JP2001167553A - ディスクドライブ装置及び電子機器 - Google Patents

ディスクドライブ装置及び電子機器

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JP2001167553A
JP2001167553A JP34939199A JP34939199A JP2001167553A JP 2001167553 A JP2001167553 A JP 2001167553A JP 34939199 A JP34939199 A JP 34939199A JP 34939199 A JP34939199 A JP 34939199A JP 2001167553 A JP2001167553 A JP 2001167553A
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Japan
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disk
block
circuit block
disk drive
circuit
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JP34939199A
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Keitaro Yamashita
啓太郎 山下
Minoru Watanabe
実 渡辺
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な記録容量及び記録再生動作の信頼性を
確保し、製造コストの低減を図り、ディスク状記録媒体
の交換を容易に実施することを可能とする。 【解決手段】 磁気ディスク5と、磁気ディスク5が固
定されて支持され磁気ディスク5を回転駆動するスピン
ドルモータ24と、磁気ディスク5に対して情報を記録
再生する磁気ヘッド12と、磁気ヘッド12を磁気ディ
スク5の記録領域に亘って移動するヘッド移動機構11
とを有する機構ブロック6を備える。また、機構ブロッ
ク6の駆動制御及び信号処理を行う回路基板33と、電
力が供給される電源コネクタ32とを有する回路ブロッ
ク7と、機構ブロック6と回路ブロック7にそれぞれ設
けられて機構ブロック6と回路ブロック7を電気的に接
続する接続端子部27及びコネクタ部31とを備える。
そして、機構ブロック6と回路ブロック7は、接続端子
部27及びコネクタ部31を介して着脱可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に対する情報の記録及び/又は再生を行うディスクド
ライブ装置及びこのディスクドライブ装置が装着される
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばガラス基板等に磁性層を形
成してなる磁気ディスク、いわゆるハードディスクに対
して情報を記録再生するディスクドライブ装置が知られ
ている。
【0003】この種のディスクドライブ装置としては、
磁気ディスクが交換可能とされるリムーバブル型のディ
スクドライブ装置と、磁気ディスクが装置内に着脱不能
に固定されて設けられたディスク固定型のディスクドラ
イブ装置がある。
【0004】一般に、ディスクドライブ装置は、磁気デ
ィスクと、この磁気ディスクに対して情報の記録再生を
する磁気ヘッドを有するヘッド移動機構と、磁気ディス
クを回転駆動するスピンドルモータを有するディスク回
転駆動機構とを備えている。
【0005】まず、リムーバブル型のディスクドライブ
装置は、磁気ディスクが収納されたディスクカートリッ
ジが着脱可能とれるカートリッジ装着部を備えている。
ディスクカートリッジは、カートリッジ本体内に収納さ
れた磁気ディスクに対して情報を記録再生する磁気ヘッ
ドが内部に進入するための記録再生用開口部が設けられ
ており、この記録再生用開口部を開閉可能とするシャッ
タ部材が設けられている。また、リムーバブル型のディ
スクドライブ装置は、ディスクカートリッジ内の磁気デ
ィスクが載置されるディスクテーブルと、このディスク
テーブルを回転駆動するスピンドルモータとを有するデ
ィスク回転駆動機構を備えている。
【0006】そして、このリムーバブル型のディスクド
ライブ装置は、カートリッジ装着部にディスクカートリ
ッジが装着された際、ディスクカートリッジのシャッタ
部材が開放操作されるとともに、ディスクテーブル上に
磁気ディスクが載置されてディスク回転駆動機構によっ
て回転駆動されて、記録再生用開口部から進入された磁
気ヘッドによって情報の記録再生が行われる。
【0007】つぎに、例えば図14及び図15に示すよ
うに、ディスク固定型のディスクドライブ装置100
は、磁気ディスク105に対する情報の記録再生を行う
機構部101と、この機構部101による記録再生動作
を制御する回路部102とを備えている。
【0008】機構部101は、図14及び図15に示す
ように、磁気ディスク105と、この磁気ディスク10
5に対して情報を記録再生する磁気ヘッド106と、こ
の磁気ヘッド106を磁気ディスク105の情報記録領
域の径方向に亘って移動するヘッド移動機構107と、
磁気ディスク105を回転駆動するスピンドルモータ1
09を有するディスク回転駆動機構108とを有してい
る。磁気ディスク105は、スピンドルモータ109に
固定されて支持されている。
【0009】また、機構部101は、図14及び図15
に示すように、ヘッド移動機構107及びディスク回転
駆動機構108を支持するメカシャーシ110と、この
メカシャーシ110の上端側を覆うカバー部材111と
を有している。
【0010】メカシャーシ110には、図14及び図1
5に示すように、ヘッド移動機構107、ディスク回転
駆動機構108等に電気的に接続された接続端子部11
3が設けられており、この接続端子部113に対応する
位置に、接続端子部113に後述する回路部102側の
コネクタ部120が挿通されて電気的に接続させるため
の挿通穴114が設けられている。
【0011】機構部101の内部は、通常、清浄な空気
で満たされており、メカシャーシ110とカバー部材1
11との間には、外部との空気の流動を防止するため
