JP2008148795A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体の前面から外部へ高温・高湿の水蒸気を含んだ排気を行うことなく食器類を乾燥させ、室内環境が高湿化するのを防止する。
【解決手段】前面にフロントパネルが設けられ、食器の出し入れ時に前後方向に移動可能な引き出し型の洗浄槽と、乾燥空気を送風する温風ファンと、洗浄水および/または乾燥空気を加熱する温風加熱ヒ−タを有し、洗浄槽に固定されており、乾燥工程時に洗浄槽内から送風される高湿温風が流れる流路と、冷却空気が流れる流路とを仕切る熱交換板が設けられ冷却除湿する空冷式熱交換ユニット13と、この空冷式熱交換ユニット13と接続し、洗浄槽の前面に設けられたフロントパネルの下方であって洗浄槽側に設けられた冷却空気吸気口15と冷却空気排気口21と、フロントパネルの洗浄槽側に設けられ、洗浄工程及び乾燥工程を制御する制御装置と、を有し、制御装置は冷却空気排気口21からの空気流によって冷却した。
【選択図】図4

Description

本発明は、引き出し型の洗浄槽内に入れた食器類を洗浄した後、除湿,乾燥する食器洗浄機に関するものである。
引き出し型洗浄槽内に入れた食器類を洗浄した後、乾燥工程において冷却によって排気温風中から除湿を行うようにした食器洗浄機には、大きく分けて空冷式と水冷式がある。
空冷式では、例えば特許文献1に示すものがある。このものは、洗浄タンクの背面部の立壁面の外側にダクトを取り付け、送風ファンで外部の空気をダクトに送風し、立壁面を冷却するようにしたものである。
また、特許文献2に示すものもある。このものは、ファンにより洗浄槽内の空気を洗浄槽外へ誘導した後、再び洗浄槽内に導く循環通路を設け、該通路内に循環通路を通過する空気の湿気を取り除く熱交換器部を備えたものである。
一方、水冷式は乾燥工程時に水道水等の冷却水を用いて除湿冷却するものである。この方式は、冷却除湿の熱交換性能が前記空冷式に比べて良好となるが、水道水等の冷却水が数リットル必要となり、節水がやや難しくなる。また、食器洗浄機はすぐにお湯が供給できる給湯設備に接続される場合があり、普通の水道水(例えば20℃程度)と比べて温度レベルが高い給水(例えば40℃〜60℃)が行われると、排気温度(例えば50℃〜
60℃)と冷却給水間に十分な温度差が取れなくなり、必要な熱交換性能を確保できなくなってしまう。
特開平5−161591号公報 特開平6−154148号公報
上記従来の構成において、空冷式である特許文献1に示すものは、立壁面を介して外部の空気の冷却によって洗浄タンク内の水蒸気が結露するが、水蒸気を含む洗浄タンク内の空気が滞留しやすく、循環通路を流れるように効率良く冷却除湿できない。
一方、特許文献2に示すものでは、水蒸気を含む空気の循環通路が構成されているので、特許文献1より効率良い除湿が期待できるが、熱交換部の湿気を含んだ空気側が槽壁と隣り合わせになっているので、その面が冷却面として有効に使用できない。
また、熱交換部での湿気を含んだ空気と冷却風の流れ方向が並行流となっており、両流体の温度差を熱交換に有効に使えない。また、熱交換部での湿気を含んだ空気の流れ方向が下から上方向であり、除湿されて凝縮した水分の下方向の流れと逆行し、凝縮水のスムーズな落下を阻害する。
さらに、湿気を含んだ空気側の構成では、循環用ファンと熱交換部間に乾燥用ヒータを有しており、該熱交換部で除湿された空気を相対湿度が100%近い空気を加熱する手段がない。
また、上記いずれの従来例も、洗浄槽が食器洗浄機本体に固定されており、洗浄槽を自由に引き出すタイプでの構成については言及されていない。また、臭いが発生した場合や清掃性等の処理法等についても言及されていない。
