JP2001154113A - 対物レンズ切換装置 - Google Patents

対物レンズ切換装置

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JP2001154113A JP2000264370A JP2000264370A JP2001154113A JP 2001154113 A JP2001154113 A JP 2001154113A JP 2000264370 A JP2000264370 A JP 2000264370A JP 2000264370 A JP2000264370 A JP 2000264370A JP 2001154113 A JP2001154113 A JP 2001154113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成をなし組立調整を容易に行なえ、か
つ対物レンズの切換えを、その装着状態の変化に関わら
ず簡易な制御で確実に行なえる対物レンズ切換装置を提
供すること。 【解決手段】顕微鏡に取付けられ、二つの対物レンズ
(5a,5b)を駆動源(7)により電動で前記顕微鏡
の光軸上に切換える対物レンズ切換装置であって、前記
二つの対物レンズ(5a,5b)を装着する回動部材
(2)と、前記回動部材(2)の回動範囲を制限する二
つの当て付け部材と、動力を伝達する伝達領域と前記当
て付け部材により制限される前記回動部材の回転範囲よ
りも広い回転領域とを有し、前記駆動源(7)からの動
力を前記伝達領域により前記回動部材(2)へ伝達する
伝達手段(12)と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡等の光学装
置に適用され、複数の対物レンズの中から観察対象に応
じて所望の倍率の対物レンズを選択し、電動で観察光路
上に位置させる対物レンズ切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置では、モータを所定
の電圧で駆動することによりレボルバ可動部を回転させ
るとともに、レボルバ可動部と固定部との間に機械的な
係合機構を設けてレボルバ可動部の回転を停止させてい
る。この係合機構は、レボルバ可動部に取付けられた各
対物レンズの光軸が顕微鏡等の光学装置の観察光軸と一
致する位置に来るたびに、レボルバ可動部と固定部とを
機械的に係合させ、位置決め保持する。
【0003】図34は、従来の対物レンズ切換装置に適
用される係合機構の一例であるクリック機構の構成を示
す図であり、図35は図34のX矢視図である。このク
リック機構は、固定部201に設けられた板バネ202
上にボール203が固定され、対物レンズ204a,2
04bを備えたレボルバ可動部205上に三角錐状の係
止穴206a,206bが設けられている。ボール20
3と係止穴206a,206bの位置は、ボール203
が係止穴206aまたは206bに位置した状態で板バ
ネ202に応力が生じる高さに調整されている。このよ
うに、板バネ202の弾性力で係止穴206a,206
bにボール203を呼び込むことで、レボルバ可動部2
05の位置を再現する。
【0004】また、例えば特開平5−281457号公
報には、顕微鏡のレボルバ回転装置等として使用可能で
あり、複数の対物レンズを備えた回転体(レボルバ可動
部)をモータで駆動して、各対物レンズを選択的に基準
位置に配置する装置が開示されている。この装置は、セ
ンサにより、モータが停止した状態を検出したときモー
タ停止信号を出力し、このセンサからモータ停止信号が
出力された後、所定時間後前記センサからのモータ停止
信号の中断を透過型センサにて検知し、電子制御回路に
より前記モータを微少時間回転させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、レボルバ可動部への対物レンズの装着状態(本数、
種類、取付位置)が使用者の使用状況によって様々であ
る。このため、レボルバ可動部を回転させるモータへの
負荷も変化するので、モータの最適な停止制御を行なう
ことが難しい。
【0006】また、駆動部であるモータとレボルバ可動
部とが遊びを持たずに連結されているため、モータの停
