JP2001255052A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2001255052A
JP2001255052A JP2000070081A JP2000070081A JP2001255052A JP 2001255052 A JP2001255052 A JP 2001255052A JP 2000070081 A JP2000070081 A JP 2000070081A JP 2000070081 A JP2000070081 A JP 2000070081A JP 2001255052 A JP2001255052 A JP 2001255052A
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frost
temperature
blower
detection
cooler
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JP2000070081A
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Makoto Kobayashi
誠 小林
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵保存を行う場合のように送風機の一回の
作動時間が短い場合でも着霜検知を常に正確に行うこと
のできる保冷庫を提供する。 【解決手段】 庫内冷却動作における送風機1hの一回
の作動時間が短い冷蔵モードにおいて、送風機1hを所
定時間tだけ強制的に作動させ、送風機1hの作動して
いる間に着霜検知を行うようにしたので、第1の温度検
出器12に十分に送風して検出温度T1 を安定させた状
態で着霜検知を行うことができる。その際、送風機1h
が所定時間以上停止していたことを着霜検知開始の条件
とすることにより、送風機1hの停止によって庫内温度
が比較的高くなっている状態から送風機1hを作動させ
て着霜検知を開始するようにしたので、着霜検知時の送
風機1hの作動時間が通常の庫内冷却動作よりも長い場
合でも、過冷却による庫内収納物の凍結を防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に冷蔵保存を要
する物品の輸送に用いられる保冷庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保冷庫としては、例えば
特開平9−269174号公報に記載されているよう
に、前面に開閉扉を有する断熱性の保冷庫本体と、庫内
の底面側に配置された冷却器と、冷却器に低温冷媒を流
通する冷凍回路と、庫内の空気を循環する送風機とを備
えたものが知られている。また、前記保冷庫は、冷却器
の着霜を検知する着霜検知装置を備え、冷却器の着霜量
が多くなると冷却器に付設したヒータを駆動して冷却器
の除霜を行うようになっている。
【0003】前記着霜検知装置としては、例えば特願平
11−315301号に記載されたものが出願人から提
案されている。この着霜検知装置は、冷却器の表面に沿
って流通する空気の温度を検出する着霜検知用の温度検
出器を備え、この温度検出器を冷却器に熱的に接するよ
うに冷却器の表面から所定距離をおいて配置し、温度検
出器の検出温度に基づいて冷却器の着霜を検知するよう
に構成されている。即ち、前記着霜検知装置では、冷却
器が着霜していない場合、または着霜量が少ない場合
は、温度検出器の検出温度が冷却器の周囲を流通する空
気によって冷却器自体の温度よりも高くなり、これによ
り着霜量が増加して温度検出器側の空気の流通が妨げら
れると、温度検出器の検出温度が流通空気の影響を受け
なくなって冷却器の温度に近づくため、温度検出器と冷
却器との温度差に基づいて着霜を検知するようになって
いる。
【0004】また、前記保冷庫では、冷却器に−25℃
程度まで冷却された蓄冷剤が用いられ、冷却器によって
冷却される庫内空気の循環を送風機によって制御するこ
とにより、庫内温度を所定の設定温度に維持するように
なっている。この場合、設定温度が−20℃程度の冷凍
モードと、設定温度が5℃程度の冷蔵モードとを任意に
