JP4396613B2 - 食器洗い乾燥機および厨房装置 - Google Patents

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本発明は、食器の洗浄および乾燥を行う食器洗い乾燥機および厨房装置に関するものである。
従来の食器洗浄機について、図10に基いて説明する。食器の洗浄を行う場合には、被洗浄物である食器を洗浄槽71の食器かご72に収納し、洗剤を投入して運転を開始する。運転が開始されると、まず、洗浄ポンプ73が洗浄水を加圧する動作が安定するために必要な所定量の洗浄水を洗浄槽71に供給する給水工程が実行される。そして、洗浄ポンプ73によって加圧され、かつ、ヒータ76によって加熱された洗浄水が洗剤と共に洗浄ノズル77の噴射口74から噴射される本洗工程が行われる。
洗浄水は洗浄ノズル77の噴射口74から鉛直方向または斜め上方向に噴射される。また、洗浄ノズル77はこの噴射反力によって略水平に回転する。このように回転する洗浄ノズル77から噴射された洗浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄されるものである。
洗浄水が所定の温度に高まるとともに、所定時間の本洗工程を経ると、次に、食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ78によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜(食器に付着した汚れを残菜ともいう)で汚れた食器をすすぐために洗浄水を洗浄ノズル77から噴射するすすぎ工程と、前記排水工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄工程を終了する。
特に、次工程の乾燥工程を短時間で行うために、最終のすすぎ工程は、ヒータ76によって洗浄水を加熱しながら行う加熱すすぎ工程となっている。そして、洗浄水を加熱した約70度まで到達した時点で加熱すすぎ工程を終了する。そして、排水工程を経て食器を乾燥する乾燥工程を行い運転を終了する。乾燥工程は、送風機79により洗浄槽71内に機外より空気を送り込み、ヒータ76へ断続的に通電して温風を作り、この温風で食器に付着した水滴を蒸発させるものであって、洗浄槽71内の多湿な空気(以降、蒸気と呼ぶ)は排気口75より機外に排出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−339607号公報
しかしながら、従来の食器洗い乾燥機は、加熱すすぎ工程時に洗浄水を高温(約70度)まで加熱することで洗浄槽71内は蒸気で満たされ、乾燥工程の初期にはこの蒸気が一度に本体の排気口75より排出される。食器洗い乾燥機を備えたキッチンキャビネットAの上方に設置されている吊り戸棚B(以降、家具類と呼ぶ)や、これと対面する位置におかれた食器棚C(以降、家具類と呼ぶ)は、図11および図12で示すように、排気口75から排出された蒸気によって表面が結露して濡れるため、食器洗い乾燥機の運転後、使用者は結露水をふき取らなければならなかった。また、上記家具類の表面は高温の蒸気にさらされるため、長期使用により表面の接着剤が剥がれて捲れる、変色する、変形するなどの課題があった。
また、ビルトイン型の食器洗い乾燥機の場合、キッチンキャビネットA内への湿気の侵
入の為、食器洗い乾燥機の本体内は多湿状態となる場合があり、長期の使用により本体の構造部材や電子回路、電子部品等の錆の発生や短絡の虞が生じるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本体より排出される蒸気量を大幅に低減させ、さらにはヒートポンプ装置の冷間時に課題となるヒートポンプ装置の能力低下を防ぐ食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、被洗浄物を乾燥する乾燥手段をヒートポンプ装置で構成し、ヒートポンプ装置は、洗浄槽の背面外側に一体に取け付けられ、加熱すすぎ工程中に発生する熱で暖められるものである。
本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥時に本体より排出される蒸気量を少なくすることができ、ヒートポンプ装置の冷間時に課題となるヒートポンプ装置の能力低下を防ぐことができる
