JP2980498B2 - 外壁清掃用ロボット - Google Patents

外壁清掃用ロボット

Info

Publication number
JP2980498B2
JP2980498B2 JP5285897A JP28589793A JP2980498B2 JP 2980498 B2 JP2980498 B2 JP 2980498B2 JP 5285897 A JP5285897 A JP 5285897A JP 28589793 A JP28589793 A JP 28589793A JP 2980498 B2 JP2980498 B2 JP 2980498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squeegee
arm
driving
receiving
wiping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5285897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07116085A (ja
Inventor
繁 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON BISOO KK
Original Assignee
NIPPON BISOO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON BISOO KK filed Critical NIPPON BISOO KK
Priority to JP5285897A priority Critical patent/JP2980498B2/ja
Priority to US08/270,906 priority patent/US5485645A/en
Priority to CA002127432A priority patent/CA2127432A1/en
Priority to DE69410736T priority patent/DE69410736D1/de
Priority to EP94110564A priority patent/EP0649624B1/en
Publication of JPH07116085A publication Critical patent/JPH07116085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2980498B2 publication Critical patent/JP2980498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L11/00Machines for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
    • A47L11/40Parts or details of machines not provided for in groups A47L11/02 - A47L11/38, or not restricted to one of these groups, e.g. handles, arrangements of switches, skirts, buffers, levers
    • A47L11/4052Movement of the tools or the like perpendicular to the cleaning surface
    • A47L11/4058Movement of the tools or the like perpendicular to the cleaning surface for adjusting the height of the tool
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L1/00Cleaning windows
    • A47L1/02Power-driven machines or devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L11/00Machines for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
    • A47L11/40Parts or details of machines not provided for in groups A47L11/02 - A47L11/38, or not restricted to one of these groups, e.g. handles, arrangements of switches, skirts, buffers, levers
    • A47L11/4061Steering means; Means for avoiding obstacles; Details related to the place where the driver is accommodated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L11/00Machines for cleaning floors, carpets, furniture, walls, or wall coverings
    • A47L11/40Parts or details of machines not provided for in groups A47L11/02 - A47L11/38, or not restricted to one of these groups, e.g. handles, arrangements of switches, skirts, buffers, levers
    • A47L11/4063Driving means; Transmission means therefor
    • A47L11/4066Propulsion of the whole machine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2201/00Robotic cleaning machines, i.e. with automatic control of the travelling movement or the cleaning operation
    • A47L2201/06Control of the cleaning action for autonomous devices; Automatic detection of the surface condition before, during or after cleaning

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビル等の構造物の窓を含
む外壁面の清掃用特に窓清掃用のロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】構築物の高層化や超高層化にともないこ
れら構築物に形成される窓の個数が非常に多くなってお
り、これらの窓に装着される窓ガラスをきれいに保つに
は、定期的に窓ガラスを清掃する必要がある。
【0003】このため従来から行なわれている窓ガラス
の清掃法は、例えば構築物の屋上等から吊下げたゴンド
