JP2001163580A - ブーム起伏機構の安全装置 - Google Patents

ブーム起伏機構の安全装置

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JP2001163580A
JP2001163580A JP35482699A JP35482699A JP2001163580A JP 2001163580 A JP2001163580 A JP 2001163580A JP 35482699 A JP35482699 A JP 35482699A JP 35482699 A JP35482699 A JP 35482699A JP 2001163580 A JP2001163580 A JP 2001163580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤操作を行った場合でもブーム起伏ロープを
傷付けることなくブームの落下を防止することができる
ブーム起伏機構の安全装置を提供する。 【解決手段】 クレーンの上部スプレッダ8と下部スプ
レッダ11間でシーブを介してブーム起伏ロープ9を多数
本掛け渡し、ロープ後端をブーム起伏用ウインチドラム
14aに接続してなるブーム起伏機構において、ブーム起
伏ロープの破断時にブームを支持する安全ロープ22と、
ブームの起伏に追従してその安全ロープ22を緊張状態に
保持する緊張機構14,32,33と、ブーム起伏ロープ22の張
力を検出するロードセル21と、そのロードセル21によっ
て検出される張力がほぼゼロになったときに安全ロープ
22を移動不能にロックするロック機構24とを備えてなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーン(吊りフッ
クに代えてバケットを用いる掘削機を含む)に関し、よ
り詳しくはブーム起伏機構のブーム起伏ロープが切断し
た場合にブームの落下を防止する安全装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】クレーンの上部旋回体に備えられたブー
ムは上部スプレッダと下部スプレッダを有し、両スプレ
ッダ間にはシーブを介してブーム起伏ロープが多数本掛
け渡されている。そしてそのブーム起伏ロープの後端を
ブーム起伏ドラムに巻回することによりブーム起伏機構
が構成されている。ブーム起伏ドラムを回動させるとブ
ーム起伏ロープが巻き取りまたは巻き戻されて両スプレ
ッダ間が伸縮し、それによってブームを起伏させること
ができる。このブーム起伏機構には、ブーム起伏ロープ
が切断する場合を想定してブームを落下させないような
安全装置を装備することがある。
【0003】上記安全装置としては例えば実開平7−302
80号公報に記載のものが知られている。この安全装置
は、上部スプレッダまたは下部スプレッダにブーム起伏
ロープをロックするためのワイヤロープ固定装置を設
け、ブーム起伏ロープが破断して切断信号が出力された
際に、シーブ上のブーム起伏ロープにブレーキブロック
を押圧させてブーム起伏ロープを固定し、ブームの落下
を防止するようになっている。
【0004】また、同公報の図1に従来例として示され
ているように、ガントリと上部スプレッダとの間に安全
ロープを緩ませた状態で架設したシンプルな構成の安全
装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の安全装置では、例えばアタッチメントにクラム
セルを取り付けた掘削作業において巻き上げ中にクラム
セルによるつかみを外してしまうと、ブームが前後に煽
られてブーム起伏ロープの張力が瞬時ゼロになる。この
とき、ブーム起伏ロープが破断したと判断して安全装置
が働き、ブレーキブロックがシーブ上のブーム起伏ロー
プを押圧してブーム起伏ロープをロックしてしまう。こ
のように、ブーム起伏ロープを直接固定してしまうとブ
ーム起伏ロープの表面が傷付けられるため、安全装置が
誤動作した場合であってもブーム起伏ロープを交換しな
ければならない。このロープ交換はコストがかかるだけ
でなく作業に手間がかかり、しかもその間は作業を中断