一方、水冷式は上記したように、乾燥工程時に水道水等の冷却水を用いて除湿冷却するため、冷却除湿の熱交換性能が前記空冷式に比べて良好となるが、水道水等の冷却水が数リットル必要となり、節水、すなわち省エネの面から好ましくない。
本発明は、水道水等の冷却水が数リットル必要で、節水が難しい水冷式に比べて省エネ性に優れた空冷式の食器洗浄機を改良するものである。
具体的構成として、請求項1では、前面にフロントパネルが設けられ、食器の出し入れ時に前後方向に移動可能な引き出し型の洗浄槽と、洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する回転ノズル体と、乾燥空気を前記洗浄槽内に送風する温風ファンと、前記洗浄水および/または乾燥空気を加熱する温風加熱ヒ−タを有する食器洗浄機において、前記洗浄槽に固定されており、乾燥工程時に前記洗浄槽内から送風される高湿温風が流れる流路と冷却空気が流れる流路とを仕切る熱交換板が設けられ冷却除湿する空冷式熱交換ユニットと、この空冷式熱交換ユニットと接続して前記洗浄槽の前面に設けられたフロントパネルの下方であって前記洗浄槽側に設けられた冷却空気吸気口と冷却空気排気口と、前記フロントパネルの洗浄槽側に設けられ、洗浄工程及び乾燥工程を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は前記冷却空気排気口からの空気流によって冷却されるものである。
請求項2では、前記冷却空気吸気口と前記冷却空気排気口との間に仕切り手段を設けたものである。
請求項3では、乾燥空気を前記洗浄槽内に送風する前記温風ファンの下端と前記洗浄槽とを連通するドレン管を設け、このドレン管は前記洗浄槽側が下り勾配となるように配置したものである。
請求項4では、前記空冷式熱交換ユニットからの高湿温風が流れる高湿温風流路と、この高湿温風流路の下部と前記洗浄槽の下部とを連結するドレン管と、このドレン管の前記洗浄槽側の開口部を前記洗浄槽内に設けられた洗浄水が貯まる貯留部の水面より上方に配置したものである。
請求項5では、前記洗浄槽の高湿温風の温風吸気口に、下向きの温風吸気ダクトを設けたものである。
本発明の請求項1によれば、引き出し型洗浄槽において、空冷式熱交換ユニットにより高湿温風の冷却除湿を実現するので、蒸気を含んだ温風を周囲に排気することがなくなり、室内環境が高湿化することがない。
また、制御装置が前記冷却空気排気口から排出される空気により冷却されるため、熱による信頼性の劣化を防止することができる。
請求項2によれば、冷却空気排気口から排出される温かい空気や、キッチンユニット内の温かい空気が冷却空気吸気口から吸気することがなくなり、乾燥効率の向上を図ることができる。
請求項3によれば、温風ファン内に付着する凝縮水をドレン管を介して洗浄槽内に排水することができるため、温風ファンからの漏水を防止することができる。
請求項4によれば、高湿温風が流れる流路からのドレン管が洗浄槽内の貯留部に水没しないため、ドレン管からの排水が詰まることがない。
請求項5によれば、洗浄槽の高湿温風の温風吸気口に下向きの温風吸気ダクトを設けたので、回転ノズル体から噴射される洗浄水が空冷式熱交換器の高湿温風が流れる流路に入り込むことがない。
以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説明する。
図1は、システムキッチンなどのキッチンユニット1に組み込まれる形態の食器洗浄機の斜視図で、食器洗浄機の本体2に引き出し型洗浄槽3が上下2段に配置されている。なお、本発明の食器洗浄機は、図のような上下2段の構成ではなく、1段あるいは上下方向に3段以上の構成でもよく、さらには左右方向に複数列配置の構成でもよい。
図2は、引き出し型洗浄槽3の斜視図である。