止位置に正確さが要求される。このため、モータの停止
位置を電気的に検出する手段に難しい調整が必要であ
り、モータの駆動源を制動する手段に対して複雑な制御
が必要であるという問題がある。
【0007】またクリック機構は板バネとボールの間に
滑りがないため、繰り返し使用により削れが生じ、位置
再現性の劣化または、板バネの破損につながる。
【0008】また試料上の異常部位にマーキングを行う
際の操作性を向上させたスイング方式の対物レンズ切換
装置(レボルバ)では、光軸から待避させた対物レンズ
は光軸との間の角度は約60°となるため、回転力を規
制し姿勢を保持するために大きな力が必要となるが、ク
リック機構では多くの空間を必要とし、且つ位置決めの
際に大きな衝撃が生じる問題があった。
【0009】本発明の目的は、簡単な構成をなし組立調
整を容易に行なえ、かつ対物レンズの切換えを、その装
着状態の変化に関わらず簡易な制御で確実に行なえる対
物レンズ切換装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の対物レンズ切換装置は以下の
如く構成されている。
【0011】(1)本発明の対物レンズ切換装置は、顕
微鏡に取付けられ、二つの対物レンズを駆動源により電
動で前記顕微鏡の光軸上に切換える対物レンズ切換装置
であって、前記二つの対物レンズを装着する回動部材
と、前記回動部材の回動範囲を制限する二つの当て付け
部材と、動力を伝達する伝達領域と前記当て付け部材に
より制限される前記回動部材の回転範囲よりも広い回転
領域とを有し、前記駆動源からの動力を前記伝達領域に
より前記回動部材へ伝達する伝達手段と、から構成され
ている。
【0012】(2)本発明の対物レンズ切換装置は上記
(1)に記載の装置であり、かつ前記伝達手段は、前記
回動部材の回転中心に対して放射状に設けられた前記伝
達領域を有するカム部材と、前記駆動源からの動力によ
り回転する動力側回動部材と、この動力側回動部材に設
けられたピン部材と、からなり、前記ピン部材が前記カ
ム部材の前記伝達領域と嵌合した状態で回動可能として
いる。
【0013】(3)本発明の対物レンズ切換装置は上記
(1)に記載の装置であり、かつ前記伝達手段は、前記
対物レンズを装着する回動部材側及び前記駆動源の駆動
軸側の一方に前記伝達領域を有する弾性部材を設け、か
つ他方にピン部材を設けてなり、前記ピン部材が前記弾
性部材に前記伝達領域にて挟まれた状態で回動可能とし
ている。
【0014】上記手段を講じた結果、以下のような作用
を奏する。
【0015】(1)本発明の対物レンズ切換装置によれ
ば、前記回動部材に装着可能な対物レンズを二個とする
ことで、位置決め機構として前記回動部材を当て付けで
停止、位置決めするための前記二つの当て付け部材を採
用することが可能となるとともに、前記伝達手段に前記
回動部材の回転範囲よりも広い回転領域を設けること
で、対物レンズの位置決め時の呼び込み範囲を大きく
し、前記駆動源の停止精度をラフにすることが可能とな
り、安価な装置の提供が可能となる。さらに、対物レン
ズの位置決めに係る耐久性が向上し、前記駆動源の動作
制御も簡易なものとなる。
【0016】(2)本発明の対物レンズ切換装置によれ
ば、待避させた対物レンズを保持するための力は当付け
部材に回動部材が当付く際は未だ作用しておらず、その
後の切換動作にて徐々に作用するため、切換えの際の衝
撃が少なく振動も少ない。そのため切換え時の衝撃が少
なく長時間観察を行う観察者に疲労を与えない上、製品
の耐久性を大きく向上可能である。
【0017】(3)本発明の対物レンズ切換装置によれ
ば、対物レンズを重力方向に回転させようとする力に対
する抵抗力が対物レンズ切換後に徐々に働くため、対物
レンズ切換時に生じる衝撃が少ない。また、ピン部材が
弾性部材に挟まれた状態で接しているため、動力伝達経
路にガタが少なく、切換時の動作がスムーズである。こ
れにより、製品の品質、耐久性が向上できる。さらに、
観察者に疲労を与えないことはもちろんのこと、構成部
品が少ないため安価な装置を提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る対物レンズ切換装置を適
