JP2001165600A - イニシエータ組立体 - Google Patents

イニシエータ組立体

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JP2001165600A
JP2001165600A JP2000285402A JP2000285402A JP2001165600A JP 2001165600 A JP2001165600 A JP 2001165600A JP 2000285402 A JP2000285402 A JP 2000285402A JP 2000285402 A JP2000285402 A JP 2000285402A JP 2001165600 A JP2001165600 A JP 2001165600A
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幹夫 薮田
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    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
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    • F42B3/26Arrangements for mounting initiators; Accessories therefor, e.g. tools
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造が容易であり、且つ費用を増大することな
く製造でき、又使用に当たってはコネクタとの接続が容
易且つ確実なイニシエータ組立体を提供する。 【解決手段】車両に使用するための点火薬を含むイニシ
エータ組立体であって、点火薬を点火するために使用さ
れる少なくとも1つの導電性ピンを含むイニシエータ
と、イニシエータ組立体をインフレータに対し保持する
ための金属製カラーとが、両者間に射出成形された絶縁
材料によって一体化されており、該絶縁材料は射出成形
可能なプラスチック材料からなり、該プラスチック材料
の射出成形により形成されイニシエータの金属製アイレ
ットを包囲する成形樹脂部がインフレータのインナーチ
ューブ内に嵌合する外周面を該金属製カラーの先端外周
面と共に形成しているイニシエータ組立体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用エアバッグ或
いは膨張性物品を充填するためのインフレータに関し、
より詳しくはインフレータ内の推進剤(即ち、ガス発生
剤)を点火するためのイニシエータ(電気起爆装置)組
立体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエアバッグ或いは他の膨張性物品
を膨張させるためのイニシエータはインフレータのハウ
ジング内に収容されている推進剤(ガス発生剤)を点火
するためのイニシエータ組立体を含む。このインフレー
タは、イニシエータ組立体の作動により推進剤(ガス発
生剤)を活性化させ、膨張性物品を充填するためのガス
を発生する。イニシエータ組立体は一般に支持構造(例
えばインフレーターのインナーチューブにおける構造)
に対し結合するための外部形状乃至部材を包含する。
【0003】従来、インフレータハウジングに連結する
ためのボス乃至カラーを有する外側の金属ケーシングを
もつイニシエータは公知である。カラーはイニシエータ
の導電性ピンを包囲する絶縁材料の外側表面に位置され
る。又他の公知のイニシエータ組立体の設計において
は、イニシエータの部分を包囲するプラスチック材料の
射出成形部分をもつカバーが知られている。このような
イニシエータ組立体は、例えば、特表平9-506965号や特
開平11-321541号に開示されている。
【0004】特表平9-506965号には、ケーシングが、金
属製の端板に取付けられた金属壁からなり、且つプラス
チック材料の成形物を備えて端板と該端板に差し込まれ
た電極の一部を囲んで形成されたイニシエータ組立体が
開示されている。
【0005】また、特開平11-321541号には、絶縁材料
によりインジェクション成形され、一体となった挿入部
材を含み、起爆装置アダプタと係合する比較的短い長さ
の肩部により特徴付けられるイニシエータ組立体が開示
されている。
【0006】併しながら、更にイニシエータ組立体とイ
ンフレータハウジングとの間の結合を更に容易にし、一
方、プラスチック材料の射出成形部の寸法を減少するこ
とが所望されている。而してその様なイニシエータの形
態はイニシエータ組立体の製造に更なる負荷を課すもの
であってはならないし、又イニシエータ組立体の製造コ
ストの増大を来すものであってはならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は製造
が容易であり、且つ費用を増大することなく製造でき、
又使用に当たってはコネクタとの接続が容易且つ確実な
イニシエータ組立体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インフ
レータの改良されたイニシエータ組立体が提供される。
イニシエータ組立体は、イニシエータの導電性ピンによ
り受け取られた点火信号により活性化される時、該導電
性ピンに近接して配置された点火薬を着火・燃焼させ
る。イニシエータ組立体はイニシエータと、該イニシエ
ータに接合されたカラー集合体とを包含する。少なくと
も一つの導電性ピンに加えて、イニシエータは点火信号
が受け取られる時点火する点火薬を包囲する金属壁から
なるキャップ部材(チャージホルダー)を有することが
できる。カラー集合体はインフレータのハウジングに対
しイニシエータをその活性化後も含めて保持する。
