JP2008161505A - 食器洗浄機 - Google Patents

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光宏 岡▲崎▼
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Abstract

【課題】排気口からの高温湿潤空気の排出を防止することができる食器洗浄機を得る。
【解決手段】食器類91を洗浄、乾燥する洗浄槽3と、洗浄槽3内の洗浄水を加熱する湯沸しヒータ12と、洗浄水の温度を監視する水温検知素子15と、洗浄水を加圧送水する洗浄ポンプ13と、洗浄水を噴射するノズル14と、洗浄槽3内に乾燥風を供給する乾燥用送風機22と、洗浄槽3内に生じた高温湿潤空気の温湿度を低減させて機器の外に排出する排気手段とを備えた。排気手段は、通電制御により動作して洗浄槽外空気を供給する冷却用送風機64を備えた送風ユニット61と、高温湿潤空気と洗浄槽外空気とを熱交換させ、かつ高温湿潤空気と洗浄槽外空気を混合して、排気口5aより機器の外に排出する排気ユニット41とからなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、食器洗浄機に係り、さらに詳しくは、全運転工程において排気の温湿度を低減することができる食器洗浄機に関するものである。
従来の食器洗浄機の洗浄、すすぎ工程は、本体内に設置された洗浄槽内に内部に貯えられた洗浄水を、湯沸しヒータで加熱し、洗浄ポンプによって圧力を与え、ノズルにより食器かごに収納された食器類に噴射するようになっている。
また、従来の食器洗浄機の乾燥工程は、送風機により圧力を与えた空気(温風)を、洗浄槽内に送り込み、その内部の高温湿潤空気を、排気口より機器の外へ排出するようにしている。
洗浄、すすぎ工程において、排気口より漏れ出す高温湿潤空気は、乾燥工程時に比べてその量は多くないが、排気口周辺に結露を生じさせ、機器の使い勝手を損ねたり、変色等の問題を起こしたりする。
また、乾燥工程において、排気口より排出される高温湿潤空気は、上記の問題に加え、流し台カウンタトップの材料を劣化させたり、台所の湿度を上昇させて快適性を損なわしたりする。
そこで、排気口の上方の隣接する部分に、空気噴出口を形成し、この空気噴出口に空気を供給する送風フアンを設け、食器乾燥時には、前記送風フアンを作動させることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、排気の風力を駆動源として、機外の空気を排気に混合する排気補助手段を設けることも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2972947号公報(第2頁、図1) 特開2000−166847号公報(第4頁、図1、図2)
特許文献1に記載された従来の食器洗浄機において、乾燥工程時に生じる排気口より排出される高温湿潤空気の問題に関して、排気口の上方の隣接する部分に空気噴出口を形成し、この空気噴出口に空気を供給する送風フアンを設け、食器乾燥時には前記送風ファンを作動させる構成では、空気層と高温湿潤空気層との2層に別れて排出される可能性が高く、流し台カウンタトップを保護する効果は得られるかもしれないが、台所の湿度を上昇させて快適性を損なうという問題に関してなんら解決されていない。
また、特許文献2に記載された従来の食器洗浄機のように、排気の風力を駆動源として機外の空気を排気に混合する排気補助手段を設ける構成では、排気経路の圧力損失が増大し、乾燥性能を向上させるのに重要な要素である風量を損失させてしまう。
なお、特許文献1及び特許文献2に記載された従来の食器洗浄機においては、洗浄、すすぎ工程時に生じる、排気口より漏れ出す高温湿潤空気の問題に関して、なんら解決されていない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、排気口からの高温湿潤空気の排出を防止することができる食器洗浄機を得ることを目的とする。
