JP2001169989A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2001169989A
JP2001169989A JP35680699A JP35680699A JP2001169989A JP 2001169989 A JP2001169989 A JP 2001169989A JP 35680699 A JP35680699 A JP 35680699A JP 35680699 A JP35680699 A JP 35680699A JP 2001169989 A JP2001169989 A JP 2001169989A
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喜郎 古石
Naohiro Okutsu
尚宏 奥津
Katsuhiko Ishii
勝彦 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄槽の排気孔からの洗浄騒音や乾燥騒音の
漏れを少なくして、低騒音化を実現することができる食
器洗い乾燥機を得ること。 【解決手段】 洗浄槽1と、食器類3を収容して洗浄槽
1内に収納される食器かご2と、洗浄水6を加圧する洗
浄ポンプ8と、洗浄ポンプ8に接続されて洗浄水6を噴
射するノズル9と、洗浄槽1内に空気を送り込む送風機
12と、洗浄水6や空気を加熱する発熱体14と、空気
を機外に流出させる排気孔17等とを備え、食器類3の
洗浄、濯ぎ、乾燥等を行う食器洗い乾燥機において、排
気孔17に至る空気移送経路に、洗浄、濯ぎ騒音や乾燥
騒音等を低減する騒音低減機構20を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器の洗浄、濯
ぎ、乾燥等を行う食器洗い乾燥機に係り、より詳しく
は、騒音が機外に漏れるのを少なくして低騒音化を実現
すると共に、安全で周辺環境の汚れを防止することがで
きる食器洗い乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば、特開平10ー29561
9号公報に開示された従来の食器洗い乾燥機の一例を示
す構成断面図である。食器洗い乾燥機の運転は、洗浄、
濯ぎ、排水、乾燥といった工程を順次行って、食器類を
洗浄し乾燥させる。すなわち、まず、食器類3を収容し
た食器かご2を洗浄槽1の所定の場所に収納し、洗剤を
投入して運転を開始し、ノズル9に設けた噴射孔11か
ら洗浄水6を食器類3に向けて噴射して、洗浄工程を行
なう。
【0003】洗浄工程が終了すると、洗浄水を排出し、
新たに洗浄水6を供給して、ノズル9に設けた噴射孔1
1から再び噴射して、食器類3を濯ぐ濯ぎ工程を行う。
濯ぎ工程が終了すると、洗浄水6を排出し、機外の空気
が送り込まれて発熱体14により加熱され、加熱空気が
洗浄槽1内に供給されて、食器類3を乾燥させる。この
乾燥工程が終了すると、食器洗い乾燥機の運転が終了す
る。なお、洗浄、濯ぎ工程においては、排気孔17の近
傍に設けたカバー18によって、洗浄水6が排気孔17
から機外に飛び出すことはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
食器洗い乾燥機では、洗浄槽1内の食器類3の乾燥を行
う乾燥工程において、機外の空気は送風機12により洗
浄槽1内に送り込まれて発熱体14により加熱され、洗
浄槽1に供給される。このとき、機外の空気は、図8の
矢印で示すように、食器類3の表面を乾燥させながら流
れ、洗浄槽1に設けた排気孔17から機外に排出され
る。排気孔17は、乾燥工程では空気の排出に必要であ
るが、洗浄工程や濯ぎ工程では洗浄水6は循環するのみ
であり、排気孔17の必要性はない。乾燥工程で必要な
排気孔17は、洗浄槽1内と機外とを連通しているた
め、洗浄工程、濯ぎ工程においては、洗浄水6の噴射に
起因する洗浄騒音が機外に流出し、また、乾燥工程にお
いては、送風機12のモータやファンの回転に起因する
乾燥騒音が機外に流出して、運転騒音が大きくなるとい
う問題があった。また、排気孔17から流出する高温、
高湿度の空気によって、安全性や周辺環境の汚れという
点で問題を生じる場合があった。
【0005】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、洗浄槽の排気孔からの洗浄騒音や乾
燥騒音の漏れを少なくして、低騒音化を実現することが
できる食器洗い乾燥機を得ることを目的とする。また、
