JP2001168139A - 半導体装置およびそれを用いた接合構造 - Google Patents

半導体装置およびそれを用いた接合構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下面に突起電極を有する半導体装置におい
て、特に下面の4角に設けられた突起電極に生じる応力
を緩和する。 【解決手段】 この半導体装置10では、シリコン基板
11の下面の周辺部に複数の柱状の突起電極12が設け
られ、シリコン基板11の上面において各辺の突起電極
12の内側に対応する部分に各1本の溝13がシリコン
基板11の各辺に沿って且つ当該各辺に隣接する2辺ま
で延びて設けられている。この場合、シリコン基板11
の下面の4角に設けられた突起電極12は対応する2本
の溝13の外側に設けられている。したがって、各溝1
3の外側におけるシリコン基板11の周辺部を変位しや
すくすることができ、特に、シリコン基板11の4角を
より一層変位しやすくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、突起電極を有す
る半導体装置およびそれを用いた接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置には、下面の周辺部に複数の
突起電極を有するものや下面全体に格子状に複数の突起
電極を有するもの(例えばCSP(Chip Size Packag
e))などがある。図20は従来のこのような半導体装置
を回路基板上に実装した状態の一例の断面図を示したも
のである。この場合、半導体装置1は、平面方形状のシ
リコン基板2の下面の周辺部に複数の柱状の突起電極3
が設けられた構造となっている。そして、半導体装置1
は、その突起電極3が回路基板4の上面に設けられた接
続端子5に熱圧着されていることにより、回路基板4上
に実装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリコン基
板2を構成するシリコンの熱膨張係数は2〜3ppm程
度であり、回路基板4を構成するガラスエポキシやセラ
ミックなどの熱膨張係数10〜15ppm程度よりもか
なり小さい。この結果、温度変化により、シリコン基板
2と回路基板4との間にその熱膨張係数差に起因する比
較的大きな応力が生じたとき、突起電極3の根元部分あ
るいは接続端子5との接合部分にクラックが発生し、接
合不良が発生することがある。特に、シリコン基板2の
下面の4角に設けられた突起電極3はシリコン基板2の
中心から最も離れた位置に配置されているので、この4
角の突起電極の相対的変位量が最も大きくなり、この4
角の突起電極3の根元部分あるいは接続端子5との接合
部分にクラックが発生しやすいという問題があった。こ
の発明の課題は、シリコンなどの半導体基板に設けられ
た突起電極に生じる応力を緩和することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る半導体装置は、複数の突起電極が設けられた半導体
基板に薄肉部を設けたものである。請求項12に記載の
発明に係る半導体装置は、一面に複数の突起電極が設け
られた半導体基板と、前記突起電極の少なくとも下部の
周囲面を覆うように設けられた封止膜とを備え、前記封
止膜に薄肉部を形成したものである。請求項13に記載
の発明に係る半導体装置の接合構造は、薄肉部を有する
半導体基板に設けられた複数の突起電極を、それぞれ、
基板に形成された対応する各接続端子に接合したもので
ある。以上の発明によれば、突起電極を支持する半導体
基板または封止膜に薄肉部が設けられているので、熱膨
張係数差に起因する比較的大きな応力が生じても半導体
基板または封止膜が変位され、これにより半導体基板に
設けられた突起電極に生じる応力を緩和することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1(A)および(B)はこの発
明の第1実施形態における半導体装置の平面図および側
面図を示したものである。この半導体装置10では、平
面正方形状のシリコン基板(半導体基板)11の下面の
周辺部に複数の柱状の突起電極12が設けられ、シリコ
ン基板11の上面において各辺の突起電極12の内側に
対応する部分に各1本の溝(線状の薄肉部)13がシリ
コン基板11の各辺に沿って且つ当該各辺に隣接する2
辺まで延びて設けられている。この場合、シリコン基板
11の下面の4角に設けられた突起電極12は対応する
2本の溝13の外側に設けられている。すなわち、溝1