本発明にかかる食器洗浄機は、食器類を洗浄、乾燥する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する湯沸しヒータと、前記洗浄水の温度を監視する水温検知素子と、洗浄水を加圧送水する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射するノズルと、前記洗浄槽内に乾燥風を供給する乾燥用送風機と、前記洗浄槽内に生じた高温湿潤空気の温湿度を低減させて機器の外に排出する排気手段とを備えたものである。
本発明の食器洗浄機によれば、洗浄槽の内部に生じた高温湿潤空気を、温湿度を低減させて機器の外に排出するための排気手段を設けたので、排気手段から高温湿潤空気が排出することはない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の縦断面図、図2は図1の食器洗浄機の正面図、図3は図1の食器洗浄機の乾燥ユニットを背面方向より見た横断面図、図4は図1の食器洗浄機の排気ユニットの縦断面図、図5は図1の食器洗浄機の排気ユニットと送風ユニットを正面方向より見た横断面図、図6は図1の食器洗浄機の排気ユニットと送風ユニットを上面方向より見た横断面図である。
食器洗浄機1は、外郭にあたる筐体2、筐体2の内部に設けられて食器類91を洗浄し乾燥するための容器にあたる洗浄槽3、洗浄槽3の上部開口部を閉塞する蓋体4、洗浄槽3の前方に開閉可能に取り付けられ意匠部品であると共に操作部7が形成されたドア5、及びその他の多くの機能部品から構成されている。
その中で、中心的な役割を果たす洗浄槽3の後方には、食器類91の乾燥に必要な温風を供給するための槽送風口3aが形成されており、その外側には温風を発生させるための乾燥ユニット21が設けられている。
なお、乾燥ユニット21は、空気を供給するための乾燥用送風機22と、その空気を加熱するための乾燥用ヒータ23と、それらを内蔵するケーシング24とから構成されており、ケーシング24は槽送風口3aに連結されている。
また、洗浄糟3の前方には、洗浄槽3の内部に生じた高温湿潤空気を排出するための槽排気口3bが設けられ、ドア5の上方には高温湿潤空気を機器の外へ排出するための排気口5aが形成されており、その間にはそれらを連結するための排気ユニット41が取り付けられている。
なお、排気ユニット41は、仕切り板42と、シャッター43と、それらを内蔵する排気ダクト44とから構成されており、その内部は、排気室45、外気室46及び混合室47の3つに区切られている。
前記の排気室45とは、槽排気口3bからシャッター43までの部分を指し、高温湿潤空気を排出させることが主な働きであるが、それと同時に、洗浄工程中に噴射される洗浄水を機器の外へ漏らさぬように、その勢いを打ち消す働きも持っている。
また、外気室46とは、仕切り板42を介し排気室45と隣り合う部分を指し、後述する送風ユニット61から送り込まれる外気を受け入れることが主な働きであるが、それと同時に、仕切り板42を活用し、高温湿潤空気と外気との熱交換を行う働きも持っている。
そして、混合室47とは、シャッター43から排気口5aまでの部分を指し、高温湿潤空気と外気とを混合する働きを持っている。
ここで、排気ユニット41を構成している部品について説明する。
仕切り板42は、上述した熱交換の働きを高めるために熱伝導の良い材料で作られており、さらに、排気室45側、外気室46側それぞれの面に、風向板を兼ねた放熱フィン42aが設けられている。
また、排気ユニット41の各部に結露した水を洗浄槽3に戻すため、結露水が最終的に集結する最下方には、小形なドレン孔42bが形成されている。