洗浄槽3は、側面下部に前後方向に沿って設けられたガイドレ−ル5aと、該ガイドレール5aと対向してキッチンユニット1の収納部側に設けられたローラ5bによって支持されており、該ガイドレ−ル5aとローラ5bにより軽く前後方向に出し入れが行われる。
また、洗浄槽3は、前面に化粧板のフロントパネル4aを有するドア部4が取り付けられ、該ドア部4に各種の操作ボタン等が備えられており、上側には食器類を出し入れする開口6を有している。
また、ドア部4の内部には後記する回転ノズル体7,洗浄ポンプ8等を制御する制御装置35が設けられている。
図3は、図1および図2に示した食器洗浄機の本体2の側面断面図で、洗浄槽3は内底部側に回転ノズル体7,洗浄ポンプ8等を備えている。洗浄ポンプ8は、洗浄槽3の内底部側に設けられた貯留部9に溜まる洗浄水を吸い上げて回転ノズル体7に供給する。回転ノズル体7は、供給された高い水圧を保つ洗浄水を、その上面に設けられたノズル穴7aから洗浄槽3内に勢い良く噴射する。この噴射された洗浄水で洗浄槽3内の収納かご10に収納された食器37類を洗浄する。また、洗浄槽3の内底面部には、加熱洗い工程,加熱すすぎ工程等にて洗浄水を加熱するヒ−タ12が備えられている。
そして、図3において、13が本発明の空冷式熱交換ユニットである。該空冷式熱交換ユニット13の特徴は、所定の空間14を保って洗浄槽3から離して配置されており、さらに洗浄槽3と一体となって移動可能なように洗浄槽3にしっかりと固定されていることである。その様子を図4と図5で説明する。
図4は、図2を背面から見た斜視図で、空冷式熱交換ユニット13は洗浄槽3の背面側に設けられており、周囲の幾つかの部品と共に洗浄槽3に固定され、該洗浄槽3と一体となって移動する。
ここで、冷却空気経路を説明する。15は洗浄槽3の前面下部に設けられた冷却空気吸気口で、ドア部4下部の内側近傍に横長形状に開口してフロントパネル4aの前面からは見えないようになっており、他方は同じく洗浄槽3の下部に設けられた冷却ファン16の吸い込み口に接続され、該冷却ファン16によりキッチンユニット1前方の開放された空間から周囲の空気を吸い込み、冷却空気として冷却ファン16の吐き出し口に接続された冷却空気吸気管路17に送られ、空冷式熱交換ユニット13の下部に設けられた冷却空気流入口18に至る。
空冷式熱交換ユニット13の構造は後述するが、その上部に冷却空気流出口19が設けられ、該冷却空気流出口19から出た冷却によって温まった冷却空気は、冷却空気排気管路20を経て、洗浄槽3の前面下部に設けられた冷却空気排気口21から周囲に吐き出される。冷却空気排気口21は、前記冷却空気吸気口15の横に適宜間隙を保持して横長形状に開口しており、フロントパネル4aの前面からは見えないようになっている。
この冷却空気排気口21から排出された空気は、ドア部4の内側面の周辺に吹き出され、ドア部4内に設けられた制御装置35を冷却するようになっている。すなわち、冷却空気排気口21から周囲に吐き出される空気の温度は、40℃から50℃程度であり、また、制御装置35を構成する制御基板の温度は90℃以下に抑える必要があり、前記した
40℃から50℃の空気で十分に制御装置35を冷却することができる。制御装置35には図示していないが、冷却空気排気口21からの排気流と制御装置35内の発熱部材との間の熱交換を行う部材が設けられている。また、冷却空気排気口21の近傍に、冷却空気排気口21から排気された排気流を制御装置35の熱交換部材に導く導入路をドア部4の内部若しくは内側面に設けることが望ましい。
冷却ファン16としては、プロペラファン等の軸流ファンでもよいが、全体経路の圧力損失が大きくなる場合は、シロッコファンやターボファンを利用するとよい。また、冷却ファン16の設置場所は、図のように洗浄槽3の下面に限る必要はなく、洗浄槽3の後部やドア部4の内部等であってもよい。