選択できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記保冷庫
においては、送風機の作動時及び停止時ではそれぞれ着
霜検知用温度検出器の検出温度が異なるため、正確な着
霜検知を行うためには送風機が作動している際の検出温
度に基づく必要がある。この場合、冷凍モードでは送風
機の作動時間が比較的長いため、十分な送風によって温
度検出器の検出温度が安定してから着霜検知を行うこと
が可能である。しかしながら、冷蔵モードの場合は庫内
の設定温度が冷凍モードよりも高いため、送風機が断続
的に所定時間ずつ作動し、しかも一回の作動時間が短
い。このため、温度検出器の検出温度が安定する前に送
風機が停止する場合が多く、冷蔵モードでは正確な着霜
検知が困難であるという問題点があった。また、送風機
を強制的に所定時間以上作動させてから着霜検知を行う
ようにすれば、前述の不具合を解消することも可能であ
るが、送風機の作動時間を長くすると、過冷却により庫
内の収納物が凍結する恐れがあり、冷蔵モードでは妥当
な方法とは言えなかった。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、冷蔵保存を行う場合
のように送風機の一回の作動時間が短い場合でも着霜検
知を常に正確に行うことのできる保冷庫を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、内部に任意の物品を収納可
能な保冷庫本体と、保冷庫本体内に配置された冷却器
と、保冷庫本体内の空気を冷却器を介して循環する送風
機と、冷却器に熱的に接するように冷却器の表面から所
定距離をおいて配置され、冷却器の表面に沿って流通す
る空気の温度を検出する着霜検知用温度検出器と、着霜
検知用温度検出器の検出温度に基づいて冷却器の着霜を
検知する着霜検知手段とを備えた保冷庫において、少な
くとも前記送風機が所定時間以上停止していたことを着
霜検知開始の条件とし、この条件を満たす場合には、送
風機を所定時間作動させ、送風機の作動している間に前
記着霜検知手段による着霜検知を行う制御手段を備えて
いる。これにより、送風機が所定時間だけ作動して温度
検出器に十分に送風し、送風機の作動している間に着霜
検知が行われるので、温度検出器の検出温度を安定させ
た状態で着霜検知が行われる。その際、送風機が所定時
間以上停止していたことが着霜検知開始の条件となるの
で、送風機の停止によって庫内温度が比較的高くなって
いる状態から送風機が作動して着霜検知が開始される。
【0008】また、請求項2では、請求項1記載の保冷
庫において、前記着霜検知開始条件は冷却器の温度が所
定範囲内の温度であることを含むことを特徴とする。こ
れにより、請求項1の作用に加え、冷却器の温度が所定
範囲内の温度である場合のみ着霜検知が開始されること
から、着霜検知が常に安定した状態から開始される。
【0009】また、請求項3では、請求項1または2記
載の保冷庫において、前記着霜検知開始条件は庫内空気
の温度が所定範囲内の温度であることを含むことを特徴
とする。これにより、請求項1または2の作用に加え、
庫内空気の温度が所定範囲内の温度である場合のみ着霜
検知が開始されることから、着霜検知が常に安定した状
態から開始される。
【0010】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載の保冷庫において、前記制御手段は、前記着霜検
知動作における送風機の作動時間が経過する前に、庫内
空気の温度が所定温度以下になった場合は送風機を停止
させる動作を含むことを特徴とする。これにより、請求
項1、2または3の作用に加え、庫内空気の温度が所定
温度以下になった場合は送風機が停止することから、着
霜検知動作おいて庫内空気が所定温度よりも低下するこ
とはない。
【0011】また、請求項5では、請求項1、2、3ま
たは4記載の保冷庫において、前記制御手段は、前記着
霜検知動作における送風機の作動時間が経過する前に、
着霜検知手段によって着霜量が所定の基準値以下である
と判定された場合は送風機を停止させる動作を含むこと
を特徴とする。これにより、請求項1、2、3または4
の作用に加え、着霜量が所定の基準値以下になった場合
は送風機が停止することから、着霜検知動作が必要以上