しなければならない。
【0006】また、後者の安全装置ではブーム起伏ロー
プを直接固定することはないものの、緩ませたブーム起
伏ロープが伸び切るまではブームの落下を止めることが
できず周囲の構築物等にブームが衝突する恐れがある。
しかも、落下するブームが加速されると、ブームが急停
止したときにそのブームやガントリに衝撃を与えてそれ
らを破損することがある。
【0007】本発明は以上のような従来のブーム起伏機
構の安全装置における課題を考慮してなされたものであ
り、ブーム起伏ロープが破断した場合に速やかにブーム
の落下を防止することができ、しかも安全装置が誤動作
した場合であってもブーム起伏ロープを傷付ける虞れの
ないブーム起伏機構の安全装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、ク
レーンの上部スプレッダと下部スプレッダ間でシーブを
介してブーム起伏ロープを多数本掛け渡し、ロープ後端
をブーム起伏用ウインチドラムに接続してなるブーム起
伏機構において、ブーム起伏ロープ破断時にブームを支
持する安全ロープと、ブームの起伏に追従してその安全
ロープを緊張状態に保持する緊張手段と、ブーム起伏ロ
ープの破断を検出する破断検出手段と、その破断検出手
段からの信号に基づいてブーム起伏ロープが破断したと
判断したときに安全ロープを移動不能にロックするロッ
ク手段とを備えてなるブーム起伏機構の安全装置であ
る。
【0009】請求項2の本発明は、破断検出手段とし
て、ブーム起伏ロープの張力を測定する張力センサが設
けられ、ロック手段は、この張力センサによって測定さ
れるロープ張力が所定値以下のときにロープ破断と判断
するブーム起伏機構の安全装置である。
【0010】請求項3の本発明は、破断検出手段とし
て、ブーム角度を検出するブーム角度計を有し、ロック
手段はブーム角度の減少が所定値を越えた場合にロープ
破断と判断するブーム起伏機構の安全装置である。な
お、上記所定値は例えばブーム全長に応じて適宜設定す
ることができる。
【0011】請求項4の本発明は、上記安全ロープがク
レーン本体と上部スプレッダとの間に掛け渡されている
ブーム起伏機構の安全装置である。
【0012】請求項5の本発明は、一対の安全ロープを
平行に設けたブーム起伏機構の安全装置である。
【0013】請求項6の本発明は、上記緊張手段が、上
部旋回体上またはガントリに配置されているブーム起伏
機構の安全装置である。
【0014】請求項1の本発明に従えば、ブーム起伏ロ
ープの破断時にロック手段が作動して安全ロープをロッ
クする。このとき安全ロープはブームの起伏に追従して
常に緊張手段によって緊張されているため、ブームの落
下が加速される前にブームを停止させることができる。
すなわち、本発明は、従来例の安全装置のようにブーム
起伏ロープをロックするものでないため、安全装置が誤
動作してもブーム起伏ロープを傷付けることがない。従
って、誤動作である場合にはブーム起伏ロープを交換す
る必要がなく安全ロープのロックを解除さえすれば直ち
にブーム起伏操作を再開することができる。
【0015】請求項2の本発明に従えば、ブーム起伏ロ
ープの張力が所定値以下のときにロープ破断と判断して
安全ロープをロックすることができる。
【0016】請求項3の本発明に従えば、ブーム起伏ロ
ープの張力とブーム角度の少なくともいずれか一方を検
出し、ブーム起伏ロープの張力が所定値以下のとき、及
びブーム角度の減少が所定値を越えたときに安全ロープ
をロックする。ロープ張力とブーム角度の両方を検出
し、両検出結果に基づいて安全ロープをロックする構成
によればブームが煽られただけの場合に安全ロープがロ
ックされず、それにより安全装置の誤動作が防止され
る。
【0017】請求項4の本発明に従えば、安全ロープが
クレーン本体と上部スプレッダとの間に掛け渡されてい
るため、ロープ端をブームに固定する場合と比較して安
全ロープ長を短くすることができ、且つブーム構成を変
えてブーム全長を長くする場合であっても安全ロープを
取り替える必要がない。
【0018】請求項5の本発明に従えば、ブーム起伏ロ
ープが切断した時に一対の安全ロープでブームをバラン
