JP2009100973A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

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Shigeru Iwanaga
茂 岩永
Takeshi Inada
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Abstract

【課題】乾燥運転時において高温高湿の洗浄槽内の空気から水分を取出して低湿度化し、乾燥性を高めるとともに排気の快適性を向上させた食器洗い乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥手段9は洗浄槽1から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部10と洗浄槽1の空気を減圧除湿部10に送り込む搬送部11を有する第一の除湿手段12を備えて、乾燥運転において洗浄槽1に有った湿気を減圧を利用して確実な除湿ができ、食器等の被洗浄物の乾燥性を向上と除湿部のコンパクト化ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機に関するものである。
従来、この種の食器洗い乾燥機は、洗浄終了後に被洗浄物を乾燥させるため外気を洗浄槽内に送風して洗浄槽内の高温度で多湿な空気を排出する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の食器洗い乾燥機を示すものである。図7に示すように、被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽1に外気を送風するファン6と、洗浄槽1内部の空気を排気する排気口7と、排気口7に設けて洗浄槽1内部の排気に外気を混合させる排気補助手段8から構成されている。
特開2000−166847号公報
しかしながら、前記従来の構成では排気口に流入する高温高湿の主流が持つ流体力で新たな外気を副流として排気に混合させるもので、高温多湿の洗浄槽内排気の温度を低減できるものの排出される風の熱風感を回避できるまで十分に除湿するには風量が足りないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥運転時において高温高湿の洗浄槽内の空気から水分を取出して低湿度化し、乾燥性を高めるとともに排気の快適性を向上させた食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、洗浄槽から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部と洗浄槽の空気を前記減圧除湿部に送り込む搬送部を有する第一の除湿手段を備えたものである。
これによって、乾燥運転時において洗浄槽に有った湿気を減圧を利用して確実な除湿ができ、食器等の被洗浄物の乾燥性を向上と除湿部のコンパクト化ができる。
本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥運転時に洗浄槽の湿気を急速に低減して乾燥性を向上できる。
第1の発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、被洗浄物を乾燥させる乾燥手段を備え、前記乾燥手段は洗浄槽から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部と洗浄槽の空気を前記減圧除湿部に送り込む搬送部を有する第一の除湿手段を備えたことにより、乾燥運転時において減圧を利用して結露を発生させるので確実な除湿ができ、食器等の被洗浄物の乾燥性を向上でき、また除湿部をコンパクト化できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の下流側に配置し、前記搬送部で前記減圧除湿部を吸引して負圧に減圧して除湿することにより、搬送部は除湿されて乾いた空気を吸い込むので耐食性を向上でき、また耐食性に優れた材料を使用するのを回避できるので低コスト化ができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の上流側に配置し、前記搬送部で昇圧した空気を減圧して除湿することにより、昇圧値を大きく設定することが可能となり、高い減圧比を設定することで除湿能力を高めることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれかひとつの発明の第一の除湿手段は、洗浄槽に併設した循環路に配置したことにより、洗浄槽の空気を多数回にわたって循環路を循環させて除湿することができるので、搬送部の搬送能力を低減して小型化が可能となり、コンパクト化、低コスト化あるいは低入力化を促進できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれかひとつの発明の第一の除湿手段は、搬送部により搬送される洗浄槽の空気を冷却する熱交換部を備えたことにより、流体の温度を低減して減圧時の除湿能力を向上でき、乾燥運転時の洗浄槽の温度低下を促進して乾燥運転時間の短縮ができる。
第6の発明は、特に、第1〜第3のいずれかひとつの発明の第一の除湿手段は、洗浄槽の空気を排出する排気口と洗浄槽を接続する排気通路に設けたことにより、排気は排気通路を通って除湿され低湿度化できるので排気の快適性を確保でき、さらに排気の排出とともに洗浄槽に流入する外気により高温高湿の洗浄槽内の湿度低下および温度低下が促進されて乾燥時間を短縮できる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれかひとつの発明の乾燥手段は、洗浄槽の空気に外気を混合して冷却し結露を発生させる第二の除湿手段を備えたことにより、複数の除湿手段の働きで除湿を促進して乾燥性を向上でき、搬送部の負荷を低減して小型化や低入力化を向上でき、さらに排気の湿度低減だけでなく排気温度を低減できるので、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。
第8の発明は、特に、第7の発明の第二の除湿手段は、送風機と前記送風機の送風を乾燥用と冷却用に分配するとともに分配割合を可変する風量分配部を備えたことにより、搬送部は送風機により負荷を低減されるので十分な加圧能力を発揮でき、減圧量を高めて除湿能力の向上と排気の快適性の向上ができる。
第9の発明は、特に、第8の発明の第二の除湿手段は、第一の除湿手段と直列に配置するとともに前記第一の除湿手段にバイパス路を備えたことにより、送風機の風量設定の自由度を向上でき、洗浄槽への乾燥風量の増大を図れるので乾燥性の向上ができる。また、搬送部の風量を小さくできるので小型化および低コスト化できる。
第10の発明は、特に、第7の発明の搬送部は、第一の除湿手段と第二の除湿手段の送風用として共用したことにより、構成の簡略化がなされて小型化および低コスト化ができる。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれかひとつの発明の搬送部は、ターボファンとしたことにより、構成を簡略化して低コスト化でき、風量の増大に対応が容易なので乾燥性向上を低コストでできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態の食器洗い乾燥機の構成を示す断面図である。
図1において、食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽1の下方には、洗浄水を被洗浄物に噴出して循環させる洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱し昇温させる加熱手段5を配置している。
また、洗浄槽1内および収納された食器などを乾燥させるため、乾燥手段9は洗浄槽1から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部10と洗浄槽1の空気を減圧除湿部10に送り込む搬送部11を有した第一の除湿手段12を備えており、この第一の除湿手段12は端部を流入口13および流出口14で洗浄槽1に接続して洗浄槽1に併設した循環路15に配置されている。
減圧除湿部10の上流側には洗浄槽1から流入口13を経て流動してきた空気を減圧するため断面積を縮小した減圧部16を設けている。また、減圧除湿部10には結露により生じた水分と気体とを分離する気液分離部17を設けている。この気液分離部17は減圧除湿部10の底部10aから開口部18を飛び出させた突出管19を搬送部11に連通させて気体を流出させ、底部10aには洗浄槽1側に連通する結露排水路20を設けて減圧除湿部10で結露した水を洗浄槽1側に排水する構成としている。
この結露排水路20には開閉弁21を設け、開閉弁21の閉成時は搬送部11の運転による減圧除湿部10の減圧を保持し、開閉弁21の開成時は減圧除湿部10と洗浄槽1を連通させる。
