JP2001160176A - 自動販売機 - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F9/00—Details other than those peculiar to special kinds or types of apparatus
- G07F9/10—Casings or parts thereof, e.g. with means for heating or cooling
- G07F9/105—Heating or cooling means, for temperature and humidity control, for the conditioning of articles and their storage
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D21/00—Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
- F25D21/002—Defroster control
- F25D21/008—Defroster control by timer
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B5/00—Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity
- F25B5/02—Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity arranged in parallel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D11/00—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
- F25D11/02—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators with cooling compartments at different temperatures
- F25D11/022—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators with cooling compartments at different temperatures with two or more evaporators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D21/00—Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
- F25D21/002—Defroster control
- F25D21/006—Defroster control with electronic control circuits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2700/00—Means for sensing or measuring; Sensors therefor
- F25D2700/12—Sensors measuring the inside temperature
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着霜状態に応じた適切な除霜運転を行うこと
のできる自動販売機を提供する。 【解決手段】 温度センサ６の検出温度に基づいて除霜
運転前における所定時間内の平均温度変化率を算出し、
この平均温度変化率に基づいて次回の除霜運転時間の長
さを制御することにより、除霜不足や過剰な除霜運転を
確実に防止することができる。
のできる自動販売機を提供する。 【解決手段】 温度センサ６の検出温度に基づいて除霜
運転前における所定時間内の平均温度変化率を算出し、
この平均温度変化率に基づいて次回の除霜運転時間の長
さを制御することにより、除霜不足や過剰な除霜運転を
確実に防止することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶、ビンまたはペ
ットボトル入り飲料や各種食料品等の商品を冷却して販
売する自動販売機に関するものである。
ットボトル入り飲料や各種食料品等の商品を冷却して販
売する自動販売機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の自動販売機としては、
自動販売機本体内に断熱性の商品収納庫を備え、商品収
納庫内に設置した商品収納コラムに商品を収納し、商品
の選択により商品収納コラム内の商品を所定の商品取出
口に搬出するようにしたものが知られている。また、前
記自動販売機では商品収納庫内に冷凍回路の冷却器が配
置され、送風機によって庫内の空気を冷却器を介して循
環することにより、庫内の商品を冷却している。
自動販売機本体内に断熱性の商品収納庫を備え、商品収
納庫内に設置した商品収納コラムに商品を収納し、商品
の選択により商品収納コラム内の商品を所定の商品取出
口に搬出するようにしたものが知られている。また、前
記自動販売機では商品収納庫内に冷凍回路の冷却器が配
置され、送風機によって庫内の空気を冷却器を介して循
環することにより、庫内の商品を冷却している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記自動販
売機では、冷却器の着霜防止または除霜を目的として、
冷却器による冷却運転を停止して送風機を運転する除霜
運転を所定時間おきに所定時間ずつ自動で行うようにし
たものもある。この場合、除霜運転時間は毎回一定の長
さに設定されているため、例えば着霜量が多いにも拘わ
らず除霜時間が不足して十分な除霜が行われなかった
り、或いは着霜量が少ない場合または着霜していない場
合には過剰な除霜運転により庫内の冷却効率を低下させ
るなど、着霜状態に応じた適切な除霜運転を行うことが
できないという問題点があった。
売機では、冷却器の着霜防止または除霜を目的として、
冷却器による冷却運転を停止して送風機を運転する除霜
運転を所定時間おきに所定時間ずつ自動で行うようにし
たものもある。この場合、除霜運転時間は毎回一定の長
さに設定されているため、例えば着霜量が多いにも拘わ
らず除霜時間が不足して十分な除霜が行われなかった
り、或いは着霜量が少ない場合または着霜していない場
合には過剰な除霜運転により庫内の冷却効率を低下させ