用した顕微鏡の構成を示す図である。図1に示すよう
に、顕微鏡本体101には本対物レンズ切換装置の取付
部材1がアリ機構により固着されている。さらに顕微鏡
の本体101には、接眼レンズ102を備えた鏡筒10
3と、観察試料Sを載置したステージ101’が設けら
れている。本対物レンズ切換装置の取付部材1には、後
述するように回動部材2が支持されており、回動部材2
には対物レンズ5a(及び対物レンズ5b)が観察光軸
A上に位置するよう装着されている。
【0019】図2は、上記対物レンズ切換装置の構成を
示す斜視分解図である。取付部材1は、その上面が上述
した顕微鏡などの光学装置の本体101にアリ機構を用
いて取付けられている。取付部材1には、観察光軸Aの
位置に開口1aが設けられており、回転軸3と図示しな
いベアリングを介して、回動部材2が取付部材1に対し
て回動(揺動)可能に支持されている。
【0020】回動部材2の二つの側面2a,2bには、
それぞれ対物レンズ5a,5bが取り付けられる。側面
2aには対物レンズの心出し機構が設けられており、も
う一方の側面2bの対物レンズに対する心調整を行なう
ことにより、二つの対物レンズを切り換えたときの心ず
れを防止できる。
【0021】この心出し機構は、対物レンズを取り付け
るネジ部と光束を透過する穴とを有し、回動部材2に対
して対物レンズ光軸と直交する面内に移動可能に保持さ
れた取付台4と、この取付台4を心出しするための二つ
の調整ビス4a,4b及びこれらの調整ビスに対向して
取付台4を押圧するプランジャ4cとからなっている。
調整ビス4a,4bを回し調整ビスの突出量を調整する
ことで、プランジャ4Cに押圧された取付台4の位置を
調整し心出しすることが可能である。なお、もう一方の
側面2bには、回動部材2に対物レンズ5bを直接取り
付けるためのネジ部が形成されている。なお、観察に供
する対物レンズ以外の対物レンズを観察試料Sから遠ざ
けるために、回転軸3は観察光軸Aに対して直角をなす
ように配置されている。
【0022】また、取付部材1にはビス6a,6aを介
して機構部ベース6が取付られている。機構部ベース6
の裏面には動力源となるDCギヤードモータ7が取付け
られている。DCギヤードモータ7の出力軸(後記する
71)は、回転可能に機構部ベース6を貫通しており、
機構部ベース6の表面側に突出した出力軸(71)先端
には、動力を伝達するためのモータギヤ8が取付けられ
ている。
【0023】機構部ベース6の表面には支軸61が設け
られており、この支軸61に対して伝達ギヤ9が回転可
能に支持されている。伝達ギヤ9はモータギヤ8と噛み
合わされている。また、伝達ギヤ9には回動部材2に動
力を伝達するための駆動ピン10が取付けられている。
【0024】回動部材2には、ビス12a,12aを介
してカム12が一体的に取付けられている。カム12に
は開口121が設けられており、この開口121は伝達
部121aと不感領域121bからなる。カム12の開
口121には駆動ピン10が挿通されており、駆動ピン
10が伝達部121aに位置する状態で、駆動ピン10
からカム12に動力が伝達される。なお、伝達部121
aは駆動ピン10よりわずかに広い幅を有し、不感領域
121bは伝達部121aよりも広い幅を有する。駆動
ピン10の周囲には、カム12との接触抵抗を減らすた
めに、図示しないベアリングが取り付けられている。
【0025】さらに、機構部ベース6の表面には支軸6
2が設けられており、この支軸62に対してリンク13
が回動可能に支持されている。リンク13の中央部には
付勢ピン14が設けられており、この付勢ピン14の周
面はカム12の外周122に接している。すなわちリン
ク13は、付勢ピン14を介してカム12の外周122
に付勢力を与えるために、その一端部が支軸62に支持
されている。
【0026】また、機構部ベース6の表面には支持部材
63が設けられており、この支持部材63には引張りバ
ネ15の一端部が取付けられている。この引張りバネ1
5の他端部は、リンク13の他端部の裏面に設けられた
支持部材131に取付けられている。このような構成に
より、対物レンズ5a、5bが観察光軸Aに位置決めさ
れた際、リンク13、付勢ピン14、引張りバネ15に
より、カム12の外周122に対して図面上で上方向に