第1の発明は、被洗浄物を収容するとともに引き出し自在に構成された洗浄槽を有する本体と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、被洗浄物を乾燥する乾燥手段とを備え、前記乾燥手段をヒートポンプ装置で構成し、前記ヒートポンプ装置は、前記洗浄槽の背面外側に一体に取け付けられ、加熱すすぎ工程中に発生する熱で暖められることにより、洗浄槽内で発生した多湿空気を除湿することができるため、乾燥時に本体外への蒸気の排出を大幅に少なくすることができ、排出される蒸気に起因する悪影響を解消することができる。また、ヒートポンプ装置の冷間時に課題となるヒートポンプ装置の能力低下を防ぐことができる。
の発明は、第1の発明において、洗浄槽の前面の開口を開閉する蓋体と、被洗浄物を収容する食器かごを有し、前記前面の開口を開成した前記蓋体上に前記食器かごを引き出し自在に構成したことにより、本体内でヒートポンプ装置の管路や送風経路に可動部分あるいは着脱部をなくすことができるため、管路や送風経路の信頼性あるいは着脱部の熱損失、蒸気漏れを防ぐことができる。
の発明は、第1又は第2の発明のヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、冷媒により熱を奪う吸熱器と、冷媒が前記圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器を循環するように連結した管路を有し、前記吸熱器から放熱器および洗浄槽を経て吸熱器に至る循環風路と、乾燥用空気を前記循環風路に送風する送風手段を設けたことにより、洗浄槽内の食器の乾燥性能と、洗浄槽内の多湿空気の除湿性能をさらに高めることができるため、蒸気を本体外に排出しないようにできるとともに、乾燥時間を短縮することができる。
の発明は、第の発明の洗浄槽に外気を取り入れるとともに、前記洗浄槽から乾燥用空気を排出するようにしたことにより、乾燥用空気の温度を適正にして食器等への熱的悪影響をなくすことができる。
の発明は、第1又は第2の発明のヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、冷媒により熱を奪う吸熱器と、冷媒が前記圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器を循環するように連結した管路を有し、洗浄槽への乾燥用空気の供給および洗浄槽から本
体外へ排気する乾燥空気風路と、乾燥用空気を前記乾燥空気風路送風する送風手段を設けたことにより、外気を加熱した乾燥用空気を洗浄槽に送り込んで食器を乾燥させ、洗浄槽内の多湿空気を除湿した後に排気することで、本体外に排出される蒸気量を減少させることができる。また、長時間の使用により乾燥用空気が高温になりすぎるという問題もなく、特に、夏季などの外気温度が高い時は、乾燥時間の短縮や除湿性能の向上が図れる。
の発明は、第1〜第のいずれか1つの発明の食器洗い乾燥機を備えた厨房装置としたことにより、食器の乾燥と除湿機能を有するとともに、キッチンキャビネットに装着された本体内の構造部材や電子回路や配線、電子部品等の湿気による悪影響をなくすことができ、本体およびキッチンキャビネットの耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の断面図、図2は同食器洗い乾燥機の一部切欠斜視図、図3は同食器洗い乾燥機の洗浄槽を本体から引き出した状態の斜視図、図4は乾燥用空気の流れを示すシステム構成図である。
図1〜図4において、食器洗い乾燥機の本体1は、洗浄槽2を引き出し可能に設けてあり、この洗浄槽2内の底部に洗浄ポンプ3により加圧した洗浄水を噴射する噴射口4を有する洗浄ノズル5(洗浄手段)を設けている。洗浄ノズル5の上方には被洗浄物である食器を収納する食器かご6を設けている。また、洗浄槽2に貯水された洗浄水を本体外へ排出する排水ポンプ8を設けている。洗浄槽2の下部には、洗浄水を加熱するヒータ7を配置している。
洗浄槽2は上方に開口部10を有し、洗浄槽2の側面と本体1との間で構成されたガイドレール(図示せず)により、本体1に対して引き出し自在に構成している。また、本体1内の上部には開口部10に対向して内蓋9が設けられており、洗浄槽2の本体1からの引き出しおよび本体1内への収納動作に連動して上下動する構成を有しており、洗浄槽2の収納時には内蓋9が降下し、洗浄槽2の開口部10をシールするものである。
ヒートポンプ装置23は、洗浄槽2の後方に、かつ、一体で構成されており、冷媒を圧縮する圧縮機11と、圧縮機11により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器12と、冷媒の圧力を減圧する絞り手段13と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器14と、冷媒が圧縮機11と放熱器12と絞り手段13と吸熱器14を循環するように連結した管路15を有し、冷媒は矢印24の方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。
