JP2001167907A - チップ型サーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型サーミスタ及びその製造方法

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JP2001167907A JP2000344683A JP2000344683A JP2001167907A JP 2001167907 A JP2001167907 A JP 2001167907A JP 2000344683 A JP2000344683 A JP 2000344683A JP 2000344683 A JP2000344683 A JP 2000344683A JP 2001167907 A JP2001167907 A JP 2001167907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間のはんだブリッジがなく、はんだ耐熱
性とはんだ付着性に優れ、電極のめっき処理による抵抗
値の変化がなく、熱的ストレスに起因した引張応力に対
する強度が高いチップ型サーミスタを容易にかつ安価に
製造する。 【解決手段】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
11の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけ
て一対の端子電極12,12が設けられ、サーミスタ素
体11の上面全体に上面絶縁層14とが設けられる。下
面の一対の電極12,12間に下面絶縁層13を設ける
こともできる。端子電極12は貴金属を含む下地電極1
6と、この下地電極16の表面に形成されたNiめっき
層17aと、このNiめっき層17aの表面に形成され
たSn又はSn/Pbめっき層17bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
等に表面実装されるチップ型サーミスタ及びその製造方
法に関する。更に詳しくは電子機器の温度補償用サーミ
スタや表面温度測定用センサに適し、温度上昇に従って
抵抗値が減少するチップ型サーミスタ及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチップ型サーミスタは、
サーミスタ素体の両端部に銀−パラジウムを主成分とす
る電極が焼付けられている。電極成分に銀の他にパラジ
ウムを含有する理由は、基板にチップ型サーミスタをは
んだ付けする際に、銀がはんだ中に溶出して消失するこ
とを防止し、電極のはんだ耐熱性を得るためである。し
かし、パラジウムの含有量を増加すると電極のはんだ付
着性が低下して基板へのチップ型サーミスタの固着力が
弱くなるため、パラジウムの含有量には一定の限界があ
った。このため電極のはんだ付けが高温で長時間行われ
る場合には、従来のチップ型サーミスタはなおはんだ耐
熱性が不十分であった。はんだ耐熱性とはんだ付着性を
向上させるために、チップ型コンデンサと同様に、焼付
け電極である下地電極の表面にめっき層を設けることが
考えられるが、サーミスタ素体はコンデンサ素体と異な
り導電性を有するため、このサーミスタ素体を露出した
ままめっき処理した場合、素体表面にめっきが付着して
サーミスタの抵抗値が所期の値と異なり、しかもサーミ
スタ素体がめっき液で浸食されてサーミスタの信頼性が
低下する等の不具合を生じる。
【0003】この点を改善するため、本出願人は焼付け
電極層が接触する部分以外のサーミスタ素体の表面をガ
ラス層で被覆し、焼付け電極層の表面にめっき層を形成
したチップ型サーミスタを特許出願した(特開平3−2
50603)。このチップ型サーミスタは、次の方法に
より製造される。先ずサーミスタ素体用のセラミック焼
結シートの両面にガラスペーストを印刷して焼成するこ
とにより絶縁性のガラス層を形成する。次いで両面がガ
ラス層で被覆された焼結シートを短冊状に切断した後、
両側の切断面に前述と同様にガラスペーストを印刷焼成
してガラス層を形成する。次に前記切断面と垂直な方向
にこの短冊状物を細かく切断してチップを作る。このチ
ップの切断面を包むようにチップの両端部に導電性ペー
ストを塗布し、焼成して焼付け電極層を形成する。更に
この焼付け電極層を下地電極としてこの表面にめっき層
を形成して焼付け電極層とめっき層からなる端子電極を
有するチップ型サーミスタを得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チップ型
サーミスタを含め、一般にチップ状サーミスタ素体の両
側面に端子電極を設ける構造のチップ型サーミスタは、
プリント回路基板に表面実装した後の熱的ストレスによ