ラに作業者が乗り、窓ガラスに清水をかけたのち、スク
イジー等で拭き取って回収するような手作業によるもの
であり、清掃作業の作業能率が悪く、しかも危険であ
る。
【0004】そこで、近年窓ガラスの清掃を機械化する
ことができるようにした窓清掃ロボットが開発されてい
る。
【0005】この従来の窓清掃ロボットは一般に門型と
呼ばれる直交座標形式の動作原理にもとずき作業部分で
あるスクイジーの上下動作、前後動作および伏せ動作を
行わせるものである。この従来の窓清掃ロボットにおい
ては、図12に示すように、ワイヤロープrによって吊
下げられたフレームaに取付けられた1対のリニアガイ
ドシャフトb,bにヘッドケースcが上下動可能に嵌装
されている。このヘッドケースcには1対の拭きスクイ
ジー伸縮用モータシリンダdが固定されており、そのピ
ストンの端部に拭きスクイジーeおよび受けスクイジー
fが取付けられていて、両スクイジーe,fは壁面に対
し接近・離間(前後動作)が可能である。ヘッドケース
cの両側には上下のスプロケットg,hに巻回されたチ
エーンiの端末部が固定されており、下側のスプロケッ
トhは左右駆動の連結用ドライブシャフトjに固定され
ている。ドライブシャフトjはモータkによって回転駆
動され、ドライブシャフトjを回転駆動することにより
ヘッドケースcが上下動する。さらにヘッドケースcに
はスクイジー揺動用のモータシリンダlが固定されてお
り、このモータシリンダlを駆動することにより拭きス
クイジーの傾斜角を変更することができる(伏せ動
作)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】窓清掃ロボットにおけ
る現在のニーズは、予定された作業を正確に行うことが
でき、かつ故障、破損等のおそれがないという高い信頼
性を有すること、小型軽量でありロボットを吊下げるル
ーフカーを小型化することができること、および作業を
高速かつ広い作業エリアにわたって行えることである。
【0007】しかるに、このような視点から見る時、従
来の直交座標形式の動作原理にもとずき構成された窓清
掃ロボットは、次の諸点で問題を有する。
【0008】従来の窓清掃ロボットにおいては、両スク
イジーを取付けたヘッドケースcを上下動させるために
ドライブシャフトjを使用しているが、このドライブシ
ャフトjにはスクイジーe,fおよびヘッドケースcに
よる高負荷がかかるためドライブシャフトjが破損する
おそれがあり、信頼性に問題がある。このため、信頼性
を高めるために、ドライブシャフトjおよび関連する駆
動機構を大型なものにせざるを得ない。
【0009】また、窓清掃ロボットにおいては、窓清掃
の際に大量の汚水やごみが飛散するので、ロボットの各
部特にその駆動力伝達機構部は汚水、ごみ等の付着によ
る故障の発生や錆の発生を防止するため完全なシールを
施さねばらなない。しかるに従来の窓清掃ロボットはそ
の駆動力伝達機構部においてスライドする部材が多いの
で完全なシールを行うことが困難であり、この点でも信
頼性に問題がある。
【0010】また、ヘッドケースcの上下動のためのド
ライブシャフトjは一端部のスプロケットhから他端部
のスプロケットhに回転が伝達される過程で生じるねじ
れのために駆動力の伝達に遅れが生じる結果スクイジー
が正確な水平位置を保持できないことになり、この点で
も信頼性に問題がある。
【0011】また、上下動作、前後動作、伏せ動作のそ
れぞれを別個の駆動機構によって行っているので、部品
点数も多く機構全体が大型となり重量も大きいので小
型、軽量化が難しく、したがってロボットを吊下げるル
ーフカーの小型化も難しい。
【0012】また従来の直交座標型の動作原理にもとず
く窓清掃ロボットにおいては、ヘッドケースcには拭き
スクイジーe、受けスクイジーf、モータシリンダd,
l等が装着されており、ヘッドケースcにかかる負荷は
きわめて大きい。したがってこのヘッドケースcの動作
を高速化することが難しい。またチエーン、ドライブシ
ャフト等ヘッドケースの駆動機構の構成要素が多く複雑
な駆動経路を構成しているので、この点もヘッドケース
cの高速化が妨げている。
【0013】よて、本発明は、上記従来の窓清掃ロボッ
ト等直交座標形式の動作原理にもとずく外壁清掃用ロボ
ットの有する問題点を解決するためになされたものであ
って、ドライブシャフトの破損等ドライブシャフト使用
による問題を生じることなく、またロボットの駆動力伝
達機構部のシールを完全に行うことがてき、さらにロボ
ットの小型軽量化と作業の高速化を図ることができる改
良された外壁清掃用ロボットを提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するた請求項第1項記載の外壁清掃用ロボットは、建造
物の外壁面とおおむね平行にかつおおむね水平方向に延
長する第1の回転軸のまわりに回動可能に設けられたア
ームと、該アームを駆動するアーム駆動機構と、該第1
の回転軸と平行な第2の回転軸のまわりに回動可能に該
アームに支持された回転体と、該回転体を該アームの駆
動とは独立に駆動する回転体駆動機構と、該回転体に取
付けられた拭きスクイジー取付機構と、該拭きスクイジ
ー取付機構に取付けられた拭きスクイジーと、該回転体
に対し回動可能に支持された受けスクイジー取付機構
と、該拭きスクイジーの下方に位置するように該受けス
クイジー取付機構に取付けられた清掃後の汚水を受ける
受けスクイジーと、該回転体に対し該受けスクイジー取
付機構を接続させまたはその接続を切断させるクラッチ
機構と、該スクイジーの所定位置から下方への回転を抑
止するストッパ機構とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0015】また請求項第3項記載の外壁清掃用ロボッ
トは、建造物の外壁面とおおむね平行にかつおおむね水
平方向に延長する第1の回転軸のまわりに回動可能に設
けられたアームと、該アームを駆動するアーム駆動機構
と、該第1の回転軸と平行な第2の回転軸のまわりに回
動可能に該アームに支持された回転体と、該回転体を該
アームの駆動とは独立に駆動する回転体駆動機構と、該
回転体に取付けられた拭きスクイジー取付機構と、該拭
きスクイジー取付機構に取付けられた拭きスクイジーと
を備え、該アーム駆動機構および該回転体駆動機構は該
アームとは別体に設けられていることを特徴とするもの
である。
【0016】また請求項第3項記載の外壁清掃用ロボッ
トは、上記請求項第1項記載の構成に加え、該アーム駆
動機構および該回転体駆動機構は該アームとは別体に設
けられていることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項第1項記載の発明によれば、アーム駆動
機構を動作させるとアームは第1軸のまわりに回動し、
回転体駆動機構を動作させると回転体はアームの回動と
は独立に第2軸のまわりに回動する。拭きスクイジー取
付機構に取付けられた拭きスクイジーは回転体とともに
回動する。したがって拭きスクイジーの上下動作、前後
動作および伏せ動作はアームの回動動作と回転体の回動
動作を組合せることにより実現する。
【0018】また請求項第項記載の発明によれば、回
転体に対し回動可能に支持された受けスクイジー取付機
構はクラッチ機構により回転体に接続されまたはその接
続を切断される。クラッチ接続状態においては受けスク
イジーは回転シャフトと一体的に回動する。クラッチ切
断状態においては受けスクイジーは回転体の回動とは無
関係に受けスクイジーの自重による垂下傾向をストッパ