スよく支持することができる。
【0019】請求項6の本発明に従えば、緊張手段を上
部旋回体またはガントリに配置するように構成したた
め、既存のクレーンを大幅に設計変更することなく安全
装置を付加することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明に係るブーム起伏機構の安
全装置が適用されるクレーンを示したものである。
【0022】同図において、1はクローラ式の下部走行
体であり、この下部走行体1上に上部旋回体2が旋回自
在に搭載され、クレーン本体(ベースマシン)3が構成
される。上部旋回体2の前部にはブームフットピン(図
示しない)を中心としてブーム4が起伏自在に取り付ら
れており、巻上用ウインチ5から引き出された巻上ロー
プ6がそのブーム4の上端部4aを経由して吊下げら
れ、例えば吊りフックやクラムセル(図示しない)を支
持している。
【0023】上記ブーム4の起伏はブーム起伏機構BM
によって行われる。詳しくは、ブーム上端部4aから平
行して伸びる一対の支持ロープ7は、上部スプレッダ8
に接続され、上部スプレッダ8はブーム起伏ロープ9を
介しガントリ10の上部に連結されている下部スプレッ
ダ11と接続されている。このブーム起伏ロープ9の一
方端はガントリ10に固定され、他方端は上部スプレッ
ダ8及び下部スプレッダ11に備えられた複数のシーブ
を巻回して下部スプレッダ11から引き出され、ブーム
起伏用ウインチドラム(以下ウインチドラムと呼ぶ)1
2に巻き取られている。そしてウインチドラム12によ
るブーム起伏ロープ9の巻取りまたは繰り出しにより、
ブーム4が起伏するようになっている。なお、13はブ
ーム4の起立角度を規制するためのバックストップであ
る。
【0024】図2はブーム起伏機構BMを拡大して示し
たものである。同図において、ブーム起伏機構BMは、
上部スプレッダ8と下部スプレッダ11との間に複数本
掛け渡されたブーム起伏ロープ9をウインチドラム12
で巻取りまたは繰り出すようになっており、ウインチド
ラム12から引き出されたブーム起伏ロープ9は、ガン
トリ10上部に備えられているガントリシーブ15aを
介して上部スプレッダ8及び下部スプレッダ11に備え
られている第1シーブ16〜第5シーブ20に掛け渡さ
れる。
【0025】詳しくは、ガントリシーブ15a→第1シ
ーブ16の上溝→第2シーブ17の上溝→第1シーブ1
6の下溝→第2シーブ17の下溝→第3シーブ18の下
溝→第4シーブ19の最下溝(3段目)→第5シーブ2
0の下溝→第4シーブ19の中溝(2段目)→第5シー
ブ20の上溝→第4シーブ19の最上溝(1段目)→第
3シーブ18の上溝の順に掛け渡され、さらにガントリ
シーブ15bを折り返された後、ブーム起伏ロープ9の
張力を検出するためのロードセル(張力センサ)21を
介してガントリ10の前側支柱10aに固定されてい
る。
【0026】この実施形態に係る安全装置は、上部旋回
体2に固定された油圧モータ14と、その油圧モータ1
4で回転する安全ロープ巻取ドラム(以下、巻取ドラム
と呼ぶ)14aと、巻取ドラム14aから繰り出される
安全ロープ22とを有し、この安全ロープ22はガント
リ10上部に備えられているシーブ23を介してそのロ
ープ端が上部スプレッダ8の幅方向端部8aに固定され
ている。また、安全ロープ22は下部スプレッダ11の
幅方向端部11aを貫通しており、その幅方向端部11
a内に、安全ロープ22の移動をロックするためのロッ
ク機構(ロック手段)24が備えられている。
【0027】なお、油圧モータ14で駆動する巻取ドラ
ム14aを上部旋回体2上に配置する上記構成では、既
存のクレーンを大幅に設計変更することなく安全装置を
付加することができる。
【0028】また、上記安全装置は、上部スプレッダ8
及び下部スプレッダ11の両側に配設された2本の安全
ロープ22をロックするように構成されており、ブーム
起伏ロープ9が切断されたときに上部スプレッダ8と下
部スプレッダ11とを均等に引張り、ブーム4を支持し
ている支持ロープ7のバランスが崩れることを防止して
いる。なお、22aは安全ロープ22のロープ端に取り