る引張応力が加わったときにクラックを生じ易い。そし
てクラックが発生するとサーミスタとしての特性が変化
する。また上記製造方法では、ガラス層の被覆を2回に
分けて行う必要がある上、チップになった後に、その両
端部に導電性ペーストを塗布したり、めっき層を形成し
たりする必要がある。このため、チップにした後の取扱
いに多大の注意を払わなければならない。これらのこと
から製造工程が複雑化し、必然的に製造コストが高価に
なる問題点があった。
【0005】本発明の目的は、電極間にはんだブリッジ
が発生せず、はんだ耐熱性及びはんだ付着性に優れ、電
極のめっき処理による抵抗値の変化がなく、信頼性の高
いチップ型サーミスタを提供することにある。本発明の
別の目的は、熱的ストレスに起因した引張応力に対する
強度が高いチップ型サーミスタを提供することにある。
本発明の別の目的は、表裏の方向性がなく、基板実装前
の作業を容易にするチップ型サーミスタを提供すること
にある。本発明の更に別の目的は、上記優れたチップ型
サーミスタを比較的容易にかつ安価に製造できるチップ
型サーミスタの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1〜図3に示すよう
に、本発明の第1のチップ型サーミスタ10は、6面体
からなるチップ状サーミスタ素体11と、このサーミス
タ素体11の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔
をあけて設けられた一対の端子電極12,12と、この
サーミスタ素体11の上面全体に設けられた上面絶縁層
14とを備えたものである。図4〜図6に示すように、
本発明の第2のチップ型サーミスタ20は、第1のチッ
プ型サーミスタ10のサーミスタ素体11の下面の一対
の端子電極12,12間に下面絶縁層13を設けたもの
である。なお、図1及び図4に示すように、端子電極1
2は貴金属を含む下地電極16と、この下地電極16の
表面に形成されたNiめっき層17aと、このNiめっ
き層17aの表面に形成されたSn又はSn/Pbめっ
き層17bとを備えることが好ましい。
【0007】また、本発明の第1のチップ型サーミスタ
10の製造方法は、図7に示すサーミスタ素体用セラミ
ック焼結シート21の片面全体に下地電極16を形成し
(図8及び図9)、焼結シート21の別の片面全体に絶
縁性ペーストを塗布した後、この焼結シート21を焼成
して絶縁層14を形成し(図10)、下地電極16の表
面にNiめっき層17a及びSn又はSn/Pbめっき
層17bをこの順に形成し(図1及び図10)、この下
地電極16とめっき層17からなる電極面をスリット状
に研削して多数列の電極を焼結シート21の片面に形成
し(図11)、この焼結シート21を2列の電極ずつ各
電極が端縁に位置するように短冊状に切断し(図1
2)、短冊状サーミスタ素体22をその切断面と垂直な
方向でチップ状に切断してチップ型サーミスタ10を得
る(図13)方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】(A) 第1のチップ型サーミスタ1
0の製造について: (1) セラミック焼結シートの作製 図7に示すように、サーミスタ素体用セラミック焼結シ
ート21を用意する。この焼結シート21は次の方法に
より作られる。先ずMn,Fe,Co,Ni,Cu,A
l等の金属の酸化物粉末を1種又は2種以上混合する。
2種以上混合するときは、所定の金属原子比になるよう
に各金属酸化物を秤量する。この混合物を仮焼し粉砕
し、有機結合材を加え混合して直方体に成形した後、焼
成してセラミック焼結ブロック(図示せず)を作製す
る。次いでこのブロックをバンドソーを用いてウエハ状
に切断し、図7に示す焼結シート21を得る。なお、金
属酸化物の混合物を仮焼し粉砕した後、有機結合材と溶
剤を加え混練してスラリーを調製し、このスラリーをド
クターブレード法等により成膜乾燥してグリーンシート
を成形し、これを焼成し焼結シート21を得てもよい。
【0009】(2) 下地電極の形成 次に、図8に示すように、焼結シート21の片面全体に
貴金属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを塗布し
て焼成する。図9は図8のF部拡大図である。この塗布
は導電性ペーストを均一に印刷する印刷法によることが
好ましい。貴金属粉末を例示すれば、Ag,Au,P
d,Pt等の貴金属、又はこれらを混合した粉末が挙げ
られる。この焼成により下地電極16が焼結シート21
の片面全体に形成される。なお、導電性ペーストを印刷
法により塗布し、これを焼成して焼付け電極層の下地電
極を形成する以外に、焼結シート21の片面に溶射法に
より下地電極を形成することもできる。
