JP2001163182A - プリテンショナ - Google Patents

プリテンショナ

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JP2001163182A
JP2001163182A JP35290299A JP35290299A JP2001163182A JP 2001163182 A JP2001163182 A JP 2001163182A JP 35290299 A JP35290299 A JP 35290299A JP 35290299 A JP35290299 A JP 35290299A JP 2001163182 A JP2001163182 A JP 2001163182A
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pipe
belt
ring gear
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Shoji Mishina
丞司 三科
Yasushi Kanamori
靖 金森
Masahiro Shiotani
昌広 塩谷
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリテンショナ作動後に、シートベルトリト
ラクタの動作が妨げられることのないよう改良を加えた
プリテンショナを提供する。 【解決手段】 プリテンショナ10は、ボール20を収
納するパイプ21を中心に構成されている。このパイプ
21は、ベース41の挿通孔42aの回りを囲むように
湾曲している。パイプ21の最後の案内部21jの先
(先端)には、先端開口21bが開いている。案内部2
1jは、断面形状がパイプの円環の一部のみからなる形
状となっており、変形しやすくなっている。プリテンシ
ョナ10の作動後にEA機構7が作動し、ボール20を
パイプ21内に押し戻そうとする動作が生じると、ボー
ル20が押される力を受けて、パイプ21の最後の案内
部21jが屈曲する。これによって、ボール20の通路
が広がり、ボール20がレバー33間に残留していて
も、ケース17の方向に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員を車両等のシ
ートに拘束するシートベルト装置に組み込まれて、シー
トベルトの巻取軸を緊急に巻き取り方向に回転させるプ
リテンショナに関する。特には、プリテンショナ作動後
に、シートベルトリトラクタの動作が妨げられることの
ないよう改良を加えたプリテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】PCT国際公開WO95/27638に
は、新たな方式のプリテンショナが開示されている。図
14(a)はこのプリテンショナの分解斜視図であり、
図14(b)は同プリテンショナのドライブホイルの詳
細図である。なお、このプリテンショナは、シートベル
トを巻き取るシートベルトリトラクタ(図示されず)に
付設されている。
【0003】このプリテンショナは、図14(a)に示
すように、シートベルトの巻取軸101に取り付けられ
る一対のドライブホイル片103、104を備えてい
る。一方のドライブホイル片104は巻取軸101に固
着されている。他方のドライブホイル片103はギア1
06を介して巻取軸101に組み付けられる。両ドライ
ブホイル片103、104が対向して配置されることに
より、図14(b)に示すようなドライブホイル105
が構成される。ドライブホイル片103、104の対向
面には、周方向に沿って複数の凹部103a、104a
が形成されている。これら凹部103a、104aは、
両ドライブホイル片103、104が対向したとき、カ
ップ状(ほぼ半球面状)の凹部100と溝110とを構
成する。
【0004】ドライブホイル片103、104の間には
ソードボックス114が設けられている。同ソードボッ
クス114は、カップ(ケーシング)112とともにリ
トラクタハウジング(図示されず)に取り付けられてい
る。ソードボックス114には、突片状のガイド11
6、117が形成されている。同ガイド116、117
は、ドライブホイル105の溝110内に位置するよう
になっている。
【0005】カップ112の内側には、U字状のチュー
ブ118が設けられている。同チューブ118は、ソー
ドボックス114の外周を囲うように位置する。このチ
ューブ118には、ガイド116、117間の空間と向
かい合う位置に、開口118aが形成されている。チュ
ーブ118の一端部(基端部)にはガスジェネレータ1
15が設けられている。チューブ118の他端部(先端
部)は、カップ112に形成されたスロート部119に
係合される。このチューブ118内には、ドライブホイ
ル105を駆動するためのマスボール120が収納され