機構に抑止されて一定位置(たとえば水平位置)に維持
される。したがって、通常の窓清掃作業においては、窓
清掃方向の前方に窓枠が存在することが検知されると、
クラッチが接続されて受けスクイジーは拭きスクイジー
とともに窓枠を避けるため窓ガラスの面から後退する動
作を行う。一方、窓清掃中はクラッチを切断状態にして
おいて、拭きスクイジーは回転体を回転させることによ
り拭きスクイジーの傾斜を清掃に適した最適な傾斜に変
更する制御を行うとともに、受けスクイジーは拭きスク
イジーの回動制御とは無関係に汚水を受けるための一定
位置を維持する。
【0019】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1〜図11は本発明にかかる外壁清掃
用ロボットの1実施例を示すもので図1はロボットの全
体を示す正面図、図2は図1のA−A矢視図、図3はガ
イドローラレールにガイドローラが嵌合した状態を示す
平面図、図4はアーム駆動機構を示す正面断面図、図5
は回転体の駆動部の一部を示す正面断面図、図6は回転
体を示す正面断面図、図7は受けスクイジーの垂下防止
用ストッパを示す側面図、図8は拭きスクイジー取付機
構の側面図、図9は拭きスクイジー取付機構の平面図、
図10は図9のB−B矢視図、図11はスクイジーの動
作を示す図である。
【0020】以下ロボットの全体構造および各部の構造
ならびに各部の動作について逐次詳細に説明する。 1.ロボットの全体構造の概略 まず、図1および図2を参照して外壁清掃用ロボットの
全体構造の概略について説明する。なお、図1は図中左
側に傾斜修正用シリンダ30が設けられている以外は左
右対象であるので図中右側の大部分は図示を省略した。
【0021】外壁清掃用ロボット1はその両側にガイド
ローラ支持枠2が取付けられ、各ガイドローラ支持枠2
には大小のローラ3,4を直交する方向に組合せてなる
ガイドローラ5が上下1対取付けられている。なおこの
ガイドローラ5の構造はたとえば特開昭4−33251
3号に開示されているように窓拭きロボットにおいては
公知のものであるので、詳細な説明は省略する。ガイド
ローラ5は、図2よび図3に示すように、構造物6の外
壁面上に恒久的に上下方向に敷設された2本のガイドロ
ーラレール7に嵌合している。
【0022】ロボット1は両側の支柱92に固定された
ワイヤロープ8を介して建造物6の屋上に配置されたル
ーフカー(図示せず)に搭載された巻取りドラムに巻回
されており、この巻取りドラムを操作してワイヤロープ
8を巻取り、巻戻すことによりロボット1をガイドロー
ラレール7に沿って昇降させるようになっている。
【0023】ロボット1の図1中左側下端部には、ロボ
ット1が水平位置から傾斜した時その傾斜を修正して水
平位置に戻すための傾斜修正用シリンダ30が設けられ
ている。
【0024】ロボット1のフレーム9に固定された円筒
形のベースプレート10には、外壁面12とおおむね平
行にかつおおむね水平方向に延長する第1の回転軸Iの
まわりに回動可能な1対の箱状のアーム14,14′が
支持されている。これらアーム14,14′は相互に一
体的に連結されており、アーム14′側に設けられた電
動モータ13によって、図2中1点鎖線で示す位置X,
Y間に回動させることができる。
【0025】本発明における回転体を構成する回転シャ
フト15は第1の回転軸Iと平行な第2の回転軸IIのま
わりに回動可能にアーム14,14′に支持されてい
る。この回転体15はアーム14側に設けられた電動モ
ータ16により、アーム14内に設けられた駆動機構を
介して、アーム14,14′の回転駆動とは独立に回転
駆動することができる。
【0026】回転シャフト15の中央部には拭きスクイ
ジー取付機構17が取付けられており、この取付機構1
7には外壁面12と平行に水平方向に延長するゴム等か
らなる拭きスクイジー18が取付けられている。また回
転シャフト15の中央部には受けスクイジー取付機構1
9が取付けられており、この取付機構19には外壁面1
2と平行に水平方向に延長するようにして清掃後の汚水
を受ける受けスクイジー20が取付けられている。なお
図1中両スクイジー18,20は中央部を切欠いた状態
で示してある。
【0027】受けスクイジー20の下方には、図2に示
すように、拭きスクイジー18による窓ガラスの清掃に
先立ってごみや埃をあらかじめ取り除くための回転ブラ
シ21とこれをカバーする上下のカバースクイジー2
2,23を備える回転ブラシ機構24が設けられている
(図1では回転ブラシ機構24は図示を省略した)。な
お、25は給水タンク、26は清掃後の汚水を貯めるた
めの汚水タンク、93は制御盤である。
【0028】2.アーム駆動機構 図4に示すように、電動モータ13の駆動軸13aはキ
ー27を介して公知の減速機28に連結され、減速機2
8の回転部28aは相互に一体的に連結された箱状アー
ム14,14′に連結されており、電動モータ13の回
転駆動力は減速機28を介してアーム14,14′に伝
達され、アーム14,14′を第1の回転軸Iのまわり
に回動させる。なお、減速機28の固定部28bはねじ
160,161によりベースプレート10に固定されて
いる。なお29はモータフランジでねじ31によりアー
ム14′に一体的に連結されている。モータ13はねじ
163によりモータフランジ29に固定されている。
【0029】3.回転体駆動機構 次に、主として図5および図6を参照して、第2の回転
軸IIのまわりに回転する回転体15の駆動機構について
説明する。図5に示すように、モータフランジ165に
ねじ164によって固定された電動モータ16の駆動軸
16aはキー32を介して公知の減速機33に連結さ
れ、この減速機33にねじ34により連結されたフラン
ジ35に植込まれたピン37のまわりに回動可能にリン
クロッド取付金具36が取付けられている。リンクロッ
ド取付金具のねじ穴には下方に延長するリンクロッド3
8のねじを切った上端部38aがねじ決まれて固定され
ている。
【0030】リンクロッド38のねじを切った下端部3
8aはもう一つのリンクロッド取付金具36′のねじ穴
にねじ込まれ固定されている。リンクロッド取付金具3
6′はトルクガードフランジ39に植込まれたピン40
のまわりに回転可能に取付けられている。トルクガード
フランジ39にねじ166により固定されたトルクガー
ド41の中心部には摩擦継手42を介して中空の回転体
15が同軸に取付けられており、トルクガード41と一
体的に回転するようになっている。したがって、電動モ
ータ16の回転駆動力は減速機33、フランジ35、リ
ンクロッド取付金具36、リンクロッド38、リンクロ
ッド取付金具36、トルクガードフランジ39、トルク
ガード41、摩擦継手42を介して回転シャフト15に
伝達され、回転シャフト15を第2の回転軸IIのまわり
に回転させる。
【0031】回転シャフト15は、その一端側におい
て、アーム14にねじ43により固定されたアームフラ
ンジ44によって、軸受45,46、中空シャフト47
(後述)、軸受48,49を介して支持されている。同
様に、回転体15は、その他端側において、アーム1
4′にねじ50により固定されたアームフランジ51に
よって、軸受52,53、中空シャフト54(後述)、
軸受55,56を介して支持されている。
【0032】回転シャフト15は中央部において分断さ
れており、回転シャフト15の拡径部15a,15aに
おいてねじ58,58により拭きスクイジー取付機構1
7(図6においては中間の図示を省略している)の両側
