JP2004166354A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】高いモータ効率及び高い回転トルクを有するモータを提供する。
【解決手段】相互に電気的絶縁を保つようにU字型に屈曲した鋼板を積層してなるステータコア22及びロータコア26を有し、ステータコア22によって励磁される外部磁場が、ステータコア22のU字型の突端部からモータの回転中心軸24に対して略平行に形成されるようにステータコア22を配置し、モータの動作中に、ステータコア22のU字型の突端部とロータコア26のU字型の突端部とが所定の間隙を介して突き合わされるようにステータコア22及びロータコア26を配置したモータ。
【選択図】 図1
【解決手段】相互に電気的絶縁を保つようにU字型に屈曲した鋼板を積層してなるステータコア22及びロータコア26を有し、ステータコア22によって励磁される外部磁場が、ステータコア22のU字型の突端部からモータの回転中心軸24に対して略平行に形成されるようにステータコア22を配置し、モータの動作中に、ステータコア22のU字型の突端部とロータコア26のU字型の突端部とが所定の間隙を介して突き合わされるようにステータコア22及びロータコア26を配置したモータ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高トルク及び高効率のスイッチド・リラクタンスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの一種であるスイッチド・リラクタンスモータ(以下、SRモータという)は、構造が簡単であり、堅固、安価な特徴を有している。
【0003】
図10に、従来のSRモータの構造の平面図を示す。筒状のステータ10の内部に、ステータ10の中心軸と同軸上に回転軸を有するロータ14が配置されている。ステータ10には、内向きに突出する複数の突極12が設けられ、その突極12にはコイル16(巻線)が巻かれる。ロータ14には、外向きに突出する複数の突極18が設けられる。
【0004】
対向する一対の突極12のコイル16に電流を流し、突極12からロータ14の突極18へ向けて磁力線を有する磁場を発生させることによって、ロータ14の突極18をステータの突極12へ引き付け、ロータ14の回転トルクを発生させる。対向する突極12をモータの回転方向に順次選択し、コイル16に電流を流すことによって、その突極12にロータ14の突極18が順次引き付けられ、ロータ14が回転する。
【0005】
ステータ10は複雑な形状をした突極12を有するため、ステータ10を一体成形することは困難である。そのため、図11(a)の平面図に示すように、電磁鋼板等を打ち抜いてコア材20を作成し、図11(b)の断面図に示すように、ロータの回転軸の方向に積層して形成される。しかしながら、コア材20を打ち抜いた部分の材料が無駄になり、製作コストが高くなる問題があった。
【0006】
さらに、ステータ10の内部磁場における磁力線の方向は、励磁される突極12の選択によって順次変化するため、ステータ10の材料として方向性磁性鋼板を用いる利点がなかった。
【0007】
特開平10−112964号公報の「スイッチド・リラクタンスモータ」には、ロータの回転軸に平行な方向に磁力線を有する磁場を発生させ、その磁場によってロータを回転させるSRモータが開示されている。
【0008】
図12に、当該技術におけるSRモータの構造の平面図及び断面図をそれぞれ示す。図12(b)は、図12(a)のC−C’からみた断面図である。ロータ14は薄型化された平板状に形成されており、外向きに突出した突極18を有している。ステータコア22はU字型に形成されており、ロータ14の突極18を回転軸と平行に挟み込むようにステータ10の内壁に固定されている。
【0009】
ステータコア22に巻かれたコイル16に電流を流すことによって、ロータ14の回転軸と平行な方向に突極18を磁力線が貫くように磁場が発生する。ステータコア22を順次選択し、コイル16に電流を流すことによって、突極18が連続的に引き付けられてロータ14が回転する。
【0010】
また、特開2001−128395号公報には、方向性磁性鋼板を用いてステータコアを形成する技術が開示されている。ここでは、ステータコアに流れる磁束の流れ方向と一致するよう方向性磁性鋼板から形成したティース部及びヨーク部を組み合わせて1つのステータコアを形成している。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−112964号公報
【特許文献2】