ている。同マスボール120は、複数の連なった球状体
からなる。マスボール120の基端部(ガスジェネレー
タ115に近い側の端部)には、ピストン121が設け
られている。
【0006】上記したプリテンショナの作用を図13及
び図14を参照しつつ説明する。図13(a)はプリテ
ンショナの作動前の状態を示す図であり、図13(b)
はプリテンショナの正常作動時の状態を示す図であり、
図13(c)はプリテンショナの異常作動時の状態を示
す図である。図13(a)の状態(プリテンショナの作
動前)からガスジェネレータ115が作動すると、発生
したガスによりチューブ118内のマスボール120が
図の下方に押される。これにより、まず最先端のマスボ
ール120が、図13(b)に示すように、開口118
aから突き出てドライブホイル105の歯105aの側
部に当たる。このとき、マスボール120の力は、ドラ
イブホイル105に対してベクトルαの方向に作用し、
ドライブホイル105を回転させる力となる。
【0007】隣り合うドライブホイルの歯105aの間
の凹部105bは、マスボール120の寸法に対応する
半球状をしているため、凹部105bと複数のマスボー
ル120とが順次噛み合って、ドライブホイル105が
回転する。このドライブホイル105の回転と同時に巻
取軸101も回転し、ベルトが巻取方向に巻き取られ
る。
【0008】ところが、このプリテンショナにおいて
は、ドライブホイル105及び巻取軸101の回転が正
確に行われない場合がある。すなわち、図13(c)に
示すように、高速で押し出されたマスボール120が、
ドライブホイルの歯105aの頂部Xの真上に当たる場
合がある。このとき、マスボール120からドライブホ
イル105への力はベクトルβの方向(すなわちドライ
ブホイル105の軸心に向かう方向)に作用する。この
場合には、マスボール120の力がドライブホイル10
5の回転トルクとして作用しないことになる。したがっ
て、ベルトが確実に巻き取られない可能性がある。
【0009】この問題を解決すべく、本発明者らは特願
平11−262104号において、新たなプリテンショ
ナを提案した。その提案のポイントは、以下である。 (1)巻取軸101とドライブホイル(第1回転部材)
105間に、プリテンショナ作動時にのみつながるクラ
ッチを入れる。 (2)プリテンショナ作動前から先頭のマスボール(駆
動体)120をドライブホイル105の歯(駆動点)1
05aに適正な形態で当てておく。
【0010】上記提案によれば、マスボール120の先
頭の部材は、ドライブホイル105の歯105aに実質
的に接触しているので、ガスジェネレータ作動後即座に
ドライブホイール105の歯105aを押すことができ
る。したがって、マスボール120とドライブホイル1
05との噛み合い不良が起こらず、プリテンショナの作
動がより確実になる。
【0011】しかしながら、プリテンショナ作動後につ
いて考えると、特に巻取軸回動型のエネルギ吸収機構
(EA機構ともいう)を有するシートベルトリトラクタ
において、次のような現象が起こる可能性がある。すな
わち、車体に大きなGが働いてプリテンショナが作動し
た後に、乗員が慣性力で前方に移動すると、ベルトが延
び出そうとする。このときEA機構が作動し、巻取軸
が、ある抵抗トルクを維持しながらベルト引き出し方向
に徐々に回動する。そのとき、図13においてドライブ
ホイル105は時計回りに回動し、マスボール120は
チューブ118内に押し戻される形となる。その際に、
マスボール120がロックぎみとなって抵抗力をドライ
ブホイル105に与えると、巻取軸101の回動抵抗ト
ルクが規定の値より高くなって、ベルト張力が高くなる
おそれがあり好ましくない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に鑑みてなされたもので、プリテンショナ作動後
に、シートベルトリトラクタの動作が妨げられることの
ないよう改良を加えたプリテンショナを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の実施の形
態】上記課題を解決するため、本発明のプリテンショナ
は、 ガスジェネレータと、 このガスジェネレータの
発生するガスによって加速される一連の複数の部材を備
える駆動体と、 この駆動体を案内する通路と、 上記
駆動体の各部材が当たって回転駆動力を与える複数の駆
動点(レバー等)を有する上記巻取軸に連結される回転
部材と、を備え、 プリテンショナ作動後に、上記回転
部材の駆動点近辺に残留している駆動部材を排出しやす
くする機構を備えることを特徴とする。
【0014】プリテンショナの作動後に、ボール等の駆
動部材が駆動点近辺に残留していても、その駆動部材を
容易に排出できるため、回転部材ひいては巻取軸の動き
を妨げるようなことはない。
【0015】上記ベルトに所定値以上の張力がかかった
