JP3070922B2 - シェルタ - Google Patents

シェルタ

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JP3070922B2
JP3070922B2 JP10372099A JP37209998A JP3070922B2 JP 3070922 B2 JP3070922 B2 JP 3070922B2 JP 10372099 A JP10372099 A JP 10372099A JP 37209998 A JP37209998 A JP 37209998A JP 3070922 B2 JP3070922 B2 JP 3070922B2
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勲 道口
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G69/00Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with loading or unloading
    • B65G69/008Dock- or bumper-seals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵倉庫等のプラ
ットホーム(搬出入口)にトラックを付けて荷役作業を
行う際に、建物の開口部とトラックボディとの間の隙間
を遮蔽して屋内外の空気の流通を遮断するために、建物
のプラットホーム部分に装着して用いるシェルタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】空調を行っている冷蔵
倉庫や食品加工場等のプラットホーム1にて荷役作業を
行う際、建物内部の冷気を外部に逃がさないために、ま
たは建物外の塵埃等により汚染された空気を屋内に侵入
させないために、冷凍トラック等の箱形の荷台2(これ
を以下「ボディ」と言う。)とプラットホーム1の開口
部3との間にできる隙間をシェルタ4を用いて遮蔽する
ようにしている(図1参照)。
【0003】従来の代表的なシェルタとしてはいわゆる
ドックシェルタとエアシェルタとがある。ドックシェル
タは、建物の外壁面に開口部を包囲するようにパッドを
設けた構成となっており、このパッドに向かってトラッ
クを後退させてボディの後端面を押し付けることにより
開口部の隙間を塞ぐようになっている。ドックシェルタ
は、構造が簡単で低コストであるが、トラックボディを
正確な位置および角度で押し付けないと所期の機能を発
揮できず、またトラックボディの大きさに応じて数種類
のプラットホームを用意する必要がある。
【0004】これに対して、エアシェルタは蛇腹の袋状
に縫製および溶着して形成したシートにブロワにより空
気を吹き込んで膨らませ、これをトラックボディの側面
または上面に押し付けることによりボディ周囲の遮蔽を
図る構成となっている。エアシェルタは、トラックボデ
ィの大きさや停車位置の少々のずれはシートの弾力性ま
たは膨張具合に応じて吸収できるため前述したドックシ
ェルタのような問題はない。しかしながら、シートの溶
着部分からの空気漏れを完全に防止することができない
ことから使用中は常にブロワにより空気圧を供給し続け
る必要があり、このために使用中に継続的に騒音が発生
し、電力を消費するという課題がある。また、運転者の
過誤によりシートをボディに押し当てた使用状態下でト
ラックを発進させてしまうことがあり、このときトラッ
クボディに引きずられてシートが破損してしまうことが
ある。シートが破れるとエアシェルタは使用不能となっ
てしまい、その修復にも時間がかかる。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、使用時の騒音および電力の消費量が
少なく、破損により使用不可能の状態に陥ることのな
い、信頼性の高いシェルタを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、プラットホームの開口部上縁に沿って
設けたガイドレール、ガイドレールに移動自由に支持し
た一対のスライダ、スライダから垂下したシールバー、
前記開口部の側面とこれに対向するシールバーとの間の
間隙を遮蔽する間口方向に伸縮自在な側方遮蔽幕、前記
一対のスライダを互いに近接する閉じ方向または互いに
離隔する開き方向に往復駆動するスライダ駆動装置を備
え、かつ前記一対のシールバーの互いの対向端面にそれ
ぞれトラ ックボディ側面に弾接するシール部材を、トラ