排気孔から高温、高湿度の空気が流出しないようにし
て、安全性を維持し、周辺環境の汚れを防止することが
できる食器洗い乾燥機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる食器洗い
乾燥機は、洗浄槽と、食器類を収容して洗浄槽内に収納
される食器かごと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗
浄ポンプに接続されて洗浄水を噴射するノズルと、洗浄
槽内に空気を送り込む送風機と、洗浄水や空気を加熱す
る発熱体と、空気を機外に流出させる排気孔等とを備
え、食器類の洗浄、濯ぎ、乾燥等を行う食器洗い乾燥機
において、排気孔に至る空気移送経路に、洗浄、濯ぎ騒
音や乾燥騒音等を低減する騒音低減機構を配設した。
【0007】また、騒音低減機構を、空気流の上流側を
開放した吸音ボックスと、吸音ボックスの開放部に空気
の流れに対向して配設され周囲に空気導入用の開口部を
設けた捕捉板とによって構成した。さらに、騒音低減機
構の吸音ボックス内に、吸音材を充填した。また、吸音
材を、フェルトまたはスポンジによって構成した。
【0008】さらに、騒音低減機構を、空気の流れに対
向して配設すると共に音波を反射する反射面を空気流の
上流側に備えた反射板によって構成した。また、反射板
を、ほぼく字状に折り曲げてその凹部を空気流の上流側
に配向させた。さらに、騒音低減機構を熱伝導性の良好
な材料で形成し、機外に冷却部を配設して該冷却部を前
記騒音低減機構と連結させた。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は本発明の
実施の形態1の構成断面図、図2は図1の要部を示す斜
視図である。図において、1は食器洗い乾燥機の洗浄
槽、2は洗浄槽1内に収納した食器かご、3は食器かご
2内に収容した食器類である。4は洗浄水を洗浄槽1内
に供給するために洗浄槽1の側面上部に配設した給水
管、5は給水管4に設けた給水弁、6は洗浄槽1内底部
の洗浄水である。7は洗浄槽1の底面の下方に配設した
洗浄水の循環経路で、洗浄工程と排水工程での動作の変
換を行う切替えバルブ(図示せず)が設けてある。8は
循環経路7に配置した洗浄ポンプである。9は洗浄槽1
の底面上に配設されたノズルで、洗浄層1の底面を貫通
部10によって貫通して循環経路7と接続する。11は
洗浄水6を食器類3に向けて噴射するためにノズル9に
取り付けた噴射孔である。
【0010】12は機外の空気を洗浄槽1内に送り込む
ため洗浄槽1の側面上部に設けた送風機、13は貫通部
10を通してノズル11と接続する送風管である。14
は洗浄槽1の底部に配設された発熱体である。15は食
器類3に付着していた残菜を補集するため洗浄槽1の底
面に着脱自在に設けたフィルターで、循環経路7に接続
している。16は食器洗い乾燥機における洗浄、濯ぎ、
排水、乾燥といった工程を制御する制御回路である。
【0011】17は送風機12からの空気を機外に流出
させるために洗浄槽1の側面上部であって送風機と対向
する側に設けた複数の排気孔である。18は洗浄、濯ぎ
工程において、洗浄水6が排気孔17から機外に飛び出
さないようにするためのカバーで、図2(a)に示すよ
うに、上面18a、両側面18b,18c、背面18
d、及び下部開口孔18eの両側に設けられた底面18
f,18gからなり、空気を排気孔17に通すための下
部開口孔18eを残して、排気孔17の周辺を囲むよう
にして洗浄槽1の内壁に取り付けてある。
【0012】20はカバー18内の排気孔17に至る空
気移送経路に配設した吸音機構を構成する騒音低減機構
で、図2(b)に示すように、平面矩形状の捕捉板21
と、上面22a、両側面22b,22c、背面22dか
らなり下部が開放された平面矩形状の吸音ボックス22
とから構成される。そして、カバー18内の下部開口孔
18eの近傍において洗浄槽1の内壁に、開放部を下方
に位置させて吸音ボックス22を取り付けると共に、空
気の排気方向に直交させて、すなわち、洗浄槽1の壁面
に直交させて水平になるように捕捉板21を配設し、こ
の捕捉板21を吸音ボックス22の開放部の近傍に位置
する洗浄槽1の内壁に取付けて、捕捉板21の長手方向
の両側及び背面側に開口部23a,23b,23cを形
成したものである。
【0013】この騒音低減機構20の静音性能は吸音ボ
ックス22の長さLrで決まるため、この長さLrは、
低減させたい騒音周波数に合わせて決定する。食器洗い