【0010】(3) 絶縁層の形成 図10に示すように、焼結シート21の下地電極16が
設けられない片面全体に絶縁性ペーストが塗布される。
この塗布も印刷法によることが好ましい。絶縁性ペース
トはガラスペースト又は樹脂ペーストである。ガラスペ
ーストに含まれるガラス成分又は樹脂ペーストに含まれ
る樹脂は耐めっき性があることが必要である。ガラス成
分は結晶質であっても非結晶質であってもよい。また樹
脂としてはエポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂が例示さ
れる。この絶縁性ペーストを塗布した後、焼結シート2
1を熱処理して、10〜20μm程度の厚さのガラス層
又は樹脂層からなる絶縁層14が形成される。この絶縁
層14がガラス層の場合には、ガラス層14はその熱膨
張係数がサーミスタ素体用焼結シート21の熱膨張係数
の40%以上100%以下であることが好ましい。熱膨
張係数がこの範囲内にあると、ガラス層がない場合に比
較してサーミスタ10の抗折強度が増加する。
【0011】抗折強度とは、間隔を設けて配置された2
つの台にチップ型サーミスタの両端を置き、チップ型サ
ーミスタの中央部に応力を加えたときの破壊強度をい
う。これは、チップ型サーミスタをプリント回路基板に
表面実装したときのはんだ等による熱や実装後の熱サイ
クルによって生じる応力歪み(熱的ストレス)にどれだ
け耐えることができるかの目安となる。本発明のガラス
層を有するサーミスタ10の抗折強度が増加するのは、
サーミスタ素体表面のガラス層に圧縮応力が残留するた
めと考えられる。即ち、製造時に熱膨張していたサーミ
スタ素体11とガラス層14が冷えると、熱膨張係数の
大きなサーミスタ素体の方が縮み方が大きく、ガラス層
が圧縮された状態となる。この状態のサーミスタ10に
折曲げ力を加えると、折曲げの内側には圧縮応力が生
じ、外側には引張応力が生じる。サーミスタ素体とガラ
ス層は、ともに圧縮応力に強く引張応力に弱い特徴があ
る。このため、予めガラス層により圧縮応力を与えてお
くと、ガラス層がない場合に比べて、折曲げ力を加えた
ときにその曲げの外側の引張応力に対してクラックが生
じにくくなる。樹脂層はサーミスタの抗折強度を高める
作用はないが、ガラス層と比べて低い熱処理温度で硬化
して形成できる利点がある。
【0012】(4) めっき層の形成 図1及び図10に示すように、下地電極16の表面にめ
っき層17を設けて、下地電極16及びめっき層17に
より電極を作ることが好ましい。めっき層17はNiめ
っき層17a及びSn又はSn/Pbめっき層17bを
この順に形成する。これらのめっき層は電解めっきによ
り形成される。めっき浴はNi,Sn又はSn/Pbと
もそれぞれ公知のものを使用する。めっき層を二重構造
にするのは、Niめっき層17aによりはんだ耐熱性を
向上させはんだによる下地電極16の電極食われを防止
するためであり、Sn又はSn/Pbめっき層17bに
より端子電極12のはんだ付着性を向上するためであ
る。
【0013】(5) 多数列の電極の形成 図10及び図11に示すように、ダイヤモンドブレード
付き切断機のようなダイシングソーを用いて符号B部分
の下地電極16及びめっき層17からなる電極面をスリ
ット状に研削して多数列の電極を焼結シート21の片面
に形成する。この研削により多数列の電極の間には凹条
15が形成される。この凹条15が最終製品のチップ型
サーミスタ10の端子電極間のギャップとなる。 (6) 短冊状サーミスタ素体の形成 図11及び図12に示すように、矢印Mの箇所で凹条1
5を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電極が
端縁に位置するように上記ダイシングソーで短冊状に切
断し、短冊状サーミスタ素体22を得る。 (7) チップ型サーミスタの作製 図12及び図13に示すように、上記ダイシングソーを
用いて矢印Nの箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断
面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ型サーミス
タ10を得る。図13で得られたチップ型サーミスタ1
0を裏返せば、図1及び図3のチップ型サーミスタとな
る。
【0014】(B) 第2のチップ型サーミスタ20の製造
について: (1) セラミック焼結シートの作製と下地電極の形成 第1のチップ型サーミスタ10のセラミック焼結シート
と同じ製法でセラミック焼結シート21を作製する。次
に、図14に示すように、焼結シート21の片面に貴金
属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを縞状に塗布
