JP2001168659A - 可変利得増幅回路 - Google Patents
可変利得増幅回路Info
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Abstract
フトの改善が可能な可変利得増幅回路を実現する。 【解決手段】 可変利得増幅回路において、差動入出力
の可変利得増幅器と、この可変利得増幅器と同一回路で
あるレプリカ回路と、このレプリカ回路の入力端子間に
利得を決定するための制御電圧を印加する利得設定手段
と、レプリカ回路の非反転出力が反転入力端子に印加さ
れると共に出力電圧でレプリカ回路及び可変利得増幅器
の利得を制御するエラーアンプと、レプリカ回路の反転
出力から一定電圧高い電圧をエラーアンプの非反転入力
端子に印加する利得微調手段とを設ける。
Description
に関し、特に入力コモンモード電圧依存性の改善及びゲ
インドリフトの改善に関する。
ディジタル・オシロスコープ、シグナルコンディショナ
等において用いられており、このような可変利得増幅器
は本願出願人の出願に係る「特願平06−02870
5」等に記載されている。
載された従来の可変利得増幅器の一例を示す回路図であ
る。図4において1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11,12,13,14,15,16,1
7,18,19及び20はMOS電界効果トランジスタ
(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r:以下、FETと呼ぶ。)、21は可変抵抗、22は
コモンモード帰還回路、100及び101は入力電圧、
102及び103は出力電圧である。
動入力回路80を、FET3,4,11,12及びコモ
ンモード帰還回路22は出力電圧102及び103を負
帰還する帰還回路81を、FET5〜10及び15〜2
0は出力段回路82を、可変抵抗21は利得制御手段8
3をそれぞれ構成している。
2のゲートに入力され、FET1及び2のソースはFE
T14のドレインに、FET14のソースはFET13
のドレインに接続される。
ース、FET9及び10のドレイン、可変抵抗21の一
端にそれぞれ接続され、FET2のドレインはFET1
8のソース、FET19及び20のドレイン、可変抵抗
21の他端にそれぞれ接続される。
及びFET7のソースに接続され、FET7のドレイン
は出力電圧102を出力すると共に、FET3のゲー
ト、FET6のドレイン及びコモンモード帰還回路22
の一方の入力端子にそれぞれ接続される。
ドレイン及びFET17のソースに接続され、FET1
7のドレインは出力電圧103を出力すると共に、FE
T4のゲート、FET16のドレイン及びコモンモード
帰還回路22の他方の入力端子にそれぞれ接続される。
10及び20のゲートにそれぞれ接続される。
2のドレインに接続され、FET12のソースはFET
11のドレインに接続される。FET6及び16のソー
スはFET5及び15のドレインに接続される。
ソースは正電圧源”VDD”に、FET9,10,19及
び20のソースはグランド”GND”にそれぞれ接続さ
れる。また、FET5,11,13及び15のゲート、
FET6,12,14及び16のゲート、FET7及び
17のゲート、FET8及び18のゲートにはそれぞれ
バイアス電圧が印加される。
変抵抗21及びコモンモード帰還回路22の具体例を示
した詳細回路図である。ここで、1〜20、100〜1
03は図4と同一符号であり、23,24,25,26
はFET、104は利得制御電圧である。
び利得制御電圧104により実現され、利得制御電圧1
04の電圧値を大きくすれば、可変抵抗21としての抵
抗値が小さくなり、前記電圧値を小さくすれば前記抵抗
値が大きくなる。
のFET24,25及び26により構成され、電圧”V
cm”は出力電圧102と103の和に比例、即ち、出
力電圧のコモンモードに比例することになる。
FET10及び20の作用により出力段回路82にバイ
アス電流が流れて前記出力電圧のコモンモードが小さく
なるように動作する。また、電圧”Vcm”が小さくな
ると前記出力電圧のコモンモードが大きくなるように動
作する。即ち、コモンモード帰還回路22は負帰還回路
として動作することになる。
び図7を用いて説明する。図6は可変抵抗21の抵抗値
が無限大である場合の等価回路、図7は可変抵抗21の
抵抗値が有限である場合の動作を示すブロック図であ
