JP2001163954A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JP2001163954A
JP2001163954A JP34625999A JP34625999A JP2001163954A JP 2001163954 A JP2001163954 A JP 2001163954A JP 34625999 A JP34625999 A JP 34625999A JP 34625999 A JP34625999 A JP 34625999A JP 2001163954 A JP2001163954 A JP 2001163954A
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JP
Japan
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resin composition
reaction
polyamine
epoxy resin
heptane
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JP34625999A
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English (en)
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Takuji Shimizu
卓爾 清水
Hideaki Ogata
英昭 尾形
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温では液状であり、使用時には硬化速度が
速く、得られる硬化物は耐水性及び耐薬品性に優れ、特
にエポキシ樹脂用硬化剤として有用な樹脂組成物を提供
する。 【解決手段】 2,5−及び/又は2,6−ジアミノメ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプタンを必須の成分とし
てなる樹脂組成物であって、2,5−及び/又は2,6
−ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタンと、
2,5−及び/又は2,6−ジアミノメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプタン以外のアミン化合物を混合し、
各種変性したポリアミンを含有してなる樹脂組成物であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂用硬
化剤等として有用な、ポリアミンを含有してなる樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エポキシ樹脂用硬化剤として
はポリアミンからなるものが多用されており、例えばエ
チレンジアミンやヘキサメチレンジアミンから得られる
脂肪族ポリアミン類のものや、イソホロンジアミン等か
ら得られる脂環式ポリアミン類のもの、又はフェニレン
ジアミンやジアミノジフェニルメタン等から得られる芳
香族ポリアミン類のものが知られている。
【0003】これらのうち、脂肪族ポリアミン類からな
るものは硬化速度が大きく、常温でも硬化可能であり、
また液状のものが多く取り扱い性に優れるため、広く用
いられてきた。しかし、脂肪族ポリアミン類自体は、一
般的に不快な臭気と皮膚への強い毒性を有するものであ
り、またこれとエポキシ樹脂との反応による硬化物は、
大気中の炭酸ガスを吸収し白化する現象、いわゆるアミ
ンブラッシングを起こす現象のあるのが欠点である。
【0004】また、脂環式ポリアミン類からのエポキシ
樹脂用硬化剤のものについては、上記脂肪族ポリアミン
類のものに比して蒸気圧は低く、また皮膚への刺激も弱
いという点で有利であるとされているが、脂肪族ポリア
ミン類の欠点を完全に補うに至っているものではない。
【0005】更に、芳香族ポリアミン類からのものにつ
いては、塩基性が低く、皮膚への刺激も弱いものの、こ
のものは硬化速度が小さく、また固体のものが多いた
め、取り扱いにくいのが欠点である。
【0006】そこで通常は、脂肪族ポリアミン類にエポ
キシ樹脂を付加させ、変性アミン系の硬化剤としたもの
が、比較的多く使用されている。しかしながら、このよ
うな従来の変性アミン系エポキシ樹脂用硬化剤は、これ
を使用して得られた硬化物の耐水性が未だ十分であると
は言えず、またその硬化物は表面にべとつきを生ずるこ
とが多いという欠点があった。
【0007】また、芳香族ポリアミン類にエポキシ樹脂
を付加させた硬化剤も検討されてはいるが、これらは低
温での硬化速度が遅い、結晶化現象を起こしやすく安定
