JP4037300B2 - 点火器組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ用ガス発生器に適用できる、点火器組立体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ用ガス発生器は、車両に搭載される乗員の安全確保用のエアバッグシステムに適用されるもので、作動時においてガス発生剤を着火燃焼させるための点火器組立体が取り付けられている。
【0003】
点火器組立体は、点火薬を備えた点火器、点火器を保持するための金属製カラーを備えており、点火器と金属製カラーは、射出成形により点火器と金属製カラーの間に充填された樹脂で一体化されている。
【0004】
射出成形直後の樹脂は溶融状態であるが、時間の経過と共に硬化する過程で収縮する結果、金属製カラーと樹脂との界面に間隙が生じることがある。このように間隙が生じた場合、外部雰囲気から湿気が侵入して、点火薬、伝火薬及びガス発生剤を吸湿させて燃焼性を阻害する恐れがある。
【0005】
また、点火器組立体をエアバッグ用ガス発生器に組み込んだ場合、エアバッグ用ガス発生器の使用環境の温度変化に伴い、点火器組立体を構成する金属や樹脂が熱膨張と熱収縮を繰り返すことが考えられる。このような膨張及び収縮のサイクルが繰り返されたとき、金属と樹脂の熱膨張率の差も加わって、金属製カラーと樹脂との界面に間隙が生じる可能性も考えられる。
【0006】
エアバッグ用ガス発生器には、車両の耐用年数である10年以上もの間、確実に作動することが求められるため、点火薬、伝火薬及びガス発生剤が吸湿した場合、作動の確実性が確保できなくなる恐れがある。このため、点火器組立体内に湿気を侵入させないことは、非常に重要となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11-321541号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、自動車の乗員保護用のエアバッグシステムに使用するエアバッグ用ガス発生器に適用したとき、長期間にわたってエアバッグ用ガス発生器の作動の確実性を維持できる点火器組立体、及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、課題の解決手段として、点火器と点火器を外側から保持するための略円筒状の金属製カラーが、点火器と金属製カラー間に存在する樹脂により一体化されてなる点火器組立体であり、
略円筒状の金属製カラーが、カラー本体部から軸方向上側に延びた突起部と、カラー本体部から半径方向内側に延びた突起部の少なくとも一方を有し、突起部の少なくとも一部が樹脂と接しており、
略円筒状の金属製カラー外表面と樹脂外表面が、軸方向及び半径方向の少なくとも一方向において略面一となっている、点火器組立体を提供する。
【0010】
金属製カラーの材質は特に制限されるものではないが、例えば、鉄製又はアルミニウム製のものが好ましい。鉄に替わるものとしてステンレスを用いても良いが、製造コスト面から鉄の方が好ましい。
【0011】
また面一とすることで余分な樹脂を不要とし、点火器組立体の形状も単純化されるため、点火器組立体をエアバッグ用ガス発生器に取り付けるような場合には、エアバッグ用ガス発生器側の取付部位の形状を単純化できるほか、余分な空間が発生することもなくなるので好ましい。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、カラー本体部から軸方向上側に延びた突起部が円筒状突起部であり、カラー本体部から半径方向内側に延びた突起部が環状突起部である点火器組立体を提供する。
【0013】
軸方向上側に延びた突起部(円筒状突起部)及び半径方向内側に延びた突起部(環状突起部)の一方又は両方を有している場合、上記したとおり、金属製カラーと点火器との間に射出成形により充填された樹脂が、溶融状態から硬化する過程で収縮するとき、金属製カラー内面と樹脂との間に連続した間隙が生じさせないように作用(第1の作用)すると共に、充填した樹脂が金属製カラーから脱落しないように作用(第2の作用)する。
【0014】