に、間隙を密閉するための例えばゴム材からなるパッキ
ン等の密閉部材(図示せず)が設けられている。
【0012】回路部102は、図14及び図15に示す
ように、機構部101のディスク回転駆動機構108や
ヘッド移動機構107の駆動制御や信号処理を行う回路
基板116と、この回路基板116を保護するとともに
機構部101の底面側に取り付けられるベースシャーシ
118とを有している。回路基板116には、図14及
び図15に示すように、機構部101の駆動制御及び信
号処理を行う各種制御回路119が設けられており、機
構部101の接続端子部113に電気的に接続されるコ
ネクタ部120が、機構部101の挿通穴114に対向
する位置に設けられている。また、回路基板116に
は、電力が供給される電源コネクタ121が設けられて
いる。
【0013】以上のように構成されたディスク固定型の
ディスクドライブ装置100は、機構部101の各ディ
スク回転駆動機構108及びヘッド移動機構107が、
回路部102の制御回路119によって駆動制御され
て、機構部から出力された再生信号が各種信号処理され
て、磁気ディスク105に対する情報の記録再生が行わ
れる。
【0014】一方で、リムーバブル型のディスクドライ
ブ装置に適用されるディスクカートリッジは、図示しな
いが、磁気ディスクを収納するカートリッジ本体に移動
可能に設けられたシャッタ部材を備える構造上、磁気デ
ィスクが収納されたカートリッジ本体の内部を完全に密
閉することが不可能であるため、磁気ディスクの記録領
域に塵埃が付着することを確実に防止することが困難で
あり、記録再生動作の信頼性及び耐久性が低い。また、
リムーバブル型のディスクドライブ装置に適用されるデ
ィスクカートリッジは、ディスクテーブル上に着脱可能
とされた磁気ディスクを高速回転させることが困難であ
るため、磁気ディスクの記録密度が低く、高記録容量化
を図ることが困難であるという不都合がある。
【0015】したがって、ディスクドライブ装置とし
て、記録容量及び記録再生動作の信頼性、耐久性を重視
する場合には、リムーバブル型のディスクドライブ装置
に比して、ディスク固定型のディスクドライブ装置10
0が好適とされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなディスク固定型のディスクドライブ装置100は、
例えば磁気ディスク105の記録領域の空き容量が不足
した場合等に、他のディスクドライブ装置と差し替える
ことが考えられる。
【0017】しかしながら、従来のディスク固定型のデ
ィスクドライブ装置100は、機構部101と回路部1
02が固定されて一体化されているため、磁気ディスク
105を有する機構部101のみを差し替えることがで
きないという不都合があった。このため、従来のディス
ク固定型のディスクドライブ装置100は、磁気ディス
ク105の空き容量が不足した場合であっても、比較的
製造コストが高い回路部102を備えるために製造コス
トが嵩む他のディスクドライブ装置に装置全体を交換す
ることにより、ユーザに負担がかかるため、交換を容易
に実施することが阻まれるという不都合がある。
【0018】したがって、従来のディスク固定型のディ
スクドライブ装置100は、価格が嵩むことにより、他
のディスクドライブ装置に容易に交換することを阻害す
るため、比較的廉価とされるディスクカートリッジのよ
うな可換性を容易に実現することを困難であるという問
題がある。
【0019】そこで、本発明は、十分な記録容量及び記
録再生動作の信頼性を確保するとともに製造コストを低
減することを可能として、ディスク状記録媒体の交換を
容易に実施することを可能とするディスクドライブ装
置、及びこのディスクドライブ装置が装着される電子機
器を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るディスクドライブ装置は、ディスク
状記録媒体と、ディスク状記録媒体が固定されて支持さ
れディスク状記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ
と、ディスク状記録媒体に対して情報を記録再生する磁
気ヘッドと、この磁気ヘッドをディスク状記録媒体の記
録領域に亘って移動するヘッド移動機構とを有する機構
ブロックを備える。また、このディスクドライブ装置
は、機構ブロックの駆動制御及び信号処理を行う回路基
板と、電力が供給される電源コネクタとを有する回路ブ
ロックと、機構ブロックと回路ブロックにそれぞれ設け
られて機構ブロックと回路ブロックとを電気的に接続す
る接続端子部及びコネクタ部とを備える。そして、機構
ブロックと回路ブロックは、接続端子部及びコネクタ部
を介して着脱可能とされる。
【0021】以上のように構成したディスクドライブ装
置は、機構ブロックと回路ブロックが着脱可能に設けら
れたことにより、回路ブロックに対して機構ブロックを
容易に差し替えることが可能とされる。
【0022】また、本発明に係る電子機器は、ディスク
状記録媒体と、ディスク状記録媒体が固定されて支持さ
れディスク状記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ
と、ディスク状記録媒体に対して情報を記録再生する磁
気ヘッドと、この磁気ヘッドをディスク状記録媒体の記
録領域に亘って移動するヘッド移動機構とを有する機構
ブロックと、この機構ブロックの駆動制御及び信号処理
を行う回路基板を有する回路ブロックと、機構ブロック
と回路ブロックにそれぞれ設けられて機構ブロックと回
路ブロックを電気的に接続する接続端子部及びコネクタ
部とを有するディスクドライブ装置が着脱可能に装着さ
れるドライブ装着部を備える。
【0023】以上のように構成した電子機器は、機構ブ
ロックと回路ブロックとが着脱可能に設けられたディス
クドライブ装置が、ドライブ装着部に対して着脱可能に
装着されることによって、ディスクドライブ装置の機構
ブロックを容易に差し替えることが可能とされる。
【0024】また、本発明に係る電子機器は、ディスク
状記録媒体と、ディスク状記録媒体が固定されて支持さ
れディスク状記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ
と、ディスク状記録媒体に対して情報を記録再生する磁
気ヘッドと、この磁気ヘッドをディスク状記録媒体の記
録領域に亘って移動するヘッド移動機構とを有する機構
ブロックが、機器本体に対して挿脱操作されて着脱可能
に装着される装着部を備える。また、この電子機器は、
機器本体内に配設されて機構ブロックの駆動制御及び信
号処理を行う回路基板を有する回路ブロックを備える。
【0025】以上のように構成した電子機器は、機器本
体の装着部に対して機構ブロックが着脱可能に装着され
ることによって、機構ブロックを容易に差し替えること
が可能とされる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、ディスクドライブ装置を図面を参照して説明
する。
【0027】図1に示すように、本発明に係るディスク
ドライブ装置1は、磁気ディスク5に対して情報を記録
再生する機構ブロック6と、この機構ブロック6の記録
再生動作を制御する回路ブロック7とを備えている。
【0028】そして、本発明に係るディスクドライブ装
置1は、IC(Integrated Circuit)メモリーカードや
ファックスモデムカード等のPCMCIA(Personal C
omputer Memory Card International Association)規
格のPCカードが着脱可能とされるPCカードスロット
を備える例えばノート型パーソナルコンピュータ等の電
子機器に着脱可能に装着される。なお、このディスクド
ライブ装置1は、仕様が、例えばTYPEII(Release
2.1)のPCカードに適用される外形寸法に形成されてい
る。
【0029】機構ブロック6は、図1及び図2に示すよ
うに、磁気ディスク5と、この磁気ディスク5に対して
情報を記録再生する磁気ヘッド12を有するヘッド移動
機構11と、磁気ディスク5を回転駆動するディスク回
転駆動機構13と、これらヘッド移動機構11及びディ
スク回転駆動機構13が配設されたメカシャーシ14と
を有している。
【0030】磁気ディスク5は、例えばガラス基板や金
属基板によって円盤状に形成されており、両面上に、磁
性層がそれぞれ形成されてなる。
【0031】ヘッド移動機構11は、図1及び図2に示
すように、磁気ディスク5の両面に対向する位置にそれ
ぞれ配設されて磁気ディスク5に対して情報を記録再生
する磁気ヘッド12と、この磁気ヘッド12を支持する
支持アーム16と、この支持アーム16を支持する回動
アーム17と、この回動アーム17の基端部を回動可能
に支持する回動支軸18と、回動アーム17を回動する
電磁駆動部19とを有している。
【0032】支持アーム16は、図1及び図2に示すよ
うに、先端部に磁気ヘッド12が取り付けられており、
基端部が回動アーム17に固定されて設けられている。
回動アーム17は、図1及び図2に示すように、先端部
に支持アーム16が取り付けられており、基端部が回動
支軸18に回動可能に支持されている。回動支軸18
は、図1及び図2に示すように、メカシャーシ14上に
立設されており、回動アーム17の基端部を回動可能に
支持している。電磁駆動部19は、図1に示すように、
回動アーム17の基端部に取り付けられたボイスコイル
20と、メカシャーシ14上にボイスコイル20に対向
されて配設されたマグネット(図示せず)とを有するボ
イスコイルモータ21を備えている。
【0033】上述したヘッド移動機構11は、図1及び
図2に示すように、電磁駆動部19により、回動アーム
17が回動支軸18を回動中心として回動されて、支持
アーム16の先端部の磁気ヘッド12を磁気ディスク5
の所望の記録トラックに移動させる。
【0034】ディスク回転駆動機構13は、図1及び図
2に示すように、磁気ディスク5の中央部を固定して保
持する保持部材23と、この保持部材23を介して磁気
ディスク5を回転駆動するスピンドルモータ24とを有
している。ディスク回転駆動機構13は、磁気ディスク
5が保持部材23に着脱不能に取り付けられており、ス
ピンドルモータ24が回転駆動することにより回転駆動
される。
【0035】メカシャーシ14は、図1及び図2に示す
ように、略矩形をなす平板状に形成されており、回路ブ
ロック7に係合される略円形状の識別用孔26,26,
26,26が各コーナ部にそれぞれ設けられている。メ
カシャーシ14は、識別用孔26,26,26,26に
後述する回路ブロック7側の識別用ピンが挿通されて係
合されることによって、機構ブロック6を回路ブロック
7に対して所定の位置に位置決めさせて結合させるとと
もに、回路ブロック7に結合される機構ブロック6が適
合する仕様であることが識別される。
【0036】なお、メカシャーシ14は、例えば外形
が、回路ブロック7の形状に対応する所定形状や寸法に
形成されることによって、回路ブロック7に適合する仕
様の機構ブロック6であることが識別されるように構成
されてもよい。
【0037】また、メカシャーシ14には、回路ブロッ
ク7に対向する位置に、機構ブロック6と回路ブロック
7とを電気的に接続するための接続端子部27が設けら
れている。この接続端子部27は、ヘッド移動機構1
1、ディスク回転駆動機構13に電気的に接続されてい
る。
【0038】また、機構ブロック6は、図1及び図2に
示すように、メカシャーシ14の上方を覆うカバー部材
15が取り付けられている。機構ブロック6は、メカシ
ャーシ14とカバー部材15との間に、外部との空気の
流動を防止するために、間隙を密閉するための例えばゴ
ム材からなるパッキン等の密閉部材(図示せず)が設け
られており、内部が清浄な空気で満たされている。
【0039】また、機構ブロック6は、図1及び図2に
示すように、ヘッド移動機構11やディスク回転駆動機
構13による記録再生動作の特性に係る情報が記憶され
るメモリーを有する回路部28を有している。この回路
部28のメモリーには、機構ブロック6の組立時に測定
された特性値等の情報が書き込まれている。なお、記録
再生動作の特性に係る情報は、磁気ディスク5の所定の
記録トラックに記録されるように構成されてもよい。
【0040】回路ブロック7は、図1及び図2に示すよ
うに、例えば機構ブロック6の回路部28のメモリーに
記憶されている情報を基づいて、機構ブロック6の記録
再生動作を駆動制御するための制御回路29と、機構ブ
