JP3005753U - 電気雷管 - Google Patents

電気雷管

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JP3005753U
JP3005753U JP1994008883U JP888394U JP3005753U JP 3005753 U JP3005753 U JP 3005753U JP 1994008883 U JP1994008883 U JP 1994008883U JP 888394 U JP888394 U JP 888394U JP 3005753 U JP3005753 U JP 3005753U
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short
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tubular body
embolus
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JP1994008883U
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Inventor
信昭 横手
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センサー・テクノロジー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着火薬を囲む導体と一方の電極との導通が確
実であり、着火薬シールの信頼性が高く、かつ製造容易
な電気雷管を提供する。 【構成】 金属導体からなる有底筒状の管体2と、該管
体2の底部に収納される着火薬3と、前記管体2に嵌挿
され着火薬3を封じる柱状の電気絶縁体からなる塞栓7
と、前記管体2に嵌挿され前記塞栓7を保持する筒状の
金属導体からなる短絡部材8と、前記塞栓7に貫通保持
されかつ短絡部材8を貫通して外部に延びるとともに一
方が該短絡部材8に接続された一対の電極5、6と、該
電極5、6の先端間に設けられ着火薬3を発火させる電
橋線4と、前記短絡部材8の内部に形成され塞栓7と短
絡部材8との間をシールする電気絶縁性の固体シール部
材9とを備え、前記短絡部材8と管体2とが溶接12に
より接続かつシールされ、全体を樹脂10、18で覆わ
れてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエアバッグに使用されるガス発生器着火用の電気雷管に関 する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気雷管は、薄い金属製の有底円筒状の管体と、該管体の内側に嵌挿 される絶縁筒と、前記管体の底部に収納される着火薬と、該着火薬を発火させる 電橋線と、該電橋線に接続され前記管体の外部に延びる1対の電極と、前記管体 に嵌挿され着火薬を封じるとともに電極を貫通させ保持する柱状の電気絶縁体か らなる塞栓とからなり、管体と塞栓及び塞栓と電極間をシール部材によりシール した構造のものが一般的である。そして、電極間に通電することにより、電橋線 が発熱し、着火薬が加熱されて発火するものである。
【0003】 ところで、上述の電気雷管では電極、電橋線が管体と絶縁されているため、静 電気が蓄積され、これが着火薬の近傍で管体(実装状態では接地され得る)との 間に放電を生じ、着火薬が発火するおそれがあった。この場合、エアバッグ用の 電気雷管では、この電気雷管を含むエアバッグの作動回路の診断を行うため電極 の一方を接地することができない。そこで、例えば特公昭62─33515号公 報記載の電気雷管では、着火薬を導体で囲み、これを電極の一方と接続して、静 電気が着火薬を介して放電することがないようにしている。また、当該電極に静 電気が蓄積された場合に、これを所定のギャップを介して導電性の筐体に放電可 能としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の公報記載の電気雷管では、着火薬を囲む導体を、例えば 該着火薬収納ケースに金属ホイルを裏張りすることにより構成している。これで は導通不十分となるおそれがある。また、構造が複雑である。さらに、着火薬収 納ケースと電極との間のシールはプラスチックシールであり、信頼性が低い。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、着火薬を囲む導体と一方の電極との導通が確実であ り、着火薬シールの信頼性が高く、かつ製造容易な電気雷管を提供することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案における電気雷管は、金属導体からなる有 底筒状の管体と、該管体の底部に収納される着火薬と、前記管体に嵌挿され着火 薬を封じる柱状の電気絶縁体からなる塞栓と、前記管体に嵌挿され前記塞栓を保 持する筒状の金属導体からなる短絡部材と、前記塞栓に貫通保持されかつ短絡部 材を貫通して外部に延びるとともに一方が該短絡部材に接続された一対の電極と 、該電極の先端間に設けられ着火薬を発火させる電橋線と、前記短絡部材の内部 に形成され塞栓と短絡部材との間をシールする電気絶縁性の固体シール部材とを 備え、 前記短絡部材と管体とが溶接により接続かつシールされ、全体を樹脂で覆われ てなるものである。
【0007】
【作用】
着火薬を収納する管体が金属導体であり、該管体に嵌挿・溶接される筒状の短 絡部材を介して該管体と一方の電極とが接続されるのでその間の導通が確実に確 保される。また予め、電極、電橋線、塞栓、短絡部材を組立て、電極と短絡部材 とを溶接し、固体シール部材によりシールしてユニットとした後、該ユニットを 管体に嵌挿し、最終的に短絡部材と管体とを溶接して接続・シールするので製造 が容易である。さらに短絡部材と管体との間は溶接によりシールされるので信頼 性が高い。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の電 気雷管の断面図、図2は図1のB矢視図である。