して焼成する。図15は図14のF部拡大図である。こ
の塗布は所定の縞状パターンを焼結シート21に重ね合
せて導電性ペーストを印刷する印刷法によることが好ま
しい。導電性ペーストは第1のチップ型サーミスタ10
のそれと同じである。この焼成により、多数列の下地電
極16が形成される。ここで、焼結シート21の一方の
端縁に多数列の下地電極16すべてに接続するめっき用
電極層16a(図14)を形成しておくことが好まし
い。なお、導電性ペーストを印刷法により塗布し、これ
を焼成して焼付け電極層の下地電極を形成する以外に、
焼結シート21の片面に所定の縞状パターンを重ね合せ
て溶射法により下地電極を形成することもできる。
【0015】(2) 絶縁層の形成 図16に示すように、焼結シート21の両面にそれぞれ
同一の絶縁性ペーストを塗布する。この絶縁性ペースト
は第1のチップ型サーミスタ10の絶縁性ペーストと同
じであって、ガラスペースト又は樹脂ペーストである。
下地電極16が設けられた片面では、下地電極16を露
出しかつこれらの電極間を埋めるように絶縁性ペースト
がやはり縞状に塗布される。めっき用電極層16aがあ
る場合には、この電極層16aも露出される。下地電極
16が設けられない片面では絶縁性ペーストがシート全
体に塗布される。シート両面への絶縁性ペーストの塗布
は印刷法によることが好ましい。この絶縁性ペーストを
塗布した後、焼結シート21を熱処理して、10〜20
μm程度の厚さのガラス層又は樹脂層からなる絶縁層1
3,14が形成される。絶縁層13,14がガラス層の
場合、ガラス層の熱膨張係数は第1のチップ型サーミス
タ10のガラス層と同じ理由でサーミスタ素体用焼結シ
ート21の熱膨張係数の40%以上100%以下である
ことが好ましい。
【0016】(3) めっき層の形成 図4及び図17に示すように、露出した下地電極16の
表面にめっき層17を設けて、下地電極16及びめっき
層17により多数列の電極を作ることが好ましい。めっ
き層17はNiめっき層17a及びSn又はSn/Pb
めっき層17bをこの順に形成する。これらのめっき層
は第1のチップ型サーミスタ10のめっき層と同様に形
成される。 (4) 短冊状サーミスタ素体の形成 図17及び図18に示すように、矢印Mの箇所でめっき
層17を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電
極が端縁に位置するようにダイヤモンドブレード付き切
断機のようなダイシングソーで短冊状に切断し、短冊状
サーミスタ素体22を得る。 (5) チップ型サーミスタの作製 図18及び図19に示すように、上記ダイシングソーを
用いて矢印Nの箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断
面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ型サーミス
タ20を得る。図19で得られたチップ型サーミスタ2
0を裏返せば、図4及び図6のチップ型サーミスタとな
る。
【0017】(C) 絶縁性被膜付きチップ型サーミスタの
作製 図21及び図22に示すように、第1のチップ型サーミ
スタ10及び第2のチップ型サーミスタ20に関して、
それぞれ一対の端子電極12,12を有するサーミスタ
素体11の下面を除く他の5面に絶縁性被膜50を形成
してもよい。この被膜50の形成は、図20に示すよう
に一対の端子電極12,12を有するサーミスタ素体1
1の下面を樹脂シート又はフィルム50aに張り付けて
マスキングした後、樹脂を化学蒸着することにより行わ
れる。図20において符号Pは化学蒸着時の吹き付け線
を示す。この化学蒸着に適する樹脂としては、ポリパラ
キシリレン樹脂(商品名:パリレン樹脂、ユニオンカー
バイト社製)が挙げられる。なお、化学蒸着の代わりに
熱硬化性樹脂を塗布乾燥した後、熱処理してもよい。
【0018】図3又は図6に示すように、はんだ23に
よりプリント回路基板24にチップ型サーミスタ10又
は20を表面実装する。このとき、Niめっき層17a
によりはんだ耐熱性が向上し、はんだによる下地電極1
6の電極食われが防止され、Sn又はSn/Pbめっき
層17bにより端子電極12のはんだ付着性が向上す
る。これらのめっき層17は貴金属の下地電極16の表
面を被覆するため、貴金属のイオン移動(ion migratio
n)が発生しにくい。また、チップ型サーミスタ20の
場合、サーミスタ素体11下面の一対の下地電極16,
16間に絶縁層13が設けられるため、第一にめっき層
形成時にはサーミスタ素体が露出しないことから素体表
面にめっきが付着せず、しかもサーミスタ素体がめっき
液で浸食されず、サーミスタの抵抗値が所期の値に対し