ここで、冷却空気排気口21から排気された温かい冷却空気や、本体2の周囲の温かい空気がそのまま冷却空気吸気口15に入り込むと冷却性能低下に繋がるので、図4に示すように冷却空気吸気口15の近傍、例えば冷却空気排気口21との間に流れ制御用の仕切り部材として防風部材36を設け、冷却空気排気口21から排気された温かい冷却空気や周辺の温かい空気が冷却空気吸気口15に吸い込まれないようにしている。この防風部材36は前述の冷却空気排気口21から排気された排気流を制御装置35に導く導入路の一部として設けてもよい。
なお、冷却空気吸気口15と冷却空気排気口21の位置および組み合わせは前記内容に限る必要はない。例えば冷却空気吸気口15は前記と同様にドア部4の下部内側近傍に設け、冷却空気排気口21は洗浄槽3の側面か前面上部のいずれかに設けてもよい。また、冷却空気排気口21を洗浄槽3の周囲に何個所かに分離して設け、全体で広い断面積を確保した何個所かの排気口から温まった冷却空気を低速で排気してもよい。
さらに、図4において、空冷式熱交換ユニット13の冷却空気流出口19全体を外すか、その先の冷却空気排気管路20との接続部19aを外して空冷式熱交換ユニット13から流出して温まった冷却空気をそのまま洗浄槽3の背面側で排気してもよい。この場合、排気された冷却空気は洗浄槽3の周囲を流れ、食器洗浄機本体2の側面や下面,上面、あるいは後面から外気にゆっくりと流出することになる。
図5は、前記洗浄槽3の内部構造を示す半透明斜視図である。この図と前記した図4を用いて、食器を乾燥する乾燥空気である循環温風の経路を説明する。
食器37から蒸発した水分を奪って高湿化した温風は、洗浄槽3内の背面上部に設けられた下向きの温風吸気ダクト23a及び温風吸気口23から吸い込まれ、同じく空冷式熱交換ユニット13の上部に設けられた温風流入口24に至る。そして空冷式熱交換ユニット13の下部に設けられた温風流出口25から出た冷却除湿された温風は、温風ファン
11を経て温風加熱ヒータ22に至り、再び高温に加熱されて洗浄槽3内の背面下部に設けられた温風排気口26から洗浄槽3内に吹き出され、食器を乾燥させて行く。温風はこのように循環する。
ここで、温風加熱ヒータ22から出た温風をそのまま洗浄槽3に入れると、洗浄槽3での温風吹き出し位置26aが洗浄槽3内の上部になるため、洗浄槽3内の背面上部に設けられた温風吸気口23と隣接し、加熱された温風がそのまま温風吸気口23から吸い込まれてしまうことになる。また、多くの食器37に加熱された温風を効率良く当てるには、温風吹き出し位置を低くして、温風の上昇流が食器37に当たるようにする方が好ましい。よって、図6では、温風吹き出し位置26aから下部に温風を導くダクト26bを設け、最終的には洗浄槽3内の背面下部に設けられた温風排気口26から洗浄槽3内に温風を吹き出すようにしている。これによって洗浄槽3内の洗浄水を加熱することも可能となる。
また、温風吸気口23も回転ノズル体7からの洗浄水が直接入り込まないように下向きの温風吸気ダクト23aを通して吸い込まれる。
ここで、温風ファン11としては、プロペラファン等の軸流ファンでもよいが、全体経路の圧力損失が大きくなる場合は、シロッコファンやターボファンを利用するとよい。また、温風加熱ヒータ22としては、シーズヒータやPTCヒータを利用するとよい。さらに、シーズヒータに放熱フィンを付加し、ヒータの加熱性能を向上させてもよい。
また、前記した除湿冷却された後に再び洗浄槽3に吹き出されて食器37を乾燥させるための温風は、洗浄槽3内の洗浄水を加熱するヒ−タ12を利用して加熱することも可能である。この場合には、ヒータ12の一部を温風の通路に露出させる等すればよい。
