JP2011200391A - 食器乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 食器洗浄乾燥機10は、食器を収容する収容槽14と、通風路70と、送風手段72と、除湿器74を備える。通風路70は、収容槽14に臨んでいる入口76、78から伸びており、入口76、78とは異なる位置で収容槽14に臨んでいる出口80に達している。送風手段72は、収容槽14の空気を、入口76、78から通風路70に導入し、通風路70を通過させ、出口80から収容槽14に戻す。除湿器74は、通風路70を通過する空気を除湿する。通風路70は、2個の入口76、78と、1個の出口80の、合計3個の開口を備える。また、第1入口76、第2入口78、出口80は、それぞれ、収容槽14の前方壁52の上下左右4分範囲の右下範囲、右上範囲、左下範囲に開口されている。
【選択図】 図1
Description
従来の食器乾燥機は、入口も1個であり、出口も1個である。
通風路は、入口と出口のうちの少なくとも一方を少なくとも2個備えている。そのうちの少なくとも1個は、収容槽の高さ方向の中央よりも上方の位置で収容槽に臨んでおり、少なくとも他の1個は収容槽の高さ方向の中央よりも下方の位置で収容槽に臨んでいる。
この構成を備えていると、収容槽内の上方及び下方のそれぞれにおいて、従来の食器乾燥機に比して、より多くの空気が流れ、食器の乾燥が促進されることとなる。従来の食器乾燥機と比べて、収容槽内の場所による乾燥効率のバラツキが抑えられる。
この構成を備えていると、収容槽内の空気が、壁面を上下に分割したときの両側から、吸引されるか、戻されるか、又は循環し、壁面を左右に分割したときの両側から、吸引されるか、戻されるか、又は循環する。空気は収容槽の広い範囲を循環し、場所による乾燥効率のバラツキが顕著に抑制される。
(形態1) 通風路は、複数個の入口と、1個の出口を備える。複数個の入口から導入された空気は、通風路で合流し、除湿器によって除湿され、出口から収容槽に戻される。
(形態2) 除湿器は、ペルチェ素子を備える。ペルチェ素子の冷却面によって通風路を通過する空気を除湿する。
(形態3) 除湿器は、温度センサをさらに備える。温度センサの検出温度に応じて、除湿器の除湿能力を制御する。
本実施例の食器洗浄乾燥機10の動作について説明する。本実施例の食器洗浄乾燥機10は、収容槽14内に食器を収容した後に、電源ボタン16aを押して電源をオンにして所望のコースを選択し、スタートボタン16bを押すことにより、洗浄工程、すすぎ工程、加熱すすぎ工程、乾燥工程を順に実施して、収容槽14に収容された食器を洗浄及び乾燥する。洗浄工程では、洗浄ノズル20から洗浄水を噴射し、食器を洗浄する。すすぎ工程では、収容槽14の排水と給水を繰り返しながら、収容槽14の水を洗浄ノズル20から噴射し、食器をすすぐ。加熱すすぎ工程では、ヒータ30によって加熱された収容槽14の水を用いて、上記のすすぎ工程と同様に食器をすすぐ。加熱すすぎ工程が終了すると、乾燥工程が開始される。加熱すすぎ工程の終了時点では、収容槽14には高温高湿の空気が充満している。以下では乾燥工程について詳しく説明する。
乾燥工程中における、ペルチェ素子90に供給される電流、及び、冷却ファン96の回転数は、コントローラ60により、収容槽14の温度及び湿度に応じて乾燥効率が高くなるように制御される。具体的には、コントローラ60は、放熱ヒートシンク94に備えられた庫外温度センサ102が検出する温度に応じて、ペルチェ素子90及び冷却ファン96を制御する。例えば、庫外温度センサ102の検出温度が、第1の基準温度(例えば50℃)よりも高温である場合、収容槽14内の温度が高いと推定されるため、コントローラ60は、ペルチェ素子90に供給する電流、及び、冷却ファン96の回転数を増加する制御を行う。一方、庫外温度センサ102の検出温度が、第2の基準温度(例えば40℃)よりも低温である場合、収容槽14内の温度が、乾燥に適した温度よりも低いと推定されるため、コントローラ60は、ペルチェ素子90に供給する電流、及び、冷却ファン96の回転数を減少する制御を行う。なお、庫外温度センサ102の検出温度が、異常高温(例えば80℃以上)である場合、収容槽14内に異常が発生していると推定されるため、コントローラ60は、ペルチェ素子90への電流の供給を停止し、冷却ファン96を駆動させて、ペルチェ素子90を冷却する制御を行う。
(1)上記の実施例では、収容槽14の前方壁52には、入口が2個、出口が1個形成されている。しかしながら、収容槽14の前方壁52には、入口が2個以上、かつ、出口が2個以上形成されていてもよい。また、出口が2個以上、入口が1個だけ形成されていてもよい。その場合、合計3個以上の開口は、基準線Bを中心に前方壁52を左右に分割する左右2分範囲の双方、及び、基準線Aを中心に前方壁52を上下に分割する上下2分範囲の双方に形成されるように配置されることが好ましい。