特開2001−128395号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のモータでは、ステータコアはティース部やヨーク部等のコア材のブロックを複数組み合わせて形成されるため、コア材のブロックの製造、ブロックの組み合わせ、ブロック間における接合等の多数の工程を必要としていた。そのため、モータの製作コストが高くなっていた。
【0013】
さらに、コア材のブロック同士の隙間や接合に用いられる樹脂材の磁気抵抗が大きいため、その接合箇所において磁気回路の磁気抵抗が高くなり、モータの効率を低下させる原因となっていた。
【0014】
本発明は、上記従来技術の問題を鑑みて、高いエネルギー効率及び高い回転トルクを有するモータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の本発明は、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるステータコアを有するモータであって、前記ステータコアによって励磁される外部磁場が、前記ステータコアのU字型の突端部からモータの回転中心軸に対して略平行に形成されるように前記ステータコアを配置してなることを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するための第2の本発明は、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるロータコアを有するモータであって、前記ロータコアのU字型の突端部がモータの回転中心軸に対して略平行方向となるように前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0017】
また、上記第1の発明に係るモータにおいて、さらに、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなる積層体を含むロータコアを有し、モータの動作中に、前記ステータコアのU字型の突端部と、前記ロータコアのU字型の突端部と、が所定の間隙を介して突き合わされるように前記ステータコア及び前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0018】
また、上記第1の発明に係るモータにおいて、さらに、鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層した積層体を含むロータコアを有し、前記ステータコアのU字型の突端部から所定の間隙をもって、前記ステータコアの両突端部間に跨るように前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0019】
さらに、上記モータにおいて、複数の前記ステータコアをモータの回転軸に対して水平方向又は垂直方向に並置してなることが好ましい。また、前記並置された複数のステータコアに1つの励磁用のコイルを共通に配置してなることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1に第1の実施の形態におけるモータの要部の構造を示す。図1(a)はモータの要部の上部平面図、図1(b)はモータの要部の断面図(平面図のA−A’で切断した断面)、図1(c)はモータの要部の下部平面図を示す。
【0021】
本実施の形態では、ステータ10及びロータ14は平板状に薄型化された非磁性体材料を主要部とし、ロータ14は軸受を介してステータ10から伸びる回転中心軸24に対して回転可能に接続されている。
【0022】
ステータ10には回転中心軸24から同一距離に、U字型に形成された複数のステータコア22が配設される。ステータコア22は、ステータコア22のU字突端部がモータの回転中心軸24に対してほぼ平行方向に向くように設置される。ステータコア22のU字型の凹部には励磁用のコイル16が巻かれる。
【0023】
一方、ロータ14にも回転中心軸24から同一距離に、U字型に形成されたロータコア26が配設される。ロータコア26は、ロータコア26のU字突端部がモータの回転中心軸24に対してほぼ平行方向に向くように設置される。
【0024】
ここで、ステータコア22及びロータコア26はU字型を有すると説明したが、U字型とは中央に凹部を有する屈曲した形状を表すものとする。すなわち、本実施の形態において、厳密なU字型の他に角張った形状や丸みを帯びた形状をも含む意味とする。
【0025】
また、ロータコア26とステータコア22は所定の空隙dをもって、ロータ14が回転中に、ロータコア26のU字型の突端部とステータコア22のU字型の突端部とが向かい合うように配置される。
【0026】
ステータコア22の数とロータコア26の数とは互いに倍数の関係にならないように設定される。本実施形態では、ステータコア22の数が4つ、ロータコア26の数が3つであるモータを例示したが、本発明のモータはこれに限定されるものではない。例えば、ステータコア数/ロータ数を、12/8、8/6、6/4等のように互いに倍数の関係にならないようにすれば良い。