シャッター43は、排気ダクト44に設けた軸受け44aに装着されるもので、通常は自重で閉じており、洗浄槽3の内部に生じる高温湿潤空気と、洗浄、すすぎ工程時に生じる洗浄水の噴射音とを、排気口5aから漏らさぬよう、ダクトを遮断する働きを持っている。そして、乾燥工程時には、乾燥ユニット21から発生する温風の力により開き、スムーズな排気が行われるよう構成されている。
なお、ダクトを遮断する性能は、電動式シャッターなどと比べ劣る面があるが、構造が簡単で、温度や湿度や水の影響を受けず、かつ、洗浄槽3内部の圧力が容易に抜けるなどのメリットがある。
また、シャッター43の開放方向は混合室47側のみで、排気室45側には開かない構造となっている。
排気ダクト44の外気室46にあたる部分の側面には、連結口44bが形成されているが、これは、後述する送風ユニット61を接続し、配置するためのものである。
また、排気ダクト44の底面にあたる部分は全て洗浄槽3側に傾斜しているが、これは、各部に結露した水を洗浄槽3に戻すためである。
ここで、先にふれた送風ユニット61について説明する。
送風ユニット61は上述の通り、排気ダクト44の外気室46に外気を送り込む装置であり、外気を取り込むための吸入ダクト62と、排気ダクト44へ外気を送り込むための吐出ダクト63と、その間に位置する冷却用送風機64と、密閉、防振を目的に軟質素材にて作られたパッキン65とから構成されている。
さらに、各部品の接続部には、止水パッキン66を取り付けてある。
図5で示すように、排気ダクト44に形成された連結口44bから、吐出ダクト63、冷却用送風機64、吸入ダクト62と底面にあたる部分の位置が徐々に高くなっていっているが、これは各部に結露した水を洗浄槽3に戻すためである。
こうして、洗浄槽外空気を供給するための送風ユニット61と、高温湿潤空気と洗浄槽外空気とを熱交換させ、かつ高温湿潤空気と洗浄槽外空気を混合して排気口5aより機器の外に排出させる排気ユニット41とからなり、洗浄槽の内部に生じる高温湿潤空気をその温湿度を低減させて機器の外に排出する排気手段を構成する。
なお、本発明においては、吸入ダクト62が接続される空気取入口3cを洗浄槽3に形成したが、これに限るものではなく、要するに洗浄槽外の空気を取り入れられれば良い。
ただし、外部からの水等の浸入を防ぐ必要があるため、図に示すような格子戸状のリブやフィルター等の防御処置は必要となる。
次に、本発明に係る食器洗浄機により食器類を洗浄し乾燥する場合の動作について説明する。
まず、食器かご6に洗浄、乾燥したい食器類91を収納し、その近傍に適量の洗剤を入れ、ドア5を閉じる。
ついで、操作部7に設けられた運転スイッチ8を押し、機器の動作を開始させる。なお、動作については制御装置9が司り、その命令により各機能部品を動作させ、洗浄工程、すすぎ工程、加熱すすぎ工程、乾燥工程の順に進行させていく。
前記の洗浄工程が開始されると、後述する給水動作と共に、送風ユニット61の冷却用送風機64に通電され、吸入ダクト62から取り込まれる外気に圧力を与え、吐出ダクト63を通じて排気ユニット41の外気室46に送り込む。
そして、送り込まれた外気は、混合室47を経て、排気口5aから機器の外へ排出される。
この段階では、送風ユニット61と排気ユニット41の働きは不明確であるが、工程が進行するにつれ効果が発揮されてくる。
先にふれた給水動作では、まず、給水弁10を開き、洗浄槽3内への給水を行う。
このとき、洗浄槽3内の水位は、水位検知装置11によって監視されており、所定の水位に達したことを検知すると、給水弁10を閉じる。
ついで、湯沸しヒータ12に通電し、貯えられた洗浄水を加熱すると共に、洗浄ポンプ13に通電し、その洗浄水に圧力を与えて送水し、ノズル14から食器類91に噴射して食器類91を洗浄する。
なお、洗浄は貯えられた洗浄水を循環しながら行うもので、洗浄槽3の底部に落下した洗浄水を集め、再び洗浄ポンプ13によって圧力を与えて送水し、ノズル14から食器類91に噴射する動作を繰り返す。