付勢力が与えられる。
【0027】なお、カム12の外周122は図に示すよ
うに、カム12の回転中心(回転軸3)を中心とした円
弧状に形成された中央部122bと、その両脇に面取り
したように形成された呼び込み部122a,122cを
有している。
【0028】伝達ギヤ9の裏面には遮光部材(薄板状の
部材)18が設けられている。さらに機構部ベース6の
表面には、伝達ギヤ9の回転に伴い移動する遮光部材1
8を検出するためのセンサ(フォトインタラプタ)17
a,17bが設けられている。センサ17a,17b
は、それぞれカム12の外周122の呼び込み部122
aまたは122cに付勢ピン14が到達したときに遮光
部材18を検出する位置に配置されている。
【0029】図3は、上記対物レンズ切換装置の制御ブ
ロック図である。図3に示すように、制御部201に、
センサ17a,17bからなる検出部202、DCギヤ
ードモータ7からなる駆動部203、ハンドスイッチ
(トグルスイッチ)からなる入力部204、及び電源2
05が接続されている。
【0030】図4〜図9は、上記のように構成された対
物レンズ切換装置の動作を説明するための図であり、図
2の矢印Bの方向から見た状態を示している。以下、本
対物レンズ切換装置の経時的な動作を図4〜図9の順に
説明する。なお、図4〜図9において同一な部分には同
符号を付してある。
【0031】図4は、対物レンズ5bが観察光軸A上に
位置決めされた状態を示している。この場合、リンク1
3上の付勢ピン14がカム12の外周122の呼び込み
部122aを押圧し、回動部材2の面2cが取付部材1
(または機構部ベース6)に設けられた当てつけ部材と
してのストッパ16aに押し付けられた状態であるた
め、観察光軸A上に正確に対物レンズ5bが位置決めさ
れた状態となる。
【0032】図5は、ハンドスイッチ等の入力部204
からの観察者による対物レンズの切換え命令により、D
Cギヤードモータ7が回転しカム12に駆動ピン10が
接した状態を示す。モータ7の回転が出力軸71及びモ
ータギヤ8を介して伝達ギヤ9に伝わり、伝達ギヤ9が
回転を始めたため駆動ピン10が図4の位置よりやや上
方に移動している。始動からこの状態までは、駆動ピン
10が駆動しても動力はカム12に伝達しておらず、回
動部材2はストッパ16aに当て付けられたままの状態
である。
【0033】図6は、モータ7の回転が進んだ状態を示
している。モータ7の回転が進むことで、伝達ギヤ9上
の駆動ピン10がカム12の伝達部121aの縁を押圧
し始め、回動部材2が回動されている。
【0034】図7は、さらにモータ7の回転が進んだ状
態を示している。さらにモータ7の回転が進むと、付勢
ピン14はカム12の外周の円弧部122bに乗り上げ
る。このため、付勢ピン14によるカム12に作用する
力は回動部材2の中心方向となり、付勢ピン14により
回動部材2の回動が規制されることはない。
【0035】図8は、さらにモータ7の回転が進んだ状
態を示している。さらにモータ7の回転が進むと、付勢
ピン14はカム12の呼び込み部122cを押圧するた
め、回動部材2は面2dが取付部材1(または機構部ベ
ース6)に設けられたストッパ16bに当て付くまで、
引張りバネ15の付勢力によって回動させられる。回動
部材2の面2dがストッパ16bに当て付いた位置で
は、対物レンズ5aの中心と観察光軸Aが正確に位置決
めされた状態になるように調整されているため、対物レ
ンズ5aが目的の位置まで達した状態となる。このと
き、遮光部材18がセンサ17aに検出され、モータ7
の回転が停止される。
【0036】図9は、モータ7の回転が停止した状態を
示している。この状態で、さらにモータ7が惰性で回転
しても、駆動ピン10がカム12の幅が広がった不感領
域121bに位置しているため、モータ7の回転は回動
部材2に伝達されない。
【0037】これにより、モータ7の停止位置の精度は
ラフでよいため、小型でトルクの大きなDCギヤードモ
ータを使用できる。また、モータ7の停止位置を制御す
るための位置検出もラフでよくなるため、センサの位置
調整も不要となる。
【0038】DCギヤードモータはDCモータに減速比
の大きなギヤヘッドが直結されているので、小型かつ安