る。
符号を付してあり、84及び85は差動入力回路、86
は出力段回路である。可変抵抗21の抵抗値が無限大で
ある場合、即ち、可変抵抗21が無い場合、図4の回路
は入力電圧100及び101が差動入力回路84に入力
され、差動入力回路84及び85の出力電流が出力段回
路86にそれぞれ接続され、出力段回路86の出力電圧
が差動入力回路85の入力端子に帰還されることにな
る。
−856」に記載されているように入力電圧100と1
01の差電圧を”VIN”、出力電圧102と103の差
電圧を”VOUT ”、差動入力回路84及び85のトラン
ス・コンダクタンスを”gmi”及び”gmf”とすれば、 A=VOUT/VIN=gmi/gmf (1) となる。
チャネルサイズの比によって決まるので、この結果、利
得は温度及びプロセス変動の影響を受けにくい。
03は図4と同一符号を付してあり、27及び28は負
荷容量である。また、接続関係についても図4と同様で
あり、異なる点は出力電圧102及び103に対して負
荷容量27及び28が接続された点である。
値を”V1”及び”V2”、FET1及び2のトランス
・コンダクタンスを”gmi”、FET3及び4のトラン
ス・コンダクタンスを”gmf”、FET1、2及び可変
抵抗214に流れる電流をそれぞれ”I1”、”I2”
及び”I3”とすると、入力電圧100が101よりも
大きい場合、 I1−I2=2gmi・(V1−V2) (2) となる。
れ込む電流と図7中”ロ”に流れ込む電流との電流差”
ΔI”は、 ΔI=I1−I3−(I2+I3) =I1−I2−2・I3 (3) となる。
前記電流差は、 ΔI=I1−I2 (4) である。即ち、可変抵抗21によりトランス・コンダク
タンス”gmi”が”2・I3”だけ等価的に小さくなっ
たことになる。この等価的に小さくなったトランス・コ
ンダクタンスを”(gmi)eff ”とすると式(1)は、 A=VOUT/VIN=(gmi)eff/gmf (5) となる。
1、帰還回路81及び出力段回路82により可変利得増
幅器を構成し、可変抵抗21の抵抗値を変化させること
により利得を制御することが可能となる。
らの電流”I1”、電流”I2”、可変抵抗21の抵抗
値、図7中”イ”及び”ロ”から出力段回路82を見た
インピーダンスによって決まるが、出力段回路82はM
OSFETで構成されているため前記インピーダンスは
温度及びプロセス変動の影響を受け難くい。即ち、利得
は温度及びプロセス変動の影響を受け難くなる。
FETにより受けているため高入力インピーダンスとな
り、スイッチド・キャパシタを用いないため高い周波数
帯域が得られ、余分な工程も不要となる。
段回路82の出力抵抗と、負荷容量27及び28によっ
て決まるので、可変抵抗の抵抗値を変化させても利得は
変化するが前記極は変化しない。即ち、利得を変化させ
ても周波数帯域は変化しないことになる。
利得増幅器の一例を示す回路図であり、本願出願人の出
願に係る「特願平08−260691」に記載されたも
のである。但し、簡単の為に帰還回路の記載は省略して
いる。
3,34,35,36,37,38,39,40,4
1,42及び43はFET、44,45,46,47,
48,49及び50は定電流源、100a及び101a
は入力電圧、102a及び103aは出力電圧,105
はバイアス電圧である。
得増幅器コア部87を、40〜42,44及び45はハ
イスイング・カスコード回路で構成されるバイアス電圧
制御回路88を、43及び50は利得調整回路89をそ
れぞれ構成している。
9及び30のゲートに入力され、FET29のソースは
FET30のソース及び定電流源48の一端に接続され
る。
のソース、FET35及び39のドレインにそれぞれ接
続され、FET30のドレインはFET37及び39の
ソース、FET38のドレインにそれぞれ接続される。
イン及びFET33のソースに接続され、FET33の
ドレインは出力電圧102aを出力すると共にFET3
1のゲート及び定電流源46の一端にそれぞれ接続され
る。
のドレイン及びFET36のソースに接続され、FET
36のドレインは出力電圧103aを出力すると共にF
ET32のゲート及び定電流源49の一端に接続され
る。
流源47の一端に接続され、FET33及び36のゲー
トにはバイアス電圧105が印加される。
及び42のゲート、FET40のドレイン及び定電流源
44の一端に接続され、FET35及び38のゲートは
FET41のゲート、FET42のドレイン及び定電流