第1の作用は、主として軸方向上側に延びた突起部(円筒状突起部)及び半径方向内側に延びた突起部(環状突起部)により行われ、第2の作用は主として半径方向内側に延びた突起部(環状突起部)により行われる。
【0015】
請求項4の発明は、課題の他の解決手段として、点火器と点火器を外側から保持するための略円筒状の金属製カラーが、点火器と金属製カラー間に存在する樹脂により一体化されてなる点火器組立体であり、
前記略円筒状の金属製カラーが、少なくともカラー本体部から軸方向上側に延びた円筒状突起部を有しており、
前記円筒状突起部が、環状端面と外表面との接触部側が切り欠かれた筒状段差部又は環状斜面を有しており、
前記円筒状突起部の筒状段差部又は環状斜面と内表面が樹脂で被覆され、筒状段差部又は環状斜面を除く外表面が樹脂で被覆されておらず、
略円筒状の金属製カラー外表面と樹脂外表面が軸方向に略面一となっている、点火器組立体を提供する。
【0016】
金属製カラーの材質は特に制限されるものではないが、例えば、鉄製のものが好ましい。
【0017】
上記発明のとおり、円筒状突起部が環状端面と外表面との接触部側が切り欠かれた筒状段差部又は環状斜面を有しているとき、筒状段差部又は環状斜面を樹脂で挟み込むような構造にできる。このため、射出後に樹脂が硬化する際、樹脂の収縮で筒状段差部又は環状斜面が強く挟み付けられることになり、金属製カラーと硬化後の樹脂との間に間隙が形成されるのを防ぐことができるので、特に上記した第1の作用がより高められる。
【0018】
上記発明のとおり、円筒状突起部の筒状段差部又は環状斜面と内表面が樹脂で被覆され、筒状段差部又は環状斜面を除く外表面が樹脂で被覆されておらず、略円筒状の金属製カラー外表面と樹脂外表面が軸方向に略面一となっているとき、円筒状突起部を包み込むようにして樹脂で被覆した場合と比べると、1個の点火器組立体の製造に要する樹脂量を減少させることができるほか、請求項1の発明と同じ効果が得られる。
【0019】
請求項6の発明は、請求項4の発明において、略円筒状の金属製カラーが、更にカラー本体部から半径方向内側に延びた環状突起部を有し、前記環状突起部の下面側に環状段差部又は環状斜面が設けられており、前記環状段差部又は環状斜面が樹脂で被覆されている点火器組立体を提供する。
【0020】
なお、環状突起部の下面側に形成された環状段差部又は環状斜面、更に請求項4における環状段差部又は環状斜面は、切削加工法を適用して加工したとき、切削工具の形状(例えば、バイトの刃先の形状)により形成される円弧面(Rの付いた面)を有していても良い。円弧面の曲面状態は制限されず、R(曲率半径)が0.1〜0.5mm程度であっても良い。
【0021】
金属製カラーの材質は特に制限されるものではないが、例えば、アルミニウム製のものが好ましい。
【0022】
上記発明のとおり、環状突起部に下面側に環状段差部又は環状斜面が設けられているとき、特に上記した第1の作用がより高められるので好ましい。更に環状段差部又は環状斜面が樹脂で挟み付けられるため、上記した第2の作用も高められる。
【0023】
請求項8の発明は、課題の他の解決手段として、点火器と点火器を外側から保持するための略円筒状の金属製カラーが、点火器と金属製カラー間に存在する樹脂により一体化されてなる点火器組立体であり、
前記金属製カラーが、樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するような強度を有するものであり、
前記樹脂が、射出成形手段により、点火器と金属製カラーとの間に充填されたものであり、
金属製カラーと樹脂との接触面におけるJIS Z2331で規定されたヘリウムリーク量が1×10−6Pa・m3/s(air換算)未満のものである、点火器組立体を提供する。
【0024】
樹脂を射出成形したとき、金属製カラーはその圧力を受けて僅かに変形するが、射出後、樹脂は硬化してその体積を僅かに収縮させる。このとき、金属製カラーが元の形状に戻ろうとするが、最初に僅かに変形しているため、元の形に戻っても(或いは元の形状に近い形状に戻っても)、樹脂と金属製カラーとの間には間隙が形成され難くなる。
【0025】