3は、4角の突起電極12とそれに隣接する突起電極1
2との間に設けられている。
【0006】次に、この半導体装置10の製造方法の一
例について説明する。まず、図2に示すように、ウエハ
状態のシリコン基板11の下面にめっきレジストパター
ン14が形成され、めっきレジストパターン14に形成
された開口部15内のシリコン基板11の下面に電解め
っきにより突起電極12が形成されたものを用意する。
次に、図3に示すように、めっきレジストパターン14
および突起電極12の下面にダイシングテープ16を紫
外線の照射により接着力が劣化する接着剤(図示せず)
を介して貼り付ける。
【0007】次に、図4に示すように、シリコン基板1
1の上面に、各チップ形成領域17毎に、図1(A)に
示すような溝13をブレード(図示せず)を用いて形成
する。次に、紫外線を照射して接着剤の接着力を劣化さ
せ、次いでダイシングテープ16を剥がす。次に、めっ
きレジストパターン14を剥離する。次に、図5に示す
ように、シリコン基板11をダイシングすると、図1
(A)、(B)に示す半導体装置10が得られる。
【0008】次に、図6はこのようにして得られた半導
体装置10を回路基板18上に実装した状態の一例の断
面図を示したものである。半導体装置10は、その突起
電極12が回路基板18の上面に設けられた接続端子1
9に熱圧着されていることにより、回路基板18上に実
装されている。
【0009】以上のように、この第1実施形態における
半導体装置10では、シリコン基板11の上面において
各辺の突起電極12の内側に対応する部分に各1本の溝
13をシリコン基板11の各辺に沿って且つ当該各辺に
隣接する2辺まで延ばして設けているので、各溝13の
外側におけるシリコン基板11の周辺部をその内側に対
して変位しやすいようにすることができる。
【0010】この結果、温度変化により、シリコン基板
11と回路基板18との間にその熱膨張係数差に起因す
る比較的大きな応力が生じても、各溝13の外側におけ
るシリコン基板11の周辺部と共に突起電極12が変位
し、これにより突起電極12に生じる応力を緩和するこ
とができる。この場合、特に、シリコン基板11の下面
の4角に設けられた突起電極12を対応する2本の溝1
3の外側に設けているので、この4角の突起電極12を
シリコン基板11の4角と共により大きく変位させるこ
とができ、これにより4角の突起電極12に生じる応力
をより一層緩和することができる。したがって、温度変
化が生じても、特に、4角の突起電極12の根元部分お
よび接続端子19との接合部分にクラックが発生するこ
とがなく、接合の信頼性を高めることができる。
【0011】なお、上記第1実施形態では、シリコン基
板11の上面において各辺の突起電極12の内側に対応
する部分に各1本の溝13をシリコン基板11の各辺に
沿って且つ当該各辺に隣接する2辺まで延ばして設けた
場合について説明したが、これに限定されるものではな
い。
【0012】例えば、図7(A)、(B)に示すこの発
明の第2実施形態のように、シリコン基板11の上面に
おいて各辺の突起電極12の内側に対応する部分に各2
本(または3本以上)の溝13a、13bをシリコン基
板11の各辺に沿って且つ当該各辺に隣接する2辺まで
延ばして設けるようにしてもよい。このようにした場
合、外側の溝13aの外側におけるシリコン基板11を
より一層変位しやすくすることができ、特にシリコン基
板11の4角をさらに変位しやすくすることができる。
したがって、突起電極12に生じる応力をより一層緩和
することができ、特に4角の突起電極12に生じる応力
をさらに緩和することができる。
【0013】ところで、この場合、両溝13a、13b
の深さは同じとしてもよいが、外側の溝13aの深さを
内側の溝13bの深さよりも深くすると、外側の溝13
aの外側におけるシリコン基板11をより一層変位しや
すくすることができ、また特にシリコン基板11の4角
をさらに変位しやすくすることができる。なお、両溝1
3a、13bの深さを同じとし、外側の溝13aの幅を
内側の溝13bの幅よりも大きくしても、同様の効果を
得ることができる。また、内側の溝13bの位置は突起
電極12と重ならない位置、重なる位置のいずれであっ
てもよい。
【0014】また、図8(A)、(B)に示すこの発明
の第3実施形態のように、シリコン基板11の上面にお
いて各角の突起電極12の内側に対応する部分に各2本
(または1本あるいは3本以上)の溝13a、13bを
シリコン基板11の対角線に沿って且つ対応する2辺ま
で延ばして設けるようにしてもよい。このようにした場