に固定されている。したがって、電動モータ16の回転
駆動力は回転シャフト15の図6中左側の部分から拭き
スクイジー取付機構17を介して図6中右側の回転シャ
フト15の部分に伝達される。拭きスクイジー18は拭
きスクイジー取付機構17に取付けてあり、回転シャフ
ト15の回動に連動して回転シャフト15と一体的に回
転する。
【0033】4.受けスクイジーの駆動機構 上記のとおり、拭きスクイジー18は回転シャフト15
と一体的に回動するが、受けスクイジー20は、以下詳
述するように、電磁クラッチ60の接続・切断状態に応
じて回転シャフト15と一体的に回動するかあるいは回
転シャフト15の回動とは無関係に受けスクイジー18
の自重による垂下傾向をストッパ80により抑止されて
一定位置に維持されるかのいずれかの動作を行う。
【0034】アーム14′の図6中右側には円筒形のク
ラッチ室59が設けられており、このクラッチ室59は
ねじ167により中空シャフト54に固定されている。
クラッチ室59内には、クラッチ板61、電磁石62、
クラッチライニング63を備えた電磁クラッチ60が回
転シャフト15の縮径部15bの周囲に配設されてい
る。なお、64,67は止めナットである。
【0035】各中空シャフト47および54には、それ
ぞれ受けスクイジー取付部65(図2)の側板65a,
65aがねじ168,169により固定されており、こ
の受けスクイジー取付部65に受けスクイジー20が固
定されている(図2)。中空シャフト47,54および
受けスクイジー取付部65は受けスクイジー取付機構1
9を構成する。
【0036】スクイジー取付部65は図8および図10
に示すように側板65aから直角に内側に延長する水平
板65bの下面に固定されたスライダベース65cに対
し前後方向に摺動可能に取付けられたスライダ65dを
備えている。図13の断面図に示すように、スライダ6
5dはピストン202が嵌装されたシリンダ203を備
えており、このシリンダ203のシリンダ室203aは
ホース200を介し、シリンダ203bはホース201
を介していずれか一方が圧縮空気源に接続され他方が大
気解放されている。したがってシリンダ室203a、2
03b内の空気を圧入、大気解放することによりスライ
ダ65dは前後方向(矢印D方向)に摺動する。またス
クイジー取付部65はスライダ取付部65はシリンダに
付加する空気圧力を一定に保持する公知の空気調整器
(レギュレータの一種)(図示せず)を備えており、シ
リンダ室203a内の空気圧力をスライダ65dの移動
に関係なく常に一定に保持することでスライダ65dに
取付けられた受けスクイジー20をガラス面に一定の押
付圧で保持することができる。
【0037】なお、受けスクイジー20のガラス面から
の離間をマイクロスイッチによって検出するようにして
もよく、またスライダ65の駆動を電気モータ等他の駆
動手段で行ってもよい。
【0038】電磁石60が切断されている時は、中空シ
ャフト47,54は回転シャフト15からフリーな状態
にあり、したがって受けスクイジー取付機構19も回転
シャフト15からフリーな状態にある。この状態におい
て、受けスクイジー20はその自重により垂下しようと
するが、以下に述べるストッパ機構により水平位置から
の垂下傾向を抑止されるとともに、垂下方向と逆方向、
すなわち受けスクイジー20をはね上げる方向に回転シ
ャフト15のまわりに回動することは可能である。
【0039】中空シャフト47にはねじ170によりフ
ランジ70が固定されており、このフランジ70に植込
まれたピン71のまわりに回動可能に前記リンクロッド
取付金具36,36′と同一構造のリンクロッド取付金
具72が取付けられている。リンクロッド取付金具72
のねじ穴には上方に延長するリンクロッド73のねじを
切った下端部73aがねじ込まれ固定されている。
【0040】リンクロッド73のねじを切った上端部3
3b(図5)はリンクロッド取付金具72と同一構造の
リンクロッド取付金具74のねじ穴にねじ込まれ固定さ
れている。このリンクロッド取付金具74はストッパ取
付用中空シャフト76の拡径フランジ部76aに植込ま
れたピン75のまわりに回動可能に取付けられている。
【0041】ストッパ取付用中空シャフト76はベース
プレート10にねじ172により固定された中空シャフ
ト77に軸受78,79を介して回転可能に支持されて
いる。なお、中空シャフト77は軸受90を介してアー
ム14の回動を許容する。ストッパ取付用中空シャフト
76のベースプレート側の端部にねじ174により固定
されたフランジ88には図5および図7に示すようなス
トッパ80の水平ロッド81が水平方向に延長するよう
に溶接されている。ストッパ80はこの水平ロッド81
に下端が当接する垂直方向に配置されたショックアブソ
ーバ82を備えており、このショックアブソーバ82は
ねじが切られていてベースプレート10から延びるスト
ッパ支持板85に螺合することによりその高さを調節す
ることができるように構成されており、垂直ロッド82
の上端部はベースプレート10から延びるストッパ支持
板86の孔86aを通って上方に突出している。なお8
3、84、89は止めナットである。
【0042】したがって図示の状態において、電磁クラ
ッチ60が切断状態の場合は、受けスクイジー20がそ
の自重により水平位置よりも垂下しようとすると、受け
スクイジー取付部65が取付けられた中空シャフト47
が図中左側から見て時計方向に回動しようとする。この
運動はリンクロッド73を介してストッパ取付用中空シ
ャフト76に伝達され該中空シャフト76を図中左側か
ら見て時計方向に回動させようとし、ストッパ80の水
平ロッド81が上動しようとするが、水平ロッド81は
ショックアブソーバ82に係止されているので上動が抑
止される。したがって受けスクイジー20は水平位置に
保持される。
【0043】受けスクイジー20がロボットの下降中窓
枠等に当接することにより上方にはね上げられる方向に
力が作用すると、上記と逆の動作によりストッパ10取
付用中空シャフト76は図中左側から見て反時計方向に
回動しようとするが、この場合はストッパ80の水平ロ
ッド81が下動するのでショックアブソーバ82に抑止
されることがない。したがってこの場合受けスクイジー
20は第2の回転軸IIのまわりに上方に自由に回動する
ことができる。
【0044】次に電磁クラッチ60を接続した時の受け
スクイジー20の動作について説明する。電磁クラッチ
60の電磁石62に通電すると、クラッチ板61がクラ
ッチライニング63に圧接されることにより電磁クラッ
チ60が接続される。電磁クラッチ60が接続された状
態で回転体15を回動させると、回転シャフト15の回
動は電磁クラッチ60を介してクラッチ室59に伝達さ
れ、さらに中空シャフト54を介してこの中空シャフト
54に固定された受けスクイジー取付部65に伝達され
る。したがってこの場合受けスクイジー20は回転シャ
フト15と一体的に回動する。ただしこの場合でも受け
スクイジー20が水平位置より下垂する方向への回動は
ストッパ80により抑止されているので、受けスクイジ
ー20を水平位置から上動させる方向への回動のみが可
能である。
【0045】5.拭きスクイジー取付機構 次に主として図8〜図10を参照して拭きスクイジー取
付機構17について説明する。壁面と平行に延長する拭
きスクイジー18は拭きスクイジーと同一長さに延長す
る長方形のスクイジー取付けフランジ100に固定され
ており、このスクイジー取付フランジ100はその中央