【0009】本発明のイニシエータ組立体は、点火薬を
点火するために使用される少なくとも1つの導電性ピン
を含むイニシエータと、イニシエータ組立体をインフレ
ータに対し保持するための金属製カラーとが、両者間に
射出成形された絶縁材料によって一体化されたイニシエ
ータ組立体である。この絶縁材料として射出成形可能な
プラスチック材料を用いた場合、射出成形されたプラス
チック材料は固化して成形樹脂部を形成し、これがイニ
シエータと金属製カラーとを結合・一体化する。即ち、
イニシエータと、金属製カラーと、両者間に存在する絶
縁材料とは、絶縁材料の射出成形によって同時に一体化
し、イニシエータ組立体を形成する。但し、本明細書中
では、説明の便宜上、射出成形された絶縁材料と金属製
カラーとの組み合わせをカラー集合体とし、またこのカ
ラー集合体とイニシエータとの組み合わせをイニシエー
タ組立体とする。
【0010】カラー集合体は射出成形された絶縁材料
(以下、同一の意味で絶縁物質ともいう)と金属製カラ
ーとを含み、金属製カラーは射出成形プロセスの間に、
射出成形されるプラスチック材料から成る絶縁物質に対
し固定接合される。絶縁物質は一つの導電性ピンを第2
の導電性ピンから絶縁するのに有用であり、又は他の実
施態様では、一つの導電性ピンをそれが点火信号を受け
取る時それとは異なる電気ポテンシャルにある他の導電
コンポーネントから絶縁するのに有用である。金属製カ
ラーは単一の一体的ピースであって、ボデー部分と肩部
分とを含むものとして定義され得る。ボデー部分は導電
性ピン、通常センターピンとグランドピンからなる二つ
の導電性ピンを包囲して射出成形された成形プラスチッ
ク材料からなる絶縁物質の外周にその先端環状円筒体部
が嵌合固定されて配置され、後方へ延びる円筒体部(即
ち、後半部)内には導電性ピンが延びており、この後方
円筒体の内部空間には導電性ピンと接続するコネクタが
受容される様になっている。この金属製カラーに於い
て、後方へ延びる円筒体部は、その内周面が絶縁物質
(即ち、射出成形された樹脂等)に覆われることなく、
該金属製カラーが露出するものとして形成されることが
望ましい。これは、イニシエータ作動時の衝撃などによ
り、当該円形部の内部空間に配設されたコネクターが脱
落する事態を確実に回避するためである。
【0011】肩部分は、該金属製カラーを、大凡前半部
と後半部とに分ける位置に形成することができ、ボデー
部分から放射方向外方へ張り出して、インフレータハウ
ジングの係合部分と接触係合する。この肩部分とインフ
レータハウジングの係合部分との相互係合はイニシエー
タ組立体の活性化の前後においてインフレータハウジン
グに対するイニシエータ組立体の相対的位置付けを制御
する。肩部分のこの外方の位置は金属製カラーの外側の
長さ或いは寸法を規定する。
【0012】本発明のイニシエータ組立体は、例えば、
金属製のアイレット(端板)に取り付けられた円筒状金
属壁からなるチャージホルダー中に点火薬が収容され、
金属製アイレットは有孔円筒形状を有し、中央の孔は電
気的絶縁体(通常ガラスからなる)で充たされたものと
して形成することができる。この場合、電極のセンター
ピンは上記金属製カラー内の絶縁物質を貫通し、次いで
アイレット内の電気的絶縁体内を貫通し、その先端は点
火薬に接続している。又アイレットの上面も点火薬と接
触し、第2の導電性ピン、即ち電極のグランドピンの先
端はアイレットの下面に通電可能な状態で接続されてい
る。チャージホルダー内に収容される点火薬としては、
ジルコニウム−過塩素酸カリウム系のものを使用するこ
とができる。そして、点火信号に基づき、この点火薬を
トリガーする手段は、上記センターピンとアイレットの
間に設けられる。即ち両者の間に結合された抵抗線から
なる。
【0013】本発明のイニシエータ組立体は次の様な特
徴を伴うことができる。
【0014】(1)金属製アイレット(端板)を包囲す
る絶縁材料(成形樹脂部)の外周には、インフレータの
インナーチューブとイニシエータ組立体との摩擦を高
め、イニシエータ組立体のがたつきや回転を防止してイ
ンナーチューブのかしめ工程を容易にするため、その外
面に突起を形成する。この突起は円錐または角錐等、各
種錐形に突起することが望ましいが、その他の形状、例
えば周方向に沿う帯状等であっても、インナーチューブ
とイニシエータ組立体との間に嵌入し、摩擦抵抗を増大
させることのできる形状で有れば適宜採用することがで
きる。またこの突起は、インナーチューブとイニシエー
タ組立体との間に生じる間隙よりも僅かに大きく形成さ
れており、イニシエータ組立体をインナーチューブの一
端に接合する際、潰れ又は撓んで両者間の間隙に圧入す
るものとして形成される。このような機能を確保するに
は、例えば該間隙の幅が0.75mmとなる場合、この間隙よ
りも0.1〜0.2mm程度大きく形成することにより実現す
る。
【0015】(2)金属製カラー内のコネクタと接続空
間のセンターピン及びグランドピンは、イニシエータ組
立体の組込作業中のピンの変形を防止するため、カラー
からはみ出ない様にする。
【0016】(3)金属製カラー内のコネクタとの接続
空間にはコネクタはずれ防止手段を設ける。このために
は金属製カラー内側に凹部切込みを設ければよい。
【0017】(4)金属製カラー内側は射出成形された
絶縁材料(成形プラスチック材料)では覆われず、コネ
クタはカラー内部の金属面に直接接触する様嵌合する。
これによりイニシエータ作動時の反動によるコネクタの
はずれを防止し得る。
【0018】(5)リードワイヤ付コネクタの取付手段
を設け、インフレータに対するリードワイヤの特定方向
付けを行う。具体的には、金属製カラーの縁部に、軸方
向に延びる窪み又は突起を非対称形状に設ける。
【0019】本発明によれば、インフレータハウジング
に対し容易に連結され得るイニシエータ組立体が提供さ
れる。インフレータハウジング及びコネクタとイニシエ
