小角度傾斜面を有する前記裏逃げ部を
形成する加工工程と、前記微小角度傾斜面の加工後に、
この微小角度傾斜面の一部に対して前記夫々の位置に対
応するベアリング長さに等しい位置に微小切込み部を形
成する加工工程を有すると共に、前記微小切込み部を形
成する加工工程を、微小切込み部の形状に対応する非回
転状態とした板状の放電加工電極によって行なう、とい
う技術的手段を採用した。
【0043】本発明において、板状の放電加工電極によ
り荒加工を行ない、軸線の回りに回転しかつ自由端に前
記軸線と直交する平面を有する中実円柱状の放電加工電
極により、微小切込み部のベアリング面近傍の部位を仕
上加工することができる。
【0044】また本発明において、板状の放電加工電極
により荒加工を行ない、軸線の回りに回転しかつ自由端
に前記軸線と直交する平面を有する中空管状の放電加工
電極により、微小切込み部のベアリング面近傍の部位を
仕上加工することができる。
【0045】更に本発明において、中空管状の放電加工
電極の横断面輪郭内にベアリング孔の形状線が存在する
状態で加工することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】図7は本発明の実施の形態におけ
る微小切込み部の仕上加工の態様を示す説明図であり、
(a)は要部断面正面、(b)は要部断面平面を示し、
同一部分は前記図6と同一の参照符号にて示す。本発明
の押出しダイスの製造方法は、前記図1に示すような押
出しダイスを対象とし、ベアリング孔2のベアリング面
5を形成する加工工程と、裏逃げ部3を形成する加工工
程と、微小切込み部4を形成する加工工程とを有する。
これらの加工工程のうち、ベアリング面5を形成する加
工工程と、裏逃げ部3を形成する加工工程とは、前記図
4および図5を参照して説明した、本出願人による特許
発明のものと同様であり、これらの加工工程の順序の前
後は問わない。
【0047】図7において、微小切込み部4は、例えば
前記図6(a)(b)に示すような円柱状または円筒状
の放電加工電極31を、軸線の回りに回転させつつ、か
つベアリング孔2の形状に沿って相対的に移動させて荒
加工を行ない、所定の微小切込み量Δtを有するように
形成される。33は中空管状の放電加工電極であり、外
径寸法d0 、内径寸法di の円管状に形成され、軸線の
回りに回転し、ベアリング孔2の形状に沿って相対的に
移動し、微小切込み部4のベアリング面5近傍の幅寸法
δの部位を仕上加工するものである。
【0048】上記のような放電加工により、上記幅寸法
δの部位を美麗に仕上加工することができる。すなわ
ち、放電加工電極33の端面は放電加工の進行に伴なっ
て消耗するが、この消耗は均一に進行するから、放電加
工条件との関係からその消耗量は予め予測できる。従っ
てベアリング孔2の形状線に沿って放電加工電極33を
相対的に移動させながら、軸線方向に制御送りすること
により、前記幅寸法δの部位を美麗かつ高精度に放電加
工による仕上加工することができる。
【0049】この場合において、図7(b)に示すよう
に、放電加工電極33の横断面輪郭内にベアリング孔2
の形状線が存在する状態で加工することが好ましい。す
なわち、(d0 −di )×1/2≦δ となるように放
電加工電極33を形成するとよい。なお、Δt=0.3〜
1.0mm、δ=0.3〜0.5mmとすることは、前記従来
のものと同様である。
【0050】図8は本発明の他の実施の形態における微
小切込み部の仕上加工の態様を示す要部断面正面図であ
り、同一部分は前記図6(a),(b)と同一の参照符
号で示す。図8において、微小切込み部4のベアリング
面5近傍の部位、すなわちベアリング面5から幅寸法δ
の部位は美麗に仕上げる必要があるが、この部位を軸線
の回りに回転する放電加工電極31によって放電加工を
行なうと、放電加工電極31の端面がリング状に消耗す
る。この結果、放電加工電極31の端面の中央部に切株
状の突起32が形成され、この状態で放電加工を続行す
ると、突起32とベアリング面5との間にも放電現象が
発生し、ベアリング面5の表面を損傷するおそれがあ
る。
【0051】上記のような非所望な現象を回避するため
に、放電加工電極31の端面に形成される突起32を消
滅させる修正作業を行なう。すなわち、図8において周
期的または選択的に放電加工電極31を一旦上昇させる
と共に、裏逃げ傾斜面6の方向に横送りさせて、突起3
2を幅寸法δの部位を避けた微小切込み部4に対して放
電加工を行ない、突起32を消耗させ、放電加工電極3
1の自由端を平面に修正させるのである。上記修正作業
完了後、再び図8に示す位置において、幅寸法δの部位
を仕上加工するのである。なお、放電加工電極31の消
耗量は予め充分に予測できるため、突起32の突出寸法
が許容量の範囲内において、上記修正作業を自動的にか
つ制御された状態で行なうことができる。