部において円筒形の中空シャフト102に固定されてい
る。拭きスクイジー18は基端部18aが水平方向に延
長し先端部18bは水平方向からα度上方に傾斜してい
る。このスクイジーの構成は公知である。なお98は散
水用のノズルである。円筒形のハウジング104の内側
にはピン取付用中空シャフト106がねじ180によっ
て固定されており、そのピン取付孔106aには上下方
向に延長するピン108が嵌装され中空シャフト106
に固定されている。スクイジー取付けフランジ100が
取付けられた中空シャフト102は中央部に上下方向に
貫通するピン挿入孔102aが形成されており、このピ
ン挿入孔102aにピン108が遊嵌されている。した
がって中空シャフト102はピン108のまわりに回動
することができる。なお110は軸受けである。
【0046】中空シャフト102の後端部には皿ばね取
付ロッド112が固定されており、この皿ばね取付ロッ
ド112はピン取付用中空シャフト106の後端部にね
じ182によって固定されたフランジ114に形成され
た開口部114aを貫通して後方に突出している。皿ば
ね取付用ロッド112には1対の皿ばね押えリング11
6,118が相互に間隔をおいて嵌装されており、この
皿ばね押えリング116,118の間には皿ばね120
が介装されている。122は押えナットで、この押えナ
ット122により皿ばね120の締め付けを調節するこ
とにより、皿ばね120による拭きスクイジー18の水
平方向傾斜の復元力を調整する。
【0047】円筒形ハウジング104の両側には張出し
部122がハウジング104と一体的に形成されてい
る。この張出し部122はその下面に前後方向に延長す
る凹部122aを有し、この凹部122aにはベースプ
レート124に前後方向にねじ184によって固定され
た案内レール126が嵌装されている。したがってハウ
ジング104は案内レール126に案内されて前後方向
すなわち壁面に対し接近、離間する方向に摺動すること
ができる。
【0048】ハウジング張出部122の後端部には長方
形の取付板128がねじ186によって固定されており
(図9)、この取付板128には前端部が閉じた円筒形
の圧力センサ収納筒130(図8)がその閉じた前端部
130aをハウジング104内に臨ませるようにしてね
じ188によって固定されている。圧力センサ収納筒1
30の前端部の内側に形成された段部には円板状の圧力
センサ132が収容されている。
【0049】一方ベースプレート124の後部にはエア
シリンダ134が搭載されており、このエアシリンダ1
34のピストン136にねじ138により固定されたエ
アシリンダヘッド140は圧力センサ収納筒130の後
部に嵌入されており圧力センサ132のセンサ突起13
2aに接触している。圧力センサ収納筒130の後端面
にはドーナツ状の係止板142がねじ190によって固
定されており、エアシリンダヘッド140の段部と係合
することによりエアシリンダヘッド140の後方への移
動を制限するようになっている。なお144は拭きスク
イジー取付機構17を被覆するカバーである。
【0050】圧力センサ132は拭きスクイジー18が
窓ガラスに押付けられた時の押付力を検出しこの押付力
を表す電気信号を基に最適な空気圧力に変換した上でエ
アシリンダ134に送出する。エアシリンダ134はこ
の信号を受けて、押付力が予設定値を超える場合はピス
トン136に与える力を減少させ、押付力が予設定値未
満の場合はピストン136に与える力を増加させるよう
に動作する。するとハウジング104に設けられた張出
し部122が案内レール136上を摺動することによっ
て拭きスクイジー18は窓ガラスに対し接近または離間
し、スクイジー押付力は予設定値に維持される。
【0051】また、拭きスクイジー18を窓ガラスに押
付けた状態で清掃を行う際に、ロボット本体が窓ガラス
に対し平行でない状態になると拭きスクイジー18が取
付けられた中空シャフト102はピン108のまわりに
回動することにより、拭きスクイジー18は窓ガラスに
対し常に平行な位置に維持される。
【0052】6.両スクイジーの動作 次に、図11を参照して窓清掃作業中の拭きスクイジー
18および受けスクイジー20の動作について説明す
る。図11中aで示す待機位置において、両スクイジー
18,20は窓枠150との接触を避けるため窓152
から離間している。アーム14の第1の回転軸Iはロボ
ット1の下降に伴い垂線L1上を下降する。この待機位
置においては回転体15と受けスクイジー20とを接続
する電磁クラッチ60は接続状態にあり、両スクイジー
18,20はともに回転体15と一体的に回動する状態
に置かれている。
【0053】次にこの待機位置からロボット1を下降さ
せながらアーム14を第1の回転軸Iのまわりに反時計
方向に回動させることにより拭きスクイジー18を窓枠
150の直下の窓152に当接させ窓清掃開始点bに位
置ずける。同時に電磁クラッチ60を切断状態とするこ
とにより受けスクイジー20をその自重により下方に回
動させ、b位置にある拭きスクイジー18の下方の位置
b′に位置ずける。この位置b′において、受けスクイ
ジー20は拭きスクイジー18による清掃の結果流下す
る汚水を受けロボット1内の汚水タンク26にな流し込
むことができる。また受けスクイジー20はストッパ8
0により下垂を抑止されている。この状態を維持しつつ
ロボット1を下降させることにより窓ガラス152の清
掃が上方から下方に向って進行する。
【0054】清掃が進行して拭きスクイジー18がc1
位置からc位置に至ると、拭きスクイジー18は下方の
窓枠151の上縁に沿う窓ガラス152を清掃するため
に伏せ動作に入り、このため回転シャフト15が第2の
回転軸IIのまわりに時計方向に回動するとともにアーム
14は第1の回転軸Iのまわりに時計方向に回転し、第
2の回転軸IIはδだけ後方に移動する。この時受けスク
イジー20も後方に移動しようとするが、受けスクイジ
ー20は窓ガラス152に沿って前記スライダ機構によ
り一定の押付け力を付与されているので、受けスクイジ
ー20は前方に移動し窓ガラス152から離れることは
ない。したがって第2の回転軸IIの後退にともなう受け
スクイジー20の後退によって上方から流下する汚水を
受けられなくなるという不都合が生じることを防止する
ことができる。
【0055】拭きスクイジー18が1枚の窓ガラス15
2の清掃を終了する以前に、受けスクイジー20は下段
の窓枠151の上縁に当接するc′位置に到達する。受
けスクイジー20のc′位置到達後もロボット1の下降
に伴い拭きスクイジー18による窓ガラス152の清掃
は継続されるが、受けスクイジー20は窓枠151の上
縁に係止されそれ以上の下動を禁止される一方電磁クラ
ッチ60が切断状態にあり、受けスクイジーは回転シャ
フト15からフリーに上方に回動できるので、受けスク
イジー20はc′位置にとどまりつつ第2の回転軸IIの
まわりに反時計方向に回動する。
【0056】拭きスクイジー18が窓枠151の直上の
清掃終了点dに到達すると、センサーによる窓枠検知信
号に応答して両スクイジー18,20は窓枠151を回
避する運動を行う。すなわち電磁クラッチ60が接続さ
れ、両スクイジー20は回転シャフト15と一体的に回
転する体勢に入る。ここでアーム14を第1の回転軸I
のまわりに時計方向に所定角度だけ回動させるとともに
回転シャフト15を反時計方向に所定角度回動させる。
この2つの回動動作の組合せの結果、両スクイジー20
は、窓ガラス152から離間し、次の待機位置eに位置
