JP5202169B2 - 荷台差込み式ドックシェルター - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、冷凍食品物流センター、冷凍・冷蔵倉庫、食品工場等の低温室の荷扱い開口に設けられ、荷台との間をシールして冷気の漏れを防止する荷台差込み式ドックシェルターに関する。
冷凍食品物流センターや冷凍・冷蔵倉庫、食品工場等の低温室に、コンテナ等の荷台を備えたトラック等の車両によって食品を搬入・搬出する際には、車両を後退させ、荷台を低温室の荷扱い開口枠に対向させて作業を行なっている。このとき、低温室の冷気が荷扱い開口枠から漏れるのを防止するために低温室の荷扱い開口枠にドックシェルターを設け、コンテナとの間をシールしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この種のドックシェルターは、低温室の荷扱い開口枠の上部に昇降可能なロールカーテン、左右に間口方向に伸縮自在な側方遮蔽幕を備えている。そして、車両を後退させ、荷台を低温室の荷扱い開口枠に対向させた状態で停車したのち、ロールカーテンを荷台の外側から上面に、側方遮蔽幕を荷台の外側から側面に弾接して隙間をシールし、低温室の冷気が荷扱い開口枠から漏れるのを防止するようにしている。また、荷扱い開口枠の下部にはラバーシールが設けられ、荷台の下部から冷気が漏れるのも防止するようにしている。
特開2000−189313号公報
しかしながら、特許文献1のドックシェルターは、低温室の荷扱い開口枠の上部のロールカーテンを荷台の外側から上面に当て、側方遮蔽幕を荷台の外側から側面に弾接してそれぞれの隙間をシールする構成である。したがって、車両の停車位置のずれや車両によって異なる荷台の高さや幅によって隙間を十分にシールすることは難しく、冷気の漏れを十分に防ぐことはできなかった。
さらに、特許文献1のドックシェルターは、荷扱い開口枠の上縁部に設けたガイドレールに、側方遮蔽幕を支持するスライダを移動自在に支持し、モータの正逆回転によってワイヤを介して該スライダを移動させ、側方遮蔽幕を開閉するようになっている。したがって、特許文献1のドックシェルターは構造的に複雑であり、コストアップになるとともに、側方遮蔽幕は頻繁に開閉するものであり、ランニングコストが嵩むという問題がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、構成が簡単でコストダウンを図ることができるとともに、荷台の内部に内フレームを差し込み、確実にシールすることにより、内部からの冷気(暖気)の漏れ、外部からの冷気(暖気)の侵入を防止できるようにした荷台差込み式ドックシェルターを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1は、配送車両の荷台と荷扱い開口枠との間を気密的にシールするために、上記開口枠に設けられ、上記荷台に対して進退自在で、前進時に荷台の内部に差し込まれる荷台差込み式ドックシェルターであって、上記開口枠に設けられ上記荷台に対して進退自在な外フレームと、上記開口枠と上記外フレームとの間をシールするとともに、該外フレームの進退に追従する第1のシール部材と、上記外フレームに対して上下・左右方向に移動自在に支持され前進時に上記荷台の内部に差し込み可能な内フレームと、上記外フレームと上記内フレームとの間をシールするとともに、該内フレームの移動に追従する第2のシール部材と、上記内フレームに設けられ上記荷台の内壁との隙間をシールする第3のシール部材とを具備したことを特徴とする荷台差込み式ドックシェルターにある。
請求項2は、請求項1の上記内フレームは、上記外フレームに対して上下・左右方向に弾性部材によって支持されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の上記第2のシール部材は、上記外フレームと内フレームの上下・左右の四辺を閉塞する可撓性を有するシートであることを特徴とする。
請求項4は、請求項1の上記第3のシール部材は、上記内フレームの少なくとも上部及び左右両側部から外方に向かって突出する弾性を有するプレートと、このプレートを覆う可撓性を有するシートからなり、上記荷台の開口幅の変化に対応して該荷台の内壁との隙間をシールすることを特徴とする。
請求項5は、請求項1の上記第3のシール部材は、上記内フレームの少なくとも上部及び左右両側部に設けられたインフレータブルシールであり、上記荷台の開口幅の変化に対応して該荷台の内壁との隙間をシールすることを特徴とする。