ックボディの移動方向の外力の作用に伴いシールバーか
ら離脱し得るように着脱自在に設けたシェルタを構成す
る。
【0007】第2の発明は、上記スライダ駆動装置を、
スライダを開き方向に付勢する重錘と、前記重錘の荷重
に抗してスライダを閉じ方向に駆動するモータとを備え
たものとする。
【0008】第3の発明は、第1のスライダに設けた第
1の動滑車、第2のスライダに設けた第2の動滑車、開
口部上縁の中央部付近に位置するように並設した第1、
第2の固定滑車、開口部上縁の第1のスライダ側の端部
に位置するように設けたワイヤ牽引装置、開口部上縁の
第2のスライダ側の端部に位置するように設けたワイヤ
固定部、ワイヤ固定部に一端を固定し他端を前記ワイヤ
牽引装置に連接したワイヤを備え、前記ワイヤを、ワイ
ヤ牽引装置−第1の固定滑車−第1の動滑車−第2の動
滑車−第2の固定滑車−ワイヤ固定部の順に掛け渡した
センタリング機構をスライダ駆動装置に設けたものとす
る。なお、前記ワイヤとしては、鋼線を撚って形成した
いわゆるワイヤのみならず、チェーン、ベルト、ナイロ
ンロープ等も適用可能であるが、本明細書ではこれらを
総称して「ワイヤ」としている。
【0009】第4の発明は、上記第3の発明のワイヤ牽
引装置を、ワイヤをドラムに巻き取るモータと、このモ
ータの回転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置
はワイヤ張力を検出して作動するリミットスイッチを備
え、リミットスイッチを介して設定値以上のワイヤ張力
を検出したときにモータの作動を停止させるように構成
したものとする。
【0010】第5の発明は、上記シール部材の固定手段
として、マジックテープ、粘着テープ、磁石、クリップ
など装着と剥離を繰り返し行うことが可能なものを用い
る。
【0011】第6の発明は、上記側方遮蔽幕に近接し
て、開口部上縁付近から上下方向に伸 縮可能なカーテン
を設けたものとする。
【0012】
【作用・効果】上記第1の発明において、一対のシール
バーはガイドレールに支持されたスライダと共に、例え
ばモータ等を動力源とするスライダ駆動装置により互い
に近接しまたは離隔する方向に作動する。このシールバ
ーの近接(閉じ)作動または離隔(開き)作動に伴い、
開口部側面とシールバーとの間に取り付けた側方遮蔽幕
が伸縮する。したがって、プラットホーム内に停車させ
たトラックボディの側面に前記シールバーを当接させる
ことによりプラットホーム開口部とトラックボディとの
間の隙間を側方遮蔽幕により遮蔽して屋内外の空気の流
通を抑制することができる。なおトラックボディ上方の
空間を遮蔽する必要がある場合には、第の発明として
示したように側方遮蔽幕に近接してプラットホームの開
口部上縁付近から上下方向に伸縮可能なカーテン、例え
ばロールカーテンを設けて前記空間を遮蔽するように図
る。
【0013】このシェルタによれば、シールバーをトラ
ックボディに当接させた使用状態、または使用が終了し
てシールバーを全開位置に退避させた開放状態において
はモータ等の動力を作動させる必要がなく、したがって
シェルタ駆動のための消費電力が少なくて済み、またシ
ールバーを開閉作動させている間を除き作動音を発する
ことはない。
【0014】また、左右一対のシールバーの対向端面つ
まりトラックボディに当接する部分にゴム材等からなる
シール部材を設けてこれをトラックボディに弾接させる
構成としたので、トラックボディとシールバーとの間の
シール性能をより高めることができる。なお、トラック
ボディとシールバーとの間の密着度を高めると使用状態
下で誤ってトラックが発進してしまったときにシールバ
ーがトラックボディに強く引きずられてスライダ等の機
構部分を破損するおそれが生じる。この点、この発明で
はこのような引きずり力が作用したときにシール部材が
シールバーから離脱するようにしてあるので、大きな外
力がシールバーからスライダ等の機構部 分に及ぶような
ことがなく、したがって機構部分の破損を未然に防止す
ることができる。言い換えれば、このような離脱可能な
シール部材による安全機能が期待できる分だけシール部
材をより強くトラックボディに押し付けておくことがで
き、より高いシール性能を発揮させることが可能とな
る。また、このような過誤の車両発進等によりシール部
材がシールバーから離脱してしまった場合でも、シール
部材はシールバーに対して着脱自在であるので、すぐに
取り付け直してシェルタ本来の機能を回復させることが
できる。このようにシール部材をシールバーに対して繰
り返し剥離または取付け可能とする固定手段としては、
第5の発明として示したようにマジックテープ、粘着テ
ープ、磁石、クリップ(例えば金属または樹脂からなる
バネ)などを適用することが可能である。
【0015】一方、側方遮蔽幕はエアシェルタのように
空気圧を保持する必要はないので仮に破損したとしても
その修理は容易であり、短時間で修復することができ
る。
【0016】第2の発明では、シールバーを備えたスラ
イダが重錘により開き方向に付勢される一方、この重錘
の荷重に対抗してモータを駆動することでシールバーを
閉じ作動させることができる。閉じ作動時に対してモー
タを逆転させることによりシールバーおよびスライダは
重錘の荷重によりスムーズに開き作動するので、モータ
の回転力をワイヤ等を介してスライダまたはシールバー
に伝達するように構成した場合に、開き方向に強制駆動
するためのワイヤ等を設ける必要がなく、スライダ駆動
装置の構成を単純化することができる。
【0017】第3の発明によれば、ワイヤ牽引装置によ
りワイヤを牽引するとこのときのワイヤの張力は、プラ
ットホーム開口部の中央部付近に位置する各固定滑車を
介して各スライダ上の動滑車およびスライダを閉じ方向
に引き寄せるように均等に作用してシールバーを閉じ作
動させる。
【0018】いま、プラットホームに停車させたトラッ
クのボディ位置がシェルタ中心に対して左右いずれかの
方向にずれていたとすると、シェルタを閉じ作動させた
ときに通常はボディに近いほうのシールバーが先にトラ
ックボディ側面に当接する。この状態においても、他方
のシールバーを保持したスライダ(動滑車)には各滑車
を介してワイヤの張力が作用し続けるので、他方のシー
ルバーもトラックボディに当接する位置まで確実に作動
させることができる。すなわち、トラックボディの中心
位置がプラットホームに対して左右方向にずれていたと
しても、シェルタの各シールバーの閉じ状態での中心位
置がトラックボディの中心位置に合致するように自動的
にセンタリング動作を行うのであり、したがってトラッ
クの停車位置のずれにかかわらず確実にシェルタとして
の遮蔽機能を発揮させることができる。
【0019】上記ワイヤ牽引装置としては、第4の発明
として示したようにドラムによりワイヤを巻き取るモー
タとその動作をリミットスイッチにより制御するものと
すれば、左右の各シールバーをトラックボディにしっか
りと当接させた状態でスライダの作動を停止させるとい
う制御を自動化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面に基づいて説明する。図2は本発明によるシェルタ
4を適用したプラットホーム1の正面図、図3はその使
用状態での平面断面図、図4は非使用状態での平面断面
図である。図2〜4に示したように、プラットホーム1
は冷蔵倉庫等の搬出入口となる開口部3を囲むように建
物の壁面から外側に延設された袖壁1aと屋根部1bと
からなっている。図3または4において5は荷役作業を
行わないときに開口部3を閉ざしておくためのシャッタ
である。また、図3において2はトラックボディであ
り、プラットホーム1に付けて荷役作業のためにそのド
ア2aを全開させた状態を略図により示してある。
【0021】シェルタ4は、プラットホーム1の開口部
とトラックボディ2との間に生じる左右の隙間を遮蔽す
る一対の側方遮蔽幕6と、同じく上方の隙間を遮蔽する
カーテン7とを備えている。側方遮蔽幕6は、樹脂シー
ト等の可撓性を有するシート材料を用いて、図3に示し
たように縫製または溶着により蛇腹状に形成し、間口方
向に伸縮自在に構成されている。この側方遮蔽幕6は、
従来のエアシェルタに用いられるものとは異なり気密性
を持たせる必要がないので低コストでかつ容易に製作す
ることができる。一方、カーテン7は周知のいわゆるロ
ールカーテンであり、詳しくは後述するが、シート材料
からなるカーテン7を巻揚機構により上下方向に作動さ
せる構成となっている。
【0022】図5に上記側方遮蔽幕6とカーテン7を開
閉作動させるための機構部分の概略を示す。図において
8はプラットホーム1の袖壁1aに沿って立ち上げられ
た左右一対の中空支柱状の基部、9は前記各基部8の上
端部に、プラットホーム開口部の上縁に沿って水平に位
置するように取り付けられたガイドレールである。ガイ
ドレール9には走行輪によってガイドレール9上を往復
走行する一対のスライダ11,12を支持してあり、そ
れぞれのスライダ11,12にはほぼトラックボディ2
の下端部またはそれよりもやや下方の位置に達する長さ
のシールバー13,14が垂下するように取り付けてあ
る。上述した側方遮蔽幕6は、その左右の縁部をそれぞ
れこのシールバー13または14と基部8とに取り付け
てある。
【0023】上記スライダ11,12およびシールバー
13,14をガイドレール9に沿って移動させるための
スライダ駆動機構は、この場合一対のシールバー13,
14を互いに離隔する方向つまり開き方向に作動させる
ための重力機構と、同じく互いに接近する開き方向に作
動させるための電動機構(ワイヤ牽引装置)とからなっ
ている。重力機構は、図示したように基部8に上下移動
可能に収装した重錘15と、その重量を滑車16を介し
てシールバー13または14に伝えるワイヤ17とから
なり、重錘15の荷重によりシールバー13または14
に常時開き方向の作動力を与えるようにしている。
【0024】一方、電動機構は、ガイドレール9の一方
の端部に位置するように設けたモータ18の回転力をワ
イヤ19によりスライダ11,12に伝達してこれら一
対のスライダ11,12を同時に閉じ方向に作動させる
ようにしてある。すなわち、図6にも示したように、各
スライダ11,12にはそれぞれスライダと共に移動す
る動滑車21,22を設けると共に、ガイドレール9の
中央部付近には並列的に2個の固定滑車23,24を支
持する。モータ18の駆動軸に取り付けたワイヤドラム
25にワイヤ19の一端部を固定し、このワイヤドラム
25から延ばしたワイヤ19はモータ18に近い側に位
置する第1の固定滑車23〜スライダ11上の第1の動
滑車21〜スライダ12上の第2の動滑車22〜第2の
固定滑車24の順にそれぞれ折り返すように巻きかけた
うえで、ガイドレール9上のモータ18とは反対側の端
部に設けたワイヤ固定部26に固定してある。
【0025】ワイヤ固定部26はモータ18の回転を自
動停止させるためのワイヤ張力検出装置を構成してお
り、これは閉じ作動時に左右シールバー13,14がそ
れぞれトラックボディ2に当接した後にモータ18の回
転力によりワイヤ上に生じる大きな張力に基づいてスプ
リング27(図5参照)を圧縮させ、この圧縮変位に基
づいてリミットスイッチ28を作動させることによりモ
ータ18の作動を停止させるものである。なお図示しな
いがシェルタ開放作動時においてもシールバー13,1
4が全開位置に達したときにモータ18の作動を自動停
止させるリミットスイッチを併設してある。
【0026】図7にシールバー13または14の詳細構
造を示す。図示したようにシールバー13(14)には
他方のシールバーの対向端面にシール部材31を取り付
けてある。シール部材31は、樹脂あるいは金属材料か
らなるチャンネル材32と、このチャンネル材32に嵌
装したラバーシール33とからなっており、それぞれシ
ールバー13(14)のほぼ全長と同一の長さを有する
長尺のものである。ラバーシール33は図示したように
断面が略U字形状をしており、両端のフランジ部33a
をチャンネル材32のガイド溝部32aに挿入すること
でチャンネル材32に固定してある。
【0027】このシール部材31は、チャンネル材32
とシールバー13(14)との間に設けた固定手段とし
てのいわゆるマジックテープ34により着脱自在に取り
付けてあり、図の矢印Aにて示した前後方向、つまりト
ラックボディの移動方向に沿った外力がシール部材31
に作用したときに当該外力に基づいてシール部材31が
シールバー13(14)から離脱しうるように着脱自在
としてある。このようなシール部材31の取り付けまた
は離脱を繰り返し可能とする固定手段としては、前記マ
ジックテープ34の他に、例えば粘着テープ、磁石、金
属または樹脂などのバネ材で形成したクリップなどを適
用することも可能である。
【0028】なお、図において35はシール部材31の
側面を覆うようにその全長にわたって設けた補助シール
材である。補助シール材35は弾性を有する樹脂製のシ
ート材料からなり、自由状態では図示したようにシール
部材31の側面に沿って前方に伸びた状態にあるが、ト
ラクボディ2にシールバー13(14)が押しあてられ
たときには撓みながらその先端部をトラックボディ2の
側面に弾接させてトラックボディ2との間のシール性を
より高めるように機能する。また、この補助シール材3
5を黄色、橙色などの目立つ色に着色しておくことによ
り、プラットホームにトラックボディを付けるときにシ
ェルタ(側方遮蔽幕6)の位置をトラック運転手に明示
して衝突等の事故を回避する効果が得られる。
【0029】次にカーテン7について説明する。これは
既述したようにロールカーテンと呼ばれるものであり、
ガイドレール9の前面側に回転可能に支持された、カー
テン7を巻き揚げまたは降下させるためのドラム41
と、このドラム41に内蔵されドラム41を回転させる
ロールモータ42とを主要構成要素としている。カーテ
ン7の下端部にはカーテン7と同程度の幅を有する棒状
の錘43が取り付けられており、この錘43により昇降
時のカーテン7の弛みを防止すると共にトラックボディ
2の上面にカーテン下端部をしっかりと着座させるよう
にしている。なお、錘43の左右端部はそれぞれ図示し
ないガイドレールにより垂直方向に円滑に移動するよう
に案内されており、また下端部に取り付けたリミットス
イッチ44によりカーテン下降時にトラックボディ上面
への着座を検出してロールモータ42を自動停止させる
ようにしている。
【0030】次に、上記シェルタ4の作用について説明
する。このシェルタ4を備えたプラットホーム1を利用
するにあたっては、あらかじめモータ18,42を制御
してカーテン7を上端位置に巻き上げると共に、左右の
シールバー13,14を図4に示した開放位置に退避さ
せておく。この状態にてトラックをプラットホーム1に
向かって後退させ、図1に示したようにそのトラックボ
デイ2をシェルタ4の内側に位置するようにプラットホ
ーム1に付ける。トラックボディ2をプラットホーム1
に付けたのちに、モータ42を回転させてカーテン7を
下降させて、トラックボディ2の上面を遮蔽する。同時
に、左右のシールバー13,14を閉じ作動させて図3
に示したようにトラックボディ2の左右側面に当接させ
ることによりトラックボディ2の左右にできる間隙を側
方遮蔽幕6により遮蔽する。これによりプラットホーム
2の開口部とトラックボディ2との間に生じる間隙はほ
ぼ遮蔽され、屋内外の空気の流通が抑制される。
【0031】上述したシールバー13,14を閉じ作動
させるときの作用につきさらに図6を用いて説明する。
この閉じ作動は、既述したようにモータ18によりワイ
ヤ19を牽引することで行う。モータ18を、ワイヤド
ラム19によりワイヤ19を巻き取る方向に駆動する
と、ワイヤ19は中央部付近に位置する各固定滑車2
4,24を介して各スライダ11,12上の動滑車2
1,22を閉じ方向に引き寄せるように均等に作用して
シールバー13,14を閉じ作動させる。この閉じ作動
により左右のシールバー13,14がそれぞれトラック
ボディ2の側面に押し付けられるとリミットスイッチ2
8が作動してモータ18の回転が停止して閉じ作動は自
動終了する。なおこのときモータ18にブレーキをかけ
て停止位置をより強固に固定するようにしてもよい。
【0032】ところで、この閉じ作動時に図示したよう
にプラットホーム1に停車させたトラックのボディ2の
位置がシェルタ中心に対して左右いずれかの方向にeだ
けずれていたとすると、通常はボディに近いほうのシー
ルバー13が先にトラックボディ2の側面に当接する。
この状態においても、他方のシールバー14を保持した
スライダ12(動滑車22)にはワイヤ19の張力が作
用し続けるので、他方のシールバー14もトラックボデ
ィ2に当接する位置まで確実に作動する。すなわち、ト
ラックボディ2の中心位置がプラットホーム1のシェル
タ中心に対して左右方向にある程度ずれていたとして
も、シェルタ4の各シールバー13,14の閉じ状態で
の中心位置がトラックボディ2の中心位置に合致するよ
うに自動的にセンタリング動作が行われる。したがっ
て、トラックの停車位置が少々ずれていたとしてもの確
実にシェルタとしての遮蔽機能を発揮させることができ
る。
【0033】一方、シールバー13,14をトラックボ
ディ2の側面に押しあてたシェルタ使用状態下ではラバ
ーシール31がトラックボディ2に密着して高度の遮蔽
効果を発揮するが、この状態で仮にトラックが発進して
しまうとシールバー13,14がシール部材31と共に
トラック発進方向に強く引きずられることになる。この
とき、シール部材31のみが前記引きずり力によりマジ
ックテープ42の部分で剥がれて離脱するので、引きず
りによる大きな力がシールバー等のシェルタ構造に加わ
るようなことがなく、したがって側方遮蔽部材6の破損
はもちろん、シェルタ自体が使用不能に陥るほどの機構
的な障害を生じるようなこともなく、事後措置としてシ
ール部材31をシールバー13または14に取り付け直
すだけで容易にシェルタとしての機能を回復させること
ができる。
【0034】なお、シール部材31の離脱状態での保持
および再取り付け作業の容易化のために、シール部材3
1は適当な長さのチェーンや紐等でスライダ11または
12から吊り下げ、あるいはシールバー13または14
に対して離脱方向への回動が可能なようにヒンジ結合し
ておく等、シール部材保持のための手段を講じておくこ
とが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】シェルタの使用状態を例示するプラットホーム
の断面図。
【図2】本発明によるシェルタの実施形態を示すプラッ
トホームの正面図。
【図3】上記実施形態の使用状態を示す平面断面図。
【図4】同じく開放状態を示す平面断面図。
【図5】上記実施形態の主要構造部の概略を示す斜視
図。
【図6】上記実施形態のセンタリング機構の概略を示す
正面図。
【図7】上記実施形態のシールバーおよびシール部材部
分の横断面図。
【符号の説明】
1 プラットホーム 2 トラックボディ 3 開口部 4 シェルタ 5 シャッタ 6 側方遮蔽幕 7 カーテン(ロールカーテン) 8 シェルタの基部 9 ガイドレール 11,12 スライダ 13,14 シールバー 15 重錘 16 滑車 17 ワイヤ 18 モータ 19 ワイヤ 21,22 動滑車 23,24 固定滑車 25 ワイヤドラム 26 ワイヤ固定部 27 スプリング 28 リミットスイッチ 31 シール部材 32 チャンネル材 33 ラバーシール 34 マジックテープ(固定手段) 35 補助シール材 41 ドラム 42 ロールモータ 43 錘 44 リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭41−3993(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47H 1/00 - 23/14 B65G 69/00 F25D 23/02 301 B65G 67/02 E06B 3/94 E05F 15/00 - 15/20 E05F 17/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラットホームの開口部上縁に沿って設け
    たガイドレール、 ガイドレールに移動自由に支持した一対のスライダ、 スライダから垂下したシールバー、 前記開口部の側面とこれに対向するシールバーとの間の
    間隙を遮蔽する間口方向に伸縮自在な側方遮蔽幕、 前記一対のスライダを互いに近接する閉じ方向または互
    いに離隔する開き方向に往復駆動するスライダ駆動装置
    を備え、 かつ前記一対のシールバーの互いの対向端面にそれぞれ
    トラックボディ側面に弾接するシール部材を、トラック
    ボディの移動方向の外力の作用に伴いシールバーから離
    脱し得るように着脱自在に設けた シェルタ。
  2. 【請求項2】スライダ駆動装置は、スライダを開き方向
    に付勢する重錘と、前記重錘の荷重に抗してスライダを
    閉じ方向に駆動するモータとを備える請求項1に記載の
    シェルタ。
  3. 【請求項3】第1のスライダに設けた第1の動滑車、第
    2のスライダに設けた第2の動滑車、開口部上縁の中央
    部付近に位置するように並設した第1、第2の固定滑
    車、開口部上縁の第1のスライダ側の端部に位置するよ
    うに設けたワイヤ牽引装置、開口部上縁の第2のスライ
    ダ側の端部に位置するように設けたワイヤ固定部、ワイ
    ヤ固定部に一端を固定し他端を前記ワイヤ牽引装置に連
    接したワイヤを備え、 前記ワイヤを、ワイヤ牽引装置−第1の固定滑車−第1
    の動滑車−第2の動滑車−第2の固定滑車−ワイヤ固定
    部の順に掛けわたしたセンタリング機構をスライダ駆動
    装置に設けた請求項1に記載のシェルタ。
  4. 【請求項4】ワイヤ牽引装置は、ワイヤをドラムに巻き
    取るモータと、このモータの回転を制御する制御装置と
    を備え、前記制御装置はワイヤ張力を検出して作動する
    リミットスイッチを備え、リミットスイッチを介して設
    定値以上のワイヤ張力を検出したときにモータの作動を
    停止させるように構成した請求項3に記載のシェルタ。
  5. 【請求項5】シール部材は、マジックテープ、粘着テー
    プ、磁石、クリップなど装着と剥離を繰り返し行うこと
    が可能な固定手段を介してシールバーに取り付けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のシェルタ。
  6. 【請求項6】側方遮蔽幕に近接して、開口部上縁付近か
    ら上下方向に伸縮可能なカーテンを設けた請求項1に記
    載のシェルタ。
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