また、洗浄水温は、水温検知素子15によって監視されており、所定の温度に達したことを検知すると、湯沸しヒータ12への通電を停止する。
洗浄工程が開始され、所定の時間が経過すると、湯沸しヒータ12、洗浄ポンプ13の通電を停止すると共に、排水ポンプ16に通電し、洗浄槽3内に貯えられた洗浄水を外部に排水する。
これにより、洗浄工程が終了する。
ここで、上述した送風ユニット61と排気ユニット41からなる排気手段の働きと効果について説明する。
先に説明した通り、洗浄は湯沸しヒータ12により洗浄水を加熱しながら行うもので、その洗浄水温は、洗剤の能力が最大限に発揮できる温度にするのが通常で、概ね60℃程度に設定される。
したがって、洗浄槽3内の空気は、多くの湯気が充満した高温湿潤状態となり、さらに、加熱による空気膨張と、上昇気流の作用により、その高温湿潤空気は槽排気口3bを経て、排気室45から漏れ出ようとする。
本来であれば、シャッター43の働きでこの漏れを完全に遮断できれば良いわけであるが、シャッター43にはそれほどの性能がない。
しかし、洗浄工程開始当初から、冷却用送風機64に通電されており、外気室46に外気が送り込まれているため、仕切り板42を介して、排気室45の内部の高温湿潤空気と外気とが熱交換され、高温湿潤空気の温度を下げることができる。
さらに、熱交換を終えた外気が混合室47に入ると、その外気の圧力により、シャッター43の隙間から漏れ出ようとする高温湿潤空気を押さえ込むため、排気口5aから高温湿潤空気が排出されることはない。
なお、シャッター43は、排気室45側には開かない構造となっているため、混合室47内部の圧力が高まっても、外気が洗浄槽3側に流れ込むことはなく、洗浄水の加熱を妨げることもない。
次に、すすぎ工程が開始されるが、基本的な動作は洗浄工程とほぼ同様で、まず、給水弁10を開き、洗浄槽3内への給水を行い、水位検知装置11によって所定の水位に達したことを検知し、給水弁10を閉じる。
ついで、洗浄ポンプ13に通電し、そのすすぎ水に圧力を与えて送水し、ノズル14から食器類91に噴射してすすぎを行う。
そして、所定の時間が経過すると、洗浄ポンプ13の通電を停止すると共に、排水ポンプ16に通電し、洗浄槽3内に貯えられたすすぎ水を外部に排水する。
このようなすすぎ工程は、数回繰り返される。
次に、加熱すすぎ工程が開始されるが、基本的な動作は洗浄工程と同様で、上述したすすぎ工程に、湯沸しヒータ12によるすすぎ水の加熱が加わったものである。
なお、そのすすぎ水温は、洗浄の最後を仕上げる意味と、乾燥性能を高めるために、洗浄水温よりも高温にするのが通常で、概ね70℃超に設定される。
よって、洗浄槽3内部の空気の状態は、洗浄工程時以上となり、高温湿潤空気が漏れ出ようとする度合いが増すが、先に説明した、送風ユニット61と排気ユニット41の働きにより、排気口5aから高温湿潤空気が排出されることはない。
上記のような洗浄、すすぎ工程が完了すると、最後の工程である乾燥工程が開始される。
まず、乾燥用送風機22に通電し、空気に圧力を与えると共に、乾燥用ヒータ23に通電し、その空気を加熱して温風に変え、槽送風口3aから食器類91に吹きかける。
ついで、槽送風口3aから送り込まれた温風は、洗浄槽3の内部を通過し、槽排気口3bから排気室45に入り、温風の力によりシャッタ−43を開き、混合室47を経て、排気口5aから機器の外へ排出される。
なお、乾燥工程開始直後から暫くの間、排出される気体の状態は、今まで述べてきた高温湿潤空気である。
しかし、洗浄工程開始当初から、冷却用送風機64に通電されて外気室46に外気が送り込まれているため、仕切り板42を介して、排気室45内部の高温湿潤空気と外気とが熱交換され、高温湿潤空気の温度を下げることができる。
さらに、シャッター43を通過して排出された高温湿潤空気と、熱交換を終えた外気が、混合室47内で混合されるため、排気口5aから機器の外へ排出される気体の状態は、当初のものに比べ、温度と湿度が低減されたものとなっている。
実施の形態2.