【0027】
次に、図2のフロー図を用いて、ステータコア22及びロータコア26の製造方法及び構造について説明する。
【0028】
磁性鋼板28を準備する(図2(a))。磁性鋼板28としては、軟磁性体であるフェライト等の鉄系酸化物を用いることが好ましい。また、磁化が容易である方向(図2中の矢印方向:以下、容易磁化方向という)が特定方向にある異方性の方向性磁性鋼板を用いることがより好ましい。
【0029】
その磁性鋼板28を巻いて積層する(図2(b):巻き積層工程)。このとき、積層された磁性鋼板28の各層間に電気的な絶縁を与えるために、各層間に絶縁材料を挟み込む。例えば、絶縁性の樹脂を巻積層体30の鋼板間に含浸させる方法をとることができる。また、鋼板間に所定間隔の隙間を設け、空気や不活性ガス等の絶縁特性を有する気体を挟むものとしても良い。また、磁性鋼板28の表面に絶縁材料の表面被覆を予め行っておき、その磁性鋼板28を巻きつけても良い。
【0030】
磁性鋼板28として方向性磁性鋼板を用いた場合には、鋼板の巻き付け方向と容易磁化方向がほぼ平行となるように巻き付けることが好適である。
【0031】
次に、巻積層体30の樹脂等を硬化させ(図2(c):硬化工程)、各々がU字型となるように巻積層体30を切断する(図2(d):切断工程)ことで、U字型に屈曲した鋼板を各層間の電気的絶縁を保つように積層してなるステータコア22及びロータコア26が製造される(図2(e))。
【0032】
以下に、図1及び図3を参照して本実施形態におけるモータの動作を説明する。
【0033】
まず、ステータ10に設けられたステータコア22のうちいずれか1つを選択し、そのステータコア22に巻かれたコイル16に励磁電流を流す。ステータ10とロータ14との間隙には、励磁電流によってそのステータコア22の突端部からロータ14の回転軸とほぼ平行な方向に外部磁場32が発生する。外部磁場32による磁束は、図3のように、励磁されたステータコア22の近傍にあるロータコア26の一方の突端部から他方の突端部を通り、励磁されたステータコア22に戻る閉磁場回路を形成する。これにより、励磁されたステータコア22とその近傍にあるロータコア26が引き付けられる。
【0034】
励磁するステータコア22をロータの突極を引き付けるように次々と選択し、選択されたステータコア22に巻かれたコイル16に電流を流すことによって、順次選択されたステータコア22の近傍にあるロータコア26が引き付けられてロータ14が回転する。
【0035】
本実施の形態では、ステータコア22及びロータコア26は、U字型に屈曲した鋼板の積層体から形成されているため、その内部を通る磁束の流れを妨げる部分がなく、磁気抵抗を低減することができる。また、磁性鋼板28は電気的な絶縁物を挟んで積層されているため、各鋼板間をまたがって流れる渦電流を抑制でき、ステータコア22における鉄損が低減される。さらに、磁性鋼板28を方向性磁性鋼板とし、U字型の屈曲方向に容易磁化方向を揃えることによって、ステータコア22及びロータコア26を貫く磁束を強くすることができる。
【0036】
従って、本実施の形態によれば、モータの回転トルク、モータの効率を高めることができる。
【0037】
さらに、図4に示すように、円筒状のステータ10の内部にロータ14が配置され、ロータコア26の外部周辺にステータコア22が配設される構造を有する同一径のモータ(図4(a):以下、比較例のモータという)と比べて、本実施の形態におけるモータ(図4(b))はロータ14の外径をより大きくすることができるため回転トルクを向上することが可能となる。
【0038】
図5に、同一径を有するモータにおける回転トルクを比較した結果を示す。比較例のモータの回転トルクを1.0とすると、本実施の形態のモータの回転トルクは1.2となり、より大きな回転トルクが得られている。
【0039】
<第2の実施の形態>
図6に本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造を示す。図6(a)はモータ要部の上部平面図、図6(b)はモータ要部の断面図(平面図のA−A’で切断した断面)、図6(c)はモータ要部の下部平面図である。
【0040】
本実施形態のモータは第1の実施形態と同様の構造を有しているが、ロータコア26の形状が異なる点に特徴を有している。
【0041】
本実施の形態におけるロータコア26は、平板状の磁性鋼板28を積層した積層体を含む。磁性鋼板28は、第1の実施の形態と同様に、フェライト等の軟性磁性体であることが好ましい。電気的な絶縁をもたせるために、積層された各鋼板間には絶縁材が挟まれる。
【0042】