上記各発明において、射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するとは、変形した金属製カラーが、形状、材質等により決定される復元力に基づき、元の形状に復元できる程度の変形であることを意味する。
【0026】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、金属製カラーが、カラー本体部から軸方向上側に延びた円筒状突起部、及びカラー本体部から半径方向内側に延びた環状突起部の少なくとも一方を有しており、円筒状突起部又は環状突起部が樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するものである点火器組立体を提供する。
【0027】
特に本発明では、第1の作用を発揮させるため、環状突起部が形成されていることが好ましい。
【0028】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記円筒状突起部が、環状端面と外表面との接触部側が切り欠かれた筒状段差部又は環状斜面を有しており、前記環状突起部が、下面側に環状段差部又は環状斜面有しており、前記円筒状突起部又は前記環状突起部が樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するものである点火器組立体を提供する。
【0029】
上記各発明のとおり、金属製カラー(円筒状突起部及び環状突起部の少なくとも一方)が樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するような強度を有するものであるとき、樹脂の射出成形時、金属製カラー(円筒状突起部及び環状突起部の少なくとも一方)は僅かに変形するが、変形後は変形状態から元に戻ろうとする力(復元力)が生じる。このため、前記復元力が樹脂の収縮により生じた間隙を塞ぐように作用するため、上記した第1の作用が発揮される。
【0030】
請求項11の発明は、請求項8〜10のいずれかの発明において、金属製カラーがアルミニウム又はアルミニウム合金製であり、射出圧力9Mpa以上で僅かに変形するものである点火器組立体を提供する。
【0031】
請求項13の発明は、他の課題の解決手段として、請求項8〜12のいずれか1記載の点火器組立体の製造方法であり、略円筒状の金属製カラーと点火器との間に樹脂を射出成形手段により充填するとき、射出圧力9MPa以上で充填した後、更に9MPa以上の保圧を維持しながら樹脂を硬化させる手段を含む、点火器組立体の製造方法を提供する。
【0032】
樹脂を射出成形するときには、上記のとおり、金属製カラーが僅かに変形するが、保圧をかけておくことで、樹脂が収縮するときに縮んだ体積分だけ樹脂が供給されることになる。このため、金属製カラーと樹脂との間の接触状態が密になり、両者の間に間隙が形成されにくくなるため、第1の作用が発揮されやすくなる。
【0033】
本発明において、金属製カラーと点火器を一体化する樹脂としては、成形収縮率が1%以下のものが望ましく、特に0.1〜0.8%のものが望ましい。成形収縮率が前記範囲内であると、金属製カラーと点火器の間に間隙が生じにくくなる。
【0034】
本発明で用いる樹脂は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでも良いが、射出成形性を考慮すれば熱可塑性樹脂であることが望ましく、更に必要に応じてガラス繊維、その他の無機充填材料を20〜50質量%程度含有させることもできる。
【0035】
本発明で用いる樹脂は、線膨張率が8×10-5/℃以下、引張強度が100MPa以上、絶縁破壊電圧が10MV/m以上の樹脂を使用することが好ましい。特に引張強度は170MPa〜250MPa以下がより好ましい。
【0036】
更に本発明で用いる樹脂は、防湿性を高める観点から、23℃で24時間浸水後における吸水率が、好ましくは0.005〜0.5%、更に好ましくは0.005〜0.3%のものであって、23℃で24時間浸水後における引張強度が、好ましくは70〜250MPa、更に好ましくは100〜250MPaのものである。
【0037】
