JP2001155977A - シリコンウェハの接合方法 - Google Patents

シリコンウェハの接合方法

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JP2001155977A JP33548099A JP33548099A JP2001155977A JP 2001155977 A JP2001155977 A JP 2001155977A JP 33548099 A JP33548099 A JP 33548099A JP 33548099 A JP33548099 A JP 33548099A JP 2001155977 A JP2001155977 A JP 2001155977A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン基板同士を接合する際に、接合面に
おけるボイドの発生を抑え、接合界面での剥離等のおそ
れがないシリコンウェハの接合方法を提供する。 【解決手段】 回路素子3が形成された第1のシリコン
基板1と、台座となる第2のシリコン基板11とを重ね
合わせて接合する際に、第1のシリコン基板1にAuの
拡散を防止する拡散防止層4をNi,Cr,W,Alの
少なくともいずれか1つを含む金属薄膜で形成し、その
上にAu層5を形成し、第2のシリコン基板にSn層1
3を形成する。第1のシリコン基板1のAu層5と第2
のシリコン基板11のSn層13を重ね、所定の荷重及
び温度(300〜400℃)を加えて両シリコン基板
1,11を合金接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウェハの接
合方法に関し、詳しくは、ピエゾ抵抗型半導体圧力セン
サ、加速度センサ、アクチュエータ等のマイクロマシン
の製造プロセスにおいて、シリコン基板同士を接合する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、本発明が適用されるマイクロマ
シンの一例として、ピエゾ抵抗型半導体圧力センサの構
造を示している。このセンサは微小圧力によって生ずる
センサチップの歪みを電気信号として取り出す働きを有
する。センサチップ21と台座ガラス22からなるセン
サ本体がプラスチックパッケージ23に低応力のシリコ
ーン又はエポキシ系接着剤24で固定されている。プラ
スチックパッケージ23及び台座ガラス22には、セン
サチップ21に流体の圧力を導入する貫通孔25が設け
られている。センサチップ21の肉薄部(ダイヤフラム
部)26には流体の圧力によって生ずる歪みを電気信号
に変換するピエゾ抵抗素子(図示せず)が備えられてい
る。プラスチックパッケージ23にはリード27がプリ
モールドされており、金又はアルミ製のワイヤ28によ
ってピエゾ抵抗素子とリード27とが電気接続されてい
る。
【0003】図7は、上記のようなセンサチップ21と
台座ガラス22からなるセンサ本体の製造プロセスの一
例を示している。ダイヤフラム部33及びピエゾ抵抗素
子34を含む複数のセンサチップが形成されたセンサ基
板(ウェハ)31と貫通孔35が形成された複数の台座
ガラスに相当するパイレックスガラス製のガラス基板3
2とが陽極接合によって接合される。その後、ダイシン
グによって個々のセンサ本体に切り分けられる。このよ
うにして、図4に示したセンサチップ21と台座ガラス
22からなるセンサ本体を製造することにより、プラス
チックパッケージ23からの応力の影響を抑え、センサ
チップ21の高精度化が可能になる。
【0004】センサ基板31とガラス基板32との陽極
接合は、約300〜500℃の真空又は窒素雰囲気中
で、ガラス基板32とセンサ基板31との間に400〜
1000V程度の直流電圧を印加し、数百グラムの荷重
を印加することによって行われる。ガラス基板32側に
下ヒータ電極36を設け、0V電位に維持する。一方、
センサ基板31側に陽極ピン37を設け、400〜10
00V程度の直流電圧を印加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような陽極接合
によってセンサ基板31とガラス基板32とを接合する
方法では、台座ガラスとなるガラス基板32の熱膨張係
数とセンサ基板(シリコンウェハ)31の熱膨張係数と
のわずかな相違に起因する問題があった。すなわち、接
合されたセンサ基板31とガラス基板32とをダイシン
グによって切り分けてできたセンサチップ21と台座ガ
ラス22からなるセンサ本体には、上記の熱膨張係数の
違いに起因する応力が内在しているために、センサ本体
がオフセット電圧を有する。また、出力スパンの温度特
性の変動も無視できない。
【0006】そこで、台座ガラスに代えて、センサ基板
31と同じ材質のシリコンウェハで台座を形成すること
が考えられる。この場合、センサ基板31と台座となる
シリコン基板(以下、台座基板という)を接合する方法
として、Au−Si共晶結合による方法がある。
【0007】図8は、Au−Si共晶結合によるセンサ
基板31と台座基板41との接合を示している。まず、
センサ基板31の接合面にスパッタリング又は蒸着によ
ってAu層42を数μmの厚さに形成する。この後、A
u−Si共晶温度363℃より高い温度(約400℃)
の雰囲気中でセンサ基板31のAu層42と台座基板4
1の接合面とを重ねて数kg/cm2から数十kg/c
2の加重を印加することにより、Au−Si共晶結合
を形成する。
【0008】このように、センサ基板31と同じ材質の
シリコンウェハで台座を形成すれば、従来のようにガラ
スで台座を形成する場合の熱膨張係数の違いに起因する
問題は解消される。
【0009】しかしながら、Au−Si共晶結合の場
合、図8中に矢印で示すように、Au層42中のAu原
子がセンサ基板31及び台座基板41のシリコンバルク
内部へ拡散し、その結果、接合面にボイドが発生すると
いった別の問題がある。接合面にボイドが発生すると、
接合強度が弱くなり接合界面での剥離が生ずるおそれが
ある。
【0010】本発明は上記のような問題を解決し、圧力
センサにおいてセンサ基板と同じ材質のシリコンウェハ
で台座を形成する場合のように、シリコン基板同士を接
合する際に、接合面におけるボイドの発生を抑え、接合
界面での剥離等のおそれがないシリコンウェハの接合方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるシリコンウ
ェハの接合方法は、回路素子が形成された第1のシリコ
ン基板と、台座となる第2のシリコン基板とを重ね合わ
せて接合する際に、第1のシリコン基板にAuの拡散を
防止する拡散防止層をNi,Cr,W,Alの少なくと
もいずれか1つを含む金属薄膜で形成し、その上にAu
層を形成し、第2のシリコン基板にSn層を形成し、第
1のシリコン基板のAu層と第2のシリコン基板のSn
層とを重ね、所定荷重及び所定温度(好ましくは300
℃から400℃)を加えて両シリコン基板を合金接合す
ることを特徴とする。
【0012】上記のような接合方法によれば、第1のシ
リコン基板と第2のシリコン基板とがAu−Sn合金接
合によって接合される際に、Au層中のAu原子の第1
のシリコン基板の内部への拡散は拡散防止層によって抑
制され、第2のシリコン基板の内部への拡散はSn層に
よって抑制される。その結果、接合面におけるボイドの
発生が抑えられ、強固な接合が実現する。
【0013】また、請求項2の接合方法は、第1のシリ
コン基板にAu−20%Sn層を形成し、第2のシリコ
ン基板にNi層を形成し、その上にAg層を形成し、前
記第1のシリコン基板のAu−20%Sn層と第2のシ
リコン基板のAg層とを重ね、所定の荷重及び温度(好
ましくは300℃から400℃)を加えて両シリコン基
板を合金接合することを特徴とする。この場合は、第1
のシリコン基板のAu−20%Sn層中のAgと第2の
シリコン基板のAg層中のAgとが、いずれも速い拡散
速度で相互に熱拡散し、混じり合うことによって両基板
が接合される。そして、第2のシリコン基板のNi層
は、Agの拡散防止層として働く。
【0014】また、請求項3の接合方法は、第1のシリ
コン基板にSn層を形成し、第2のシリコン基板にIn
層を形成し、前記第1のシリコン基板のSn層と第2の
シリコン基板のIn層とを重ね、所定の荷重及び温度
(150℃から250℃)を加えて両シリコン基板を合
金接合することを特徴とする。この場合は、第1のシリ
コン基板と第2のシリコン基板とがSn−In合金接合
によって接合される。InはAuやAgに比べて拡散速
度が遅い上に、接合温度を低く設定できる(Au,Ag
の場合の300〜400℃に対して、150〜250℃
で可)。したがって、特に拡散防止層を用いることな
く、シリコン基板中への拡散が抑えられ、従来のような
問題は発生しにくくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0016】図1から図3は、本発明の第1の実施形態
に係るシリコンウェハの接合方法をピエゾ抵抗型半導体
圧力センサの製造プロセスに適用した例を示している。
【0017】図1は本実施形態におけるセンサ基板1の
断面を示している。センサ基板1の肉薄部(ダイヤフラ
ム部)2には歪みを電気信号に変換するピエゾ抵抗素子
3が埋め込まれている。図2に示す台座基板11との接
合面となる部分(肉厚部)には、Au原子の拡散を防止
する拡散防止層(バリア層)4が形成され、この拡散防
止層4の上にAu層5がスパッタリング又は蒸着により
数千オングストロームから数μmの厚さになるように形
成されている。拡散防止層4は、Ni,Cr,W,A
l,Mo等の金属薄膜であり、スパッタリングにより数
千オングストロームから約1μmの厚さになるように形
成されている。Au層5は、メッキによって更にその厚
さを増加してもよい。実際のプロセスでは通常、センサ
基板1の全体に拡散防止層4及びAu層5を形成した
後、レジスト付与、ドライエッチング、レジスト除去等
の作業を行って、これら拡散防止層4及びAu層5を部
分的に除去し、その後KOH水溶液、TMAH液(tetr
a methyl ammonium hydro oxide solution)等でセンサ
基板1をケミカルエッチングして、ダイヤフラム部2を
形成する。その他、サンドブラスト法、リフトオフ法等
の種々の公知のプロセスを使用することができる。
【0018】図2は、本実施形態における台座基板11
の断面を示している。台座基板11には、各センサの台
座に1個ずつ対応するように、貫通孔12が所定のピッ
チで形成されている。貫通孔12は、図1のセンサ基板
1と接合した状態で、流体の圧力をセンサのダイヤフラ
ム部2に導入する働きを有する。貫通孔12は、超音波
ホーン加工、サンドブラスト、ケミカルエッチング等の
方法によって形成することができる。
【0019】台座基板11の表面には、貫通孔12の部
分を除いて、Sn層13がスパッタリングにより数千オ
ングストロームから約1μmの厚さになるように形成さ
れている。実際のプロセスでは、例えば、台座基板11
の全体にSn層13を形成した後、レジスト付与、ドラ
イエッチング、レジスト除去等の作業を行って、部分的
にSn層13を除去し、その後KOH水溶液、TMAH
液等で台座基板11をケミカルエッチングして、貫通孔
12を形成することになる。また、逆に、まず台座基板
11にケミカルエッチングで貫通孔12を形成した後、
この貫通孔12をワックスや柱状ピンを用いてマスク
(穴埋め)し、次いで、メタライズしてSn層13を、
貫通孔12の部分を除いた部分に形成し、次いで貫通孔
12をマスクしていたものを取り除くようにしてもよ
い。
【0020】図3は、上記のようにして作製したセンサ
基板1と台座基板11とを重ね合わせて接合した状態を
示す断面図である。センサ基板1のAu層5と台座基板
11のSn層13とを重ねる。この際、センサ基板1の
ダイヤフラム部2の中心部と台座基板11の貫通孔12
とがほぼ一致するように位置合わせが行われる。そし
て、Au−20%Sn合金の融点280℃より高い温度
(約300〜400℃)の真空又は窒素ガス雰囲気中
で、センサ基板1と台座基板11とが互いに押し合う方
向に数kg/cm2から数十kg/cm2の荷重を加え
る。この結果、接合界面にAuSn、AuSn2、Au
Sn4の金属間化合物が形成され、これによってセンサ
基板1と台座基板11とが互いに接合される。
【0021】この際、Au層5中のAu原子がセンサ基
板1の内部へ拡散しようとするが、この拡散は、拡散防
止層(金属薄膜)4によって抑制される。また、Au原
子が接合面を介して台座基板11中に拡散しようとする
動きは、台座基板11の接合層であるSn層13によっ
て抑制される。また、Auと異なり、Sn層13中のS
n自身は拡散速度が遅いので、台座基板11中への拡散
はほとんど問題とならない。その結果、接合面における
ボイドの発生が抑えられ、強固な接合が実現する。
【0022】図4は、第2の実施形態に係る接合方法を
示す断面図である。この実施形態では、センサ基板1に
は接合層としてAu−20%Sn層6をスパッタリング
により数千オングストロームから約1μmの厚さになる
ように形成する。台座基板11には、Ni層14をスパ
ッタリングにより数千オングストロームから約1μmの
厚さになるように形成し、その上にAg層15をスパッ
タリングにより数千オングストロームから約1μmの厚
さになるように形成する。Ni層14は、Ag層15中
のAg原子が台座基板11のSi中に熱拡散するのを防
止する拡散防止層として機能する。
【0023】図4に示すように、センサ基板1のAu−
20%Sn層6と台座基板11のAg層15とを重ね合
わせ、センサ基板1のダイヤフラム部2の中心部と台座
基板11の貫通孔12とがほぼ一致するように位置合わ
せを行う。そして、Au−20%Sn合金の融点280
℃より高い温度(約300〜400℃)の真空又は窒素
ガス雰囲気中で、センサ基板1と台座基板11とが互い
に押し合う方向に数kg/cm2から数十kg/cm2
荷重を加える。Ag層15はAu−20%Sn層6と濡
れやすく、両者は容易に接合される。接合界面には、A
6Sn、Ag3Snの金属間化合物が形成されている。
この接合方法では、Ag層15中のAg原子の台座基板
11中への熱拡散がNi層14によって抑制されるの
で、接合面におけるボイドの発生が抑えられ、強固な接
合が実現する。すなわち、この場合のNi層14はAg
の拡散防止層として作用する。
【0024】図5は、第3の実施形態に係る接合方法を
示す断面図である。この実施形態では、センサ基板1に
は接合層としてSn層7をスパッタリングにより数千オ
ングストロームから約1μmの厚さになるように形成す
る。台座基板11には、接合層としてIn層16をスパ
ッタリングにより数千オングストロームから約1μmの
厚さになるように形成する。
【0025】図5に示すように、センサ基板1のSn層
7と台座基板11のIn層16とを重ね合わせ、センサ
基板1のダイヤフラム部2の中心部と台座基板11の貫
通孔12とがほぼ一致するように位置合わせを行う。そ
して、約150℃から250℃の真空又は窒素ガス雰囲
気中で、センサ基板1と台座基板11とが互いに押し合
う方向に数kg/cm2から数十kg/cm2の荷重を加
える。この結果、両者が接合され、接合界面にはIn2
Sn、In4Snの金属間化合物が形成される。
【0026】Sn−50%Inの共晶温度は125℃で
あるので、既述の実施形態より低い温度(約150℃か
ら250℃)で接合を実現することができる。また、I
nはAuやAgに比べて拡散速度が遅い。したがって、
特に拡散防止層を用いることなく、センサ基板1及び台
座基板11への拡散によるボイドの発生が抑えられ、強
固な接合が実現する。
【0027】なお、本発明によるシリコンウェハの接合
方法はピエゾ抵抗型半導体圧力センサの製造プロセスに
限らず、加速度センサやアクチュエータ等のマイクロマ
シンの製造プロセスにも広く適用することが可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシリコ
ンウェハの接合方法によれば、接合層として適切な金属
薄膜を形成し、必要に応じてその下に拡散防止層として
Ni等の金属薄膜を形成し、接合温度等の条件を適切に
選択することにより、接合層の金属原子がシリコンウェ
ハ中に拡散することを抑制することができる。その結
果、接合面におけるボイドの発生が抑えられ、強固な接
合が実現する。また、この接合方法を用いて半導体圧力
センサの台座部分をセンサ基板と同じ材質のシリコンウ
ェハで形成すれば、ガラスで台座部分を形成したときの
ような熱膨張係数の違いによる内部応力の発生を防ぎ、
センサの特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る接合方法を用い
て製造するピエゾ抵抗型半導体圧力センサにおけるセン
サ基板の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る接合方法を用い
て製造するピエゾ抵抗型半導体圧力センサにおける台座
基板の断面図である。
【図3】センサ基板と台座基板とを重ね合わせて接合し
た状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る接合方法を用い
て製造するピエゾ抵抗型半導体圧力センサのセンサ基板
と台座基板とを重ね合わせて接合した状態を示す断面図
である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る接合方法を用い
て製造するピエゾ抵抗型半導体圧力センサのセンサ基板
と台座基板とを重ね合わせて接合した状態を示す断面図
である。
【図6】従来のピエゾ抵抗型半導体圧力センサの断面図
である。
【図7】従来のセンサチップと台座ガラスからなるセン
サ本体の製造プロセスの一例を示す断面図である。
【図8】センサ本体の製造プロセスの別の例(比較例)
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 センサ基板(第1のシリコン基板) 2 肉薄部(ダイヤフラム部) 3 ピエゾ抵抗素子 4 拡散防止層 5 Au層 6 Au−20%Sn層 7,13 Sn層 11 台座基板(第2のシリコン基板) 12 貫通孔 14 Ni層 15 Ag層 16 In層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/08 H01L 41/08 Z (72)発明者 片岡 万士 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE14 FF01 FF49 GG01 GG13 5F047 AA00 BA41 BB16 BB18 BC01 BC02 CA00 CB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路素子が形成された第1のシリコン基板
    と、台座となる第2のシリコン基板とを重ね合わせて接
    合するシリコンウェハの接合方法であって、 前記第1のシリコン基板にAuの拡散を防止する拡散防
    止層をNi,Cr,W,Alの少なくともいずれか1つ
    を含む金属薄膜で形成し、その上にAu層を形成し、 前記第2のシリコン基板にSn層を形成し、 前記第1のシリコン基板のAu層と前記第2のシリコン
    基板のSn層とを重ね、所定荷重及び所定温度を加えて
    両シリコン基板を合金接合することを特徴とするシリコ
    ンウェハの接合方法。
  2. 【請求項2】回路素子が形成された第1のシリコン基板
    と、台座となる第2のシリコン基板とを重ね合わせて接
    合するシリコンウェハの接合方法であって、 前記第1のシリコン基板にAu−20%Sn層を形成
    し、 前記第2のシリコン基板にNi層を形成し、その上にA
    g層を形成し、 前記第1のシリコン基板のAu−20%Sn層と第2の
    シリコン基板のAg層とを重ね、所定の荷重及び温度を
    加えて両シリコン基板を合金接合することを特徴とする
    シリコンウェハの接合方法。
  3. 【請求項3】回路素子が形成された第1のシリコン基板
    と、台座となる第2のシリコン基板とを重ね合わせて接
    合するシリコンウェハの接合方法であって、 前記第1のシリコン基板にSn層を形成し、 前記第2のシリコン基板にIn層を形成し、 前記第1のシリコン基板のSn層と第2のシリコン基板
    のIn層とを重ね、所定の荷重及び温度を加えて両シリ
    コン基板を合金接合することを特徴とするシリコンウェ
    ハの接合方法。
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