価で大きなトルクを得ることができる。したがって、想
定される最も大きな負荷に対して十分な駆動トルクを有
するモータを用いることにより、対物レンズの装着状態
に左右されない安定した切換動作を、簡素で安価な構成
により実現できる。
【0039】図10は、上記対物レンズ切換装置の動作
手順を示すフローチャートである。以下、本対物レンズ
切換装置の動作手順を図10を基に説明する。
【0040】制御部201は、観察者により電源205
がONにされ、ステップS1で、入力部204のハンド
スイッチが押されたことを検知し、ステップS2で、検
出部202のセンサ17aが遮光部材18を検出した場
合、ステップS3で、DCギヤードモータ7を時計回り
方向(図4〜図9で、図に向かって時計回り方向)へ駆
動する。そして制御部201は、ステップ4で、センサ
17bが遮光部材18を検出すると、ステップS5で、
DCギヤードモータ7の駆動を停止する。
【0041】また制御部201は、上記ステップS2
で、センサ17aが遮光部材18を検出しない場合(セ
ンサ17bが遮光部材18を検出)、ステップS6で、
ギヤードモータ7を反時計回り方向(図4〜図9で、図
に向かって反時計回り方向)へ駆動する。そして制御部
201は、ステップ7で、センサ17aが遮光部材18
を検出した場合、ステップS5で、DCギヤードモータ
7の駆動を停止する。
【0042】このように本第1の実施の形態によれば、
回動部材2に装着可能な対物レンズを2個とすること
で、位置決め機構として取付部材1(または機構部ベー
ス6)に設けた当て付け部材(ストッパー16a,16
b)を採用することが可能となり、また駆動力の伝達手
段に遊びを設けて対物レンズの位置決め時の呼び込み範
囲を大きくすることが可能となる。さらに、従来の板バ
ネを用いたクリック式の位置決めに比べ耐久性が向上
し、モータの動作制御も簡易なものとなる。
【0043】(第2の実施の形態)図11は、本発明の
第2の実施の形態に係る対物レンズ切換装置を適用した
顕微鏡の構成を示す斜視図である。図11に示す対物レ
ンズ切換装置において上記第1の実施の形態と同じ部分
については同符号を付してある。また、本対物レンズ切
換装置の制御ブロック図は図3から検出部を削除したも
のとなる。
【0044】図12のフローチャートを基に本対物レン
ズ切換装置の動作手順を説明する。制御部201は、観
察者により電源205がONにされ、ステップS11
で、入力部204のハンドスイッチが押されたことを検
知し、ステップS12で、記憶している前回のDCギヤ
ードモータ7の回転方向が反時計回り方向である場合、
ステップS13で、DCギヤードモータ7を時計回り方
向へ駆動する。
【0045】また制御部201は、上記ステップS12
で、記憶している前回のDCギヤードモータ7の回転方
向が時計回り方向である場合、ステップS14で、DC
ギヤードモータ7を反時計回り方向へ駆動する。
【0046】そして制御部201は、ステップS15
で、内蔵されているタイマーにより経過時間の計測を開
始させ、ステップS16で、予め設定されている時間t
が経過した場合、ステップS17で、DCギヤードモー
タ7の駆動を停止する。
【0047】機械的な動作について更に説明する。モー
タ7の回転は、その出力軸71に取付けられた駆動歯車
50(図13に示す回動歯車52と同様の形状をなし、
回動歯車52より直径が小さい)を回転させ、駆動歯車
50の回転力は歯型が形成された弾性を有するベルト5
1(図13参照)を介して、回動部材2に固着された回
動歯車52に伝達される。回動部材2が所定量回動する
と、回動部材2は取付部材1に固着された板材53に設
けられたピン54a,54bに突き当たり、回動部材2
の回転が停止される。切換え時間は切換え動作に必要な
時間より長く設定してあるため、回動部材2の回転が規
制された後は弾性を有するベルト51を適量伸ばすこと
になる。モータは減速比が高いモータを用いているた
め、モータ停止後、ベルトの張力により回されることな
くベルトに張力を保ったままの状態を維持することにな
る。また、ここで生じたベルトの張力は、待避させた対
物レンズによる回転力に抵抗し、停止状態では常に回動
部材2を当て付け部材のピン54a,54bに当て付け