図6に示すように、ロータコア26は、ステータコア22と所定の間隙を介して、ステータコア22のU字型の両突端部を跨ぐように配置される。ロータコア26を通る磁束による渦電流の流れを遮断するために、図7のように、ロータコア26は各々の鋼板がステータコア22のU字型の両突端部を跨ぐように積層することが好適である。また、ロータコア26に方向性磁性鋼板を用いた場合には、図7の矢印で示すように、ステータコア22のU字型の両突端部を繋ぐ方向に容易磁化方向を向けて配置することが好ましい。
【0043】
第1の実施の形態におけるU字型のロータコア26では、図8(a)のように、ステータコア22とロータコア26との間隙における漏れ磁束が多くなりモータ効率及び回転トルクの低下を招く原因となる。これに対して、本実施の形態における平板状のロータコア26では、図8(b)のように、ステータコア22とロータコア26との間隙における漏れ磁束が少なくなり、モータ効率及び回転トルクをより向上することができる。
【0044】
図5に同一径を有するモータにおける回転トルクを比較した結果を示すが、第1の実施の形態のモータと比べてより大きな回転トルクを得ることができることが分かる。
【0045】
また、ロータコア26のU字型の突端部がないため、ロータ14をより薄くすることができ、ロータを小型化することが可能となる。
【0046】
<第2の実施の形態の変形例>
図9に、上記第2の実施の形態の変形例を示す。図9(a)及び(b)では、ロータ14を挟み込むように2つのステータ10を設けている。このような構成とすることで、起磁力が2倍となり、回転トルクを向上することができる。
【0047】
図9(c)では、ステータ10を挟み込むように2つのロータ14を設けている。また、ステータ10には、モータの回転中心軸24と平行に2つのステータコア22を並置している。並置された2つのステータコア22には1つの励磁用のコイル16が共通に巻かれる。このような構成とすることで、励磁された磁束の利用効率が高まり、回転トルクを向上することができる。また、回転軸を2つ取ることができ、モータの利用性を高めることができる。さらに、ステータコア22の外部へのコイル16の突出部分を無くすことができるため、モータのサイズ対効率比、サイズ対回転トルク比を向上することができる。
【0048】
図9(d)では、モータの回転中心軸24と垂直方向にステータコア22及びロータコア26を並置している。並置された2つのステータコア22には1つの励磁用のコイル16が共通に巻かれる。このような構成とすることで、起磁力を大きくすることができ、回転トルクを高めることができる。また、モータの厚さ対回転トルク比を向上することができる。
【0049】
なお、第1の実施の形態に対してこれらの変形例を適用してもモータの回転トルクを向上し、モータを小型化することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によって、高いモータ効率及び高い回転トルクを有するモータを提供することができる。また、モータのサイズ対モータ効率比及びサイズ対回転トルク比を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるモータの構造を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるステータコア及びロータコアの製造方法のフローを示す図である。
【図3】ステータコア及びロータコアの磁束の流れを説明する図である。
【図4】ロータの外形の相違を示す図である。
【図5】回転トルクの比較した結果を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造を示す図である。
【図7】ロータコアとステータコアとの相対的な配置を示す図である。
【図8】ロータコアの形状と漏れ磁束の関係を説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造の変形例を示す図である。
【図10】従来のSRモータの構造を示す図である。
【図11】従来のステータコアの製造方法及び構造を説明する図である。
【図12】従来のSRモータの構造を示す図である。
【符号の説明】
10 ステータ、12 ステータの突極、14 ロータ、16 コイル、18ロータの突極、20 コア材、22 ステータコア、24 回転中心軸、26
ロータコア、28 磁性鋼板、30 巻積層体、32 外部磁場。
【発明の属する技術分野】
本発明は、高トルク及び高効率のスイッチド・リラクタンスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの一種であるスイッチド・リラクタンスモータ(以下、SRモータという)は、構造が簡単であり、堅固、安価な特徴を有している。
【0003】