に継続することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図12は本発明の第1の
実施形態を示すもので、図1は保冷庫の全体斜視図、図
2はその側面断面図、図3は着霜検知装置の平面図、図
4は図3におけるA−A線矢視方向断面図、図5は制御
系を示すブロック図、図6は各検出温度の温度変化を示
す図、図7は冷凍モードにおける制御部の動作を示すフ
ローチャート、図8は着霜検知開始条件を示す図、図9
は着霜検知中止条件を示す図、図10は冷蔵モードにお
ける制御部の動作を示すフローチャート、図11は着霜
検知開始条件を示す図、図12は着霜検知中止条件を示
す図である。
【0013】この保冷庫は、前面を開口した断熱性の保
冷庫本体1と、庫内を冷却する冷却器2と、冷却器2を
除霜するためのヒータ3を備えている。
【0014】保冷庫本体1は前面開口部を開閉する扉1
aを有し、保冷庫本体1の下部には移動用のキャスタ1
bが取付けられている。保冷庫本体1の上部には機械室
1cが設けられ、機械室1c内には冷凍装置を構成する
圧縮機1d,凝縮器1e等が収容されている。また、保
冷庫本体1内の底面側及び背面側には仕切板1fによっ
て覆われた通風路1gが設けられ、通風路1gの空気吐
出側には空気循環用の送風機1hが設けられている。送
風機1hは図示しないバッテリに接続され、バッテリの
電力によって駆動されるようになっている。
【0015】冷却器2は保冷庫本体1内の底面側に配置
され、その上方を前記仕切板1fによって覆われてい
る。冷却器2は、機械室1cの冷凍装置に接続された冷
媒管2aと、冷媒管2aに熱的に接触する蓄冷剤(図示
せず)とを備え、図3に示すように伝熱板2bの両側に
蓄冷剤を収容した蓄冷剤カバー2cを取付けてなる複数
の蓄冷部2dを互いに間隔をおいて配置している。即
ち、この冷却器では、冷媒管2aを流通する低温冷媒に
よって各蓄冷部2dの蓄冷剤を冷却するとともに、各蓄
冷部2dの周囲を流通する空気を冷却するようになって
いる。また、前記冷凍装置は外部電源(商用電源等)に
接続可能になっており、外部電源に接続されている間だ
け作動するようになっている。
【0016】ヒータ3は電熱線からなり、冷却器2の底
面側、前面側及び背面側に近接して配置されている。
【0017】また、前記保冷庫は、冷却器2の着霜を検
知する着霜検知装置を備えており、図3及び図4にその
構造を示す。即ち、同図に示す着霜検知装置10は、伝
熱性の検知装置本体11と、検知装置本体11に熱的に
接するように支持された第1の温度検出器12と、検知
装置本体11を支持するL字状の伝熱性の支持板13
と、支持板13に熱的に接触する第2の温度検出器14
と、冷却器2の空気流入側に配置された第3の温度検出
器15とからなり、検知装置本体11は支持板13の一
端側に固定され、支持板13の他端側は冷却器2の伝熱
板2bに固定されている。この場合、支持板13の他端
側には第2の温度検出器14が直接取付けられ、第2の
温度検出器14は冷却器2の周囲を流通する空気と接触
しないように蓄冷剤カバー2c内に配置されている。検
知装置本体11は貫通孔11aを有し、貫通孔11a内
には第1の温度検出器12を配設するとともに、検知装
置本体11は冷却器2の空気流通路中に配置されてい
る。即ち、第1の温度検出器12は冷却器2の周囲を流
通する空気の温度を検出し、第2の温度検出器14は冷
却器2の温度を検出するようになっている。また、第3
の温度検出器15は冷却器2に流入する空気の温度を検
出するようになっているが、冷却器2に流入する空気の
温度は庫内空気の温度とほぼ等しいため、第3の温度検
出器15は庫内温度を検出するものとする。
【0018】各温度検出器12,14,15はマイクロ
コンピュータからなる制御部16に接続され、制御部1
6には送風機1h、ヒータ3及び過着霜表示用の警告灯
17が接続されている。即ち、この制御部16は、第1
の温度検出器12の検出温度T1 と第2の温度検出器1
4の検出温度T2 との温度差と、第1の温度検出器12
の検出温度T1 と第3の温度検出器15の検出温度T3
との温度差とを比較することにより、着霜を検知するよ
うになっている。即ち、制御部16では、着霜の度合を
示す値(以下、P値という)を以下の式(1) によって算