本発明で用いる樹脂としては、ポリアミド樹脂(好ましくはナイロン6/12)、ポリアリレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド又は液晶ポリマーを挙げることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(1)実施の形態1
図1により、点火器組立体の一実施形態を説明する。図1は、点火器組立体の軸方向(縦方向)断面図である。
【0039】
点火器組立体1は、点火器10と点火器10を外側から保持するための略円筒状の金属製カラー20を有しており、点火器10と金属製カラー20との間には、樹脂30が充填され、点火器10と金属製カラー20が一体化されている。
【0040】
点火器10は、点火薬を備えた点火部12と、点火薬を着火燃焼させるに必要な電流を供給する経路となる2本の導電ピン13、14を有している。
【0041】
金属製カラー20は、最も外径の大きなカラー本体部22、カラー本体部22から軸方向上側に延びた円筒状突起部24、カラー本体部22から半径方向内側に延びた環状突起部26、カラー本体部22から軸方向下側に延びたスカート部28を有している。このような金属製カラー20は、鉄製又はアルミニウム製が好ましいが、ステンレス等の他の金属材料で代替することもできる。
【0042】
金属製カラー20の内径の大きさは、その内部に点火器10を収容したとき、点火器10と金属製カラー20内面との間に樹脂30が充填される間隙を確保できる程度の大きさである。
【0043】
円筒状突起部24は、外表面24aと環状端面24bとの接触部側が切り欠かれ、段差底面25aと段差垂壁面25bからなる筒状段差部25を有している。環状端面24bと段差底面25aは、半径方向に平行になるように、又は平行に近似するように形成されている。
【0044】
筒状段差部25の段差の大きさH(段差垂壁面25bの高さH)は、0.2〜0.8mmの範囲で設定することができる。
【0045】
環状突起部26は、下面側(空間40側)が切り欠かれ、段差天井面27aと段差垂壁面27bからなる環状段差部27を有している。環状段差部27の段差の大きさ(段差垂壁面27bの高さ)は、環状段差部27に樹脂が充填できる程度の間隔であれば良い。
【0046】
樹脂30は、金属製カラー20内に点火器10を挿入した状態で、射出成形手段により、充填されたものである。樹脂30は、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂から選択することができるが、ポリアミド樹脂が好ましく、特にナイロン6/12が好ましい。更に、ナイロン6/12にガラスフィラーを3分の1程度充填した樹脂(流れ方向の成形収縮率0.2%,直角方向の成形収縮率0.3%,線膨張率2.3×10-5cm/cm℃)が好ましい。
【0047】
樹脂30は、図1に示すとおり、点火器10を固定できるように、金属製カラー20内の円筒状突起部24と環状突起部26で囲まれた空間内に充填されている。
【0048】
樹脂30は、円筒状突起部24に設けられた筒状段差部25を含む金属製カラー20の外側にも充填されているが、筒状突起部24の外表面24a、カラー本体部22の外表面、スカート部28の外表面は樹脂で被覆されていない。筒状突起部24の外表面24aと樹脂30の外表面30aは、軸方向に略面一となっている、即ち軸方向に実質的に段差のない同一平面を形成している。
【0049】
樹脂30は、環状突起部26に設けられた環状段差部27の段差天井面27aと段差垂壁面27bで囲まれる空間にも充填されている。このようにすることで、樹脂30が金属製カラー20から抜けることが防止される。
【0050】
カラー本体部22、環状突起部26及びスカート部28により、導電ピン13、14に接続するコネクタを嵌め込むための空間40が形成されている。樹脂30の環状突起部26側の面31は、空間40を確保できるような形状(好ましくは平坦面)にされている。
【0051】
次に、図1及び図2により、上記した、金属製カラー20内面と樹脂30との間に間隙が生じさせないようにする第1の作用と、充填した樹脂30が金属製カラー20から脱落しないようにする第2の作用について説明する。
【0052】
樹脂を射出成形手段により充填するとき、図面上方から、点火器10と金属製カラー20の間隙に溶融状態のものを図1の状態になるように充填する。