性に欠ける、更に得られる硬化物は表面が黄変しやす
く、かつ可撓性に欠ける等といった欠点をもつものとな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来に知られるエポキシ樹脂用硬化剤の欠点を解消する、
新規な樹脂組成物を提供するものである。すなわち本発
明は、常温下において通常液状であってかつ使用時には
硬化速度が速く、得られる硬化物の物性、とりわけ耐水
性及び耐薬品性に優れる、特にエポキシ樹脂用硬化剤と
して有用な、新規樹脂組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題の
解決のために鋭意検討した結果、前記したような従来に
知られるエポキシ樹脂用硬化剤等のその原料であるアミ
ン化合物に、2,5−及び/又は2,6−ジアミノメチ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプタン(以下、NBDAと
いう)を混合したポリアミンのものから得られる樹脂組
成物が、前述の欠点を解消するものとなることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、(1)NBDAを必須
成分としてなる樹脂組成物であり、また、(2)NBD
Aと、NBDA以外のアミン化合物を混合し、次いで変
性したポリアミンを含有してなる樹脂組成物であり、ま
た、(3)変性したNBDAと、NBDA以外の変性ア
ミン化合物を混合したポリアミンを含有してなる樹脂組
成物であり、また、(4)混合アミン中に占めるNBD
Aの割合が5〜95質量%にある上記(2)に記載の樹
脂組成物であり、また、(5)混合したポリアミン中に
占める変性NBDAの割合が5〜95質量%にある上記
(3)に記載の樹脂組成物であり、また、(6)アミン
変性が、エポキシ変性,マンニッヒ変性,マイケル付加
変性、又はポリアミノアミド変性のものである、上記
(2)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物であり、
また、(7)変性したアミンがケトイミン構造又はアル
ドイミン構造のポリアミンである、上記(2)〜(5)
のいずれかに記載の樹脂組成物であり、また、(8)上
記(1)〜(7)のいずれかに記載の樹脂組成物からな
るエポキシ樹脂用硬化剤に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における樹脂組成物は、N
BDAとNBDA以外のアミン化合物を含んでなるもの
であって、NBDAを必須成分としてなるポリアミンか
らなる樹脂組成物である。
【0012】本発明において、ポリアミン中に占めるN
BDAの割合は、それがあまり少ない場合は本発明の目
的を達成する樹脂組成物とするのが困難であり、通常5
質量%以上、より好ましくは5〜95質量%の範囲、更
に好ましくは10〜95質量%である。
【0013】また本発明において、NBDA以外のアミ
ン化合物としては通常、脂肪族アミンや脂環式アミン、
あるいは芳香族アミン等のものであり、これらは例えば
以下の化合物を挙げることができる。
【0014】すなわち、脂肪族アミンのものとしては、
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンジアミン、テトラエ
チレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、メンセン
ジアミン、トリエチルテトラミン、2−メチルペンタン
ジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ネオペ
ンチルジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、
メチルヘプタメチレンジアミン、メトキシヘキサメチレ
ンジアミン、ジメチルヘキサメチレンジアミン、メチル
ノナメチレンジアミン、ポリエチレンオキシドジアミ
ン、ポリプロピレンオキシドジアミン、ポリプロピレン
オキシドトリアミン等が挙げられる。
【0015】また、脂環式アミンのものとしては、イソ
ホロンジアミン、キシリレンジアミン、ジ(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、ジアミノシクロヘキサン、ビス
(アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(p−アミノシ
クロヘキシル)メタン等が挙げられる。
【0016】更に、芳香族アミンのものとしては、フェ
ニレンジアミン、トリアミノベンゼン、ジアミノトルエ