【0052】図9は本発明の更に他の実施の形態におけ
る微小切込み部の加工態様を示す説明図であり、(a)
は展開正面、(b)は(a)におけるY−Y線要部拡大
断面を示し、同一部分は前記図7と同一の参照符号で示
す。図9において、34は板状の放電加工電極であり、
微小切込み部4の形状に対応する板状に、例えば厚さ寸
法Tが微小切込み量Δtより若干大になるように形成さ
れる。なおベアリング孔2の形状線に沿う方向の幅寸法
Wは、ベアリング孔2の形状線の長さと対応させて、そ
れを分割した複数種類を準備しておくとよい。
【0053】上記の板状の放電加工電極34を、図9
(b)に示すように所定の位置に位置決めし、矢印方向
に制御された状態で相対移動させれば、所定の微小切込
み部4を放電加工することができる。この場合、板状の
放電加工電極34の加工面積を大きくすることができる
ので、加工速度もまた大きくすることができ、前記図6
に示すような棒状の放電加工電極31によるものよりも
大幅に加工時間を短縮できる。従って板状の放電加工電
極34のみによって微小切込み部4に対する荒加工、中
加工および仕上加工を行なっても、従来のものより加工
時間の短縮が可能となるのである。
【0054】特に板状の放電加工電極34によれば、例
えばベアリング長さlb とlc との境界部における上記
微小切込み部4の放電加工が容易である。すなわち、図
9(a)に示すように上記境界部に対応する形状の放電
加工電極34aを形成しておけば、1回の相対移動のみ
によって上記境界部における微小切込み部4が形成され
るから、加工時間の短縮が可能となる。
【0055】なお、図9に示す板状の放電加工電極34
によって荒加工ないし中加工を行なった後、前記図7に
示す中空管状の放電加工電極33または図8に示す中実
円柱状の放電加工電極31によって幅寸法δの部位の仕
上加工を行なうようにしてもよい。
【0056】図10は本発明を実施するための製造装置
の例を示す要部構成説明図である。図10において、8
は加工テーブル、9,10は制御モータであり、加工テ
ーブル8を直交するX,Y方向に駆動させるものであ
る。11は被加工体、12はワイヤ電極、13はワイヤ
電極供給ローラ、14,17はテンションローラ、15
は上部ガイド、16は下部カイド、18はスクラップロ
ーラ、19,20は制御モータであり、上部ガイド15
を直交するX,Y方向に移動させてワイヤ電極12の傾
斜角度を調節するものである。21は電極ヘッド、23
は放電加工電極であり、コラム24および/または電極
ヘッド21内に設けられた駆動手段により駆動されるも
のである。
【0057】図10に示される製造装置は、本発明の製
造方法を実施するために、ワイヤカット放電加工装置と
型彫放電加工装置とを組合わせたものであり、何れも周
知であるので簡単な説明にとどめておく。
【0058】図10において、加工テーブル8は制御モ
ータ9,10によって直交するX,Y方向に移動され
る。加工テーブル8上に載置固定された被加工体11
を、放電電圧を印加されて切断加工するワイヤ電極12
は、ワイヤ電極供給ローラ13からテンションローラ1
4、上部ガイド15、下部ガイド16、テンションロー
ラ17を経由してスクラップローラ18に巻取られる。
そして、上部ガイド15と下部ガイド16との間のワイ
ヤ電極12は、テンションローラ14,17によって張
力が印加され、直線状態で走行させられる。
【0059】また、上部ガイド15は制御モータ19,
20によって直交するX,Y方向に移動させられるよう
に構成されているため、上部ガイド15と下部ガイド1
6との間のワイヤ電極12の傾斜角度を所望の値に調節
することができる。従って、加工テーブル8上に載置固
定されている被加工体11に対する直線的な切断加工で
あれば、所望する切断加工を行なうことができる。
【0060】なお、同一ベッド上に設けられている電極
ヘッド21によって、上記ワイヤカット放電加工装置で
は困難な加工、例えば前記した微小切込み部4の加工
は、放電加工電極23の送りを制御する駆動手段(図示
せず、制御モータおよび/または油圧シリンダ等)と、
加工テーブル8のX,Y方向駆動用の制御モータ9,1
0とを制御することによって、いわゆる型彫放電加工を
行なうことができる。
【0061】以上説明した製造装置は、予め定められた
プログラムに従って加工を行なわせる、例えばNC制御
によって駆動されるものであり、前述したところの押出
しダイスのベアリング孔2、裏逃げ部3および微小切込
み部4の全加工を自動的に行なうものである。なお、上
記放電加工電極23のセンタとワイヤ電極12との相対
位置関係は予め定められているため、ワイヤカット放電
加工と型彫放電加工とを連続的にかつ自動的に行なうこ
とが可能である。
【0062】また、上記プログラムは、加工すべきベア
リング孔2の形状、このベアリング孔2におけるベアリ