また、吸熱器14から放熱器12および洗浄槽2を経て吸熱器14に至る循環風路18と、循環風路18に乾燥用空気を送風する送風手段19を設けている。循環風路18は、送風機19により送風される空気を矢印25の方向に吸熱器14から放熱器12へと流すためのものであり、循環風路18の入口側は吸込み口17と連通され、出口側は吹出し口16と連通されている。
送風機19より送風される乾燥用空気は、放熱器12により加熱されて洗浄槽2内に入り、食器を通過し多湿となった空気は吸込み口17より吸熱器14を通過して除湿され、再び循環風路18を通って放熱器12により放熱され、低湿高温の乾燥用空気を洗浄槽2内へ供給する循環動作を繰り返す。
なお、上記のように外気を導入しない循環サイクルの場合、長時間の使用により乾燥用空気が高温になりすぎるという課題も考えられる。このため、図5に示すように、吸込み側に外気を取り入れる吸込経路31、あるいは、吹出し側に乾燥用空気を洗浄槽2外へ排出する排出経路32と、吸込経路31と排出経路32のそれぞれを開閉弁33、34により開閉自在に設けることで、乾燥用空気を冷却することができる。この場合、外気は本体1内部から導入することになる。
また、本体1外へ高温風を排出することになるが、キッチンキャビネット61内に食器洗い乾燥機を設置した場合には、本体1を通して台所空間に直接排出しても本発明の効果を損なうことはない。さらには、キッチンキャビネット61内に排出する場合でも、吸熱器14を通過して除湿された乾燥風を排出するため、キッチンキャビネット61を湿気等で傷めることはない。
上記構成において動作、作用を説明する。食器を乾燥させる乾燥工程では、ヒートポンプ装置23の圧縮機11を作動させると、冷媒が圧縮され、この圧力により放熱器12、絞り手段13、吸熱器14を循環する。放熱器12では冷媒の圧縮の熱が放出され、吸熱器14では絞り手段13で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。このとき送風機19が作動し、放熱器12の放熱により加熱された温風が吹出し口16から洗浄槽2内に送風される。洗浄槽2内に送風された温風は、食器の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で吸込み口17を経て吸熱器14に至る。この湿った温風は、吸熱器14を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、低温の空気と除湿水に分離される。この低温の空気は、放熱器12で再び加熱され低い相対湿度の温風となる。
このように、乾燥用空気は洗浄槽2、循環風路18、ヒートポンプ装置23を循環し、上記動作を繰り返すことにより、食器の乾燥が進行される。このため、従来本体外に排出していた上記は本体外に出ることはない。また、吸熱器14で結露した除湿水は、循環風路18の下部に設けた排水用口20から洗浄槽2に連通する排水経路22を通り、洗浄槽2に設けられた穴21から洗浄槽2に排水される。そして、排水ポンプ8により、最終的に本体1外に排出される。
このように、本発明によれば、食器を乾燥する乾燥手段にヒートポンプ装置23を用いたことにより、洗浄槽2内で発生した多湿空気を除湿することができるため、本体1外へ蒸気を排出しないようにすることができる。
また、冬の朝方など台所の室温が0度近くになると、ヒートポンプ装置23は圧縮機11で加圧した冷媒が直ちに冷却されるため、正常なヒートサイクル状態に達することができないという課題がある。しかしながら本発明によれば、ヒートポンプ装置23を本体1と一体に構成したことにより、加熱すすぎ工程中に発生する熱でヒートポンプ装置23も暖められる。よって、ヒートポンプ装置23の能力低下を防ぐことができる。また、食器洗い乾燥機には乾燥のみを行うコースも設けているが、この場合でも、加熱すすぎ工程中に発生する熱は利用できないが、本体1内に配設していることによる本体外からの影響を受け難く、かつ、ヒートポンプ装置により発生した熱の損失をも低減できるため、ヒートポンプ装置の能力低下を抑制することができる。
また、引出型の食器洗い乾燥機の洗浄槽2にヒートポンプ装置23を取付けた場合、ヒートポンプ装置23を洗浄槽2と一体に設けることが可能になり、ヒートポンプ装置23と洗浄槽2との間で構成される循環風路18の長さを最小にすることができるため、循環風路18から逃げる熱損失を低減することができるとともに、コンパクトなヒートポンプ装置とすることができる。
