JP2001169519A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2001169519A
JP2001169519A JP34502499A JP34502499A JP2001169519A JP 2001169519 A JP2001169519 A JP 2001169519A JP 34502499 A JP34502499 A JP 34502499A JP 34502499 A JP34502499 A JP 34502499A JP 2001169519 A JP2001169519 A JP 2001169519A
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JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor core
rotor
permanent magnet
brushless motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP34502499A
Other languages
English (en)
Inventor
英治 ▲やなぎ▼田
Eiji Yanagida
Toshihiko Sakai
俊彦 酒井
Masashi Fujitake
雅志 藤嶽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001169519A publication Critical patent/JP2001169519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータの特性、外形寸法を変えることなく回転
子の低慣性化を実現したブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 環状に形成された磁性鋼板を積層し、そ
の内側に複数のステータコイル9を配置した固定子コア
8と、環状に形成された磁性鋼板を積層し、その軸心に
シャフト6を固定するとともに、外周に環状の永久磁石
を固定して形成された回転子コア4とを備え、前記固定
子の内側に配置された回転子とにより構成されるブラシ
レスモータにおいて、その内周部と外周部を接続する複
数のリブを残すように複数の打ち抜き穴が形成された回
転子コア4と、この回転子コア4の外周に固定された極
異方性永久磁石7とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスモータ
に係り、特に、その慣性を低くするのに好適なブラシレ
スモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、ブラシレスモータの回転子の一
例を示すもので、回転子は、軸心部にシャフト1を固定
した固定子コア2の外周面に、永久磁石3を固定した構
成になっている。そして、永久磁石3には、磁化ベクト
ルがラジアル方向に配向されたラジアル異方性が採用さ
れているため、その磁束は、図6に示すように、固定子
コア2を通って流れている。
【0003】このような構成の回転子を持つブラシレス
モータの出力トルクは、永久磁石3の磁化エネルギーと
固定子電流の積で決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなブラシレス
モータの出力トルクを一定とし、回転子の低慣性化を図
る方法として、永久磁石の外径を小さくする方法と、永
久磁石の磁化エネルギーを下げ、固定子電流を上げる方
法とがある。
【0005】永久磁石の外径を小さくする方法では、永
久磁石の磁化エネルギーが永久磁石の表面積に左右され
るため、永久磁石の長さを長くしなければならず、モー
タの全長が長くなる。また、永久磁石を小さいものにす
るためには、より高価な永久磁石を使用しなければなら
ず、モータのコストが高いものになる。
【0006】また、永久磁石の磁化エネルギーを下げ、
固定子電流を上げる方法では、モータの発熱量が大きく
なって温度上昇が問題となる。
【0007】したがって、従来技術においては、モータ
の出力トルク、外形寸法、固定子電流の許容値など設計
的な制約、モータのコストなどの営業面での制約の範囲
内でしか回転子の低慣性化を図ることができない。
【0008】前記の事情に鑑み、本発明の目的は、モー
タの出力トルク、外形寸法、固定子電流を変えることな
く、また、モータのコストを上昇させることなく回転子
の低慣性化を実現することができるようにしたブラシレ
スモータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本出願の請求項1に記載の発明は、環状に形成され
た磁性鋼板を積層し、その内側に複数のステータコイル
を配置した固定子と、環状に形成された磁性鋼板を積層
し、その軸心にシャフトを固定するとともに、外周に環
状の永久磁石を固定して形成された回転子コアとを備
え、前記固定子の内側に配置された回転子とにより構成
されるブラシレスモータにおいて、その内周部と外周部
を接続する複数のリブを残すように複数の打ち抜き穴が
形成された回転子コアと、この回転子コアの外周に固定
された極異方性永久磁石とを設けた。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、環状に形
成された磁性鋼板を積層し、その内側に複数のステータ
イルを配置した固定子と、その軸心にシャフトを固定す
るとともに、外周に環状の永久磁石を固定して形成され
た回転子コアとを備え、前記固定子の内側に配置された
回転子とにより構成されるブラシレスモータにおいて、
その外周面に環状の溝を形成した回転子コアと、前記溝
の開口部を覆うように回転子コアの外周に固定された極
異方性永久磁石とを設けた。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図3は、本発明の第1
の実施の形態を示すもので、図1は、本発明によるブラ
シレスモータの断面図、図2は、図1における回転子の
各拡大図、図3は、図1,図2における永久磁石の磁束
の流れを示す磁化ベクトル図である。同図において、4
は金属板を積層して形成された回転子コアで、扇面状の
打ち抜き穴5が形成されている。6はシャフトで、回転
子コア4の軸心に固定されている。7は極異方性永久磁
石で、回転子コア4の外周面に環状に固定されている。
8は電磁鋼板を積層して形成された固定子コアで、その
内周面側に形成されたスロット内にステータコイル9が
巻回されている。
【0012】このような構成で、永久磁石に極異方性永
久磁石7を用いることにより、その磁束は、図3に示す
ように、極異方性永久磁石7内を通り、回転子コア4を
通らないので、回転子コア4は回転子としての強度を保
持できればよい。すなわち、回転子コア4にその強度が
維持できる範囲で打ち抜き穴5を形成することができ
る。
【0013】そして、回転子コア4に打ち抜き穴5を形
成することにより、回転子の重量を低減することがで
き、モータの特性、外形寸法、材質等を変えることなく
回転子の低慣性化を実現することができる。
【0014】なお、回転子コア4を構成する金属板とし
ては、従来のように電磁鋼板を使用できるほか、回転子
コア4内を磁束が通らないので、鉄板、非磁性の金属板
等電磁鋼板に比較して安価な材料を使用することもでき
る。
【0015】図4および図5は、本発明の第2の実施の
形態を示すもので、図4は、本発明によるブラシレスモ
ータの断面図、図5は、図4における回転子の側面断面
図である。
【0016】同図において、図1と同じものは同じ符号
を付けて示してある。10はシャフト部10が一体に形
成された回転子コアで、その外周に溝11が形成されて
いる。そして、この回転子コア10の外周部に極異方性
永久磁石7が接着剤により固定されている。
【0017】このような構成とした場合でも、図3に示
すように、回転子コア10には磁束が通らないので、回
転子コア10の材質は、適宜選択することができる。ま
た、溝11の大きさは、極異方性永久磁石7の接着強度
が保持できる程度の凸部を残す大きさとすることができ
る。
【0018】この実施の形態においても、回転子の重量
を低減することができ、前記第1の実施の形態と同様
に、回転子の重量を低減することができ、モータの特
性、外形寸法、材質等を変えることなく回転子の低慣性
化を実現することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラシレスモータの回転子に極異方性永久磁石を設けた
ので、回転子コアに打ち抜き穴や溝を形成し回転子の重
量を低減することができるので、モータの特性、外形寸
法、材質等を変えることなく回転子の低慣性化を実現す
ることができる。また、応答性の高いブラシレスモータ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレスモータの断面図。
【図2】図1における回転子の各拡大図。
【図3】図1,図2における永久磁石の磁束の流れを示
す磁化ベクトル図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブラシレスモ
ータの断面図。
【図5】図4における回転子の側面断面図。
【図6】従来のブラシレスモータにおける永久磁石の磁
束の流れを示す磁化ベクトル図。
【符号の説明】
4…回転子コア、5…打ち抜き穴、6…シャフト、7…
極異方性永久磁石、8…固定子コア、9…ステータコイ
ル、10…回転子コア、11…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤嶽 雅志 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器グループ内 Fターム(参考) 5H002 AA05 AA08 AB07 AC06 AE08 5H019 AA09 CC03 CC07 DD01 EE14 5H621 BB07 GA01 GA04 HH01 JK08 5H622 CA01 CA05 CA10 CA13 CB06 PP11 PP19 QA02 QA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状に形成された磁性鋼板を積層し、その
    内側に複数のステータコイルを配置した固定子と、環状
    に形成された磁性鋼板を積層し、その軸心にシャフトを
    固定するとともに、外周に環状の永久磁石を固定して形
    成された回転子コアとを備え、前記固定子の内側に配置
    された回転子とにより構成されるブラシレスモータにお
    いて、その内周部と外周部を接続する複数のリブを残す
    ように複数の打ち抜き穴が形成された回転子コアと、こ
    の回転子コアの外周に固定された極異方性永久磁石とを
    設けたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】環状に形成された磁性鋼板を積層し、その
    内側に複数のステータコイルを配置した固定子と、その
    軸心にシャフトを固定するとともに、外周に環状の永久
    磁石を固定して形成された回転子コアとを備え、前記固
    定子の内側に配置された回転子とにより構成されるブラ
    シレスモータにおいて、その外周面に環状の溝を形成し
    た回転子コアと、前記溝の開口部を覆うように回転子コ
    アの外周に固定された極異方性永久磁石とを設けたこと
    を特徴とするブラシレスモータ。
JP34502499A 1999-12-03 1999-12-03 ブラシレスモータ Pending JP2001169519A (ja)

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