場合に、上記巻取軸を徐々にベルト引き出し方向に回転
させるエネルギ吸収機構が付設されている場合には、プ
リテンショナ作動後にエネルギ吸収機構が作動する際
に、巻取軸のベルト引き出し方向への回転に伴い、上記
回転部材の駆動点が上記駆動部材を上記通路中に戻そう
とする動作が生じる。このようなエネルギ吸収機構が装
備されている場合、上記駆動部材を排出しやすくする機
構として、上記動作が生じた場合に、上記通路の一部が
変形又は脱落して駆動部材が通路外に排出されやすく構
成することができる。
【0016】以下、図面を参照しつつ説明する。まず、
本実施の形態のプリテンショナを有するシートベルトリ
トラクタの全体構成例を説明する。図8は、本実施の形
態のプリテンショナを有するシートベルトリトラクタの
全体構成例を示す分解斜視図である。
【0017】図8に示すシートベルトリトラクタ1は、
大きく分けて、以下の各部からなる。(1)フレーム
2。(2)ベルト3を巻き取る軸であるリール4。
(3)フレーム2の一側面に配設された、緊急ロック作
動時にリール4のベルト引き出し方向への回転を阻止す
るロック手段5。(4)ロック手段5を車両の衝突時に
作動させる緊急ロック機構6。(5)衝突時等の大減速
時にロック手段5の作動によりベルト3の引き出しが阻
止されたとき、同ベルト3の荷重を制限するエネルギ吸
収機構(EA機構)7。(6)車両減速度を検知する減
速検知手段8。(7)リール4をベルト巻き取り方向に
付勢するリターンスプリング9。(8)衝突時にリール
4を瞬時にベルト巻き取り方向に回転させるプリテンシ
ョナ10。これら各部のうち、プリテンショナ10の駆
動部材排出機構を除く各部の詳細については、特願平1
1−262104号に詳細に開示してある。また、その
他に、さまざまな方式のものを適用することができる。
【0018】このシートベルトリトラクタにおけるプリ
テンショナ及びEA機構に関連する部分について説明す
る。図9は、本発明の一実施の形態に係るプリテンショ
ナ及びそれと連結されたリールの構成を示す斜視図であ
る。リール4は、ベルト3を巻き取るベルト巻き取り部
4aと、このベルト巻き取り部4aの両端のフランジ部
4b、4cを有する。リール4の図の左側のフランジ部
4bの左側には、外周面が断面6角形の6角軸部4dが
突設されている。なお、同外周面は断面6角形ではな
く、セレーション形状や6歯又は7歯又はその他の歯数
のスプライン形状とすることもできる。この6角軸部4
dには、ピニオン23が嵌合される。さらに、この6角
軸部4dの先には、ばね付勢力付加軸4eが突設されて
いる。組み立て状態において、6角軸部4dは図8に示
すフレーム2の側壁50から図の左方向に突出する。ば
ね付勢力付加軸4eは図9に示すリターンスプリング9
のブッシュシャフト71内に挿入され、リターンスプリ
ング9のばね付勢力が加えられる。
【0019】リール4の図の右側のフランジ部4cの右
側には、スプールリング支持軸部4gが形成されてい
る。この軸部4gの外周には所定数(図示例では6個)
の突部4fが形成されている。軸部4gは、組み立て状
態において、図8に示すフレーム2の側壁51から図の
右方向に突出し、スプールリング64を相対回転不能に
支持する。
【0020】リール4の中央には、軸方向に延びる穴4
hが穿設されている。この穴4hは、図示されないが図
の左の6角軸部4dの内部にまで延びており、この6角
軸部4dに位置する部分(つまり、6角軸部の内周面)
も断面6角形となっている。そして、フランジ部4bま
での穴4hの部分は比較的大きな穴とされており、フラ
ンジ部4bから6角軸部4d側の部分は比較的小さな穴
とされている。穴4hの奥は、6角軸部4dの端部の側
壁によって閉塞されており、この側壁からばね付勢力付
加軸4eが突設されている。
【0021】図8に示すEA機構7のトーションバー6
2は、リール4の穴4h(図9)内に挿入されており、
その端部の6角軸部62aが、リール穴4hの奥の6角
穴(図示されず)に嵌合している。したがって、通常時
は、トーションバー62とリール4は相対回動不能に連
結されている。
【0022】図8に示す減速検知手段8、ロック手段5
及び緊急ロック機構6は、車両衝突時等の異常減速時に
作動し、トーションバー62と一体のロッキングベース
の回転をロックする(車体に固定されているフレーム2
に対して回動不能とする)。すると、トーションバー6
2を介してリール4の回転もロックされる。しかし、慣
性力で前に移動する乗員の体に引かれてベルト3の張力
が一定値以上となると、トーションバー62が捩れ塑性
変形を起し、徐々にリール4がベルト引き出し方向に回
動し、ほぼ一定の張力がかかった状態でベルト3が引き
出される。このような作用によって、乗員の体の慣性エ
ネルギが吸収される。
【0023】次に、プリテンショナ10について説明す
る。図1〜7は、本発明の一実施の形態に係るプリテン