合、シリコン基板11の中心から最も離れた4角のみを
変位しやすくすることができる。なお、両溝13a、1
3bの幅は同じとなっているが、外側の溝13aの幅を
内側の溝13bの幅よりも大きくしてもよい。
【0015】また、図9(A)、(B)に示すこの発明
の第4実施形態のように、シリコン基板11の上面にお
いて各角の突起電極12の内側に対応する部分にそれぞ
れ複数の凹部(点状の薄肉部)20を設けるようにして
もよい。この場合、凹部20の平面形状は円形に限ら
ず、正方形、長方形などとしてもよい。また、例えば図
7(A)を参照して説明すると、溝13a、13bを井
形ではなく、枠状としてもよい。さらに、シリコン基板
11の下面のほぼ全面に点状または線状の薄肉部をマト
リクス状または格子状に形成するようにしてもよい。
【0016】ところで、図8や図9に示す場合、上記第
1実施形態の場合と異なり、溝13a、13bや凹部2
0をブレードを用いて形成することはできない。そこ
で、次に、代表として、図8に示す半導体装置10の製
造方法の一例について説明する。まず、図10に示すよ
うに、ウエハ状態のシリコン基板11の上面に第1下地
金属層21および保護用レジスト層22を形成するとと
もに、シリコン基板11の下面に第2下地金属層23お
よびレジストパターン24を形成する。この場合、第1
下地金属層21は本来の下地金属層としての役目を果た
すものであり、第2下地金属層23は後述のようにエッ
チングマスクとしての役目を果たすものである。また、
両下地金属層21、23の最表面は共に金層であるが、
第2下地金属層23の金層の膜厚は第1下地金属層21
の金層の膜厚よりも厚くする。
【0017】次に、図11に示すように、レジストパタ
ーン24をマスクとして第2下地金属層23を王水など
のエッチング液を用いてエッチングし、次いでこのエッ
チングされた第2下地金属層23をマスクとしてシリコ
ン基板11の下面をKOHなどの強アルカリ性のエッチ
ング液を用いてエッチングし、これによりシリコン基板
11の下面に溝13a、13b(図8(A)参照)を形
成する。この場合、溝13a、13bの幅が互いに異な
っていても、溝13a、13bを同時に形成することが
できる。なお、第2下地金属層23をエッチングすると
き、第1下地金属層21は保護用レジスト層22によっ
て覆われているのでエッチングされない。次に、保護用
レジスト層22およびレジストパターン24を剥離す
る。
【0018】次に、図12に示すように、第1下地金属
層21の上面にめっきレジストパターン25を形成す
る。この場合、めっきレジストパターン25の突起電極
形成領域に対応する部分には開口部26が形成されてい
る。次に、第1下地金属層21をめっき電流路として銅
などの電解めっきを行うことにより、めっきレジストパ
ターン25の開口部26内の第1下地金属層21の上面
に突起電極12を形成する。次に、めっきレジストパタ
ーン25を剥離する。
【0019】次に、図13に示すように、突起電極12
をマスクとして第1下地金属層21の不要な部分をエッ
チングして除去し、これと同時に、第2下地金属層23
をすべてエッチングして除去する。次に、図14に示す
ように、シリコン基板11をダイシングすると、図8
(A)、(B)に示す半導体装置10が得られる。
【0020】なお、上記製造方法では、溝13a、13
bをエッチングにより形成しているので、溝13a、1
3bを曲線とすることもできる。また、他の製造方法と
して、溝13a、13bをレーザなどを用いて形成する
ようにしてもよい。この場合、溝13a、13bの幅お
よび深さを任意に変えることができる。
【0021】また、上記各実施形態では、シリコン基板
11の上面に溝または凹部を設けた場合について説明し
たが、これに限らず、例えば図15〜図17にそれぞれ
示すようにしてもよい。すなわち、図15(A)、
(B)に示すこの発明の第5実施形態のように、シリコ
ン基板11の上面の周辺部に断面方形状の切欠部(薄肉
部)31を設けるようにしてもよい。また、図16
(A)、(B)に示すこの発明の第6実施形態のよう
に、シリコン基板11の上面の周辺部に断面台形状の切
欠部32を設けるようにしてもよい。さらに、図17
(A)、(B)に示すこの発明の第6実施形態のよう
に、シリコン基板11の上面の周辺部に断面楕円形状の
切欠部33を設けるようにしてもよい。
【0022】図15〜図17にそれぞれ示す半導体装置
10を製造する場合には、一例として、切欠部31〜3
3の断面形状を2つ突き合わせた断面形状に対応したブ
レードを用いてウエハ状態のシリコン基板11の上面を