【0053】
充填後、硬化して行く過程で、樹脂30は中心側方向(図2中の矢印方向)に収縮するので、円筒状突起部24及び環状突起部26の内表面と樹脂30との界面50に間隙が生じることがある。
【0054】
一方、樹脂30が中心側方向に収縮するとき、筒状段差部25の段差垂壁面25bと樹脂30との界面51は、収縮する樹脂により押圧されることになり、環状段差部27の段差天井面27bと樹脂30との界面52は、収縮する樹脂により押圧されることになる。このため、樹脂の収縮により、界面50に間隙が生じた場合であっても、界面51及び界面52に間隙が生じることが防止されるので、湿気の侵入を生じるような連続した間隙の形成が防止されるので、第1の作用が発揮される。
【0055】
また、使用環境の温度変化により樹脂30が熱膨張するような事態が生じた場合、今度は界面51及び界面52に間隙が生じる恐れがあるが、逆に樹脂30により金属製カラー20の内面が押圧されるので界面50に間隙が生じることがないし、使用環境の温度変化により樹脂30が収縮するときは上記のとおりであるから、いずれの場合であっても第1の作用が発揮される。
【0056】
点火器組立体1を自動車用エアバッグシステムに使用するエアバッグ用ガス発生器に取り付けたとき、車両走行時には振動が加えられることになるが、樹脂30は円筒状突起部25において係止されており、更に環状突起部26は樹脂30により上下から挟み付けられているので第2の作用が発揮される。
【0057】
以上のとおり、点火器組立体1では、第1及び第2の作用が発揮される結果、点火器組立体1をエアバッグ用ガス発生器に適用したとき、内部に湿気が侵入することが防止されると共に、樹脂30の脱落が防止されるので、長期間にわたって作動の確実性が維持される。
【0058】
(2)実施の形態2
図3により、点火器組立体の他実施形態を説明する。図3は、点火器組立体の軸方向(縦方向)断面図である。図3で示す点火器組立体1は、図1で示す点火器組立体1における筒状段差部25の替わりに環状斜面25が設けられている点で異なるのみであり、図1の点火器組立体1と同じ作用をする。
【0059】
樹脂が硬化して行く過程の樹脂の収縮により、図2で示す界面50に間隙が生じた場合、環状斜面25と樹脂30との界面(図2の界面51に相当する界面)は、収縮する樹脂により押圧されることになる。このため、樹脂の収縮により、界面50間に間隙が生じた場合であっても、界面51に間隙が生じることが防止されるので、第1の作用が発揮される。
【0060】
なお、図1及び図3において、環状段差部27は、段差天井面27aと段差垂壁面27bとの組み合わせに替えて、環状斜面25のような環状斜面にすることができる。この場合の環状斜面は、環状段差部27と同様の作用をする。
【0061】
また図3では、環状斜面25はRの付いた円弧面であるが、図1の段差底面25aと段差垂壁面25bの少なくとも一方を有した上で、更に円弧面を形成したものであっても良い。環状段差部27も同様の形状にすることができる。
【0062】
(3)実施の形態3
次に、図1、図3に示す点火器組立体の他の実施形態について説明する。図1、図3に示す点火器組立体1において、金属製カラー20を、樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するような強度を有するものにすると共に、樹脂の射出条件を設定することで、第1の作用を発揮できる点火器組立体を得ることができる。以下、図1により説明する。
【0063】
図1において、カラー本体部22から軸方向上側に延びた円筒状突起部24(筒状段差部25を含む)と、カラー本体部22から半径方向内側に延びた環状突起部26(環状段差部27を含む)を含む金属製カラー20は、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、樹脂30の射出成形時に加えられる射出圧力9Mpa以上で僅かに変形するものである。
【0064】
点火器組立体の製造工程において、点火器10と金属製カラー20との間の間隙に射出圧力9MPa以上で溶融樹脂を充填したとき、射出圧力を受けた円筒状突起部24は、半径方向外側に僅かに押し広げられるように変形し、同様に環状突起部26は、軸方向下側に僅かに押し下げられるように変形する。