ショナの構成と作動順序を示す図である。図1は、本発
明の特徴事項である、プリテンショナ作動後のボール排
出機構の動作を示す正面断面図である。図2は、ボール
排出機構の変形例を示す正面図である。図3は、ボール
排出機構の他の変形例を示す正面図である。図4は、作
動前の状態を示す正面断面図である。図5はガスジェネ
レータ発火直後の状態を示す正面断面図である。図6は
ベルト巻き取り開始直後の状態を示す正面断面図であ
る。図7はベルト巻き取り中の状態を示す正面断面図で
ある。さらに、図10は、本発明に係るプリテンショナ
のパイプ、ベース及びギアホルダの詳細を示す斜視図で
ある。図11は、図13のギアホルダの詳細を示す斜視
図である。
【0024】図8に示すように、プリテンショナ10
は、駆動体部材であるボールを収納するパイプ21を中
心に構成されている。このパイプ21は、ベース41に
組み付けられた状態で、フレーム2の側壁50外側に取
り付けられる。ベース41は、図10に最も良く示すよ
うに、平板状をした基板42を備えている。この基板4
2のほぼ中心位置には挿通孔42aが形成されており、
外周寄りの位置には取り付け孔42cや42dが形成さ
れている。挿通孔42aにはリール4のばね付勢力付加
軸4e(図9参照)が挿通される。取り付け孔42cや
42dには、ベース41とリターンスプリング9を一体
に固定するためのねじ44(図8参照)が螺入される。
【0025】基板42の周縁には複数のガイド板43
a、43b等が一体的に設けられている。各ガイド板
は、基板42に対してほぼ垂直に立ち上がっている。ガ
イド板43aや43fの先端部は外側に折り返されてお
り、この折り返し部分にそれぞれ取り付け孔43a’や
43f’が形成されている。各取り付け孔43a’等に
は、ベース41をフレーム2の側壁50に固定するため
のリベット49(図8参照)もしくはボルト(スクリュ
ー)が挿入される。なお、図1、図4〜図7において、
基板42の各部形状の大部分は省略されている。
【0026】プリテンショナ10のパイプ21の内側に
は、図4や図11に示すように、ほぼコ字状をしたギア
ホルダ45が嵌合されている。ギアホルダ45は、図1
1に最も良く示すように、屈曲変形可能な樹脂材からな
る側板47及び背板46を備えている。側板47は背板
46の一端からフランジ状に内側に張り出している。側
板47の内側面上には、対向する2ヶ所の位置に、各々
2本のピン25、26が植設されている。ピン25、2
6は、プリテンショナ作動前の状態(図4)において、
リングギア30のレバー33を挟持する。側板47の内
周辺46aや46bは、図4に示すようにプリテンショ
ナ作動前の状態においてリングギヤ30の外周面30b
と接している。
【0027】背板46のコの字状の中央部には、ヒンジ
部46cが設けられている。ヒンジ部46cには孔が形
成されている。この孔はリングギア30のレバー先端の
干渉を避けるためのものである。ヒンジ部46cにおい
て、ギアホルダ45は、プリテンショナ作動直後(図5
の状態)に屈曲する。その結果、リングギア30の保持
が解除される。
【0028】図10に最も良く示すように、上記ベース
41に固定されたパイプ(通路)21は、鋼管を曲げ加
工したもの(一例)である。このパイプ21は、ベース
41の挿通孔42aの回りを囲むように湾曲している。
パイプ21は、図4等に示すように、図の下側の基端2
1cから右上に約90°湾曲して直線部21gへとつな
がり、さらに図の上部の半円部21hへとつながってい
る。半円部21hの先は、図の下方に向う案内部21i
がつながっており、さらにその先にやや内側に傾斜した
案内部21jがつながっている。この最後の案内部21
jの先(先端)には、先端開口21bが開いている。案
内部21jは、断面形状がパイプの円環の一部のみから
なる形状となっており、変形しやすくなっている。な
お、案内部21jのボール排出機構としての作用につい
ては後述する。
【0029】パイプ21の最後の案内部21jは、図2
に示すように、先端に塑性変形する部材(例えばアルミ
ブロック等)21j′を組み込んで構成してもよい。又
は、図3に示すように、パイプ21の案内部21iと最
後の案内部21j″を別体に構成することもできる。こ
の場合、案内部21iと案内部21j″とは連なるよう
に配置する。案内部21j″は、弾性変形する部材(例
えば板ばね又は塑性変形する部材(一例アルミブロッ
ク)等)から形成するのがよい。なお、これら図2及び
図3に示す先端部材21j′、案内部21j″のボール
排出機構としての作用についても後述する。
【0030】図4等に示すように、パイプ21の先端開
口21b寄りの案内部21i、21jの内側には、リン
グギア30が介入可能なように切り欠かれた切欠部21
aが設けられている。切欠部21a内には、リングギア
30のレバー32、33が入り込める。パイプ21が湾
