JP2001157321A - 住宅用分電盤 - Google Patents

住宅用分電盤

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JP2001157321A
JP2001157321A JP33070999A JP33070999A JP2001157321A JP 2001157321 A JP2001157321 A JP 2001157321A JP 33070999 A JP33070999 A JP 33070999A JP 33070999 A JP33070999 A JP 33070999A JP 2001157321 A JP2001157321 A JP 2001157321A
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Takeshi Yano
剛 矢野
Hirokazu Shin
広和 進
Masao Kubo
雅勇 久保
Toshiyuki Etsuno
俊幸 越野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品の共通化が図れるとともに電流制限器の取
替作業が容易な住宅用分電盤を提供する。 【解決手段】ボディ10内には、主幹開閉器3及び複数
の分岐開閉器2が配設された第1の取付部材、第1の取
付部材の一端側が取着される取付台77、第2取付部材
たる木板120が取り付けられた木板取付台88などが
収納されている。取付台77と木板取付台88とで、第
1取付部材及び第2取付部材の突き合わせ端面側が各々
独立する形でボディ10に着脱自在に取着される中間取
付部を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、アパート、
店舗等に使用される住宅用分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅用分電盤として、図14
に示すように主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器2が配
設された取付部材140に、電流制限器(図示せず)を
配設する木板120を取着し、取付部材140の左右両
側をボディ10の両側の側板に取着したものが提案され
ている(特開平10−108315号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した住宅用分電盤
にあっては、主幹開閉器3や分岐開閉器2が配設された
取付部材140に電流制限器を配設するための木板12
0が取着されているので、取付部材140に主幹開閉器
3及び分岐開閉器2の最低限必要な機器のみを配設する
場合には、木板120の取付スペースを省いてボディ1
0自体の小型化を図った専用の取付部材140を作製す
る必要があり、部品の共通化が図れないという不具合が
あった。
【0004】また、木板120に電流制限器を取着した
状態では、木板120を取着するねじが電流制限器によ
って隠れてしまい、電流制限器を木板120から外した
状態でなければ木板120を取付部材140から外すこ
とができず、電流制限器を取り替えるときには、建物の
壁面にボディ10が取着された状態で行ったり、ボディ
10から取付部材140を外して行ったりする必要があ
り、電流制限器を取り替える作業が煩わしいという不具
合があった。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、部品の共通化が図れるとともに電流
制限器の取替作業が容易な住宅用分電盤を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、主幹開閉器及び複数の分岐開閉
器が配設された第1取付部材と、主幹開閉器における分
岐開閉器が配設される側とは逆側に配設される電流制限
器が取着されるとともに第1取付部材に並設される第2
取付部材と、第1取付部材及び第2取付部材が取着され
るボディと、ボディに取着されるとともに第1取付部材
及び第2取付部材の突き合わせ端面側が各々独立する形
で着脱自在に取着される中間取付部とを備えてなること
を特徴とするものであり、第1取付部材及び第2取付部
材を備えていることにより、分電盤として最低限必要な
主幹開閉器及び分岐開閉器と必要に応じて配設される電
流制限器とを分離してボディに取着することができ、第
1取付部材の共通化が図れる。また、ボディに取着され
るとともに第1取付部材及び第2取付部材の突き合わせ
端面側が各々独立する形で着脱自在に取着される中間取
付部を備えていることにより、第1取付部材をボディに
取り付けた状態で第2取付部材をボディに取り付けるこ
とができるので、第2取付部材のみをボディから取り外
した状態で電流制限器を取り替えることができ、電流制
限器の取替作業が容易となる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記中間取付部は、第1取付部材及び第2取付部材
が各々独立して取着される2つの取付台から構成されて
いるので、第1取付部材及び第2取付部材等を各々取付
台ごとにボディから取り外すことができ、第1取付部材
や第2取付部材を取付台ごと取り替える作業が容易とな
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記中間取付部は、第1取付部材及び第2取付部材
の両方が取着される1つの取付台から構成されているの
で、第1取付部材及び第2取付部材の両方が1つの取付
台に取着されることにより、部品点数を少なくすること
ができ、これらの部品をボディに取り付ける作業が容易
になる。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記取付台に、第1取付部材と第2取付部材との一
方をねじを用いて取着するためのねじ孔を設けるととも
に、他方の一部を差込んで取着する差込孔を設けている
ので、第1取付部材と第2取付部材とのうちの一つをね
じを用いることなしに取付台に取着することができ、取
付作業が容易になる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ボディの底板に1つの電線挿通
孔が形成され、該電線挿通孔を、第1取付部材及び第2
取付部材をボディに取着した状態で第1取付部材と第2
取付部材との並設方向において第1取付部材及び第2取
付部材それぞれの一端に該電線挿通孔の内周縁が略一致
し且つ底板を含む面内で前記並設方向に直交する方向に
おいて該電線挿通孔の内周縁と各取付部材との間に電線
導体を挿通可能な開口が形成される大きさに形成してあ
るので、ボディの後面側から電線導体を挿通させやす
く、電線導体の引き回しが容易になり、第1取付部材及
び第2取付部材に配設された各機器への電線導体の接続
作業が容易となり、また、放熱効果を向上させることが
できる。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記底板において前記電線挿通孔の周縁から前方に
突設されたリブを備えるので、電線が電線挿通孔の周縁
に当接した際に電線の被服が破れるのを防止することが
でき、また、電線挿通孔の周縁の厚みが底板の他の部位
よりも厚くなるから、比較的大きな電線挿通孔を形成し
ながらもボディの剛性を高めることができる。
【0012】請求項7の発明は、請求項5又は請求項6
の発明において、前記電線挿通孔は四角形状に形成さ
れ、電線挿通孔の周縁のうち前記底板を含む面内で前記
並設方向に直交する方向の両側の各周縁に、中間取付部
を取着するためのねじ挿通孔が前記底板を含む面内で前
記並設方向に平行な方向に複数個並設されているので、
第1取付部材及び第2取付部材の並設方向における長さ
に応じた位置のねじ挿通孔に中間取付部を取り付けて該
中間取付部に第1取付部材及び第2取付部材を取着する
ことができ、第1取付部材及び第2取付部材の並設方向
の全体の長さを同一として、前記並設方向における第1
取付部材及び第2取付部材の各々の長さを変更でき、ボ
ディの共通化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の一
実施形態を図1ないし図10を参照しながら説明する。
【0014】本実施形態の住宅用分電盤は、図1ないし
図3に示すように、矩形枠状に形成され底板10aの外
周縁の全周にわたって周壁10bが前方に突設された形
状に形成されたボディ10と、ボディ10の前面側に結
合されるカバー11とで筐体が構成される。
【0015】なお、カバー11には、開閉自在な外蓋8
4が設けられるとともに、外蓋84を開いた状態で回路
遮断器よりなる主幹開閉器3の一部を露出させる窓孔8
5、回路遮断器よりなる分岐開閉器2の一部を露出させ
る窓孔82、回路遮断器よりなる一次送り開閉器90の
操作部Hを露出させる窓孔86などが形成された中蓋8
3が設けられている。
【0016】ボディ10内には、主幹開閉器3及び複数
の分岐開閉器2が配設された第1の取付部材、第1の取
付部材の一端側が取着される取付台77、第2取付部材
たる木板120が取り付けられた木板取付台88などが
収納されている。ここに、取付台77と木板取付台88
とで、第1取付部材及び第2取付部材の突き合わせ端面
側が各々独立する形でボディ10に着脱自在に取着され
る中間取付部を構成している。なお、分岐開閉器2は主
幹開閉器3の二次側(出力側)に入力側が電気的に接続
されている。一次送り開閉器90は、各需要家内に設け
られた火災報知器や消火設備等の非常用機器への電源を
確保するできるように設けた非常電源系に挿入されるも
のであり、入力側が主幹開閉器3の一次側(電源側)に
送り線104,105などを介して電気的に接続されて
いる。
【0017】ここに、分岐開閉器2は、図3に示すよう
に、ボディ10内において、上下2列に配設され、各列
には6台が並設される。これらの上下2列間には後述の
3つの導電バー31,32,33が分岐開閉器2の並設
方向に延長するように配置される。なお、上列の分岐開
閉器2は上側に出力端子が位置し、下列の分岐開閉器2
は下側に出力端子が位置する。
【0018】ところで、主幹開閉器3及び複数の分岐開
閉器2が配設されるた第1取付部材は、ボディ10に取
り付けられる。この第1取付部材は、図7ないし図10
に示すように、両側縁が図7において上方向に折り曲げ
られた鉄板からなりボディ10内で図3における上下に
間隔をあけて横方向に並行配設される2つの基台4,4
と、これら基台4,4間に橋絡するように配設される鉄
板製の取付ベース5と、基台4,4間の間隙に対応する
ように凹ませた取付ベース5の中央凹部5b内に配設さ
れる樹脂製の導電バー用取付ベース6と、この導電バー
用取付ベース6の上と基台4上に被るように夫々配置さ
れた取付ベース5の側片5aとに亙るように配設される
分岐開閉器固定用の樹脂製の固定ベース7と、基台4,
4の一端部に側端部が固定されて側方に配置される鉄板
製の主幹開閉器用固定ベース8とから成る。
【0019】取付ベース5は図7に示すように中央凹部
5bをボディ10方向に凹ませ、この中央凹部5bの両
側より側方に延長した各側片5aを基台4の両側の折り
曲げ片4aの端面上に載せ、各側片5aに設けた挿通孔
14を介して固定ねじ15を基台4側のねじ孔16に締
結することで両側の基台4,4間に橋絡するように固定
され、中央部5bは基台4,4間に嵌まることになる。
【0020】導電バー用取付ベース6は上記中央凹部5
b内に配置されるもので、中央凹部5bの両側に穿孔さ
れた係止孔59に係合する係止爪60を突出させてあっ
て、係止爪60を係止孔59に係止させることで位置決
めされる。また、各導電バー用取付ベース6の一端側に
は夫々中性極Nの導電バー31を支持するための支持ポ
スト13を一体突設してある。
【0021】導電バー31は、図8及び図9に示すよう
に、両端部に形成した取付片31aに穿設した挿通孔3
1bを介して固定ねじ37を支持ポスト13の上端部の
凹部34に収納固定されるナット(図示せず)に締結す
ることで支持ポスト13,13間に橋絡配置される。
【0022】また支持ポスト13,13間を結ぶ中央部
の両側の平面部がL1,L2の電圧極の導電バー32,
33を配置する配置部位となり、これらの配置部位の側
方の上面には固定ベース7を支持するピン19を所定間
隔で両端方向に一体立設してある。
【0023】また支持ポスト13,13間には導電バー
32,33から一体に延長形成された一対の脚片20,
21ごとに分離する分離壁22と、脚片20,21の基
部28を沿わせるリブ23とを突設してある。なお、こ
の脚片20とこの脚片21とが夫々分岐開閉器2の一端
側に設けた後述する電圧極用端子接続部に差し込み接続
される分岐開閉器接続部を構成する。
【0024】導電バー32,33は固定ベース7が配設
される前に、導電バー用取付ベース6上の夫々の配置部
位に配置固定される。
【0025】導電バー32,33は同一形状に形成され
ており、対称配置されるようになっているもので、両端
には固定ねじ24を挿通する挿通孔25が設けられ、固
定ねじ24を挿通孔25を介して、導電バー用取付ベー
ス6の凹部26内に配置されるナット(図示せず)に締
結することで固持されるようになっている。
【0026】固定ベース7は導電バー32,33を導電
バー用取付ベース6に配設した後に導電バー用取付ベー
ス6と取付ベース5の側片5a上に亙るよう配設され
る。この際固定ベース7の裏面より突出形成している係
止爪29を側片5aに形成している係止孔30に挿入係
止して固定ベース7は固定される。
【0027】この固定ベース7の上面には分岐開閉器2
の器体の両側面を挟み込むようにして位置決めをする位
置決め突起35と、図6に示すように上記電圧極用端子
接続部を設けた一端部とは反対側の器体の他端部の両側
面の下部に側方と下端とが開口した逆L状の凹所36に
該凹所36の下面開口より挿入され、分岐開閉器2の移
動により水平片により構成される引掛部39を凹所36
の横凹部により形成される被引掛部53に挿入して引掛
部39の下面に形成した凹み嵌合部39aに被引掛部5
3の底部に形成した凸嵌合部53aを嵌合して引掛係止
する逆L状の突起54とを配列する分岐開閉器2数に対
応して一体に突設してある。
【0028】主幹開閉器用固定ベース8は基台4,4の
一端部に一側部より突出させた固定片40を固定ねじ6
1で基台4,4の端部に固定し、他側部より突出させた
取付片40’を固定ねじ61’でボディ10に固定する
ことでボディ10内に配設され、その上面には主幹開閉
器3を螺子固定する。
【0029】主幹開閉器3の負荷側端子はL1、L2の
電圧極及び中性極Nの導電バー44、45及び46を介
して各導電バー32,33及び31に接続される。この
接続は主幹開閉器3側の各導電バー32,33、31の
端部に各導電バー44、45,46の端部を重ねて固定
ねじ24,24,37により固定されることで行われ
る。
【0030】また支持ポスト13,13間に橋絡配設さ
れた導電バー31の上面には、両側に配置される分岐開
閉器2の上面に臨む弾性突出片47を有した係止部材4
8(図6および図9参照)を取着してある。
【0031】この係止部材48は合成樹脂成形品からな
り、両側の夫々3台の分岐開閉器2に対応するもので、
導電バー31には2組配置されるようになっており、各
係止部材48は導電バー31に穿設してある丸孔56に
圧入される突起(図示せず)を下面に一体突設し、夫々
揺動自在に一端が連結片により支持された弾性突出片4
7(図6参照)を両側に3つずつ一体形成しある。そし
て、導電バー31に取り付けられた時に、夫々の弾性突
出片47の先端部が正規位置に配置される分岐開閉器2
の内側位置の上面に臨むように突出するようになってお
り、夫々の先端部両側には分岐開閉器2の内側位置の上
面に並設した2つの突起状の被係止部57に係止する係
止部58を側方に突出形成してある。
【0032】分岐開閉器2は以上のように構成される第
1取付部材がボディ10に取り付けられた状態において
固定ベース7上に固定配設されるのである。
【0033】ここで本実施形態に用いられる分岐開閉器
2は内部に2極の開閉機構部を内蔵するもので、図6に
示すように器体の一端部側に上、中、下の三段(図6に
おける右側が上段で左側が下段)に導電バーの分岐開閉
器接続部が挿入される導電バー差し込み口41,42,
43を開口しており、上段の導電バー差し込み口41の
高さ位置は固定ベース7に配設したときに丁度最上段の
導電バー31の高さ位置に対応し、また中段の導電バー
差し込み口42は導電バー32或いは33の脚片21の
高さ位置に対応し、更に下段の導電バー差し込み口43
は、導電バー32或いは33の脚片20の高さ位置に対
応している。
【0034】そして本例では上段の導電バー差し込み口
41内には図6に示すように中性極Nの導電バー33側
縁からなる分岐開閉器接続部を差し込み接続する端子接
続部たる受け刃51を配置し、中段及び下段の何れかの
導電バー差し込み口42、43の一方にL1或いはL2
の電圧極の導電バー32,33の分岐開閉器接続部21
或いは20を差し込む受け刃52を配設し、他方を受け
刃が配設されていない収納部としている。なお、電圧極
に対応する受け刃52は導電バー差し込み口42或いは
43の何れかの位置へ移動させることできるようになっ
ており、上下二列に配列される分岐開閉器2群におい
て、負荷バランスをとるように接続するL1及びL2の
電圧極を容易に選択できるようになっている。
【0035】而して分岐開閉器2を固定ベース7に配設
固定するに当たっては、分岐開閉器2を配設したい位置
の固定ベース7上の一対の突起35,35間に導電バー
差し込み口側の一端部の器体下部を嵌めるとともに、他
端部側の器体両側側面の凹所36の下部開口より突起5
4を凹所36内に嵌めて固定ベース7上に載置し(この
時、係止部材48の対応する弾性突出片47の先端部が
分岐開閉器2の上面に臨む)、この状態で分岐開閉器2
を導電バー配置位置方向に直線移動させると、導電バー
差し込み口41に中性極Nの導電バー31の側縁たる分
岐開閉器接続部が挿入されて受け刃51の開口に臨み、
また中段の導電バー差し込み口42にはL1或いはL2
の電圧極の導電バー31或いは32の脚片21が挿入さ
れ、さらに下段の導電バー差し込み口43にはL2或い
はL1の電圧極の導電バー32或いは31の脚片20が
挿入されることになり、導電バー差し込み口43内に配
置されている受け刃52に脚片20が臨むことになる。
【0036】一方、分岐開閉器2の直線移動に伴って係
止部材48の対応する弾性突出片47の係止部58下面
の傾斜面58aが回路遮断器2の上面に形成した被係止
部57の傾斜面57aに当接し、この状態からさらに分
岐開閉器2を移動させると弾性突出片47の弾性変形を
伴いながら係止部58の傾斜面58aが被係止部57の
傾斜面57a上をスライドしながら乗り上げて、やがて
被係止部57を乗り越えることになり、弾性突出片47
が弾性で元に戻る。従って分岐開閉器2の被係止部57
が係止部58に係止されることになる。これにより分岐
開閉器2が外側方向(受け刃から導電バーが引き抜かれ
る方向)へ移動するのを規制する。一方、凹所36に下
方から嵌まった突起54に設けられた引掛部39は分岐
開閉器2の移動に伴って被引掛部53内に挿入され、や
がて引掛部39の下面に設けた嵌合凹部39aが被引掛
部53の下面に設けた嵌合凸部53aに凹凸嵌合するこ
とになる。この凹凸嵌合時に所謂クリック感が作業者に
与えられ、分岐開閉器2が定位置、つまり受け刃51,
52に導電バー31、32或いは33の分岐開閉器接続
部が完全に差し込まれた位置に移動したことを作業者に
分からしめ、結果受け刃51,52に対する分岐開閉器
接続部の差し込み量のばらつきを抑えることができるの
である。そして被引掛部53と引掛部39との凹凸嵌合
により、分岐開閉器2の上方向、つまり固定ベース7の
面に対して垂直方向への移動を規制する。また引掛部3
9及び突起54は凹所36及び被引掛部53内に納まる
ため、隣接配置する分岐開閉器2との間の隙間を少なく
することができる。
【0037】このようにして簡単に分岐開閉器2を分電
盤の筐体内の固定ベース7上に取り付け且つ電気的に接
続することができることになる。
【0038】また、主幹開閉器用固定ベース8には、一
次送り開閉器90が配設される取付具64が固定ねじ6
7を用いて取着される。取付具64は、固定ベース8に
向かう側に折曲された折曲片64aを有する鉄板よりな
り、主幹開閉器3側に位置する折曲片64aからは上記
固定ねじ67が挿通される挿通孔66が穿孔された固定
片64bが延設されている。一方、固定ベース8には、
上記固定ねじ67の先端部が挿通される挿通孔130が
設けられている。また、取付具64には、一次送り開閉
器90の両側面にそれぞれ当接して一次送り開閉器90
の図3における左右方向の位置決めを行う位置決め片6
5が一体に突設してある。
【0039】さらに、取付具64の一端からは一次送り
開閉器90の器体の一端面の下部に形成された引掛孔9
4に引掛ける引掛爪68が一体に突設してあり、さらに
取付具64の他端側には主幹開閉器3と一次送り開閉器
90とを電気的に接続する接続変換装置の端子台110
を固定ねじ112を用いて固定するために上記固定ねじ
112が挿通される挿通孔69が形成されている。ここ
に、端子台110には、上記固定ねじ112が挿通され
る挿通孔111a,111aが夫々形成された取付片1
11,111’が突設してあり、さらに、主幹開閉器3
からの送り線104,105(図3参照)がそれぞれ接
続されるとともに一次送り開閉器90に電気的に接続さ
れる一対の接続端子が設けられている。この一方の接続
端子は、送り線105を接続する端子ねじ106が螺合
するねじ孔(図示せず)が形成されたねじ接続部107
と、一次送り開閉器90の器体の他端部側に開口された
差込口91,92にそれぞれ差し込まれる差込刃10
1,102とが連続一体に形成されている。他方の接続
端子は、送り線104を接続する端子ねじ106が螺合
するねじ孔(図示せず)が形成されたねじ接続部109
と、一次送り開閉器90の器体の他端部側に開口された
差込口103に差し込まれる差込刃103とが連続一体
に形成されている。要するに、図10における上段の差
込口91の高さ位置は一次送り開閉器90及び端子台1
10を取付具64に配設したときに丁度最上段の差込刃
101の高さ位置に対応し、また中段の差込口92は差
込刃102の高さ位置に対応し、更に下段の差込口93
は、差込刃103の高さ位置に対応している。
【0040】そして本例では上段及び中段のいずれかの
差込口91,92内の一方に受け刃(図示せず)を配置
し、他方を受け刃が配設されていない収納部としてい
る。また、下段の差込口93内には受け刃(図示せず)
が配置されている。
【0041】而して一次送り開閉器90を取付具64に
配設固定するに当たっては、一次送り開閉器90の器体
の取付具64の一対の位置決め片65で一次送り開閉器
90の器体の一端面の下部に形成された引掛孔94に取
付具64の引掛爪68を引掛けて器体の両側面をそれぞ
れ位置決め片65に当接させた状態で、端子台110か
ら突出した差込刃101,102,103それぞれを対
応する差込口91,92,93に差し込んだ後、端子台
110を上記固定ねじ112により取付具64に固定す
ることで、一次送り開閉器90及び端子台110が取付
具64に対して固定されることになる。
【0042】取付台77は、上端部及び下端部それぞれ
に突設した各取付片98に設けた取付穴98aを介して
固定ねじ100を底板10aのねじ挿通孔72に締結す
ることで固定される。一方、第1取付部材の他端側は、
上記固定片40’に形成された取付孔50’の溝部に固
定ねじ61’を挿通させ取付台40の前面に形成された
挿通孔97に固定ねじ61’を締結することで取付台7
7に取着される。なお、取付台40のうち上方に位置す
る挿通孔97の下方の位置には取付孔50’の大径部に
嵌合する嵌合突起99が突設されている。
【0043】また、木板取付台88は、上端部及び下端
部それぞれに突設した各取付片114に設けた取付穴1
14aを介して固定ねじ79を底板10aのねじ挿通孔
72に締結することで固定される。一方、図3における
木板取付台88の左端の側面からは木板取付台88を固
定ねじ89を用いてボディ10に取着するための取付溝
88bが形成された取付片88aが一体に突設されてい
る。したがって、固定ねじ89を取付溝88bを介して
底板10aから前方に突設された支持台63に螺入する
ことで木板取付台88の一端側をボディ10に取着する
ことができるのである。
【0044】ところで、ボディ10の底板10aの中央
部には四角形状(矩形状)に開口した電線挿通孔70が
形成されている。また、底板10aには左右2個ずつの
取付部たる支持台75,75が前方に突設されている。
上側に位置する各支持台75の周囲にはそれぞれ断面L
字状であって矩形領域の角部をなすように配列されたガ
イド壁74が形成され、下側に位置する各支持台75の
周囲にはそれぞれ断面L字状であって矩形領域の角部を
なすように配列されたガイド壁73が形成されている。
上側の支持台75には下方に隣接して底板10aからの
突出寸法が支持台75よりもやや大きい抜け止めボス6
2が形成されている。また、下側の支持台75の周囲に
設けたガイド壁73の前端側には下半分程度の受け片7
3aが連続一体に形成されている。ここに、底板10a
から受け片73aまでの距離は底板10aから支持台7
5の先端面までの距離よりもやや大きく設定されてい
る。
【0045】また、底板10aにおける電線挿通孔70
の周縁には全周にわたって前方に突出するリブ71が形
成されており、このリブ71によって電線挿通孔70の
周部が補強されている。
【0046】ボディ10に形成した図3における右側の
支持台75には、第1取付部材の一端側が取り付けられ
る。ここに、第1取付部材の各基台4,4の一端部が図
1における右側の各支持台75,75に載置されるとと
もに、支持台75,75に螺入される取付ねじ12を用
いてボディ10に固定される。ここに、各基台4,4の
一端部には、取付ねじ12の頭部の直径よりも大きい丸
孔状の大径部の上縁の一部に取付ねじ12の直径よりも
幅狭の溝部が連続する鍵穴状に形成された取付孔9が形
成されている。したがって、取付ねじ12を支持台75
に緩く螺入した状態で、取付ねじ12の頭部に取付孔9
の大径部を通し、取付ねじ12の頭部を溝部に対応する
部位までスライドさせた後に取付ねじ12を締め付ける
ことによって基台4をボディ10に対して固定するよう
になっている。また、上述のように支持台75,75の
周囲にはガイド壁74,73が形成されているから、第
1取付部材の取付部材の取付位置をガイド壁74,73
に合わせることで位置決めが容易にでき、その上、下側
のガイド壁73には受け片73aが形成されているか
ら、取付孔9の溝部に取付ねじ12を挿入した状態で
は、取付孔9の大径部に抜け止めボス62が挿入される
ように抜け止めボス62の位置が設定されている。
【0047】要するに、本実施形態においては、第1取
付部材の左右方向の一端側を取付部に取着するととも
に、第1取付部材の他端側を取付台77に取着すること
により第1取付部材を固定でき、第1取付部材の左右方
向の長さに応じて取付台77を取り付けることで取付部
材の左右方向の長さが異なる第1取付部材であってもボ
ディ10を共通化することができ、低コストが図れると
ともに部品管理が容易になる。また、ねじ取付孔72
は、分岐開閉器2の並設方向における分岐開閉器2の幅
寸法に対応する間隔で左右方向に並設されているので、
第1取付部材の左右方向の長さを並設する分岐開閉器2
の数に応じて作製することが可能となり、第1取付部材
の作製作業が容易となる。
【0048】以上説明した本実施形態の住宅用分電盤で
は、第1取付部材及び第2取付部材を備えていることに
より、分電盤として最低限必要な主幹開閉器3及び分岐
開閉器2と必要に応じて配設される電流制限器とを分離
してボディ10に取着することができ、第1取付部材の
共通化が図れる。また、第1取付部材及び第2取付部材
の突き合わせ端面側が各々独立する形でボディ10に着
脱自在に取着される中間取付部を備えていることによ
り、第1取付部材をボディ10に取り付けた状態で第2
取付部材をボディ10に取り付けることができるので、
第2取付部材のみをボディ10から取り外した状態で電
流制限器を取り替えることができ、電流制限器の取替作
業が容易となる。ここに、本実施形態では、中間取付部
を、第1取付部材及び第2取付部材が各々独立して取着
される2つの取付台から構成しているので、第1取付部
材及び第2取付部材等を各々取付台ごとにボディ10か
ら取り外すことができ、第1取付部材や第2取付部材を
取付台ごと取り替える作業が容易となる。
【0049】また、電線挿通孔70が、ボディ10に第
1取付部材及び第2取付部材が取り付けられた状態で電
線挿通孔70の内周縁と各分岐開閉器2の出力端子との
間に電線を挿通可能な開口が形成され且つ第1取付部材
の右側端と第2取付部材の左側端とがそれぞれ電線挿通
孔70の周縁に略一致するような大きさに形成されてい
るので、ボディ10の後面側からボディ10内への電線
導体76(図5参照)の挿通作業が容易となって、第1
取付部材及び第2取付部材に配設された各機器への電線
導体76の接続作業が容易となり、また、放熱効果を向
上させることができる。しかも、底板10aにおいて電
線挿通孔70の周縁から前方に突設されたリブ71を備
えているので、電線導体76が電線挿通孔70の周縁に
当接した際に電線導体76の被服が破れるのを防止する
ことができ、また、電線挿通孔70の周縁の厚みが他の
部位よりも厚くなるから、比較的大きな電線挿通孔70
を形成しながらもボディの剛性を高めることができる。
なお、図5中の電線導体76は分岐開閉器2の出力端子
に接続されている。
【0050】さらに、第1取付部材及び第2取付部材が
底板10aよりも前面側に突出した状態でボディ10に
取り付けられるから、電線導体を予め電線挿通孔70を
通してボディ10内に挿通した状態で電線導体の挿通位
置によらず第1取付部材及び第2取付部材をボディに取
り付けることがができ、取付作業が容易になる。
【0051】また、電線挿通孔70が四角形状に形成さ
れ、電線挿通孔70の周縁にねじ挿通孔72が左右方向
に並設されているので、第1取付部材及び第2取付部材
の並設方向における長さに応じた位置のねじ挿通孔72
に中間取付部を取り付けて該中間取付部に第1取付部材
及び第2取付部材を取着することができ、第1取付部材
及び第2取付部材の並設方向の全体の長さを同一とし
て、前記並設方向における第1取付部材及び第2取付部
材の各々の長さを変更でき、ボディ10の共通化を図る
ことができる。
【0052】(実施形態2)本実施形態の住宅用分電盤
の基本構成は実施形態1と略同じであって、図11ない
し図13に示すように、木板取付台88が取付台77に
着脱自在に取着される点が相違する。ここに、本実施形
態では、中間取付部が取付台70により構成されてい
る。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0053】本実施形態では、取付台77において図1
2における左側の側面には図13に示すように木板取付
台88の右側の側面から突設された引掛突起95が挿入
される2つの引掛孔96が形成されている。木板取付台
88を取付台40に取着するには、引掛突起95を引掛
孔96の幅広部96aから挿入し木板取付台88を図1
3における下方に移動させる引掛突起95を引掛孔96
の幅細部96bの開口周縁に重複させることで引掛係止
すればよい。
【0054】而して、本実施形態では、前記中間取付部
を、第1取付部材及び第2取付部材の両方が取着される
1つの取付台77から構成しているので、第1取付部材
及び第2取付部材の両方が1つの取付台77に取着され
ることにより、部品点数を少なくすることができ、これ
らの部品をボディ10に取り付ける作業が容易になる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明は、主幹開閉器及び複数
の分岐開閉器が配設された第1取付部材と、主幹開閉器
における分岐開閉器が配設される側とは逆側に配設され
る電流制限器が取着されるとともに第1取付部材に並設
される第2取付部材と、第1取付部材及び第2取付部材
が取着されるボディと、ボディに取着されるとともに第
1取付部材及び第2取付部材の突き合わせ端面側が各々
独立する形で着脱自在に取着される中間取付部とを備え
てなるものであり、第1取付部材及び第2取付部材を備
えていることにより、分電盤として最低限必要な主幹開
閉器及び分岐開閉器と必要に応じて配設される電流制限
器とを分離してボディに取着することができ、第1取付
部材の共通化が図れるという効果がある。また、ボディ
に取着されるとともに第1取付部材及び第2取付部材の
突き合わせ端面側が各々独立する形で着脱自在に取着さ
れる中間取付部を備えていることにより、第1取付部材
をボディに取り付けた状態で第2取付部材をボディに取
り付けることができるので、第2取付部材のみをボディ
から取り外した状態で電流制限器を取り替えることがで
き、電流制限器の取替作業が容易となるという効果があ
る。
【0056】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記中間取付部は、第1取付部材及び第2取付部材
が各々独立して取着される2つの取付台から構成されて
いるので、第1取付部材及び第2取付部材等を各々取付
台ごとにボディから取り外すことができ、第1取付部材
や第2取付部材を取付台ごと取り替える作業が容易とな
るという効果がある。
【0057】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記中間取付部は、第1取付部材及び第2取付部材
の両方が取着される1つの取付台から構成されているの
で、第1取付部材及び第2取付部材の両方が1つの取付
台に取着されることにより、部品点数を少なくすること
ができ、これらの部品をボディに取り付ける作業が容易
になるという効果がある。
【0058】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記取付台に、第1取付部材と第2取付部材との一
方をねじを用いて取着するためのねじ孔を設けるととも
に、他方の一部を差込んで取着する差込孔を設けている
ので、第1取付部材と第2取付部材とのうちの一つをね
じを用いることなしに取付台に取着することができ、取
付作業が容易になるという効果がある。
【0059】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ボディの底板に1つの電線挿通
孔が形成され、該電線挿通孔を、第1取付部材及び第2
取付部材をボディに取着した状態で第1取付部材と第2
取付部材との並設方向において第1取付部材及び第2取
付部材それぞれの一端に該電線挿通孔の内周縁が略一致
し且つ底板を含む面内で前記並設方向に直交する方向に
おいて該電線挿通孔の内周縁と各取付部材との間に電線
導体を挿通可能な開口が形成される大きさに形成してあ
るので、ボディの後面側から電線導体を挿通させやす
く、電線導体の引き回しが容易になり、第1取付部材及
び第2取付部材に配設された各機器への電線導体の接続
作業が容易となるという効果があり、また、放熱効果を
向上させることができるという効果がある。
【0060】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記底板において前記電線挿通孔の周縁から前方に
突設されたリブを備えるので、電線が電線挿通孔の周縁
に当接した際に電線の被服が破れるのを防止することが
できるという効果があり、また、電線挿通孔の周縁の厚
みが底板の他の部位よりも厚くなるから、比較的大きな
電線挿通孔を形成しながらもボディの剛性を高めること
ができるという効果がある。
【0061】請求項7の発明は、請求項5又は請求項6
の発明において、前記電線挿通孔は四角形状に形成さ
れ、電線挿通孔の周縁のうち前記底板を含む面内で前記
並設方向に直交する方向の両側の各周縁に、中間取付部
を取着するためのねじ挿通孔が前記底板を含む面内で前
記並設方向に平行な方向に複数個並設されているので、
第1取付部材及び第2取付部材の並設方向における長さ
に応じた位置のねじ挿通孔に中間取付部を取り付けて該
中間取付部に第1取付部材及び第2取付部材を取着する
ことができ、第1取付部材及び第2取付部材の並設方向
の全体の長さを同一として、前記並設方向における第1
取付部材及び第2取付部材の各々の長さを変更でき、ボ
ディの共通化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の外扉を開いた状態の一部破断正面図であ
る。
【図3】同上のカバーを取り外した状態の正面図であ
る。
【図4】同上の側断面図である。
【図5】同上の側断面図である。
【図6】同上の要部拡大断面図である。
【図7】同上の要部分解斜視図である。
【図8】同上の要部分解斜視図である。
【図9】同上の要部分解斜視図である。
【図10】同上の要部分解斜視図である。
【図11】実施形態2を示す分解斜視図である。
【図12】同上のカバーを取り外した状態の正面図であ
る。
【図13】同上の要部分解斜視図である。
【図14】従来例を示す要部正面図である。
【符号の説明】
2 分岐開閉器 3 主幹開閉器 10 ボディ 77 取付台 88 木板取付台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 雅勇 石川県鹿島郡鳥屋町字春木ラ部55番地 肥 田電器株式会社内 (72)発明者 越野 俊幸 石川県鹿島郡鳥屋町字春木ラ部55番地 肥 田電器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹開閉器及び複数の分岐開閉器が配設
    された第1取付部材と、主幹開閉器における分岐開閉器
    が配設される側とは逆側に配設される電流制限器が取着
    されるとともに第1取付部材に並設される第2取付部材
    と、第1取付部材及び第2取付部材が取着されるボディ
    と、ボディに取着されるとともに第1取付部材及び第2
    取付部材の突き合わせ端面側が各々独立する形で着脱自
    在に取着される中間取付部とを備えてなることを特徴と
    する住宅用分電盤。
  2. 【請求項2】 前記中間取付部は、第1取付部材及び第
    2取付部材が各々独立して取着される2つの取付台から
    構成されてなることを特徴とする請求項1記載の住宅用
    分電盤。
  3. 【請求項3】 前記中間取付部は、第1取付部材及び第
    2取付部材の両方が取着される1つの取付台から構成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の住宅用分電
    盤。
  4. 【請求項4】 前記取付台に、第1取付部材と第2取付
    部材との一方をねじを用いて取着するためのねじ孔を設
    けるとともに、他方の一部を差込んで取着する差込孔を
    設けてなることを特徴とする請求項3記載の住宅用分電
    盤。
  5. 【請求項5】 前記ボディの底板に1つの電線挿通孔が
    形成され、該電線挿通孔を、第1取付部材及び第2取付
    部材をボディに取着した状態で第1取付部材と第2取付
    部材との並設方向において第1取付部材及び第2取付部
    材それぞれの一端に該電線挿通孔の内周縁が略一致し且
    つ底板を含む面内で前記並設方向に直交する方向におい
    て該電線挿通孔の内周縁と各取付部材との間に電線導体
    を挿通可能な開口が形成される大きさに形成してなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の住宅用分電盤。
  6. 【請求項6】 前記底板において前記電線挿通孔の周縁
    から前方に突設されたリブを備えることを特徴とする請
    求項5記載の住宅用分電盤。
  7. 【請求項7】 前記電線挿通孔は四角形状に形成され、
    電線挿通孔の周縁のうち前記底板を含む面内で前記並設
    方向に直交する方向の両側の各周縁に、中間取付部を取
    着するためのねじ挿通孔が前記底板を含む面内で前記並
    設方向に平行な方向に複数個並設されてなることを特徴
    とする請求項5又は請求項6記載の住宅用分電盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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