JP2001161125A - 防除作業機における薬剤散布用ブーム - Google Patents

防除作業機における薬剤散布用ブーム

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JP2001161125A
JP2001161125A JP35132199A JP35132199A JP2001161125A JP 2001161125 A JP2001161125 A JP 2001161125A JP 35132199 A JP35132199 A JP 35132199A JP 35132199 A JP35132199 A JP 35132199A JP 2001161125 A JP2001161125 A JP 2001161125A
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JP
Japan
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boom
spraying
pesticide
medicine
air
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Withdrawn
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JP35132199A
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English (en)
Inventor
Makoto Inoue
誠 井上
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬剤散布用ノズルから散布される薬剤の散布
状態を、ノズルの両側より吹き出るエアのカーテンによ
り有効に保護することにある。 【解決手段】 薬剤散布用ブームのブーム本体の長手方
向に列状に設けられた散布用ノズルに対し、その両側に
沿って、ブーム本体の長手方向に長いエア吹出し孔を設
けるとともに、ブーム本体の端部においても、同様の長
いエア吹出し孔をブーム本体の幅方向に設けた構成をと
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田、畑作等にお
ける防除作業機の技術分野に属するもので、詳しくは、
その防除作業機における薬液、薬剤、肥料等(単に薬剤
という)散布用ブーム、特に薬剤散布用ノズル及びノズ
ルより散布される薬剤の散布状態を保護するエアの吹出
し孔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水田に利用される液剤散
布機における折畳式液剤散布管にあっては、断面漏斗状
の底部に設けた通液管に液剤噴射ノズルを設けるととも
に、これの両側の傾斜面に、液剤噴射ノズルに対する位
置及びそのノズルとノズルとの間の位置に噴射空気でエ
アカーテンを形成するように空気吐出口を設けたものが
開示されている。(特開平8−89151号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような開示され
ている液剤散布機における折畳式液剤散布管にあって
は、散布管本体の液剤噴射ノズルの両側の傾斜面に設け
た空気吐出口は、エアカーテンを形成するために円形状
口にしてあるため、有効なエアカーテンを形成するには
多量の空気を吐出する必要があった。これがため、ブロ
ア、エンジン共大きくなり、機械全体も大きく重くなっ
てコスト高となるおそれがあった。本発明は、上記のよ
うな点に鑑みて、これを改良すべく創出されたもので、
その目的とするところは、薬剤散布用ノズルから散布さ
れる薬剤の散布状態を、ノズルの両側より吹き出される
エアのカーテンにより有効に保護することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、エア吹出し孔を、非円形、す
なわち長形、楕円形等に形成することによって問題点の
解決を図っている。すなわち、本発明の防除作業機にお
ける薬剤散布用ブームは、薬剤散布用ブームのブーム本
体に設けた薬剤散布用ノズルの両側に、ブーム本体の長
手方向に長いエア吹出し孔を設けた構成をとっており、
またそのようなブーム本体の端部にも、同様の長いエア
吹出し孔をブーム本体の幅方向に設けた構成をとってい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の薬剤散布用ブームは、水
田、畑作等に使用する防除作業機に設けるものである。
例えば、水田用管理作業車にあっては、薬剤散布用ブー
ムは車体の前方に、その進行方向に直角方向に設けると
ともに、車体の両側において、後方すなわち車体の両側
に沿って折曲されるようになっており、不使用時、道路
等の走行時には、前方の薬剤散布用ブームは、車体の前
方に設置した平行4辺形枠体の昇降装置によって上昇す
るようになっている。
【0006】薬剤散布用ブームのブーム本体には、その
長さ方向に沿ってその下面に薬剤散布用ノズルが列状に
穿設されており、この薬剤散布用ノズルの両側には、傾
斜面に沿ってブーム本体の長さ方向に長いエア吹出し孔
が穿設されている。また、ブーム本体の端部には、同様
の長いエア吹出し孔がその幅方向に設けられている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、本発明の防除作業機における薬剤散布用ブ
ーム(A)を設置する水田管理作業車(B)について説
明する。図1は、水田用管理作業車(B)の側面図であ
り、図2はその平面図である。水田用管理作業車(B)
は、車体(b)を構成する車台フレーム(1)の下方に
は、前車輪(2)及び後車輪(3)が設けられており、
また車台フレーム(1)の前方の上方にはエンジン
(4)が搭載され、これにより水田用管理車(B)の駆
動、薬剤散布用ブーム(A)に対する薬剤の供給等の総
ての動力を供給するようになっている。
【0008】車台フレーム(1)上には、エンジン
(4)の後方に運転ハンドル(5)が、その後方には運
転席(6)が設けられている。運転席(6)の後方に