本発明によれば、外フレームに上下・左右方向に移動自在に支持された内フレームを車両の荷台の内部に差し込む構造であり、構成が簡単でありながら確実にシールすることができ、内部からの冷気(暖気)の漏れ、外部からの冷気(暖気)の侵入を防止できるとともに、コストダウンを図ることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1は荷台差込み式ドックシェルターの正面図、図2は同じく縦断側面図、図3は同じく作用を示す縦断側面図である。荷台差込み式ドックシェルター11は、冷凍食品物流センター、冷凍・冷蔵倉庫、食品工場等の低温庫12に設置されるものであり、低温庫12には荷扱い用の開口枠13が設けられている。この開口枠13の両側には側壁14a,14bが設けられ、上側には上壁14c、下側には下壁14dが設けられている。下壁14dの後端部にはラバーシール14eが設けられている。
開口枠13の上壁14c側で、左右両サイドには前後方向にガイドレール15が設けられ、これらガイドレール15には開口枠13の前後方向(後述する荷台27に対して進退する方向)に移動自在な外フレーム16が設けられている。外フレーム16は、開口枠13の上壁14cに沿う上部枠部材17aと、側壁14a,14bに沿う側部枠部材17b及び下壁14dに沿う下部枠部材17cからなる矩形の枠状に構成されている。この外フレーム16の上部枠部材17aにはガイドレール15に対して転動するガイドローラ18が設けられている。
図2に示すように、外フレーム16の背面側における上部枠部材17aと左右の側部枠部材17bとの3辺と、この3辺に対応する開口枠13との間は伸縮自在な蛇腹シートからなる第1のシール部材19によって連結されてその間はシールされている。また、外フレーム16の下部枠部材17cの前縁部及び側縁部にはゴムあるいは合成樹脂シートからなるブラシシール20が設けられている。このブラシシール20は開口枠13の上面と接触して外フレーム16の下部と開口枠13の上部との間をシールしている。
さらに、外フレーム16の内部には外フレーム16に対して上下・左右方向に移動自在に支持された内フレーム21が設けられている。この内フレーム21は上部枠部材22aと、左右の側部枠部材22b及び下部枠部材22cとからなる矩形枠状であり、この内フレーム21はこれを後述する荷台の内部へ差込み可能なサイズに構成されている。この内フレーム21の上部枠部材22aと外フレーム16の上部枠部材17aとの間にはコイルスプリング等の弾性部材からなる一対のバランススプリング23によって弾性的に支持されている。さらに、内フレーム21の側部枠部材22bと外フレーム16の側部枠部材17bとの間にはコイルスプリング等の弾性部材からなる左右一対のバランススプリング24によって弾性的に支持されている。したがって、内フレーム21は外フレーム16に対して上下・左右方向に移動自在に支持されており、内フレーム21はバランススプリング23,24によって外フレーム16の所定の位置に弾性的に支持されるようになっている。
さらに、外フレーム16と内フレーム21との間の上部開口、下部開口及び側部開口はいずれも第2のシール部材25によって覆われている。第2のシール部材25は合成樹脂シートの間に断熱材を介在したサンドイッチ構造の可撓性を有する断熱シートによって形成されていて、外フレーム16と内フレーム21との間をシールするとともに、内フレーム21の進退移動に追従できるように余裕を持った長さに形成されている。図2に示す符号21aは内フレーム21を進退移動させる操作の際に使用する取手である。
図2及び図3に示すように、内フレーム21における上縁部及び両側縁部にはゴムあるいは合成樹脂材料からなる弾性シートによって形成された第3のシール部材26が設けられている。この第3のシール部材26は弾性シートによって形成され、内フレーム21の部材から上方または側方へ起立するように設けられている。第3のシール部材26を形成する弾性シートを図2に示すように波状に蛇行させるようにしてもよい。この第3のシール部材26は通常、上縁部に設けたものは図2に示すように上方へ向けて起立し、両側縁部に設けたものは側方へ向けて起立しているが、内フレーム21が荷台27の内部に差し込まれたときは図3に示すように荷台27の内壁27aに接触して内フレーム21と荷台27との間の隙間に応じて曲げられ、その隙間を常に覆い、シールするものである。また、第3のシール部材26は弾性を備えているので、荷台27が退避すると、シール部材26は自ら元の起立状態に復元する。
荷台27は、例えば冷凍・冷蔵食品等を運搬する車両のコンテナであり、この荷台27の内部はその上壁、両側壁及び底壁によって囲まれている。この荷台27のリヤ開口部28は荷台27に設けられたリヤドア(図示しない)によって開閉が可能である。そして、車両を後退させ、荷台27を荷台差込み式ドックシェルターの開口枠13に接近させたとき、荷台27の後端部における下部がラバーシール14eに当接して開口枠13に対して荷台27が位置決めされるようになっている。