切削すればよい。そして、図14〜図16にそれぞれ示
す半導体装置10の場合には、シリコン基板11の周辺
部の厚さが中心部よりも薄くなっているので、シリコン
基板11の周辺部を変位しやすくすることができる。
【0023】また、上記各実施形態では、シリコン基板
11の下面の周辺部に突起電極12を設けた場合につい
て説明したが、これに限定されるものではない。例え
ば、図18(A)、(B)に示すこの発明の第7実施形
態のように、CSP(Chip SizePackage)と呼ばれる半導
体装置40にも適用することができる。
【0024】この図18(A)、(B)に示す半導体装
置40では、シリコン基板41の上面全体に複数の柱状
の突起電極42が再配線43を介して格子状に設けら
れ、シリコン基板41の上面に封止膜44が突起電極4
2の下部の周囲面を覆うように設けられ、封止膜44の
上面において各辺の突起電極12の内側に各1本の溝4
5がシリコン基板41の各辺に沿って且つ当該各辺に隣
接する2辺まで延びて設けられている。この場合、各溝
45の外側における封止膜45の周辺部をその内側に対
して変位しやすいようにすることができる。
【0025】なお、この半導体装置40では、突起電極
42の下部の周囲面を封止膜44で覆っているが、図1
9に示すこの発明の第9実施形態のように、突起電極4
2の周囲面全体を封止膜44で覆うようにしてもよい。
このようにした場合、突起電極42の露出面に半田など
からなる低融点金属ボール46を予め設けるようにする
こともできる。そして、この場合には、低融点金属ボー
ル46を回路基板47の上面に設けられた接続端子48
に接合することにより、半導体装置40を回路基板47
上に実装することになる。
【0026】なお、例えば、図6に示す場合に、半導体
装置10を回路基板18上に実装した後に、封止膜で封
止するようにしてもよい。また、図5に示すダイシング
工程前に、封止膜で封止するようにしてもよい。さら
に、シリコン基板11、41は平面長方形状であっても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、突起電極を支持する半導体基板または封止膜に薄肉
部を設けているので、熱膨張係数差に起因する比較的大
きな応力が生じても半導体基板または封止膜が変位さ
れ、これにより半導体基板に設けられた突起電極に生じ
る応力を緩和することができ、したがって温度変化が生
じても突起電極にクラックが発生することがなく、接合
の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)はこの発明の第1実施形態
における半導体装置の平面図および側面図。
【図2】図1に示す半導体装置の製造に際し、当初の製
造工程の断面図。
【図3】図2に続く製造工程の断面図。
【図4】図3に続く製造工程の断面図。
【図5】図4に続く製造工程の断面図。
【図6】図5に示す半導体装置を回路基板上に実装した
状態の一例の断面図。
【図7】(A)および(B)はこの発明の第2実施形態
における半導体装置の平面図および側面図。
【図8】(A)および(B)はこの発明の第3実施形態
における半導体装置の平面図および側面図。
【図9】(A)および(B)はこの発明の第4実施形態
における半導体装置の平面図および側面図。
【図10】図8に示す半導体装置の製造に際し、当初の
製造工程の断面図。
【図11】図10に続く製造工程の断面図。
【図12】図11に続く製造工程の断面図。
【図13】図12に続く製造工程の断面図。
【図14】図13に続く製造工程の断面図。
【図15】(A)および(B)はこの発明の第5実施形
態における半導体装置の平面図および側面図。
【図16】(A)および(B)はこの発明の第6実施形
態における半導体装置の平面図および側面図。
【図17】(A)および(B)はこの発明の第7実施形
態における半導体装置の平面図および側面図。
【図18】(A)および(B)はこの発明の第8実施形
態における半導体装置の平面図および側面図。
【図19】この発明の第9実施形態における半導体装置
を回路基板上に実装した状態の一例の断面図。
【図20】従来の半導体装置を回路基板上に実装した状
態の一例の断面図。
【符号の説明】
10 半導体装置 11 シリコン基板 12 突起電極 13 溝

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の突起電極が設けられた半導体基板
    に薄肉部が設けられていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記薄
    肉部は、前記突起電極が形成された面と反対側の面の一
    部が除かれて形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の発明におい
    て、前記突起電極の少なくとも下部の周囲面を覆うよう
    に設けられた封止膜を備えていることを特徴とする半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の発明において、前
    記薄肉部は前記突起電極の間に対応する位置に設けられ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の発明において、前
    記薄肉部は前記半導体基板の外周部にに設けられている
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4に記載の発明において、前
    記薄肉部は点状または線状の溝であることを特徴とする
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4に記載の発明において、前
    記薄肉部は、前記半導体基板ほぼ全面にマトリクス状ま
    たは格子状に形成された点状または線状の溝であること
    を特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の発明におい
    て、前記溝は複数本設けられ、外側に深さの深い溝があ
    ることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載の発明におい
    て、前記溝は複数本設けられ、外側に幅の大きい溝があ
    ることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3に記載の発明において、
    前記薄肉部は前記半導体基板全周囲に所定の幅にて形成
    され、中央部が厚肉部とされていることを特徴とする半
    導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3に記載の発明において、
    前記半導体基板は方形状であり、前記薄肉部は隣接の辺
    間にさし渡して形成された点状または線状の溝であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 一面に複数の突起電極が設けられた半
    導体基板と、前記突起電極の少なくとも下部の周囲面を
    覆うように設けられた封止膜とを備え、前記封止膜に薄
    肉部が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 薄肉部を有する半導体基板に設けられ
    た複数の突起電極が、それぞれ、基板に形成された対応
    する各接続端子に接合されていることを特徴とする半導
    体装置の接合構造。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の発明において、前
    記各突起電極と接続端子は低融点金属を介して接合され
    ていることを特徴とする半導体装置の接合構造。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載の発明に
    おいて、前記突起電極の少なくとも下部の周囲面を覆う
    ように設けられた封止膜を備えていることを特徴とする
    半導体装置の接合構造。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15に記載の発明におい
    て、前記薄肉部は前記突起電極の間に対応する位置に設
    けられていることを特徴とする半導体装置の接合構造。
  17. 【請求項17】 請求項13〜15に記載の発明におい
    て、前記薄肉部は前記半導体基板の外周部に設けられて
    いることを特徴とする半導体装置の接合構造。
  18. 【請求項18】 請求項13〜15に記載の発明におい
    て、前記薄肉部は点状または線状の溝であることを特徴
    とする半導体装置の接合構造。
  19. 【請求項19】 請求項13〜15に記載の発明におい
    て、前記薄肉部は、前記半導体基板ほぼ全面にマトリク
    ス状または格子状に形成された点状または線状の溝であ
    ることを特徴とする半導体装置の接合構造。
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