て変動しない。第二に基板へのはんだ付け時には電極間
にはんだブリッジを生じない。チップ型サーミスタ10
又は20において、絶縁層13又は14がガラス層の場
合にはサーミスタの抗折強度が向上し、熱的ストレスに
対して耐久性の高いものとなる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、従来の製造方法で
は、工程数が多く複雑であったものが、本発明の製造方
法によれば、少ない工程で比較的容易にチップ型サーミ
スタを製造できるため、量産に適し、製造コストが安価
になる。特に、下地電極及びめっき層を形成した後でサ
ーミスタ素体を精密に切断することにより、素子の寸
法、電極面積等を厳格に制御できるので、チップになっ
た後の特別な加工を要さず、しかも抵抗値の精度が高い
チップ型サーミスタが得られる。また、下地電極の表面
にめっき層を形成することにより、はんだ耐熱性とはん
だ付着性に優れ、信頼性の高いサーミスタが得られる。
【0020】特に、本発明の第2のチップ型サーミスタ
のように、プリント回路基板に対向するサーミスタ素体
の一対の端子電極が接触する部分を除いた下面を絶縁層
で被覆すれば、はんだブリッジが発生しなくなり、イオ
ン移動が生じにくくなる。第1及び第2のチップ型サー
ミスタの絶縁層をガラス層で形成すれば、基板実装後の
熱的ストレスに起因した引張応力に対する強度が高い。
更に、第1及び第2のチップ型サーミスタに関して端子
電極を有するサーミスタ素体の下面を除く他の5面に絶
縁性被膜を形成すれば、より一層イオン移動が生じにく
くなるとともに、サーミスタに不測の外力が加わっても
素体が欠けず、また導電性物質が絶縁層を設けていない
サーミスタ素体の側面に付着しても特性が変化しない利
点もある。
【0021】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例1>次の方法により図1〜図3に示す第1のチ
ップ型サーミスタを作製した。先ず市販のマンガン化合
物、ニッケル化合物、コバルト化合物を出発原料とし、
これらをMnO2:NiO:CoOに換算して金属原子
比3:1:2の割合でそれぞれ秤量した。秤量物をボー
ルミルで16時間均一に混合した後に脱水乾燥した。次
いでこの混合物を900℃で2時間仮焼し、この仮焼物
を再びボールミルで粉砕して脱水乾燥した。粉砕物に有
機結合材を加え、均一に混合した後、混合物を直方体に
圧縮成形した。この圧縮成形物を大気圧下、1200℃
で4時間焼成し、たて約35mm、よこ約50mm、厚
さ約10mmのセラミック焼結ブロック(図示せず)を
作製した。次にこのブロックをバンドソーでウエハ状に
切断し、図7に示すたて約35mm、よこ約50mm、
厚さ約0.5mmの焼結シート21を得た。
【0022】次に、図8及び図9に示すように、焼結シ
ート21の片面全体に貴金属粉末と無機結合材を含む導
電性ペーストを印刷法により塗布した。導電性ペースト
は市販の銀ペーストであって、 Ag粉末とガラス微粒
子と有機ビヒクルとからなる。導電性ペーストを塗布し
たサーミスタ素体を大気圧下、乾燥した後、30℃/分
の速度で、820℃まで昇温しそこで10分間保持し、
30℃/分の速度で室温まで降温してAgからなる焼付
け電極層の下地電極16を得た。図10に示すように、
焼結シート21の下地電極16が設けられない片面全体
に結晶化ガラスを含むペーストを印刷法により塗布し
た。塗布後、焼結シート21を焼成して、厚さ約15μ
mのガラス層14を形成した。このガラス層14の熱膨
張係数は68×10-7/℃であって、焼結シート21の
熱膨張係数85×10-7/℃より小さい。ガラス層14
を設けた後、電解めっき法により下地電極16の表面に
厚さ1〜2μmのNiめっき層17aを形成し、続いて
その上に、同様に厚さ3〜6μmのSnめっき層17b
を形成した(図1及び図3)。
【0023】図10〜図12に示すように、上記切断機
を用いて符号B部分の下地電極16及びめっき層17か
らなる電極面をスリット状に研削して多数列の電極を焼
結シート21の片面に形成した。次いで図11〜図13
に示すように、矢印Mの箇所で凹条15を形成した焼結
シート21を2列の電極ずつ各電極が端縁に位置するよ
うに上記切断機で短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素
体22を得た後、同一の切断機を用いて矢印Nの箇所で
短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向でチッ
プ状に切断して、図13に示す幅W=約0.5mm、長
さL=約1.0mm、厚さT=約0.5mmのチップ型
サーミスタ10を得た。このチップ型サーミスタ10は
裏返して、図3に示すようにその端子電極12,12が