次に、前述のように構成された荷台差込み式ドックシェルターの作用について説明する。
冷凍・冷蔵食品等を配送するための車両を後退させ、荷台27の後端部をラバーシール14eに当接した状態で停車すると、荷台27のリヤ開口部28は開口枠13に対向する。
この状態で、内フレーム21の取手21aに手を掛け、内フレーム21を荷台27方向に押圧させると、外フレーム16がガイドレール15にガイドされて荷台27方向に移動し、内フレーム21も外フレーム16と一緒に荷台27の方向に移動する。このとき、第1のシール部材19は外フレーム16の移動に伴って蛇腹が伸長した状態となる。
内フレーム21が荷台27方向に移動すると、内フレーム21は荷台27のリヤ開口部28から荷台27の内部に差し込まれる。このとき、荷台27と内フレーム21とが上下・左右方向に位置ずれしていても、内フレーム21がバランススプリング23,24によって外フレーム16の所定の位置に弾性的に支持される。このために、荷台27の位置に対応して内フレーム21が追従し、内フレーム21の移動に伴って第2のシール部材25も追従する。
そして、第3のシール部材26は荷台27の内壁27aに接触して内フレーム21と荷台27との間の隙間をシールし、第2のシール部材25は荷台27のリヤ開口部28の開口縁部と接触する。したがって、低温庫12から荷台27への荷物の積み込み、あるいは荷台27から低温庫12への荷物の積み降ろし作業中に、低温庫12及び荷台27からの冷気の漏洩を防止できるようになる。また、荷台27は、搭載する荷物の積載重量によって荷台27の内壁27aが上下に変動するが、第3のシール部材26は弾性シートによって形成されているので、内壁27aの上下変動に追従して対応でき、内フレーム21と荷台27との間の隙間のシールを確保できる。
図4は第3のシール部材の他の形態の第2の実施形態を示すものである。本実施形態での第3のシール部材31は上記第1の実施形態の場合と同様、内フレーム21の上部部材及び側部部材に設けられている。図4は内フレーム21の上部枠部材22aの上部に起立するように設けた状態を示している。第3のシール部材31は例えばアクリル板等の合成樹脂製又は硬質ゴム等の弾性体製のプレート32を備え、このプレート32は更にばね蝶番33によって内フレーム21の前後方向に回動自在に取付けられている。プレート32は通常、蝶番33によって図4では上部枠部材22aの上部から上方に向かって突出すように起立している。このプレート32にはこれの表裏面及び上部の全体を覆うように布等の可撓性を有するシート34が設けられている。上記シート34は難燃性を付与したポリエステル布の他に防虫加工シート、防水・防汚性付与シート等を用いることが可能である。
そしてシート34の両端部は押えプレート35によって内フレーム21に固定されている。プレート32は板ばね状の弾性プレートを起立状態に固定したものでもよい。また、内フレーム21の側部枠部材22bにも同一構造の第3のシール部材31が取付けられている。したがって、内フレーム21の上部及び左右両側部は第3のシール部材31によって上記荷台27の開口幅の変化に対応して荷台27の内壁27aとの隙間をシールすることができるようになっている。
図4(A)は荷台27の開口幅が広い車両を想定した使用形態であり、このように荷台27の内壁27aが高い位置にある場合は第3のシール部材31は略垂直に起立した状態にあり、第3のシール部材31の先端部31aが荷台27の内壁27aに接触してその内壁27aとの隙間をシールするようになる。同図(B)は荷台27の開口幅が狭い車両を想定した使用形態であり、このように荷台27の内壁27aが低い位置にある場合には内フレーム21が荷台27の内部に進入するに伴って第3のシール部材31は内フレーム21の後方へ弾性的に折り曲げられ、弾性的に変形してその第3のシール部材31の側面部31bが荷台27の内壁27aに接触して内壁27aとの隙間をシールする。したがって、荷台27の開口幅の変化に対応して第3のシール部材31が弾性変形して荷台27の内壁27aとの隙間のシールを確保する。なお、荷台27の開口幅の変化に限らず、荷台27に搭載する荷物の積載重量によって荷台27の内壁27aが上下に変動する場合においても同様に対応できる。左右の第3のシール部材31でも同様に荷台27の内壁27aに密着して隙間のシールを確保する。