洗濯機では、卓越する騒音周波数は、洗浄ポンプ8の羽
根枚数と回転数で決まる周波数と、送風機12の羽根枚
数と回転数で決まる周波数であるため、この騒音周波数
に同調するように吸音ボックス22の寸法を決定する。
【0014】上記のように構成した実施の形態1の、洗
浄、濯ぎ、排水、乾燥工程を説明する。食器類3を収容
した食器かご2を洗浄槽1の所定の場所に収納した後、
洗剤を投入して運転を開始する。運転開始とともに、ま
ず、給水弁5が作動して、洗浄水6が給水管4から洗浄
槽1内に給水される。そして、洗浄ポンプ8が洗浄水6
を加圧して、ノズル9に設けた噴射孔11から洗剤と共
に食器類3に向けて噴射する。このとき、洗浄槽1内に
配設された発熱体14に通電して、洗浄水6を洗浄設定
温度まで加熱する。こうして、洗浄工程が行われる。
【0015】所定時間の洗浄工程を終了すると、次に食
器類3から洗い落とされた汚れを含む洗浄水6を、洗浄
ポンプ8を駆動させて機外に排出する。このとき、洗浄
ポンプ8の洗浄水6の循環経路7内に設けた洗浄工程と
排水工程での切替えバルブが作動して、動作を変換す
る。引き続いて、新たに洗浄水6を供給して、ノズル9
に設けた噴射孔11から再び噴射して、洗剤や残菜等で
汚れた食器類3を濯ぐ工程を行う。この濯ぎ工程を終え
ると、洗浄水6を再び機外に排出する。この濯ぎ工程
は、連続して数回繰り返される。この濯ぎ工程で、残菜
は洗浄槽1に設けたフィルター15内に補集される。上
記の洗浄、濯ぎの各工程において、カバー18は、洗浄
水6が排気孔17から機外に飛び出すのを防止する。
【0016】濯ぎ工程を終了すると、発熱体14に通電
して食器類3を乾燥させる乾燥工程に入る。この乾燥工
程では、送風機12によって機外の空気が送風管13を
通って送り込まれ、ここで発熱体14で加熱される。加
熱された空気は、熱風となって洗浄槽1内に供給され、
食器類3を乾燥させた後、洗浄槽1に設けた複数の排気
孔17から機外に排出される。所定時間の乾燥工程が終
了すると、食器洗い乾燥機の運転は終了する。なお、上
記の各工程は、制御回路16によって制御される。
【0017】次に、上記の各工程における騒音低減機構
の作用を説明する。洗浄、濯ぎ工程では、洗浄ポンプ8
の運転によって洗浄水6が加圧され、ノズル9に設けた
噴射孔11から洗剤と共に洗浄水6が食器類3に向けて
噴射する。このとき、洗浄水6と食器類3の衝突によっ
て、また、洗浄水6と洗浄槽1の衝突によって、洗浄、
濯ぎ騒音が発生する。一方、乾燥工程では、送風機12
の運転によって、洗浄を終了した食器類3を乾燥させる
ために、機外より空気を送り込み、洗浄槽1に配設した
発熱体14によって加熱された熱風を食器類3に吹き付
ける。このとき、送風機12の送風ファンによる気流音
や食器類3による空気の攪拌に基づく乾燥騒音が発生す
る。
【0018】洗浄槽1内で発生した洗浄、濯ぎ騒音ある
いは乾燥騒音の音波は、洗浄槽1内を伝搬して排気孔1
7に向かう。そして、この音波は、図3に示すように、
騒音低減機構20の捕捉板21の両端の開口部23a,
23b及び背面の開口部23cから吸音ボックス23内
に伝搬する。こうして、一旦、吸音ボックス22内に補
足された音波は、開口部23a,23b,23cでの音
波の絞り効果によって、再び外部に流出することが妨げ
られる。吸音ボックス22に補足された音波は、その粒
子速度の共振モードが形成されて、そのモードによって
成長した音波エネルギーが、開口部23a,23b,2
3cの絞り効果によって散逸される。このときの共振周
波数fnは、fn=(n/2・Lr)・Cg(Hz)、
の式で与えられる。ここで、n=1,2,3・・・であ
り、Lrは吸音ボックスの長さ、Cgは空気の伝搬速度
を示す。なお、図3に示す破線イは、吸音ボックス22
内に形成された1次の共振モードを模式的に示してい
る。
【0019】このようにして、洗浄、濯ぎ騒音、乾燥騒
音の音波は、排気孔17の経路に配設した捕捉板21と
吸音ボックス22からなる騒音低減機構20内に補足さ
れて、この吸音ボックス22の寸法で決まる共振周波数
fnで、共振モードで成長するため、開口部23a,2
3b,23cの絞り効果によって吸音ボックス22内に
閉じ込められて、熱エネルギーとして散逸し、効果的に
消散される。
【0020】実施の形態1によれば、排気孔17に至る
空気移送経路に騒音低減機構20を配設して音波を捕捉
し、捕捉した音波を散逸させるようにしているので、排
気孔17から機外に流出する騒音のレベルを低下させ、
排気孔17からの騒音の漏れを低減し、機外に流出する
