JP2001163453A - ドックシェルタ - Google Patents

ドックシェルタ

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JP2001163453A
JP2001163453A JP35477199A JP35477199A JP2001163453A JP 2001163453 A JP2001163453 A JP 2001163453A JP 35477199 A JP35477199 A JP 35477199A JP 35477199 A JP35477199 A JP 35477199A JP 2001163453 A JP2001163453 A JP 2001163453A
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JP
Japan
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vehicle
dock shelter
curtain
opening
door
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JP35477199A
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Takashi Yamashita
孝 山下
Yukio Fukushima
幸生 福島
Hirokazu Imakire
宏和 今給黎
Akira Meguro
晃 目黒
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性が良いとともに、破損が少なく、か
つ、開閉の迅速化が図られ作業時間を短縮することがで
きるとともに、ランニングコストの少ないドックシェル
タを提供する。 【解決手段】 建屋開口部と車両後部とを気密に接続す
るドックシェルタを設置している。前記ドックシェルタ
の開口部に荷物を入出庫する際のドッキング部を設ける
とともに、該ドッキング部から車両の側面及び上面に向
けて伸長する密閉用伸縮部材あるいは密閉用回動部材の
いずれかを有している。密閉用伸縮部材あるいは密閉用
回動部材と車両後部の側面壁及び上面壁との対向面に軟
弾性シール部材を付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵倉庫や食品工
場等の建屋開口部と車両のドッキング部で、建屋と車両
とを気密的に接続するドックシェルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵倉庫や食品工場等の建屋開口
部と車両のドッキング部で、建屋と車両と気密的に接続
するドックシェルタには、扉を開けてから車両後部を車
両側面及び上面に位置したクッション部材に圧接した
り、あるいは、車両側面及び上面にエアクッションを膨
らまして接触させて気密性を保つ等の方法がある。しか
し、クッション部材に圧接する方式は車両の後部ドアを
開口してから、ドッキングするため、車両内部が外気に
さらされ、車内温度が上昇する欠点があった。
【0003】これに対して、気密性を向上するエアバッ
ク方式が用いられ、その一例として、図12に示すよう
な実開昭64―57394号公報が提示されている。こ
のエアバック方式は、図示しない車両がドックシェルタ
101の開口部103に進入して、車両後部がバンパー
105に接触して停止する。その後、ドックシェルタ1
01の上部に配設されている送風機107で配管109
を経由して、側面エアバック111に給気し、側面エア
バック111を膨らませる。それに伴い、側面エアバッ
ク111はそれぞれ車両側面に伸長して接触し、ドック
シェルタ101による気密化が図られている。通常、建
屋内の荷捌き場での荷揚げまたは荷降ろし作業が終了す
ると、側面エアバック111を収縮させた後に、車両が
発進する。
【0004】しかし、上記は車両側面および車両上面の
シール方法であり、車両下面についてシールするものと
しては、その一例として、特開平7−304524号公
報が提示されている。同公報によると図13に示すよう
に、複数個に分割された分割型ウレタンパッド121が
パット支持杵123に前後揺動可能に支持されている。
パット支持杵123の両側には、左右一対の吊りチェー
ン125が取り付けられている。一対の吊りチェーン1
25の上部は、バランスシャフト127により支持され
ている。バランスシャフト127の中間位置には、ワイ
ヤー129の一端が取着されるとともに、その他端はシ
ェルタ上部141aに取着された滑車133を経由して
レベルコントローラ135に接続されている。バランス
シャフト127の両端には、案内装置137が設けられ
るとともに、パット支持杵123の両端には、調整高さ
位置固定用のロック装置139が設けられている。
【0005】以上のような構成により、下面のシール
は、プラットホームの高さ位置に合わせて分割型ウレタ
ンパッド121…を位置させる。このとき、レベルコン
トローラ135により任意の高さ位置に調整できる。荷
役作業時にはシェルタ141の手前で車両を止める。そ
してシェルタ141の下の踏み板143に足を掛け、下
に押し下げ、パット支持杵123を手前に引いて金具を
磁石に吸着させ高さ位置をロックする。車両を分割型ウ
レタンパッド121…に押し当てるように更に後退させ
て車両を停止する。すると、車両後部の凹凸にならって
分割型ウレタンパッド121…が追従し隙間を皆無にす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すような実開昭64―57394号公報におけるエ
アバック方式では、先ず、第1に車両側面及び上面の角
部の補強や扉のヒンジ等の凹凸があり、エアバック方式
では十分に密閉を図ることが困難である。第2に、側面
エアバックが収縮して直接車両側面に接触するため、ス
トロークが大きくなり時間が多くかかるので完全に収縮
する前に車両が発進することがあり、エアバックを破損
あるいは破裂させることがある。しかも、コスト的に
は、現状である密封方式の中で一番高いものであり、ド
ックシェルタの稼働中は常時送風機でエアバック内に給
気し、収縮時にも反対に排気する必要があり、ランニン
グコストがかかっているという問題がある。
【0007】また、車両の下面については、図13に示
すような特開平7−304524号公報が記載されてい
るように、下部に複数個に分割された分割型ウレタンパ
ッドを装着して気密化を図ったとはいえ、分割型ウレタ
ンパッドが車両下部の凹凸に完全に対応することができ
ず、建屋内の荷捌き場の温度が上昇したり、空調機にお
ける結露や霜付き分の冷却量が余計に必要になり、電気
代がより多くかかる。また、バランスシャフト、レベル
コントローラ、案内装置、あるいは、調整高さ位置固定
用のロック装置等を必要とするため、構成および操作が
複雑になり調整に多くの時間がかかっている。また、車
両の高さに応じて調整する必要があるため、操作が多く
なり作業時間が多くかかるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、気密性が良いとともに、
破損が少なく、かつ、開閉の迅速化が図られ作業時間を
短縮することができるとともに、ランニングコストの少
ないドックシェルタを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るドックシェルタでは、建屋開口部と
車両後部とを気密に接続するドックシェルタであって、
前記ドックシェルタの開口部に荷物を入出庫する際のド
ッキング部を設けるとともに、該ドッキング部には車両
の側面及び上面に接合移動可能な開閉扉部材を設け、当
該開閉扉部材の車両周面への対向面に軟弾性シール部材
を付設した構成としている。この場合において、前記開
閉扉部材をカーテン、アコーディオンカーテン、あるい
はシャッタ扉等の可撓性シート材により形成すればよ
く、また、スライドドアの如き1枚板もしくは複数枚の
多連スライドドアのようなスライド移動可能な平板材、
または旋回移動可能な平板材により形成するようにして
もよい。
【0010】また、前記密閉用伸縮部材あるいは密閉用
回動部材が、車両の後部面に平行に移動あるいは回動す
るための駆動装置を前記ドックシェルタの開口部の上方
または側方に設置すると良い。
【0011】本発明のドックシェルタでは、建屋開口部
と車両後部とを気密に接続するドックシェルタであっ
て、前記ドックシェルタの開口部に荷物を入出庫する際
のドッキング部を設けるとともに、該ドッキング部の下
方前面部に車両後部が当接されるバンパを固設し、該バ
ンパの下側には当該バンパより突出され車両後部の下面
壁に当接し気密を保持する下方軟弾性シール部材を付設
した構成としている。また、下方軟弾性シール部材は、
前記バンパーより前面に突出させると同時に、下面に湾
曲形成させると良い。また、下方軟弾性シール部材とし
ては、ブラシ、シート部材、スポンジ、あるいは、エア
バックのいずれかからなると良い。
【0012】本発明のドックシェルタでは、建屋開口部
と車両後部とを気密に接続するドックシェルタであっ
て、前記ドックシェルタの開口部に荷物を入出庫する際
のドッキング部を設けるとともに、該ドッキング部には
車両の側面及び上面に接合移動可能な開閉扉部材を設
け、当該開閉扉部材の車両周面への対向面に軟弾性シー
ル部材を付設し、かつ、前記ドッキング部の下方前面部
に車両後部が当接されるバンパを固設し、該バンパの下
側には当該バンパより突出され車両後部の下面壁に当接
し気密を保持する下方軟弾性シール部材を付設した構成
としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、車両側面壁及び上面壁に接
触するカーテン、アコーディオンカーテン、スライドド
ア等の密閉用伸縮部材、または、回動ドア、連結式回動
ドア、若しくはシャッタドア等の密閉用回動部材などの
開閉扉部材を設け、この扉部材の車両への接合面先端に
柔毛材などから構成される軟弾性シール部材を付設して
いる。このことにより、車両への接合密着移動をすばや
く行なえるとともに、車両の凹凸に追従して接触するの
で従来のエアバック方式以上の開閉速度で気密保持する
ことができる。前記軟弾性シール部材は、車両側面壁及
び上面壁に接触しており、従来のエアバック方式のよう
に車体と開閉扉部材とが直接接触しないため、車両が急
に発進したときでも軟弾性シール部材が緩衝材となり、
車両の接触部との摩擦が低減されるとともに、車両の凹
凸に対しても円滑に摺動するために、密閉用伸縮部材あ
るいは密閉用回動部材の破損が防止される。
【0014】また、車両に向けて接近するドックシェル
タは、開閉扉部材としての密閉用伸縮部材の伸縮動作あ
るいは密閉用回動部材の回動動作を用いることで、エア
バックを用いるときの膨張動作および収縮動作に比べ
て、開閉動作時間の短縮ができ、作業前の準備時間、お
よび、作業終了後における車両が発進するまでの時間を
短くすることができる。さらに、密閉用伸縮部材あるい
は密閉用回動部材にすることで、イニシャルコストを下
げるとともに、車両接触時に駆動を停止することにより
ランニングコストを不要にすることができる。また、エ
アバック方式でも、先端の軟弾性シール部材が車両に対
して緩衝材となりエアバックの破損がなくなる。また、
エアバックは、先端に軟弾性シール部材を付設すること
で膨張動作および収縮動作のストロークが小さくでき、
伸長時間および収縮時間の短縮を図ることができる。
【0015】また、車両後部の下面壁では、車両が停止
するためのバンパー下部に位置し、バンパーより前方に
突出する形でブラシ、シート状部材、又は密封化したエ
アバック等の下方用軟弾性シール部材を設置すること
で、車両下部の形状に追従して接触するようになり、車
両下部の隙間を無くして密封し気密化を向上している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るドックシェ
ルタの実施形態を添付した図面に従って詳細に説明す
る。図1は本実施形態におけ第1実施例のドックシェル
タ1の全体正面図、図2はドックシェルタ1の建屋開口
部5に車両7が入る前の側面図、図3はドックシェルタ
1の建屋開口部5に車両7が入った後の側面図である。
【0017】図1、図2、あるいは図3において、ドッ
クシェルタ1は、冷蔵倉庫や食品工場等の建屋3の建屋
開口部5で、かつ、冷凍車等の車両7の車両後部9が進
入する個所に設置されている。ドックシェルタ1は、車
両7と建屋3との間で冷凍物等の荷物を入出庫する際の
ドッキング部Kaに、暖かい外気が冷たい建屋3あるい
は車両7内に入らないように遮断している。車両後部9
の左右の両側面壁9aには、ドックシェルタ1における
開閉扉部材としての密閉用伸縮部材である側面用カーテ
ン11がそれぞれ当接している。この側面用カーテン1
1は、屈曲自在の可撓性で、かつ、気密性を有する側面
カーテン13と、側面カーテン13の一端に付設された
側面補強材15と、側面用カーテン11の先端部で、側
面補強材15に付設され車両後部9の側面壁9aに当接
する軟弾性シール部材である側面用ブラシ17とから構
成されている。
【0018】側面用ブラシ17は、細線形状の複数の柔
毛が所定の幅で、所定の長さで側面補強材15に植毛さ
れて、一体に構成されている。この幅は、線の細さ、長
さにより設定され、所定の気密性を保つようにされてい
る。側面用ブラシ17は、低温でも可撓自在のある材
料、例えば、純毛等の動物性繊維、木綿、麻等の植物性
繊維、ナイロン等の高分子合成繊維、あるいは、合成ゴ
ム等よりなっている。密閉用伸縮部材である側面用カー
テン11は、側面用カーテン駆動装置19により左右方
向(図1の矢印Ya方向)、すなわち、建屋壁面に垂直
な方向に伸縮自在に駆動される。側面用カーテン駆動装
置19は、側面用駆動モータ21と、側面用駆動モータ
21に駆動されるとともに、カーテン補強材15に連結
されて、側面用カーテン11を左右方向に移動するカー
テン移動用チェーン23とから構成されている。カーテ
ン移動用チェーン23は、左右を鎖歯車25により支持
され、可逆回転して側面用カーテン11を左右方向に移
動している。この側面用カーテン11は、開口時には、
建屋開口部5の近辺に装着されたカーテンボックス27
に収納されている。上記において、側面用カーテン駆動
装置19は、チェーンを用いたがVベルトを用いても良
い。
【0019】車両後部9の上面壁9bには、ドックシェ
ルタ1の密閉用回動部材である上面用ロールカーテン3
1(以下、ロールカーテン31という)が接触してい
る。このロールカーテン31は、屈曲自在のロールカー
テン33と、ロールカーテン33の一端に付設された上
面補強材35と、ロールカーテン31の先端部で、上面
補強材35に付設され車両後部9の上面壁9bに当接す
る軟弾性シール部材である上面用ブラシ37とから構成
されている。上面用ブラシ37は、細線形状の複数の柔
毛が上面補強材35に植毛されて一体に構成されてい
る。上面用ブラシ37は、側面用ブラシ17と同じ材料
により構成されている。ロールカーテン31は、ロール
カーテン駆動装置41により回動されるとともに、その
先端部は上下方向(図1の矢印Yb方向)に伸縮自在に
駆動される。ロールカーテン駆動装置41は、ロール駆
動モータ43と、ロール駆動モータ43に回動されると
ともに、上面補強材35に連結されて、ロールカーテン
31の先端部を上下方向に移動するロール回転ドラム4
5とから構成されている。ロール回転ドラム45は、可
逆回転してロールカーテン31の先端部を上下方向に移
動し、下降時に密閉用伸縮部材である上面用ブラシ37
を車両後部9の上面壁9bに当接する。このロールカー
テン31は、建屋3の外側で、建屋開口部5に取着され
たロールカーテンボックス47に接触して収納されてい
る。これにより、建屋3とロールカーテン31との隙間
は密閉され気密性が向上する。
【0020】車両後部9の下面壁9cには、ドックシェ
ルタ1の下方用軟弾性シール部材である下面用ブラシ5
1が接触している。また、ドックシェルタ1の下方前面
部には、バンパー53が固設されており、このバンパー
53は、車両7の下方の後面に設けられている車両用バ
ンパー55に接触して車両7の後退を停止している。下
面用ブラシ51は、上面用ブラシ37および側面用ブラ
シ17と同じ材料により構成されている。下面用ブラシ
51は、図2に示すように、バンパー53より前方、即
ち、車両7側に突出して装着されている。このため、下
面用ブラシ51は、下面壁9c、あるいは、下面壁9c
と車両用バンパー55の両方に当接して、車両7の下面
壁9c側とドックシェルタ1のバンパー53側との隙間
を無くすことができる。また、上記では、下面用ブラシ
51は車両用バンパー55のみに当接するようにしても
良い。このように、下面用ブラシ51は、車両7の後部
に設けられた車両用バンパー55や図示しない扉のヒン
ジによりできる凹凸等の隙間にならって多数の糸形状の
ブラシが埋めるため、下部の隙間に追従してより良くシ
ールでき、気密性を向上し外気の侵入を防止することが
できる。これにより、建屋3内の荷捌き場温度の上昇や
電気代の高騰を防止できる。また、車両7が下面用ブラ
シ51に接触する際に、下面用ブラシ51の先端が上側
に湾曲するので、設定時に当初より下面用ブラシ51を
図4に示すように下側に湾曲(Ra)させておくこと
で、大型車および中型車・小型車の区別なく車両用バン
パー55との接触が良くなり、外気の侵入をより防止す
ることができる。
【0021】次に、第1実施形態のドックシェルタ1の
作動について説明する。建屋3内での荷揚げや荷降ろし
作業をおこなうとき、車両7を後退させ、図3に示すよ
うに、車両バンパー55をドックシェルタ1の下方前面
部に固設されたバンパー53に接触して車両7の後退を
停止する。このとき、下部のバンパー53よりも前方に
突出している下面用ブラシ51は、車両バンパー55あ
るいは下面壁9cに当接して、下部にできる車両7側と
ドックシェルタ1のバンパー53側との隙間を無くして
いる。これにより、車両7の下面壁9c側ではドックシ
ェルタ1の気密化が図られている。
【0022】次に、側面用カーテン駆動装置19の側面
用駆動モータ21が駆動されて、カーテン移動用チェー
ン23を作動させる。カーテン移動用チェーン23は、
側面補強材15を介して側面用カーテン11を車両後部
9の側面壁9aに当接するように左右方向に移動する。
側面用カーテン11の側面用ブラシ17が車両後部9の
側面壁9aに所定量だけ当接したら側面用カーテン駆動
装置19の駆動を停止する。このとき、側面用ブラシ1
7は車両後部9の側面壁9aに当接し、凹凸面に追従し
て塞いだ状態で停止する。
【0023】また、同様に、ロールカーテン駆動装置4
1のロール駆動モータ43が駆動されて、ロール回転ド
ラム45を回動させる。ロール回転ドラム45は、上面
補強材35を介してロールカーテン33を車両後部9の
上面壁9bに当接するように上下方向に移動する。ロー
ルカーテン33の上面用ブラシ37が車両後部9の上面
壁9aに所定量だけ当接したらロールカーテン駆動装置
41の駆動を停止する。このとき、上面用ブラシ37は
車両後部9の上面壁9aに当接し、凹凸を塞いだ状態で
停止する。
【0024】また、車両7の下面壁9cは、前記したよ
うに、車両7の後退により、下面用ブラシ51が車両7
側とドックシェルタ1のバンパー53側との隙間を無く
すことができる。この段階で車両の扉を開き、荷物の入
出庫をおこなう。これにより、ドッキング部Kaに外気
が侵入するのを防止出来て、荷捌き場温度の上昇や電気
代の高騰を防止できる。
【0025】以上により、車両7の車両後部9は、側面
用ブラシ17と上面用ブラシ37の軟弾性シール部材、
および、下面用ブラシ51の下方用軟弾性シール部材が
当接して密閉化ができ、ドックシェルタ1の気密化が図
られる。これにより、前記したように、各ブラシの複数
の糸状針が凹凸部に良く追従して、従来方式以上の気密
化が図れる。しかも各ブラシが接触時には、モータの駆
動を停止しているため、電気代がかからなくなる。
【0026】また、建屋3内で荷揚げや荷降ろし作業が
終了すると、車両の扉を閉じるとともに、側面用カーテ
ン駆動装置19の側面用駆動モータ21およびロールカ
ーテン駆動装置41のロール駆動モータ43とは逆転運
転をおこなう。これにより、側面用カーテン11は車両
後部9の側面壁9aより離れる方向に移動するととも
に、ロールカーテン33も車両後部9の上面壁9bより
離れる方向に移動する。この結果、側面用カーテン11
は左右方向に移動しカーテンボックス27に収納し、ま
た、ロールカーテン33はロールカーテンボックス47
に収納されて、車両7が発車される。その際に、仮に側
面用カーテン11およびロールカーテン33が収納され
る前、即ち、側面用カーテン11の側面用ブラシ17お
よびロールカーテン33の上面用ブラシ37が接触して
いる間に車両7が発車しても、両ブラシが撓むだけで済
み、車両7の接触部との摩擦が低減されるとともに、車
両7の凹凸に対しても円滑に摺動するために、側面用カ
ーテン11およびロールカーテン33が破損することは
なくなる。
【0027】さらに、側面用カーテン11の伸縮にはカ
ーテン移動用チェーン23が、また、ロールカーテン3
3の伸縮にはロール回転ドラム45の回動が用いられて
いるため、従来のエアバック方式に比べて迅速に伸縮が
でき、ドックシェルタ1の建屋開口部5での開閉の迅速
化が可能となっている。
【0028】図5は本実施形態の第2実施例であるドッ
クシェルタ1Aの第1側面カーテン61の一部平面図、
図6は第2実施例であるドックシェルタ1Aの下面用シ
ール部材69の一部側面図である。なお、第1実施例と
同一部品には同一符号を付して説明は省略する。
【0029】第1実施例のドックシェルタ1において
は、可撓性で屈曲自在の側面カーテン13を用いるとと
もに、側面用カーテン駆動装置19にカーテン移動用チ
ェーン23を用いている。また、ドックシェルタ1の下
方には、下面用ブラシ51を用いている。
【0030】これに対して、第2実施例のドックシェル
タ1Aでは、第1側面カーテン61は、小分割にされ、
かつ、折り畳み自在に連結された複数のドア63…から
なる密閉用伸縮部材のアコーディオンタイプ式のカーテ
ンを開閉扉部材として用いている。第1側面カーテン6
1は、小分割のドア63と、小分割のドア63の先端部
(車両側)に取着されて、車両後部9の側面壁9aに当
接する軟弾性シール部材である側面用ブラシ17と、一
端に側面用ブラシ17が付設され他端がドア63に連結
される側面補強材15とから構成されている。ドア63
は、折り畳み自在に連結する連結棒63aにより連結さ
れている。また、ドア63は、気密性を有する鋼鈑、ア
ルミニウム板等の板材、あるいは、板金構成部材からな
っている。また、第1側面カーテン61は、カーテンレ
ール65を用いて第1側面カーテン61を左右方向に移
動している。
【0031】第1側面カーテン61の移動には、直線的
に移動するシリンダ67の第1側面用カーテン駆動装置
19Aを用いている。シリンダ67には、先端部に側面
用ブラシ17が固定されて付設されるとともに、連結棒
63aの車両側の末端部が揺動自在に取着されている。
この第1側面用カーテン駆動装置19Aのシリンダ67
は、連結棒63aを介して小分割のドア63を折り畳み
自在に伸縮している。上記では、ドア63はカーテンレ
ール65により案内されているが、連結棒63aを溝付
きの案内レールで案内するようにしても良い。また、第
1実施例と同様に、第1側面用カーテン駆動装置19A
にカーテン移動用チェーン23を用いても良い。
【0032】ドックシェルタ1Aの下方には、屈曲自在
の可撓性を有する板形状の下面用シール部材69を用い
て、下方軟弾性シール部材を構成して密閉性を保ってい
る。この下面用シール部材69は、前記と同様に、車両
7が下面用シール部材69に接触する際に、先端が上側
に湾曲しないように、設定時に当初より下面用シール部
材69を図6に示すように下側に湾曲させておくこと
で、下面壁9cあるいは車両用バンパー55との接触が
良くなり、外気の侵入をより防止することができる。ま
た、下面用シール部材69は、先端が下側を向くように
直線形状よりなる板形状のシートを傾斜して取着するよ
うにしても良い。なお、作動については第1実施例とほ
ぼ同一のため説明は省略する。
【0033】図7は本実施形態の第3実施例であるドッ
クシェルタ1Bの第2側面カーテン71の一部平面図で
ある。なお、第1実施例と同一部品には同一符号を付し
て説明は省略する。
【0034】第3実施例のドックシェルタ1Bでは、第
2側面カーテン71は、小分割にされ、かつ、スライド
自在に連結されたスライドドア73からなる密閉用伸縮
部材のスライドドアタイプ式の側面カーテンを開閉扉部
材として用いている。第2側面カーテン71は、建屋3
に固定された固定ドア75と、固定ドア75に対してス
ライド自在の小分割のスライドドア73と、小分割のス
ライドドア73の先端部(車両側)に付設されて、車両
後部9の側面壁9aに当接する軟弾性シール部材である
側面用ブラシ17と、一端に側面用ブラシ17が付設さ
れ他端がスライドドア73に連結される側面補強材15
とから構成されている。スライドドア73は、気密性を
有する鋼鈑、アルミニウム板等の板材、あるいは、板金
構成部材からなっている。また、第2側面カーテン71
は、固定ドア75とスライドドア73との間に装着され
たボールネジ77により直線的に移動する第2側面用カ
ーテン駆動装置19Bを用いて第2側面カーテン71を
左右方向に移動している。また、第2側面用カーテン駆
動装置19Bは、第1実施例と同様にカーテン移動用チ
ェーン23を用いても良く、また、第2実施例と同様に
シリンダ67を用いても良い。
【0035】図8は本実施形態の第4実施例であるドッ
クシェルタ1Cの第3側面カーテン81の一部平面図で
ある。なお、第1実施例と同一部品には同一符号を付し
て説明は省略する。
【0036】第4実施例のドックシェルタ1Cでは、第
3側面カーテン81は、小分割にされ、かつ、回動自在
に連結された回転ドア83からなる密閉用回動部材の回
転ドアタイプ式の側面カーテンを開閉扉部材として用い
ている。第3側面カーテン81は、建屋3に対して回動
自在に装着された回動ドア83と、回動ドア83に回動
ピン85を介して回動自在に連結された小分割の第1回
転ドア87と、第1回転ドア87の先端部(車両側)に
付設されて、車両後部9の側面壁9aに当接する軟弾性
シール部材である側面用ブラシ17と、一端に側面用ブ
ラシ17が付設され他端が第1回転ドア87に連結され
る側面補強材15とから構成されている。回動ドア83
および第1回転ドア87は、気密性を有する鋼鈑、アル
ミニウム板等の板材、あるいは、板金構成部材からなっ
ている。また、第3側面カーテン81は、建屋3に対し
て回動ドア83が、また、回動ドア83に対して第1回
転ドア87が回動モータ89からなる第3側面用カーテ
ン駆動装置19Cにより回動されている。第3側面カー
テン81は、折り畳み時には、車両7の側面壁9aと並
行になるように重ねて折り畳み、小さく収納するように
して、左右方向の幅の小スペース化を図ることができ
る。また、上記例では、回動ドア83と、分割された第
1回転ドア87を用いたが、回動ドア83のみでも良
く、更に、複数の第1回転ドア87を連結しても良い。
また、第3側面用カーテン駆動装置19Cは、第2実施
例と同様にシリンダ67を用いても良く、また、第3実
施例と同様にボールネジ77を用いても良い。
【0037】図9は本実施形態の第5実施例のドックシ
ェルタ1Dの全体正面図、図10は本実施形態におけ第
5実施例であるドックシェルタ1Dの側面エアバック9
1の一部平面図、図11は第5実施例であるドックシェ
ルタ1Dの下面用エアバック95の一部側面図である。
なお、従来例、および、第1実施例と同一部品には同一
符号を付して説明は省略する。また、括弧内の数値は上
面エアバック93に関係する符号を示す。
【0038】第1実施例のドックシェルタ1において
は、可撓性の伸縮自在の側面カーテン13を用いるとと
もに、側面用カーテン駆動装置19にカーテン移動用チ
ェーン23を用いている。また、ドックシェルタ1の下
方には、下面用ブラシ51を用いている。
【0039】これに対して、第5実施例のドックシェル
タ1Dは、従来例と同様に、上部に配設されている送風
機107で配管109を経由して、側面エアバック91
及び上面エアバック93に給気し、側面エアバック91
及び上面エアバック93を膨らませている。それに伴
い、側面エアバック91は伸長して側面エアバック91
の先端(車両側)に付設された側面用ブラシ17を車両
後部9の側面壁9aに当接する。また、同様に、上面エ
アバック93が伸長して上面エアバック93の先端(車
両側)に付設された上面用ブラシ37を車両後部9の上
面壁9bに当接している。これにより、前記と同様に、
側面エアバック91に付設された側面用ブラシ17およ
び上面エアバック93に付設された上面用ブラシ37が
接触している間に車両が発車しても、両ブラシが撓むだ
けで済み、車両7の接触部との摩擦が低減されるととも
に、車両7の凹凸に対しても円滑に摺動するために、側
面用カーテン11およびロールカーテン33が破損する
ことはなくなる。また、側面用ブラシ17および上面エ
アバック93を用いることにより、従来例よりも、側面
エアバック91の膨張するストロークを小さくできるの
で、供給空気量も少なくできるとともに、排気空気量も
少なくできる。また、側面用ブラシ17および上面エア
バック93は所定量だけ撓ませて壁面に当接しているた
め、膨張後に空気の供給を停止しても外気の遮断を行う
ことが可能となる。
【0040】また、ドックシェルタ1Dの下方には、図
11に示すように、空気あるいはガス等が低圧で密封化
された変形自在の下面用エアバック95を用いている。
このように、前記と同様に、下部のバンパー53よりも
前方に突出しており変形自在の下面用エアバック95
は、車両7の後部に設けられた車両用バンパー55や図
示しない扉のヒンジによりできる凹凸等の隙間にならっ
て変形して下面用エアバック95を埋めるため、下部の
隙間に追従してより良くシールでき、気密性を向上し外
気の侵入を防止することができる。これにより、所定の
厚さで、低圧で変形自在の密封化された下面用エアバッ
ク95を用いることにより、補充も必要がなくなるとと
もに、車両の大小にかかわらず調整が不要で、ランニン
グコストの少なくすることができる。
【0041】なお、第5実施例のドックシェルタ1Dの
作動については、前記のごとく、側面用ブラシ17およ
び上面用ブラシ37が接触している間に車両が急に発車
しても、従来例のエアバック方式と異なり、両ブラシが
撓むだけで済み、側面エアバック91および上面エアバ
ック93が破損することはなくなる。また、伸縮時間
は、前記第1実施例から第4実施例よりも若干遅くなる
が、ストロークの小さくなった分の伸縮するための作動
時間、および、両ブラシが接触していても発進出来る分
の時間短縮が出来るため、従来のエアバックに比べると
格段に迅速化される。
【0042】なお、上記において、第1実施例から第3
実施例及びでは、車両側面壁にはカーテン、アコーディ
オンカーテン、あるいはスライドドア等からなる車両上
面壁には密閉用伸縮部材が用いられ、また、車両上面壁
にはロールカーテンの密閉用回動部材が用いられている
が、反対に、車両側面壁には密閉用回動部材を、また、
車両上面壁には密閉用伸縮部材を用いても良い。すなわ
ち、車両側面壁と車両上面壁には、第1実施例から第5
実施例を適宜組み合わせて用いることができる。
【0043】また、同様に、上記の車両側面壁と車両上
面壁に対して、下方のブラシ、シート状部材、及びエア
バック等も同様に適宜組み合わせて用いても良い。ま
た、上記実施例では、カーテン、アコーディオンカーテ
ン、スライドドア、若しくは、エアバック等の密閉用伸
縮部材、または、回動ドア、連結式回動ドア、若しくは
シャッタドア等の密閉用回動部材の先端と、車両側面壁
及び車両上面壁との間に、軟弾性シール部材の一つであ
る針状のブラシを付設した例を説明した。しかし、この
軟弾性シール部材は、軟弾性変形を可能にする所定の長
さあるいは厚さからなるスポンジ、若しくは、編まれた
毛糸部材等の糸状部材を用いても同様な作用、効果が得
られる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるド
ックシェルタによれば、建屋開口部と車両後部とを気密
に接続するドックシェルタであって、前記ドックシェル
タの開口部に荷物を入出庫する際のドッキング部を設け
るとともに、該ドッキング部には車両の側面及び上面に
接合移動可能な開閉扉部材を設け、当該開閉扉部材の車
両周面への対向面に軟弾性シール部材を付設したことに
より、従来のエアバック方式以上の気密性を図ることが
できるとともに、仮に十分に軟弾性シール部材が車両か
ら離間していないときに車両が発進しても介在された軟
弾性シール部材が撓み緩衝材となって、車両の接触部と
の摩擦が低減されるとともに、車両の凹凸に対しても円
滑に摺動するために、密閉用伸縮部材あるいは密閉用回
動部材の破損が防止される。また、ドックシェルタに
は、特に密閉用伸縮部材あるいは密閉用回動部材などか
らなる開閉扉部材を用いることでドッキング部の開閉の
迅速化が大幅に図られ、作業時間が大幅に短縮すること
ができ、作業終了後の車両発進時間を短くすることがで
きる。さらに、密閉用伸縮部材あるいは密閉用回動部材
を用いることで、車両に伸長したとき駆動装置を停止で
き、イニシャルコストを下げるとともに、ランニングコ
ストを低減することができる。
【0045】また、車両後部と下面では、ブラシ、シー
ト状部材、又はエアバック等の下方軟弾性シール部材を
車両下部と接触することで、車両下部の隙間を無くし密
閉して気密化を向上しているため、外気の侵入を防止す
ることができる。このため、建屋内の荷捌き場温度の上
昇や電気代の高騰を防止することができる。また、設定
時に当初より下面用シートを下側に湾曲させておくこと
で、車両用バンパーとの接触が良くなり、車両の大きさ
に関係なく外気の侵入をより防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る第1実施例のドックシ
ェルタの全体正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る第1実施例のドックシ
ェルタの建屋開口部に車両が入る前の側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る第1実施例のドックシ
ェルタの建屋開口部に車両が入った後の側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る第1実施例のドックシ
ェルタの下面用ブラシ部分を示す側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る第2実施例のドックシ
ェルタの第1側面カーテン部分を示す一部平面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態に係る第2実施例のドックシ
ェルタの下面用シート部分を示す一部側面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る第3実施例のドックシ
ェルタの第2側面カーテン部分を示す一部平面図であ
る。
【図8】本発明の実施形態に係る第4実施例のドックシ
ェルタの第3側面カーテン部分を示す一部平面図であ
る。
【図9】本発明の実施形態に係る第5実施例のドックシ
ェルタを示す全体正面図である。
【図10】本発明の実施形態に係る第5実施例であるド
ックシェルタの側面エアバックを示す一部平面図であ
る。
【図11】本発明の実施形態に係る第5実施例であるド
ックシェルタの下面用エアバックを示す一部側面図であ
る。
【図12】従来例のドックシェルタの正面図である。
【図13】他の従来例のドックシェルタの正面図であ
る。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D ドックシェルタ 3 建屋 5 建屋開口部 7 車両 9 車両後部 9a 側面壁 9b 上面壁 9c 下面壁 11 側面用カーテン(密閉用伸縮部材) 13 側面カーテン 17 側面用ブラシ(軟弾性シール部材) 19 側面用カーテン駆動装置 19A 第1側面用カーテン駆動装置 19B 第2側面用カーテン駆動装置 19C 第3側面用カーテン駆動装置 21 側面用駆動モータ 23 カーテン移動用チェーン 27 カーテンボックス 31 上面用ロールカーテン 37 上面用ブラシ(軟弾性シール部材) 41 ロールカーテン駆動装置 43 ロール駆動モータ 45 ロール回転ドラム 47 ロールカーテンボックス 51 下面用ブラシ(下方用軟弾性シール部
材) 53 バンパー 55 車両用バンパー 61 第1側面カーテン 63 小分割のドア(密閉用伸縮部材) 67 シリンダ 69 下面用シール部材(下方用軟弾性シー
ル部材) 71 第2側面カーテン 73 スライドドア(密閉用伸縮部材) 75 固定ドア 77 ボールネジ 81 第3側面カーテン 83 回動ドア(密閉用回動部材) 87 第1回転ドア 89 回動モータ 91 側面エアバック(密閉用伸縮部材) 93 上面エアバック(密閉用伸縮部材) 95 下面用エアバック(下方用軟弾性シー
ル部材) 107 送風機
フロントページの続き (72)発明者 今給黎 宏和 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 目黒 晃 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 Fターム(参考) 2E036 AA02 BA09 CA00 DA02 EA09 EB07 FB01 GA01 3F078 AA01 CA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋開口部と車両後部とを気密に接続す
    るドックシェルタであって、前記ドックシェルタの開口
    部に荷物を入出庫する際のドッキング部を設けるととも
    に、該ドッキング部には車両の側面及び上面に接合移動
    可能な開閉扉部材を設け、当該開閉扉部材の車両周面へ
    の対向面に軟弾性シール部材を付設したことを特徴とす
    るドックシェルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドックシェルタにおい
    て、 前記開閉扉部材を可撓性シート材により形成してなるこ
    とを特徴とするドックシェルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のドックシェルタにおい
    て、前記開閉扉部材をスライド移動可能または旋回移動
    可能な平板材により形成してなることを特徴とするドッ
    クシェルタ。
  4. 【請求項4】 建屋開口部と車両後部とを気密に接続す
    るドックシェルタであって、前記ドックシェルタの開口
    部に荷物を入出庫する際のドッキング部を設けるととも
    に、該ドッキング部の下方前面部に車両後部が当接され
    るバンパを固設し、該バンパの下側には当該バンパより
    突出され車両後部の下面壁に当接し気密を保持する下方
    軟弾性シール部材を付設したことを特徴とするドックシ
    ェルタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のドックシェルタにおい
    て、 下方軟弾性シール部材は下方に湾曲形成してなることを
    特徴とするドックシェルタ。
  6. 【請求項6】 建屋開口部と車両後部とを気密に接続す
    るドックシェルタであって、前記ドックシェルタの開口
    部に荷物を入出庫する際のドッキング部を設けるととも
    に、該ドッキング部には車両の側面及び上面に接合移動
    可能な開閉扉部材を設け、当該開閉扉部材の車両周面へ
    の対向面に軟弾性シール部材を付設し、かつ、前記ドッ
    キング部の下方前面部に車両後部が当接されるバンパを
    固設し、該バンパの下側には当該バンパより突出され車
    両後部の下面壁に当接し気密を保持する下方軟弾性シー
    ル部材を付設したことを特徴とするドックシェルタ。
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