図5は第3の実施形態に係る第3のシール部材を示す。本実施形態でも内フレーム21における上部枠部材22aの上部及び側部枠部材22bの側部に第3のシール部材36を設けている。本実施形態の第3のシール部材36はエアーが封入された袋状のインフレータブルシールで形成されており、内フレーム21の上部枠部材22aの上部及び側部枠部材22bの側部に対して接着剤あるいは固定具によって一端部分を固定してある。
そして、この第3のシール部材36は設ける位置に応じて内フレーム21の上部枠部材22aの上方(図5(A)参照)及び側部枠部材22bの側方へ突出しており、いずれも通常は起立状態に突出している。そして外力を受けてその大きさと向きに応じて傾き、または潰れるようになっている。したがってこの第3のシール部材36によって上記荷台27の開口幅の変化に対応して荷台27の内壁27aとの隙間をシールすることができる。すなわち、図5(A)は、荷台27の開口幅が広い車両を想定した使用形態であり、荷台27の内壁27aが高い位置にある場合には第3のシール部材36は起立状態にあり、先端部36aが荷台27の内壁27aに接触して内壁27aとの隙間をシールすることができる。同図(B)は、荷台27の開口幅が狭い車両を想定したものであり、荷台27の内壁27aが低い位置にある場合には、内フレーム21が荷台27の内部に進入するに伴って第3のシール部材36は内フレーム21の後方に弾性変形されるとともに圧縮されて側面部36bが荷台27の内壁27aに接触して内壁27aとの隙間をシールすることができる。したがって、荷台27の開口幅の変化に対応して第3のシール部材36が弾性変形して荷台27の内壁27aとの隙間のシールを確保することができるようになる。なお、荷台27の開口幅の変化に限らず、荷台27に搭載する荷物の積載重量によって荷台27の内壁27aが上下に変動する場合にも対応できる。
図6は第4の実施形態に係る第3のシール部材41を示す。本実施形態の第3のシール部材41は上記実施形態の場合と同様、内フレーム21の上部枠部材22aの上部及び側部に対し取着する。第3のシール部材41は弾性を有する内部固形形態物(内部材)に断熱材を用い、内部固形形態物を、難燃性を付与したポリエステル等の可撓性を有するシート43によって覆い、全体を比較的厚みのあるマット状に形成したものである。断熱材は例えばウレタンフォームによって方形の断面形状の断熱層42を形成する。また、内部材としては発泡スチレンビーズによって形成してもよい。シート43は難燃性を付与したポリエステル布の他に防虫加工シート、防水・防汚性付与シート等を用いることが可能である。
そして、第3のシール部材41におけるシート43の下部後端を、押えプレート44によって内フレーム21の部材に取着し、その取り付け部をばね蝶番とする。これにより第3のシール部材41を内フレーム21の前後方向へ回動自在に取着する。そして図6(A)に示すように第3のシール部材41は、通常、起立した状態になっている。そして外力を受けると、その向きに傾き、部分的に潰れる。
図6(A)は、荷台27の開口幅が広い車両を想定した使用形態であり、荷台27の内壁27aが高い位置にある場合には第3のシール部材41は起立状態にあり、その先端部41aが荷台27の内壁27aに接触して内壁27aとの隙間をシールする。同図6(B)は、荷台27の開口幅が狭い車両を想定したものであり、荷台27の内壁27aが低い位置にある場合は、内フレーム21が荷台27の内部に進入するに伴って第3のシール部材41が内フレーム21の後方へ弾性的に倒れるとともに荷台27に局所的に当たる部分は部分的に圧縮され窪む。この状態でも内壁27aとの隙間をシールするが、内フレーム21が荷台27の内部に進入すると、第3のシール部材41が後方へ完全に倒れて荷台27内に入り込み、荷台27の内壁27aに接触して前述した図5(B)に示すような形になり、内壁27aとの隙間をシールする。
したがって、第3のシール部材41は荷台27の開口幅の変化に対応して弾性変形して荷台27の内壁27aとの隙間をシールする。なお、荷台27の開口幅の変化に限らず、荷台27に搭載する荷物の積載重量によって荷台27の内壁27aが上下に変動する場合にも対応できる。
上記第3のシール部材41における断熱層42の形状としては例えば図7(A)〜(F)に挙げる断面形状のものが考えられる。図7(A)に示す断面形状は後端面が垂直に立ち上がる平面であり、前端面が後方へ傾斜する平面となり、先端側が次第に狭くなる三角形状に近い台形状になっている。この台形の形状にすれば、トラックの荷台に対する密着性が高まる。
図7(B)に示す断熱層42は先端側が次第に狭くなる三角形状に近い断面形状であり、その厚みのある基部内には空洞51が形成されている。この台形と空洞を設ける形状にすれば、断熱層の変形性能が増し、トラックの荷台に対する密着性が高まる。