源45の一端に接続される。また、FET41のドレイ
ンはFET42のソースに接続される。
及びドレインと定電流源50の一端に接続される。
圧源”Vdd”に接続され、FET35,38,40,4
1及び43のソースは接地される。
る。先ず第1に可変利得増幅器コア部87における温度
の影響を説明する。FET29及び30は飽和領域で動
作しているので、 Id=(K/2)(W/L)(Vgs−Vt)2 (6) (但し、K=μp・Coxである。)となる。
流、”W”はFETのゲート幅、”L”はFETのゲー
ト長、”Vgs”はゲート・ソース間電圧、”Vt”は閾
値電圧、”μp ”は正孔の移動度、”Cox”は酸化膜
の誘電率である。
は、 gmi=∂Id/∂Vgs =K(W/L)(Vgs−Vt) =(2K(W/L)Id)1/2 =(μp・2Cox(W/L)Id)1/2 (7) となる。
p ”だけであるので、トランス・コンダクタンス”
gmi”は”(μP )1/2 ”に比例することになる。
作しているので式(7)と同様になり、トランス・コン
ダクタンス”gmf”もまた”(μp )1/2 ”に比例するこ
とになる。
ンダクタンス”(gmi)eff ”は、 (gmi)eff=(gds/(gmb+gds))・gmi (8) となる。
トランス・コンダクタンスであり、FET34及び37
も飽和領域で動作しているので”gmb”は”(μn )
1/2 ”に比例することになる。但し、”μn ”は電子の
移動度である。
いるのでドレイン電流”Id39 ”は、 Id39=(K/2)(W/L)・ (2(Vgs−Vt)Vds−Vds 2) (9) となる。
gmds” gmds=∂Id39/∂Vds =K(W/L)((Vgs−Vt)−Vds) (10) となる。
で”Vgs>>Vds”であり、式(10)は、 gmds=K(W/L)(Vgs−Vt) =μn・Cox(W/L)(Vgs−Vt) (11) となる。
は”(μp )1/2 ”に比例するので”μp ”の温度変化に
よる影響は相殺される。但し、”gmb”は”(μn )
1/2 ”に比例するものの”gmds ”には閾値電圧”V
t”の温度変動があるためこの状態では利得は温度変化
に影響される。
温度の影響を説明する。先ず、FET40とFET42
は、 (W/L)40=(1/4)(W/L)41 =(1/4)(W/L)42 (13) 及び、 Id40=Id42 (14) なる関係を満足している。
動作しているので、 Id40=(K/2)(W/L)40(Vgs40−Vt)2 (15) Id41=(K/2)(W/L)41(Vgs41−Vt)2 (16) となる。
び”Vgs41”は、 Vgs40=Vt+{Id40/(K/2)(W/L)40}1/2 (17) Vgs41=Vt+{Id41/(K/2)(W/L)41}1/2 (18) となる。
gs42”はFET41とゲートサイズが同一で、ドレイン
電流も同一なので、 Vgs42=Vt+{Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 (19) となる。
電圧である図8中”Vb”は図8中”Va”を用いて、 Vb=Va−Vgs42 =Vgs40−Vgs42 =Vt+{Id40/(K/2)(W/L)40}1/2 −Vt+{Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 ={Id40/(K/2)(W/L)40}1/2 −{Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 (20) となる。
を用いることにより式(20)は、 Vb={Id42/(K/2)(1/4)(W/L)42}1/2 −{Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 ={Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 (21) となる。
響を説明する。FET43は飽和領域で動作しているの
で、前述と同様に図8中”Vd”は、 Vd=Vgs43 =Vt+{Id43/(K/2)(W/L)43}1/2 (22) となる。
イズやバイアス電流は同一なので、図8中”Vc”は”
Vb”と等しい。
