JP2895576B2 - 引戸設備の駆動装置 - Google Patents

引戸設備の駆動装置

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JP2895576B2
JP2895576B2 JP2149678A JP14967890A JP2895576B2 JP 2895576 B2 JP2895576 B2 JP 2895576B2 JP 2149678 A JP2149678 A JP 2149678A JP 14967890 A JP14967890 A JP 14967890A JP 2895576 B2 JP2895576 B2 JP 2895576B2
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sliding door
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roller
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rollers
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幸雄 魚住
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は引戸設備の駆動装置に関する。特に本発明は
建築物の他、エレベーターや車両などの乗り物の出入り
口に用いる引戸設備の駆動装置に関する。
〔従来技術〕 従来から実施されている引戸設備の駆動装置に回転モ
ーターを動力としホイールとベルトで直線運動を得るも
の、エヤーシリンダーを動力としピニオンとラックある
いはレバー機構を介在せしめて引戸を駆動するものなど
がある。回転モーターには減速歯車を要するし、エヤー
シリンダーにはコンプレッサーほかのエヤーソース設備
を必要とするのでいずれも構造が複雑となる。また複数
の引戸設備において、各引戸毎に動力を持つものは大規
模である。最近では回転モーターを動力としながらも減
速歯車を要しない簡単な事例が実開平2−53478号自動
開閉扉の駆動装置(平成2年4月18日)として開示され
ている。これはねじを用いる駆動の手段のものである
が、単一の引戸のみのものである。さらに、引戸の重量
を支持する装置として一般に戸車と引戸支持レールを駆
動装置の他にもつている。その事例を第6図に示し引戸
20、21の上部は戸車22を介し引戸支持レール23で、引戸
重量の支持ならびに開閉移動に対する案内を含めての支
持がなされている。引戸上部の支持は以上の通りである
が、引戸の下端は通常床のレールまたは溝で開閉移動に
対する案内がなされる。駆動装置はモーター24から内蔵
のギヤを介し駆動されるホイール25と従動ホイール26と
の間のベルト27と腕28、29で引戸20、21を結び、モータ
ーの正逆転で開閉動作をするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
要求される引戸設備に対し、従来技術では前述の通り
すべて構造が複雑となる嫌いがある。ここにおいて駆動
装置が簡単であり、引戸の支持も簡素とし、全体として
簡単化したい。特に複数の引戸を持つものについても、
簡単な構造のままで対応できるものが望まれる。
そのほか複数引戸の場合、各引戸が同期して開閉動作
することが望まれ、このことも付帯して解決すべき課題
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は駆動装置と引戸の支持を1体とすることで全
体を簡単化しようとするものであつて、正逆転可能の回
転動力要素により回転させられる駆動軸が引戸の開閉方
向に配置され、該駆動軸上をリード角をもつて転動する
ローラーを腕を介し引戸に結合し、前記駆動軸は該ロー
ラーを介し引戸の重量を支持し、開閉移動の案内をする
引戸支持レールを兼ねる構造とし、前記リード角は駆動
軸の円筒面の周速度と所要の引戸の開閉速度との比から
設定されるものとすることで課題が解決できる。
上記の手段によって複数引戸の設備に対してもローラ
ーの追加だけの簡単な手段で対応が可能であり、この点
でも付帯の課題が解決される。
〔作用〕
駆動軸上をリード角の方向に転動するローラーは駆動
軸の回転によって軸方向に移動し、伴って引戸が移動す
る。駆動軸の正逆転で引戸は開および閉の両動作をす
る。1本の駆動軸に複数引戸分のローラーを転動させる
ことで複数引戸設備に容易に対応させることができる。
さらに1本の駆動軸による駆動であるため、駆動される
各引戸は同期して開閉する。また駆動軸の外形が円筒で
ある場合、複数引戸の設備において、おのおのの引戸の
ローラーの転動軌跡が重なるときでも駆動軸側に何等の
対応を要せずあくまで円筒のままでよい。
さらにリード角を負の値に設定することでその引戸は
逆方向の開閉動作をする。正負のリード角を用いること
で両引きの形式の駆動を行うことができる。
またさらに引戸はローラーに垂直方向に直結されてい
るので引戸の重量をローラーを介し駆動軸が支持し、か
つ駆動軸は基本的に円筒の軸であり、その外面が引戸開
閉の案内面の作用をする。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す側面図で、正逆転可
能の一つの回転動力要素であるモーター1により回転さ
せられる駆動軸2が引戸の開閉方向に配置され、駆動軸
2の上をリード角をもつて転動するローラー5、6を有
し、駆動軸はローラー5、6と腕7、8を介し引戸3、
4の重量を支持する引戸支持レールの機能を持つように
