JPH0315636Y2 - - Google Patents

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JPH0315636Y2
JPH0315636Y2 JP8858085U JP8858085U JPH0315636Y2 JP H0315636 Y2 JPH0315636 Y2 JP H0315636Y2 JP 8858085 U JP8858085 U JP 8858085U JP 8858085 U JP8858085 U JP 8858085U JP H0315636 Y2 JPH0315636 Y2 JP H0315636Y2
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JP
Japan
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water
water tank
industrial vehicle
vehicle according
vehicle body
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Shovels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土木、畜産、建築等の分野で使用さ
れるパワーシヨベルやシヨベルローダ等の産業車
両に係り、詳しくは埃が舞い上るような荷役作業
に有効な散水装置に関する。
(従来の技術) 一般に、パワーシヨベル等によつて乾燥状態の
土砂や鶏糞等を取り扱う場合には、その周辺に埃
が舞い上り、作業環境が阻害されることになる。
そこで、このような不具合を解決するために、第
4図に示すように、荷役作業に際し、車体1の後
部に設置した水タンク2からポンプ3によつて汲
上げた水をバケツト4に設けた散水用のノズル5
から、土砂や鶏糞に噴射させることによつて埃の
舞い上りを抑制できるようにした散水装置付き産
業車両が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の散水装置では、水タンクを車
体後部の左右両側と上部との3か所に配置し、し
かもそれら水タンクをボルトによつて車体側に固
定した構造となつており、そのため後方視界が悪
く、また脱着が困難であることから、エンジンル
ーム内のサービス性が著しく阻害されるものであ
つた。また、上記の如く水タンクを配置する関係
で、ラジエータの冷却に使用された冷却風の出口
を車体の後方に向けて開設しなければならない
が、このような出口構成ではエンジンやフアンに
よる騒音が冷却風と共に車外へ直に排出されてし
まうという問題がある。
そこで本考案は、冷却風の排出に伴う騒音の漏
出を可及的に低減するとともに、エンジンルーム
のサービス性を向上させることを、その解決すべ
き技術的課題とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、平面ほぼ
コ字形に形成した水タンクを、そのコ字状空間の
開口側を前側にした状態で車体後部に配置すると
ともに、水タンクの前端側の少なくとも一端をヒ
ンジを介して車体に水平回動可能に取付け、さら
に水タンクのコ字状空間部によりラジエーターを
通つて排出される冷却風の排出路を構成したこと
である。
(作用) 従つて、水タンクは常には規定の位置にあつ
て、ポンプによる散水ノズルへの水の供給に供さ
れるとともに、ラジエーターを通過後の冷却風を
その流れ方向を変えて上方へ導き、上部の開口部
分から排出する。また、エンジンルーム内のサー
ビス作業に際してはヒンジを介して水平方向に回
動することにより、車体後部を大きく開放する。
(実施例 1) 以下、本考案の実施例1を第1図〜第4図に基
いて具体的に説明する。第4図は散水装置付きパ
ワーシヨベルを示したものであり、車体1の後部
に水タンク2が設置され、この水タンク2からポ
ンプ3によつて汲み上げられた水は、パイプ又は
ホースを経てバケツト4に設置されている散水ノ
ズル5に送られ、該散水ノズル5から噴射される
ようになつている。
第1図〜第3図に示すように水タンク2は平面
コ字状に形成されるとともに、その開放側を前向
きにした状態で車体後部のカウンタウエイト6上
に配置されている。そして、水タンク2はその左
右の外側面前端部がそれぞれ上下一対のヒンジ7
を介して水平方向に回動可能に取付けられてい
る。すなわち、本実施例のヒンジ7は、車体1の
フレーム側に固着されたピン孔付きのブラケツト
7aと、水タンク2側に固着されたピン孔付きの
ブラケツト7bと、それら両ブラケツト7a,7
bのピン孔に抜き差し可能な連結ピン7cとから
なつており、左・右いずれか一方の連結ピン7c
を抜取つたときには、水タンク2を他方のヒンジ
7回りに水平方向に回動させることにより車体後
部、つまりエンジンルームの開放が可能であり、
また左右両方の連結ピン7cを抜取ることにより
水タンク2を車体1から取外すことも可能であ
る。なお、連結ピン7cについては、車両振動に
起因する抜け止め(図示しない)が適宜実施され
る。
また、水タンク2はそのコ字状空間により冷却
風の排出路8を構成し、ラジエーター9を通過し
た冷却風を方向転換して上方へ排出するようにな
つており、その内周面には吸音材としてグラスウ
ール10が接着されている。一方、前記ポンプ3
は車体1のフレーム上の一側、たとえば右側に設
置されていて、その可撓性の吸入ホース3aが水
タンク2側に固定された給水パイプ11と分離可
能に接続されている。なお、図中12は水タンク
2の水量を表示するために後部外面に取付けられ
たレベルゲージである。13はラジエーター冷却
用の冷却フアン、14はフアンシユラウド、15
はエンジンである。
本実施例は上述のように構成したものであるか
ら、ポンプ3を必要に応じて駆動することによ
り、水タンク2の水を散水ノズル5に導きバケツ
ト4にて取り扱われる土砂等に散水し、埃が舞い