図10に、従来のSRモータの構造の平面図を示す。筒状のステータ10の内部に、ステータ10の中心軸と同軸上に回転軸を有するロータ14が配置されている。ステータ10には、内向きに突出する複数の突極12が設けられ、その突極12にはコイル16(巻線)が巻かれる。ロータ14には、外向きに突出する複数の突極18が設けられる。
【0004】
対向する一対の突極12のコイル16に電流を流し、突極12からロータ14の突極18へ向けて磁力線を有する磁場を発生させることによって、ロータ14の突極18をステータの突極12へ引き付け、ロータ14の回転トルクを発生させる。対向する突極12をモータの回転方向に順次選択し、コイル16に電流を流すことによって、その突極12にロータ14の突極18が順次引き付けられ、ロータ14が回転する。
【0005】
ステータ10は複雑な形状をした突極12を有するため、ステータ10を一体成形することは困難である。そのため、図11(a)の平面図に示すように、電磁鋼板等を打ち抜いてコア材20を作成し、図11(b)の断面図に示すように、ロータの回転軸の方向に積層して形成される。しかしながら、コア材20を打ち抜いた部分の材料が無駄になり、製作コストが高くなる問題があった。
【0006】
さらに、ステータ10の内部磁場における磁力線の方向は、励磁される突極12の選択によって順次変化するため、ステータ10の材料として方向性磁性鋼板を用いる利点がなかった。
【0007】
特開平10−112964号公報の「スイッチド・リラクタンスモータ」には、ロータの回転軸に平行な方向に磁力線を有する磁場を発生させ、その磁場によってロータを回転させるSRモータが開示されている。
【0008】
図12に、当該技術におけるSRモータの構造の平面図及び断面図をそれぞれ示す。図12(b)は、図12(a)のC−C’からみた断面図である。ロータ14は薄型化された平板状に形成されており、外向きに突出した突極18を有している。ステータコア22はU字型に形成されており、ロータ14の突極18を回転軸と平行に挟み込むようにステータ10の内壁に固定されている。
【0009】
ステータコア22に巻かれたコイル16に電流を流すことによって、ロータ14の回転軸と平行な方向に突極18を磁力線が貫くように磁場が発生する。ステータコア22を順次選択し、コイル16に電流を流すことによって、突極18が連続的に引き付けられてロータ14が回転する。
【0010】
また、特開2001−128395号公報には、方向性磁性鋼板を用いてステータコアを形成する技術が開示されている。ここでは、ステータコアに流れる磁束の流れ方向と一致するよう方向性磁性鋼板から形成したティース部及びヨーク部を組み合わせて1つのステータコアを形成している。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−112964号公報
【特許文献2】
特開2001−128395号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のモータでは、ステータコアはティース部やヨーク部等のコア材のブロックを複数組み合わせて形成されるため、コア材のブロックの製造、ブロックの組み合わせ、ブロック間における接合等の多数の工程を必要としていた。そのため、モータの製作コストが高くなっていた。
【0013】
さらに、コア材のブロック同士の隙間や接合に用いられる樹脂材の磁気抵抗が大きいため、その接合箇所において磁気回路の磁気抵抗が高くなり、モータの効率を低下させる原因となっていた。
【0014】
本発明は、上記従来技術の問題を鑑みて、高いエネルギー効率及び高い回転トルクを有するモータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の本発明は、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるステータコアを有するモータであって、前記ステータコアによって励磁される外部磁場が、前記ステータコアのU字型の突端部からモータの回転中心軸に対して略平行に形成されるように前記ステータコアを配置してなることを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するための第2の本発明は、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるロータコアを有するモータであって、前記ロータコアのU字型の突端部がモータの回転中心軸に対して略平行方向となるように前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0017】