るための力として作用する。
【0048】このように本第2の実施の形態によれば、
回動部材2に装着可能な対物レンズを2個とすること
で、位置決め機構として当て付け(ピン54a,54
b)を採用することが可能となり、クリックを用いた従
来の製品より耐久性を向上させることが可能となる。ま
た、姿勢を保持するための力が切換え動作の中で徐々に
作用するため、切換え時の衝撃が少ないことも製品の耐
久性向上につながる。また、前記衝撃の低減は振動の低
減につながり、切換え時の像揺れを少なくすることが可
能となり、長時間観察を行う観察者への疲労低減につな
がる。また第1の実施の形態に比べて、簡易な構成で対
物レンズの切換えを実施することが可能であるため、安
価な装置の提供が可能となる。
【0049】このように本第2の実施の形態によれば、
回動部材2に装着可能な対物レンズを2個とすること
で、位置決め機構として当て付け(ピン54a,54
b)を採用することが可能となる。さらに、上記第1の
実施の形態に比べて、簡易な構成で対物レンズの切換え
を実施することができる。
【0050】第1,第2の実施の形態では、回動部材2
の回転軸3を観察光軸Aに対して直角に配置していた
が、従来の対物レンズ切換装置のように、観察光軸Aに
対して15度傾斜させて構成しても、同様の作用効果が
得られる。
【0051】(第3の実施の形態)図14は、本発明の
第3の実施の形態に係る対物レンズ切換装置の構成を示
す一部側断面図である。この対物レンズ切換装置は、図
1に示した顕微鏡に取付けられる。図15は図14のZ
矢視図、図16は図14のY矢視図、図17は図14の
A−A断面図である。
【0052】以下、図14〜図17を基に本対物レンズ
切換装置の構成について説明する。図14に示すよう
に、顕微鏡本体101には円筒形状の凹部101aが、
取付部材100には円筒形状の凸部100aが設けられ
ている。そして、凹部101aに凸部100aが嵌合さ
れ、さらに固定用のビス(図示省略)を用いることで、
顕微鏡本体101に取付部材100が固定されている。
【0053】回動部材104には、ネジ穴からなる二つ
の対物レンズ取付部104a,104b(104bは不
図示)が設けられている。これら取付部104a,10
4bに、それぞれ対物レンズ103a,103bが約6
0度の角度をなすよう取付けられている。また取付部材
100には、回動部材104の回転を制限する当付部材
120a,120bが設けられている。
【0054】回動部材104の両側部は、それぞれベア
リング105,105を介して、回転軸106,106
にて取付部材100に回動可能に支持されている。当付
部材120a,120bの突出量は、対物レンズ取付部
104a,104bの中心が顕微鏡の光軸mと一致した
位置で回動部材104の回転が制限されるように調整さ
れている。
【0055】また、回動部材104には、カム部材10
7が一体的に取り付けられている。カム部材107に
は、後述するピン部材(ベアリング)119の伝達部を
なす直穴状の開口107aが設けられている。この開口
107aは、回動部材104の回転中心からの線上に放
射状に設けられており、前記線と対物レンズ103aの
中心軸とのなす角及び前記線と対物レンズ103bの中
心軸とのなす角は等しい。
【0056】取付部材100の端面には対物レンズ切換
機構のベース108が取付られている。ベース108に
は駆動源であるDCモータ109が固定されている。D
Cモータ109の出力軸端109aにはピニオンギヤ1
10が取り付けられている。またベース108には回転
軸112が設けられており、この回転軸112に動力側
回動部材111が回動可能に取付けられている。動力側
回動部材111の外周には、ピニオンギヤ110と噛み
合う歯車部が設けられている。
【0057】動力側回動部材111の回動部材104側
には、スライド部材113が、2本の固定軸114a,
114bにて取り付けられている。スライド部材113
には、長穴113a,113bが設けられており、長穴
113aは2段の径の穴が連なっている。長穴113a
の小さい径の穴には固定軸114aが、大きい径の穴に
は固定軸112が挿通されており、固定軸114aの頂
部の径は、長穴113aの小さい穴の径より大きくなっ