付られた固定金具である。
【0029】図3は、上記安全装置の動作を説明するた
めの構成図である。なお、図2と同じ構成要素について
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0030】ブーム起伏ロープ9の張力を検出するロー
ドセル21から出力される張力検出信号S1はコントロ
ーラ30に与えられ、また、ブーム角度を検出するブー
ム角度計31から出力されるブーム角度信号S2もまた
コントローラ30に入力される。このコントローラ30
は後述する電磁切換弁38の動作を制御するようになっ
ている。
【0031】一方、油圧モータ14は油圧ポンプ32か
ら供給される圧油で駆動し、設定圧を越えるとリリーフ
弁33を開いて圧油をタンク34に逃がすようになって
いる。それにより、ブーム4角度が変化した場合であっ
ても安全ロープ22を常に一定の力で巻き取り、緊張状
態を維持することができる。なお、上記油圧ポンプ3
2、油圧モータ14及びリリーフ弁33は緊張手段とし
て機能する。
【0032】ロック機構24は、安全ロープ22の移動
経路近傍に配置された固定壁面240と、その固定壁面
240に安全ロープ22を押圧して安全ロープ22をロ
ックするための偏心カム241と、その偏心カム241
を回動させるカム作動用油圧シリンダ242と、偏心カ
ム241を安全ロープ22から離してロックを解除する
ロック解除用油圧シリンダ243とを備えている。
【0033】このロック機構24を、ブーム4を支持す
るのに十分な強度を有する下部スプレッダ11に設ける
と、ロック機構24取付け用の特別な支持部材を用意す
る必要がないという利点がある。
【0034】図4(a)は安全ロープ22をロックする
構成を、図4(b)はロック解除する構成をそれぞれ拡
大して示したものである。ただし、図4(b)ではカム
作動用シリンダ242の図示を省略している。
【0035】図4(a)の正面図において、ロック機構
24が作動しておらず安全ロープ22が拘束されていな
い状態では、偏心カム241と安全ロープ22との間に
所定の間隙t1が確保されている。なお、この間隙t
1は、ロープ径及びロープの種類に応じて上記カムの径
を適宜設定することで決定される。本実施形態ではこの
間隙t1を例えば6mmとして以下、ロック機構の動作を
説明する。
【0036】カム作動用シリンダ242のロッド242
aを伸長させて偏心カム241を基準位置pから回転
(0°〜40°の範囲で)させると、カム外周面の突出
量t2は0〜9mmまで変位することができ、カム回転角
20°で安全ロープ22のロックが始まる。それによ
り、安全ロープ22が壁面240と偏心カム241との
間に挟まれた状態で固定される。このように、シリンダ
を用いて偏心カム241を回転させ、安全ロープ22を
固定面との間に挟んだ状態で押圧するように構成にした
ため、安全ロープ22を確実に固定することができる。
【0037】図4(b)の底面図において、偏心カム2
41はテーパピン241aを回転軸として枢支されてお
り、このテーパピン241aの外側端部は、圧縮コイル
ばね244によって矢印A方向に付勢され偏心カム24
1と係合されている。テーパピン241aの内側端部に
は同軸上にロック解除用油圧シリンダ243が配置さ
れ、そのロッド243aが圧縮コイルばね244の付勢
に抗してストロークt3分伸長すると、テーパピン24
1aと偏心カム241との係合が解消される。このと
き、カム作動用シリンダ242のロッド242aを縮小
すれば安全ロープ22のロックを解除することができ
る。なお、ロック解除用油圧シリンダ243のロッド2
43aを縮小させると、圧縮コイルばね244の付勢力
によって再びテーパピン241aと偏心カム241が係
合する。
【0038】上記カム作動用シリンダ242及びロック
解除用油圧シリンダ243は、図3に示した油路35及
び36を通じて油圧ポンプ37から圧油が供給される。
油路35にはコントローラ30から出力されるロック信
号S3を受けて開動作する電磁切換弁38が備えられ、
油路36には解除スイッチ39から出力される解除信号