また、上記第1の発明に係るモータにおいて、さらに、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなる積層体を含むロータコアを有し、モータの動作中に、前記ステータコアのU字型の突端部と、前記ロータコアのU字型の突端部と、が所定の間隙を介して突き合わされるように前記ステータコア及び前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0018】
また、上記第1の発明に係るモータにおいて、さらに、鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層した積層体を含むロータコアを有し、前記ステータコアのU字型の突端部から所定の間隙をもって、前記ステータコアの両突端部間に跨るように前記ロータコアを配置してなることを特徴とする。
【0019】
さらに、上記モータにおいて、複数の前記ステータコアをモータの回転軸に対して水平方向又は垂直方向に並置してなることが好ましい。また、前記並置された複数のステータコアに1つの励磁用のコイルを共通に配置してなることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1に第1の実施の形態におけるモータの要部の構造を示す。図1(a)はモータの要部の上部平面図、図1(b)はモータの要部の断面図(平面図のA−A’で切断した断面)、図1(c)はモータの要部の下部平面図を示す。
【0021】
本実施の形態では、ステータ10及びロータ14は平板状に薄型化された非磁性体材料を主要部とし、ロータ14は軸受を介してステータ10から伸びる回転中心軸24に対して回転可能に接続されている。
【0022】
ステータ10には回転中心軸24から同一距離に、U字型に形成された複数のステータコア22が配設される。ステータコア22は、ステータコア22のU字突端部がモータの回転中心軸24に対してほぼ平行方向に向くように設置される。ステータコア22のU字型の凹部には励磁用のコイル16が巻かれる。
【0023】
一方、ロータ14にも回転中心軸24から同一距離に、U字型に形成されたロータコア26が配設される。ロータコア26は、ロータコア26のU字突端部がモータの回転中心軸24に対してほぼ平行方向に向くように設置される。
【0024】
ここで、ステータコア22及びロータコア26はU字型を有すると説明したが、U字型とは中央に凹部を有する屈曲した形状を表すものとする。すなわち、本実施の形態において、厳密なU字型の他に角張った形状や丸みを帯びた形状をも含む意味とする。
【0025】
また、ロータコア26とステータコア22は所定の空隙dをもって、ロータ14が回転中に、ロータコア26のU字型の突端部とステータコア22のU字型の突端部とが向かい合うように配置される。
【0026】
ステータコア22の数とロータコア26の数とは互いに倍数の関係にならないように設定される。本実施形態では、ステータコア22の数が4つ、ロータコア26の数が3つであるモータを例示したが、本発明のモータはこれに限定されるものではない。例えば、ステータコア数/ロータ数を、12/8、8/6、6/4等のように互いに倍数の関係にならないようにすれば良い。
【0027】
次に、図2のフロー図を用いて、ステータコア22及びロータコア26の製造方法及び構造について説明する。
【0028】
磁性鋼板28を準備する(図2(a))。磁性鋼板28としては、軟磁性体であるフェライト等の鉄系酸化物を用いることが好ましい。また、磁化が容易である方向(図2中の矢印方向:以下、容易磁化方向という)が特定方向にある異方性の方向性磁性鋼板を用いることがより好ましい。
【0029】
その磁性鋼板28を巻いて積層する(図2(b):巻き積層工程)。このとき、積層された磁性鋼板28の各層間に電気的な絶縁を与えるために、各層間に絶縁材料を挟み込む。例えば、絶縁性の樹脂を巻積層体30の鋼板間に含浸させる方法をとることができる。また、鋼板間に所定間隔の隙間を設け、空気や不活性ガス等の絶縁特性を有する気体を挟むものとしても良い。また、磁性鋼板28の表面に絶縁材料の表面被覆を予め行っておき、その磁性鋼板28を巻きつけても良い。
【0030】
磁性鋼板28として方向性磁性鋼板を用いた場合には、鋼板の巻き付け方向と容易磁化方向がほぼ平行となるように巻き付けることが好適である。
【0031】
次に、巻積層体30の樹脂等を硬化させ(図2(c):硬化工程)、各々がU字型となるように巻積層体30を切断する(図2(d):切断工程)ことで、U字型に屈曲した鋼板を各層間の電気的絶縁を保つように積層してなるステータコア22及びロータコア26が製造される(図2(e))。
【0032】
以下に、図1及び図3を参照して本実施形態におけるモータの動作を説明する。
【0033】