ずけられる。
【0057】さらにロボット1が下降する間にアーム1
4を第1の回転軸Iのまわりに反時計方向に所定角度だ
け回動させるとともに電磁クラッチ60を切断し次の窓
清掃開始点fに拭きスクイジー18を当接させることに
より下段の窓ガラス152の清掃を開始し、以下同様の
動作を繰返することによって窓の清掃を行う。以上の一
連の動作はすべて予めプログラムされたサーボ制御によ
って行う。
【0058】上記実施例においては回転体として回転シ
ャフト15を使用しているが、これに限らず箱状のケー
シング等アームに支持されて第2の回転軸のまわりに回
転可能なものであれば他の形状、構造のものでもよい。
【0059】またこの他本発明の思想の範囲内で種々の
改変が可能であることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、請求項第1項記載の
本発明によれば、拭きスクイジーの上下動作、前後動作
および伏せ動作は第1の回転軸のまわりに回動するアー
ムの回動動作および該アームに支持されるとともに該第
1の回転軸と平行な第2の回転軸のまわりに該アームの
回動とは独立に回動させることができる回転体の回動動
作を組合せることにより実現することができる。したが
って従来の直交座標形式の窓清掃ロボットのようにドラ
イブシャフトを必要としないので、ドライブシャフトの
破損やドライブシャフトのねじれによるスクイジー位置
の不均衡等の問題が生じることを防止することができ、
ロボットの信頼性を向上させることができる。
【0061】また、本発明によれば、スクイジーへの駆
動力伝達機構部はすべて回転構造であって、従来の直交
座標形式の窓清掃ロボットのようにスライドする部分が
まったくないので、駆動力伝達機構部のシールは市販の
簡単な円形シール部材を使用すれば足り、極めて容易に
完全なシールを行うことができ、この面でもロボットの
信頼性を向上させることができる。
【0062】またスクイジーの上下動作、前後動作、伏
せ動作をすべてアームと回転体の回動動作の組合せだけ
で行うことができるので駆動機構の部品点数も少く、機
構全体を小型、軽量化することができる。したがってロ
ボットを吊下げるルーフカーも小型化できる。
【0063】また、請求項第項記載の本発明によれば
回転体に対し回動可能に支持された受けスクイジー取付
機構はクラッチ機構により回転体に接続されまたはその
接続を切断されるので、クラッチ接続状態においては受
けスクイジーは回転体と一体的に回動し、クラッチ切断
状態においては受けスクイジーは回転体の回動とは無関
係に受けスクイジーの自重による垂下傾向をストッパ機
構に抑止されて一定位置(たとえば水平位置)に維持さ
れる。したがって、通常の窓清掃作業においては、窓清
掃方向の前方に窓枠が存在することが検知されると、ク
ラッチが接続されて受けスクイジーは拭きスクイジーと
ともに窓枠を避けるため窓ガラスの面から後退する動作
を行う。一方、窓清掃中はクラッチを切断状態にしてお
いて、拭きスクイジーは回転体を回転させることにより
拭きスクイジーの傾斜を清掃に適した最適な傾斜に変更
する制御を行うとともに、受けスクイジーは拭きスクイ
ジーの回動制御とは無関係に汚水を受けるための一定位
置を維持することができる。したがって、両スクイジー
の動作を自由に組合せることができ、窓清掃に求められ
る最適のスクイジー動作を実現することができる。
【0064】また請求項第2項および第3項記載の本発
明によれば、アーム駆動機構と回転体駆動機構をアーム
とは別体に設けたので、アームにかかる負荷は拭きスク
イジー、受けスクイジー、回転体および両スクイジーを
回転体に取付ける機構のみとなり、重量の大きいモータ
部分がアーム内に存在せず、従来の門型構造の窓清掃ロ
ボットにおいてヘッドケースにかかる負荷と比べてはる
かに小さい値とすることができ、したがって窓拭き作業
の高速化を実現することができる。
【0065】また請求項第4項記載の本発明によれば、
窓ガラス清掃作業中拭きスクイジーの伏せ動作を行うた
め第2の回転軸を後方に移動する際に受けスクイジーの
後退により汚水を受けられなくなる不都合が生じること
を防止することができ、請求項第項記載の発明の効果
を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外壁清掃ロボット1実施例を示す正面
図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】ガイドローラレールとガイドローラの嵌合状態
を示す平面図である。
【図4】ア−ム駆動機構を示す正面断面図である。
【図5】回転体の駆動部の一部を示す正面断面図であ
る。
【図6】回転体を示す正面断面図である。
【図7】受けスクイジーの垂下防止用ストッパを示す側
面図である。
【図8】拭きスクイジー取付機構の側面断面図である。
【図9】拭きスクイジー取付機構の平面図である。
【図10】図9のB−B矢視図である。
【図11】スクイジーの動作を示す図である。
【図12】従来の窓清掃ロボットの要部を示す斜視図で
ある。
【図13】受けスクイジー取付部の断面図である。
【符号の説明】
1 外壁清掃用ロボット 14 アーム 15 回転体 17 拭きスクイジー取付機構 18 拭きスクイジー 19 拭きスクイジー取付機構 20 拭きスクイジー 60 電磁クラッチ 80 ストッパ I 第1の回転軸 II 第2の回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 1/00 - 1/16 A47L 11/00 - 11/40 A46B 7/10 A46B 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物の外壁面とおおむね平行にかつおお
    むね水平方向に延長する第1の回転軸のまわりに回動可
    能に設けられたアームと、該アームを駆動するアーム駆
    動機構と、該第1の回転軸と平行な第2の回転軸のまわ
    りに回動可能に該アームに支持された回転体と、該回転
    体を該アームの駆動とは独立に駆動する回転体駆動機構
    と、該回転体に取付けられた拭きスクイジー取付機構
    と、該拭きスクイジー取付機構に取付けられた拭きスク
    イジーと、該回転体に対し回動可能に支持された受けス
    クイジー取付機構と、該拭きスクイジーの下方に位置す
    るように該受けスクイジー取付機構に取付けられた清掃
    後の汚水を受ける受けスクイジーと、該回転体に対し該
    受けスクイジー取付機構を接続させまたはその接続を切
    断させるクラッチ機構と、該スクイジーの所定位置から
    下方への回転を抑止するストッパ機構とを備えることを
    特徴とする外壁清掃用ロボット。
  2. 【請求項2】建造物の外壁面とおおむね平行にかつおお
    むね水平方向に延長する第1の回転軸のまわりに回動可
    能に設けられたアームと、該アームを駆動するアーム駆
    動機構と、該第1の回転軸と平行な第2の回転軸のまわ
    りに回動可能に該アームに支持された回転体と、該回転
    体を該アームの駆動とは独立に駆動する回転体駆動機構
    と、該回転体に取付けられた拭きスクイジー取付機構
    と、該拭きスクイジー取付機構に取付けられた拭きスク
    イジーとを備え、該アーム駆動機構および該回転体駆動
    機構は該アームとは別体に設けられていることを特徴と
    する外壁清掃用ロボット。