るなど、着霜状態に応じた適切な除霜運転を行うことが
できないという問題点があった。
【０００４】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、着霜状態に応じた適
切な除霜運転を行うことのできる自動販売機を提供する
ことにある。
であり、その目的とするところは、着霜状態に応じた適
切な除霜運転を行うことのできる自動販売機を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項１では、商品収納庫内に配置された
冷却器によって商品収納庫内を冷却する冷凍回路と、商
品収納庫内の空気を冷却器を介して循環する送風機とを
備え、冷却器による冷却運転を停止して送風機を運転す
る除霜運転を所定時間おきに所定時間ずつ行うようにし
た自動販売機において、前記商品収納庫内の温度を検出
する温度検出手段と、温度検出手段の検出温度に基づい
て除霜運転前における所定単位時間当たりの温度変化率
を算出し、この温度変化率に基づいて次回の除霜運転時
間の長さを制御する制御手段とを備えている。これによ
り、除霜運転前に算出された温度変化率に基づいて次回
の除霜運転時間の長さが制御されることから、冷却器の
着霜量に応じて除霜運転時間が長くまたは短くなる。
するために、請求項１では、商品収納庫内に配置された
冷却器によって商品収納庫内を冷却する冷凍回路と、商
品収納庫内の空気を冷却器を介して循環する送風機とを
備え、冷却器による冷却運転を停止して送風機を運転す
る除霜運転を所定時間おきに所定時間ずつ行うようにし
た自動販売機において、前記商品収納庫内の温度を検出
する温度検出手段と、温度検出手段の検出温度に基づい
て除霜運転前における所定単位時間当たりの温度変化率
を算出し、この温度変化率に基づいて次回の除霜運転時
間の長さを制御する制御手段とを備えている。これによ
り、除霜運転前に算出された温度変化率に基づいて次回
の除霜運転時間の長さが制御されることから、冷却器の
着霜量に応じて除霜運転時間が長くまたは短くなる。
【０００６】また、請求項２では、請求項１記載の自動
販売機において、前記温度変化率が所定値よりも小さい
場合は所定の動作を制限し、その後に算出された温度変
化率が前記所定値以上になった場合は前記動作制限を解
除する制御手段を備えている。これにより、請求項１の
作用に加え、温度変化率に基づいて動作制限を行った場
合でも、その後に算出された温度変化率に応じて動作制
限が解除されることから、例えば動作制限による販売中
止状態においても、別途修復作業を待たずに販売可能状
態に自動復帰することが可能となる。
販売機において、前記温度変化率が所定値よりも小さい
場合は所定の動作を制限し、その後に算出された温度変
化率が前記所定値以上になった場合は前記動作制限を解
除する制御手段を備えている。これにより、請求項１の
作用に加え、温度変化率に基づいて動作制限を行った場
合でも、その後に算出された温度変化率に応じて動作制
限が解除されることから、例えば動作制限による販売中
止状態においても、別途修復作業を待たずに販売可能状
態に自動復帰することが可能となる。
【０００７】また、請求項３では、請求項１または２記
載の自動販売機において、前記除霜運転を行う間隔を任
意の時間に設定可能な設定手段を備えている。これによ
り、請求項１または２の作用に加え、除霜運転を行う間
隔を設置条件や使用状況等に適した時間に設定すること
が可能となる。
載の自動販売機において、前記除霜運転を行う間隔を任
意の時間に設定可能な設定手段を備えている。これによ
り、請求項１または２の作用に加え、除霜運転を行う間
隔を設置条件や使用状況等に適した時間に設定すること
が可能となる。
【０００８】また、請求項４では、請求項１、２または
３記載の自動販売機において、前記温度変化率を算出す
る際の単位時間を任意の時間に設定可能な設定手段を備
えている。これにより、請求項１、２または３の作用に
加え、温度変化率を算出する際の単位時間を設置条件や
使用状況等に適した時間に設定することが可能となる。
３記載の自動販売機において、前記温度変化率を算出す
る際の単位時間を任意の時間に設定可能な設定手段を備
えている。これにより、請求項１、２または３の作用に
加え、温度変化率を算出する際の単位時間を設置条件や
使用状況等に適した時間に設定することが可能となる。
【０００９】また、請求項５では、請求項１、２、３ま
たは４記載の自動販売機において、前記温度変化率を複
数回算出し、その平均値に基づいて前記制御を行う制御
手段を備えている。これにより、請求項１、２、３また
は４の作用に加え、複数回算出された温度変化率の平均
値に基づいて制御される。
たは４記載の自動販売機において、前記温度変化率を複
数回算出し、その平均値に基づいて前記制御を行う制御
手段を備えている。これにより、請求項１、２、３また
は４の作用に加え、複数回算出された温度変化率の平均
値に基づいて制御される。
【００１０】また、請求項６では、請求項５記載の自動
販売機において、前記温度変化率の算出回数を任意の回
数に設定可能な設定手段を備えている。これにより、請
求項５の作用に加え、温度変化率の算出回数を設置条件
や使用状況等に適した回数に設定することが可能とな
る。
販売機において、前記温度変化率の算出回数を任意の回
数に設定可能な設定手段を備えている。これにより、請
求項５の作用に加え、温度変化率の算出回数を設置条件
や使用状況等に適した回数に設定することが可能とな
る。
【００１１】また、請求項７では、請求項１、２、３、
４、５または６記載の自動販売機において、前記温度変
化率に対する所定の基準値を予め設定していて、この基
準値と温度変化率との比較結果に基づいて前記制御を行
う制御手段を備えている。これにより、請求項１、２、
３、４、５または６の作用に加え、所定の基準値と温度
変化率との比較結果に基づいて制御される。
４、５または６記載の自動販売機において、前記温度変
化率に対する所定の基準値を予め設定していて、この基
準値と温度変化率との比較結果に基づいて前記制御を行
う制御手段を備えている。これにより、請求項１、２、
３、４、５または６の作用に加え、所定の基準値と温度
変化率との比較結果に基づいて制御される。
【００１２】また、請求項８では、請求項７記載の自動
販売機において、前記基準値を任意の値に設定可能な設
定手段を備えている。これにより、請求項７の作用に加
え、温度変化率に対する基準値を設置条件や使用状況等
に適した値に設定することが可能となる。
販売機において、前記基準値を任意の値に設定可能な設
定手段を備えている。これにより、請求項７の作用に加