本実施の形態2は、システムは実施の形態1と同様のものを用いているが、冷却用送風機64の通電制御が、実施の形態1と相違するものである。
本実施の形態2では、水温検知素子15によって監視している洗浄、すすぎ水温の状態にあわせて、冷却用送風機64の通電タイミングを設定するもので、要するに、洗浄、すすぎ水温が低い段階(水の状態)では、冷却用送風機64への通電を行わず、水温が高くなってきた段階(湯の状態)で冷却用送風機64に通電し、今まで説明してきた、上述した送風ユニット61と排気ユニット41からなる排気手段を働かせるものである。
洗浄工程が開始されると給水が行われるが、その給水の源は家屋の配管であり、水道の場合と給湯の場合とが考えられる。
給湯の場合は、当初から洗浄槽3内へ湯が投入されるわけで、この場合、洗浄槽3内部の空気は、即、多くの湯気が充満した高温湿潤状態となる。
それに対して、給水の場合は、洗浄糟3内へ水が投入されるわけで、この場合、湯沸しヒータ12により洗浄水を加熱しながら洗浄することになるので、湯の状態になるまでには、ある程度の時間が必要となる。
すなわち、給水の場合は、ある程度の時間、洗浄槽3内部の空気は、雰囲気に近い状態にある。
よって、水温検知素子15によって検知された洗浄、すすぎ水温が低い段階(水の状態)では、冷却用送風機64への通電を行わず、冷却用送風機64に与えるエネルギーと発生する運転音を抑えるようにしている。
実施の形態3.
本実施の形態3は、システムは実施の形態2と同様のものを用いているが、冷却用送風機64の電動機を回転数制御可能なものとしたことが、実施の形態2と相違する。
本実施の形態3では、あらかじめ制御装置9に記憶しておいた水温に対する回転数の値を用いて電動機を制御するもので、水温検知素子15によって検知された洗浄、すすぎ水温の状態に応じて、冷却用送風機64の風量を変化させるものである。
これにより、より細やかに、冷却用送風機64に与えるエネルギーと発生する運転音を抑えるようにしている。
実施の形態4.
図7は、本実施の形態4に係る排気ユニットを示す縦断面図であり、本実施の形態4は、排気ユニット41の内部に、湿度検知素子48及び温度検知素子49を設けたことが、実施の形態1と相違する。
本実施の形態4では、高温湿潤空気を機器の外へ排出するための排気口5aの上流側に取り付けられた湿度検知素子48と温度検知素子49により、排気ユニット41の内部の温湿度状態を、直接監視できるよう構成されている。
乾燥工程開始直後から暫くの間は、洗浄槽3内部に充満していた高温湿潤空気が排出されるので、その温度と湿度の度合いは大変高いものであるが、ある程度の時間が経過すると高温湿潤空気の温度と湿度の度合いは低減されたものに変わってくる。
これは、食器類91の乾燥が進むにつれ生じる現象で、自然な変化である。
今まで実施の形態2及び実施の形態3において、水温検知素子15を用いた制御について述べてきたが、これは、洗浄、すすぎ水温を監視するためのものであり、乾燥工程に移行すると、洗浄槽3内部には、洗浄、すすぎ水が存在しないので、この方法で、洗浄槽3内部の空気の状態を検知することは不可能である。
なお、通常乾燥工程は、制御装置9に内蔵されたタイマーにより、一定時間運転するようにしており、その全工程を、例えば前半、中盤、後半と大きく区分し、それぞれのステップに応じて冷却用送風機64の通電を制御することも可能でり、ある程度の効果も期待できるが、食器類91の量に応じるなどの応用がきかず、きめ細かな制御はできない。
そこで、排気ユニット41の内部に設けた、湿度検知素子48及び温度検知素子49を用いることで、前記の課題が解決でき、洗浄槽3内部に充満していた高温湿潤空気の状態に応じた、冷却用送風機64の通電制御が可能となり、冷却用送風機64に与えるエネルギーと発生する運転音を抑えるようにしている。
なお、制御の要領については、実施の形態2、及び実施の形態3と同じ考え方であり、制御装置9を活用したものである。
本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の縦断面図である。 図1の食器洗浄機の正面図である。 図1の食器洗浄機の乾燥ユニットを背面方向より見た横断面図である。 図1の食器洗浄機の排気ユニットの縦断面図である。 図1の食器洗浄機の排気ユニットと送風ユニットからなる排気手段を正面方向より見た横断面図である。 図1の食器洗浄機の排気ユニットと送風ユニットからなる排気手段を上面方向より見た横断面図である。 本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機の排気ユニットの縦断面図である。