圧”Vgs39”は、 Vgs39=Vd−Vc =Vd−Vb = Vt+{Id43/(K/2)(W/L)43}1/2 −{Id42/(K/2)(W/L)42}1/2 =Vt +[2・Id43(L/W)43}1/2−{2・Id42(L/W)42}1/2] ・K-1/2 =Vt+(μn)-1/2 ・(Cox)-1/2[2・Id43(L/W)43}1/2 −{2・Id42(L/W)42}1/2] =Vt+(μn)-1/2Kx (23) となる。但し、”Kx”は温度に依存しない定数であ
る。
n )1/2”に比例することになり、式(12)において”
gmb”も前述のように”(μn )1/2”に比例することか
ら”μn ”の温度変化による影響は相殺され、利得”
A”は温度変化の影響を受けなくなる。
来例では式(5)は、入力コモンモード電圧”Vco
m”が一定であれば利得”A”は一定になるが入力コモ
ンモード電圧”Vcom”が変動すると利得”A”も変
動してしまうと言った問題点があった。これは、式
(2)中の”gmi”が入力コモンモード電圧”Vco
m”によって変化するためである。
ション機能やオフセット機能により自由に入力コモンモ
ード電圧”Vcom”を設定してから可変利得増幅器に
入力するので、このような場合には利得”A”も変動し
てしまうと言った問題点があった。
式(11)における線形領域動作FETの電子の移動
度”μn ”のみが変動した場合には温度補償ができなく
なると言った問題点があった。従って本発明が解決しよ
うとする課題は、入力コモンモード電圧依存性及びゲイ
ンドリフトの改善が可能な可変利得増幅回路を実現する
ことにある。
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、可変利
得増幅回路において、差動入出力の可変利得増幅器と、
この可変利得増幅器と同一回路であるレプリカ回路と、
このレプリカ回路の入力端子間に利得を決定するための
制御電圧を印加する利得設定手段と、前記レプリカ回路
の非反転出力が反転入力端子に印加されると共に出力電
圧で前記レプリカ回路及び前記可変利得増幅器の利得を
制御するエラーアンプと、前記レプリカ回路の反転出力
から一定電圧高い電圧を前記エラーアンプの非反転入力
端子に印加する利得微調手段とを備えたことにより、入
力コモンモード電圧依存性及びゲインドリフトの改善が
可能になる。
明である可変利得増幅回路において、前記利得設定手段
が、複数の抵抗が直列接続された直列抵抗と、この直列
抵抗に定電流を供給する定電流源と、前記抵抗の接続点
の電圧を選択して前記レプリカ回路に印加する複数のス
イッチ回路とから構成されたことにより、入力コモンモ
ード電圧依存性及びゲインドリフトの改善が可能にな
る。
明である可変利得増幅回路において、前記利得微調手段
が、抵抗と、この抵抗に定電流を供給する定電流源と、
前記抵抗の一端が前記レプリカ回路の非反転出力に接続
され、他端の電圧を前記エラーアンプの非反転入力端子
に印加することにより、入力コモンモード電圧依存性及
びゲインドリフトの改善が可能になる。
明である可変利得増幅回路において、前記抵抗に流れる
電流の値を調整して利得の微調整を行うことにより、利
得の微調整が可能になる。
説明する。図1は本発明に係る可変利得増幅器の一実施
例を示す回路図である。図1において51,58,6
4,65,67及び68は定電流源、52,53,5
4,55,56,57及び66は抵抗、59a,59
b,60a,60b,61a,及び61bはスイッチ回
路、62は図5に示した従来例と同一回路である可変利
得増幅器を用いたレプリカ回路、63及び72は図5中
のFET23に相当するFET、69はエラーアンプ、
70は値が変動する入力コモンモード電圧”Vcom”
に相当する電圧源、71はレプリカ回路62と同一回路
である可変利得増幅器を用いた可変利得増幅器、106
及び107は入力電圧、108及び109は出力電圧で
ある。
a,60b,61a及び61bはレプリカ回路61に利
得を決定するための制御電圧を印加する利得設定手段9
0を、また、64〜68は一定の電圧降下を発生させる
利得微調手段91をそれぞれ構成している。
スイッチ回路59aの入力端子に接続され、抵抗52の
他端は抵抗53の一端及びスイッチ回路60aの入力端
子に接続される。
ッチ回路61aの入力端子に接続され、抵抗54の他端
は抵抗55の一端、入力電圧107として可変利得増幅
器71の反転入力端子及び電圧源70の一端にそれぞれ
接続される。
ッチ回路61bの入力端子に接続され、抵抗56の他端
は抵抗57の一端及びスイッチ回路60bの入力端子に
接続される。また、抵抗57の他端は定電流源58の一
端及びスイッチ回路59bの入力端子に接続される。