え、温度変化率に対する基準値を設置条件や使用状況等
に適した値に設定することが可能となる。
【００１３】また、請求項９では、請求項１、２、３、
４、５または６記載の自動販売機において、前記温度変
化率に対する基準値を商品収納庫に関する所定の条件に
基づいて算定し、この基準値と温度変化率との比較結果
に基づいて前記制御を行う制御手段を備えている。これ
により、請求項１、２、３、４、５または６の作用に加
え、商品収納庫に関する所定の条件に基づいて算定され
た基準値と温度変化率との比較結果に基づいて制御され
る。
４、５または６記載の自動販売機において、前記温度変
化率に対する基準値を商品収納庫に関する所定の条件に
基づいて算定し、この基準値と温度変化率との比較結果
に基づいて前記制御を行う制御手段を備えている。これ
により、請求項１、２、３、４、５または６の作用に加
え、商品収納庫に関する所定の条件に基づいて算定され
た基準値と温度変化率との比較結果に基づいて制御され
る。
【００１４】また、請求項１０では、請求項１、２、
３、４、５または６記載の自動販売機において、前記温
度変化率に対して予め設定された所定の基準値と、温度
変化率に対して商品収納庫に関する所定の条件に基づい
て算定した基準値の何れか一方の基準値を任意に選択可
能な設定手段と、選択された基準値と温度変化率とを比
較し、その比較結果に基づいて前記制御を行う制御手段
とを備えている。これにより、請求項１、２、３、４、
５または６の作用に加え、所定の基準値または商品収納
庫に関する所定の条件に基づいて算定された基準値と温
度変化率との比較結果に基づいて制御されるとともに、
設置条件や使用状況等に適した基準値を選択することが
可能となる。
３、４、５または６記載の自動販売機において、前記温
度変化率に対して予め設定された所定の基準値と、温度
変化率に対して商品収納庫に関する所定の条件に基づい
て算定した基準値の何れか一方の基準値を任意に選択可
能な設定手段と、選択された基準値と温度変化率とを比
較し、その比較結果に基づいて前記制御を行う制御手段
とを備えている。これにより、請求項１、２、３、４、
５または６の作用に加え、所定の基準値または商品収納
庫に関する所定の条件に基づいて算定された基準値と温
度変化率との比較結果に基づいて制御されるとともに、
設置条件や使用状況等に適した基準値を選択することが
可能となる。
【００１５】また、請求項１１では、請求項１、２、
３、４、５、６、７、８、９または１０記載の自動販売
機において、前記温度変化率に基づいて前記冷却運転を
制御する制御手段を備えている。これにより、請求項
１、２、３、４、５、６、７、８、９または１０の作用
に加え、例えば冷却能力が低い場合に冷却運転を制御し
た結果、温度低下率が大きくなれば、除霜運転が不必要
に長時間行われることがなくなる。
３、４、５、６、７、８、９または１０記載の自動販売
機において、前記温度変化率に基づいて前記冷却運転を
制御する制御手段を備えている。これにより、請求項
１、２、３、４、５、６、７、８、９または１０の作用
に加え、例えば冷却能力が低い場合に冷却運転を制御し
た結果、温度低下率が大きくなれば、除霜運転が不必要
に長時間行われることがなくなる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１乃至図４は本発明の一実施形
態を示すもので、図１は自動販売機の概略構成図、図２
は制御系を示すブロック図、図３及び図４は制御部の動
作を示すフローチャートである。
態を示すもので、図１は自動販売機の概略構成図、図２
は制御系を示すブロック図、図３及び図４は制御部の動
作を示すフローチャートである。
【００１７】この自動販売機は、自動販売機本体１内に
断熱構造の複数の商品収納庫２を備え、各商品収納庫２
内にはそれぞれ商品収納コラム３が設置されている。ま
た、各商品収納庫２内には、冷却器４、送風機５及び温
度センサ６がそれぞれ設けられ、各冷却器４は冷凍回路
７に接続されている。即ち、冷凍回路７では、各冷却器
４（蒸発器）の一端側にそれぞれ電磁弁７ａを介して圧
縮機７ｂの冷媒吸入側が接続されており、圧縮機７ｂの
冷媒吐出側には凝縮器７ｃの一端側が接続されている。
更に、凝縮器７ｃの他端側は膨張弁７ｄを介して各冷却
器４の他端側にそれぞれ接続されている。尚、少なくと
も一部の商品収納庫２内にはヒータが設けられる場合が
あり、この場合は商品収納庫２内をヒータによる加熱運
転に切換えられるようになっている。
断熱構造の複数の商品収納庫２を備え、各商品収納庫２
内にはそれぞれ商品収納コラム３が設置されている。ま
た、各商品収納庫２内には、冷却器４、送風機５及び温
度センサ６がそれぞれ設けられ、各冷却器４は冷凍回路
７に接続されている。即ち、冷凍回路７では、各冷却器
４（蒸発器）の一端側にそれぞれ電磁弁７ａを介して圧
縮機７ｂの冷媒吸入側が接続されており、圧縮機７ｂの
冷媒吐出側には凝縮器７ｃの一端側が接続されている。
更に、凝縮器７ｃの他端側は膨張弁７ｄを介して各冷却
器４の他端側にそれぞれ接続されている。尚、少なくと
も一部の商品収納庫２内にはヒータが設けられる場合が
あり、この場合は商品収納庫２内をヒータによる加熱運
転に切換えられるようになっている。
【００１８】また、前記自動販売機は、温度センサ６の
検出温度に基づいて冷凍回路７の各電磁弁７ａ及び各送
風機５をそれぞれ制御する制御部８を備え、制御部８は
各冷却器４の除霜運転を制御する制御手段を含む構成を
有している。即ち、制御部８は、Ａ／Ｄコンバータ８ａ
を介して入力された各温度センサ６の検知信号とタイマ
８ｂの計時信号に基づいて温度変化率の算出を行う演算
手段８ｃと、演算手段８ｃの演算結果及び温度変化率に
対する所定の基準値を記憶する記憶手段８ｄと、記憶手
段８ｄに記憶されたデータに基づいて除霜時間の長さ等
の判定を行う判定手段８ｅと、判定手段８ｅの判定結果
に基づいて各電磁弁７ａ及び各送風機５を駆動する駆動
回路８ｆとから構成されている。また、記憶手段８ｄに
は前記基準値の設定または選択を行う設定手段９が接続
されている。更に、判定手段８ｅは冷凍回路７の圧縮機
駆動回路７ｅに接続されている。
検出温度に基づいて冷凍回路７の各電磁弁７ａ及び各送
風機５をそれぞれ制御する制御部８を備え、制御部８は
各冷却器４の除霜運転を制御する制御手段を含む構成を
有している。即ち、制御部８は、Ａ／Ｄコンバータ８ａ
を介して入力された各温度センサ６の検知信号とタイマ
８ｂの計時信号に基づいて温度変化率の算出を行う演算
手段８ｃと、演算手段８ｃの演算結果及び温度変化率に