している。ここで駆動軸2が回転するとローラー5、6
はリード角に従って転動し軸方向に移動し、ローラー
5、6と腕7、8で結合されている引戸3、4が開閉動
作する。ローラー5と6は反対のリード角を持ってお
り、反対の方向へ移動する。すなわち両引きの動作をす
るわけである。一点鎖線で引戸の開いた状態を示してい
る。9、10は軸継手を含む軸受けで、11は駆動軸の端部
を支える軸受で、これらによって駆動軸の引戸支持を可
能にしている。このような構成とすることで第6図の事
例で示したような戸車や引戸支持レールの省略ができ
る。16はかもいで、その内部に駆動装置が取り付けられ
る。17は床で、引戸下端の開閉移動案内のレールまたは
溝が設けられる。
駆動軸の外周に後述する(第5図の説明で)ローラー
の転動軌跡に沿った溝を設ける場合を除き、駆動軸の外
形が円筒であってローラーで引戸を駆動する方式では駆
動軸とローラーの間の摩擦力が位置を保つ作用をするの
で異常な力などの障害によって関係位置に狂いを生ずる
心配がある。このためローラー取り付けのリード角を理
論的に必要な値より例えば1〜2%大きく設定し、引戸
の開位置と閉位置に設けたストッパのいずれかに当たつ
たときの関係位置が自動的に補正されるようにする。す
なわち引戸がストッパに当たって動かなくなつても、さ
らに駆動軸が回転するのでローラーは転動のほかに横滑
りを生じ正常位置に落ち着き、これで補正がなされるこ
ととなる。さらに逆動作をするときも理論的タイミング
より早くストッパに到着し、のち駆動軸の回転が止まる
まで、ローラーは横滑りを伴った転動をし正常位置に落
ち着く。このようにストロークの両端にくるたびに補正
が行われる。この補正が行われるときローラーに横滑り
をさせるが、これは静的な滑りではなく転動を伴っての
横滑りがあるので、摩耗とか抵抗力の過大とかの問題は
発生しない。このための閉方向のストッパ12、13と、開
方向のストッパ14、15を設けている。
異物などで引戸の開閉に過大な抵抗を生じたとき、駆
動軸の外形が円筒であるときにかぎり、ローラーの横滑
りで過負荷を避けうる別の利点がある。
第2図は第1図におけるローラーの作用を説明する平
面図で、第3図はその側面図で、第4図はその正面図で
ある。駆動軸2の回転によってローラー5はリード角A
の方向に転動する。この転動に伴ってローラー5自体は
駆動軸の軸方向に移動する。その移動量すなわち引戸の
ストロークは、πdNtanAであり、ローラーの転動量は線
図の3角形の斜辺に当たり、πdN/cosAである。ローラ
ーは外力によつて駆動軸との接触点に滑りが生じない限
り、この一定リード角上にある状態を保ちつずける。こ
のことでローラーが雌ねじと同じ機能を持ち、駆動軸の
外形が円筒面のみであっても溝を有する雄ねじと同じ機
能を持つことになる。
なおdは駆動軸のローラ転動面の直径で、Nは開閉の
一方のストローク中の駆動軸の総回転数である。
16はブッシュで腕7と駆動軸2の関係位置を保つ目的
のものでローラーの駆動軸に対する接触に支障しない程
度に駆動軸2との間に直径方向の僅かな隙間Gをもつ構
造で、駆動軸の外面を案内面とし滑動して引戸の開閉案
内の機能を果たす。ブッシュ材料は自己潤滑性をもつた
プラスチックなどを用いる。
第5図は駆動軸の外周にローラーの転動軌跡に沿って
溝を設けた場合を示す平面図で、ローラー5は溝19には
まつているので駆動軸に対するローラーの転動位置が確
定し横滑りで引戸位置に狂いを生ずることが無い。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、正逆転可能の回転動力要素によ
り回転させられる駆動軸上をその駆動軸の回転によって
リード角をもって転動し、伴って軸方向に移動するロー
ラーによって引戸を駆動するとともに駆動軸が引戸の開
閉移動の案内をし、かつ引戸の重量を、このローラーを
介して駆動軸が支持するので駆動装置が引戸の支持も兼
ねる。これによって駆動装置の簡単さのほかに全体の簡
単化がなされる。装置の簡単化は実用時の信頼性の向上
などに好結果をもたらすことが期待される。
第1図の実施例で示したように一本の駆動軸で複数の
引戸を開閉駆動しているので、その両者の開閉は同期的
である効果も持っている。
駆動軸の外形が円筒のときはローラーの滑りで過負荷
を回避する効果ももつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面図で、第2図〜第4
図は第1図におけるローラーの作用の説明図で、第5図
は駆動軸に溝を設けた場合の本発明の実施例の平面図
で、第6図は従来技術の事例を示す側面図で、 1……モーター、2……駆動軸、3,4……引戸、5,6……
ローラー、12,13,14,15……ストッパー、19……溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 15/06 117 - 119 E05F 15/10 - 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆転可能の回転動力要素により回転させ
    られる駆動軸が引戸の開閉方向に配置され、該駆動軸上
    をリード角をもつて転動するローラーを腕を介し引戸に
    結合し、前記駆動軸は該ローラーを介し引戸の重量を支
    持し、開閉移動の案内をする引戸支持レールを兼ねる構
    造とし、前記リード角は駆動軸の外周速度と所要の引戸
    の開閉速度との比から設定されることを特徴とする引戸
    設備の駆動装置。
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