また洗浄槽1には、洗浄水を供給する給水弁22を備えた給水管23と、洗浄水を排水する排水弁24を備えた排水管25を設け、筐体26から引き出すことができるスライド体27に収納されている。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、筐体26からスライド体27を引き出して被洗浄物である食器を洗浄槽1内に収納し、スライド体27を元に戻して洗浄を開始する。洗浄運転開始とともに給水弁22を開成して給水管23から洗浄槽1に給水し、所定量の給水が行われると給水弁22を閉成して給水停止し、加熱手段5および洗浄手段4である洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。洗浄水が噴出する反力で洗浄ノズル2部が回転することで被洗浄物に洗浄水を行き渡らせ、洗浄性を高めている。ここでは加熱手段5を運転して温水で洗浄する場合を示したが、被洗浄物の汚れが弱い場合は加熱手段5を運転させずに給水温度で洗浄すれば良く、また被洗浄物の汚れが強い場合は洗剤を入れて洗浄する。洗浄運転が終了すると排水弁24を開成して洗浄水を排水管25から筐体26の外部に排水し、排水し終わると排水弁24を閉成する。
次に行うすすぎ運転では洗剤を投入せずに、洗浄運転と同様に給水し、加熱手段5および洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。このすすぎ運転の後に行う被洗浄物を乾かす乾燥運転のため、すすぎ運転では被洗浄物を暖めておくのが好ましく、70℃〜80℃程度の高温水ですすぎ運転を実施すれば殺菌処理ができる。すすぎ運転終了後は洗浄運転終了時と同様に洗浄槽1内のすすぎ水を排水する。
次に行う乾燥運転では被洗浄物を乾かすため第一の除湿手段12を作動させるもので、開閉弁21を閉成と搬送部11の運転により、すすぎ運転により高温高湿になっている洗浄槽1内の大気圧の空気を流入口13を経由して循環路15に吸引して流入させ、減圧部16により減圧して減圧除湿部10に送り込む。この時、減圧除湿部10の空気は減圧により低温となって結露が発生し、壁面などに水滴となって凝集して減圧除湿部10の底部10aに溜まる。
結露を発生した空気は、気液分離部17により水分の流出を排除し低湿度化されて搬送部11に流入し、搬送部11で加圧昇圧して大気圧に戻して洗浄槽1に環流させる。
この搬送部11の運転による循環路15への循環を繰り返すことにより、洗浄槽1内の空気を除湿して乾燥させ、被洗浄物である食器などを乾燥させる。
このようにして搬送部11による除湿運転が終了すると、開閉弁21を開成して減圧除湿部10の底部10aに溜まった水分を結露排水路20を介して洗浄槽1側に戻し、排水弁24を開成して洗浄水を排水管25から筐体26の外部に排水して乾燥運転を終了する。
このように、乾燥運転時において、減圧を利用して結露を発生させることで確実な除湿ができ、食器等の被洗浄物の乾燥性を向上できる。また、熱交換器で冷却するのに比べてコンパクト化を促進できる。
また、第一の除湿手段12は、搬送部11を減圧除湿部10の下流側に配置しているので、搬送部11では減圧除湿部10で負圧に減圧され、除湿、乾燥させた空気を吸引することがなされるので、搬送部11は乾いた空気に接するので耐食性を向上でき、また耐食性に優れた材料を使用するのを回避できるので低コスト化ができる。
また、循環路15での循環を繰り返して除湿を進行するので、一回の循環における循環流量を小さく設定でき、循環能力の少容量化を進めることで搬送部の搬送能力を低減して小型化が可能となり、コンパクト化、低コスト化あるいは低入力化を促進できる。
また、搬送部11としてピストン式やベーン式などの容積型の圧縮機やポンプを適用することで高い圧縮比を利用でき、減圧除湿部10での減圧量を拡大して除湿能力の向上ができる。また、搬送部11として遠心型の羽根車を有する送風機を適用し、特にターボファンとすることにより、露点温度として極端な低温を必要としない食器洗い乾燥機として、圧縮比を低めた露点温度と搬送風量の大能力化とのマッチングが容易となり、構成を簡略化して低コスト化でき、風量の増大に対応が容易なので乾燥性向上を低コストでできる。
図2は、実施の形態1における第一の除湿手段の他の実施例を示す構成図である。
図2において、第一の除湿手段12の搬送部11は減圧部16および減圧除湿部10の上流側に設けたもので、さらに、ここでは搬送部11の運転により循環路15を流れる洗浄槽1の空気と外気との熱交換を行う熱交換部28を搬送部11と減圧除湿部10の間に配置している。この熱交換部28には外気を送風する空冷ファン29を設けている。