対する所定の基準値を記憶する記憶手段８ｄと、記憶手
段８ｄに記憶されたデータに基づいて除霜時間の長さ等
の判定を行う判定手段８ｅと、判定手段８ｅの判定結果
に基づいて各電磁弁７ａ及び各送風機５を駆動する駆動
回路８ｆとから構成されている。また、記憶手段８ｄに
は前記基準値の設定または選択を行う設定手段９が接続
されている。更に、判定手段８ｅは冷凍回路７の圧縮機
駆動回路７ｅに接続されている。
【００１９】以上のように構成された自動販売機におい
ては、冷凍回路７によって各商品収納庫２の冷却器４に
低温冷媒が流通し、送風機５によって商品収納庫２内を
循環する空気が冷却器４により冷却される。その際、冷
凍回路７の各電磁弁７ａが商品収納庫２内の温度に基づ
いて個々に制御され、各商品収納庫２内がそれぞれ所定
の設定温度に保たれるようになっている。即ち、各商品
収納庫２では電磁弁７ａが開放されると冷却器４に低温
冷媒が流通して冷却運転が行われ、電磁弁７ａが閉じる
と冷却器４に低温冷媒が流通せず、冷却運転が停止状態
となる。この場合、全ての電磁弁７ａが閉じた場合は冷
凍回路７の圧縮機７ｂも停止する。
ては、冷凍回路７によって各商品収納庫２の冷却器４に
低温冷媒が流通し、送風機５によって商品収納庫２内を
循環する空気が冷却器４により冷却される。その際、冷
凍回路７の各電磁弁７ａが商品収納庫２内の温度に基づ
いて個々に制御され、各商品収納庫２内がそれぞれ所定
の設定温度に保たれるようになっている。即ち、各商品
収納庫２では電磁弁７ａが開放されると冷却器４に低温
冷媒が流通して冷却運転が行われ、電磁弁７ａが閉じる
と冷却器４に低温冷媒が流通せず、冷却運転が停止状態
となる。この場合、全ての電磁弁７ａが閉じた場合は冷
凍回路７の圧縮機７ｂも停止する。
【００２０】また、前記自動販売機では、冷却器４によ
る冷却運転を停止して送風機５を運転する除霜運転が所
定時間おきに所定時間ずつ行われ、各除霜運転時間の長
さは前記制御部８によって制御される。
る冷却運転を停止して送風機５を運転する除霜運転が所
定時間おきに所定時間ずつ行われ、各除霜運転時間の長
さは前記制御部８によって制御される。
【００２１】ここで、制御部８の動作について図３及び
図４のフローチャートを参照して説明する。尚、本フロ
ーチャートは図３及び図４において互いに同一の番号に
よって連続するものである。
図４のフローチャートを参照して説明する。尚、本フロ
ーチャートは図３及び図４において互いに同一の番号に
よって連続するものである。
【００２２】即ち、制御部８では、まずタイマ８ｂの計
時を開始し（Ｓ１）、所定時間ｔ1が経過すると（Ｓ
２）、商品収納庫２が冷却運転中か否かを判別する（Ｓ
３）。冷却運転中（電磁弁７ａが開放状態）の場合は、
後述する冷却異常の状態でなければ（Ｓ４）、まず算出
回数ｎ（＝1,2,3,…）を０とし（Ｓ５）、ｎに１を加算
した後（Ｓ６）、温度センサ６によって温度Ｔ1 を検出
する（Ｓ７）。次に、所定時間ｔ2 が経過した後（Ｓ
８）、温度センサ６によって温度Ｔ2 を検出し（Ｓ
９）、各検出温度Ｔ1 ，Ｔ2 及び時間ｔ2 に基づいて温
度変化率Ｋt を算出する（Ｓ１０）。即ち、温度変化率
Ｋt は、（検出温度Ｔ2 −検出温度Ｔ1 ）／時間ｔ2 に
よって求められる。このようにして算出した温度変化率
Ｋt をｎ回目の温度変化率Ｋn とし（Ｓ１１）、算出回
数ｎが所定数Ｎに達していなければ（Ｓ１２）、前記ス
テップＳ６〜Ｓ１１の動作を算出回数ｎが所定数Ｎにな
るまで繰り返し、Ｎ回分の温度変化率Ｋn （ｎ＝1,2,3,
…）を算出する。そして、各温度変化率Ｋn の平均値Ｋ
を算出し（Ｓ１３）、この平均温度変化率Ｋに基づいて
以下の判定を行う。まず、平均温度変化率Ｋが０よりも
大きい場合は（Ｓ１４）、冷却運転中であるにも拘わら
ず商品収納庫２内の温度が上昇していることから、圧縮
機７ｂや電磁弁７ａの故障など、予期せぬ異常が想定さ
れるため、冷却異常として所定のエラー処理（例えば、
その商品収納庫２の販売を中止するなど）を行った後、
タイマ８ｂをリセットし（Ｓ１９）、前記ステップＳ２
に戻る。また、前記ステップＳ１４において、平均温度
変化率Ｋが０以下で、予め設定されている基準値Ａ1 ，
Ｂ1 （Ａ1 ＜Ｂ1 とし、この場合Ａ1 ，Ｂ1 は共にマイ
ナスの値）のうち値の小さい基準値Ａ1 以下の場合は
（Ｓ１６）、温度低下が速いため冷却器４の着霜量が極
めて少ない、または着霜していないと判定し、予め設定
されている所定時間ｔS ，ｔL （ｔS ＜ｔL ）のうち、
短い時間ｔS を除霜時間ｔ3とする（Ｓ１７）。そし
て、後述する動作制限中であればこれを解除し（Ｓ１
８）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ１９）、前記ステ
ップＳ２に戻る。また、前記ステップＳ１６において平
均温度変化率Ｋが基準値Ａ1 よりも大きく、基準値Ｂ1
以下の場合は（Ｓ２０）、温度低下が遅いため冷却器４
にある程度の着霜が生じていると判断し、前記所定時間
ｔS ，ｔL のうち長い時間ｔL を除霜時間ｔ3 とし（Ｓ
２１）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ１９）、前記ス
テップＳ２に戻る。更に、前記ステップＳ２０において
平均温度変化率Ｋが基準値Ｂ1 よりも大きい場合は、温
度低下を殆ど生じないため冷却器４の着霜量が極めて
（商品収納庫２内の温度維持に支障を来す程度に）多い
と判断し、送風機５を連続運転させるとともに（Ｓ２
２）、所定の動作制限（例えば、その商品収納庫２の販
売を中止し、電磁弁７ａを閉鎖状態に保持して冷却運転
を規制するなど）をした後（Ｓ２３）、タイマ８ｂをリ
セットして（Ｓ１９）、前記ステップＳ２に戻る。尚、
前記動作制限は、送風機５の連続運転により冷却器４の
着霜が解消され、前記ステップＳ１６において平均温度
変化率Ｋが基準値Ａ1 以下になった場合は、ステップＳ
１８において解除される。
時を開始し（Ｓ１）、所定時間ｔ1が経過すると（Ｓ
２）、商品収納庫２が冷却運転中か否かを判別する（Ｓ
３）。冷却運転中（電磁弁７ａが開放状態）の場合は、
後述する冷却異常の状態でなければ（Ｓ４）、まず算出
回数ｎ（＝1,2,3,…）を０とし（Ｓ５）、ｎに１を加算
した後（Ｓ６）、温度センサ６によって温度Ｔ1 を検出
する（Ｓ７）。次に、所定時間ｔ2 が経過した後（Ｓ
８）、温度センサ６によって温度Ｔ2 を検出し（Ｓ
９）、各検出温度Ｔ1 ，Ｔ2 及び時間ｔ2 に基づいて温
度変化率Ｋt を算出する（Ｓ１０）。即ち、温度変化率
Ｋt は、（検出温度Ｔ2 −検出温度Ｔ1 ）／時間ｔ2 に