曲していることで、プリテンショナ10の外形寸法全体
が小さくてすむ。また、パイプが直線状に限るものに比
べて、設計自由度が高くなっている。なお、パイプ21
は、三次元的に湾曲させるなど、他の様々な形状に湾曲
することもできる。
【0031】このパイプ21の基端部21cには、パイ
プ21よりもやや太くなったパイプ状の圧力容器21d
が接続されている。この圧力容器21d内にガスジェネ
レータ15が収納されている。このガスジェネレータ1
5は、車両の衝突時等に図示せぬ衝突検知手段から発信
される検知信号に基づき火薬に点火し、ガス圧をパイプ
21内に供給する。同ガスジェネレータ15は、圧力容
器21d内に収められた後に、フランジ部21fを外側
からかしめることにより固定されている。
【0032】引続きプリテンショナ10について説明す
る。図9に示すリール4の6角軸部4dは、図8に示す
フレーム2の左側の側壁50を貫通する。この6角軸部
4dの外周には、ピニオン23が固定されている。この
ピニオン23は、外周の全周にわたって一様に外歯24
を備えている。このピニオン23の外周域には、図4に
示すようにリングギア30が配置されている。リングギ
ア30の内周面には、ピニオン23の外歯24と噛合可
能な内歯31が全周にわたって形成されている。なお、
プリテンショナ作動前の状態(図4)では、ピニオン2
3の外歯24とリングギヤ30の内歯31とは噛み合っ
ていないが、作動開始直後(図5)に噛み合う。このピ
ニオン23の外歯24と、リングギア30の内歯21は
周方向に傾いており、円滑に噛み合い可能な歯形をして
いる。
【0033】リングギア30の外周面には、外方に向け
て張り出した突起状のレバー(駆動点)32、33が、
所定間隔おきに複数形成されている。これらレバーのう
ちの1つ(符号32)は、突起の頂部が他のレバー33
に比べて特に広くフラットに形成されている。これら隣
り合うレバー32、33の間には、台形状の谷が構成さ
れる。この谷は、後述するボールに係合可能である。
【0034】ギアホルダ45に植設された各2本のピン
25、26は、リングギヤ30の軸芯をはさんで対向す
る2コのレバー33をそれぞれはさみ込んでいる。これ
により、リングギア30はギアホルダ45内の定位置に
保持されている。そして、リングギア30の内周径は、
ピニオン23の外周径より大きく形成されているので、
通常時(図4の状態)において、リングギア30の内歯
31とピニオン23の外歯24との間には、クリアラン
スが確保されており、両者は噛み合っていない。そのた
め、リール4はプリテンショナ10の存在にも拘らず自
由に回転可能である。これがピニオン23とリングギヤ
30からなるクラッチ機構が切り離されている状態であ
る。
【0035】このプリテンショナ10のパイプ21内に
は、図4等に示すように、複数個(図では15個)のボ
ール20が装備されている。このうち、ガスジェネレー
タ15に最も近いボール20−1を除く他のボール20
−2〜20−15はアルミニウム製の球状体である。こ
れらボール20−2〜20−15の外径は、パイプ21
の内径より若干小さくなっており、比較的クリアランス
がある(例えばボール外径10.6mmに対してクリア
ランス0.4mm)。そして、先頭のボール20−15
は、リングギア30のレバー32に実質的に接触してい
る。
【0036】一方、ガスジェネレータ15に最も近い側
のボール20−1は、シリコンゴム等の樹脂製である。
同ボール20−1は、ガスジェネレータ15発火後にガ
ス圧を受けるピストンの役割を果たす。このボール20
−1は、ガスの射出後に変形して拡がることによりパイ
プ21内面に接し、ガスを先頭側に漏らさないシールの
役割も果たす。
【0037】ガスジェネレータ15発火後にボール20
がレバー32及び33を押すと、ギア位置決めピン2
5、26が破断して、リングギア30は回転しながら図
4の右方向に移動する(詳しくは図5〜7参照しつつ後
述する)。パイプ21の先端開口21bの先には、ケー
ス17が設けられている。同ケース17は、パイプ21
の外に射出されたボール20を収容するためのものであ
る。ケース17により、パイプ21から射出されたボー
ル20は一か所に集められる。
【0038】次に、図4〜7を参照して、上記の構成を
有するシートベルトリトラクタ1におけるプリテンショ
ナ10の緊急巻き締め時の作用について説明する。プリ
テンショナの非作動時(通常時)においては、図4に示
すように、リングギア30は、ギアホルダ45のピン2
5、26と内接面46a、46bによりケーシング内部
で定位置に保持されており、リングギア30とピニオン
23は噛み合っていない。また、EA機構7のトーショ
ンバー62とリール4は相対回動不能に連結されてい
る。
【0039】この後、車両の衝突状態が検知されると、
ガスジェネレータ15に検知信号が送信される。この検