はんだ23によりプリント回路基板24に取付けられ
る。
【0024】<比較例1>Niめっき層とSnめっき層
を設けずに、Ag80%とPd20%を含む導電性ペー
ストを850℃で焼付けて銀−パラジウムからなる焼付
け電極層のみで端子電極を構成した。それ以外は上記実
施例1と同様に、ガラス層14を有するチップ型サーミ
スタを作製した。
【0025】<比較試験と結果> ・はんだ付着性 実施例1のサーミスタと比較例1のサーミスタを300
個ずつ用意し、230℃の温度で溶融させたAg入りの
共晶はんだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟
んで4秒間浸漬し、端子電極のはんだ付着面積を光学顕
微鏡で調べた。その結果を表1に示す。 ・はんだ耐熱性 実施例1のサーミスタと比較例1のサーミスタを300
個ずつ用意し、350℃の温度で溶融させたAg入りの
共晶はんだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟
んで30秒間浸漬し、端子電極の消失状態を光学顕微鏡
で調べた。その結果を表1に示す。
【表1】 表1から明らかなように比較例1と比べて実施例1のサ
ーミスタははんだ付着性及びはんだ耐熱性に優れてい
た。
【0026】<実施例2>次の方法により図4〜図6に
示す第2のチップ型サーミスタを作製した。
【0027】先ず実施例1と同様にして図7に示すたて
約35mm、よこ約50mm、厚さ約0.5mmの焼結
シート21を得た。次に、図14及び図15に示すよう
に、焼結シート21の片面に実施例1と同じ導電性ペー
ストを印刷法により縞状に塗布した。塗布後、実施例1
と同じ条件でAgからなる多数列の焼付け電極の下地電
極16を形成した。電極16の幅はすべて同一であり、
電極間は等間隔であった。1つの電極の幅は約0.7m
mであり、電極と電極の間隔は約0.4mmであった。
焼結シート21の一方の端縁に多数列の下地電極16す
べてに接続するめっき用電極層16aを形成した。
【0028】図16に示すように、焼結シート21の両
面にそれぞれ同一の結晶化ガラスを含むペーストを印刷
法により塗布した。下地電極16間を埋めてガラスペー
ストを塗布するときには下地電極16の互いに対向する
端縁を覆うように塗布した。塗布後、焼結シート21を
焼成して、厚さ約15μmのガラス層13,14を形成
した。これらのガラス層13,14の熱膨張係数は実施
例1と同じ68×10 -7/℃であって、焼結シート21
の熱膨張係数85×10-7/℃より小さい。めっき用電
極層16aにめっき用電極を接続して、電解めっき法に
より下地電極16の表面に厚さ1〜2μmのNiめっき
層17aを形成し、続いてその上に、同様に厚さ3〜6
μmのSnめっき層17bを形成した(図4及び図
6)。
【0029】図17〜図19に示すように、矢印Mの箇
所でめっき層17を形成した焼結シート21を2列の電
極ずつ各電極が端縁に位置するようにダイヤモンドブレ
ード付き切断機で短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素
体22を得た後、同一の切断機を用いて矢印Nの箇所で
短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向でチッ
プ状に切断して、図19に示す幅W=約0.5mm、長
さL=約1.0mm、厚さT=約0.5mmのチップ型
サーミスタ20を得た。このチップ型サーミスタ20は
裏返して、図6に示すようにその端子電極12,12が
はんだ23によりプリント回路基板24に取付けられ
る。
【0030】<比較例2>Niめっき層とSnめっき層
を設けずに、Ag80%とPd20%を含む導電性ペー
ストを850℃で焼付けて銀−パラジウムからなる焼付
け電極層のみで端子電極を構成した。それ以外は上記実
施例2と同様に、下面ガラス層13及び上面ガラス層1
4を有するチップ型サーミスタを作製した。
【0031】<比較試験と結果>実施例1及び比較例1
と同様にして、実施例2及び比較例2のはんだ付着性及
びはんだ耐熱性を調べた。その結果、表1と同じデータ
が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図2】その底面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】本発明の第2のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図5】その底面図。
【図6】図5のA’−A’線断面図。
【図7】本発明のチップ型サーミスタのサーミスタ素体
となるセラミック焼結シートの外観斜視図。