ータ組立体との間の適切な相互連結が達成され、コネク
タは作動時にはずれる恐れがない。本発明においては金
属製カラーの絶縁物質、即ち成形プラスチック材料(成
形樹脂)に対する射出成形がイニシエータ組立体の組立
プロセスを促進する。特に金属製カラーをプラスチック
成形体の外周に対し嵌合一体化させ且つコネクタと接続
する内部には絶縁物質を存在させず、作動時もはずれる
ことなく確実にイニシエータ組立体の電極ピンをコネク
タに接続せしめることが、本発明によりはじめて達成さ
れる。
【0020】また、センターピンとアイレットと電気的
絶縁体の各々の端面は同一平面にあり、金属製カラーを
含めて一体樹脂成形され、且つピンタイプとして形成す
ることができる。ピンタイプとはカラー集合体、特に金
属製カラーのボデー部分後方円筒体の内部空間に、導電
性ピンを突出するタイプのイニシエータであり、ボデー
部分後方円筒体の内部空間にリードワイヤの先端のコネ
クタを受容・係合することによって、導電ピンとリード
ワイヤとが接続し、両者は通電可能となる。かかるピン
タイプのイニシエータは、通電のためのコネクタとリー
ドワイヤとを別途後付けする事により、イニシエータ全
体の小型化を図り且つ取り扱いやすくしたものである。
このようなピンタイプのイニシエータに於いてセンター
ピンとアイレットと絶縁体の各々の端面を同一平面にす
ることにより、製造が容易であり、且つ費用を増大する
ことのないイニシエータ組立体が実現する。即ち、電気
的信号等の電気的エネルギーを熱エネルギーに変換する
電気的抵抗体(本明細書中に於ける抵抗線)を撓むこと
なく直線状に導電性ピン−導電コンポーネント間に設け
ることができる。つまり、簡易且つ確実に抵抗線を導電
性ピン及び導電コンポーネントに接続することができ
る。
【0021】イニシエータの一部を包囲して射出成形さ
れる絶縁材料としては、射出成形可能なプラスチック材
料を使用することができる。例えば、ナイロン6、ナイ
ロン12、ナイロン6−12等のナイロンや、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)やポリエチレンテレフタ
レート(PET)等のポリエステルなどのエンジニアプ
ラスチックが使用される。また機械的強度を向上させる
ために、当該絶縁材料にはガラス繊維などを含有させる
こともできる。
【0022】本発明のその他の利点は以下の図面に示し
た好適実施態様についての説明から容易に理解されるで
あろう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図2には、車両におけるエ
アバッグ或いは膨張性物品を膨張させるためのインフレ
ータに使用可能なイニシエータ組立体の好適実施態様が
図示されている。
【0024】インフレータ20はインフレータハウジン
グ22及びイニシエータアダプタ34を含む。イニシエ
ータ組立体28はイニシエータアダプタ34の一端(即
ちインナーチューブ24)に接合される。イニシエータ
組立体28は、イニシエータ32と、金属製カラー40
と、両者間に射出成形される絶縁物質(絶縁材料と同
義、以下同じ)を包含して形成されている。以下では、
説明の便宜上、金属製カラー40と射出成形される絶縁
物質との組み合わせをカラー集合体31とする。
【0025】依って、このイニシエータ組立体28は、
イニシエータ32とカラー集合体31を包含して形成さ
れている。カラー集合体31は、射出成形された絶縁物
質としての成形プラスチック材料から成る樹脂部36
(即ち、絶縁物質)と金属製カラー40とを含み、イニ
シエータ32は、その導電性ピン側が樹脂部36により
包囲されている。金属製カラー40は樹脂部36に接合
される。樹脂部36と金属製カラー40とからなるカラ
ー集合体31をイニシエータ32に接合一体化するに
は、射出成形工程が利用される。この場合、樹脂部を構
成するプラスチック材料がイニシエータ32の基部のま
わりと金属製カラー40の先端部との間に射出成形によ
り充填される。このプラスチック材料が固化する時、金
属製カラー40は樹脂部36に対して固定保持され、樹
脂部36はイニシエータ32に対し固定保持される。
【0026】次に図2を特に参照して本発明のイニシエ
ータ組立体の好適態様を説明する。
【0027】イニシエータ32は金属製アイレット(端
板)46を含み、その中に孔50が形成されている。チ
ップ58を有する第1の導電性ピン(センターピン)5
4はその上部が孔50を通して位置され、このセンター
ピン54は金属製アイレット46に対しては電気的絶縁
体であるガラス33を介してシールされてその位置に保
持される。センターピン54は点火薬62を点火するた
めの点火信号を搬送する。金属壁からなる蓋部材(チャ
ージホルダー)64は点火薬62を包囲し又これを覆
い、アイレット46に対し溶接される。イニシエータ3
2は又チップ74を有する第2の導電性ピン(グランド
ピン)70を含む。このグランドピン70は第1の導電
性ピン(センターピン)54からは絶縁されている。ガ
ラス33は第1及び第2の導電性ピン54、70の間の
電気的絶縁を提供する。
【0028】樹脂部36を形成する成形プラスチック材
料としては電気的絶縁及び射出成形に対し良く適合する
プラスチックを含む多様な組成物は包含し得る。この成
形プラスチック材料により形成された樹脂部36はイニ
シエータ32の金属製アイレット46と二つの導電性ピ
ン54、70を包囲し、更にその外側には、金属製カラ
ー40を配設している。成形プラスチック材料から成る
樹脂部36はこの金属製カラー40を含めて一体樹脂成
形される。この際センターピン54、アイレット46及
びアイレット46内の孔50内にセンターピン54を保
持するガラス33は各々の端面が同一平面上に置かれ
る。又成形プラスチック材料からなる樹脂部36の先端
周面37と樹脂部36を包囲する金属製カラー40の先