ング面5の長さl、裏逃げ部3における裏逃げ傾斜面6
の傾斜角度θ、微小切込み部4の微小切込み量Δt、お
よびベアリング面5からの幅寸法δ等に関する情報が与
えられ、これらの情報に基づいて行なわれる演算によっ
て決定されるものと考えてよい。
【0063】上記図10に示す製造装置によって押出し
ダイスを製造するには、まず図1に示すベアリング孔
2、裏逃げ部3および微小切込み部4の加工を除いた状
態、すなわち押出しダイスの前面、裏面、インロー部お
よび外周面を予め機械加工された状態の被加工体を製作
する。そしてこの被加工体11の前面が前記図10の加
工テーブル8の上面に接する状態(図4におけるように
加工すべきベアリング孔2が下方、裏逃げ部3が上方に
位置する状態)にして、被加工体11を加工テーブル8
に載置固定する。以下の加工は前記のようにして進行
し、所定の押出しダイスを製造することができるのであ
る。
【0064】なお放電加工電極23は放電加工の進行に
伴なって消耗するため、複数本を準備しておき、電極ヘ
ッド21に自動電極交換装置を備えたものを使用すると
効率的である。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上記述のような構成および
作用であるから、例えばワイヤカット放電加工装置と型
彫放電加工装置とを組合わせた製造装置によって、この
製造装置の加工テーブル上に被加工体を最初に載置固定
した状態のままで、ベアリング孔、裏逃げ部、微小切込
み部、およびベアリング面近傍の全加工を自動化するこ
とができる。
【0066】従って、押出しダイスの加工精度が向上す
ると共に、製造時間、製造工数および製造コストを大幅
に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象である押出しダイスの例を示す説
明図であり、(a)は平面、(b)は底面、(c)は
(a)におけるX−X断面を示す。
【図2】図1(b)における要部断面図であり、
(a),(b),(c)は夫々図1(b)におけるA−
A′断面、B−B′断面、C−C′断面を示す。
【図3】図1(b)におけるベアリング面を示す展開図
である。
【図4】改良発明における押出しダイスの製造方法の要
部説明図であり、(a),(b),(c)は夫々裏逃げ
部、ベアリング面および微小切込み部の加工態様を示
す。
【図5】改良発明における押出しダイスの製造方法の要
部説明図である。
【図6】回転する放電加工電極による加工態様を示す説
明図であり、(a)は要部断面正面、(b)は要部断面
平面を示す。
【図7】本発明の実施の形態における微小切込み部の仕
上加工の態様を示す説明図であり、(a)は要部断面正
面、(b)は要部断面平面を示す。
【図8】本発明の他の実施の形態における微小切込み部
の仕上加工の態様を示す要部断面正面図である。
【図9】本発明の更に他の実施の形態における微小切込
み部の加工態様を示す説明図であり、(a)は展開正
面、(b)は(a)におけるY−Y線要部拡大断面を示
す。
【図10】本発明を実施するための製造装置の例を示す
要部構成説明図である。
【符号の説明】
2 ベアリング孔 3 裏逃げ部 4 微小切込み部 5 ベアリング面 6 裏逃げ傾斜面 12 ワイヤ電極 23,31,33,34,34a 放電加工電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた形状のベアリング孔を前面側
    に有すると共に、この前面から裏面に向って前記ベアリ
    ング孔に対応して垂直なベアリング面が形成され、かつ
    このベアリング面から前記裏面に向って裏逃げ部が形成
    されてなり、前記ベアリング孔の前面におけるベアリン
    グ孔の形状線上の夫々の位置におけるベアリング面が前
    記ベアリング孔の形状に基づいて予め定まるベアリング
    長さを有するように形成されてなる押出しダイスの製造
    方法において、 前記前面と垂直な方向に走行するワイヤ電極を有するワ
    イヤカット放電加工装置にて前記ベアリング面を形成す
    る加工工程と、 前記前面と垂直な方向に対して微小角度傾斜した方向に
    走行するワイヤ電極を有するワイヤカット放電加工装置
    にて、前記ワイヤ電極が前記加工されるべきベアリング
    孔の形状線上の夫々の位置にて当該位置に対応するベア
    リング長さに等しい深さ位置点を通過するように制御さ
    れた状態で微小角度傾斜面を有する前記裏逃げ部を形成
    する加工工程と、 前記微小角度傾斜面の加工後に、この微小角度傾斜面の
    一部に対して前記夫々の位置に対応するベアリング長さ
    に等しい位置に微小切込み部を形成する加工工程を有す
    ると共に、 前記微小切込み部を形成する加工工程を、軸線の回りに
    回転しかつ外周に円筒面を有し自由端に前記軸線と直交