ロック6側のメモリーに記憶された情報を読み込むため
のメモリー30と、機構ブロック6の接続端子部27に
電気的に接続されるコネクタ部31と、図示しない電力
供給部に電気的に接続されて電力が供給される電源コネ
クタ32と、これら制御回路29、メモリー30、コネ
クタ部31及び電源コネクタ32がそれぞれ設けられた
回路基板33とを有している。
【0041】また、回路ブロック7は、図1及び図2に
示すように、回路基板33の各コーナ部に、機構ブロッ
ク6の識別用孔26,26,26,26に係合されるこ
とによって、結合される機構ブロック6が適合する仕様
であることを識別するための識別用ピン35,35,3
5,35がそれぞれ設けられている。回路ブロック7
は、機構ブロック6の識別用孔26,26,26,26
に識別用ピン35,35,35,35がそれぞれ挿通さ
れることによって、機構ブロック6が所定の位置に位置
決めされて結合されるとともに、結合される機構ブロッ
ク6が適合する仕様であることが識別される。したがっ
て、この回路ブロック7によれば、仕様が異なる機構ブ
ロック6が誤って結合されることを確実に防止すること
ができる。
【0042】なお、機構ブロック6及び回路ブロック7
には、識別用ピン35の外径、長さ、位置等や、識別用
孔26の孔径等を適宜変更することにより、所定の仕様
の機構ブロックと回路ブロックのみが互いに結合される
ように構成することができる。また、回路ブロック6及
び/又は機構ブロック7には、回路ブロック7に結合さ
れる機構ブロック6が適合する仕様であることを識別す
るために、ユーザが目視することによって容易に識別す
ることを可能とする文字、記号、色等の各種情報が記載
されてもよい。
【0043】そして、回路ブロック7は、図1及び図2
に示すように、機構ブロック6が回路基板33の主面に
直交する方向である図1中矢印a1 方向及びa2 方向に
移動操作されることにより、機構ブロック6の接続端子
部27にコネクタ部31が接続されて、機構ブロック6
の駆動制御及び各種信号処理を行うことが可能とされ
る。
【0044】なお、上述したディスクドライブ装置1
は、機構ブロック6が回路ブロック7に対して、回路基
板33の主面に直交する方向である矢印a1 方向及びa
2 方向に着脱操作される構成とされたが、回路基板33
の主面に平行な方向に着脱操作される構成とされてもよ
い。機構ブロック6が回路ブロック7に対して、回路基
板33の主面に平行な方向に挿脱される他のディスクド
ライブ装置を簡単に説明する。なお、この他のディスク
ドライブ装置において、上述したディスクドライブ装置
と同一部材には、便宜上、同一符号を付して説明を省略
する。
【0045】図3及び図4に示すように、他のディスク
ドライブ装置2が備える機構ブロック6には、メカシャ
ーシ14の側端部に位置して、接続端子部36が設けら
れている。また、回路ブロック7には、回路基板33の
側端部に、電源コネクタ32に隣接する位置に、コネク
タ部37が設けられている。
【0046】また、機構ブロック6のメカシャーシ14
には、図3に示すように、結合される回路ブロック7の
仕様を識別するための識別用凹部38が設けられてい
る。また、回路ブロック7には、回路基板33上に、機
構ブロック6側の識別用凹部38に相対係合する識別用
突部39が設けられている。回路ブロック7は、識別用
突部39が機構ブロック6側の識別用凹部38に係合す
ることにより、結合される機構ブロック6の仕様が適合
することが識別されて、仕様が異なる不適合とされる機
構ブロックが誤って結合されることが確実に防止されて
いる。
【0047】そして、このディスクドライブ装置2は、
図3及び図4に示すように、機構ブロック6が回路ブロ
ック7に対して挿脱される際、機構ブロック6が、回路
ブロック7の回路基板33の主面に平行な方向である図
3中矢印b1 及び矢印b2 方向に挿脱操作されることに
より、接続端子部36及びコネクタ部37を介して機構
ブロック6と回路ブロック7が結合されるとともに結合
状態が解除される。
【0048】上述したディスクドライブ装置1,2が備
える回路ブロック7は、図5及び図6に示すように、例
えばコンピュータ等の電子機器から出力された信号がコ
ントローラ40に入力され、入力された信号がメモリー
30に一時的に貯えられる。回路ブロック7は、メモリ
ー30に貯えられた信号が、磁気ディスク5の記録トラ
ックの所定の位置に磁気ヘッド12が移動されたときに
出力されて、チャネル41によって記録のために信号の
変調処理が行われる。回路ブロック7は、信号の変調処
理が行われた後に、変調信号が記録再生用アンプ42に
出力されて、この記録再生用アンプ42を介して増幅さ
れた増幅信号が磁気ヘッド12に供給されることによ
り、磁気ヘッド12により磁気ディスク5に対する情報
の記録が行われる。
【0049】また、回路ブロック7は、図5に示すよう
に、磁気ディスク5に記録されたトラッキング情報を磁
気ヘッド12によって読み取り、チャネル41を介して
サーボ回路43にトラッキング信号が出力される。サー
ボ回路43は、トラッキング信号に基づいて制御信号を
形成して、ボイスコイルモータ21を制御するボイスコ
イルモータ駆動回路44に供給するとともに、スピンド
ルモータ24を制御するスピンドルモータ駆動回路45
に供給する。これらボイスコイルモータ駆動回路44及
びスピンドルモータ駆動回路45は、磁気ディスク5の
任意の記録トラックに磁気ヘッド12を移動するヘッド
移動機構11のボイスコイルモータ21を制御するとと
もに、ディスク回転駆動機構13のスピンドルモータ2
4を制御する。また、各コントローラ40及びサーボ回
路43は、CPU46により制御される。そして、回路
ブロック7は、磁気ヘッド12により磁気ディスク5の
任意の記録トラックから情報が再生される。
【0050】なお、上述した回路ブロック7は、記録再
生用アンプ42、ボイスコイルモータ駆動回路44及び
スピンドルモータ駆動回路45をそれぞれ備える構成と
されたが、機構ブロック6との間で伝達される信号のレ
ベル等を考慮して、例えば図6に示すように、機構ブロ
ック6が、これら記録再生用アンプ42、ボイスコイル
モータ駆動回路44及びスピンドルモータ駆動回路45
をそれぞれ備える構成とされてもよい。
【0051】また、回路ブロック7は、図7に示すよう
に、電源コネクタ32の所定位置に設けられた電源ピン
49、電力供給線50aを介して回路基板33上に設け
られたコネクタ部31内の所定の給電ピン51a,51
bに供給される。
【0052】また、機構ブロック6の接続端子部27
は、図7に示すように、回路ブロック7のコネクタ部3
1の給電ピン51a,51bに対応して接続される給電
ピン52a,52bを有している。これら給電ピン52
a,52bは、互いに電気的に接続されている。したが
って、ディスクドライブ装置1、2は、機構ブロック6
が回路ブロック7に結合されたとき、給電ピン51aの
電力が給電ピン52a、給電ピン52b、給電ピン51
bの順序で電気的に接続されて、回路ブロック7内のI
C(integrated circuit)53に電力供給線50bを介し
て電力が供給される。
【0053】或いは、回路ブロック7の制御回路29
は、機構ブロック6が完全に結合された後に、所定の遅
延を以て電力が供給されるように制御するディレイ回路
(図示せず)を有するように構成されてもよい。図8に
示すように、この回路ブロック7は、電源コネクタ32
の所定の電源ピン49から供給された電力が、回路ブロ
ック7の電力供給線50aを介して回路基板33上のコ
ネクタ部31の所定の給電ピン51aに供給される。
【0054】したがって、回路ブロック7は、コネクタ
部31に接続端子部27が電気的に接続されて機構ブロ
ック6に結合されたときに、給電ピン51a、給電ピン
52a、給電ピン52b、給電ピン51bの順序で接続
されて、回路ブロック7内の電力供給線50bの電位が
高くなる。回路ブロック7は、電力供給線の電位の変化
に基づいて、回路ブロック7内の制御回路29の各回
路、IC53に電力が供給される。
【0055】すなわち、回路ブロック7は、電力供給線
50bの電位の変化を引き金として、一定の遅延を行う
ディレイ回路54を作動させて、電力供給線50cに制
御信号を出力することにより、電源スイッチ57がON
にされる構成とされている。
【0056】回路ブロック7は、ディレイ回路54によ
って電力の供給に遅延が生じさせることで、機構ブロッ
ク6の接続端子部27とコネクタ部31が当接した後、
確実に結合された状態に移行したときに、機構ブロック
6及び回路ブロック7に電力が供給させることが可能と
される。したがって、この回路ブロック7によれば、機
構ブロック6や回路ブロック7に急激に高電圧が負荷さ
れることにより破損することを確実に防止することがで
きる。
【0057】或いは、ディスクドライブ装置1、2は、
回路ブロック7に機構ブロック6が結合される際に、回
路ブロック7に機構ブロック6が結合されたことを検出
する検出部(図示せず)を備えるように構成されてもよ
い。なお、回路ブロック7が備える検出部は、例えば光
学的方法や機械的方法等により回路ブロック7に機構ブ
ロック6が結合された状態を検出するように構成され
て、この検出部が検出した後に、制御回路29を介して
電力の供給のON/OFFを切り替えるように構成され
る。
【0058】以上のように構成されたディスクドライブ
装置1、2について、回路ブロック7に対して機構ブロ
ック6が結合される際の処理をフローチャートを参照し
て説明する。
【0059】まず、ディスクドライブ装置1、2は、図
9中ST1に示すように、回路ブロック7に機構ブロッ
ク6が結合される際、図示しない検出部によって、回路
ブロック7に機構ブロック6が結合されたことが検出さ
れる。
【0060】ディスクドライブ装置1、2は、図9中S
T2に示すように、回路ブロック7の制御回路29によ
って、機構ブロック6のメモリーから記録再生動作の特
性に係る情報が回路ブロック7のメモリー30に読み込
まれる。又は、回路ブロック7は、機構ブロック6がメ
モリーを備えない構成とされた場合、機構ブロック6の
磁気ディスク5から特性に係る情報が読み取られて、回
路ブロック7のメモリー30に読み込まれる。
【0061】回路ブロック7は、図9中ST3に示すよ
うに、機構ブロック6側から読み込んだ情報に基づいて
ゲイン、オフセット等の調整を行って、回路ブロック7
の各種パラメータをそれぞれ設定する。
【0062】或いは、回路ブロック7の制御回路29
は、機構ブロック6のテストモードを有するように構成
されてもよい。回路ブロック7は、機構ブロック6が結
合されたときに、この機構ブロック6の磁気ヘッド12
及びヘッド移動機構11、ディスク回転駆動機構13に
よる記録再生動作の特性を測定するテストシーケンスを
行うことによって、測定された特性値に基づいて機構ブ
ロック6を駆動制御するように構成されてもよい。回路
ブロック7は、機構ブロック6のテストシーケンスを行
うことにより、機構ブロック6を最適に制御することが
可能とされるとともに、機構ブロック6の組立時のバラ
ツキに対応して最適化することができる。
【0063】或いは、ディスクドライブ装置1、2は、
図10中ST6に示すように、回路ブロック7に機構ブ
ロック6が結合される際、機構ブロック6の識別用孔2
6,26,26,26に回路ブロック6の識別用ピン3
5,35,35,35が係合されることによって、回路
ブロック7に結合された機構ブロック6の仕様が適合す
ることが識別される。したがって、このディスクドライ
ブ装置1、2は、回路ブロック7に対して不適合とされ
る機構ブロック6が誤って結合されることを確実に防止
することが可能とされて、機構ブロック6及び回路ブロ
ック7の誤動作や破損を確実に防止することができる。
【0064】回路ブロック7は、図10中ST7に示す
ように、識別された機構ブロック6の仕様に対応する記
録再生動作の特性に係る所定の情報をメモリー30内に
予め記憶された情報から選択的に読み出す。そして、回
路ブロック7は、図10中ST8に示すように、メモリ
ー30から読み出された情報に基づいて、回路ブロック
7の各種パラメータをそれぞれ設定する。したがって、
回路ブロック7は、機構ブロック6の記録再生動作を良
好に駆動制御することができる。
【0065】上述したように、ディスクドライブ装置
1、2は、機構ブロック6が回路ブロック7に着脱可能
に装着されることによって、磁気ディスク5を容易に交
換することが可能とされて、記録容量及び記録再生動作
の信頼性を上述した従来のディスク固定型のディスクド
ライブ装置100と同等に確保することが可能とされる
とともに、製造コストの低減を図ることができる。した
がって、このディスクドライブ装置1、2によれば、磁
気ディスク5の空き容量が不足した場合等に、機構ブロ
ック6のみを交換することにより、磁気ディスク5の交
換を容易に実施することができる。
【0066】また、ディスクドライブ装置1、2は、機
構ブロック6内の磁気ディスク5がスピンドルモータ2
4に固定されて支持されることにより、磁気ディスク5
を比較的高速回転が可能とされるため、磁気ディスク5
を高記録密度化することが可能とされて、十分な記録容
量を確保することができる。
【0067】また、ディスクドライブ装置1、2は、機
構ブロック6内に記録再生動作の特性に係る情報が記憶
されたメモリーを有する回路部28が設けられたことに
よって、機構ブロック6が交換された際であっても、交
換された新規の機構ブロック6のメモリーから記録再生
動作の特性に係る情報を読み出すことによって、交換さ
れた新規の機構ブロック6による記録再生動作の信頼性
を確実に確保することができる。
【0068】また、ディスクドライブ装置1、2は、機
構ブロック6のメモリーから記録再生動作の特性に係る
情報を読み取ることによって、機構ブロック6毎の動作
特性のバラツキに確実に対応することが可能とされるた
め、交換された各機構ブロック6を最適に駆動制御する
ことができる。
【0069】また、ディスクドライブ装置1、2は、い
わゆるリームーバブルとされるディスクカートリッジに
比して密閉性が十分に確保された機構ブロック6を交換
することによって、磁気ディスク5に塵埃等が付着する
ことが防止されているため、磁気ディスク5に対する情
報の記録再生動作の信頼性が確保されている。
【0070】また、ディスクドライブ装置1、2は、比
較的製造コストが嵩む回路ブロック7を他の機構ブロッ
ク6に差し替えて流用することが可能とされるため、ユ
ーザにとって磁気ディスク5の交換に要する経費を低減
することが可能とされるとともに、メーカにとって磁気
ディスク5を有する機構ブロック6を提供することによ
り、製造コストを大幅に低減することが可能とされて情
報記録媒体として廉価に提供することができる。したが
って、このディスクドライブ装置1、2によれば、機構
ブロック6のみの交換を容易に実施することが可能とさ
れて、ユーザの負担を軽減することができる。
【0071】また、ディスクドライブ装置1、2は、機
構ブロック6が回路ブロック7に結合される際に、回路
ブロック7と機構ブロック6が完全に結合されたときに
のみ回路ブロック7の制御回路29を介して電力が供給
されるため、機構ブロック6の磁気ヘッド12や回路ブ
ロック7の制御回路29等を破損することを確実に防止
することができる。
【0072】なお、本発明に係るディスクドライブ装置
1、2は、ディスク状記録媒体として磁気ディスク5が
適用されたが、例えば光磁気ディスク等の他のディスク
状記録媒体が適用されてもよいことは勿論である。
【0073】また、本発明に係るディスクドライブ装置
1、2は、PCカードスロットを備えるノート型パーソ
ナルコンピュータに着脱可能に装着される構成とされた
が、例えば携帯型コンピュータやデジタル・スチルカメ
ラ等の他の電子機器が備える他の仕様のPCカードスロ
ットに装着されるように構成されてもよいことは勿論で
ある。
【0074】つぎに、上述したディスクドライブ装置
1、2が機構ブロック6と回路ブロック7が結合された
状態で着脱可能に装着されるドライブ装着部を備える電
子機器として例えばノート型パーソナルコンピュータに
ついて図面を参照して簡単に説明する。なお、このコン
ピュータにおいて、上述したディスクドライブ装置1、
2の機構ブロック6及び回路ブロック7と同一部材に
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0075】図11に示すように、このコンピュータ3
は、ディスクドライブ装置1、2が着脱可能に装着され
るドライブ装着部60を備えている。このドライブ装着
部60は、PCMCIA規格のPCカードが着脱可能と
される、いわゆるPCカードスロットとされている。こ
のドライブ装着部60は、機器本体55の外筐56の外
方に開口する挿脱用の開口部61を有しており、この挿
脱用の開口部61に対してディスクドライブ装置1、2
が電源コネクタ32側から挿入されて装着される。この
ドライブ装着部60内には、挿脱用の開口部61から挿
入されたディスクドライブ装置1、2の回路ブロック7
の電源コネクタ32が電気的に接続されるコネクタ部6
2が設けられている。
【0076】このコンピュータ3について、上述したデ
ィスクドライブ装置1、2が差し替えられて用いられる
状態を図面を参照して説明する。
【0077】図11に示すように、コンピュータ3は、
機構ブロック6を交換する際、回路ブロック7に対して
機構ブロック6を差し替えて結合した状態で、ドライブ
装着部60に装着することによって、新規の機構ブロッ
ク6a1乃至6anのみを差し替えて使用することができ
る。
【0078】また、このコンピュータ3は、図11に示
すように、回路ブロック7a1に適合されない新規の仕様
の機構ブロック6b1乃至6bnを使用する必要が生じた場
合、この新規の仕様の機構ブロック6に対応する新規の
仕様の回路ブロック7b1に差し替えて、新規の仕様の各
機構ブロック6bnと回路ブロック7b1が結合された状態
で、ドライブ装着部60に装着することが可能とされ
る。このため、このコンピュータ3は、機構ブロック6
及び回路ブロック7を共に差し替えて、ドライブ装着部
60に装着して使用することが可能とされる。
【0079】すなわち、磁気ディスク5の記録密度、情
報の転送速度、シーク速度等の多様な仕様の記録ブロッ
ク6及び回路ブロック7を使用することが可能とされ
る。したがって、このコンピュータ3によれば、複数の
機構ブロック6に対して1個の回路ブロック7を利用す
ることができるため、機構ブロック6を交換する際に要
する経費を大幅に削減することができる。
【0080】また、図12に示すように、コンピュータ
3は、新規の仕様の機構ブロック6bnを使用するために
新規の仕様の回路ブロック7に交換する場合に、新規の
仕様の機構ブロック6bn群と、以前の仕様の回路ブロッ
ク7a1に適合する以前の仕様の機構ブロック6an群とに
それぞれ対応する新規の仕様の回路ブロック7c1に交換
することによって、使用可能とされる機構ブロック6の
仕様の選択範囲を広げることができる。
【0081】したがって、コンピュータ3は、ディスク
ドライブ装置1、2の磁気ディスク5を差し替える必要
が生じた場合、回路ブロック7に対して他の機構ブロッ
ク6に差し替えられて結合されたディスクドライブ装置
1、2がドライブ装着部60に装着される。
【0082】上述したように、コンピュータ3は、任意
の機構ブロック6に容易に交換されて結合されたディス
クドライブ装置1、2を装着することができるととも
に、機構ブロック6のみを交換することより交換に要す
る経費を削減することができる。
【0083】また、このコンピュータ3は、ドライブ装
着部60に装着されるディスクドライブ装置1、2が備
える機構ブロック6がいわゆるハードディスクを有する
構成とされているため、リムーバブルディスクに比して
十分な記録容量及びアクセス速度を確保することが可能
とされるとともに、記録再生動作の信頼性を向上するこ
とが可能とされる。
【0084】また、このコンピュータ3によれば、ディ
スクドライブ装置1、2の回路ブロック7を交換する必
要が生じた場合も容易且つ確実に交換することが可能と
される。
【0085】最後に、上述したディスクドライブ装置
1、2が備える機構ブロック6単体が着脱可能に装着さ
れる電子機器として例えばノート型パーソナルコンピュ
ータについて図面を参照して簡単に説明する。なお、こ
のコンピュータ4が備える機構ブロック6及び回路ブロ
ック7は、上述したディスクドライブ装置1、2が備え
る機構ブロック6及び回路ブロック7と構成が同一とさ
れるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0086】図13に示すように、コンピュータ4は、
ディスクドライブ装置1、2の機構ブロック6が着脱可
能に装着されるブロック装着部70を備えている。この
ブロック装着部70は、図13に示すように、機器本体
65の外筐66の外方に開口する挿脱用の開口部71を
有しており、この挿脱用の開口部71に対して機構ブロ
ック6が電源コネクタ32側から挿入されて装着され
る。このブロック装着部70内には、挿脱用の開口部6
1から挿入された機構ブロック6の電源コネクタ32が
電気的に接続されるコネクタ部72が設けられている。
【0087】また、このコンピュータ4は、図13に示
すように、機器本体65内に回路基板73が設けられて
おり、この回路基板66上に回路ブロック7が配設され
ている。ブロック着脱部70に装着された機構ブロック
6は、機器本体65内の回路ブロック7により駆動制御
及び各種信号処理が行われる。なお、この回路ブロック
7は、必要に応じて複数に分割されて、機器本体65内
の回路基板73上の複数の位置にそれぞれ配設されるよ
うに構成されてもよい。
【0088】上述したように、コンピュータ4によれ
ば、ブロック装着部70に対して機構ブロック6が挿脱
可能とされることによって、磁気ディスク5を有する機
構ブロック6をいわゆるリムーバブルディスクの如く取
り扱うことが可能とされる。このため、このコンピュー
タ4は、任意の機構ブロック6に容易に交換することが
できるとともに、機構ブロック6のみを交換することよ
って交換に要する経費を削減することができる。また、
このコンピュータ4は、機構ブロック6がいわゆるハー
ドディスクを有する構成とされているため、リムーバブ
ルディスクに比して十分な記録容量及びアクセス速度を
確保することが可能とされるとともに、記録再生動作の
信頼性を向上することが可能とされる。
【0089】また、このコンピュータ4は、機器本体6
5の回路基板73に対して回路ブロック7が着脱可能に
装着される構成とされてもよい。コンピュータ4は、機
器本体65に対して回路ブロック7が着脱可能に設けら
れることによって、回路ブロック7のいわゆるバージョ
ンアップ等の仕様の更新時に、新規な機構ブロック6と
同様に新規な回路ブロック7に差し替えることにより、
機器本体65を更に継続的に使用することが可能とされ
る。
【0090】
【発明の効果】上述したように本発明に係るディスクド
ライブ装置によれば、回路ブロックに対して機構ブロッ
クを容易に交換することが可能とされるため、十分な記
録容量及び記録再生動作の信頼性を確保するとともに製
造コストを低減することを可能として、ディスク状記録
媒体の交換を容易に実施することを可能とする。
【0091】また、本発明に係る電子機器は、ドライブ
装着部に対して機構ブロックと回路ブロックとを着脱可
能とされるディスクドライブ装置が着脱可能に装着され
ることによって、ディスクドライブ装置を容易に交換す
ることが可能とされるため、十分な記録容量及び記録再
生動作の信頼性を確保するとともに製造コストを低減す
ることを可能とされる。
【0092】また、本発明に係る電子機器は、ブロック
装着部に対して機構ブロックが着脱可能とされることに
よって、機構ブロックを容易に交換することが可能とさ
れるため、十分な記録容量及び記録再生動作の信頼性を
確保するとともに製造コストを低減することを可能とさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクドライブ装置を示す分解
斜視図である。
【図2】上記ディスクドライブ装置を示す縦断面図であ
る。
【図3】他のディスクドライブ装置を示す分解斜視図で
ある。
【図4】上記他のディスクドライブ装置を示す縦断面図
である。
【図5】ディスクドライブ装置が備える機構ブロックと
回路ブロックを説明するために示す図である。
【図6】ディスクドライブ装置が備える機構ブロックと
回路ブロックの他の例を説明するために示す図である。
【図7】上記回路ブロックの構成を示す平面図である。
【図8】上記回路ブロックの他の構成を示す平面図であ
る。
【図9】上記回路ブロックに機構ブロックが装着される
際の処理を説明するために示すフローチャートである。
【図10】上記回路ブロックに機構ブロックが装着され
る際の他の処理を説明するために示すフローチャートで
ある。
【図11】上記ディスクドライブ装置が装着されるコン
ピュータについて、機構ブロック及び回路ブロックが交
換されて装着される概念を説明するために示す図であ
る。
【図12】上記ディスクドライブ装置が装着されるコン
ピュータについて、機構ブロック及び回路ブロックが交
換されて装着される概念を説明するために示す図であ
る。
【図13】本発明に係る他のコンピュータの構成を説明
するために示す斜視図である。
【図14】従来のディスクドライブ装置を示す分解斜視
図である。
【図15】従来のディスクドライブ装置を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ディスクドライブ装置、5 磁気ディスク、6 機
構ブロック、7 回路ブロック、11 ヘッド移動機
構、12 磁気ヘッド、13 ディスク回転駆動機構、
24 スピンドルモータ、27 接続端子部、31 コ
ネクタ部、32電源コネクタ、33 回路基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体と、上記ディスク状
    記録媒体が固定されて支持され上記ディスク状記録媒体
    を回転駆動するスピンドルモータと、上記ディスク状記
    録媒体に対して情報を記録再生する磁気ヘッドと、上記
    磁気ヘッドを上記ディスク状記録媒体の記録領域に亘っ
    て移動するヘッド移動機構とを有する機構ブロックと、 上記機構ブロックの駆動制御及び信号処理を行う回路基
    板と、電力が供給される電源コネクタとを有する回路ブ
    ロックと、 上記機構ブロックと上記回路ブロックにそれぞれ設けら
    れて、上記機構ブロックと上記回路ブロックとを電気的
    に接続する接続端子部及びコネクタ部とを備え、 上記機構ブロックと上記回路ブロックは、上記接続端子
    部及び上記コネクタ部を介して着脱可能とされることを
    特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 上記ディスクドライブ装置は、電子機器
    側のドライブ装着部に対して着脱可能に装着されること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 上記ディスクドライブ装置は、外形寸法
    が、PCMCIA規格のPCカードに適合するように形
    成されたことを特徴とする請求項2に記載のディスクド
    ライブ装置。
  4. 【請求項4】 上記機構ブロックは、記録再生動作の特
    性に係る情報を記憶する記憶素子を有することを特徴と
    する請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 上記ディスクドライブ装置は、上記機構
    ブロックと上記回路ブロックの仕様が異なるときに、誤
    って結合されることを防止する誤結合防止手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装
    置。
  6. 【請求項6】 上記回路ブロックは、結合される上記機
    構ブロックの仕様を検出する仕様検出手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 上記ディスクドライブ装置は、上記機構
    ブロックと上記回路ブロックが結合されたときに、所定
    の遅延を以て電力が供給されるように制御する電力制御
    手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のディス
    クドライブ装置。
  8. 【請求項8】 ディスク状記録媒体と、上記ディスク状
    記録媒体が固定されて支持され上記ディスク状記録媒体
    を回転駆動するスピンドルモータと、上記ディスク状記
    録媒体に対して情報を記録再生する磁気ヘッドと、上記
    磁気ヘッドを上記ディスク状記録媒体の記録領域に亘っ
    て移動するヘッド移動機構とを有する機構ブロックと、
    上記機構ブロックの駆動制御及び信号処理を行う回路基
    板を有する回路ブロックと、上記機構ブロックと上記回
    路ブロックにそれぞれ設けられて上記機構ブロックと上
    記回路ブロックを電気的に接続する接続端子部及びコネ
    クタ部とを有するディスクドライブ装置が着脱可能に装
    着されるドライブ装着部を備えることを特徴とする電子
    機器。
  9. 【請求項9】 ディスク状記録媒体と、上記ディスク状
    記録媒体が固定されて支持され上記ディスク状記録媒体
    を回転駆動するスピンドルモータと、上記ディスク状記
    録媒体に対して情報を記録再生する磁気ヘッドと、上記
    磁気ヘッドを上記ディスク状記録媒体の記録領域に亘っ
    て移動するヘッド移動機構とを有する機構ブロックが、
    機器本体に対して挿脱操作されて着脱可能に装着される
    装着部と、 機器本体内に配設されて上記機構ブロックの駆動制御及
    び信号処理を行う回路基板を有する回路ブロックとを備
    えることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 上記回路ブロックは、上記機器本体に
    対して着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項9
    に記載の電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016605A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Sony Corp 磁気ディスク装置およびディスクカートリッジ
FR2834359A1 (fr) * 2001-12-31 2003-07-04 Kevin Saleh Disque dur 2,5 pouces amovible sur carte
JP2007073125A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気記録再生装置

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