また、ヒートポンプ装置を構成する場合、本体下部に配設すると本体高さに制約があるために洗浄槽2の高さが低くなり、結果として食器かごにセットできるコップの高さが低くなったり、大皿の直径が小さくなったりするが、本発明の構成によれば、本体あるいは洗浄槽の後方に配設した構成としたことにより、洗浄槽の高さを低くすることがないので、背の高い食器が今まで通りセットすることができる。
また、ヒートポンプ装置23は、冷媒を圧縮する圧縮機11と、前記圧縮機11により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器12と、前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段13と、冷媒により熱を奪う吸熱器14と、冷媒が前記圧縮機11と放熱器12と絞り手段13と吸熱器14を循環するように連結した管路15を有し、前記吸熱器14から放熱器12および洗浄槽2を経て吸熱器14に至る循環風路18と、乾燥用空気を前記循環風路18に送風する送風手段19を設けており、洗浄槽2内の食器の乾燥性能と、洗浄槽2内の多湿空気の高い除湿性能を得ることができるため、本体1外に排出する蒸気を大幅に低減できるとともに、乾燥時間の短縮を図ることができる。
また、被洗浄物を乾燥する乾燥手段をヒートポンプ装置で構成した食器洗い乾燥機を備えた厨房装置としたことにより、食器の乾燥と除湿機能を有するとともに、キッチンキャビネットに装着された本体内の構造部材や電子回路や配線、電子部品等の湿気による悪影響をなくすことができ、本体およびキッチンキャビネットの耐久性を向上させることができる。
なお、引出型の食器洗い乾燥機の場合は、ヒートポンプ装置は洗浄槽に装着し、洗浄槽とともに移動するように構成することが有利であり、その位置は洗浄槽の後壁の背部、底壁の外部のほか、側壁、前壁に装着可能であり、1ヶ所への集約または2ヶ所以上に分散させて設けることができる。
(実施の形態2)
図7は本発明の第2の実施の形態における食器洗い乾燥機の一部切欠斜視図、図8は乾燥用空気の流れを示すシステム構成図である。なお、第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、前面に開口50を設けた洗浄槽51と、被洗浄物を収容する食器かご52を有し、前面の開口50を下方へ開く開閉自在な蓋体53を備えている。食器かご52は、開成した蓋体53上に引き出し自在に構成している。ヒートポンプ装置54は、本体55あるいは洗浄槽51の下方に配設してあり、洗浄槽51内の多湿空気を除湿した後に排気する構成になっている。
図7および図8において、ヒートポンプ装置54は、洗浄槽51の下方に構成されており、冷媒を圧縮する圧縮機11と、圧縮機11により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器12と、冷媒の圧力を減圧する絞り手段13と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器14と、冷媒が圧縮機11と放熱器12と絞り手段13と吸熱器14を循環するように連結した管路15を有し、冷媒は矢印24の方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。また、外気導入口56から送風機57により吸引された空気は、放熱器12および洗浄槽51を経て吸熱器14に至り、排気口58より本体55外に排気される一方向の乾燥空気風路59を有する。
除湿動作としては、送風機57により導入された外気(乾燥用空気)は、放熱器12により放熱されて加温され、洗浄槽51内の食器を通過した後、吸込み口17より吸熱器14を通過して除湿され、排気口58より本体55外に排気される一方向乾燥除湿動作を繰り返す。なお、図示はしていないが、送風機57を放熱器12側に配置することも考えら
れる。
また、送風能力を補うために、図9に示すように放熱器12側と吸熱器14側の両方に送風機57を取付けることも考えられる。
ヒートポンプ装置の基本動作、作用に関しては実施の形態1と同様であり、説明は省略する。ヒートポンプ装置23は、冷媒を通す管路15は振動に弱く、固定して構成することが望まれる。また、乾燥用空気を通す送風経路は可動部を有するとそこから空気の漏れを生じ、熱ロスを発生して乾燥、除湿の効率を悪化させてしまう。
本発明の構成によれば、洗浄槽51と本体55との相対位置が変化することなく本体55内に形成されているため、洗浄槽51とヒートポンプ23を連結するための可動部や着脱部をなくすことができ、管路や送風経路の信頼性あるいは着脱部の熱損失、蒸気漏れを防ぐことができる。