図7(C)に示す断熱層42は図7(B)に示す断熱層42における基部前端壁に蛇腹52を形成するようにしたものである。この台形と空洞に加えて蛇腹を設ける形状にすれば、断熱層の変形性能が増し、トラックの荷台に対する密着性が高まる。
図7(D)に示す断熱層42は図7(A)に示す断熱層42における基部前端壁に複数の三角山型の凹凸53を形成するようにしたものである。この台形と凹凸を設ける形状にすれば、断熱層の変形性能が増し、トラックの荷台に対する密着性が高まる。
図7(E)に示す断熱層42は図7(A)に示す断面形状のものの内部に全体に広がる空洞54を形成するとともに、基部前端壁に蛇腹55を形成するようにしたものである。この台形と空洞に加えて蛇腹を設ける形状にすれば、断熱層の変形性能が増し、トラックの荷台に対する密着性が高まる。
図7(F)に示す断熱層42は図7(A)に示す断面形状のものの内部に全体に広がる空洞56を形成するとともに、基部後端壁に蛇腹57を形成するようにしたものである。この台形と空洞に加えて蛇腹を設ける形状にすれば、断熱層の変形性能が増し、トラックの荷台に対する密着性が高まる。よって、図7(A)〜(F)に挙げる断熱層の形態はいずれもトラックの荷台の高さや幅に対応してその荷台に対する密着性が高まる。
また、図8に示すように、断熱層42等の内部固形形態物を、複数のセル61に分割してシート43内に重ねて収納するようにしてもよい。
この内部物を複数のセルに分けるようにすれば、各セル61毎に別々に形状が変化し易いので、トラックの荷台との当たり方の違いに応じてトラックの荷台に対する密着性が高まる。セル61の大きさやその向きや形状を適宜設定することにより、弾性力や変形量等を容易に調節できるようになる。
図9(A)に示すように、シート43の表面部分に折り目を付けてプリーツ65を形成すると、弾性を有する内部固形形態物等の変形に対応し易くなる。特にトラックの荷台に当たるシート43の表面部分にプリーツ65を形成すると、荷台に対する密着性が増す。また、図9(B)に示すように、シート43の表面部分にひだ66を付けてプリーツとすると、特にトラックの荷台に当たるシート43の表面部分での荷台に対する密着性が増す。
また、図10〜12は第3のシール部材の外形を、トラックの荷台27における後端の凹凸形状を考慮した形としたものである。
図10に示す第3のシール部材71は荷台27の後端が最初に当たる面72を階段状に形成するとともに先端側が次第に狭く柔軟になるいわばピラミット形状とした。トラックの荷台27における後端の凹凸形状に対応して密着性が高まるようになる。
図11に示す第3のシール部材81は弾性を有する内部固形形態物と、これをそれぞれ収納したシート82とからなる複数のシール部材ユニット83に分割し、トラックの荷台における後端の凹凸形状に対応して密着性を高めるようにしたものである。
図12に示す第3のシール部材91は荷台の後端が最初に当たる面92に弾性を有する長管物93を並べて取着し、柔軟な突当て部94を形成したものである。長管物93の並べ方は図12に示すように密着させても所定の間隔で離して配置するようにしてもよい。また、荷台27の後端の長手方向に沿う縦方向に配置したが、荷台27の後端の長手方向に交差する横方向に配置してもよい。この場合もトラックの荷台における後端の凹凸形状に対応して密着性を高める。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターを示す正面図。 同実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターの縦断側面図。 同実施形態の作用を説明するための荷台差込み式ドックシェルターの縦断側面図。 本発明の第2の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターを示し、(A)は荷台の開口幅が広い場合における第3のシール部材の状態を示す縦断側面図、(B)は荷台の開口幅が狭い場合における第3のシール部材の状態を示す縦断側面図。 本発明の第3の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターを示し、(A)は荷台の開口幅が広い場合における第3のシール部材の状態を示す縦断側面図、(B)は荷台の開口幅が狭い場合における第3のシール部材の状態を示す縦断側面図。 本発明の第4の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターを示し、(A)は第3のシール部材の状態を示す縦断側面図、(B)(C)は第3のシール部材と荷台との関係を示す縦断側面図。 本発明の第4の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の内部固形形態物の種々の形態を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の説明図。 本発明の他の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の説明図。 本発明の他の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の説明図。 本発明の他の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の説明図。 本発明の他の実施形態に係る荷台差込み式ドックシェルターにおける第3のシール部材の説明図。
符号の説明
12…低温庫、13…開口枠、16…外フレーム、19…第1のシール部材、21…内フレーム、25…第2のシール部材、26…第3のシール部材、27…荷台

Claims (8)

  1. 配送車両の荷台と荷扱い開口枠との間を気密的にシールするために、上記開口枠に設けられ、上記荷台に対して進退自在で、前進時に荷台の内部に差し込まれる荷台差込み式ドックシェルターであって、
    上記開口枠に設けられ上記荷台に対して進退自在な外フレームと、
    上記開口枠と上記外フレームとの間をシールするとともに、該外フレームの進退に追従する第1のシール部材と、
    上記外フレームに対して上下・左右方向に移動自在に支持され前進時に上記荷台の内部に差し込み可能な内フレームと、
    上記外フレームと上記内フレームとの間をシールするとともに、該内フレームの移動に追従する第2のシール部材と、
    上記内フレームに設けられ上記荷台の内壁との隙間をシールする第3のシール部材と、
    を具備し、
    上記第3のシール部材は、上記内フレームの少なくとも上部及び左右両側部から外方に向かって突出し、上記荷台の開口幅の変化に対応して弾性変形して該荷台の内壁との隙間をシールする弾性変形部材からなることを特徴とする荷台差込み式ドックシェルター。
  2. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が蝶番を介して前後方向に回動自在に固定され、先端部が外方に突出する弾性プレートと、この弾性プレートを覆い、該弾性プレートとともに弾性変形するシートとから構成されていることを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  3. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が固定され、先端部が外方に突出する弾性体からなり、前部に該弾性体が先端部方向に向かって狭幅になる傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  4. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が前後方向に回動自在に固定され、先端部が外方に突出する筒状シートと、この筒状シートの内部に収納され、該筒状シートとともに回動する単体もしくは複数に分割された弾性体とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  5. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が前後方向に回動自在に固定され、先端部が外方に突出するとともに、前部をプリーツ状に形成した筒状シートと、この筒状シートの内部に収納され、該筒状シートとともに回動する弾性体とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  6. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が固定され、先端部が外方に突出する弾性体からなり、前部に該弾性体が先端部方向に向かって狭幅になる階段状の段差を有することを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  7. 上記弾性変形部材は、上記内フレームに基端部が固定され、先端部が外方に突出するとともに、上記内フレームの長手方向に複数に分割されていることを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
  8. 上記弾性変形部材は、上記荷台の後端が最初に当たる面に取着された弾性を有する長管物からなる、上記荷台の後端に当たる柔軟な突当て部を有したことを特徴とする請求項1記載の荷台差込み式ドックシェルター。
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