上がることを防止し得るものであり、また水タン
ク2によつて構成された排出路8は、ラジエータ
ー9を通過した冷却風を方向転換して上方へ排出
するが、その方向転換及びグラスウール10によ
る吸音効果によつて冷却風と共に騒音が車外へ漏
出することを低減する。
一方、エンジンルームのサービス作業に際して
は、水タンク2の、たとえば左側の連結ピン7c
を抜き取つたもとで、水タンク2を第1図の仮想
線で示すように水平回動することによりエンジン
ルームの後方を大きく開放することができ、さら
に必要ならば左右の連結ピン7cを全て抜き取る
ことによつて水タンク2を車体1から簡単に外す
ことができる。
つぎに、本考案の他の実施例について説明す
る。第5図に示す実施例2は、水タンク2とラジ
エーター9の上部と下部をそれぞれホース16に
よつて接続するとともに、それら各ホース16に
バルブ17を設けたものである。従つて、この実
施例によるときは必要に応じてバルブ17を開放
し、水タンク2の水をエンジン15の冷却水とし
て利用することにより、エンジンのオーバーヒー
ト防止に役立たせることが可能である。
第6図に示す実施例3は、エンジン15のマフ
ラー18を水タンク2内に内蔵したものであり、
従つて排気ガスの温度を低下して排気ガスによる
不慮の火災発生を未然に防止することが可能であ
り、またマフラーのケースを通して漏出する騒音
を低減する上で有効である。
第7図及び第8図に示す実施例4は、水タンク
2によつて構成された冷却風の排出路8に、冷却
風の流れを整流化するための複数の整流板19
と、冷却風の方向転換を円滑にするための湾曲整
流板20とを配設したものであり、ラジエーター
9を通過後の冷却風を排出路8内に滞留させるこ
となく、円滑に車外へ排出して冷却効果を高める
ことができ、また整流板19,20の内面に接着
されたグラスウール21による吸音効果によつて
騒音の低減化をより効果的に行なうことができ
る。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、車体後
部に取付けた水タンクを水平回動することによ
り、エンジンルームの後方を大きく開放すること
ができるので、従来の如く、サービス作業毎に水
タンクを脱着する必要がなくなり、エンジンルー
ムのサービス作業の容易化が図られ、しかも水タ
ンクのコ字状空間を利用して冷却風を排出させる
ことによつて、騒音の漏出を可及的に低減するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は実施例
1を示す平断面図、第2図は同じく側断面図、第
3図は第2図におけるA矢視図、第4図は散水装
置付きパワーシヨベルの全体側面図、第5図は実
施例2を示す側断面図、第6図は実施例3を示す
側断面図、第7図は実施例4を示す側断面図、第
8図は同じく平面図である。 1……車体、2……水タンク、3……ポンプ、
4……バケツト、5……散水ノズル、7……ヒン
ジ、8……排出路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体後部に装備された水タンクの水をアタツ
    チメント側に装備されたノズルに導いて噴射す
    るようにした散水装置において、平面ほぼコ字
    形に形成した水タンクを、そのコ字状空間の開
    口側を前側にした状態で車体後部に配置すると
    ともに、水タンクの前端側の少なくとも一端を
    ヒンジを介して車体に水平回動可能に取付け、
    さらに水タンクのコ字状空間部によりラジエー
    ターを通つて排出される冷却風の排出路を構成
    した産業車両の散水装置。 (2) 前記排出路を構成する水タンクの内面に吸音
    材を接着した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の産業車両の散水装置。 (3) 前記排出路は、ラジエータからの冷却風を上
    方の出口に導出する複数枚の整流板を備えてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の産業車
    両の散水装置。 (4) 前記水タンクは、水量を表示するレベルゲー
    ジを備えている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の産業車両の散水装置。 (5) 前記水タンクは、ラジエーターと連通されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の産業
    車両の散水装置。 (6) 前記水タンク内に、排気ガスのマフラを内蔵
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の産業
    車両の散水装置。
JP8858085U 1985-06-12 1985-06-12 Expired JPH0315636Y2 (ja)

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JP8858085U JPH0315636Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

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JPS61206752U JPS61206752U (ja) 1986-12-27
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JP4540626B2 (ja) * 2006-03-14 2010-09-08 中国電力株式会社 散水車

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JPS61206752U (ja) 1986-12-27

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