また、ヒートポンプ装置を構成する場合、本体後方に配設すると本体奥行きに制約があるために洗浄槽奥行きが低小さく、結果として食器かごの表面積が小さくなり、セットできる食器の数が少なくなったりすることがあった。
本発明の構成によれば、ヒートポンプ装置を本体あるいは洗浄槽の下方に配設した構成としたことにより、洗浄槽の奥行きを短くすることがないので、食器かごの表面積を小さくせずにすむため、食器点数を損なうことはない。
ヒートポンプ装置は、洗浄槽への乾燥用空気の送風と、洗浄槽から本体外へ排気する構成したことにより、加熱した外気を洗浄槽に送り込んで食器を乾燥させ、かつ、洗浄槽内の多湿空気を除湿した後に排気することで、本体外に排出する蒸気量を減少させることができる。また、長時間の使用により乾燥用空気が高温になりすぎるという問題もなく、夏季などの外気温度が高い時は、循環方式に対して乾燥時間の短縮や除湿性能の向上が図れる。
このため、キッチンキャビネット内に食器洗い乾燥機を設置した場合には、本体を通して台所空間に直接排出しても本発明の効果を損なうことはない。さらには、キッチンキャビネット内に排出する場合でも、乾燥風を排出するため、キッチンキャビネットを湿気等で傷めることはない。
なお、本実施の形態における排気式のヒートポンプ装置は、洗浄槽を引き出し可能に設けた食器洗い乾燥機で実施することができ、循環式または排気式等ヒートポンプ装置の方式と、食器洗い乾燥機の洗浄槽の構成の実施形態の選択は自由である。
以上のように、本発明にかかる食器洗い乾燥機は、乾燥時に本体より排出される蒸気量を少なくすることができるので、食器洗い乾燥機等として有用である。
本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の断面図 同食器洗い乾燥機の一部切欠斜視図 同食器洗い乾燥機の洗浄槽を本体から引き出した状態の斜視図 同食器洗い乾燥機の乾燥用空気の流れを示すシステム構成図 同食器洗い乾燥機の他の例の乾燥用空気の流れを示すシステム構成図 同食器洗い乾燥機を備えたキッチンキャビネット外観図 本発明の第2の実施の形態における食器洗い乾燥機の一部切欠斜視図 同食器洗い乾燥機の乾燥用空気の流れを示すシステム構成図 同食器洗い乾燥機の他の例の乾燥用空気の流れを示すシステム構成図 従来の食器洗い乾燥機の断面図 同食器洗い乾燥機の乾燥時の排気状態図 同食器洗い乾燥機の乾燥時の排気状態図
1 本体
2 洗浄槽
5 洗浄ノズル(洗浄手段)
11 圧縮機
12 放熱器
13 絞り手段
14 吸熱器
15 管路
18 循環風路
19 送風手段
23 ヒートポンプ装置(乾燥手段)
50 開口
53 蓋体
61 キッチンキャビネット

Claims (6)

  1. 被洗浄物を収容するとともに引き出し自在に構成された洗浄槽を有する本体と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、被洗浄物を乾燥する乾燥手段とを備え、前記乾燥手段をヒートポンプ装置で構成し、前記ヒートポンプ装置は、前記洗浄槽の背面外側に一体に取け付けられ、加熱すすぎ工程中に発生する熱で暖められる食器洗い乾燥機。
  2. 洗浄槽の前面の開口を開閉する蓋体と、被洗浄物を収容する食器かごを有し、前記前面の開口を開成した前記蓋体上に前記食器かごを引き出し自在に構成した請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、冷媒により熱を奪う吸熱器と、冷媒が前記圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器を循環するように連結した管路を有し、前記吸熱器から放熱器および洗浄槽を経て吸熱器に至る循環風路と、乾燥用空気を前記循環風路に送風する送風手段を設けた請求項1又は2に記載の食器洗い乾燥機。
  4. 洗浄槽に外気を取り入れるとともに、前記洗浄槽から乾燥用空気を排出するようにした請求項記載の食器洗い乾燥機。
  5. ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器と、前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、冷媒により熱を奪う吸熱器と、冷媒が前記圧縮機と放熱器と絞り手段と吸熱器を循環するように連結した管路を有し、洗浄槽への乾燥用空気の供給および洗浄槽から本体外へ排気する乾燥空気風路と、乾燥用空気を前記乾燥空気風路送風する送風手段を設けた請求項1又は2に記載の食器洗い乾燥機。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機を備えた厨房装置。
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