(2)収容槽14の前方壁と後方壁のうちの一方に入口を形成し、他方に出口を形成してもよい。その場合も、入口と出口のうち少なくとも一方を2個以上形成することが好ましい。
(3)乾燥工程を通じてヒータ30に通電を行うようにしてもよい。この場合、収容槽14内の空気を高温に保ちながら乾燥を行うことができる。また、乾燥工程を通じてヒータ30に通電を行わないようにしてもよい。この場合、収容槽14内の空気の温度を低下させながら乾燥を行うことができる。
(4)乾燥工程が開始される以前に、ペルチェ素子90に通電を行っておき、ペルチェ素子90の冷却面90a及び冷却ヒートシンク92を、乾燥工程開始前に予冷しておいてもよい。
(5)上記の実施例では、収容槽14内の湿度と収容槽14外の湿度が同程度になった場合に、ヒータ30の通電を停止している。しかしながら、ヒータ30の通電を停止するタイミングはこれに限られない。ヒータ30は、乾燥工程開始から所定時間経過後に通電を停止するようにしてもよい。
(6)上記の実施例では、庫内及び庫外の湿度センサ104、106によって、収容槽14内外の湿度を測定し、乾燥処理を行っている。しかしながら、庫内及び庫外の湿度センサ104、106に代えて、除湿器74の放熱ヒートシンク94側の庫外温度センサ102と、冷却ヒートシンク92側に設けた庫内温度センサとによって、収容槽14内外の温度を測定し、測定された温度を基準として乾燥処理を行ってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
14 収容槽
52 前方壁
65 乾燥手段
70 通風路
70a〜70d 流路
72 送風ファン
74 除湿器
76 第1入口
78 第2入口
80 出口
Claims (2)
- 食器を収容する収容槽と、
収容槽に臨んでいる入口から伸びており、入口とは異なる位置で収容槽に臨んでいる出口に達している通風路と、
収容槽の空気を、入口から通風路に導入し、通風路を通過させ、出口から収容槽に戻す送風手段と、
通風路を通過する空気を除湿する除湿器を備えている食器乾燥機であって、
前記通風路は、入口と出口のうちの少なくとも一方を少なくとも2個備えており、
そのうちの少なくとも1個は収容槽の高さ方向の中央よりも上方の位置で収容槽に臨んでおり、少なくとも他の1個は収容槽の高さ方向の中央よりも下方の位置で収容槽に臨んでいることを特徴とする食器乾燥機。 - 収容槽の1つの壁面に入口と出口を構成する少なくとも3つの開口が形成されており、
その壁面を左右に分割する左右2分範囲の双方に開口が形成されており、
その壁面を上下に分割する上下2分範囲の双方にも開口が形成されていることを特徴とする請求項1の食器乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010069977A JP2011200391A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 食器乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010069977A JP2011200391A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 食器乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011200391A true JP2011200391A (ja) | 2011-10-13 |
Family
ID=44877814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010069977A Pending JP2011200391A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 食器乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011200391A (ja) |
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-
2010
- 2010-03-25 JP JP2010069977A patent/JP2011200391A/ja active Pending
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