端周面41とは図1のイニシエータアダプタ内のインナ
ーチューブ24内に摩擦的に嵌合する連続する円周面を
形成し、樹脂部36の先端周面37には突起42が形成
されている。この突起42はインフレータのインナーチ
ューブ24とイニシエータ組立体28との摩擦を高め、
イニシエータ組立体28のがたつきや回転を防止して、
インナーチューブ24のかしめ工程を容易にする。導電
性ピン54、70が内部を貫通する樹脂部36の基部3
8は、金属製カラー40を導電性ピン54、70から絶
縁している。また、金属製カラー40のボデー部分83
の前記円周面の端部には、肩部84が放射方向外方へ張
り出して設けられ、又それよりも後端側には内部空洞8
5が形成されている。このカラー内側にある空洞85の
表面は成形プラスチック材料で覆われることなく、金属
製カラーが露出している。この空洞85内には第1及び
第2の導電性ピン54、70のチップ58、74が突出
しているが、これらのピンのチップ58、74は金属製
カラー40の空洞85の外にははみ出ていない。これは
イニシエータ組込作業中のピンの変形を防止するためで
ある。この空洞85には、図中、鎖線で示すコネクタ2
3が嵌め込まれて接続される。つまりこの空洞85内は
コネクタが嵌入する連結部となる。金属製カラー40の
コネクタ接続空洞85の端部内側には周方向に凹部切込
み88が設けられ、嵌合されたコネクタのはずれ防止手
段を形成している。又この空洞部の第1及び第2のピン
のチップ58、74が突出している内底面には図3に示
すD feature又はT feature型の突起が設けられてい
る。より具体的には、コネクタ接続空間の底面に露出す
る絶縁材料(成形樹脂)にD字型又はT字型の突起(又
は窪み)を形成する。これはイニシエータのピン54、
70とコネクタの+、−極を一致させる役をなす。又金
属製カラー40のコネクタ受容端面91にはリードワイ
ヤ付コネクタの取付手段21が設けられて、インフレー
タに対するリードワイヤの特定方向付けを行う。
【0029】図4に、金属製カラー40内側の空洞85
に嵌め込まれるコネクタ23を示す。図4からも明らか
なように、コネクタ23は、リードワイヤ25の先端に
繋がる平板状の基部26と、該基部に直交する略円筒状
の結合部27とから成り、側面形状は略L字状に形成さ
れている。結合部27には、コネクタ接続空洞85の端
部内側に設けられた凹部切込み88内に嵌る形状の凸部
29が設けられており、コネクタの結合部27を金属製
カラー40のコネクタ接続空洞85に嵌入する事によ
り、凸部29が凹部切込み88内に確実に嵌り込み、イ
ニシエータ32(即ちイニシエータ組立体28)とコネ
クタ23との接続は確実なものとなる。また、結合部2
7の端面には、前記カラー内側の空洞85底面に設けら
れるD feature又はT feature型に対応した凹部30が
形成されており、両者は相補的に嵌合するものとして形
成されている。この結合部27の端面に形成される凹部
30は、空洞85底面にD字型又はT字型の窪みが形成
された場合には、これと相補的に嵌合するように凸部と
することもできる。図面上、結合部27の端面に形成さ
れた凹部30は、D feature型となっている。両者が嵌
合することによりイニシエータのピン54、70とコネ
クタの+、−極は一致し、またコネクタ23から伸びる
リードワイヤ25の引出し方向を一定に保つことができ
る。
【0030】上記のように構成されたイニシエータ組立
体28は、センターピン54及びグランドピン70に点
火信号が伝わると点火薬62が着火し、金属壁からなる
蓋部材64を破裂させる。その際、該金属製の蓋部材6
4が容易且つ確実に破裂することができるように、該蓋
部材64の円形端部にはノッチを設けることが好まし
い。 なお、上記図2に示すイニシエータ組立体に関し
て、更に図5に示す態様のイニシエータ組立体とするこ
ともできる。この図に示すイニシエータ組立体は、特に
金属製カラー部分40の内、インフレータのインナーチ
ューブ内に嵌合する外周面よりも後端側の外周面、即ち
肩部84からコネクタ受容端面91側の外周面は平坦な
ものとして形成されている。また、樹脂部36の先端周
面37に形成される突起42は、ガス発生器内への配置
具合を考慮して、任意に大きく形成されている。この図
5中、図2と同一の構造については、同一符号を付し
て、説明を省略する。
【0031】なお、図2及び図5に示すイニシエータ組
立体において、突起42は半球状又は円錐状に突起する
如く形成されているがこれに限定されるものではない。
即ち、この突起42は少なくともインフレータのインナ
ーチューブ内に嵌入し得る機能を果たせば良く、その他
の形状、例えば樹脂部先端周面37の周方向に沿って形
成されたベルト状等、各種形状及び構造として形成する
こともできる。即ち、この突起42は、インフレータの
インナーチューブ内面と点及び/又は面で接触する様に
形成することができ、両者の接触は、樹脂部先端周面3
7の周方向に沿って散点状、断続状、又は連続状であっ
ても良い。また、この突起42を散点状又は断続状に形
成する場合には、該突起42は、樹脂部先端周面37の
周方向に沿って一列に配置する他、千鳥状に配置するこ
ともできる。
【0032】また上記イニシエータ組立体は、例えば図
6に示すように、エアバッグ用ガス発生器に使用するこ
とができる。図6は、上記と同様に形成されたイニシエ
ータ組立体28を含んで形成されたエアバッグ用ガス発生
器を示す断面略図である。
【0033】この図に示すガス発生器は、ディフューザ
シェル101とクロージャシェル102とからなるハウジング
103内に内筒部材(即ち、インナーチューブ)113を配置
し、該内筒部材の内側に点火手段収容室123を区画する
と共に、該内筒部材の外側にガス発生剤燃焼室122を区
画している。点火手段収容室123内には、衝撃により作
動してガス発生剤106を着火・燃焼させる点火手段とし
て、上記図5に示したイニシエータ組立体28と、このイ
ニシエータ組立体28の作動によって着火・燃焼される伝
火薬105が収容されている。また燃焼室122内には、前記
点火手段により着火・燃焼され作動ガスを発生するガス
発生剤106と、該ガス発生剤106を支持し、その移動を阻
止する略円盤形状のアンダープレート118が配設されて
いる。ディフューザシェル101の周壁部110には、複数個
のガス排出口111が、周方向に等間隔に配設されてお
り、該ガス排出口111は、シールテープ125により閉塞さ
れている。クロージャシェル102は、その中央孔112に、
前記内筒部材113を嵌合状に配置している。ディフュー
ザシェル101とクロージャシェル102は、ハウジング103
の軸方向中央近辺で、それぞれのフランジ部115、116を
重ね合わせて、両者をレーザ溶接で接合してハウジング
103を形成している。
【0034】この図6に於いて、前記図5で詳述したイ
ニシエータ組立体28は、ハウジング103の中央に配置さ
れた内筒部材113内に嵌入され、該内筒部材113の端部12
1をかしめることにより、イニシエータ組立体28中の金
属製カラー40の後端を支持・固定している。このイニシ
エータ組立体28の樹脂部分(即ち図5中の樹脂部36)の
先端周面37には、突起42が形成されている。この突起42
は内筒部材113とイニシエータ組立体28との摩擦を高
め、イニシエータ組立体28のがたつきや回転を防止し
て、内筒部材113端部のかしめ工程を容易にする。
【0035】またハウジング103内には、ガス発生剤106
の着火・燃焼により発生するガスを浄化・冷却する為に
クーラント107(クーラント/フィルター手段)を配設
している。このクーラント107は、該ガス発生剤106を取
り囲んで配設され、内筒部材113の周囲に環状の室、即
ちガス発生剤106の燃焼室122を画成している。かかるク
ーラント107は、ステンレス鋼製平編の金網を半径方向
に重ね、半径方向及び軸方向に圧縮して形成することが
できる。このクーラント107は、その軸方向に伸縮しに
くいものでも使用することができる。特に、図6に示す
クーラント107では、そのディフューザシェル101側端面
に配置されるクーラント手段支持部材150の分、軸方向
に短く形成されている。ハウジング103の外周壁とクー
ラント107との間に間隙109が形成され、該間隙109は、
ガス流路として機能する。
【0036】クーラント107の軸方向端部とディフュー
ザシェル101の上部内面129との間には、環状部151と壁
部152と曲折部154とで構成されるクーラント手段支持部
材150が配置されている。このクーラント手段支持部材1
50は、クーラント107とディフューザシェル101との間に
断熱用の空間部153を形成すると共に、その弾性により
クーラント107をハウジング103の上下端面で挟持するこ
とができる。また、その壁部152と曲折部154とにより、
ガス発生剤106の燃焼によって発生した作動ガスが、こ
のクーラント107の端面を通過する事態を回避してい
る。更に、壁部152は略「U」字状に曲折するものとし
て形成していることから、ガス発生器の組立に際して、
燃焼室122内に収容されたガス発生剤106が、クーラント
107の端面に入り込む事態をなくすことができる。この
クーラント手段支持部材150は、環状部151の中央形成さ
れた中央開口155によって位置決めされて、ハウジング1
03内に配置されている。
【0037】クーラント107の内周側には、ガス発生剤1
06の燃焼による火炎から該クーラント107を保護し、ま
たガス発生剤106と該クーラント107との直接接触を防止
する略多孔円筒形状のパーフォレーテッドバスケット
(図示せず)を配設することも可能である。
【0038】上記ハウジング103中、内筒部材113の外側
に画成されるガス発生剤の燃焼室122内には、略円盤形
状のアンダープレート118が配設されている。このアン
ダープレート118は、ガス発生剤106に当接する円形部11
9と、内筒部材113の外周壁を嵌入する中央孔120とを有
し、該円形部119でガス発生剤106を支持してその移動を
阻止し、ガス発生剤106が振動により砕け、表面積が変
化するおそれをなくしている。また内筒部材113の周壁
は、複数の等間隔に配置された伝火孔126を有してお
り、該伝火孔126は、シールテープ127により塞がれてい
る。
【0039】この図に示すガス発生器は、衝撃によって
作動したイニシエータ組立体28により伝火薬105が着火
燃焼され、その火炎は内筒部材113の伝火孔126を閉塞す
るシールテープ127を破り、燃焼室122内に流れ込む。燃
焼室122内のガス発生剤106は、伝火薬105の火炎により
着火されて燃焼し、作動ガスを発生させる。この作動ガ
スは、クーラント107を通過する間に浄化・冷却され、
間隙109を通って、ガス排出口111を閉塞するシールテー
プ125を破り、該ガス排出口111から排出される。
【0040】なお、本発明にかかるイニシエータ組立体
は、その他にも加圧ガスをも用いて形成される所謂ハイ
ブリッドタイプのエアバッグ用ガス発生器にも使用する
ことができる。
【0041】更に、本発明では、図7に示すように、第
1点火器232a、第2点火器232bとカラー集合体231を包
含して形成されているイニシエータ組立体210とするこ
ともできる。
【0042】カラー集合体231は、射出成形された絶縁
物質としての成形プラスチック材料からなる樹脂部236
と金属製カラー240とを含み、第1点火器(即ち、第1
イニシエータ)232a、第2点火器(即ち、第2イニシエ
ータ)232bは、この樹脂部236によりその基部が包囲さ
れている。
【0043】金属製カラー240は樹脂部236に接合されて
いる。樹脂部236と金属製カラー240とからなるカラー集