符号の説明
3 洗浄槽、5a 排気口、12 湯沸しヒータ、13 洗浄ポンプ、14 ノズル、15 水温検知素子、22 乾燥用送風機、41 排気ユニット、48 湿度検知素子、49 温度検知素子、61 送風ユニット、64 冷却用送風機、91 食器類。

Claims (10)

  1. 食器類を洗浄、乾燥する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する湯沸しヒータと、前記洗浄水の温度を監視する水温検知素子と、洗浄水を加圧送水する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射するノズルと、前記洗浄槽内に乾燥風を供給する乾燥用送風機と、前記洗浄槽内に生じた高温湿潤空気の温湿度を低減させて機器の外に排出する排気手段とを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記排気手段が、通電制御により動作して洗浄槽外空気を供給する冷却用送風機を備えた送風ユニットと、前記高温湿潤空気と前記洗浄槽外空気とを熱交換させ、かつ前記高温湿潤空気と前記洗浄槽外空気を混合して、排気口より機器の外に排出する排気ユニットとからなることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記水温検知素子により監視している洗浄水の温度の状態にあわせて前記送風ユニットの冷却用送風機の通電制御を行うことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 前記通電制御は、前記送風ユニットの冷却用送風機を運転、停止する制御であることを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 前記送風ユニットの冷却用送風機の電動機を回転数制御可能なものとし、前記通電制御は前記冷却用送風機の風量を変化させる制御であることを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
  6. 食器類を洗浄、乾燥する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する湯沸しヒータと、前記洗浄水の温度を監視する水温検知素子と、洗浄水を加圧送水する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射するノズルと、前記洗浄槽内に乾燥風を供給する乾燥用送風機と、前記洗浄槽内に生じた高温湿潤空気の温湿度を低減させて機器の外に排出する排気手段と、前記排気手段内に配設され、該排気手段内の湿度及び温度の状態を検知する湿度検知素子及び温度検知素子とを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  7. 前記排気手段が、通電制御により動作して洗浄槽外空気を供給する冷却用送風機を備えた送風ユニットと、前記高温湿潤空気と前記洗浄槽外空気とを熱交換させ、かつ前記高温湿潤空気と前記洗浄槽外空気を混合して排気口より機器の外に排出する排気ユニットとからなることを特徴とする請求項6記載の食器洗浄機。
  8. 前記湿度検知素子及び温度検知素子によって監視している前記排気手段内の湿度及び温度の状態にあわせて、前記送風ユニットの冷却用送風機の通電制御を行うことを特徴とする請求項7記載の食器洗浄機。
  9. 前記通電制御は、前記送風ユニットの冷却用送風機を運転、停止する制御であることを特徴とする請求項8記載の食器洗浄機。
  10. 前記送風ユニットの冷却用送風機の電動機を回転数制御可能なものとし、前記通電制御は前記冷却用送風機の風量を変化させる制御であることを特徴とする請求項8記載の食器洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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