ン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルス
ルホン、ジアミノジフェニルスルフィド、ジアミノジフ
ェニルエーテル、ビス(アミノフェノキシ)ベンゼン、
1,3−ジアミノー4−イソプロピルベンゼン、ジアミ
ノジフェニルプロパン、ビス[(アミノフェノキシ)フ
ェニル]スルホン、ビス(アミノフェノキシ)ビフェニ
ル、ビス[(アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、
ビス[(アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ジア
ミノナフタレン、ビス(アミノフェニル)アントラセ
ン、ジメチルジアミノビフェニル、ビス(アミノーt−
ブチル)トルエン、ビス(アミノーt−ブチルフェニ
ル)エーテル、ビス(メチルアミノベンジル)ベンゼ
ン、ビス(ジメチルアミノベンジル)ベンゼン、ジアミ
ノピリジン、ビス(アミノフェニル)ホスフィンオキシ
ド、ビス(アミノフェニル)メチルアミン等が挙げられ
る。
【0017】本発明において、上記に例示したアミン化
合物はその一種のみならず、二種以上が用いられるもの
であっても、何ら構わない。
【0018】本発明における樹脂組成物をエポキシ樹脂
用硬化剤に用いるに際し、これを構成するNBDA及び
これ以外のアミン化合物の混合物とが、変性されたポリ
アミンの態様のものとすることがより好ましい。あるい
は、変性NBDA及びこれ以外の変性アミン化合物の混
合物であってもよい。変性法としては、エポキシ変性,
マンニッヒ変性,マイケル付加変性、あるいはポリアミ
ノアミド変性をされたポリアミンのもの、又はケトイミ
ン構造若しくはアルドイミン構造のポリアミンのものが
挙げられ、これらの具体的な製法の一例を示せば以下の
通りである。
【0019】すなわちまず、エポキシ変性とは、エポキ
シ化合物とポリアミンとを反応させるものであり、得ら
れる生成物が活性アミノ水素を有するように両者の仕込
み比を設定すればよく、またエポキシ樹脂用硬化剤とし
たときに不快なアミン臭を発することなく、かつ操作の
容易な液状のものとする上からは、アミン化合物中のア
ミノ基の活性水素1当量に対し、エポキシ樹脂中のエポ
キシ基が通常0.025〜0.50当量の範囲、更には
0.05〜0.25当量の範囲とするのがより好まし
い。
【0020】アミン化合物のエポキシ変性を行うには、
アミン化合物とエポキシ樹脂との両者を一括して仕込
み、反応させる方法でも不可能ではないが、この場合に
は発生する反応熱により急速に反応が進行しやすく、反
応液中に硬化物を生成することが多い。従って、アミン
化合物中にエポキシ樹脂を徐々に添加しながら反応させ
る方法を採るのがより好ましい。この際、反応を速やか
に、また反応液中に硬化物をも何ら生じさせずに進行さ
せるようにする上から、反応温度は通常40〜120℃
の範囲、更には60〜90℃で行うことがより好まし
い。反応時間は反応が完結するまでであればよく、エポ
キシ樹脂の種類、アミン化合物とエポキシ樹脂の仕込み
比、反応温度等により左右されて一定しないが、通常は
1〜5時間の範囲である。
【0021】使用されるエポキシ化合物としては、エチ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド、α−オレフィン
オキサイド(炭素数12〜18のもの)等のアルキレン
オキサイド、スチレンオキサイド等の芳香族オキシラン
類、エピクロルヒドリン等のエピハロヒドリン類、アリ
ルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、
ブチルグリシジルエーテル等のグリシジルエーテル類、
グリシジルブチレート、グリシジルラウレート、グリシ
ジルメタクリレート、グリシジルベンゾエート等のグリ
シジルエステル類、及びこれらの混合物、多価フェノー
ル系エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ樹脂、多価ア
ルコール系エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂が挙げられ
る。これらのエポキシ化合物は単独でも、あるいは二種
類以上を併用してもよい。
【0022】また、マンニッヒ変性とは、ポリアミン
(1)とアルデヒド類(2)及びフェノール類(3)を
脱水縮合反応させるものであり、生成物の粘性を低く、
かつ常温や低温下での硬化速度の大きいものを得る上か
らは、(1)と(2)と(3)とのモル比を通常
(1):(2):(3)=0.3〜3:0.3〜3:
1、更には1〜3:1〜3:1の範囲とするのがより好
ましい。この際、アルデヒド類は、ポリアミンとフェノ