出し、 P値=100×(T3 −T2 )/(T3 −T1 ) …(1) P値を所定の基準値P1 (冷凍モード)またはP2 (冷
蔵モード)と比較することにより、過着霜か否かを判別
するようになっている。
【0019】以上のように構成された保冷庫において
は、外部電源との接続によって冷凍回路の圧縮機1dを
駆動することにより、冷却器2が蓄冷される。その際、
送風機1hを作動することにより、庫内の空気が通風路
1g内の一端側に吸入され、冷却器2によって冷却され
た後、通風路1gの他端側から庫内の上部に吹出され、
庫内が冷却される。
【0020】この場合、冷凍モード及び冷蔵モードのう
ちの一方が選択され、冷凍モードの場合は庫内温度が所
定の設定温度(例えば−20℃)に維持されるように送
風機1hが作動する。また、冷蔵モードの場合は庫内温
度が所定の設定温度(例えば5℃)に維持されるように
送風機1hが所定時間(例えば1分間)ずつ断続的に作
動する。
【0021】ここで、制御部16による着霜動作につい
て、図7乃至図12を参照して説明する。
【0022】まず、図7のフローチャートに示すよう
に、冷凍モードに設定されている場合は(S1)、図8
に示す検知開始条件、即ち検出温度T2 (冷却器温度)
が所定温度範囲(例えば−25℃〜−39℃)であるこ
と、検出温度T3 (庫内温度)が所定温度範囲(例えば
−18℃〜−22℃)であること、圧縮機1dの作動、
送風機1hの作動及び扉1aの閉状態がそれぞれ所定時
間(例えば10分)以上継続していることを全て満たし
ている場合(S2)、着霜検知(P値の測定)を開始す
る(S3)。次に、図9に示す検知中止条件、即ち圧縮
機1dが停止した場合(外部電源との接続が解除された
場合等)、送風機1hが停止した場合、扉1aが開放さ
れた場合、冷凍モードから冷蔵モードに変更された場合
の何れにも該当しないときは(S4)、P値を基準値P
1 (例えば57)と比較する(S5)。その結果、P値
が基準値P1 以上の場合(第1の温度検出器12の検出
温度T1 が冷却器2の温度に近い状態)、所定時間t
(例えば2分)が経過していなければ(S6)、前記ス
テップS4に戻る。また、所定時間tが経過する前に、
前記ステップS5においてP値が基準値P1 よりも小さ
くなった場合は(第1の温度検出器12の検出温度T1
が庫内温度に近い状態)、過着霜を生じていないと判断
することができるので、この時点で着霜検知動作及びプ
ログラムを終了する。一方、前記ステップS5において
依然としてP値が基準値P1 以上であると判定され、前
記ステップS6において所定時間tが経過した場合は、
過着霜であると判断することができるので、警告灯17
を点灯し(S7)、プログラムを終了する。尚、前記動
作において、着霜検知を開始してから所定時間tが経過
する前に、ステップS4において前記検知中止条件の何
れか一つに該当した場合は、着霜検知動作を中止して前
記ステップS1に戻り、再度着霜検知を行う機会を与え
る。
【0023】次に、図10のフローチャートに示すよう
に、冷蔵モードに設定されている場合は(S10)、図
11に示す検知開始条件、即ち検出温度T2 (冷却器温
度)が所定温度範囲(例えば−25℃〜−39℃)であ
ること、検出温度T3 (庫内温度)が所定温度範囲(例
えば2℃〜15℃)であること、圧縮機1dの作動、送
風機1hの停止及び扉1aの閉状態がそれぞれ所定時間
(例えば10分)以上継続していることを全て満たして
いる場合(S11)、送風機1hを強制的に作動し(S
12)、着霜検知(P値の測定)を開始する(S1
3)。この場合、前記条件から着霜検知開始前は送風機
1hが所定時間以上停止していているので、庫内温度は
比較的高くなっている。次に、図12に示す検知中止条
件、即ち検出温度T3 (庫内温度)が所定温度(例えば
−2℃)以下になった場合、圧縮機1dが停止した場合
(外部電源との接続が解除された場合等)、扉1aが開
放された場合、冷凍モードから冷蔵モードに変更された
場合の何れにも該当しないときは(S14)、P値を基
準値P2 (例えば77)と比較する(S15)。その結
果、P値が基準値P2 以上の場合(第1の温度検出器1
2の検出温度T1 が冷却器2の温度に近い状態)、所定
時間tが経過していなければ(S16)、前記ステップ