    する平面を有する放電加工電極により、微小切込み部全
    体を形成する荒加工と、微小切込み部のベアリング面近
    傍の部位を加工する仕上加工とによって行なうことを特
    徴とする押出しダイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 荒加工と仕上加工とを中実円柱状の放電
    加工電極によって行なうことを特徴とする請求項1記載
    の押出しダイスの製造方法。
  3. 【請求項3】 荒加工を中実円柱状の放電加工電極によ
    って行ない、仕上加工を中空管状の放電加工電極によっ
    て行なうことを特徴とする請求項1記載の押出しダイス
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 中空管状の放電加工電極の横断面内周輪
    郭内にベアリング孔の形状線が存在する状態で加工する
    ことを特徴とする請求項3記載の押出しダイスの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 与えられた形状のベアリング孔を前面側
    に有すると共に、この前面から裏面に向って前記ベアリ
    ング孔に対応して垂直なベアリング面が形成され、かつ
    このベアリング面から前記裏面に向って裏逃げ部が形成
    されてなり、前記ベアリング孔の前面におけるベアリン
    グ孔の形状線上の夫々の位置におけるベアリング面が前
    記ベアリング孔の形状に基づいて予め定まるベアリング
    長さを有するように形成されてなる押出しダイスの製造
    方法において、 前記前面と垂直な方向に走行するワイヤ電極を有するワ
    イヤカット放電加工装置にて前記ベアリング面を形成す
    る加工工程と、 前記前面と垂直な方向に対して微小角度傾斜した方向に
    走行するワイヤ電極を有するワイヤカット放電加工装置
    にて、前記ワイヤ電極が前記加工されるべきベアリング
    孔の形状線上の夫々の位置にて当該位置に対応するベア
    リング長さに等しい深さ位置点を通過するように制御さ
    れた状態で微小角度傾斜面を有する前記裏逃げ部を形成
    する加工工程と、 前記微小角度傾斜面の加工後に、この微小角度傾斜面の
    一部に対して前記夫々の位置に対応するベアリング長さ
    に等しい位置に微小切込み部を形成する加工工程を有す
    ると共に、 前記微小切込み部を形成する加工工程を、微小切込み部
    の形状に対応する非回転状態とした板状の放電加工電極
    によって行なうことを特徴とする押出しダイスの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 板状の放電加工電極により荒加工を行な
    い、軸線の回りに回転しかつ自由端に前記軸線と直交す
    る平面を有する中実円柱状の放電加工電極により、微小
    切込み部のベアリング面近傍の部位を仕上加工すること
    を特徴とする請求項5記載の押出しダイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 板状の放電加工電極により荒加工を行な
    い、軸線の回りに回転しかつ自由端に前記軸線と直交す
    る平面を有する中空管状の放電加工電極により、微小切
    込み部のベアリング面近傍の部位を仕上加工することを
    特徴とする請求項5記載の押出しダイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 中空管状の放電加工電極の横断面輪郭内
    にベアリング孔の形状線が存在する状態で加工すること
    を特徴とする請求項7記載の押出しダイスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106513888A (zh) * 2016-12-28 2017-03-22 深圳市创兴旺数控智能科技有限公司 一种高效连续模具电火花细孔放电加工设备
RU2639418C1 (ru) * 2016-12-20 2017-12-21 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ульяновский государственный технический университет" Способ электроэрозионной обработки изделий проволочным электродом-инструментом
CN114178635A (zh) * 2021-12-13 2022-03-15 大连理工大学 钛合金超声振子的矩形截面微凸起的电火花放电加工方法

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