また、循環路15は流入口13、搬送部11、熱交換部28、減圧部16、減圧除湿部10および流出口14を順次接続することで洗浄槽1に対して併設したもので、乾燥時は搬送部11を運転して洗浄槽1から流入させた空気を昇圧し、昇圧した空気を減圧部16で減圧するとともに減圧除湿部10に流動させ、減圧除湿部10で結露を発生させて除湿する。また、搬送部11で昇圧して温度上昇させた空気を熱交換部28で外気と熱交換させて冷やすことで放熱量を増大させる。
このように、搬送部11を減圧除湿部10の上流側に配置し、搬送部11で昇圧した空気を減圧して除湿することにより、昇圧値を大きく設定することが可能となり、高い減圧比を設定することで除湿能力を高めることができる。
また、搬送部11により搬送される洗浄槽1の空気を外気で冷却する熱交換部28を備えたことにより、流体の温度を低減して減圧時の除湿能力を向上でき、乾燥運転時の洗浄槽1の温度低下を促進して乾燥運転時間の短縮ができる。
図3は、実施の形態1における第一の除湿手段の他の実施例を示す構成図である。
図3において、第一の除湿手段12は洗浄槽1の空気を排気口30に送る排気通路31に設けたもので、流入口13、搬送部11、熱交換部28、減圧部16、減圧除湿部10および排気口30を順次接続して排気通路31を形成している。また、洗浄槽1の下方には乾燥運転時に外気が洗浄槽1内に流入する外気流入口32と、この外気流入口32から洗浄水が漏出しないように立上管33を設け、筐体26あるいはスライド体27には外気が流動できる換気口34を設けている。
乾燥運転では、搬送部11の運転により洗浄槽1内の高温高湿の空気を吸引し、昇圧した空気を熱交換部28および減圧部16に送る。熱交換部28では空冷ファン29の運転により外気に放熱して流動する空気の温度を低下させ、さらに減圧部16で減圧して減圧除湿部10で減圧膨張させることで除湿する。除湿された空気は突出管19を通って排気口30から洗浄槽1の排気として温度および湿度が低下した状態で排出される。一方、搬送部11の運転により洗浄槽1内の空気が吸引されることで、換気口34、立上管33および外気流入口32を通って外気が洗浄槽1内に流入して収納されている食器などの被洗浄物を乾燥させる。
この乾燥運転を終了したあと減圧除湿部10に溜まった除湿水を開閉弁21を開成して洗浄槽1側に排水し、前述のように排水弁24を開成して外部に排水して乾燥運転を終了する。
なお、結露排水路20は通路の断面積を小さくすることで、水は流れ易く空気は流れ難くすることができるので、排気通路31に第一の除湿手段12を設ける構成では開閉弁21を無くすることができる。
このように、洗浄槽1の空気を排出する排気口30と洗浄槽1を接続する排気通路31に設けたことにより、排気は排気通路31を通って除湿され低湿度化できるので排気の快適性を確保でき、さらに排気の排出とともに洗浄槽1に流入する外気により高温高湿の洗浄槽1内の湿度低下および温度低下が促進されて乾燥時間を短縮できる。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥手段は洗浄槽から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部と洗浄槽の空気を前記減圧除湿部に送り込む搬送部を有する第一の除湿手段を備えたことにより、乾燥運転時において減圧を利用して結露を発生させるので確実な除湿ができ、食器等の被洗浄物の乾燥性を向上でき、また除湿部をコンパクト化できる。
また、本実施の形態の第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の下流側に配置し、前記搬送部で前記減圧除湿部を吸引して負圧に減圧して除湿することにより、搬送部は除湿されて乾いた空気を吸い込むので耐食性を向上でき、また耐食性に優れた材料を使用するのを回避できるので低コスト化ができる。
また、本実施の形態の第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の上流側に配置し、前記搬送部で昇圧した空気を減圧して除湿することにより、搬送部を減圧除湿部の上流側に配置し、前記搬送部で昇圧した空気を減圧して除湿することにより、昇圧値を大きく設定することが可能となり、高い減圧比を設定することで除湿能力を高めることができる。