ール類を結合しうる量であればよく、アルデヒド類のモ
ル比は、使用されるポリアミンもしくはフェノール類の
モル比よりも過剰に加えるのは好ましくない。
【0023】マンニッヒ変性としては、ポリアミンとフ
ェノール類の混合物にアルデヒド類を反応させる方法、
フェノール類とアルデヒド類をあらかじめ反応させ、こ
の反応物にポリアミンを反応させる方法、ポリアミンと
アルデヒド類をあらかじめ反応させ、この反応物とフェ
ノール類とを反応させる方法がある。このときの反応温
度は通常10〜200℃であり、好ましくは50〜18
0℃の範囲である。反応を完結させるためには、原料の
全量を混合した後に昇温させるようにすればよい。反応
時間は、反応が完結するまでであればよく、反応条件に
より左右されて一定しないが、通常は1〜10時間の範
囲である。さらに反応終了後には、反応生成物を減圧下
で加熱し、水分及び未反応物を除去してもよい。
【0024】使用されるアルデヒド類とフェノール類と
して、アルデヒド類には、ホルムアルデヒド、パラホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド等が、またフェノール
類としては、フェノール、エチルフェノール、t−ブチ
ルフェノール、クレゾール、オクチルフェノール等が挙
げられる。
【0025】また、マイケル付加変性とは、ビニル基を
有する化合物とポリアミンを反応させるものであり、通
常はアミン化合物にビニル基を有する化合物を添加し反
応させるが、反応を速やかにかつ全体を均一に行なわせ
る上から、反応温度は通常40〜80℃の範囲、より好
ましくは60〜75℃の範囲とする。反応時間は、反応
が完結するまでであればよく、反応条件により左右され
て一定しないが、通常は1〜8時間の範囲である。使用
されるビニル化合物としては、アクリル酸、メタクリル
酸及びこれらのエステル類、アクリロニトリル等が挙げ
られる。
【0026】ポリアミノアミド変性とは、ポリアミンと
カルボン酸類を反応させるものであり、通常はアミン化
合物とカルボン酸類を同時に仕込み反応させるが、反応
を速やかにかつ全体を均一に行なわせる上から、反応温
度は通常120〜250℃の範囲、より好ましくは15
0〜250℃の範囲とする。反応時間は反応が完結する
まで続ければよく、反応条件により左右されて一定しな
いが、通常は1〜10時間の範囲である。
【0027】上記において、アミン化合物とカルボン酸
類との反応は、得られる生成物が活性アミノ水素を有す
るような割合であればよいが、極度にアミン臭を発する
ことなく、また機械的物性や耐水性及び耐薬品性等に優
れる硬化物を得る、更に粘性も低く取り扱い性に優れる
硬化剤とする上からすれば、通常はアミン化合物のアミ
ノ基1当量あたり、カルボン酸類のカルボキシル基を
0.05〜0.80当量の範囲で、更には0.1〜0.
5当量の範囲として反応させることがより好ましい。
【0028】使用されるカルボン酸類としては、モノカ
ルボン酸、又はジカルボン酸、重合脂肪酸等のポリカル
ボン酸及びこれらの混合物があり、具体的には、酢酸、
酪酸、ステアリン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ドデカ二酸等の短鎖系脂肪酸、ヘキ
サヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸等の脂環
族カルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族
カルボン酸、トール油脂肪酸、大豆油脂肪酸、あまに油
脂肪酸等の天然油脂成分である脂肪酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、及び不飽和脂
肪酸を熱重合させた重合脂肪酸等が挙げられる。
【0029】また、ケトイミン構造を持つポリアミンと
は、ポリアミンとケトン類を反応させることにより得ら
れるポリアミンのものであり、理論的にはアミン化合物
の1モルに対し、ケトン類2モルの脱水反応であり、反
応時にはケトン類が2モル以上あればよく、通常はアミ
ン化合物の1モルに対して、ケトン類を2〜6モルの範
囲で使用して反応させるのが好ましい。この場合の反応
温度は通常、20〜200℃の範囲で反応させる。反応
時間は温度にも左右されて一定しないが、通常1〜12
時間の範囲である。
【0030】アルドイミン構造をもつポリアミンとは、
ポリアミンとアルデヒド類とを反応させることにより得
られるポリアミンのものであり、理論的にはアミン化合
物の1モルに対し、アルデヒド類2モルの脱水反応であ
り、反応時にはアルデヒド類が2モル以上あればよく、
通常はアミン化合物の1モルに対して、アルデヒド類を