S14に戻る。また、所定時間tが経過する前に、前記
ステップS15においてP値が基準値P2 よりも小さく
なった場合は(第1の温度検出器12の検出温度T1 が
庫内温度に近い状態)、過着霜を生じていないと判断す
ることができるので、送風機1hを停止し(S17)、
この時点で着霜検知動作及びプログラムを終了する。一
方、前記ステップS15において依然としてP値が基準
値P2 以上であると判定され、前記ステップS16にお
いて所定時間tが経過した場合は、過着霜であると判断
することができるので、警告灯17を点灯するとともに
(S18)、送風機1hを停止し(S17)、プログラ
ムを終了する。尚、前記動作において、着霜検知を開始
してから所定時間tが経過する前に、ステップS14に
おいて前記検知中止条件の何れか一つに該当した場合
は、送風機1hを停止し(S20)、着霜検知動作を中
止して前記ステップS1に戻り、再度着霜検知を行う機
会を与える。
【0024】尚、冷蔵モード運転中に着霜検知動作を行
うと庫内温度が設定温度よりも低下する場合が多いた
め、一回の冷蔵モード運転における前記着霜検知動作は
一回または数回のみ行うようにするのが好ましい。その
際、着霜検知動作が中止された場合は検知回数を計数し
ないようにする。
【0025】このように、本実施形態によれば、庫内冷
却動作における送風機1hの一回の作動時間が短い冷蔵
モードにおいて、送風機1hを所定時間tだけ強制的に
作動させ、送風機1hの作動している間に着霜検知を行
うようにしたので、第1の温度検出器12に十分に送風
して検出温度T1 を安定させた状態で着霜検知を行うこ
とができ、着霜検知を常に正確に行うことのできる。そ
の際、送風機1hが所定時間以上停止していたことを着
霜検知開始の条件とすることにより、送風機1hの停止
によって庫内温度が比較的高くなっている状態から送風
機1hを作動させて着霜検知を開始するようにしたの
で、着霜検知時の送風機1hの作動時間が通常の庫内冷
却動作よりも長い場合でも、過冷却による庫内収納物の
凍結を防止することができる。
【0026】また、万が一着霜検知時に庫内温度(検出
温度T3 )が所定温度以下になった場合は、着霜検知を
中止して送風機1hを停止するようにしたので、庫内空
気の温度が前記所定温度よりも低下することがなく、庫
内の過冷却をより確実に防止することができる。
【0027】更に、着霜検知開始条件として、冷却器温
度(検出温度T2 )及び庫内温度(検出温度T3 )の温
度範囲を所定の範囲に設定するようにしたので、着霜検
知を常に安定した状態から開始することができ、検知精
度の向上を図ることができる。
【0028】また、前記着霜検知動作における送風機1
hの作動時間tが経過する前に、着霜量を示すP値が所
定の基準値P2 以下であると判定された場合は、送風機
1hを停止させて着霜検知を終了するようにしたので、
着霜検知動作が必要以上に継続することがなく、通常の
庫内冷却動作に速やかに復帰することができる。
【0029】尚、前記実施形態の冷凍及び冷蔵モードに
ついてそれぞれ設定された着霜検知開始及び中止条件
は、着霜検知を行う場合の好ましい条件を例示したにす
ぎないものであり、これらの条件は任意に変更すること
が可能である。また、前記実施形態では過着霜が検知さ
れると警告灯17を点灯するようにしたが、警告灯17
の点灯と同時にヒータ3を作動して除霜を行うようにし
てもよいし、警告灯17の点灯後、ヒータ3を任意に作
動して除霜を行うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の保冷庫
によれば、温度検出器に十分に送風して検出温度を安定
させた状態で着霜検知を行うことができるので、着霜検
知を常に正確に行うことのできる。その際、着霜検知動
作によって送風機を作動させても庫内の過冷却を生ずる
ことがないので、庫内温度が冷蔵用に設定されている場
合には極めて有利である。
【0031】また、請求項2及び3の保冷庫によれば、
請求項1の効果に加え、着霜検知を常に安定した状態か
ら開始することができるので、検知精度の向上を図るこ
とができる。
【0032】また、請求項4の保冷庫によれば、請求項
1、2または3の効果に加え、着霜検知動作によって庫