よって求められる。このようにして算出した温度変化率
Ｋt をｎ回目の温度変化率Ｋn とし（Ｓ１１）、算出回
数ｎが所定数Ｎに達していなければ（Ｓ１２）、前記ス
テップＳ６〜Ｓ１１の動作を算出回数ｎが所定数Ｎにな
るまで繰り返し、Ｎ回分の温度変化率Ｋn （ｎ＝1,2,3,
…）を算出する。そして、各温度変化率Ｋn の平均値Ｋ
を算出し（Ｓ１３）、この平均温度変化率Ｋに基づいて
以下の判定を行う。まず、平均温度変化率Ｋが０よりも
大きい場合は（Ｓ１４）、冷却運転中であるにも拘わら
ず商品収納庫２内の温度が上昇していることから、圧縮
機７ｂや電磁弁７ａの故障など、予期せぬ異常が想定さ
れるため、冷却異常として所定のエラー処理（例えば、
その商品収納庫２の販売を中止するなど）を行った後、
タイマ８ｂをリセットし（Ｓ１９）、前記ステップＳ２
に戻る。また、前記ステップＳ１４において、平均温度
変化率Ｋが０以下で、予め設定されている基準値Ａ1 ，
Ｂ1 （Ａ1 ＜Ｂ1 とし、この場合Ａ1 ，Ｂ1 は共にマイ
ナスの値）のうち値の小さい基準値Ａ1 以下の場合は
（Ｓ１６）、温度低下が速いため冷却器４の着霜量が極
めて少ない、または着霜していないと判定し、予め設定
されている所定時間ｔS ，ｔL （ｔS ＜ｔL ）のうち、
短い時間ｔS を除霜時間ｔ3とする（Ｓ１７）。そし
て、後述する動作制限中であればこれを解除し（Ｓ１
８）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ１９）、前記ステ
ップＳ２に戻る。また、前記ステップＳ１６において平
均温度変化率Ｋが基準値Ａ1 よりも大きく、基準値Ｂ1
以下の場合は（Ｓ２０）、温度低下が遅いため冷却器４
にある程度の着霜が生じていると判断し、前記所定時間
ｔS ，ｔL のうち長い時間ｔL を除霜時間ｔ3 とし（Ｓ
２１）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ１９）、前記ス
テップＳ２に戻る。更に、前記ステップＳ２０において
平均温度変化率Ｋが基準値Ｂ1 よりも大きい場合は、温
度低下を殆ど生じないため冷却器４の着霜量が極めて
（商品収納庫２内の温度維持に支障を来す程度に）多い
と判断し、送風機５を連続運転させるとともに（Ｓ２
２）、所定の動作制限（例えば、その商品収納庫２の販
売を中止し、電磁弁７ａを閉鎖状態に保持して冷却運転
を規制するなど）をした後（Ｓ２３）、タイマ８ｂをリ
セットして（Ｓ１９）、前記ステップＳ２に戻る。尚、
前記動作制限は、送風機５の連続運転により冷却器４の
着霜が解消され、前記ステップＳ１６において平均温度
変化率Ｋが基準値Ａ1 以下になった場合は、ステップＳ
１８において解除される。
【００２３】次に、前記ステップＳ３において冷却運転
停止中（電磁弁７ａが閉鎖状態）の場合は、前記冷却異
常の状態でなければ（Ｓ２４）、ステップＳ２５〜Ｓ３
３の動作を行うことにより、平均温度変化率Ｋを算出す
る。尚、この動作は前記ステップＳ５〜Ｓ１３と同等の
動作であるため説明は省略する。即ち、ステップ３３に
おいて算出された平均温度変化率Ｋに基づいて以下の判
定を行う。まず、平均温度変化率Ｋが０よりも小さい場
合は（Ｓ３４）、冷却運転停止中であるにも拘わらず商
品収納庫２内の温度が低下していることから、電磁弁７
ａの故障など、予期せぬ異常が想定されるため、冷却異
常として所定のエラー処理を行った後、タイマ８ｂをリ
セットし（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。また、
前記ステップＳ３４において、平均温度変化率Ｋが０以
上で、予め設定されている基準値Ａ2 ，Ｂ2（Ａ2 ＞Ｂ2
とし、この場合Ａ2 ，Ｂ2 は共にプラスの値）のうち
値の大きい基準値Ａ2 以上の場合は（Ｓ３６）、温度上
昇が速いため冷却器４の着霜量が極めて少ない、または
着霜していないと判定し、予め設定されている所定時間
ｔS ，ｔL （ｔS ＜ｔL ）のうち、短い時間ｔS を除霜
時間ｔ3 とする（Ｓ３７）。そして、前記動作制限中で
あればこれを解除し（Ｓ３８）、タイマ８ｂをリセット
して（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。また、前記
ステップＳ３６において平均温度変化率Ｋが基準値Ａ2
よりも小さく、基準値Ｂ2 以上の場合は（Ｓ４０）、温
度上昇が遅いため冷却器４にある程度の着霜が生じてい
ると判断し、前記所定時間ｔS ，ｔL のうち長い時間ｔ
L を除霜時間ｔ3 とし（Ｓ４１）、タイマ８ｂをリセッ
トして（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。更に、前
記ステップＳ４０において平均温度変化率Ｋが基準値Ｂ
2 よりも小さい場合は、温度上昇を殆ど生じないため冷
却器４の着霜量が極めて（商品収納庫２内の温度維持に
支障を来す程度に）多いと判断し、送風機５を連続運転
させるとともに（Ｓ４２）、前記動作制限をした後（Ｓ
４３）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ３９）、前記ス
テップＳ２に戻る。尚、前記動作制限は、送風機５の連
続運転により冷却器４の着霜が解消され、前記ステップ
Ｓ３６において平均温度変化率Ｋが基準値Ａ2 以上にな
った場合は、ステップＳ３８において解除される。
停止中（電磁弁７ａが閉鎖状態）の場合は、前記冷却異
常の状態でなければ（Ｓ２４）、ステップＳ２５〜Ｓ３
３の動作を行うことにより、平均温度変化率Ｋを算出す
る。尚、この動作は前記ステップＳ５〜Ｓ１３と同等の
動作であるため説明は省略する。即ち、ステップ３３に
おいて算出された平均温度変化率Ｋに基づいて以下の判
定を行う。まず、平均温度変化率Ｋが０よりも小さい場
合は（Ｓ３４）、冷却運転停止中であるにも拘わらず商
品収納庫２内の温度が低下していることから、電磁弁７
ａの故障など、予期せぬ異常が想定されるため、冷却異
常として所定のエラー処理を行った後、タイマ８ｂをリ
セットし（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。また、
前記ステップＳ３４において、平均温度変化率Ｋが０以
上で、予め設定されている基準値Ａ2 ，Ｂ2（Ａ2 ＞Ｂ2
とし、この場合Ａ2 ，Ｂ2 は共にプラスの値）のうち
値の大きい基準値Ａ2 以上の場合は（Ｓ３６）、温度上
昇が速いため冷却器４の着霜量が極めて少ない、または
着霜していないと判定し、予め設定されている所定時間
ｔS ，ｔL （ｔS ＜ｔL ）のうち、短い時間ｔS を除霜