また、温風ファン11の下端と洗浄槽3とは、該洗浄槽3側が下り傾斜となるようにドレン管11aを介して連通しており、温風ファン11の内部に溜まった水が外部に漏れ出すのを防止している。
次に、図6に、前記した冷却空気経路と温風経路および空冷式熱交換ユニット13の系統図を示す。
空冷式熱交換ユニット13は、所定の空間14を保って洗浄槽3から離して配置されており、空間14には周囲空気が容易に侵入できるし、上下左右に容易に流通できるようにもなっている。
このように、空冷式熱交換ユニット13と洗浄槽3が所定の空間14を保って固定されると、空冷式熱交換ユニット13内での冷却空気34による高湿温風33の冷却以外にも空冷式熱交換ユニット13の周囲、特に所定の空間14を流れる冷たい空気によっても高湿温風の冷却が期待でき、熱交換性能のさらなるアップが可能となる。
空冷式熱交換ユニット13の内部は、高湿温風が流れる流路28と冷却空気が流れる流路29とに仕切るように略中間に熱交換板27が配置されており、該熱交換板27を介して高湿温風33と冷却空気34が熱交換され、高湿温風33を冷却除湿する。そして、空冷式熱交換ユニット13内で除湿されて凝縮した水分は、空冷式熱交換ユニット13の下部と洗浄槽3の下部を連結する細いドレン管32によって洗浄槽3の中に送られ、最終的には排水される。
このドレン管32は、温風ファン11のドレン管11aとともに、洗浄槽3内の貯留部9の水面より上方に配置されており、両ドレン管11a,32からスムーズに洗浄槽3内に排水できるようになっている。
また、空冷式熱交換ユニット13内では、図のように高湿温風33を熱交換板27の上方から下方に向けて流通させるとともに、冷却空気34を下方から上方に向けて流通させ、2つの流れを対向流にすることによって効率良く熱交換させる。
また、高湿温風33は、この熱交換板27で冷却されて高湿温風中の水分が凝縮して液化するので、高湿温風33を上方から下方に向けて流通させることにより、凝縮水をスムーズにドレン管32に運ぶことができる。
ここで、熱交換板27の形状の一例を図7で説明する。図7(a)が流れ方向に対して直角の面で切断した断面図で、(b)が平面図である。また、(c)は図(a)の丸で囲んだ部分の部分拡大図である。
本実施例における熱交換板27は、薄肉状の金属板で、流れ方向と直角の面において、波状に複数回連続的に折り曲げられた、いわゆるトタン板状(表面が波打った状態)の構成である。ここで、金属板の材質としては、熱伝導率の良いアルミニウム材や銅材を用いてもよいし、錆びにくいステンレス材、例えばSUS304材を用いてもよい。また、熱交換板27の金属表面に耐蝕性を向上させる表面処理を施してもよい。なお、板厚tは薄いほうが好ましく、例えば0.2mm から0.6mm 程度、例えば、0.4mm 程度が最もよいが、強度が必要な場合は、0.6mm 以上であってもよい。
また、本実施例における熱交換板27の別の特徴は、図7(c)のように波状に折り曲げられた波高さhが波状に折り曲げられた波間隔pよりかなり大きくとっていることであり、例えば、波間隔pが6mmから10mmくらい、例えば8mmの場合、波高さhは15mmから25mmくらい、例えば20mmにとっている。このように深く折り曲げることにより、図7(a)からわかるように、限られたスペース内において、温風側28および冷却空気側29それぞれの熱交換板27の表面積を大きくとることができ、熱交換性能向上につながる。例えば、熱交換板27の表面積は、投影面積(A×B)の3倍から5倍くらい、例えば4倍にすることができる。本実施例では、熱交換板27の材質を金属としたが、場合によっては樹脂等を利用してもよいし、また、前記した数値の仕様に限る必要もない。
このように、熱交換板27を熱伝導率の良い金属板にすることにより、伝導による熱抵抗を低減し、また、金属板を波状に折り曲げることにより、限られたスペース内で伝熱に寄与する放熱表面積を大きくとることができ、対流による熱抵抗を低減することができ、熱交換性能が増加する。