合体231を、第1点火器232a、第2点火器232bに接合一
体化するには、射出成形法が利用される。この場合、樹
脂部236を構成する液状乃至流動性成形プラスチック材
料が、第1点火器232a、第2点火器232bの基部のまわり
と金属製カラー240の先端部との間に充填される。この
プラスチック材料が固化するとき、金属製カラー240は
樹脂部236に対して固定保持され、樹脂部236は第1点火
器232a、第2点火器232bに対し固定保持される。
【0044】第1点火器232a、第2点火器232bは、金属
製アイレット(端板)246を含み、その中に孔250が形成
されている。第1点火器232aは、センターピン254aとグ
ランドピン270aを有し、第2点火器232bは、センターピ
ン254bとグランドピン270bを有している。
【0045】センターピン254a,254bは、その上部が孔2
50を通して配置され、このセンターピン254a,254bは、
金属製アイレット246に対しては電気的絶縁体であるガ
ラス233を介してシールされてその位置に保持される。
【0046】センターピン254a,254bは、それぞれ点火
薬262を点火するための点火信号を受領し、且つ伝え
る。金属材料からなる蓋部材264は、点火薬262を包囲し
又これを覆い、アイレット246に対し溶接される。蓋部
材264は容易かつ確実に破裂することができるように、
円形端部にノッチを設けることが好ましい。かかるノッ
チは、ステンレス鋼(SUS305)を用いて蓋部材264を形
成した場合、約0.10〜0.25ミリの溝として放射
状に形成することができる。
【0047】グランドピン270a,270bは、ガラス233によ
って、センターピン254a,254bからは絶縁されている。
【0048】成形プラスチック材料により形成された樹
脂部236は、第1点火器232a、第2点火器232bの金属製
アイレット246と、それぞれセンターピン254a,254b、グ
ランドピン270a,270bを包囲し、更にその外側に金属製
カラー240が取り付けられる。
【0049】樹脂部236は、この金属製カラー240を含め
て一体に樹脂成形される。この際、センターピン254a,2
54bと、アイレット246と、このアイレットの孔250内に
センターピン254a,254bを保持するガラス233とは、各々
の端面が同一平面上に置くことができる。
【0050】また樹脂部236の先端周面と樹脂部236を包
囲する金属製カラー240の先端周面とは、内筒部材(図8
中の304)内に摩擦的に嵌合する円周面を形成し、樹脂部
236の先端周面には突起242が形成されている。この突起
242は、内筒部材(304)とイニシエータ組立体210との摩
擦を高め、イニシエータ組立体210のがたつきや回転を
防止して、内筒部材(304)のかしめ工程を容易にする。
【0051】センターピン254a,254b、グランドピン270
a,270bが内部を貫通する樹脂部236の基部は、金属製カ
ラー240をセンターピン254a,254b、グランドピン270a,2
70bから絶縁している。金属製カラー240は内部に空洞28
5を有しており、空洞285の表面は成形プラスチック材料
で覆われることなく、金属製カラーが露出している。
【0052】この空洞285内には、センターピン254a,25
4b、グランドピン270a,270bの後端部が突出している
が、これらの後端部は金属製カラー240の空洞285の外に
は、はみ出していない。これはイニシエータ組込作業中
のピンの変形を防止するためである。この空洞285に
は、図中、鎖線で示すコネクタ223a,223bが嵌め込まれ
て接続される。つまりこの空洞285内は、コネクタが嵌
入する連結部となる。金属製カラー240のコネクタ接続
空洞285の端部内側には、周方向に凹部切込み288が設け
られ、嵌合されたコネクタのはずれ防止手段を形成して
いる。
【0053】イニシエータ組立体210の第1点火器232a
のセンターピン254aに通電すると、導線を経てグランド
ピン270aに電流が流れ、その過程で点火薬262が着火燃
焼される。また同様に第2点火器232bのセンターピン25
4bに通電すると、導線を経てグランドピン270bに電流が
流れ、その過程で点火薬262が着火燃焼される。
【0054】上記のイニシエータ組立体210は、更に適
宜アルミニウム製カップに充填された伝火薬316等と組
み合わせる事により、点火手段とすることができる。ま
た、この点火手段は、例えば図8に示すように、イニシ
エータ組立体210を、内筒部材304内(内筒部材304と隔
壁307により形成される空間内)に嵌入し、内筒部材304
の下端部304aをかしめることによって、エアバッグ用ガ
ス発生器に取り付けることができる。
【0055】図8は、上記図7に示したイニシエータ組
立体を用いて形成された他の実施形態であるエアバッグ
用ガス発生器の縦断面図である。
【0056】この図に示すガス発生器は、ガス排出口32
6を有するディフューザシェル301と、該ディフューザシ
ェル301と共に内部収容空間を形成するクロージャシェ
ル302とを接合してなるハウジング303内に、略円筒形状
の内筒部材304を配置して、その外側を第1燃焼室305a
としている。
【0057】内筒部材304の内側には段欠き部306を設
け、段欠き部306に略平板円形の隔壁307を配置してお
り、この隔壁307で内筒部材304内を更に2室に画成し、
ディフューザシェル側(上部空間側)を第2燃焼室305b
とすると共に、クロージャシェル側(下部空間側)に区
画された空間内に点火手段を収容されている。
【0058】この第1及び第2燃焼室305a,305b内に
は、作動した点火手段によって燃焼し、燃焼ガスを発生
するガス発生剤309a,309bが収容されている。
【0059】点火手段は、前記の第1点火器232a、第2
点火器232bを備えており、これら第1点火器232a及び第
2点火器232bは、センサーが衝撃を感知する事に基づい
て出力される作動信号によって作動するもので、保持具
となるイニシエータカラー240に互いに平行に、その頭
部を突起させて設けられている。
【0060】第1及び第2点火器232a,232bは、それぞ
れ2つの導電性ピン(例えば、グランドピンとセンター
ピン)を含んで構成されており、また点火薬と接する部
分で導線により接続されている。各点火器は、前記図7
に基づいて詳述していることから、ここでは省略する。
【0061】第1点火器232aの上方にはアルミニウム製
カップに収容された伝火薬316が配置され、伝火薬316は
図示した略円筒状の隔離部材340と隔壁307によって、第
2燃焼室305bとは分離されている。内筒部材304には、
伝火孔317が設けられ、この伝火孔317はシールテープ31
8で閉塞されている。
【0062】第1燃焼室305aと第2燃焼室305bとを画成
する内筒部材304には貫通孔310が設けられ、この貫通孔
310はシールテープ311により閉塞されている。但しこの
シールテープ311は、ガス発生剤が燃焼すると破裂する
ことから、両燃焼室は、貫通孔310により連通すること
ができる。貫通孔310は、ガス排出口326よりも開口面積
を広げており、第2燃焼室305b内の内部圧力をコントロ
ールする機能は有していない。
【0063】ハウジング303内には、第1及び第2ガス
発生剤309a,309bの燃焼によって発生した燃焼ガスを浄
化・冷却するための共通のクーラントフィルタ322が配
設されている。クーラントフィルタ322のディフューザ
シェル301側の内周面は、環状のショートパス防止部材
(図示せず)で覆うこともできる。
【0064】クーラントフィルタ322の外側には、燃焼
ガスの通過などによる該フィルタ322の膨出を抑止する
ための外層324を配置している。この外層324は、例え
ば、積層金網体を用いて形成することができる。
【0065】外層324の外側には、燃焼ガスが該フィル
タ322の全面を通過することができるように、間隙325が
形成されている。ディフューザシェルに形成されるガス
排出口326は、外気の進入を阻止するためシールテープ3
27で閉塞されている。
【0066】第1点火器232aの作動によって、伝火薬1
16が着火燃焼されと、その燃焼による高温ガスによっ
てシールテープ318が破裂され、高温ガスが伝火孔317か
ら第1燃焼室305aに流入して、第1ガス発生剤309aを着
火燃焼させ、ガスを発生させる。このガスは共通のクー
ラントフィルター322を通過して、ガス排出口326から排
出される。一方、第2点火器が作動すると、その火炎は
隔壁307に形成された第2伝火孔319を閉塞するシールテ
ープ320を破裂させ、この第2伝火孔319から第2燃焼室
305b内に噴出し、第2ガス発生剤309bを着火・燃焼さ
せ、ガスを発生させる。この第2燃焼室305b内で生じた
ガスは、内筒部材304の貫通孔310を閉塞するシールテー
プ311を破裂させ、この貫通孔310から第1燃焼室内に噴
出すると共にこれを通過し、またクーラントフィルター
322を通過して、ガス排出口326から排出される。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、インフレータハウジン
グとの間の結合が容易であって、またプラスチック材料
の射出成形部(樹脂部)の寸法を減少し、更に製造に際
して負荷やコストの増大を伴わないイニシエータ組立体
が実現する。
【0068】特に、本発明のイニシエータ組立体は、ピ
ンタイプのイニシエータに於いて、センターピンとアイ
レットと絶縁体の各々の端面を同一平面としていること
から、簡易且つ確実に抵抗線を導電性ピン及び導電コン
ポーネントに接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイニシエータ組立体を使用したインフ
レータを示す要部縦断面略図
【図2】本発明のイニシエータ組立体の一の実施の態様
を示す縦断面略図
【図3】D feature又はT feature型の突起を示す底面
略図
【図4】コネクタを示す斜視図。
【図5】本発明のイニシエータ組立体の他の実施の態様
を示す縦断面略図
【図6】本発明のイニシエータ組立体を使用した他のガ
ス発生器を示す縦断面略図
【図7】本発明のイニシエータ組立体の他の実施の態様
を示す縦断面略図
【図8】本発明のイニシエータ組立体を使用した他のガ
ス発生器を示す縦断面略図
【符号の説明】
20 インフレータ 21 コネクタ取付手段 22 インフレータハウジング 23 コネクタ 24 インナーチューブ 25 リードワイヤ 28 イニシエータ組立体 31 カラー集合体 32 イニシエータ 33 電気的絶縁体(ガラス) 34 イニシエータアダプタ 36 樹脂部 40 金属製カラー 42 突起 46 金属製アイレット(端板) 54 第1の導電性ピン(センターピン) 62 点火薬 64 蓋部材(チャージホルダー) 70 第2の導電性ピン(グランドピン)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に使用するための点火薬を含むイニシ
    エータ組立体であって:点火薬を点火するために使用さ
    れる少なくとも1つの導電性ピンを含むイニシエータ
    と、イニシエータ組立体をインフレータに対し保持する
    ための金属製カラーとが、両者間に射出成形された絶縁
    材料によって一体化されており、 該絶縁材料は射出成形可能なプラスチック材料からな
    り、該プラスチック材料の射出成形により形成されイニ
    シエータの金属製アイレットを包囲する成形樹脂部がイ
    ンフレータのインナーチューブ内に嵌合する外周面を該
    金属製カラーの先端外周面と共に形成しているイニシエ
    ータ組立体。
  2. 【請求項2】該絶縁材料の外周面にインフレータのイン
    ナーチューブとイニシエータとの摩擦を高める突起が形
    成されている請求項1記載のイニシエータ組立体。
  3. 【請求項3】該金属製カラーは射出成形された絶縁材料
    の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しインフ
    レータと端部を係合する後半部とからなり、該後半部の
    空洞内周面は該絶縁材料に覆われることなく該金属製カ
    ラーが露出している請求項1又は2記載のイニシエータ
    組立体。
  4. 【請求項4】該金属製カラーは射出成形された絶縁材料
    の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しインフ
    レータと端部を係合する後半部とからなり、金属製カラ
    ー内部の空洞の内周壁にコネクタはずれ防止手段として
    凹部切込みが設けられる請求項1〜3の何れか一項記載
    のイニシエータ組立体。
  5. 【請求項5】車両に使用するための点火薬を含むイニシ
    エータ組立体であって:点火薬を点火するために使用さ
    れる少なくとも1つの導電性ピンを含むイニシエータ
    と、イニシエータ組立体をインフレータに対し保持する
    ための金属製カラーとが、両者間に射出成形された絶縁
    材料によって一体化されており、 射出成形された絶縁材料は、インフレータのインナーチ
    ューブ内に嵌合する外周面の一部又は全部を形成してお
    り、 該外周面には、インフレータのインナーチューブとイニ
    シエータとの摩擦を高める突起が形成されているイニシ
    エータ組立体。
  6. 【請求項6】該金属製カラーは射出成形された絶縁材料
    の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しインフ
    レータと端部を係合する後半部とからなり、該後半部の
    空洞内周面は該絶縁材料に覆われることなく該金属製カ
    ラーが露出している請求項5記載のイニシエータ組立
    体。
  7. 【請求項7】該金属製カラーは射出成形された絶縁材料
    の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しインフ
    レータと端部を係合する後半部とからなり、金属製カラ
    ー内部の空洞の内周壁にコネクタはずれ防止手段として
    凹部切込みが設けられる請求項5又は6記載のイニシエ
    ータ組立体。
  8. 【請求項8】車両に使用するための点火薬を含むイニシ
    エータ組立体であって:点火薬を点火するために使用さ
    れる少なくとも1つの導電性ピンを含むイニシエータ
    と、イニシエータ組立体をインフレータに対し保持する
    ための金属製カラーとが、両者間に射出成形された絶縁
    材料によって一体化されており、 該金属製カラーは射出成形された絶縁材料の外周に一体
    化された前半部と内部に空洞を有しインフレータと端部
    を係合する後半部とからなり、該後半部の空洞内周面は
    該絶縁材料に覆われることなく該金属製カラーが露出し
    ているイニシエータ組立体。
  9. 【請求項9】該金属製カラーは射出成形された絶縁材料
    の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しインフ
    レータと端部を係合する後半部とからなり、金属製カラ
    ー内部の空洞の内周壁にコネクタはずれ防止手段として
    凹部切込みが設けられる請求項8記載のイニシエータ組
    立体。
  10. 【請求項10】該金属製カラーは射出成形された絶縁材
    料の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しイン
    フレータと端部を係合する後半部とからなり、該後半部
    の空洞内に該絶縁材料を貫通する導電性ピンのチップが
    延び、該空洞内がコネクタが嵌入する連結部を形成して
    いる請求項1〜9の何れか一項記載のイニシエータ組立
    体。
  11. 【請求項11】該金属製カラーは射出成形された絶縁材
    料の外周に一体化された前半部と内部に空洞を有しイン
    フレータと端部を係合する後半部とからなり、金属製カ
    ラー内部の空洞内に延びる導電性ピンのチップの先端が
    該空洞の外端面より外方にはみ出さない請求項1〜10
    の何れか一項記載のイニシエータ組立体。
  12. 【請求項12】射出成形される絶縁材料がナイロン又は
    ポリエステルである請求項1〜11の何れか1項記載の
    イニシエータ組立体。
  13. 【請求項13】前記イニシエータ組立体は、2つ以上の
    イニシエータを含んで構成されており、該2つ以上のイ
    ニシエータは、射出成形された絶縁材料によって、一つ
    の金属製カラーに接合されている請求項1〜12の何れ
    か一項記載のイニシエータ組立体。
  14. 【請求項14】ガス排出口を有するハウジング内に、イ
    ニシエータ組立体を含んで構成された点火手段と、該点
    火手段の作動に起因して、エアバッグを膨張させるため
    の作動ガスを生じさせるガス発生手段とを含んで収容し
    てなるエアバッグ用ガス発生器であって、該イニシエー
    タ組立体が、請求項1〜14の何れか一項記載のイニシ
    エータ組立体であることを特徴とするエアバッグ用ガス
    発生器。
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