JP2000243483A - 端子装置および分電盤 - Google Patents

端子装置および分電盤

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JP2000243483A
JP2000243483A JP11041703A JP4170399A JP2000243483A JP 2000243483 A JP2000243483 A JP 2000243483A JP 11041703 A JP11041703 A JP 11041703A JP 4170399 A JP4170399 A JP 4170399A JP 2000243483 A JP2000243483 A JP 2000243483A
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Takanobu Tanaka
孝信 田中
Hirokazu Hasegawa
浩和 長谷川
Akinori Uchimura
昭紀 内村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電線導体の接続作業を簡素化し、かつ分岐の回
路遮断器付近に配設したときに対応する回路遮断器がど
れかがわかり易い端子装置および分電盤を提供する。 【解決手段】端子装置は、長手方向を複数並設された同
一モジュールの複数の回路遮断器の全幅寸法と略同一と
した端子板1の中央部に設けられ、端子板1の長手方向
の長さに対して略同一寸法で回路遮断器と同数の電線挿
通孔24を形成するとともに、各電線挿通孔24から挿
通された電線導体18を接続する鎖錠ばね2を有する速
結端子部75と、端子板1の両側に設けられた連結部7
とを備えている。分電盤は、端子装置の位置を分岐開閉
器よりも低くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじによらずに
電線導体を接続する、所謂速結の端子装置およびこれを
備えた分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロコピュータを用いた
内蔵した電気機器(負荷)を使用するにあたって、電気
を供給する分電盤内に接地端子装置を内蔵し、この接地
端子装置と電気機器とを電気的に接続して電気機器の接
地を行なっている。本出願人においても、特開平4−2
36109号に示すものを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接地端
子装置がねじ締め式であり、接地線の接続作業が大変煩
わしいという問題がある。また、共通アース端子部のバ
ーの長さが適当な長さであるため、接地端子装置と分岐
開閉機器との対応関係が分かり難いという問題がある。
【0004】したがって、この発明の目的は、電線導体
の接続作業を簡素化し、かつ分岐の回路遮断器付近に配
設したときに対応する回路遮断器がどれかがわかり易い
端子装置および分電盤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の端子装置
は、長手方向を複数並設された同一モジュールの複数の
開閉器の全幅寸法と略同一とした端子板の中央部に設け
られ、前記端子板の長手方向の長さに対して略同一寸法
で前記開閉器と同数の電線挿通孔を形成するとともに、
各前記電線挿通孔から挿通された電線導体を接続する鎖
錠ばねを有する速結端子部と、前記端子板の両側に設け
られた固定用の連結部とを備えたものである。
【0006】請求項1記載の端子装置によれば、端子板
の長手方向の長さに対して略同一寸法分の数の開閉器
(回路遮断器)を端子板の短手方向一方側に並べて配設
したときに、各電線挿通孔に各開閉器に対応する負荷の
接地線を接続することができる。またこの端子装置の数
に応じて開閉器を端子装置1つにつき数個配設すること
で、端子装置と開閉器との対応関係が明確になる。
【0007】請求項2記載の端子装置は、請求項1にお
いて、前記端子板が、その下面全面を隠蔽する形で絶縁
端子台に取着されているものである。
【0008】請求項2記載の端子装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、分電盤内に配設したときの端子
板と分電盤の底面との絶縁が図れる。特に負荷からの接
地線接続用として使用する場合、分岐の回路遮断器から
負荷に接続される回路と分電盤とを個別に接地すること
ができる。このため、漏電遮断器を使用する回路の接地
抵抗と分電盤自体の接地抵抗とを異なる値にすることが
でき、分電盤自体の接地を容易にすることができる。ま
た各端子板を絶縁性端子台によって分電盤箱体から浮か
し、各々の端子装置を個々に接地することで、各端子装
置毎に漏電遮断器および配線用遮断器を分離して配設す
ることができる。
【0009】請求項3記載の端子装置は、請求項2にお
いて、前記連結部に連結用のねじが挿通される挿通孔を
設け、前記絶縁端子台に前記挿通孔から挿通されたねじ
の先端が螺合するナットの収納部を設けるとともに前記
連結部をスライドさせて挟持する保持突起を設けてなる
ものである。
【0010】請求項3記載の端子装置によれば、請求項
2と同様な効果のほか、端子板の上方向の抜けを保持突
起で防止するとともに、横方向すなわちスライド方向の
抜けをねじをナットに螺合することで防止でき、端子板
の保持構造を容易に形成することができる。
【0011】請求項4記載の分電盤は、主幹開閉器に導
電バーを介して一次側が接続され、幅方向に複数個並設
した分岐開閉器と、これらの分岐開閉器の二次側よりも
外側で各分岐開閉器の数に応じた数の請求項1、請求項
2または請求項3記載の端子装置とを備え、前記端子装
置は、前記速結端子部の最上面の高さ位置を前記分岐開
閉器の二次側から導出しうる電線導体の接続位置よりも
低い位置として配設されているものである。
【0012】請求項4記載の端子装置によれば、分岐開
閉器からの二次側出力線の導出時に端子装置が邪魔にな
らず、分岐開閉器の二次側に接続した電線導体の導出作
業が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1か
ら図12により説明する。図1から図8は主に端子装置
を示し、図9から図12は分電盤を示す。
【0014】端子装置は、速結端子部75と、連結部7
とを有する。
【0015】速結端子部75は、長手方向を複数並設さ
れた同一モジュールの複数の開閉器である回路遮断器を
用いた分岐ブレーカ54(図9等参照)の全幅寸法と略
同一とした端子板1の中央部に設けられ、端子板1の長
手方向の長さに対して略同一寸法で分岐ブレーカ54と
同数の電線挿通孔24を形成するとともに、各電線挿通
孔24から挿通された電線導体18を接続する鎖錠ばね
2を有する。固定用の連結部7は、端子板1の両端に設
けられている。
【0016】実施の形態の端子板1は、両側から上方向
に折曲形成した一対の対向側片4、5を有する電線接続
部6を設けるもので、端子板1を帯板により形成し、電
線接続部6を端子板1の中間部で幅方向の一側寄りの位
置で底部6aを形成し、底部6aの両側に対向側片4、
5を垂直に折曲し、対向側片4、5に絶縁ケース3を取
付けるための爪挿通用切欠14および爪係止孔15を形
成している。
【0017】この端子板1は、その下面全面を隠蔽する
形で絶縁端子台8に取着されている。また連結部7に連
結用のねじ9が挿通される挿通孔10を設け、絶縁端子
台8に挿通孔10から挿通されたねじ9の先端が螺合す
るナット11の収納部72を設けるとともに連結部7を
スライドさせて挟持する保持突起13を設けてなる。ま
た端子板1の長手方向両端に電線接続部6に連設する連
結部7を設け、これらの連結部7とともに電線接続部6
の下面を絶縁性端子台8に載せて端子板1を絶縁性端子
台8に取着するように構成している。すなわち、連結部
7に連結用のねじ9が挿通される挿通孔10を設け、絶
縁性端子台8に挿通孔10から挿通されたねじ9の先端
が螺合するナット11の収納部12を設けるとともに、
端子板1の連結部7の両側に係合して端子板1を絶縁性
端子台8の表面にスライド自在に挟持する保持突起13
を設けている。絶縁性端子台8は収納部12の底部にね
じ9の先端が進入する凹部12aを形成し、また絶縁性
端子台8の一側のほぼ中央位置に略半円状の一対の取付
凹部16およびねじ挿通孔17を形成している。ねじ挿
通孔17の中心間距離は凹部12aの中心間距離と後述
のように一定の寸法関係に設定している。絶縁性端子台
8の長手方向の一端側から端子板1の一端を保持突起1
3間にスライドし、連結部7の挿通孔10を収納部12
のナット11に合わせ、挿通孔10にねじ9を通してナ
ット11に締付けて位置決め固定する。
【0018】複数の鎖錠ばね2は、端子板1の一対の対
向側片4、5間に配設されて電線導体18を対向側片
4、5間の一方側に押圧付勢して電線導体18を鎖錠接
続する。この鎖錠ばね2は、ばね性を有する板材を曲げ
て4個形成したもので、一端を略L字に折返して鎖錠部
20を形成し、他端を鎖錠部20側に略U字に折返しさ
らにその先端を鎖錠部20の延び方向に折り返すように
湾曲して電線導体18に接触する接触部21を形成して
いる。
【0019】絶縁性ケース3は、下面開口22を有し
て、一対の対向側片4、5に被さるように取着されるケ
ースであって、鎖錠ばね2に対応する上壁23に電線導
体18を挿通する電線挿通孔24を各々設けるとともに
内部に個々の鎖錠ばね2毎に位置決めする位置決め壁2
5を設けている。絶縁性ケース3の内側壁に端子板1の
爪係止孔15に絶縁ケース3の樹脂弾性により係止する
係止爪35を設けている。また絶縁性ケース3内の鎖錠
ばね2を納める部分の上壁23の内面側に鎖錠部20の
傾斜に沿って鎖錠部20を支持する傾斜部45を設け、
図4に示すように鎖錠ばね2を落とし込んだとき、鎖錠
ばね2の中央部を絶縁性ケース3の内側壁に平行になる
ようにしている。鎖錠ばね2を収納するスペースは、絶
縁性ケース3の中央に設けた仕切り壁39と位置決め壁
25との間、および絶縁性ケース3の両端壁の内側に二
重に形成された内側壁46と位置決め壁25との間に形
成される。
【0020】また解除釦30が、絶縁性ケース3の2つ
毎の電線挿通孔24の中間で電線挿通孔24の並設方向
に対して直交方向にずらした位置に設けられ、2つ毎の
電線挿通孔24から挿通された電線導体18を、鎖錠ば
ね2に鎖錠された状態から各々鎖錠ばね2を撓めて解錠
する。すなわち、解錠釦30で操作される一対の鎖錠ば
ね2を個々に位置決めする位置決め壁25を跨がる形で
解錠釦30を絶縁性ケース3内に配設し、この解錠釦3
0が跨がる位置決め壁25に、解錠釦30を絶縁性ケー
ス3の上面から内面方向にスライドさせるガイド突起3
1を設けるとともに、解錠釦30にスライド突起31に
沿って係合するスライド溝32を設けている。また解除
釦30は略長方体であり、解除動作する方向の後端部に
マイナスドライバを係合するための溝40を両側の四隅
に突条41を設けることにより形成し、また両側に鎖錠
ばね2の鎖錠部20に係止する係止突起42を設けてい
る。一方マイナスドライバ44(図8参照)を挿通する
ため、絶縁性ケース3の上壁23に各一対の電線挿通孔
24にまたがるようにドライバ挿通孔33を形成してい
る。
【0021】なお、36は電線導体18と鎖錠ばね2の
鎖錠状態を覗く覗き孔、37は電線接続部6の両側に設
けられた孔、38は絶縁性基台8に設けられ孔37に整
合する孔、47は内側壁46の外側壁の外表面に形成さ
れた縦溝である。
【0022】つぎに組立について説明する。図2の状態
に絶縁性ケース3の下面開口2を上に向け、まずガイド
突起31にガイド溝32をスライドして解除釦30を絶
縁性ケース3に落とし込むように挿入する。つぎに鎖錠
ばね2を位置決め壁25と内側壁46と仕切り39とで
形成された収納スペース内に落とし込む。このとき鎖錠
ばね2は図4に示す姿勢になるとともに図5に示すよう
に解錠釦30の係止突起42に鎖錠部2が係止する。さ
らにこの状態で絶縁性ケース3の下面開口22を上向き
にしたまま(図1を上下逆にして見たように)端子板1
の対向側片4、5を下面開口22より内部に挿入する。
このとき、係止爪35が対向側片4、5の爪挿通用切欠
14に入りさらに絶縁性ケース3および対向側片4、5
が弾性変形して爪係止孔15に係止する。つぎに端子板
1の連結部7を前記した通り図3に示すように絶縁性器
台8に取付ける。
【0023】つぎに電線導体18の速結は、図6が電線
導体18を電線挿通孔24に臨ませた状態であり、図7
が電線導体18を電線挿通孔24より挿入した状態であ
り、このとき電線導体18は鎖錠部20を押して進入し
接触部21に接触しながらこれらに押されて対向側片5
の内面に押圧され、対向側片5と鎖錠ばね2との間に挟
持される。また電線導体18に鎖錠部20が食い込むの
で、電線導体18を引き抜くことができない。図8はマ
イナスドライバ44をドライバ挿通孔33より挿入して
解除釦30を押圧し係止突起42で鎖錠部20を押し下
げ鎖錠部20の先端を電線導体18から離した状態であ
り、この状態で電線導板18を引き抜くことができる。
【0024】図9から図11に示す分電盤について説明
する。分電盤は、主幹開閉器すなわちブレーカ53に導
電バー64を介して一次側が接続され、幅方向に複数個
並設した分岐開閉器すなわちブレーカ54と、これらの
分岐ブレーカ54の二次側よりも外側で各分岐ブレーカ
54の数に応じた数の端子装置とを備え、この端子装置
が、図11に示すように速結端子部75の最上面の高さ
位置を分岐ブレーカ54の二次側から導出しうる電線導
体である負荷線73の接続位置よりも距離H低い位置と
して配設されている。
【0025】図9において、分電盤箱体50内の底部に
設置された上側基台51に主幹ブレーカ53が設置さ
れ、下側基台52に複数の分岐ブレーカ54が縦2列に
設置されている。各分岐ブレーカ54は電源側にバー接
続用アダプタ54aの付いた配線用遮断器を用い、その
負荷線接続側の下側基台52には各分岐ブレーカ54毎
にそれぞれ接地線接続用のねじ孔により形成した接続孔
が設けられている。隣合う2個の接続孔に絶縁性端子台
8の一対のねじ挿通孔17が位置合わせするように設定
されており、図10に示すようにねじ56でねじ挿通孔
17を通してねじ込み固定される。ここで、端子板1の
長手方向の長さは分岐ブレーカ54が4個横並びに図の
ように縦に並べたときの長さに相当し、また端子板1の
連結部7の挿通孔10はねじ挿通孔17がそれぞれ対応
する分岐ブレーカ54の両外側の分岐ブレーカ54に対
応する位置となるように寸法設定されている。電線挿通
孔24は1個の端子板1につき4つ設けられ、絶縁性基
台8の付いた各端子板1は4台分の分岐ブレーカ54ご
とに設けられるので、例えば12台の場合3個の端子板
1が並ぶこととなる。また端子装置が下側基台52に設
置された状態で、分岐ブレーカ54の負荷側端子72の
高さと端子装置の絶縁性ケースの上端部の高さとの間に
図11に示すように前記した十分な高低差Hがあり、負
荷側端子72に接続される負荷線73の配線に支障がな
く、また端子装置の鎖錠ばね2に接続されて負荷線73
に平行に曲げて引き出される電線導体18の配線にも支
障がない。57は隣合う端子板1の挿通孔10にねじ5
8で連結される導電性の接続板であり、隣接する端子板
1の相互を電気的に接続する。そして端子板1の1つを
分電盤箱体50のアース部に接続している。一方、アー
ス付きコンセントなどのアース端子に接続した電線導体
18をそのコンセントを制御する分岐ブレーカ54に対
応する端子装置の電線挿通孔24に差込速結する。
【0026】なお、60は外扉、61は主幹ブレーカ5
3および分岐ブレーカ54の操作窓61aを有してこれ
らを隠蔽する中蓋、62はねじによる中蓋取付部、63
は図9に示した中蓋引掛片、64は主幹ブレーカ53と
分岐ブレーカ54とを接続するバーである。
【0027】この実施の形態によれば、端子板1の長手
方向の長さに対して略同一寸法分の数の分岐ブレーカ5
4を端子板1の短手方向一方側に並べて配設したとき
に、各電線挿通孔24に各分岐ブレーカ54に対応する
負荷の接地線である電線導体18を接続することができ
る。またこの端子装置の数に応じて分岐ブレーカ54を
端子装置1つにつき数個配設することで、端子装置と分
岐ブレーカ54との対応関係が明確になる。
【0028】また分電盤内に配設したときの端子板1と
分電盤の底面との絶縁が図れる。特に負荷からの接地線
接続用として使用する場合、分岐ブレーカ54から負荷
に接続される回路と分電盤とを個別に接地することがで
きる。このため、漏電遮断器を使用する回路の接地抵抗
と分電盤自体の接地抵抗とを異なる値にすることがで
き、分電盤自体の接地を容易にすることができる。また
各端子板1を絶縁性端子台8によって分電盤箱体50か
ら浮かし、各々の端子装置を個々に接地することで、各
端子装置毎に漏電遮断器および配線用遮断器を分離して
配設することが可能となる。例えば、分岐ブレーカ54
を漏電遮断器と通常の配線用遮断器の混合とした分電盤
では、図12(a)に示すように、各負荷の接地用の端
子装置を同一接地とした場合、通常の配線用遮断器54
aに漏洩電流が流れると同一接地の漏電遮断器54bの
回路に電位が生じ、このとき漏電遮断器54bが接続さ
れた負荷に電位が生じているにも係わらずトリップしな
い。したがって、漏電遮断器54bと配線用遮断器54
aとの接地は図12(b)に示すように別々にとる必要
がある。上記のように各端子装置を絶縁性端子台8によ
って箱体50から浮かし、別々の端子装置を個々に接地
させることで、各端子装置ごとに漏電遮断器54b、配
線用遮断器54aを分離して配設することができる。な
お、70a、70bはモータである。
【0029】端子板1の上方向の抜けを保持突起13で
防止するとともに、横方向すなわちスライド方向の抜け
をねじ9をナット11に螺合することで防止でき、端子
板1の保持構造を容易に形成することができる。
【0030】分岐ブレーカ54からの二次側出力線の導
出時に端子装置が邪魔にならず、分岐ブレーカ54の二
次側に接続した電線導体18の導出作業が容易になる。
【0031】なお、端子板1を絶縁性端子台8を介して
設置しているが、絶縁性端子台8を外して端子板1を直
接接続孔に接続することができ、この場合は絶縁性端子
台8がない分分岐ブレーカ54に近づけると、挿通孔1
0が基台52側の接続孔に整合するのでねじ止めするこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の端子装置によれば、端子
板の長手方向の長さに対して略同一寸法分の数の開閉器
(回路遮断器)を端子板の短手方向一方側に並べて配設
したときに、各電線挿通孔に各開閉器に対応する負荷の
接地線を接続することができる。またこの端子装置の数
に応じて開閉器を端子装置1つにつき数個配設すること
で、端子装置と開閉器との対応関係が明確になる。
【0033】請求項2記載の端子装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、分電盤内に配設したときの端子
板と分電盤の底面との絶縁が図れる。特に負荷からの接
地線接続用として使用する場合、分岐の回路遮断器から
負荷に接続される回路と分電盤とを個別に接地すること
ができる。このため、漏電遮断器を使用する回路の接地
抵抗と分電盤自体の接地抵抗とを異なる値にすることが
でき、分電盤自体の接地を容易にすることができる。ま
た各端子板を絶縁性端子台によって分電盤箱体から浮か
し、各々の端子装置を個々に接地することで、各端子装
置毎に漏電遮断器および配線用遮断器を分離して配設す
ることができる。
【0034】請求項3記載の端子装置によれば、請求項
2と同様な効果のほか、端子板の上方向の抜けを保持突
起で防止するとともに、横方向すなわちスライド方向の
抜けをねじをナットに螺合することで防止でき、端子板
の保持構造を容易に形成することができる。
【0035】請求項4記載の端子装置によれば、分岐開
閉器からの二次側出力線の導出時に端子装置が邪魔にな
らず、分岐開閉器の二次側に接続した電線導体の導出作
業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図2】その絶縁性ケースから内部部品を引き出した状
態の分解斜視図である。
【図3】絶縁性端子台に取付けた状態の斜視図である。
【図4】鎖錠ばねの収納状態を示す断面図である。
【図5】ガイド突起を破断した状態の解錠釦と鎖錠ばね
の関係を示す側面図である。
【図6】電線導体を挿入する前の端子装置の断面図であ
る。
【図7】速結状態の端子装置の断面図である。
【図8】解錠釦を押して電線導体を解錠した状態の端子
装置の断面図である。
【図9】分電盤の中蓋を外した状態の正面図である。
【図10】端子装置を接地用として配線用遮断器に沿っ
て配設した状態を示す部分正面図である。
【図11】図9の断面図である。
【図12】漏電遮断器と配線用遮断器の接地を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 端子板 2 鎖錠ばね 6 電線接続部 7 連結部 8 絶縁性端子台 9 ねじ 10 挿通孔 11 ナット 12 収納部 13 保持突起 18 電線導体 22 下面開口 23 上壁 24 電線挿通孔 54 分岐ブレーカ 73 負荷線 75 速結端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内村 昭紀 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5E086 CC13 CC46 DD03 DD05 DD22 DD23 DD34 DD35 DD44 DD48 DD49 HH05 HH20 JJ03 LL04 LL15 LL16 5G016 AA04 DC04 DC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向を複数並設された同一モジュー
    ルの複数の開閉器の全幅寸法と略同一とした端子板の中
    央部に設けられ、前記端子板の長手方向の長さに対して
    略同一寸法で前記開閉器と同数の電線挿通孔を形成する
    とともに、各前記電線挿通孔から挿通された電線導体を
    接続する鎖錠ばねを有する速結端子部と、 前記端子板の両側に設けられた固定用の連結部とを備え
    た端子装置。
  2. 【請求項2】 前記端子板は、その下面全面を隠蔽する
    形で絶縁端子台に取着されている請求項1記載の端子装
    置。
  3. 【請求項3】 前記連結部に連結用のねじが挿通される
    挿通孔を設け、前記絶縁端子台に前記挿通孔から挿通さ
    れたねじの先端が螺合するナットの収納部を設けるとと
    もに前記連結部をスライドさせて挟持する保持突起を設
    けてなる請求項2記載の端子装置。
  4. 【請求項4】 主幹開閉器に導電バーを介して一次側が
    接続され、幅方向に複数個並設した分岐開閉器と、これ
    らの分岐開閉器の二次側よりも外側で各分岐開閉器の数
    に応じた数の請求項1、請求項2または請求項3記載の
    端子装置とを備え、前記端子装置は、前記速結端子部の
    最上面の高さ位置を前記分岐開閉器の二次側から導出し
    うる電線導体の接続位置よりも低い位置として配設され
    ている分電盤。
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