2〜3モルの範囲で使用して反応させるのが好ましい。
この場合の反応温度は通常、20〜200℃の範囲であ
る。反応時間は温度にも左右されて一定しないが、通常
1〜12時間の範囲である。使用されるアルデヒド類
は、ベンズアルデヒド、トルエンアルデヒド、アセトア
ルデヒド等が挙げられる。
【0031】本発明において、上記に例示した変性は単
独でも、あるいは二種以上が併用されていてもよく、さ
らに使用する化合物類は、上記に記載された化合物のも
のに限定されるものではない。
【0032】上記に例示した反応により得られる本発明
の樹脂組成物は、フェノール類、第三級アミン類、ベン
ジルアルコール等の硬化促進剤;溶媒、顔料、充填剤、
増量剤、補強材等の添加剤を加えて使用することもでき
る。この中、適当な溶媒の具体例としては、トルエン、
キシレンのような芳香族化合物;メチルアルコール、エ
チルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアル
コールのような炭素原子を1〜4個含有する脂肪族アル
コール;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類;又はそれらの混合物である。特に好ましい溶媒はキ
シレン、n−ブチルアルコール、及びベンジルアルコー
ルであり、なかでも硬化促進剤でもあるベンジルアルコ
ールを使用することが最も好ましい。
【0033】本発明の樹脂組成物を上記した溶媒と共に
混合してエポキシ樹脂用硬化剤として用いる場合、その
硬化速度や、それを使用し得られる硬化物の耐水性及び
耐薬品性を良好に保つ上から、上記混合物中の樹脂組成
物の割合を60質量%以上に、更には80質量%以上と
することがより好ましい。
【0034】本発明の樹脂組成物をエポキシ樹脂用硬化
剤として用いる場合、対象のエポキシ樹脂としては、例
えばビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールF
エポキシ樹脂、ビスフェノールADエポキシ樹脂及びこ
れらの水添物、ノボラック型エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ
樹脂、ポリオキシプロピレンやポリオキシエチレンのグ
リシジルエーテル、構造中にウレタン結合を持つウレタ
ン変性エポキシ樹脂、ゴム変性されたエポキシ樹脂等が
挙げられるが、その他、アミンの活性水素と反応可能な
グリシジル基を持つエポキシ樹脂であれば広い範囲で使
用することができ、上記したものに限定されるようなも
のではない。また、これらの樹脂は単独でも、又は二種
類以上を混合しても用いることができる。
【0035】また、本発明の樹脂組成物をエポキシ樹脂
用硬化剤に使用するに際し、上記のエポキシ樹脂と本発
明の硬化剤をそのまま混合してもよいし、あるいは溶媒
の存在下で混合する等、いずれの方法であってもよい。
硬化は常温のまま行なわせてもよいし、加熱しながらで
もよい。本発明の硬化剤は、常温での硬化速度、得られ
る硬化物の物性において優れた性能を有するものである
が、この性能は加熱を行なうことによっても損なわれる
ことはなく、加熱を要する分野で使用しても何ら差し支
えない。
【0036】本発明の樹脂組成物を溶媒等使用すること
なくそのまま用い、上記のエポキシ樹脂を硬化させる場
合は、耐水性がよく十分な硬化特性をもったもの、及び
適度な硬化速度とする上から、該樹脂組成物の配合量
は、エポキシ樹脂の100質量部に対し通常5〜200
質量部の範囲、更には10〜75質量部の範囲とするの
がより好ましい。なお、エポキシ樹脂の硬化に際し、本
発明の硬化剤に予め溶媒を加えて用いる場合は、溶媒を
加える前の樹脂組成物がエポキシ樹脂に対し上記の量の
範囲となっていればよい。
【0037】
【実施例】以下、本発明の樹脂組成物について実施例を
挙げ、更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限
定されたりするものではない。以下において部、及び%
は全て質量基準である。
【0038】実施例1 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にNBDA30.8g(0.8当量)とイソホロ
ンジアミン(以下、IPDAと略す。VESTAMINIPD(ヒ
ュルスジャパン社製商品名)を使用)136g(3.2
当量)を仕込み、温度80℃を保ちながら、これにエポ
キシ樹脂であるエピコート828(商品名:油化シェル
エポキシ社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポ
キシ当量190g/eq)57g(0.3当量)を1.