騒音レベルを低下することができ、食器洗い乾燥機の静
音化を図ることができる。
【0021】[実施の形態2]図4は本発明の実施の形
態2の要部を示す平面構成図である。実施の形態1で
は、排気孔17に至る空気移送経路に、捕捉板21と吸
音ボックス22からなる騒音低減機構20を配設し、吸
音ボックス22内に音波を補足して消滅させるように構
成したが、実施の形態2ではこの構成に加えて、吸音ボ
ックス22内に吸音材を充填したものである。24は騒
音低減機構20を構成する吸音ボックス22内に充填し
たフェルトまたはスポンジなどの吸音材である。その他
の構成は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様な
ので、説明を省略する。
【0022】上記のように構成した実施の形態2におい
ては、騒音低減機構20の吸音ボックス22で補足され
た音波は、開口部23a,23b,23cでの音波の絞
り効果によって、外部に流出することが妨げられるが、
この際、吸音材24の抵抗を受けて、エネルギーの消散
量が増加する。その他の作用は、実施の形態1で示した
場合と実質的に同様なので、説明を省略する。実施の形
態2によれば、吸音ボックス22内にフェルトまたはス
ポンジなどの吸音材24を充填したので、騒音低減機構
20の性能が大幅に向上する。すなわち、捕捉した音波
を吸音材24により効果的に散逸させるようにしたの
で、機外に流出する騒音レベルを低減することができ、
より一層の静音化を図ることができる。
【0023】[実施の形態3]図5は本発明の実施の形
態3の要部を示す平面構成図である。実施の形態1で
は、洗浄槽1内で発生した音波を捕捉し散逸させて騒音
低減を図る騒音低減機構20を示したが、実施の形態3
では、音波を反射させる反射板を空気の流れに相対向さ
せるようにして配設した騒音低減機構を設けたものであ
る。20aは空気移送経路に空気の流れに対向して配設
した矩形状の反射板25からなる騒音低減機構で、カバ
ー18内の下部開放孔18eの近傍において洗浄槽1内
壁に、空気の流れ方向に直交させて、すなわち、壁面に
直交させて水平に配設して取り付け、その下面部、すな
わち、空気流の上流側において、音波を反射するように
してある。その他の構成は、実施の形態1に示した場合
と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0024】上記のように構成した実施の形態3におい
ては、洗浄槽1内で発生した音波は、破線からなる矢印
で示すように、騒音低減機構20aの反射板25の下面
部で反射される。その他の作用は、実施の形態1に示し
た場合と実質的に同様なので、説明を省略する。実施の
形態3によれば、音波は、騒音低減機構20aを構成す
る反射板25によって反射されるので、排気孔17から
機外に流出する騒音を低減することができる。
【0025】[実施の形態4]図6は本発明の実施の形
態4の要部を示す平面構成図である。実施の形態3で
は、騒音低減機構20aを構成する矩形状の反射板25
を洗浄槽1の内壁に直交させて水平に配設したが、実施
の形態4では、矩形状の反射板をく字状に折り曲げて配
設したものである。25aは空気移送経路に空気の流れ
に対向して配設した騒音低減機構20aを構成する反射
板で、矩形状の面を長手方向の中央部で折り曲げてく字
状に形成し、カバー18内の下部開放孔18eの近傍に
おいて洗浄槽1の内壁に、上方向に向かって突出させた
屋根型状にして取り付けて、その下面部において音波を
反射させるようにしてある。その他の構成は、実施の形
態1に示した場合と実質的に同様なので、説明を省略す
る。
【0026】次に実施の形態4の作用を説明する。洗浄
槽1内で発生した音波は、破線からなる矢印で示すよう
に、騒音低減機構20aの屋根型形状の反射板25aの
下面で反射される。同時に、洗浄槽1内の水蒸気は、反
射板25aの反射面の中央に位置する凹部26で滞留す
る。その他の作用は、実施の形態1に示した場合と実質
的に同様なので、説明を省略する。実施の形態4によれ
ば、騒音低減機構20aを構成する反射板25aの形状
を屋根型形状にしたので、音波の反射を効率的に行い、
機外に流出する騒音を低減させると共に、洗浄槽1内の
水蒸気は反射板25a中央の反射面の凹部26で滞留し
て、機外への流出が少なくなる。
【0027】[実施の形態5]図7は本発明の実施の形
態5の構成断面図である。20は熱伝導性の良好な材料
で形成された騒音低減機構で、捕捉板21と吸音ボック