まず、ステータ10に設けられたステータコア22のうちいずれか1つを選択し、そのステータコア22に巻かれたコイル16に励磁電流を流す。ステータ10とロータ14との間隙には、励磁電流によってそのステータコア22の突端部からロータ14の回転軸とほぼ平行な方向に外部磁場32が発生する。外部磁場32による磁束は、図3のように、励磁されたステータコア22の近傍にあるロータコア26の一方の突端部から他方の突端部を通り、励磁されたステータコア22に戻る閉磁場回路を形成する。これにより、励磁されたステータコア22とその近傍にあるロータコア26が引き付けられる。
【0034】
励磁するステータコア22をロータの突極を引き付けるように次々と選択し、選択されたステータコア22に巻かれたコイル16に電流を流すことによって、順次選択されたステータコア22の近傍にあるロータコア26が引き付けられてロータ14が回転する。
【0035】
本実施の形態では、ステータコア22及びロータコア26は、U字型に屈曲した鋼板の積層体から形成されているため、その内部を通る磁束の流れを妨げる部分がなく、磁気抵抗を低減することができる。また、磁性鋼板28は電気的な絶縁物を挟んで積層されているため、各鋼板間をまたがって流れる渦電流を抑制でき、ステータコア22における鉄損が低減される。さらに、磁性鋼板28を方向性磁性鋼板とし、U字型の屈曲方向に容易磁化方向を揃えることによって、ステータコア22及びロータコア26を貫く磁束を強くすることができる。
【0036】
従って、本実施の形態によれば、モータの回転トルク、モータの効率を高めることができる。
【0037】
さらに、図4に示すように、円筒状のステータ10の内部にロータ14が配置され、ロータコア26の外部周辺にステータコア22が配設される構造を有する同一径のモータ(図4(a):以下、比較例のモータという)と比べて、本実施の形態におけるモータ(図4(b))はロータ14の外径をより大きくすることができるため回転トルクを向上することが可能となる。
【0038】
図5に、同一径を有するモータにおける回転トルクを比較した結果を示す。比較例のモータの回転トルクを1.0とすると、本実施の形態のモータの回転トルクは1.2となり、より大きな回転トルクが得られている。
【0039】
<第2の実施の形態>
図6に本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造を示す。図6(a)はモータ要部の上部平面図、図6(b)はモータ要部の断面図(平面図のA−A’で切断した断面)、図6(c)はモータ要部の下部平面図である。
【0040】
本実施形態のモータは第1の実施形態と同様の構造を有しているが、ロータコア26の形状が異なる点に特徴を有している。
【0041】
本実施の形態におけるロータコア26は、平板状の磁性鋼板28を積層した積層体を含む。磁性鋼板28は、第1の実施の形態と同様に、フェライト等の軟性磁性体であることが好ましい。電気的な絶縁をもたせるために、積層された各鋼板間には絶縁材が挟まれる。
【0042】
図6に示すように、ロータコア26は、ステータコア22と所定の間隙を介して、ステータコア22のU字型の両突端部を跨ぐように配置される。ロータコア26を通る磁束による渦電流の流れを遮断するために、図7のように、ロータコア26は各々の鋼板がステータコア22のU字型の両突端部を跨ぐように積層することが好適である。また、ロータコア26に方向性磁性鋼板を用いた場合には、図7の矢印で示すように、ステータコア22のU字型の両突端部を繋ぐ方向に容易磁化方向を向けて配置することが好ましい。
【0043】
第1の実施の形態におけるU字型のロータコア26では、図8(a)のように、ステータコア22とロータコア26との間隙における漏れ磁束が多くなりモータ効率及び回転トルクの低下を招く原因となる。これに対して、本実施の形態における平板状のロータコア26では、図8(b)のように、ステータコア22とロータコア26との間隙における漏れ磁束が少なくなり、モータ効率及び回転トルクをより向上することができる。
【0044】
図5に同一径を有するモータにおける回転トルクを比較した結果を示すが、第1の実施の形態のモータと比べてより大きな回転トルクを得ることができることが分かる。
【0045】
また、ロータコア26のU字型の突端部がないため、ロータ14をより薄くすることができ、ロータを小型化することが可能となる。
【0046】
<第2の実施の形態の変形例>
図9に、上記第2の実施の形態の変形例を示す。図9(a)及び(b)では、ロータ14を挟み込むように2つのステータ10を設けている。このような構成とすることで、起磁力が2倍となり、回転トルクを向上することができる。
【0047】