回路60a及び61aの出力端子とレプリカ回路62の
非反転入力端子にそれぞれ接続され、スイッチ回路59
bの出力端子はスイッチ回路60b及び61bの出力端
子とレプリカ回路62の反転入力端子にそれぞれ接続さ
れる。
ーアンプ69の反転入力端子に接続され、レプリカ回路
62の反転出力端子は抵抗66の一端と定電流源67及
び68の一端に接続される。また、抵抗66の他端はエ
ラーアンプ69の非反転入力端子と定電流源64及び6
5の一端に接続される。
示す利得制御電圧としてレプリカ回路内のFET63の
ゲート及び可変利得増幅器71内のFET72のゲート
にそれぞれ接続される。
1の非反転入力端子に入力され、可変利得増幅器71は
出力電圧108及び109を出力する。
端は正電圧源にそれぞれ接続され、定電流源58,67
及び68の他端及び電圧源70の他端はそれぞれ接地さ
れる。
る。スイッチ回路59a〜61a及び59b〜61b
の”ON/OFF”の組み合わせにより可変利得増幅回
路の利得が決定される。
R”、抵抗降53〜56の抵抗値を”R”、抵抗66の
抵抗値を”20R”、定電流源51,58,64及び6
7の出力電流を”I”とし、スイッチ回路59a及び5
9bを”ON”にしてその他のスイッチ回路を”OF
F”にした場合には利得は”2倍”になる。
ON”にしてその他のスイッチ回路を”OFF”にした
場合には利得は”5倍”、スイッチ回路61a及び61
bを”ON”にしてその他のスイッチ回路を”OFF”
にした場合には利得は”10倍”になる。
施例の動作を説明する。スイッチ回路59a及び59b
のみが”ON”であるのでレプリカ回路62の入力端子
間には抵抗52〜57の直列抵抗による電圧降下分の電
圧が印加される。
の入力端子間電圧”Vin62”は Vin62=(3R+R+R+R+R+3R)×I =10R×I (25) となる。
を”I”定電流源65及び68の出力電流値を”I’=
0”とすれば、エラーアンプ69の非反転入力端子には
レプリカ回路62の反転出力値に対して”20R×I”
分だけ高い電圧が印加されることになる。
子と反転入力端子の電圧が同電圧となるように出力値を
変化させてレプリカ回路の利得を制御する。
の電圧値はエラーアンプ69の非反転入力端子の電圧と
同じになるので、レプリカ回路62の出力端子間電圧”
Vou t62”は”20R×I”となる。
は、 A62=Vout62/Vin62 =20R×I/(10R×I) =2 (26) となる。
ある可変利得増幅器71の利得もまた”2倍”になるよ
うにエラーアンプ69の出力値により制御されることに
なる。
において入力コモンモード電圧”Vcom”に相当する
電圧源70の出力を”1.0V〜2.0V”変化させた
場合の利得の変動をシュミレーションした結果を示す特
性曲線図である。また、利得を”2倍”、”5倍”及
び”10倍”にした場合のシュミレーションである。
シュミレーション結果、図2中”PR02”は本発明の
シュミレーション結果である。図2から分かるように従
来例と比較して利得の変動が格段に改善されていること
が分かる。
倍”の場合”3.3%/V”から”0.006%/V”
に、”5倍”の場合”3.2%/V”から”0.000
%/V”に、”10倍”の場合”3.2%/V”から”
0.005%/V”にそれぞれ改善されている。
移動度”μn ”を変化させた場合の利得の変動をシュミ
レーションした結果を示す特性曲線図である。線形領域
動作FETの電子の移動度”μn ”を変化させる方法と
しては下記の式の”bex”の絶対値を”−50%〜5
0%”の間で変化させた。 μn(T)=μn×(T/Tnom)-bex (27) 但し、式(27)において”T”は温度、”Tnom”は
25℃である。
シュミレーション結果、図3中”PR12”は本発明の
シュミレーション結果である。図3から分かるように従
来例と比較して利得の変動が格段に改善されていること
が分かる。
を”−50%〜50%”の間で変化させた場合にはゲイ
ンドリフトが”−2000〜+2000ppm/℃”程
度であったものが本発明では”40ppm/℃””以下
に抑えられている。
で利得の値を制御するループを構成し、このエラーアン
プの出力電圧で可変利得増幅器の利得を制御することに
より、入力コモンモード電圧依存性及びゲインドリフト
の改善が可能になる。
は”0”としていたがこの定電流源65及び68の出力
電流値を調整して抵抗66に流れる電流の値を変化させ