5時間かけて滴下し、滴下終了後さらに2時間反応させ
る。常温まで冷却した後、ベンジルアルコールを70g
添加混合し、樹脂組成物溶液293.8gを得た。
【0039】実施例2 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にNBDA30.8g(0.8当量)とメタキシ
リレンジアミン(以下、MXDAと略す)108.8g
(3.2当量)を仕込み、温度80℃を保ちながら、こ
れにエピコート828の57g(0.3当量)を1.5
時間かけて滴下し、滴下終了後さらに2時間反応させ
る。常温まで冷却した後、ベンジルアルコールを70g
添加混合し、樹脂組成物溶液266.6gを得た。
【0040】実施例3 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にNBDA154g(4.0当量)を仕込み、温
度80℃を保ちながら、これにエピコート828の57
g(0.3当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了
後さらに2時間反応させ、常温まで冷却する(以下、得
られたこのものを変性NBDAと称する。)。次に、I
PDA170g(4.0当量)を仕込み、温度80℃を
保ちながら、これにエピコート828の57g(0.3
当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了後さらに2
時間反応させ、常温まで冷却する(以下、得られたこの
ものを変性IPDAと称する。)。次に、上記で得られ
た変性NBDA42.2gと変性IPDA181.6g
を混合し、さらにベンジルアルコールを70g添加混合
し、樹脂組成物溶液293.8gを得た。
【0041】実施例4 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にNBDA154g(4.0当量)を仕込み、温
度80℃を保ちながら、これにエピコート828の57
g(0.3当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了
後さらに2時間反応させ、常温まで冷却する(以下、得
られたこのものを変性NBDAと称する。)。次に、M
XDA136g(4.0当量)を仕込み、温度80℃を
保ちながら、これにエピコート828の57g(0.3
当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了後さらに2
時間反応させ、常温まで冷却する(以下、得られたこの
ものを変性MXDAと称する。)。次に、上記で得られ
た変性NBDA42.2gと変性MXDA154.4g
を混合し、さらにベンジルアルコールを70g添加混合
し、樹脂組成物溶液266.6gを得た。
【0042】比較例1 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にIPDA170g(4.0当量)を仕込み、温
度80℃を保ちながら、これにエピコート828の38
g(0.2当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了
後さらに2時間反応させる。常温まで冷却した後、ベン
ジルアルコールを70g添加混合し、樹脂組成物溶液2
78gを得た。
【0043】比較例2 四つ口フラスコ(撹拌機、温度計、ヒーター及び凝縮器
付き)にMXDA136(4.0当量)を仕込み、温度
80℃を保ちながら、これにエピコート828の57g
(0.3当量)を1.5時間かけて滴下し、滴下終了後
さらに2時間反応させる。常温まで冷却した後、ベンジ
ルアルコールを70g添加混合し、樹脂組成物溶液26
3gを得た。
【0044】次に、上記の実施例1〜4ならびに比較例
1及び2で得られた6種類の樹脂組成物溶液をエポキシ
樹脂用硬化剤として用い、また対象となるエポキシ樹脂
としてはエピコート828を使用し、次のような試験に
てエポキシ樹脂用硬化剤としての評価を行なった。それ
らの結果を表2にまとめる。
【0045】1)硬化速度:25℃の恒温条件下、表2に
示す割合でエポキシ樹脂と硬化剤を混合し、それを容器
に50g採取し、熱電対温度計を装着して密栓し、最高温
度に達する時間を測定する。この時間を硬化速度の指標
とする。なお、エポキシ樹脂と硬化剤の混合量は、エポ
キシ樹脂中のエポキシ基と硬化剤中のアミノ基の活性水
素との割合が1/1(当量比)である。
【0046】2)塗膜物性:表2に示す割合でエポキシ
樹脂と硬化剤を混合し、圧力20 Torr 下で3分間脱泡
した後、それを冷間圧延鋼板(150mm×70mm×
0.8mm)又はガラス板(150mm×70mm×
2.0mm)上に膜厚200μmで塗装し、20℃にて
7日間硬化させ、試験片に供する。
【0047】・乾燥時間:JIS−K−5400に準じ
て、鋼板上に塗装した直後から、試験片(鋼板)の中央