4を受けて開動作する電磁切換弁40が備えられてい
る。
【0039】次に上記構成を有する安全装置の動作を図
3を参照しながら説明する。
【0040】ブーム4による吊り作業が行われると、ロ
ードセル21によってブーム起伏ロープ9の張力が検出
されてコントローラ30に張力検出信号S1が与えられ
るとともに、ブーム角度計31によってブーム角度が検
出されてコントローラ30にブーム角度信号S2が与え
られる。コントローラ30は、ブーム起伏ロープ9の張
力が所定値以下、具体的にはほぼゼロであり、且つブー
ム角度の減少度合いが一定以上のとき、ブーム起伏ロー
プ9が破断したと判断し、電磁切換弁38を遮断位置ア
から連通位置イに切り換える。
【0041】つまり、例えばクラムセルによる掘削作業
において支持ロープ7の巻き取り中にクラムセルのつか
みが外れると、ブーム4が前後に煽られることがある。
このような場合、ブーム起伏ロープ9が切断されていな
くともブーム起伏ロープ9の張力が瞬時ゼロになり、ブ
ーム起伏ロープ9は破断したとみなされる虞れがある。
この場合、コントローラ30はブーム角度の減少に所定
値(本実施形態では3°に設定)を設定しており、その
所定値を越えてブーム角度が減少すると電磁切換弁38
を開き、カム作動用シリンダ242を駆動するようにし
ている。従ってブーム4が煽られただけの場合にはブー
ム4の角度減少が小さいため、電磁切換弁38は閉じた
ままであり安全装置の誤動作を防止することができる。
【0042】一方、ブーム起伏ロープ9が切断された場
合には、ブーム起伏ロープ9の張力がほぼゼロであり且
つブーム角度の減少が所定値を越えるため、電磁切換弁
38が開かれ、カム作動用シリンダ242のロッド24
2aが伸長されて偏心カム241を回転させ、安全ロー
プ22を壁面240に押圧してロックする。
【0043】また、ブーム起伏ロープ9が切断した場合
は、ロープ交換後、ロック解除スイッチ39をonする
と、電磁切換弁40がウ位置からエ位置に切り換わって
開き、ロック解除用油圧シリンダ243のロッド243
aが伸長し、偏心カム241からテーパピン241aが
離れ、安全ロープ22のロック解除が可能になる。ま
た、ロック解除スイッチ39をonした際にコントロー
ラ30に対しても解除信号S5が与えられ、コントロー
ラ30は電磁切換弁38を閉じ位置アに復帰させ、それ
により、偏心カム241が初期位置に復帰する。
【0044】安全ロープ22のロック解除が完了した
後、ロック解除スイッチ39をoffすると、電磁切換
弁40が閉じ、ロック解除用油圧シリンダ243のロッ
ド243aは圧縮コイルばね243によって押し戻さ
れ、偏心カム241とテーパピン241aが係合する。
【0045】なお、上述した実施形態のロック機構で
は、1つの偏心カム241で安全ロープ22の片側を押
圧するように構成したが、これに限らず安全ロープ22
の両側を一対の挟圧片で挟み込むようにしてロックする
ものであってもよく、また、安全ロープ22の外周面に
沿って配設された複数の挟圧片を求心方向に絞めること
により安全ロープ22をロックするものであってもよ
い。
【0046】上記した偏心カム241を用いて安全ロー
プ22を押圧しロックする構成は、装置の小型化が図れ
る(下部スプレッダ内に収納することができる)点で好
ましいが、例えば安全ロープ22を巻き取る巻取ドラム
14aのフランジ部に爪部を等間隔に形成し、その爪部
に対して係脱し得るパウルを上部旋回体上に設け、安全
ロープ22をロックするように構成することもできる。
【0047】このような機械的なロック機構によれば、
ロックの解除が容易になりロック機構の構成も簡単にな
る。また、安全ロープ22を直接押圧しないため安全ロ
ープ22を傷めることがないという利点がある。また、
機械的なロック機構は、上部旋回体上に限らずガントリ
10に設けることもできる。ガントリ10に設ける場
合、その上部に備えたシーブと一体構成としてもよく、
また、ガントリ前側支柱10aの側面部分等に固定する
ものであってもよい。ただし、この場合、巻取ドラムの
フリートアングルが既定値以内に納まるように、例えば
後述する図6のシーブ51のようにガイド用のシーブを