ス22とから構成されている。27は騒音低減機構20
の捕捉板21と吸音ボックス22の機外に配設され、こ
れらと連結された冷却部である。その他の構成は、実施
の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省
略する。
【0028】上記のように構成した実施の形態5におい
ては、騒音低減機構20を構成する捕捉板21と吸音ボ
ックス22は、外部の空気と接触する冷却部27によっ
て冷却される。こうして、捕捉板21と吸音ボックス2
2によって洗浄槽1内の湿った空気が冷却され、空気中
に含まれる水蒸気が結露し、排気孔17から機外に流出
する空気の温度と湿度が低下する。その他の作用は、実
施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を
省略する。
【0029】実施の形態5によれば、洗浄槽1内の湿っ
た空気は騒音低減機構20によって冷却され、空気中に
含まれる水蒸気は結露するので、排気孔17から機外に
流出する空気の温度と湿度を下げることができる。この
ため、排出する空気の温度が下がって安全性が向上する
と共に、湿度が下がって乾いた空気になるため、設置環
境を湿らしたり汚したりすることが少なくなる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る食器洗い洗浄機は、洗浄槽と、食器類を収容して
洗浄槽内に収納される食器かごと、洗浄水を加圧する洗
浄ポンプと、洗浄ポンプに接続されて洗浄水を噴射する
ノズルと、洗浄槽内に空気を送り込む送風機と、洗浄水
や空気を加熱する発熱体と、空気を機外に流出させる排
気孔等とを備え、食器類の洗浄、濯ぎ、乾燥等を行う食
器洗い乾燥機において、排気孔に至る空気移送経路に、
洗浄、濯ぎ騒音や乾燥騒音等を低減する騒音低減機構を
配設したので、洗浄槽内で発生し、排気孔から流出する
洗浄、濯ぎ騒音や乾燥騒音等の排気孔からの漏れを少な
くして騒音のレベルを低減させ、静音化を実現すること
ができる。
【0031】また、騒音低減機構を、空気流の上流側を
開放した吸音ボックスと、吸音ボックスの開放部に空気
の流れに対向して配設され周囲に空気導入用の開口部を
設けた捕捉板とによって構成したので、機外に向かう洗
浄、濯ぎ騒音、乾燥騒音等の音波は、排気孔の空気移送
経路に配設した捕捉板と吸音ボックスからなる騒音低減
機構に捕捉されて、音波エネルギーは吸音ボックス内で
散逸し、排気孔から機外に流出する騒音のレベルを低減
でき、静音性能を向上させることができる。
【0032】さらに、騒音低減機構の吸音ボックス内
に、吸音材を充填したので、吸音ボックスで捕捉された
音波は吸音材の抵抗を受け、音波エネルギーの消音量が
増加し、騒音低減機構の性能がさらに向上する。こうし
て、吸音ボックスで捕捉した音波を吸音材によって効果
的に散逸させるようにしたので、機外に流出する騒音レ
ベルを低減することができ、より一層の静音化を図るこ
とができる。
【0033】また、吸音材を、フェルトまたはスポンジ
によって構成したので、吸音ボックスで捕捉された音波
はフェルトまたはスポンジの抵抗を受け、音波エネルギ
ーの消音量が増加し、騒音低減機構の性能は大幅に向上
する。
【0034】さらに、騒音低減機構を、空気の流れに対
向して配設すると共に音波を反射する反射面を空気流の
上流側に備えた反射板によって構成したので、簡単な構
造で騒音低減機構を得ることができ、排気孔に向かう音
波は反射板によって入射方向に反射され、排気孔から機
外に流出する騒音を低減することができる。
【0035】また、反射板を、ほぼく字状に折り曲げて
その凹部を空気流の上流側に配向させたので、音波の反
射が効率的に行なわれ、また、洗浄槽の水蒸気は凹部で
滞留して機外への流出が少なくなり、このため、騒音を
低減すると共に機外への水蒸気機の流出を少なくするこ
とができる。
【0036】さらに、騒音低減機構を熱伝導性の良好な
材料で形成し、機外に冷却部を配設して冷却部を騒音低
減機構と連結させたので、外部の空気に接する冷却部に
よって騒音低減機構は冷却され、騒音低減機構の表面で
湿った空気が冷却されると共に空気中に含まれている水
蒸気は結露する。そのため、排気孔から機外に流出する
空気の温度と湿度を下げることができ、これにより、排
気孔から排出する空気の温度が下がり、安全性が向上す
ると共に、排出する空気に含まれる水蒸気も少なくなっ
て乾いた空気になるため、壁や床などの設置周辺環境を