時間ｔ3 とする（Ｓ３７）。そして、前記動作制限中で
あればこれを解除し（Ｓ３８）、タイマ８ｂをリセット
して（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。また、前記
ステップＳ３６において平均温度変化率Ｋが基準値Ａ2
よりも小さく、基準値Ｂ2 以上の場合は（Ｓ４０）、温
度上昇が遅いため冷却器４にある程度の着霜が生じてい
ると判断し、前記所定時間ｔS ，ｔL のうち長い時間ｔ
L を除霜時間ｔ3 とし（Ｓ４１）、タイマ８ｂをリセッ
トして（Ｓ３９）、前記ステップＳ２に戻る。更に、前
記ステップＳ４０において平均温度変化率Ｋが基準値Ｂ
2 よりも小さい場合は、温度上昇を殆ど生じないため冷
却器４の着霜量が極めて（商品収納庫２内の温度維持に
支障を来す程度に）多いと判断し、送風機５を連続運転
させるとともに（Ｓ４２）、前記動作制限をした後（Ｓ
４３）、タイマ８ｂをリセットして（Ｓ３９）、前記ス
テップＳ２に戻る。尚、前記動作制限は、送風機５の連
続運転により冷却器４の着霜が解消され、前記ステップ
Ｓ３６において平均温度変化率Ｋが基準値Ａ2 以上にな
った場合は、ステップＳ３８において解除される。
【００２４】このように、本実施形態の自動販売機によ
れば、温度センサ６の検出温度Ｔ1，Ｔ2 に基づいて除
霜運転前における所定時間内の平均温度変化率Ｋを算出
し、この平均温度変化率Ｋに基づいて次回の除霜運転時
間の長さを制御するようにしたので、常に着霜状態に応
じた適切な除霜運転を行うことができ、除霜不足や過剰
な除霜運転を確実に防止することができる。この場合、
温度変化率Ｋt の算出を複数回行ってその平均値を求め
るようにしたので、商品収納庫２内の温度変化が不均一
な場合でも常に正確な制御を行うことができる。また、
平均温度変化率Ｋに基づいて着霜量が極めて多いと判断
されて販売中止等の動作制限を行った場合でも、その後
に算出された平均温度変化率Ｋに基づいて着霜が解消さ
れたと判断した場合は動作制限を解除するようにしたの
で、動作制限による販売中止状態においても別途修復作
業を待たずに販売可能状態に自動復帰することができ、
販売管理者における負担の軽減を図ることができる。
れば、温度センサ６の検出温度Ｔ1，Ｔ2 に基づいて除
霜運転前における所定時間内の平均温度変化率Ｋを算出
し、この平均温度変化率Ｋに基づいて次回の除霜運転時
間の長さを制御するようにしたので、常に着霜状態に応
じた適切な除霜運転を行うことができ、除霜不足や過剰
な除霜運転を確実に防止することができる。この場合、
温度変化率Ｋt の算出を複数回行ってその平均値を求め
るようにしたので、商品収納庫２内の温度変化が不均一
な場合でも常に正確な制御を行うことができる。また、
平均温度変化率Ｋに基づいて着霜量が極めて多いと判断
されて販売中止等の動作制限を行った場合でも、その後
に算出された平均温度変化率Ｋに基づいて着霜が解消さ
れたと判断した場合は動作制限を解除するようにしたの
で、動作制限による販売中止状態においても別途修復作
業を待たずに販売可能状態に自動復帰することができ、
販売管理者における負担の軽減を図ることができる。
【００２５】また、前記自動販売機においては、除霜運
転の間隔ｔ1 、温度Ｔ1 を検出してから温度Ｔ2 を検出
するまでの時間ｔ2 、温度変化率Ｋt の算出回数Ｎ及び
各基準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 を設定手段９によって任
意に設定可能にすれば、自動販売機の設置条件や使用状
況等に適した制御を行うことができる。この場合、各基
準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 は任意の値を入力するように
してもよいし、或いは商品収納庫２の容積や隣接する商
品収納庫２の状態（冷却運転及び加熱運転の何れか）
等、商品収納庫２に関する所定の条件によって算定する
ようにしてもよい。また、各基準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ
2 は、任意の値の入力によって設定された値と、商品収
納庫２に関する条件によって算定された値のうちから何
れか一方を任意に選択できるようにしてもよい。
転の間隔ｔ1 、温度Ｔ1 を検出してから温度Ｔ2 を検出
するまでの時間ｔ2 、温度変化率Ｋt の算出回数Ｎ及び
各基準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 を設定手段９によって任
意に設定可能にすれば、自動販売機の設置条件や使用状
況等に適した制御を行うことができる。この場合、各基
準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ2 は任意の値を入力するように
してもよいし、或いは商品収納庫２の容積や隣接する商
品収納庫２の状態（冷却運転及び加熱運転の何れか）
等、商品収納庫２に関する所定の条件によって算定する
ようにしてもよい。また、各基準値Ａ1，Ａ2 ，Ｂ1，Ｂ
2 は、任意の値の入力によって設定された値と、商品収
納庫２に関する条件によって算定された値のうちから何
れか一方を任意に選択できるようにしてもよい。
【００２６】更に、前記自動販売機では、制御部８によ
って算定した平均温度変化率Ｋと冷却運転中に対する各
基準値Ａ1 ，Ｂ1 との比較結果に基づいて、冷却運転中
における冷凍回路７の圧縮機７ｂや送風機５を制御する
ことも可能である。例えば、基準値Ａ1 またはＢ1 との
比較結果において温度低下が遅いと判定された場合、冷
却器４の着霜以外に圧縮機７ｂや送風機５の能力が低い
ことが原因となっている場合があるため、これらの稼働
率や回転数を上げる制御を行った結果、温度低下率が大
きくなれば、除霜運転が不必要に長時間行われることは
ない。従って、除霜時間の制御をより的確に行うことが
できる。
って算定した平均温度変化率Ｋと冷却運転中に対する各
基準値Ａ1 ，Ｂ1 との比較結果に基づいて、冷却運転中
における冷凍回路７の圧縮機７ｂや送風機５を制御する
ことも可能である。例えば、基準値Ａ1 またはＢ1 との
比較結果において温度低下が遅いと判定された場合、冷
却器４の着霜以外に圧縮機７ｂや送風機５の能力が低い
ことが原因となっている場合があるため、これらの稼働
率や回転数を上げる制御を行った結果、温度低下率が大
きくなれば、除霜運転が不必要に長時間行われることは
ない。従って、除霜時間の制御をより的確に行うことが
できる。
【００２７】尚、前記実施形態では、温度変化率Ｋt の
算出を複数回行ってその平均値を求めるようにしたが、