適宜設ける必要がある。
【0048】また、機械的なロック機構によれば、安全
ロープ22を緊張させる機構とロックする機構が一カ所
に集合されるため、油圧回路の簡素化が図れ故障の発生
を少なくすることができる。しかも点検箇所を減らすこ
ともできる。さらに、起伏ロープ9が切断した場合に
は、左右の安全ロープ22を同時にロックすることがで
きる。
【0049】また、油圧モータ14の圧油戻り側油路4
1に電磁切換弁を追加し、タンク34に戻る圧油を遮断
することによって巻取ドラム14aを停止させ安全ロー
プ22をロックすることもできる。
【0050】図5〜図10は、安全装置の他の実施形態
を示したものである。なお、以下に説明する各図におい
て、(a)図は平面図、(b)図は上部旋回体を後方か
ら見た図、(c)図は要部正面図を表している。
【0051】図5に示すものは、安全ロープ22を巻き
取る巻取ドラム14a及びその駆動源である油圧モータ
14を、ガントリ10の前側支柱10aの基端側に配置
したものである。なお、この場合、巻取ドラム14a及
び油圧モータ14は、ガントリ10を倒伏させる際に障
害とならないように配置することが好ましい。なお、上
記巻取ドラム14aは、クレーンを輸送する際の高さ制
限や、搬送性を考慮してクレーン本体、ガントリ10の
前側支柱10aから取り外し可能な構成としてもよい。
【0052】図6に示すものは、安全ロープ22の巻取
り機構をコンパクト化したものである。図中、B点を境
として右側に延びる安全ロープ22、すなわち、ロック
機構24によってロックされる範囲の安全ロープ22a
についてはブームを支持できる強度を有するロープ径と
し、左側に延びる安全ロープ22b、すなわち、単に安
全ロープ22を緊張状態に保つために機能する範囲の安
全ロープ22bについては細径としている。従って安全
ロープ22の巻き取り/巻き戻しを行う巻取ドラム50
及びその駆動源である油圧モータ(図示しない)を小型
化することができる。なお、51はガイドシーブであ
る。
【0053】図6の実施形態においては、安全ロープ2
2をブーム起伏機構BMの左右両側に沿って配設し、こ
の左右双方の安全ロープ22をそれぞれ別個の巻取ドラ
ム50,50によって巻き取り/繰り出しする構成とし
た。しかしながら、軸方向にドラムを2分割した構成の
2層式ドラムを使用すれば、単一の油圧モータで巻取り
または繰り出しを行うことができる。この場合、上部ス
プレッダ8の左右両端部に一方端が固定されて平行配置
される安全ロープ22は、ガントリの上部に備えられた
シーブ、及びガイドシーブ51を介して2層式ドラムの
各層に導かれる。
【0054】図7に示すものは、上部スプレッダ8上の
幅方向中央にシーブ55を取り付け、そのシーブ55で
折り返した安全ロープ22の各ロープ端を巻取ドラム1
4aで巻き取るように構成している。この構成によれ
ば、各ロック機構24において動作がわずかに遅れた場
合であっても、上部スプレッダ8の中央部を支持してい
るため支持ロープ7のバランスを崩すことがないという
利点がある。
【0055】図8に示すものは、図7に示す安全ロープ
22を1つの巻取ドラム14aで巻き取り/繰り出しす
るようにしたものである。安全ロープ22の一方端部は
下部スプレッダ11から延設された固定部56に固定さ
れ、他方端は巻取ドラム14aに導かれている。そして
ロック機構24は巻取ドラム14aによって巻き取られ
るロープ側に配置されている。この構成は、緊張手段で
ある巻取ドラム14aを1つで構成することができるた
め、巻取ドラム14aの配置スペースが制約される場合
に好適である。
【0056】図9に示すものは、図7に示す安全ロープ
22の構成を採用するとともに、図5に示したように、
各巻取ドラム14aをガントリ10の前側支柱10aに
配置したものである。この構成では、分解、輸送時に安
全装置をクレーン本体から取り外すことなく、ガントリ
前側支柱10aに取り付たままの状態で輸送することが
可能になる。従って、上部旋回体2を分解して輸送する
機会の少ない比較的小型のクレーンに好適である。ま
た、既存のクレーンを大幅に設計変更することなく安全
装置を付加することができる。