湿らしたり汚すことが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の構成断面図である。
【図2】 図1の要部の斜視図である。
【図3】 図1の作用説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の要部を示す説明図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態3の要部を示す説明図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態4の要部を示す説明図で
ある。
【図7】 本発明の実施の形態5の構成断面図である。
【図8】 従来の食器洗い乾燥機の一例を示す構成断面
図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽、2 食器かご、3 食器類、8 洗浄ポン
プ、9 ノズル、12送風機、14 発熱体、17 排
気孔、18 カバー、20,20a 騒音低減機構、2
1 捕捉板、22 吸音ボックス、23a,23b,2
3c 開口部、24 吸音材、25,25a 反射板、
27 冷却部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥津 尚宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石井 勝彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BA01 BE00 EE01 EE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器類を収容して前記洗浄槽
    内に収納される食器かごと、洗浄水を加圧する洗浄ポン
    プと、該洗浄ポンプに接続されて洗浄水を噴射するノズ
    ルと、前記洗浄槽内に空気を送り込む送風機と、洗浄水
    や空気を加熱する発熱体と、空気を機外に流出させる排
    気孔等とを備え、前記食器類の洗浄、濯ぎ、乾燥等を行
    う食器洗い乾燥機において、 前記排気孔に至る空気移送経路に、洗浄、濯ぎ騒音や乾
    燥騒音等を低減する騒音低減機構を配設したことを特徴
    とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 騒音低減機構を、空気流の上流側を開放
    した吸音ボックスと、該吸音ボックスの開放部に空気の
    流れに対向して配設され周囲に空気導入用の開口部を設
    けた捕捉板とによって構成したことを特徴とする請求項
    1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 騒音低減機構の吸音ボックス内に、吸音
    材を充填したことを特徴とする請求項2記載の食器洗い
    乾燥機。
  4. 【請求項4】 吸音材が、フェルトまたはスポンジから
    なることを特徴とする請求項3記載の食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】 騒音低減機構を、空気の流れに対向して
    配設すると共に音波を反射する反射面を空気流の上流側
    に備えた反射板によって構成したことを特徴とする請求
    項1記載の食器洗い乾燥機。
  6. 【請求項6】 反射板を、ほぼく字状に折り曲げてその
    凹部を空気流の上流側に配向させたことを特徴とする請
    求項5記載の食器洗い乾燥機。
  7. 【請求項7】 騒音低減機構を熱伝導性の良好な材料で
    形成し、機外に冷却部を配設して該冷却部を前記騒音低
    減機構と連結させたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6のいずれかに記載の食器洗い乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015128513A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 三菱電機株式会社 食器洗浄機
CN105942952A (zh) * 2016-05-09 2016-09-21 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机

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