図9(c)では、ステータ10を挟み込むように2つのロータ14を設けている。また、ステータ10には、モータの回転中心軸24と平行に2つのステータコア22を並置している。並置された2つのステータコア22には1つの励磁用のコイル16が共通に巻かれる。このような構成とすることで、励磁された磁束の利用効率が高まり、回転トルクを向上することができる。また、回転軸を2つ取ることができ、モータの利用性を高めることができる。さらに、ステータコア22の外部へのコイル16の突出部分を無くすことができるため、モータのサイズ対効率比、サイズ対回転トルク比を向上することができる。
【0048】
図9(d)では、モータの回転中心軸24と垂直方向にステータコア22及びロータコア26を並置している。並置された2つのステータコア22には1つの励磁用のコイル16が共通に巻かれる。このような構成とすることで、起磁力を大きくすることができ、回転トルクを高めることができる。また、モータの厚さ対回転トルク比を向上することができる。
【0049】
なお、第1の実施の形態に対してこれらの変形例を適用してもモータの回転トルクを向上し、モータを小型化することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によって、高いモータ効率及び高い回転トルクを有するモータを提供することができる。また、モータのサイズ対モータ効率比及びサイズ対回転トルク比を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるモータの構造を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるステータコア及びロータコアの製造方法のフローを示す図である。
【図3】ステータコア及びロータコアの磁束の流れを説明する図である。
【図4】ロータの外形の相違を示す図である。
【図5】回転トルクの比較した結果を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造を示す図である。
【図7】ロータコアとステータコアとの相対的な配置を示す図である。
【図8】ロータコアの形状と漏れ磁束の関係を説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるモータの構造の変形例を示す図である。
【図10】従来のSRモータの構造を示す図である。
【図11】従来のステータコアの製造方法及び構造を説明する図である。
【図12】従来のSRモータの構造を示す図である。
【符号の説明】
10 ステータ、12 ステータの突極、14 ロータ、16 コイル、18ロータの突極、20 コア材、22 ステータコア、24 回転中心軸、26
ロータコア、28 磁性鋼板、30 巻積層体、32 外部磁場。
Claims (6)
- U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるステータコアを有するモータであって、
前記ステータコアによって励磁される外部磁場が、前記ステータコアのU字型の突端部からモータの回転中心軸に対して略平行に形成されるように前記ステータコアを配置してなることを特徴とするモータ。 - U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなるロータコアを有するモータであって、
前記ロータコアのU字型の突端部がモータの回転中心軸に対して略平行方向となるように前記ロータコアを配置してなることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
さらに、U字型に屈曲した鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層してなる積層体を含むロータコアを有し、
モータの動作中に、前記ステータコアのU字型の突端部と、前記ロータコアのU字型の突端部と、が所定の間隙を介して突き合わされるように前記ステータコア及び前記ロータコアを配置してなることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
さらに、鋼板を相互に電気的絶縁を保つように積層した積層体を含むロータコアを有し、
前記ステータコアのU字型の突端部から所定の間隙をもって、前記ステータコアの両突端部間に跨るように前記ロータコアを配置してなることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜4に記載のモータにおいて、
複数の前記ステータコアをモータの回転軸に対して水平方向又は垂直方向に並置してなることを特徴とするモータ。 - 請求項5に記載のモータにおいて、
前記並置された複数のステータコアに1つの励磁用のコイルを共通に配置してなることを特徴とするモータ。
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