ればエラーアンプ69の非反転入力端子に印加される電
圧は、例えば、”20R×I+α”と変化するので式
(26)に示す利得の調整が可能になる。
流値を調整して抵抗66に流れる電流を調整すれば利得
の微調整が可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。請求項1乃至請
求項3の発明によれば、レプリカ回路とエラーアンプと
で利得の値を制御するループを構成し、このエラーアン
プの出力電圧で可変利得増幅器の利得を制御することに
より、入力コモンモード電圧依存性及びゲインドリフト
の改善が可能になる。
の出力電流値を調整して抵抗に流れる電流を調整すれば
利得の微調整が可能になる。
回路図である。
特性曲線図である。
特性曲線図である。
る。
示した詳細回路図である。
路である。
すブロック図である。
を示す回路図である。
2,13,14,15,16,17,18,19,2
0,23,24,25,26,29,30,31,3
2,33,34,35,36,37,38,39,4
0,41,42,43,63,72 FET 21 可変抵抗 22 コモンモード帰還回路 27,28 負荷容量 44,45,46,47,48,49,50,51,5
8,64,65,67,68 定電流源 52,53,54,55,56,57,66 抵抗 59a,59b,60a,60b,61a,61b ス
イッチ回路 62 レプリカ回路 69 エラーアンプ 70 電圧源 71 可変利得増幅器 80,84,85 差動入力回路 81 帰還回路 82,86 出力段回路 83 利得制御手段 87 可変利得増幅器コア部 88 バイアス電圧制御回路 89 利得調整回路 90 利得設定手段 91 利得微調手段 100,100a,101,101a,106,107
入力電圧 102,102a,103,103a,108,109
出力電圧 104 利得制御電圧 105はバイアス電圧
Claims (4)
- 【請求項1】可変利得増幅回路において、 差動入出力の可変利得増幅器と、 この可変利得増幅器と同一回路であるレプリカ回路と、 このレプリカ回路の入力端子間に利得を決定するための
制御電圧を印加する利得設定手段と、 前記レプリカ回路の非反転出力が反転入力端子に印加さ
れると共に出力電圧で前記レプリカ回路及び前記可変利
得増幅器の利得を制御するエラーアンプと、 前記レプリカ回路の反転出力から一定電圧高い電圧を前
記エラーアンプの非反転入力端子に印加する利得微調手
段とを備えたことを特徴とする可変利得増幅回路。 - 【請求項2】前記利得設定手段が、 複数の抵抗が直列接続された直列抵抗と、 この直列抵抗に定電流を供給する定電流源と、 前記抵抗の接続点の電圧を選択して前記レプリカ回路に
印加する複数のスイッチ回路とから構成されたことを特
徴とする請求項1記載の可変利得増幅回路。 - 【請求項3】前記利得微調手段が、 抵抗と、 この抵抗に定電流を供給する定電流源と、 前記抵抗の一端が前記レプリカ回路の非反転出力に接続
され、他端の電圧を前記エラーアンプの非反転入力端子
に印加することを特徴とする請求項1記載の可変利得増
幅回路。 - 【請求項4】前記抵抗に流れる電流の値を調整して利得
の微調整を行うことを特徴とする請求項3記載の可変利
得増幅回路。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004320553A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Asahi Kasei Microsystems Kk | 補償回路 |
JP2006148651A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Asahi Kasei Microsystems Kk | 増幅回路、および、光受信装置 |
CN112511110A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-03-16 | 苏州大学 | 一种高线性度可编程增益放大器 |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34873999A patent/JP3724697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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