知信号により、図5に示すように、ガスジェネレータ1
5が発火し、パイプ21内にガス圧(砂地模様で表示)
を供給する。このガス圧により、最もガスジェネレータ
15寄りのボール20−1がピストンの役割を果たして
押される。この押圧力により順次複数のボール20が押
されて、押圧力は最も先頭のボール20−15(リング
ギア30のレバー32に接触しているボール)に伝達さ
れる。
【0040】ボール20の押圧力によりリングギア30
に押圧力がかかり、ピン25、26(図4参照)が剪断
される。このため、リングギア30が図5のX方向に移
動し、リングギア30の内歯31とピニオン23の外歯
24が噛み合う。このとき、ギアホルダ45は、リング
ギア30の回転により上部が押し上げられるためにヒン
ジ部46cより屈曲し、リングギア30は自由に回転で
きる。
【0041】リングギヤ30は、上記のようにピニオン
23の軸芯方向に移動するとともに、ボール20がレバ
ー32を押す力によって同軸芯周りに回転する。リング
ギア30が動き始める前の時点で、先頭のボール20−
15がリングギア30のレバー32に回転力を与えられ
る姿勢で接触しているため、レバー32はロックするこ
となく確実に回転し始める。
【0042】さらに、ガス圧を受けてボール20が順次
押し出されると、各ボール20はリングギア30のレバ
ー33間の谷に順次係合する。ボール20−2〜20−
15とパイプ21の間にはクリアランスがあるのでボー
ルはスムーズに進む。これらボール20が順次係合する
ことにより、リングギア30は図5〜7に示すようにY
方向に回転する。ピニオン外歯24とリングギヤ内歯3
1は噛み合っているので、リングギア30の回転はピニ
オン23に伝達され、双方が連動して回転する。このと
き、リングギア30の内歯31の数よりピニオン23の
外歯の数が多いので、増速作用が生じ、ピニオン23は
リングギヤ30よりも早い角速度で回転する。
【0043】さらにピニオン23には、リール4の6角
軸部4dが固着されているので、リール4は回転してベ
ルト3が瞬時にある長さだけ巻き取られる。これによ
り、リール4外周に巻かれたベルト3の巻きだるみスラ
グが取られ、ベルトが巻き締まる。なお、上記増速作用
によりリール4のプリテンショナ作動時の回転角はリン
グギア30の回転角よりも大きくなり、プリテンショナ
10によるシートベルトの引き込み長さも長くなる。
【0044】次に、図1を参照しつつプリテンショナ1
0の作動後の作用について説明する。このようなプリテ
ンショナ10の作動後に、慣性力で前に移動する乗員の
体に引かれてベルト3が引き出されようとし、このベル
トの張力が一定値以上になると、EA機構7(図8参
照)が作動し、同機構7のトーションバー62aが捩れ
変形を起す。すると、徐々にリール4がベルト引き出し
方向に回動(図1の矢印W方向)し、ほぼ一定の引力を
かけながらベルト3が引き出される。このリール4のベ
ルト引き出し方向Wへの回転に伴い、ピニオン23及び
リングギア30も同方向に回転しようとする。このリン
グギア30の回転によって、レバー33間の台形状の谷
に係合しているボール20をパイプ21内に押し戻そう
とする動作が生じる。このときにボール20がロックぎ
みとなって抵抗力をリングギア30に与えると、リール
4の回動抵抗トルクが規定の値より高くなって、ベルト
3の張力が高くなるおそれがある。
【0045】このような動作が生じた場合には、ボール
20が押される力を受けて、パイプ21の最後の案内部
21jが図1の矢印Z方向に屈曲する。この屈曲によっ
て、案内部21jは、図1の一点鎖線で示す位置に移動
する。その結果、ボール20の通路が広がることによっ
て、ボール20がレバー33間に残留していても、ボー
ル20はケース17の方向に排出される。したがって、
ボール20がリングギア30及びリール4の動きを妨げ
ることはない。
【0046】図2に示すように、パイプ21の最後の案
内部が、先端部材21j′を組み込んで構成したもので
ある場合、ボール20をパイプ21内に押し戻そうとす
る力(図2の矢印α方向)が生じると、先端部材21
j′が図2に一点鎖線で示す位置に塑性変形する。この
先端部材21j′の塑性変形に伴い、ボール20は図2
の矢印β方向に弾かれるので、この場合もボール20は
容易に排出される。
【0047】図3に示すように、パイプ21の案内部2
1j″を別体に弾性部材から構成したものである場合、
ボール20をパイプ21内に押し戻そうとする力(図3
の矢印α方向)が生じると、案内部21j″が図3に一
点鎖線で示す位置に弾性変形する。この案内部21j″
の弾性変形に伴い、ボール20は図3の矢印β方向に弾
かれる。したがって、上記と同様に、この場合もボール
20は容易に排出される。
【0048】パイプ21の先端開口21bから押し出さ
れたボール20は、図1、図7に示すようにケース17
内に収められる。なお、パイプ21の先端開口21b