【0057】図10に示すものは、安全ロープ22が1
本のロープで構成されている。そして、上部旋回体の後
部(カウンターウエイト)上面で、ガントリの左右両側
且つ後方に一対の巻取ドラム50,50が設けられてい
る。その巻取ドラム50,50は、一方端に油圧モータ
が接続されている駆動軸50aによって左右同時に回動
するようになっている。すなわち、1本の安全ロープの
両端を同時に巻き取り、または繰り出しすることができ
るように一対の巻取ドラム50,50が同軸上に配置さ
れている。その他の構成については基本的に図6に示し
た構成と同じものであり、安全ロープ22の巻取り機構
をコンパクト化したものである。また、この構成によれ
ば、巻き取り機構をコンパクトにしつつブーム起伏ロー
プ9が切断した場合にはブーム4をバランス良く支持す
ることができる。
【0058】なお、上述した実施形態においては、安全
ロープ22の巻取機構をガントリやクレーン上部旋回体
のカウンターウエイト上に設けたが、これに限らず、起
伏ロープ9の巻取り用ウインチドラムと並列に配置して
もよく、要するに、ガントリ上部に備えられたシーブを
介してクレーン本体側に導かれる安全ロープ22が巻き
取りまたは繰り出し可能であれば、巻取機構は任意の部
位に配置することができる。
【0059】また、本発明のロック機構24は、安全ロ
ープ22を確実にロックすることができるものであれ
ば、安全ロープ22を瞬時にロックして停止させるもの
に限らず、ブーム4の落下が小さい範囲であれば緩やか
にロックして停止させてもよい。ロックを緩慢に作動さ
せる手段としては、具体的には、ロックのために使用さ
れる圧油を、コントローラで制御される電磁切換弁によ
って緩やかに供給するという従来周知の油圧制御で実現
することができる。
【0060】ブーム4を緩やかに停止させる構成によれ
ば、安全ロープ22を緊張させた状態で巻き取り/繰り
出しする際に、安全ロープ22を緩やかにロックするこ
とができるため、起伏ロープ9切断時において衝撃を発
生することなくブーム4を円滑に停止させることができ
るようになる。それにより、ロック機構24のみなら
ず、ガントリ10、下部スプレッダ11等のクレーン本
体側の構成部材についても破損を防止することができ、
その結果、クレーンの寿命を長くすることができる。
【0061】また、上述した実施形態ではブーム起伏ロ
ープ9の張力とブーム角度の双方を検出することによ
り、起伏ロープ9の切断を正確に検出するように構成し
たが、張力センサ21によってロープ破断が検出された
ことのみに基づいてロック機構24を作動させてもよ
く、或いは、ブーム角度計31によってロープ破断が検
出されたことのみに基づいてロック機構24を作動させ
るように構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明は、従来例のようにブーム起伏ロープ
をロックせず、安全ロープをロックするように構成した
ため、安全装置が働いてもブーム起伏ロープを傷付ける
ことがない。従ってブームの破断検出が誤りであっても
安全ロープのロックを解除すれば直ちにブーム起伏操作
を再開することができる。しかも、安全ロープはブーム
の起伏に追従して常に緊張手段によって緊張されている
ため、万一ブーム起伏ロープが切断した場合であっても
ブームの落下が加速される前にブームを停止させること
ができる。
【0063】また、切断してしまったブーム起伏ロープ
を確実にロックしようとするとその構成が複雑になる
が、本発明ではブーム起伏ロープとは別の切断されてい
ない安全ロープをロックするように構成したため、安全
装置の構成を簡単且つ小型化することができる。
【0064】請求項2の本発明によれば、ブーム起伏ロ
ープの張力が所定値以下のときにロープ破断と判断して
安全ロープをロックすることができる。
【0065】請求項3の本発明によれば、ブーム起伏ロ
ープの破断時にブーム角度の減少が所定値を越えたかど
うかを判断して安全ロープをロックするため、ブームが
煽られただけでは安全装置が働かず、従って安全装置の
誤動作を防止することができる。
【0066】請求項4の本発明によれば、安全ロープを