また、循環する温風の脱臭が必要となる場合、脱臭機能を確保する一つの方法として、熱交換板27の表面に脱臭機能を有する材料を施してもよい。脱臭機能を有する材料としては、酸化チタン等の光触媒や、銀系や亜鉛系の脱臭材等が考えられる。なお、脱臭機能を有する材料を施す面は温風が流れる面のみでよいが、温風と冷却空気が流れるそれぞれの面に一緒に施してもよい。
これにより高湿温風33に臭いが発生した場合、脱臭機能をもった熱交換板27により脱臭されるので、高湿温風33の臭いが除去され、さらには洗浄槽3内等全体の脱臭にもつながる。また、本実施例では、熱交換板27の表面で高湿温風33が凝縮し、水分を液化させることができるので、凝縮時に液化水分に高湿温風33中の臭い成分を吸着,凝集させることができ、臭い成分を水と一緒にスムーズにドレン管32に運び、同時に排出することができる。
次に、図4と図6に基づき、高湿温風と冷却空気の流れについて更に述べる。
まず、図6において、空冷式熱交換ユニット13の高湿温風33と冷却空気34の温風流入口24と冷却空気流入口18において、高湿温風33aと冷却空気34aがそれぞれ熱交換板27に対して、矢印で示すように直角に吹き付けられ、その後、高湿温風33と冷却空気34が熱交換板27に沿って互いに異なる向きで平行に流れるようにした。
このように、高湿温風33と冷却空気34のそれぞれの温風流入口24,18において、高湿温風33aと冷却空気34aをそれぞれ熱交換板27に対して略直角に吹き付けることにより、熱伝達率の良い衝突噴流熱伝達を得ることができ、熱交換性能の増加に寄与する。なお、熱交換板27に対しては、前記したように高湿温風33aと冷却空気34aの両方を直角に吹き付けるのが好ましいが、高湿温風33aと冷却空気34aのいずれか一方であってもよい。
図4と図6に示すように、温風流入口24と温風流出口25、及び冷却空気流入口18と冷却空気流出口19とに、流入空間(広くなったチャンバ)を設け、この流入空間の空冷式熱交換ユニット13内に向かう開口断面積が、それぞれに接続する管路30,31および管路17,20の断面積より大きくなるようにした。
これは、断面積が狭い管路30,31および管路17,20から流入口24,18に入ってきた高湿温風33aおよび冷却空気34aをすぐに熱交換板27に流入させると、流路の圧力損失増加や偏流により流速分布ができるので、熱交換性能の低下になるためである。
本実施形態の構成にすると、流入した高湿温風33aや冷却空気34aが該流入空間で、熱交換板27に対して均一に流入できるように圧力および流速調節されるので、熱交換性能の低下を抑制できる。この場合も、前記のように、高湿温風33aと冷却空気34aを熱交換板27に対して略直角に吹き付けるのがよい。
以上のように本実施例では、乾燥運転時に温風ファン11を動作させると、洗浄槽3内の温風吸気口23から洗浄槽3内の湿気を含んだ高湿温風33を空冷式熱交換ユニット
13に送り込み、熱交換板27の表面で冷却空気34と熱交換が行われ、水蒸気を凝縮液化して洗浄槽3内の湿気分を取り除き、温風を温風加熱ヒ−タ22へ経由させて温度上昇させ、温風排気口26から再び洗浄槽3内に送風するので、外気とは完全に分離された温風の循環経路を形成することができ、本体2の前面から外部へ高温・高湿の水蒸気を含んだ排気を行うことなく食器類を乾燥させることができ、室内環境が高湿化することがない。
また、高効率冷却除湿を実現するので、乾燥の運転時間を短縮し、乾燥性能が向上した食器洗浄機を提供することができる。
さらに、空冷式熱交換ユニット13内の流路を仕切る熱交換板27を熱伝導率の良い金属部材としたので、熱伝導の際の熱抵抗を低減することができる。