一回の算出による温度変化率に基づいて前記制御を行う
ようにしてもよい。
算出を複数回行ってその平均値を求めるようにしたが、
一回の算出による温度変化率に基づいて前記制御を行う
ようにしてもよい。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の自動販
売機によれば、冷却器の着霜量に応じて除霜運転時間が
長くまたは短くなるように制御されるので、常に着霜状
態に応じた適切な除霜運転を行うことができ、除霜不足
や過剰な除霜運転を確実に防止することができる。
売機によれば、冷却器の着霜量に応じて除霜運転時間が
長くまたは短くなるように制御されるので、常に着霜状
態に応じた適切な除霜運転を行うことができ、除霜不足
や過剰な除霜運転を確実に防止することができる。
【００２９】また、請求項２の自動販売機によれば、請
求項１の効果に加え、例えば動作制限によって販売中止
状態となった場合でも、別途修復作業を待たずに販売可
能状態に自動復帰することができるので、販売管理者に
おける負担の軽減を図ることができる。
求項１の効果に加え、例えば動作制限によって販売中止
状態となった場合でも、別途修復作業を待たずに販売可
能状態に自動復帰することができるので、販売管理者に
おける負担の軽減を図ることができる。
【００３０】また、請求項３の自動販売機によれば、請
求項１または２の効果に加え、除霜運転を行う間隔を設
置条件や使用状況等に適した時間に設定することができ
るので、実用に際して極めて有利である。
求項１または２の効果に加え、除霜運転を行う間隔を設
置条件や使用状況等に適した時間に設定することができ
るので、実用に際して極めて有利である。
【００３１】また、請求項４の自動販売機によれば、請
求項１、２または３の効果に加え、温度変化率を算出す
る際の単位時間を設置条件や使用状況等に適した時間に
設定することができるので、実用に際して極めて有利で
ある。
求項１、２または３の効果に加え、温度変化率を算出す
る際の単位時間を設置条件や使用状況等に適した時間に
設定することができるので、実用に際して極めて有利で
ある。
【００３２】また、請求項５の自動販売機によれば、請
求項１、２、３または４の効果に加え、複数回算出され
た温度変化率の平均値に基づいて制御されるので、商品
収納庫内の温度変化が不均一な場合でも常に正確な制御
を行うことができる。
求項１、２、３または４の効果に加え、複数回算出され
た温度変化率の平均値に基づいて制御されるので、商品
収納庫内の温度変化が不均一な場合でも常に正確な制御
を行うことができる。
【００３３】また、請求項６の自動販売機によれば、請
求項５の効果に加え、温度変化率の算出回数を設置条件
や使用状況等に適した回数に設定することができるの
で、実用に際して極めて有利である。
求項５の効果に加え、温度変化率の算出回数を設置条件
や使用状況等に適した回数に設定することができるの
で、実用に際して極めて有利である。
【００３４】また、請求項７の自動販売機によれば、請
求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、所定の
基準値と温度変化率との比較結果に基づいて制御される
ので、常に的確な制御を行うことができる。
求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、所定の
基準値と温度変化率との比較結果に基づいて制御される
ので、常に的確な制御を行うことができる。
【００３５】また、請求項８の自動販売機によれば、請
求項７の効果に加え、温度変化率に対する基準値を設置
条件や使用状況等に適した値に設定することができるの
で、実用に際して極めて有利である。
求項７の効果に加え、温度変化率に対する基準値を設置
条件や使用状況等に適した値に設定することができるの
で、実用に際して極めて有利である。
【００３６】また、請求項９の自動販売機によれば、請
求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、商品収
納庫に関する所定の条件に基づいて算定された基準値と
温度変化率との比較結果に基づいて制御されるので、常
に的確な制御を行うことができる。
求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、商品収
納庫に関する所定の条件に基づいて算定された基準値と
温度変化率との比較結果に基づいて制御されるので、常
に的確な制御を行うことができる。
【００３７】また、請求項１０の自動販売機によれば、
請求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、設置
条件や使用状況等に適した基準値を選択することができ
るので、実用に際して極めて有利である。
請求項１、２、３、４、５または６の効果に加え、設置
条件や使用状況等に適した基準値を選択することができ
るので、実用に際して極めて有利である。
【００３８】また、請求項１１の自動販売機によれば、
請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９または１０
の効果に加え、除霜運転が不必要に長時間行われること
がないので、除霜時間の制御をより的確に行うことがで
きる。
請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９または１０
の効果に加え、除霜運転が不必要に長時間行われること
がないので、除霜時間の制御をより的確に行うことがで
きる。
【図１】本発明の一実施形態を示す自動販売機の概略構
成図
成図
【図２】制御系を示すブロック図
【図３】制御部の動作を示すフローチャート
【図４】制御部の動作を示すフローチャート
２…商品収納庫、４…冷却器、５…送風機、６…温度セ
ンサ、７…冷凍回路、８…制御部。
ンサ、７…冷凍回路、８…制御部。
Claims (11)
- 【請求項１】 商品収納庫内に配置された冷却器によっ
て商品収納庫内を冷却する冷凍回路と、商品収納庫内の
空気を冷却器を介して循環する送風機とを備え、冷却器
による冷却運転を停止して送風機を運転する除霜運転を
所定時間おきに所定時間ずつ行うようにした自動販売機
において、 前記商品収納庫内の温度を検出する温度検出手段と、 温度検出手段の検出温度に基づいて除霜運転前における
所定単位時間当たりの温度変化率を算出し、この温度変
化率に基づいて次回の除霜運転時間の長さを制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。 - 【請求項２】 前記温度変化率が所定値よりも小さい場