クレーン本体と上部スプレッダとの間に掛け渡したた
め、ロープ端をブームに固定する場合と比較して安全ロ
ープ長を短くすることができ、且つブーム構成を変えて
ブーム全長を長くする場合であっても安全ロープを取り
替える必要がない。
【0067】請求項5の本発明によれば、ブーム起伏ロ
ープが切断した時に一対の安全ロープでブームをバラン
スよく支持することができる。
【0068】請求項6の本発明によれば、緊張手段を上
部旋回体またはガントリに配置するように構成したた
め、既存のクレーンを大幅に設計変更することなく安全
装置を付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全装置が適用されるクレーンの
外観図である。
【図2】クレーンのブーム起伏機構を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の安全装置の構成図である。
【図4】(a)は図3に示すロック機構の拡大正面図、
(b)はロック解除機構の拡大底面図である。
【図5】安全装置の第2の実施形態を示す説明図であ
り、(a)は要部平面図、(b)は上部旋回体を後方か
ら見た図、(c)は要部正面図である。
【図6】安全装置の第3の実施形態を示す図5相当図で
ある。
【図7】安全装置の第4の実施形態を示す図5相当図で
ある。
【図8】安全装置の第5の実施形態を示す図5相当図で
ある。
【図9】安全装置の第6の実施形態を示す図5相当図で
ある。
【図10】安全装置の第7の実施形態を示す図5相当図
である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 クレーン本体 4 ブーム 5 巻上用ウインチ 6 巻上ロープ 7 支持ロープ 8 上部スプレッダ 9 ブーム起伏ロープ 10 ガントリ 11 下部スプレッダ 12 ウインチドラム 14a 巻取ドラム 21 ロードセル 22 安全ロープ 24 ロック機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンの上部スプレッダと下部スプレ
    ッダ間でシーブを介してブーム起伏ロープを多数本掛け
    渡し、ロープ後端をブーム起伏用ウインチドラムに接続
    してなるブーム起伏機構において、 ブーム起伏ロープ破断時にブームを支持する安全ロープ
    と、ブームの起伏に追従してその安全ロープを緊張状態
    に保持する緊張手段と、前記ブーム起伏ロープの破断を
    検出する破断検出手段と、その破断検出手段からの信号
    に基づいてブーム起伏ロープが破断したと判断したとき
    に前記安全ロープを移動不能にロックするロック手段と
    を備えてなることを特徴とするブーム起伏機構の安全装
    置。
  2. 【請求項2】 前記破断検出手段として、ブーム起伏ロ
    ープの張力を測定する張力センサが設けられ、前記ロッ
    ク手段は、この張力センサによって測定されるロープ張
    力が所定値以下のときにロープ破断と判断する請求項1
    記載のブーム起伏機構の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記破断検出手段として、ブーム角度を
    検出するブーム角度計を有し、前記ロック手段はブーム
    角度の減少が所定値を越えた場合にロープ破断と判断す
    る請求項1または2に記載のブーム起伏機構の安全装
    置。
  4. 【請求項4】 前記安全ロープがクレーン本体と前記上
    部スプレッダとの間に掛け渡されている請求項1〜3の
    いずれかに記載のブーム起伏機構の安全装置。
  5. 【請求項5】 一対の前記安全ロープを平行に設けた請
    求項1〜4のいずれかに記載のブーム起伏機構の安全装
    置。
  6. 【請求項6】 前記緊張手段が、前記上部旋回体上また
    はガントリに配置されている請求項1〜5のいずれかに
    記載のブーム起伏機構の安全装置。
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