本発明の一実施例における、キッチンユニットに組み込まれる形態の食器洗浄機の斜視図である。 図1に示した食器洗浄機の洗浄槽の斜視図である。 図1に示した食器洗浄機の食器洗浄機の側面断面図である。 図1に示した食器洗浄機の洗浄槽の背面側から見た斜視図である。 図1に示した食器洗浄機の洗浄槽の斜視図である。 図1に示した食器洗浄機の空冷式熱交換ユニットの系統図である。 図1に示した食器洗浄機の熱交換板に関する図面である。
符号の説明
3 洗浄槽
9 貯留部
11 温風ファン
11a ドレン管
13 空冷式熱交換ユニット
15 冷却空気吸気口
16 冷却ファン
18 冷却空気流入口
21 冷却空気排気口
22 温風加熱ヒータ
23a 温風吸気ダクト
24 温風流入口
25 温風流出口
27 熱交換板
33 高湿温風
34 冷却空気
35 制御装置

Claims (5)

  1. 前面にフロントパネルが設けられ、食器の出し入れ時に前後方向に移動可能な引き出し型の洗浄槽と、洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する回転ノズル体と、乾燥空気を前記洗浄槽内に送風する温風ファンと、前記洗浄水および/または乾燥空気を加熱する温風加熱ヒ−タを有する食器洗浄機において、前記洗浄槽に固定されており、乾燥工程時に前記洗浄槽内から送風される高湿温風が流れる流路と冷却空気が流れる流路とを仕切る熱交換板が設けられ冷却除湿する空冷式熱交換ユニットと、この空冷式熱交換ユニットと接続し、前記洗浄槽の前面に設けられたフロントパネルの下方であって前記洗浄槽側に設けられた冷却空気吸気口と冷却空気排気口と、前記フロントパネルの洗浄槽側に設けられ、洗浄工程及び乾燥工程を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は前記冷却空気排気口からの空気流によって冷却されることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 請求項1記載の食器洗浄器において、前記冷却空気吸気口と前記冷却空気排気口との間に仕切り手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  3. 請求項1記載の食器洗浄器において、乾燥空気を前記洗浄槽内に送風する前記温風ファンの下端と前記洗浄槽とを連通するドレン管を設け、このドレン管は前記洗浄槽側が下り勾配となるように配置したことを特徴とする食器乾燥機。
  4. 請求項1記載の食器洗浄器において、前記空冷式熱交換ユニットからの高湿温風が流れる高湿温風流路と、この高湿温風流路の下部と前記洗浄槽の下部とを連結するドレン管と、このドレン管の前記洗浄槽側の開口部を前記洗浄槽内に設けられた洗浄水が貯まる貯留部の水面より上方に配置したことを特徴とする食器乾燥機。
  5. 請求項1記載の食器洗浄器において、前記洗浄槽の高湿温風の温風吸気口に、下向きの温風吸気ダクトを設けたことを特徴とする食器洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108567394A (zh) * 2018-06-21 2018-09-25 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 用于洗碗机的排风组件和洗碗机
WO2019141187A1 (zh) * 2018-01-17 2019-07-25 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 用于洗碗机的干燥装置和洗碗机

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