は、これを囲むように薬剤タンク(c)が設置されてい
る。また、車体(b)の後方には、薬剤を散布するため
の薬剤とエアを送るポンプ・ブロア(d)がリンク機構
で支持された状態で突設されている。車体(b)の前方
には、車体(b)の前進方向に対して直角方向に薬剤散
布用ブーム(A)の前方散布用ブーム(a1 )が横設さ
れるとともに、これの両端において、車体(b)の両側
に沿うように側方散布用ブーム(a2 )、(a3 )が屈
折自在に設けられている。
【0009】前方散布用ブーム(a1 )は、車台(1)
の前方に設けた取付枠(e)に取付られた平行4辺形状
枠体(f)にて昇降する昇降装置(g)に設置されてお
り、薬剤散布の作業をしないとき、または道路等を走行
するとき等においては、この昇降装置(g)によって前
方散布用ブーム(a1 )、延いてはこれに連結された側
方散布用ブーム(a2 )、(a3 )の連結部側をも上昇
させるようになっている。
【0010】次に、薬剤散布用ブーム(A)について説
明する。図3は、薬剤散布用ブーム(A)のうち、単体
のもの(a)を図示したもので、薬剤散布用ブーム
(a)に設けた薬剤散布用ノズル(10)及びエア吹出
し孔(11)側よりみた図面である。薬剤散布用ブーム
(a)は、断面が図4に示すように倒台形状にして、そ
の下面となる取付け面(12)に沿って薬剤散布用ノズ
ル(10)が列状に取付けられている。これらのノズル
(10)は、その間隔、ノズル(10)の孔の大きさ等
を考慮して、薬剤散布が散布用ブーム(a)の基と先と
が一様になるように配設されている。何れにしても、薬
剤散布が一様になるように構成されている。この散布用
ノズル(10)は、薬剤散布用ブーム(a)のブーム本
体(a’)に対して、それに設けた透孔を通して内部に
配設された薬剤管(13)に螺着している。
【0011】また、エア吹出し孔(11)は、中央の薬
剤散布用ノズル(10)の取付け面(12)の両側の傾
斜面(14)、(14)に設けられており、その孔の形
状は、ブーム本体(a’)の長さ方向に長い長孔あるい
は楕円形状をなすもので、各薬剤散布用ノズル(10)
の両側に対応している。このエア吹出し孔(11)は、
薬剤散布用ノズル(10)と(10)との間にも設ける
ようにしてもよい。また、このような長孔のエア吹出し
孔(11)は、ブーム本体(a’)の端部にあっては、
その長さ方向が、ブーム本体(a’)の幅方向に設けら
れている。
【0012】図5に示すものは、図4に示すものと同様
のブーム本体の断面図であるが、エア吹出し孔(1
1’)が図4に示すエア吹出し孔(11)の長孔のもの
と異なり、円形状のものである。したがって、エア吹出
し孔よりのエアの吹出し角は、図4のものにおける角θ
1 は図5のものにおける角θ2 より小さく、θ1 <θ2
の関係であって、図4におけるエア吹出し孔(11)の
長孔のものは、少ない風量でエアカーテンを形成するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、防除作業機における薬剤散布
用ブームにおいて、そのブーム本体の長手方向に設けた
薬剤散布用ノズルの両側に沿って、同様の長手方向に長
いエア吹出し孔を設け、またブーム本体の端部において
も吹出し孔が長いエア吹出し孔をブーム本体の幅方向に
設けたものであるから、従来のようなエアの吹出し孔が
円形状のものよりもエアの吹出し量が少なく、少量のエ
アで有効なエアカーテンを形成することができ、したが
って今までより小さなブロアですむから、エンジン馬力
も小さく、軽量にして機体のコンパクト化が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬剤散布用ブームを設置した水田用管
理作業車の側面図
【図2】同上の平面図
【図3】単体の薬剤散布用ブームを下方よりみた図面
【図4】同上の断面図
【図5】エア吹出し孔が円形状の場合の同上と同様の断
面図
【符号の説明】
A 薬剤散布用ブーム B 水田用管理作業車 a 散布用ブーム a1 前方散布用ブーム a2 3 側方散布用ブーム a’ ブーム本体 b 車体 c 薬剤タンク d ポンプ・ブロア e 取付枠 f 平行4辺形枠体 g 昇降装置 1 車台フレーム 2 前車輪 3 後車輪 10 薬剤散布用ノズル 11、11’エア吹出し口 12 取付け面 13 薬剤管 14 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤散布用ブームのブーム本体に設けた
    薬剤散布用ノズルに対し、その両側に、ブーム本体の長
    手方向に長いエア吹出し孔を設け、このエア吹出し孔か
    ら空気を吹出すことによりエアカーテンを形成すること
    を特徴とする防除作業機における薬剤散布用ブーム。
  2. 【請求項2】 上記の長いエア吹出し孔と略同形状のエ
    ア吹出し孔を、ブーム本体の端部に、ブーム本体の幅方
    向に設けたことを特徴とする請求項1に記載の防除作業
    機における薬剤散布用ブーム。
JP35132199A 1999-12-10 1999-12-10 防除作業機における薬剤散布用ブーム Withdrawn JP2001161125A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295869A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 National Agriculture & Food Research Organization 走行型茶園防除機における薬液散布装置
JP2015154719A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 鹿児島県 散布装置および散布方法
CN109644972A (zh) * 2019-01-16 2019-04-19 江苏大学 一种斜置式喷杆喷雾机喷雾系统
JP2021112715A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 株式会社メニックス 噴霧装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20070306