また、本実施の形態の第一の除湿手段は、洗浄槽に併設した循環路に配置したことにより、洗浄槽の空気を多数回にわたって循環路を循環させて除湿することができるので、搬送部の搬送能力を低減して小型化が可能となり、コンパクト化、低コスト化あるいは低入力化を促進できる。
また、本実施の形態の第一の除湿手段は、搬送部により搬送される洗浄槽の空気を冷却する熱交換部を備えたことにより、流体の温度を低減して減圧時の除湿能力を向上でき、乾燥運転時の洗浄槽の温度低下を促進して乾燥運転時間の短縮を図ることができる。
また、本実施の形態の第一の除湿手段は、洗浄槽の空気を排出する排気口と洗浄槽を接続する排気通路に設けたことにより、排気は排気通路を通って除湿され低湿度化できるので排気の快適性を確保でき、さらに排気の排出とともに洗浄槽に流入する外気により高温高湿の洗浄槽内の湿度低下および温度低下が促進されて乾燥時間を短縮できる。
また、本実施の形態の搬送部は、ターボファンとしたことにより、構成を簡略化して低コスト化でき、風量の増大に対応が容易なので乾燥性向上を低コストでできる。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態の乾燥手段の構成図である。
図4において、図1〜図3の実施の形態と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
乾燥手段9は、減圧除湿部10と搬送部11を有する第一の除湿手段12の他に、洗浄槽1の空気(洗浄槽内気)に外気を混合して冷却し結露を発生させる第二の除湿手段35を第一の除湿手段12の上流側に直列に配置している。
この第二の除湿手段35は、搬送部11の運転により発生させた吸引する流体力で外気と洗浄槽内気を吸い込み混合するエジェクタ部36を設け、洗浄槽内気を流動させるノズル部37と外気を流動させるスロート部38との隙間寸法Laを変更可能として洗浄槽内気と外気の風量比を乾燥条件に応じて変化できるようにした風量分配部39と、この風量分配部39の下流側に設け洗浄槽内気と外気を混合し外気により冷却することで洗浄槽内気を除湿する混合部40を備えている。また、この混合部40には外気混合により冷却して発生させた結露を洗浄槽1側に排水する第二の結露排水路41を設けている。
なお、スロート部38は駆動部42によりノズル部37に対して移動可能(図4で左右方向)として隙間寸法Laの変更を可能にしているもので、図4では隙間寸法Laはほぼ全開の状態を示している。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。
乾燥運転の開始時は、搬送部11の運転と共に、第二の除湿手段35ではノズル部37とスロート部38の隙間寸法Laを大きくすることで、搬送部11の運転による吸引力をノズル部37に届きにくくして洗浄槽内気の風量を小さくし、大きな隙間寸法Laにより換気口34から流入する外気の風量を大きくして混合部40で両流体を混合し、高温高湿の洗浄槽内気を外気で十分冷却して結露を発生させ除湿する。
さらに、第一の除湿手段12では、前述のように搬送部11による昇圧と減圧部16での減圧を経て減圧除湿部10で結露を発生させてさらなる除湿を行い、排気口30から十分除湿、冷却した洗浄槽内気を排出する。ノズル部37から洗浄槽内気が流出するに伴って、外気が換気口34、立上管33および外気流入口32を通って外気が洗浄槽1内に流入して洗浄槽1内の温度および湿度を低減させるとともに収納されている食器などの被洗浄物を乾燥させる。
このように、乾燥運転開始時は隙間寸法Laを大きくして洗浄槽内気に対する外気の風量割合が大きくして、高温高湿の洗浄槽内気を冷却する作用を高くする。
さらに、乾燥運転の進行により洗浄槽1内の温度や湿度が低下すると洗浄槽内気を冷却するための外気の風量は少なくて済むようになるので、駆動部42によりスロート部38をノズル部37の方へ動かして(図4で右方向)隙間寸法Laを小さくする。隙間寸法Laを小さくすると、搬送部11の運転による吸引力がノズル部37に届き易くなり洗浄槽内気の風量が増大し、隙間寸法Laを通る外気は通路抵抗が大きくなるため減少する。このため、洗浄槽内気に対する外気の風量割合が少なくなり、洗浄槽1の外気流入口32から流入する外気すなわち乾燥風量の増大がなされて乾燥が促進される。
このように、まず第二の除湿手段35により排気の温湿度を低減させ、洗浄槽1内への外気の流入を増大させて乾燥を促進させ、次に第一の除湿手段12で徹底的な除湿を行うことで排気の快適性と乾燥促進の両立がなされる。
さらに、エジェクタ部36の隙間寸法Laの設定により風量分配が確実にでき、搬送部11の風量制御を行わずに排気温度の低減と乾燥性の両立ができる。また、搬送部11の風量制御を加えることで、排気口30から流出する排気の温度や湿度が高い場合は搬送部11の風量を少なくし、排気口30から流出する流速を小さくして不快な排気が広範囲に届くのを防いで快適性を高め、排気口30から流出する排気の温度や湿度が低下した場合は搬送部11の風量を多くして乾燥性を高めるなど、利便性を一層高めることができる。
また、第一の除湿手段12での除湿能力を低減できるので、搬送部11の負荷を減らして搬送部11の小型化や低入力化を促進でき、搬送部11の高い風量制御性を不要として低コスト化を向上できる。また、搬送部11は第一の除湿手段12と第二の除湿手段35の共用の送風用として構成が簡略化でき、小型化および低コスト化できる。
このように、複数の除湿手段の働きで除湿を促進して乾燥性を向上でき、搬送部11の負荷を低減して小型化や低入力化を向上でき、さらに排気の湿度低減だけでなく排気温度を低減できるので、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。また、搬送部11の共用化ができ、構成の簡略化がなされて小型化および低コスト化ができる。
なお、第一の除湿手段12では熱交換部28を備えた場合を示したが、第二の除湿手段35で洗浄槽内気を外気で十分冷却することができるので、第一の除湿手段12で熱交換部28および空冷ファン29を除去して構成の簡素化および低コスト化を促進できるのは言うまでもない。
図5は、実施の形態2における乾燥手段の他の実施例を示す構成図である。
図5において、第二の除湿手段35は、送風機43からの送風を乾燥用として洗浄槽1に導く洗浄槽通路44と、洗浄槽1から流出させた洗浄槽内気の冷却用として外気を混ぜる混合部40に導く外気通路45とに分配する風量分配部39を設けている。
この風量分配部39は洗浄槽通路44と外気通路45への流動抵抗を変化させて風量を分配するもので、ここでは各通路への開口面積を変化させる弁体部46を設けて風量を分配することで混合部40における外気と洗浄槽内気との混合時の流量割合を変化させる。
乾燥運転時は、送風機43および搬送部11を運転し、洗浄槽1内の温湿度の状態に応じて弁体部46の開度を制御する風量分配部39により洗浄槽通路44と外気通路45への流量割合を変化させて混合部40で洗浄槽内気を外気で冷却し結露を発生させて第二の除湿手段35での除湿を行う。第一の除湿手段12では、送風機43により送られ除湿された洗浄槽内気を搬送部11で加圧昇圧して前述のように減圧除湿部10でのさらなる除湿を行い、十分乾燥させて排気口30から排出する。
このように、搬送部11は送風機43により送られてきた空気を加圧するだけで良いので、その負荷を低減されて十分な加圧能力を発揮でき、より高い減圧量を実現して除湿能力の向上と排気の快適性の向上ができる。
図6は、図5における乾燥手段の他の構成を示したもので、第二の除湿手段35から流出した流れの全量を第一の除湿手段12に流さないように、第一の除湿手段12にバイパス路47を設けている。ここで、送風機43により洗浄槽1に十分な風量で乾燥風を送り、第二の除湿手段35から流出した流れの一部を搬送部11の風量に応じて第一の除湿手段12に流し、搬送部11に吸引されずにバイパス路47を通った流れと再合流させて、第二の除湿手段35で除湿した状態よりもさらに除湿した状態として排気口30から排出する。
このように、バイパス路47を設けているので、搬送部11の風量に左右されずに送風機43の風量を設定でき、洗浄槽1への乾燥風量の増大を図れるので乾燥性の向上ができる。さらに、搬送部11の風量を小さくできるので小型化および低コスト化できる。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥手段は、洗浄槽の空気に外気を混合して冷却し結露を発生させる第二の除湿手段を備えたことにより、複数の除湿手段の働きで除湿を促進して乾燥性を向上でき、搬送部の負荷を低減して小型化や低入力化を向上でき、さらに排気の湿度低減だけでなく排気温度を低減できるので、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。
また、本実施の形態の第二の除湿手段は、送風機と前記送風機の送風を乾燥用と冷却用に分配するとともに分配割合を可変する風量分配部を備えたことにより、搬送部は送風機により負荷を低減されるので十分な加圧能力を発揮でき、減圧量を高めて除湿能力の向上と排気の快適性の向上ができる。
また、本実施の形態の第二の除湿手段は、第一の除湿手段と直列に配置するとともに前記第一の除湿手段にバイパス路を備えたことにより、送風機の風量設定の自由度を向上でき、洗浄槽への乾燥風量の増大を図れるので乾燥性の向上ができる。また、搬送部の風量を小さくできるので小型化および低コスト化できる。
また、本実施の形態の搬送部は、第一の除湿手段と第二の除湿手段の送風用として共用したことにより、構成の簡略化がなされて小型化および低コスト化ができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い乾燥機は、乾燥運転時において高温高湿の洗浄槽内の空気から水分を取出して低湿度化し、乾燥性を高めるとともに排気の快適性を向上できるので、湿気を室内に排出する衣類乾燥機や炊飯器あるいは電気ジャーポットなどの家庭用機器などに適用することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の構成図 図1における第一の除湿手段の他の構成を示す構成図 図1における第一の除湿手段の他の構成を示す構成図 本発明の実施の形態2における食器洗い乾燥機の構成図 図4における乾燥手段の他の構成を示す構成図 図5における乾燥手段の他の構成を示す構成図 従来の食器洗い乾燥機の構成図
符号の説明
1 洗浄槽
4 洗浄手段
5 加熱手段
9 乾燥手段
10 減圧除湿部
11 搬送部
12 第一の除湿手段
15 循環路
28 熱交換部
29 空冷ファン
30 排気口
31 排気通路
35 第二の除湿手段
39 風量分配部
43 送風機
47 バイパス路

Claims (11)

  1. 被洗浄物を収納する洗浄槽と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、被洗浄物を乾燥させる乾燥手段とを備え、前記乾燥手段は洗浄槽から流入した湿気を含む空気を減圧して結露を発生させる減圧除湿部と洗浄槽の空気を前記減圧除湿部に送り込む搬送部とを有する第一の除湿手段を備えた食器洗い乾燥機。
  2. 第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の下流側に配置し、前記搬送部で前記減圧除湿部を吸引して負圧に減圧して除湿する請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 第一の除湿手段は、搬送部を減圧除湿部の上流側に配置し、前記搬送部で昇圧した空気を減圧して除湿する請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  4. 第一の除湿手段は、洗浄槽に併設した循環路に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  5. 第一の除湿手段は、搬送部により搬送される洗浄槽の空気を冷却する熱交換部を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  6. 第一の除湿手段は、洗浄槽の空気を排出する排気口と洗浄槽を接続する排気通路に設けた請求項1〜3のいずれか1項または請求項5に記載の食器洗い乾燥機。
  7. 乾燥手段は、洗浄槽の空気に外気を混合して冷却し結露を発生させる第二の除湿手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  8. 第二の除湿手段は、送風機と前記送風機の送風を乾燥用と冷却用に分配するとともに分配割合を可変する風量分配部を備えた請求項7記載の食器洗い乾燥機。
  9. 第二の除湿手段は、第一の除湿手段と直列に配置するとともに前記第一の除湿手段にバイパス路を備えた請求項8記載の食器洗い乾燥機。
  10. 乾燥手段は、第一の除湿手段の搬送部を第二の除湿手段の送風用として共用した請求項7記載の食器洗い乾燥機。
  11. 搬送部は、ターボファンとした請求項1〜10のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019165819A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 三菱電機株式会社 食器洗浄機

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