内空気が所定温度よりも低下することがないので、庫内
の過冷却をより確実に防止することができる。
【0033】また、請求項5の保冷庫によれば、請求項
1、2、3または4の効果に加え、着霜検知動作が必要
以上に継続することがないので、通常の庫内冷却動作に
速やかに復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す保冷庫の全体斜
視図
【図2】保冷庫の側面断面図
【図3】着霜検知装置の平面図
【図4】図3におけるA−A線矢視方向断面図
【図5】制御系を示すブロック図
【図6】各検出温度の温度変化を示す図である。
【図7】冷凍モードにおける制御部の動作を示すフロー
チャート
【図8】冷凍モードにおける着霜検知開始条件を示す図
【図9】冷凍モードにおける着霜検知中止条件を示す図
【図10】冷蔵モードにおける制御部の動作を示すフロ
ーチャート
【図11】冷蔵モードにおける着霜検知開始条件を示す
【図12】冷蔵モードにおける着霜検知中止条件を示す
【符号の説明】
1…保冷庫本体、1h…送風機、2…冷却器、10…着
霜検知装置、12…第1の温度検出器、14…第2の温
度検出器、15…第3の温度検出器、16…制御部。
フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 LA09 LA14 MA02 MA04 MA12 NA03 NA16 NA19 NA22 PA01 PA02 PA03 PA04 3L046 AA02 BA01 CA06 FB02 FB06 GA04 GB01 JA09 JA14 LA02 LA23 MA01 MA02 MA03 MA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
    体と、保冷庫本体内に配置された冷却器と、保冷庫本体
    内の空気を冷却器を介して循環する送風機と、冷却器に
    熱的に接するように冷却器の表面から所定距離をおいて
    配置され、冷却器の表面に沿って流通する空気の温度を
    検出する着霜検知用温度検出器と、着霜検知用温度検出
    器の検出温度に基づいて冷却器の着霜を検知する着霜検
    知手段とを備えた保冷庫において、 少なくとも前記送風機が所定時間以上停止していたこと
    を着霜検知開始の条件とし、この条件を満たす場合に
    は、送風機を所定時間作動させ、送風機の作動している
    間に前記着霜検知手段による着霜検知を行う制御手段を
    備えたことを特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 前記着霜検知開始条件は冷却器の温度が
    所定範囲内の温度であることを含むことを特徴とする請
    求項1記載の保冷庫。
  3. 【請求項3】 前記着霜検知開始条件は庫内空気の温度
    が所定範囲内の温度であることを含むことを特徴とする
    請求項1または2記載の保冷庫。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記着霜検知動作にお
    ける送風機の作動時間が経過する前に、庫内空気の温度
    が所定温度以下になった場合は送風機を停止させる動作
    を含むことを特徴とする請求項1、2または3記載の保
    冷庫。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記着霜検知動作にお
    ける送風機の作動時間が経過する前に、着霜検知手段に
    よって着霜量が所定の基準値以下であると判定された場
    合は送風機を停止させる動作を含むことを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の保冷庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019031619A1 (ko) * 2017-08-06 2019-02-14 김명회 냉각고 및 그의 제어 방법 {cooling box and method for controlling the same}

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