を親指と人差指とで強く挟んで、へこみがつかず、また
塗膜の動きが感じられず、また、塗膜の中央を指先で急
速に繰り返しこすっても塗膜に擦りあとがつかなくなる
までの時間を測定する。
【0048】・密着性:JIS−K−5400.6.1
5の碁盤目試験に準じる。すなわち、試験片(鋼板)の
塗膜の上に、カッターとカッターガイドを用いて、縦横
11本ずつの平行線を1mmの間隔で引いて、1cm2
中に100個の枡目ができるように碁盤目状の切り傷
を付ける。この部分にセロテープ(登録商標、ニチバン
社製)を強く圧着し、テープを剥がした後の残った枡目
の数を記録する。
【0049】・耐水性:試験片(ガラス板)を水中に室
温で7日間浸漬し、塗膜の外観変化を目視で観察し、下
記の4段階で評価する。 ◎・・光沢良好、○・・光沢あり、△・・やや白化、×
・・白化
【0050】・耐薬品性:表2 に示す水溶液中に、試験
片(ガラス板)を室温で7日間浸漬し、塗膜の外観変化
を目視で観察し、下記の4段階で評価する。 ◎・・光沢良好、○・・光沢あり、△・・やや白化、×
・・白化
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の樹脂組成物はそ
れをエポキシ樹脂用硬化剤として用いた場合に硬化速度
が大きく、またこれを用い硬化させたエポキシ樹脂では
密着性や耐水性、及び耐薬品性等のいずれの試験におい
ても非常に優れた性能を示すものである。
【0054】従って、本発明の樹脂組成物は硬化剤とし
てエポキシ樹脂とともに使用し、例えば、塗料、土木建
築材料、接着剤、注型用樹脂、積層物等の用途に好適で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J036 AA01 AB09 AB10 AB12 AF06 AF08 AF09 AF22 AH05 AH06 DA09 DB01 DC03 DC06 DC09 DC10 DC14 DC26 DC28 DD04 DD05 DD07 JA01 JA06 JA08 JA13 JA14 KA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,5−及び/又は2,6−ジアミノメ
    チルビシクロ[2.2.1]ヘプタンを必須成分として
    なる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 2,5−及び/又は2,6−ジアミノメ
    チルビシクロ[2.2.1]ヘプタンと、2,5−及び
    /又は2,6−ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]
    ヘプタン以外のアミン化合物を混合し、次いで変性した
    ポリアミンを含有してなる樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 変性した2,5−及び/又は2,6−ジ
    アミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタンと、2,
    5−及び/又は2,6−ジアミノメチルビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン以外の変性アミン化合物を混合したポ
    リアミンを含有してなる樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 混合アミン中に占める2,5−及び/又
    は2,6−ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
    タンの割合が5〜95質量%にある請求項2記載の樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】 混合したポリアミン中に占める変性2,
    5−及び/又は2,6−ジアミノメチルビシクロ[2.
    2.1]ヘプタンの割合が5〜95質量%にある請求項
    3記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 アミン変性が、エポキシ変性,マンニッ
    ヒ変性,マイケル付加変性、又はポリアミノアミド変性
    のものである、請求項2〜5のいずれかに記載の樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】 変性したアミンがケトイミン構造又はア
    ルドイミン構造のポリアミンである、請求項2〜5のい
    ずれかに記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の樹脂組
    成物からなるエポキシ樹脂用硬化剤。
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