は、プリテンショナ作動前はギアホルダ45のヒレ46
eで閉じられているが、プリテンショナ作動後にボール
20で押されることで開く。
【0049】さらに、図12を参照しつつ本発明の他の
実施の形態に係るプリテンショナ及びシートベルトリト
ラクタについて説明する。図12は、他の実施の形態に
係るプリテンショナ及びシートベルトリトラクタの構成
を示す断面図である。この図のプリテンショナ・シート
ベルトリトラクタは、図1〜11のプリテンショナ・シ
ートベルトリトラクタに様々な改良を加えたものであ
る。
【0050】図12に示すシートベルトリトラクタ31
0は、上記シートベルトリトラクタ1に対して、主に次
の各部材が異なる。 (1)カバー301 このカバー301は、上記シートベルトリトラクタ1に
おいてベース41に相当する部材であるが、形状が相当
異なっているとともに、ボールケース等の部品も複合化
してある。なお、詳細については後述する。 (2)ガイドブロック318 ガイドブロック318は、上記シートベルトリトラクタ
1においてパイプ21の最後の案内部21j(又は図2
の21j′、図3の21j″)に相当する部材である。
なお、パイプ321は、図1等に示すパイプ21とほぼ
同様のものである。パイプ321は、基端321c、案
内部321g、半円部321h、案内部321i、先端
開口321bを有する。パイプ321においては、ボー
ル320−1とガスジェネレータ15間に、ボール32
0−1を先端方向に付勢するコイルスプリング399が
組み込まれている。
【0051】カバー301について詳しく説明する。カ
バー301は、アルミニウムダイカスト製の部材であっ
て、平板状をした基板312を備えている。この基板3
12のほぼ中心位置には挿通孔312aが形成されてい
る。この挿通孔312aにはリールのばね付勢軸304
dが挿通される。さらに、基板312には、3個の取り
付け孔342b等が形成されている。これら取り付け孔
42b等には、カバー301にリターンスプリング9を
固定するためのねじ44(図8とほぼ同様のもの)が差
し込まれる。なお、この基板312においては、パイプ
321が取り付けられる側の面をパイプ側の面と呼び、
リターンスプリング9が取り付けられる側の面をスプリ
ング側の面と呼ぶ。
【0052】基板312のパイプ側の面には、大別して
2箇所にパイプガイド411、413が設けられてい
る。各パイプガイド411、413は、基板312のパ
イプ側の面から突出するように一体成形されている。パ
イプガイド411は、パイプ321上部の半円部321
hの内側をガイドする。パイプガイド413は、パイプ
321の案内部321gの始端部分の内側をガイドす
る。これらパイプガイド411、413には、取り付け
孔412等が形成されている。これら取り付け孔412
等には、カバー301をフレームの側壁等(図8参照)
に固定するためのリベット49(図8とほぼ同様のも
の)が挿入される。
【0053】基板312のパイプ側の面下辺寄りにおい
て、パイプガイド411と413間には、ボールケース
317が形成されている。図8のケース17は、ベース
41に対してリベット49により取り付けられていた
が、本実施例のボールケース317は、基板312と一
体に形成されている。ボールケース317は、パイプ3
21の外に射出されたボール320を収容するためのも
のである。同ケース317により、パイプ321から射
出されたボール320は一か所に集められる。
【0054】次に、ガイドブロック318について説明
する。ガイドブロック318は、アルミニウムダイカス
ト製部材である。同ガイドブロック318は、パイプ3
21の終端に組み込まれるとともに、カバー301とフ
レームの側壁等(図8参照)間においてピン319によ
り固定されている。ガイドブロック318は、滑らかな
カーブ状の通路面318aを有する。この通路面318
aは、パイプ321の案内部321iとボールケース3
17間のボール320の通路の一部を構成する。
【0055】このガイドブロック318は、ボール32
0をパイプ321内に押し戻そうとする動作が生じた場
合に、ボール320が押される力を受けて、その端部3
18bが塑性変形する。これにより、ボール320の通
路が広くなり、ボール320は排出されやすくなる。し
たがって、本実施例の場合も、ボール320はケース3
17の方向に容易に排出され、ボール320がリングギ
ア及びリールの動きを妨げることはない。
【0056】以上、プリテンショナの例を図面を参照し
つつ説明したが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではなく、様々な改変が可能なことはもちろんである。
例えば、ガイドブロック318をアルミニウムダイカス
ト製部材としているが、その他負荷時に適度に変形可能
な部材であればよく、アルミニウムにこだわる必要はな