【0009】 まず、構成を図1に基づき説明する。図1において、電気雷管1は、金属導体 からなる有底円筒状の管体2と、該管体2の底部に収納される着火薬3と、前記 管体2に嵌挿され着火薬を封じる段付き円柱状の塞栓7と、該塞栓7の小径部を 先端部に収容保持し後端が少し突出するように前記管体2に嵌挿された円筒状の 短絡部材8と、前記塞栓7に貫通保持されかつ短絡部材8を貫通して外部に延び る一対の電極5、6と、該電極5、6の先端間に設けられ着火薬3を発火させる 電橋線4と、前記短絡部材8の内側面と塞栓の小径部7aの端面とで形成される 空間に形成された電気絶縁性の固体シール部材9とを備えてなる。管体2にはS US、塞栓7にはアルミナ、短絡部材8にはSUS、固体シール部材にはガラス シール等が用いられ、また、着火薬3にはZPP、ZWPP、又はZWPP+A I等が用いられる。A矢視図に示すように、短絡部材8は端部に中心方向に延在 し先端に孔8bを有する係合板8aが設けられ、該孔8bに一方の電極5が嵌挿 され溶接13により係合板8aに接続されている。また短絡部材8と管体2の端 部とは溶接12により接続かつシールされている。さらに、管体2の周囲、短絡 部材8の端面及び固体シール部材9の表面はナイロン等の樹脂体18、10で覆 われている。この樹脂体は、管体2底部の周囲を絶縁する保護カバー部18と管 体2の端部に形成され絶縁と機器への取付とを兼ねるコネクタ部10とからなる 。コネクタ部10は、周方向にフランジ10aが形成され、軸方向端面に電極5 、6の端部がコネクタピン5a、6aとして突出し、さらに図2に示すように、 該コネクタピン5a、6aから90度ずれた位置に一対の係合爪14、14が軸 方向に突設されている。該係合爪14には、先端に案内部17、中央に係合凸部 15基部に補強リブ16が設けられている。
【0010】 上述のように、着火薬3を収納する管体2が金属導体であり、該管体2に嵌挿 ・溶接される円筒状の短絡部材8を介して該管体2と一方の電極5とが接続され るのでその間の導通が確実に確保される。
【0011】 つぎに、製造方法を説明する。図1において、まず管体2の中に着火薬3を詰 める。一方、塞栓7に電極5、6、電橋線4を取り付け、電極5を係合板8aの 孔8bに嵌挿するようにして塞栓7の小径部7aを短絡部材8に嵌挿する。つぎ に、固体シール部材(ガラスシール部材)を短絡部材の内側に充填して固化させ 、塞栓7、電極5、6、短絡部材8間の隙間をシールし、電極5と係合板8aと を溶接する。つぎに、この塞栓7、短絡部材8等からなるユニットを管体2に嵌 挿、短絡部材8と管体2とを溶接して、電気的に接続するとともに両者間の隙間 をシールする。つぎに、管体2の底部にキャップ状に成形されたナイロン樹脂等 を被せ、熱収縮させて固着して保護カバー部18を形成する。つぎにナイロン樹 脂の一体成形によりコネクタ部10を形成する。なお、保護カバー部18とコネ クタ部10とは異なる材料でも良く、また、同一材料の場合には両者を一体成形 しても構わない。固体シール部材によりシールしてユニットとした後、該ユニッ トを管体に嵌挿し、最終的に短絡部材と管体とを溶接して接続・シールするので 製造が容易である。さらに短絡部材と管体との間は溶接によりシールされるので 信頼性が高い。
【0012】 上述のように、塞栓7、電極5、6、短絡部材8間の隙間を予めユニットにお いてシールしかつ電極5と短絡部材8との溶接を行い、短絡部材8と管体2と間 のみを、ユニットを管体2に嵌挿後最終的に溶接し、導体接続を兼ねてシールす るので工程が簡略化され、製造が容易である。さらに短絡部材8と管体2との間 は溶接によりシールされるので熱サイクル等に対する信頼性が高い。
【0013】 つぎに、使用について説明する。図1において、上述の電気雷管1をエアバッ グのガス発生器に用いる場合には、コネクタにより取り付けられる。従って取り 付けが容易である。電気雷管1の電極5、6は外部とは絶縁されており、電極5 、6等に蓄積される静電気の大地への放出は、作動回路において別途回路診断に 支障をきたさない方法により行われる。この場合、電気雷管1の着火薬3は一方 の電極5と導通する管体2に囲まれているため、静電気の放電による発火のおそ れはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案の電気雷管は上述のように、金属導体からなる有底筒状の管体に着火薬 を収納し、着火薬を封じる塞栓を保持する筒状の金属導体からなる短絡部材を管 体に嵌挿し、塞栓に貫通保持され先端に電橋線を有する一対の電極の一方と短絡 部材とを接続し、短絡部材の内部で塞栓と短絡部材との間を電気絶縁性の固体シ ール部材シールし、短絡部材と管体とを溶接により接続かつシールし、全体を樹 脂で覆をものであるので、着火薬を囲む導体と一方の電極との導通が確実であり 、着火薬シールの信頼性が高く、かつ工程を簡略して容易に製造することが可能 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気雷管の断面図である。
【図2】図1のB矢視図である。
【符号の説明】
1 電気雷管 2 管体 3 着火薬 4 電橋線 5 電極 6 電極 7 塞栓 8 短絡部材 9 固体シール部材 12 溶接 10 コネクタ部(樹脂) 18 保護カバー部(樹脂)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属導体からなる有底筒状の管体と、該
    管体の底部に収納される着火薬と、前記管体に嵌挿され
    着火薬を封じる柱状の電気絶縁体からなる塞栓と、前記
    管体に嵌挿され前記塞栓を保持する筒状の金属導体から
    なる短絡部材と、前記塞栓に貫通保持されかつ短絡部材
    を貫通して外部に延びるとともに一方が該短絡部材に接
    続された一対の電極と、該電極の先端間に設けられ着火
    薬を発火させる電橋線と、前記短絡部材の内部に形成さ
    れ塞栓と短絡部材との間をシールする電気絶縁性の固体
    シール部材とを備え、 前記短絡部材と管体とが溶接により接続かつシールさ
    れ、全体を樹脂で覆われてなる電気雷管。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001031282A1 (fr) * 1999-10-28 2001-05-03 Daicel Chemical Industries, Ltd. Amorceur de type electrique et pretensionneur
US6718884B1 (en) 1999-09-27 2004-04-13 Daicel Chemical Industries, Ltd. Initiator assembly
JP2009515134A (ja) * 2005-11-09 2009-04-09 オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ ガラス・金属フィードスルー、その製造方法、および、それを含む電気的点火起動装置

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