合は所定の動作を制限し、その後に算出された温度変化
率が前記所定値以上になった場合は前記動作制限を解除
する制御手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の
自動販売機。 - 【請求項３】 前記除霜運転を行う間隔を任意の時間に
設定可能な設定手段を備えたことを特徴とする請求項１
または２記載の自動販売機。 - 【請求項４】 前記温度変化率を算出する際の単位時間
を任意の時間に設定可能な設定手段を備えたことを特徴
とする請求項１、２または３記載の自動販売機。 - 【請求項５】 前記温度変化率を複数回算出し、その平
均値に基づいて前記制御を行う制御手段を備えたことを
特徴とする請求項１、２、３または４記載の自動販売
機。 - 【請求項６】 前記温度変化率の算出回数を任意の回数
に設定可能な設定手段を備えたことを特徴とする請求項
５記載の自動販売機。 - 【請求項７】 前記温度変化率に対する所定の基準値を
予め設定していて、この基準値と温度変化率との比較結
果に基づいて前記制御を行う制御手段を備えたことを特
徴とする請求項１、２、３、４、５または６記載の自動
販売機。 - 【請求項８】 前記基準値を任意の値に設定可能な設定
手段を備えたことを特徴とする請求項７記載の自動販売
機。 - 【請求項９】 前記温度変化率に対する基準値を商品収
納庫に関する所定の条件に基づいて算定し、この基準値
と温度変化率との比較結果に基づいて前記制御を行う制
御手段を備えたことを特徴とする請求項１、２、３、
４、５または６記載の自動販売機。 - 【請求項１０】 前記温度変化率に対して予め設定され
た所定の基準値と、温度変化率に対して商品収納庫に関
する所定の条件に基づいて算定した基準値の何れか一方
の基準値を任意に選択可能な設定手段と、 選択された基準値と温度変化率とを比較し、その比較結
果に基づいて前記制御を行う制御手段とを備えたことを
特徴とする請求項１、２、３、４、５または６記載の自
動販売機。 - 【請求項１１】 前記温度変化率に基づいて前記冷却運
転を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
１、２、３、４、５、６、７、８、９または１０記載の
自動販売機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34505699A JP2001160176A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 自動販売機 |
| US09/725,923 US6430948B2 (en) | 1999-12-03 | 2000-11-30 | Automatic vending machine capable of carrying out a defrosting operation adapted to a frosting condition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34505699A JP2001160176A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 自動販売機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001160176A true JP2001160176A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18373999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34505699A Pending JP2001160176A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 自動販売機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6430948B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001160176A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE10221904A1 (de) * | 2002-05-16 | 2003-12-04 | Bsh Bosch Siemens Hausgeraete | Gefriergerät mit Abtaufunktion und Betriebsverfahren dafür |
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| CN110631200B (zh) * | 2018-06-25 | 2022-04-19 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 一种空调的除霜控制方法及装置 |
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| KR0182533B1 (ko) * | 1994-11-15 | 1999-05-01 | 윤종용 | 냉장고 및 그 온도제어방법 |
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-
1999
- 1999-12-03 JP JP34505699A patent/JP2001160176A/ja active Pending
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2000
- 2000-11-30 US US09/725,923 patent/US6430948B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014085791A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Fuji Electric Co Ltd | 自動販売機の冷却装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6430948B2 (en) | 2002-08-13 |
| US20010002540A1 (en) | 2001-06-07 |
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