  3. 【請求項3】該アーム駆動機構および該回転体駆動機構
    は該アームとは別体に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の外壁清掃用ロボット。
  4. 【請求項4】該受けスクイジー取付機構は、スライダベ
    ースと、該スライダベースに対し前後方向に摺動可能に
    取付けられたスライダと、該スライダを駆動する駆動手
    段を備え、該受けスクイジーは該スライダに固定されて
    いることを特徴とする請求項記載の外壁清掃用ロボッ
    ト。
JP5285897A 1993-10-20 1993-10-20 外壁清掃用ロボット Expired - Fee Related JP2980498B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285897A JP2980498B2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 外壁清掃用ロボット
US08/270,906 US5485645A (en) 1993-10-20 1994-07-05 Outer wall cleaning robot
CA002127432A CA2127432A1 (en) 1993-10-20 1994-07-05 Outer wall cleaning robot
DE69410736T DE69410736D1 (de) 1993-10-20 1994-07-07 Roboter zum Reinigen von Aussenwänden
EP94110564A EP0649624B1 (en) 1993-10-20 1994-07-07 Outer wall cleaning robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285897A JP2980498B2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 外壁清掃用ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07116085A JPH07116085A (ja) 1995-05-09
JP2980498B2 true JP2980498B2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=17697441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5285897A Expired - Fee Related JP2980498B2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 外壁清掃用ロボット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5485645A (ja)
EP (1) EP0649624B1 (ja)
JP (1) JP2980498B2 (ja)
CA (1) CA2127432A1 (ja)
DE (1) DE69410736D1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19649748C2 (de) * 1996-11-30 1999-08-05 Dornier Tech Gmbh & Co Halteraupen, insbesondere für eine automatische Reinigungsvorrichtung
DE19916818C2 (de) * 1999-04-14 2002-01-17 Dornier Tech Gmbh & Co Automatische Reinigungsvorrichtung
CN1464781A (zh) * 2001-06-27 2003-12-31 高效清洁服务有限公司 建筑物清洁装置
US7204672B2 (en) * 2002-12-09 2007-04-17 Anemoid, Llc Multi-modal forced vortex device
DE102004023414B4 (de) * 2003-05-16 2006-10-12 Taurus Instruments Gmbh Vorrichtung zur automatischen Reinigung von Gebäudefassaden und ebenen Flächen
DE10322201B3 (de) * 2003-05-16 2004-08-26 Taurus Instruments Gmbh Vorrichtung zur automatischen Reinigung von Gebäudefassaden und ebenen Flächen
WO2006083094A1 (en) * 2005-02-02 2006-08-10 Joon Mo Yang Three-dimensionally movable absorption-type robot and moving method thereof
US7523517B2 (en) * 2005-07-07 2009-04-28 Northrop Grumman Corporation Window cleaning machine
US9173539B2 (en) * 2011-10-18 2015-11-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot cleaner and method for controlling the same
KR101308974B1 (ko) * 2012-03-21 2013-09-17 한국건설기술연구원 폐세척액 회수기능과 건물 외벽면의 돌출부 대응기능을 구비한 건물 외벽면 청소로봇 조립체
KR101362182B1 (ko) * 2012-03-21 2014-02-13 한국건설기술연구원 연직한 연장레일을 구비한 크레인장치를 이용한 청소로봇 조립체의 요동방지 설치구조를 가지는 건물 외벽면 청소장치 및 이를 이용한 건물 외벽면의 청소방법
KR101308975B1 (ko) * 2012-03-21 2013-09-17 한국건설기술연구원 건물 외벽면의 구배에 대응하여 승하강 레일을 따라 승하강하는 건물 외벽면 청소로봇 조립체
CN103720426B (zh) * 2012-10-12 2016-08-03 科沃斯机器人有限公司 一种擦玻璃机器人断电应急处理方法
CN102987976B (zh) * 2012-12-25 2015-05-20 平湖普英特高层设备有限公司 擦窗机
US9215962B2 (en) 2014-03-13 2015-12-22 Ecovacs Robotics, Inc. Autonomous planar surface cleaning robot
DE102014217843A1 (de) * 2014-09-05 2016-03-10 Martin Cudzilo Vorrichtung zum Vereinfachen der Reinigung von Oberflächen und Verfahren zum Erfassen geleisteter Reinigungsarbeiten
CN104665714B (zh) * 2015-03-15 2018-06-12 江苏亘德科技有限公司 一种大楼外壁面保洁机器人系统控制装置