【図8】第1のチップ型サーミスタ用にその焼結シート
の片面全体に下地電極が形成された斜視図。
【図9】図8のF部拡大斜視図。
【図10】図9の焼結シートの一方の面の下地電極の表
面にめっき層及び他方の面全体に絶縁層がそれぞれ形成
された斜視図。
【図11】図10のB部分の電極面が研削された斜視
図。
【図12】図11の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図13】図12の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図14】第2のチップ型サーミスタ用にその焼結シー
トの片面に多数列の下地電極が形成された斜視図。
【図15】図14のF部拡大斜視図。
【図16】図15の焼結シートの一方の面の下地電極間
及び他方の面全体に絶縁層が形成された斜視図。
【図17】図16の露出した下地電極の表面にめっき層
が形成された斜視図。
【図18】図17の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図19】図18の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図20】第1又は第2のチップ型サーミスタ用サーミ
スタ素体の端子電極形成面以外の5面に絶縁性被膜を形
成する状況を示す図。
【図21】その絶縁性被膜が形成された第1のチップ型
サーミスタの図3に対応する断面図。
【図22】その絶縁性被膜が形成された第2のチップ型
サーミスタの図6に対応する断面図。
【符号の説明】
10,20 チップ型サーミスタ 11 サーミスタ素体 12 端子電極 13 下面絶縁層 14 上面絶縁層 16 下地電極 17 めっき層 17a Niめっき層 17b Sn又はSn/Pbめっき層 21 セラミック焼結シート 22 短冊状サーミスタ素体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
    (11)と、 前記サーミスタ素体(11)の下面の相対向する2つの端縁
    に沿って間隔をあけて設けられた一対の端子電極(12,1
    2)と、 前記サーミスタ素体(11)の上面全体に設けられた上面絶
    縁層(14)とを備えたチップ型サーミスタ。
  2. 【請求項2】 サーミスタ素体(11)の下面の一対の端子
    電極(12,12)間に下面絶縁層(13)が設けられた請求項1
    記載のチップ型サーミスタ。
  3. 【請求項3】 端子電極(12)が貴金属を含む下地電極(1
    6)と、この下地電極(16)の表面に形成されたNiめっき
    層(17a)と、このNiめっき層(17a)の表面に形成された
    Sn又はSn/Pbめっき層(17b)とを備えた請求項1
    又は2記載のチップ型サーミスタ。
  4. 【請求項4】 上面絶縁層(14)又は下面絶縁層(13)はガ
    ラス層である請求項1又は2記載のチップ型サーミス
    タ。
  5. 【請求項5】 ガラス層はその熱膨張係数がサーミスタ
    素体(11)の熱膨張係数の40%以上100%以下である
    請求項4記載のチップ型サーミスタ。
  6. 【請求項6】 (a) サーミスタ素体用セラミック焼結シ
    ート(21)の片面全体に下地電極(16)を形成する工程と、 (b) 前記焼結シート(21)の別の片面全体に絶縁性ペース
    トを塗布する工程と、 (c) 前記(b)工程の焼結シート(21)を焼成して絶縁層(1
    4)を形成する工程と、 (d) 前記下地電極(16)の表面にNiめっき層(17a)及び
    Sn又はSn/Pbめっき層(17b)をこの順に形成する
    工程と、 (e) 前記下地電極(16)とめっき層(17)からなる電極面を
    スリット状に研削して多数列の電極を前記焼結シート(2
    1)の片面に形成する工程と、 (f) 前記多数列の電極を形成した焼結シート(21)を2列
    の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断
    する工程と、 (g) 前記短冊状サーミスタ素体(22)をその切断面と垂直
    な方向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(1
    1)の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて
    一対の端子電極(12,12)を有するチップ型サーミスタ(1
    0)を得る工程とを含むチップ型サーミスタの製造方法。
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