い。また、ボールの押す力による変形は、塑性変形に限
らず弾性変形や破壊であってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プリテンショナ作動後に、シートベルトリト
ラクタの動作が妨げられることのないプリテンショナを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴事項であるプリテンショナ作動後
のボール排出機構の動作を示す正面断面図である。
【図2】ボール排出機構の変形例を示す正面図である。
【図3】ボール排出機構の他の変形例を示す正面図であ
る。
【図4】作動前の状態を示す正面断面図である。
【図5】ガスジェネレータ発火直後の状態を示す正面断
面図である。
【図6】ベルト巻き取り開始直後の状態を示す正面断面
図である。
【図7】ベルト巻き取り中の状態を示す正面断面図であ
る。
【図8】本実施の形態のプリテンショナを有するシート
ベルトリトラクタの全体構成例を示す分解斜視図であ
る。
【図9】本発明の一実施の形態に係るプリテンショナ及
びそれと連結されたリールの構成を示す斜視図である。
【図10】本発明に係るプリテンショナのパイプ、ベー
ス及びギアホルダの詳細を示す斜視図である。
【図11】図10のギアホルダの詳細を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明の他の実施の形態に係るプリテンショ
ナ及びシートベルトリトラクタの構成を示す断面図であ
る。
【図13】(a)はプリテンショナの作動前の状態を示
す説明図であり、(b)はプリテンショナの正常作動時
の状態を示す説明図であり、(c)はプリテンショナの
異常作動時の状態を示す説明図である。
【図14】(a)はこのプリテンショナの分解斜視図で
あり、(b)はプリテンショナのドライブホイルの詳細
図である。
【符号の説明】
2 フレーム 3 ベルト 4 リール 4a ベルト巻き取
り部 4b、4c フランジ部 4d 6角軸部 4e ばね付勢力付加軸 4f 突部 4g 軸部 4h 穴 5 ロック手段 6 緊急ロック機構 7 EA機構 8 減速検知手段 9 リターンスプリング 10 プリテンショナ 15 ガスジェネレータ 17 ケース 20 ボール 21 パイプ 21a 切欠部 21b 先端開口 21c 基端 21d 圧力容器 21g 直線部 21i、21j、2
1j″ 案内部 21j′ 先端部材 21f フランジ部 21h 半円部 23 ピニオン 24 外歯 25、26 ピン 30 リングギア 30b 外周面 32、33 レバー 41 ベース 42 基板 42a 挿通孔 42c、42d 取
り付け孔 43a〜43h ガイド板 44 ねじ 45 ギアホルダ 46 背板 46a 内周辺 46b 側板内周辺 46c ヒンジ部 47 側板 49 リベット 50、51 側壁 62 トーションバー 62a 6角軸部 72 スパイラルスプリング 100 凹部 101 巻取軸 103、104 ドライブホイル片 103a、104a 凹部 105 ドライブホイル 105a 歯 1
05b 凹部 106 ギア 110 溝 112 カップ 114 ソードボックス 115 ガスジェネレータ 116、117 ガイド 118 チューブ 118a 開口 120 マスボール 121 ピストン 301 カバー 317 ボールケース 318 ガイドブロック 318a 通路面 319 ピン
フロントページの続き (72)発明者 塩谷 昌広 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 DA07 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急時にシートベルトの巻取軸を巻き取
    り方向に回転させてベルトにプリテンションを与えるプ
    リテンショナであって;ガスジェネレータと、 このガスジェネレータの発生するガスによって加速され
    る一連の複数の部材を備える駆動体と、 この駆動体を案内する通路と、 上記駆動体の各部材が当たって回転駆動力を与える複数
    の駆動点(レバー等)を有する上記巻取軸に連結される
    回転部材と、を備え、 プリテンショナ作動後に、上記回転部材の駆動点近辺に
    残留している駆動部材を排出しやすくする機構を備える
    ことを特徴とするプリテンショナ。
  2. 【請求項2】 上記ベルトに所定値以上の張力がかかっ
    た場合に、上記巻取軸を徐々にベルト引き出し方向に回
    転させるエネルギ吸収機構が付設されており、 プリテンショナ作動後にエネルギ吸収機構が作動する際
    に、上記通路の一部が変形又は脱落することを特徴とす
    る請求項1記載のプリテンショナ。
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