CN106859475B (zh) * 2017-04-23 2018-01-30 湖北晨昱晖农业科技股份有限公司 一种玻璃幕墙自动清洗装置
CN109199254B (zh) * 2018-11-29 2020-11-27 台州市安锋智能科技有限公司 一种多功能家庭生活用地面清洁装置
CN111166226B (zh) * 2020-02-27 2024-04-26 南京工业职业技术学院 一种高楼擦窗设备
DE102020120140A1 (de) * 2020-07-30 2022-02-03 Miele & Cie. Kg Selbstfahrendes Bodenreinigungsgerät
CN112641369A (zh) * 2021-01-29 2021-04-13 河南工程学院 一种家用玻璃清洁机器人控制系统
CN113208489A (zh) * 2021-04-14 2021-08-06 徐元林 一种建筑清洁工程的吸附式清洗装置
WO2022266735A1 (pt) * 2021-06-22 2022-12-29 Smartec Tecnologia Ltda Equipamento suspenso para pintura e limpeza de superfícies planas verticais
CN114365982B (zh) * 2022-01-19 2022-10-21 厦门鸿初智能科技有限公司 幕墙机器人的刮板换向及抽水通道同时切换组件
CN115067794B (zh) * 2022-06-27 2024-03-22 季华实验室 一种智能化窗户清洁机器人及方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3461476A (en) * 1967-06-23 1969-08-19 John North Window washing apparatus
US3715774A (en) * 1971-01-20 1973-02-13 R Fannon Automatic window washer
US3895406A (en) * 1973-05-23 1975-07-22 Harsco Corp Automatic window washer
JPS5226770A (en) * 1975-08-26 1977-02-28 Mitsubishi Electric Corp Cleaning device
JPS5226771A (en) * 1975-08-26 1977-02-28 Mitsubishi Electric Corp Cleaning device
US4136419A (en) * 1977-05-02 1979-01-30 Alpana Aluminum Products, Inc. Apparatus for cleaning a column of windows and wall surfaces of a building
JPS5410566A (en) * 1977-06-27 1979-01-26 Mitsubishi Electric Corp Safety device for automatic cleaning apparatus
US4198724A (en) * 1978-07-03 1980-04-22 Spider Staging, Inc. Automatic window washer
US4809384A (en) * 1987-02-24 1989-03-07 Nihon Biso Kabushiki Kaisha Horizontally moving automatic outer surface cleaning
US4800607A (en) * 1987-04-21 1989-01-31 Nihon Biso Kabushiki Kaisha Apparatus for cleaning windowpanes
JPH0218357U (ja) * 1988-07-19 1990-02-07
US5116424A (en) * 1989-04-05 1992-05-26 Kuka Schweissanlagon & Roboter Gmbh Process for cleaning vehicle parts, in particular glass panes of vehicles
JPH0728838B2 (ja) * 1989-05-25 1995-04-05 日本ビソー株式会社 ガラス清掃装置及びその制御方法
US5240503A (en) * 1992-04-27 1993-08-31 Roni Levy Remote-controlled system for treating external surfaces of buildings
GB9211146D0 (en) * 1992-05-26 1992-07-08 O C S Group Limited Improvements in window cleaning

Also Published As

Publication number Publication date
US5485645A (en) 1996-01-23
EP0649624A2 (en) 1995-04-26
EP0649624B1 (en) 1998-06-03
CA2127432A1 (en) 1995-04-21
EP0649624A3 (en) 1995-10-18
DE69410736D1 (de) 1998-07-09
JPH07116085A (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2980498B2 (ja) 外壁清掃用ロボット
CN103251357B (zh) 外墙清洗机
CN109590876A (zh) 一种多工位抛光机
KR200465266Y1 (ko) 좌우 세정이 가능한 비데 장치
CN114367997B (zh) 皮带间智能巡检机器人
CN111571081A (zh) 一种管道内壁焊接机器人
KR101870561B1 (ko) 건물 외벽 유리창용 자동 청소장치
JPH07143944A (ja) 窓清掃用ロボットのスクイジー取付機構
CN215548708U (zh) 一种用于输煤栈桥的轨道式巡检机器人
CN212579758U (zh) 一种建筑工程用便于移动的监控机器人
JP2779608B2 (ja) トンネル内部の点検装置
JP5846778B2 (ja) 拡幅車両における拡幅部の同期駆動と自己保持装置
CN2769478Y (zh) 夹层门/窗
JP3070922B2 (ja) シェルタ
CN221700712U (zh) 一种建筑工程用线缆收卷机
JP2651518B2 (ja) 窓ガラス掃除装置
CN218762302U (zh) 一种网络信息工程施工监控装置
CN220061249U (zh) 一种超高清探测监控设备
CN221162721U (zh) 交通防护装置、屏蔽门和交通运输设施
CN217273345U (zh) 一种用于穿梭车行驶监控装置
CN211304118U (zh) 一种管道清扫机器人
CN212556667U (zh) 一种船舶用具有往复传动机构的导向装置
JPS6237546Y2 (ja)
JP2895576B2 (ja) 引戸設備の駆動装置
JPH03284452A (ja) 洗車装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees