JP4675647B2 - ステータ、回転機用コア及び回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばモータやソレノイド、電磁ブレーキなどの回転機に用いられるステータ、回転機用コア及びこれを備える回転機に関する。
一般に、モータやソレノイド、電磁ブレーキなどの回転機は、概略的にはステータとローターとから構成されている。このような回転機において、ローターの回転トルクを高めることで、エネルギー効率を向上させた回転機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この回転機は、回転軸と、この回転軸の外周面に周方向等間隔で突出して設けられたローターティースを有するローターと、その軸心が回転軸の中心軸と合致する非磁性円筒体と非磁性円筒体の内周面に周方向等間隔で非磁性円筒体の軸心に向かって突出するように設けられた複数の磁気ヨークとを有するステータと、を備えている。この磁気ヨークは、非磁性円筒体の軸心に向かって突出するように周方向等間隔で配置された3本のステータティース磁脚部と、この3本のステータティース磁脚部の軸心側の一端を接続する永久磁石部とによって構成されている。
そして、励磁巻線に電流を供給することで励磁させ、永久磁石部でローターの磁極の接近するものを吸引することでローターの回転トルクを増大させることができる。これにより、逆に励磁巻線に流す電流値を削減してもローターの回転トルクを維持することができるので、エネルギー効率が向上する。
このような回転機においても、回転機に生じる回転トルクをより効率よく得ることが望まれている。ここで、ローターに生じる回転トルクは、励磁巻線の巻線回数を多くすることで増大させることができるため、回転機が占有するスペースを増大させることなく、励磁巻線の巻線効率を上げて回転機全体に対する励磁巻線の占積率を高めることが求められている。
しかしながら、上記従来の回転機には、以下の課題が残されている。すなわち、上記従来の回転機では、励磁巻線の巻線回数を多くするためには、ステータの内径を大きくする必要があり、回転機全体の占有スペースが増大するという問題がある。
特開2001−258221号公報(図1)
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、励磁巻線を巻回するための空間を効率よく確保すると共に、製造が容易であるステータ、回転機用コア及び回転機を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のステータは、軸心が回転軸心と合致するステータ基材と、該ステータ基材から周方向等間隔で径方向に突出して設けられた複数のステータティースと、該ステータティースに巻回された励磁巻線とを有し、前記ステータティースが、前記回転軸心に沿って間隙を介して配置された少なくとも一対のステータティース磁脚部と、該一対のステータティース磁脚部の先端を接続する永久磁石部とを備え、前記励磁巻線が、前記ステータティース磁脚部のうち径方向に突出する部分それぞれに巻回されていることを特徴とする。
この発明によれば、ローターと組み合わせて励磁巻線を励磁したときに、ローターに設けられたローターティースと、ステータティースとによって回転軸心を含む平面で磁気回路が形成される。また、ローターティースと、一方のステータティース磁脚部と、隣接する他のステータティースのうちの一方のステータティース磁脚部と、これらステータティース磁脚部の間のステータ基材とによって回転軸心に対して垂直な平面で副次的な磁気回路が形成される。そして、励磁巻線に対して励磁電流または直流パルス電流などを適宜供給し、このような磁気回路に交番磁界を発生させることで、ローターが軸心回りに回転することとなる。
この際、励磁巻線が軸心方向に沿って間隙を介して配置された少なくとも一対のステータティース磁脚部に巻回されているので、励磁巻線の巻線効率を上げて励磁巻線の占有率を高めることができる。このようにより多くの励磁巻線を巻回することで、ローターの回転トルクが維持されるので、エネルギー効率を向上させることができる。さらに、回転軸心に沿って分割して励磁巻線がステータティース磁脚部に巻回されているので、各励磁巻線による抵抗が大きくなることを防止する。
また、本発明のステータは、前記ステータ基材及び前記ステータティース磁脚部が、絶縁性効果物質で被覆した金属粉末を圧粉成形した複合軟磁性材によって形成されていることが好ましい。
この発明によれば、複合軟磁性材を用いることにより渦電流損を低減することができることから、鉄損を確実に低減することが可能となる。また、磁気回路が回転軸心を含む平面及び回転軸心に対して垂直な平面で形成されるため、例えば珪素鋼板などのように両面に絶縁処理を施した鋼板を積層することによって渦電流損を低減する場合には、ステータティースにおいて珪素鋼板を回転軸心に対する垂直方向で積層し、ステータ基材において珪素鋼板を回転軸心に沿って積層する必要がある。しかし、複合軟磁性材は絶縁性効果物質で被覆した金属粉末を圧粉成形したものであるために、さまざまな形状で製造することができるので、珪素鋼板を用いて渦電流損を低減することと比較して、製造が容易となると共に、製造コストの削減が図れる。
また、本発明のステータは、前記一対のステータティース磁脚部が、前記励磁巻線を巻回する巻回部と、巻回部の先端に設けられたフランジ部とを備えることが好ましい。
この発明によれば、複合軟磁性材を用いた圧粉成形によってフランジ部を形成することで、ステータティース磁脚部のローターティースに対する対向面積が大きくすることができるため、ローターの回転トルクをより大きくすることができると共に、トルクリップルを低減することができる。
また、本発明の回転機用コアは、上記記載のステータと、軸心が前記回転軸心に合致するローター基材と、該ローター基材から周方向等間隔で径方向に突出して設けられた複数のローターティースとを有するローターと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述したステータを備えることで、励磁巻線の占有率を高めることができ、より多くの励磁巻線を巻回することが可能となる。したがって、ローターの回転トルクを増大させることができる。
また、本発明の回転機用コアは、前記ローターティースが、前記複合軟磁性材によって形成されていることが好ましい。
この発明によれば、上述と同様に、珪素鋼板を用いて渦電流損を低減することと比較して、製造が容易となると共に、製造コストの削減が図れる。
また、本発明の回転機は、上記記載の回転機用コアを備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述した回転機用コアを備えることで、励磁巻線の占有率を高めることができ、より多くの励磁巻線を巻回することが可能となる。したがって、ローターの回転トルクを増大させることができる。
この発明にかかるステータ、回転機用コア及び回転機によれば、回転軸心に沿って間隙を介して配置された少なくとも一対のステータティース磁脚部に励磁巻線を巻回することで、励磁巻線の占有率を高めることができ、より多くの励磁巻線を巻回することが可能となる。したがって、ローターの回転トルクを増大させることができる。
以下、本発明にかかる回転機の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態による回転機1はインナーローターであって、図1から図5に示すように、回転軸2と、回転軸2の外周面に配置されたローター3と、回転軸2の中心軸の軸線周りに設けられたステータ4と、ステータ4の両端に配置されたブラケット5とによって構成されている。
ローター3は、回転軸2の中心軸方向ほぼ中央に設けられて断面正六角形であるローターティース取付部(ローター基材)11と、ローターティース取付部11から回転軸2の周方向等間隔で回転軸2から放射状に突出して設けられた6個のローターティース12とによって構成されている。
ローターティース12は、ほぼ直方体形状を有しており、複合軟磁性材によって形成されている。なお、この複合軟磁性材の詳細については、後述する。また、ローターティース12は、所定の成形金型を用いて圧粉成形し、必要な熱処理などを行うことにより製造されている。そして、ローターティース12は、ローターティース取付部11の周面にネジ止め固定されており、ローターティース取付部11の周面にネジ止め固定された各ローターティース12の間が、樹脂材料13によってモールドされている。これにより、ローター3の回転時にローターティース12がローターティース取付部11から抜けることを防止する。
ステータ4は、接合される一対のステータ分割体21と、後述するステータティース磁脚部24に巻回される励磁巻線22とによって構成されている。
一対のステータ分割体21は、ローターティース12と同様に、それぞれ複合軟磁性材によって構成されており、円環ヨーク部(ステータ基材)23と、円環ヨーク部23の内周面から周方向等間隔で円環ヨーク部23の軸心に向かって突出するように設けられた10個のステータティース磁脚部24とによって構成されている。また、一対のステータ分割体21は、ローターティース12と同様に、所定の成形金型を用いて圧粉成形し、必要な熱処理などを行うことにより製造されている。
円環ヨーク部23は、円筒形状を有しており、内周面に周方向等間隔で円環ヨーク部23の軸心に向かって突出する突条部25が設けられている。
ステータティース磁脚部24は、突条部25から円環ヨーク部23の軸心に向かって突出するように設けられており、励磁巻線22が巻回されており、ほぼL字状形状を有している。そして、ステータティース磁脚部24の回転軸2の中心軸側の一端には、永久磁石26を取り付ける永久磁石取付凸部27が形成されている。
一対のステータ分割体21は、それぞれの円環ヨーク部23の軸心が一致すると共に、ステータティース磁脚部24の永久磁石取付凸部27が互いに対向するように接合されている。そして、一対のステータ分割体21が接合されることで対向配置された一対のステータティース磁脚部24と、突条部25とによってステータティース28が構成される。また、一対の永久磁石取付凸部27の間には、永久磁石26が吸着されている。
以上のように、ローター3とステータ4とによって、回転機用コアが形成される。
ブラケット5は、円盤形状を有しており、中央に回転軸2を挿通させる挿通孔29が形成されている。そして、円環ヨーク部23を挟んで両端にテンションボルトなどにより固定されている。
次に、複合軟磁性材について説明する。この複合軟磁性材は、金属粉末を絶縁性効果物質で被覆した金属粉末を圧粉成形して所定の形状とし、必要により歪取り焼鈍や絶縁性効果物質の熱硬化、材料の強度向上などの目的で熱処理を行ったものである。
金属粉末としては、純鉄粉末などの鉄粉末や、シリコン(Si)を0.1〜10重量%含有して残部が鉄及び不可避不純物からなるFe−Si系鉄基軟磁性合金粉末(例えば、Fe−3%Si粉末)や、Siを0.1〜10重量%、アルミニウム(Al)を0.1〜20重量%含有して残部がFe及び不可避不純物からなるFe−Si−Al系鉄基軟磁性合金粉末(例えば、Fe−9%Si−5%Alからなる組成を有するセンダスト粉末)や、Alを0.1〜20重量%含有して残部がFe及び不可避不純物からなるFe−Al系基軟磁性合金粉末(例えば、Fe−15%Alからなる組成を有するアルパーム粉末)や、クロム(Cr)を1〜20重量%含有すると共に必要に応じてAlを5重量%以下、Siを5重量%以下のうちの少なくとも1種を含有して残部がFe及び不可避不純物からなるFe−Cr系鉄基軟磁性合金粉末や、ニッケル(Ni)を35〜85重量%含有すると共に必要に応じてモリブデン(Mo)を5重量%以下、銅(Cu)を5重量%以下、Crを2重量%以下、マンガン(Mn)を0.5重量%以下のうちの少なくとも1種を含有して残部がFe及び不可避不純物からなるニッケル基軟磁性合金粉末や、コバルト(Co)を0.1〜52重量%、バナジウム(V)を0.1〜3重量%含有して残部がFe及び不可避不純物からなるFe−Co−V系鉄基軟磁性合金粉末などを用いることができる。
また、金属粉末を被覆する絶縁性効果物質としては、有機絶縁材料や無機絶縁材料、あるいは有機絶縁材料と無機絶縁材料とを混合した混合材料が用いられている。有機絶縁材料としては、エポキシ樹脂やフッ素樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ユリア樹脂、イソシアネート樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂などを用いることができる。また、無機絶縁材料としては、リン酸鉄などのリン酸塩や各種ガラス状絶縁物、珪酸ソーダを主成分とする水ガラス、絶縁性酸化物を用いることができる。
以上のように構成された回転機1では、励磁巻線22を励磁したときに、ローターティース12と、ステータティース28と、一対のステータティース磁脚部24間の円環ヨーク部23とによって回転軸2の中心軸を含む平面で、図1の破線A1で示すような第1の磁気回路が形成される。また、ローターティース12と、一対のステータティース磁脚部24のうちの一方と、これと隣接する他のステータティース28のうちのステータティース磁脚部24と、これらステータティース磁脚部24の間の円環ヨーク部23とによって回転軸2の中心軸に対して垂直な平面で、図2の破線A2で示すような副次的な第2の磁気回路が形成される。
図6は、第1磁気回路の模式図を示している。図6(a)に示すように、励磁巻線22に交流励磁電流または直流パルス電流が供給されていない場合には、第1磁気回路では磁力線L1が永久磁石26中におけるN極からS極へ向かう方向を含んで閉磁路を回るだけでローターティース12への漏れがほとんどない。したがって、ローターティース12がステータティース28に対して吸引されることはない。
また、図6(b)に示すように、励磁巻線22に永久磁石26と同極同士となるように交流励磁電流または直流パルス電流を供給した場合には、ローターティース12への磁束の漏洩が生じて電流値が十分に大きくなると閉磁路の磁力線L1から磁力線L2、L3となってローターティース12中に放出される。これにより、ローターティース12がステータティース28に対して吸引される。
以上のように、各励磁巻線22に対して励磁電流または直流パルス電流などを適宜供給し、このような磁気回路に交番磁界を発生させることで、ローター3が軸心回りに回転することとなる。
このように構成された回転機1によれば、一対のステータティース磁脚部24が回転軸2の中心軸方向に間隙を介して配置されていることで、励磁巻線22の回転機全体に対する占有率を高めることができ、より多くの励磁巻線22を巻回することが可能となる。したがって、ローター3の回転トルクを増大させることができる。したがって、励磁巻線22に流す電流値を削減してもローター3の回転トルクを維持することができるので、エネルギー効率が向上する。ここで、励磁巻線22が回転軸2の中心軸方向で分割してステータティース磁脚部24に巻回されているので、各励磁巻線22による抵抗が大きくなることがない。
また、ローターティース12及び一対のステータ分割体21がそれぞれ金属粉末の表面を絶縁性効果物質で被覆した複合軟磁性材によって形成されていることで、交番磁界がかかってもローターティース12及び一対のステータ分割体21で大きな渦電流が発生しない。これにより、渦電流損を低減し、鉄損を確実に低減することが可能となる。また、複合軟磁性材は圧粉成形することで製造することができるので、例えば珪素鋼板などのように両面に絶縁処理を施した鋼板を積層することによって渦電流損を低減することと比較して、製造が容易となる。
次に、第2の実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、ここで説明する実施形態はその基本的構成が上述した第1の実施形態と同様であり、上述の第1の実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図7においては、図2と同一構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第2の実施形態における回転機30のステータ31が、励磁巻線22が巻回される巻回部32と、巻回部32の先端に設けられて回転軸2の中心軸方向及び中心軸に対して垂直な方向に突出するフランジ部33とによって構成されたステータティース磁脚部34を備えている点である。
このように構成された回転機30によれば、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を有するが、フランジ部33によってローターティース12と対向する面積が大きくなるので、ローター3の回転トルクをより大きくすることができると共に、トルクリップルを低減することができる。
次に、第3の実施形態について、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、ここで説明する実施形態はその基本的構成が上述した第1の実施形態と同様であり、上述の第1の実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図8及び図9においては、図1及び図2と同一構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第3の実施形態における回転機40は、アウターローターとなっている点である。
この回転機40は、中心軸が回転軸心と合致するステータ41と、回転軸心の軸線周りに設けられたローター42と、ローター42の一端に配置されたブラケット43とによって構成されている。
ステータ41は、シャフト(ステータ基材)51と、シャフト51の外周面に周方向等間隔で突出して設けられた10個のステータティース52と、ステータティース52に巻回された励磁巻線22とによって構成されている。
シャフト51は、その中心軸ほぼ中央に、断面ほぼ正十角形であってステータティース52を取り付けるステータティース取付部53が設けられている。
ステータティース52は、上述した第1の実施形態と同様に複合軟磁性材によって形成されており、基端にステータティース取付部53に形成されたアリ溝54と係合するアリ凸部55が形成されている。そして、アリ溝54にアリ凸部55を係合させて接着することによって固定されている。
ローター42は、有底円筒状のローター基材61と、ローター基材61の内周面に周方向等間隔で突出して設けられた8個のローターティース62とによって構成されている。
ローター基材61は、中央にシャフト51を挿通可能な貫通孔63が形成された底部64と、底部64の周縁部からほぼ垂直方向に設けられた周壁部65とによって構成されている。
ローターティース62は、上述した第1の実施形態と同様に複合軟磁性材によって形成されており、周壁部65の内面にネジ止めまたは接着にて固定されている。
ブラケット43は、円盤形状を有しており、中央にシャフト51を挿通可能な貫通孔66が形成されている。そして、ローター基材61の一端にネジ止め固定されている。
このように構成された回転機40によれば、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を有する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記第1の実施形態では複合軟磁性材によってローターティース、円環ヨーク部及びステータティースを形成しているが、例えば珪素鋼板などのように両面に絶縁処理を施した鋼板を積層することによって形成してもよい。このとき、一対のステータティース磁脚部とローターティースとの間で回転軸の中心軸を含む平面で磁気回路が形成されると共に、ステータティース磁脚部及び隣接する他の対のステータティース磁脚部とローターティースとの間で回転軸の中心軸に対して垂直な平面で磁気回路が形成される。したがって、これらの磁気回路による渦電流損を低減するために、ローターティース及びステータティースは回転軸の中心軸に対して垂直な方向で複数枚鋼板を積層することで形成し、円環ヨーク部は、回転軸の中心軸方向で複数枚鋼板を積層することで形成する。また、第2及び第3の実施形態においても同様である。
また、上記実施形態では、第1及び第2の実施形態においてローターティースは回転軸の周面に6箇所に設けられているが、2箇所以上であればよく、また、ステータティースは円筒部の内周面に10箇所に設けられているが、2箇所以上であればよい。ただし、ローターティース及びステータティースの設置個数は互いに異なる必要がある。このローターティース及びステータティースの設置個数は、第3の実施形態においても同様である。
また、ステータティース磁脚部は回転軸の中心軸方向に一対設けられているが、2対以上設けられていてもよい。
この発明にかかるステータ、回転機用コア及び回転機によれば、励磁巻線を巻回するための空間を効率よく確保すると共に、製造が容易であるので、産業上の利用可能性が認められる。
本発明の第1の実施形態における回転機を示す部分断面図である。 図1のX−X矢視断面図である。 図1の回転軸およびローターを示す正面図である。 図2の回転軸及びローターを示す断面図である。 図1のステータを示す部分拡大断面図である。 第1及びステータティースと永久磁石との磁束作用を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態における回転機を示す軸方向断面図である。 本発明の第3の実施形態における回転機を示す軸方向断面図である。 図8のY−Y矢視断面図である。
符号の説明
1、30、40 回転機
4、31、41 ステータ
11 ローターティース取付部(ローター基材)
12 ローターティース
22 励磁巻線
23 円環ヨーク部(ステータ基材)
24、34 ステータティース磁脚部
26 永久磁石
28、52 ステータティース
32 巻回部
33 フランジ部
51 シャフト(ステータ基材)
61 ローター基材

Claims (6)

  1. 軸心が回転軸心と合致するステータ基材と、該ステータ基材から周方向等間隔で径方向に突出して設けられた複数のステータティースと、該ステータティースに巻回された励磁巻線とを有し、
    前記ステータティースが、前記回転軸心に沿って間隙を介して配置された少なくとも一対のステータティース磁脚部と、該一対のステータティース磁脚部の先端を接続する永久磁石部とを備え
    前記励磁巻線が、前記ステータティース磁脚部のうち径方向に突出する部分それぞれに巻回されていることを特徴とするステータ。
  2. 前記ステータ基材及び前記ステータティース磁脚部が、絶縁性効果物質で被覆した金属粉末を圧粉成形した複合軟磁性材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記一対のステータティース磁脚部が、前記励磁巻線を巻回する巻回部と、巻回部の先端に設けられたフランジ部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のステータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のステータと、
    軸心が前記回転軸心に合致するローター基材と、該ローター基材から周方向等間隔で径方向に突出して設けられた複数のローターティースとを有するローターと、を備えることを特徴とする回転機用コア。
  5. 前記ローターティースが、前記複合軟磁性材によって形成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転機用コア。
  6. 請求項4または5に記載の回転機用コアを備えることを特徴とする回転機。
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