【0065】
充填終了後、射出圧力と同じ9MPa以上の保圧を加えた状態で樹脂の硬化を完了させる。このように保圧を加えることで、樹脂が収縮するときに縮んだ体積分だけ樹脂が供給されることになる。
【0066】
このような樹脂の充填から硬化完了までの過程において、樹脂30は図2に示すように収縮する。一方、変形した円筒状突起部24には、半径方向内側に戻ろうとする復元力が生じ、環状突起部26には、軸方向上側に戻ろうとする復元力が生じる。
【0067】
このため、樹脂の収縮により界面50に間隙が生じたとき、円筒状突起部24の復元力及び環状突起部26の復元力は、それぞれ前記間隙を塞ぐように作用するので、第1の作用が発揮される。その結果、点火器組立体1をエアバッグ用ガス発生器に適用したとき、内部に湿気が侵入することが防止される
このように金属製カラー20の強度と、樹脂の射出成形条件を設定することにより得られた点火器組立体1は、JIS Z2331で規定されたヘリウムリーク量が1×10−6Pa・m3/s(air換算)未満のものである。
【0068】
なお、樹脂の射出圧力、保圧によって第1の作用を発揮する上においては、図1及び図3の筒状段差部25は必須ではなく、環状突起部26が存在することが必要である。但し、筒状段差部25が存在すると、第1の作用がより発揮され易くなるので好ましく、環状段差部27を設けることで、第2の作用が発揮されるので好ましい。
【0069】
(4)応用実施形態
図1又は図3で示す点火器組立体1を適用したエアバッグ用ガス発生器の実施形態を図4により説明する。
【0070】
このガス発生器は、ガス排出口104を有するディフューザシェル101と、ディフューザシェル101を閉塞するクロージャシェル102とを組み合わせてハウジング103を形成している。
【0071】
ハウジング103内に、点火器組立体1を含んで構成された点火手段と、点火手段の作動によって着火・燃焼され、エアバッグ(袋体)を膨張させるための作動ガスを発生させるガス発生剤105と、そしてガス発生剤105の燃焼により発生した作動ガスを浄化及び/又は冷却するフィルター手段106が収容されている。
【0072】
ハウジング103内の中心には、周壁に複数の伝火孔107を設けた内筒部材108が配置されており、この内筒部材108の内側には、点火手段を収容する空間109が形成され、半径方向外側にはガス発生剤105を収容する燃焼室110が形成されている。
【0073】
ガス発生器の点火手段は、点火器組立体1と、点火器組立体1の作動によって着火・燃焼し、ガス発生剤を着火するための火炎を伝火孔107から噴出する伝火薬111とで構成されている。この内、点火器組立体1は、内筒部材108の下方に固定されている。内筒部材108と、点火器組立体1との組み合わせは、内筒部材108の開口端部112側をかしめて、点火器組立体1の金属製カラー20を固定する方法による。内筒部材108は、点火器組立体1が収容された側の開口端部112が、クロージャシェル102に対して溶接により接続されている。
【0074】
燃焼室110内にはガス発生剤105が収容され、その外側にはガス発生剤105の燃焼によって発生した作動ガスを浄化及び/又は冷却するためのフィルター手段106が配置されている。このフィルター手段106は、積層金網等を用いて筒状に形成されており、フィルター手段106の外表面とハウジング103の内表面との間にはガス流路となる間隙が形成され、これによりフィルター手段106の全面利用が実現する。このフィルター手段106の外表面は多孔円筒状のパンチングプレート114で支持され、半径方向外側への膨出が抑止される。
【0075】
符号116は略リング状に形成されたアンダープレートを示しており、これは燃焼室110内においてガス発生剤105を支持する役割を果たす。
【0076】
図4に示すエアバッグ用ガス発生器において、点火器組立体1が作動すると、その近傍に配置された伝火薬111が着火・燃焼し、その火炎を内筒部材108に形成された伝火孔107から燃焼室110内に噴出する。この火炎により燃焼室110内のガス発生剤105は着火・燃焼し、作動ガスを発生させる。この作動ガスはフィルター手段106を通過する間に浄化及び/又は冷却され、ガス排出口104を閉塞するシールテープ115を破って、ガス排出口104から排出される。
【0077】
点火器組立体1は、上記のとおり、第1及び第2の作用を発揮するため、点火器組立体1からエアバッグ用ガス発生器内部に湿気が侵入することが防止等されるため、長期間にわたって作動の確実性が維持される。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、点火器組立体の製造コストを上昇させることなく、点火器組立体を経由した湿気の侵入が防止できる。そして、この点火器組立体を用いたガス発生器では、点火器組立体を経由した湿気の通過が阻止できることから、ガス発生剤(火薬)の吸湿・劣化が効果的に阻止でき、長年の使用によっても初期性能を維持できるガス発生器が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 点火器組立体を示す縦断面図。
【図2】 図1の点火器組立体の作用を説明するための図。
【図3】 点火器組立体の他実施形態を示す縦断面図。
【図4】 点火器組立体を用いたエアバッグ用ガス発生器を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 点火器組立体
10 点火器
20 金属製カラー
22 カラー本体部
24 筒状突起部
26 環状突起部
28 スカート部
30 樹脂
Claims (8)
- 点火器と点火器を外側から保持するための略円筒状の金属製カラーが、点火器と金属製カラー間に存在する樹脂により一体化されてなる点火器組立体であり、
前記略円筒状の金属製カラーが、少なくともカラー本体部から軸方向上側に延びた円筒状突起部を有しており、
前記円筒状突起部が、環状端面と外表面との接触部側が切り欠かれた筒状段差部又は環状斜面を有しており、
前記円筒状突起部の筒状段差部又は環状斜面と内表面が樹脂で被覆され、筒状段差部又は環状斜面を除く外表面が樹脂で被覆されておらず、
略円筒状の金属製カラー外表面と樹脂外表面が軸方向に略面一となっている、点火器組立体。 - 金属製カラーが鉄製である、請求項1記載の点火器組立体。
- 略円筒状の金属製カラーが、更にカラー本体部から半径方向内側に延びた環状突起部を有し、前記環状突起部の下面側に環状段差部又は環状斜面が設けられており、前記環状段差部又は環状斜面が樹脂で被覆されている、請求項1記載の点火器組立体。
- 金属製カラーがアルミニウム製である、請求項3記載の点火器組立体。
- 点火器と点火器を外側から保持するための略円筒状の金属製カラーが、点火器と金属製カラー間に存在する樹脂により一体化されてなる点火器組立体であり、
前記金属製カラーが、カラー本体部から軸方向上側に延びた円筒状突起部、及びカラー本体部から半径方向内側に延びた環状突起部の少なくとも一方を有しており、
前記円筒状突起部が、環状端面と外表面との接触部側が切り欠かれた筒状段差部又は環状斜面を有しており、前記環状突起部が、下面側に環状段差部又は環状斜面を有しており、前記円筒状突起部又は前記環状突起部が樹脂の射出成形手段による射出圧力を受けて僅かに変形するような強度を有するものであり、
前記樹脂が、射出成形手段により、点火器と金属製カラーとの間に充填されたものであり、
金属製カラーと樹脂との接触面におけるJIS Z2331で規定されたヘリウムリーク量が1×10−6Pa・m3/s(air換算)未満のものである、点火器組立体。 - 金属製カラーがアルミニウム又はアルミニウム合金製であり、射出圧力9Mpa以上で僅かに変形するものである、請求項5記載の点火器組立体。
- 樹脂がポリアミド樹脂である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の点火器組立体。
- 請求項5〜7のいずれか1記載の点火器組立体の製造方法であり、略円筒状の金属製カラーと点火器との間に樹脂を射出成形手段により充填するとき、射出圧力9MPa以上で充填した後、更に9MPa以上の保圧を維持しながら樹脂を硬化させる手段を含む、点火器組立体の製造方法。
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