ている。また、長穴113bには固定軸114bが挿通
されており、固定軸114bの頂部の径は、長穴113
bの径より大きくなっている。これにより、スライド部
材113は固定軸114a,114b及び固定軸112
に対して移動可能となっており、長穴113a,113
bによりストロークが制限されている。
【0058】また、スライド部材113には、カム部材
107の開口107aと嵌合する大きさのベアリングか
らなるピン部材119が設けられている。これにより、
ピン部材119はカム部材107の開口107aに沿っ
て移動可能となっている。なお、図17では、便宜上カ
ム部材107全体は図示せず、開口107aのみを図示
している。
【0059】さらに、動力側回動部材111の回動部材
104側には、バネ固定部材115が取付けられてい
る。バネ固定部材115には、圧縮バネ116を介して
スライド部材113の突起部1131が装着されてい
る。なお、長穴113aにより制限されるスライド部材
113のストローク(バネ固定部材115から遠ざかる
方向)の長さXより圧縮バネ116の自由長が長いた
め、スライド部材113は常に圧縮バネ116に押圧さ
れることになる。
【0060】また、動力側回動部材111の回動部材1
04側に対して逆側には、2ケ所の折曲げ部(薄板状の
部材)117a,117bを持つ遮光板117が取付け
られている。さらに、ベース108の回動部材104側
には、動力側回動部材111の回動に伴い移動する遮光
板117の折曲げ部117a,117bを検知するため
の回転角センサ(フォトインタラプタ)118a,11
8bが設けられている。
【0061】図18〜図22は、上記のように構成され
た対物レンズ切換装置の動作を順次送りして説明するた
めの図であり、図14のA−A断面図である。図18〜
図22では動作上の主要部を示しており、対物レンズ1
03a,103b、回動部材104、取付部材100、
顕微鏡本体101、及びカム部材107の開口107a
を2点鎖線にて表している。以下、顕微鏡の光軸m上の
対物レンズ103aを対物レンズ103bへ切換える際
の動作を説明する。
【0062】図18は、対物レンズ103aが顕微鏡の
光軸m上に位置決めされた状態を示している。この状態
では、回動部材104が当て付け部材120aに当て付
いている。またスライド部材113は、遮光板117の
折曲げ部117bが回転角センサ118bにて検知され
る位置まで回転されている。
【0063】またピン部材119の位置は、カム部材1
07(開口107a)とスライド部材113の位置によ
り決まり、この状態では圧縮バネ116はX−Sの長さ
まで圧縮されている。この圧縮バネ116の押圧力が対
物レンズ103bや回動部材104の重力により生じる
回転力に対して抵抗するため、対物レンズ103aが顕
微鏡の光軸mに位置した状態を保持することが可能であ
る。
【0064】図19は、DCモータ109により動力側
回動部材111を図に向かって時計回り方向に回転させ
ることにより、スライド部材113がストローク端に達
し、ピン部材119が最も外側に位置した状態を示す。
この状態までは、動力側回動部材111の回転による力
が回動部材104にはほとんど伝達されない。つまり、
この状態まで回動部材104はほとんど回転することは
ない。
【0065】この状態以降、つまり図19以降(図19
〜図22)では、動力側回動部材111の回転に伴いピ
ン部材119が回転すると、ピン部材119が嵌合する
位置にカム部材107(開口107a)が位置すること
になる。このため、ピン部材119が回転すると、カム
部材107及び回動部材104とともに対物レンズ10
3a,103bが回転することになる。ピン部材119
とカム部材107の開口107aとは嵌合状態で接して
おり、伝達経路にガタが無いため、対物レンズの切換動
作もスムーズに行なわれる。
【0066】図21は、回動部材104が当て付け部材
120bに当て付き、回動部材104の回転が停止した
状態を示す。圧縮バネ116の長さはXになっているた
め、対物レンズ103a等の動力による力に抵抗する押
圧力は働いていない。そのため、回動部材104と当て
付け部材120bの衝突時は、回動部材104と対物レ
ンズの慣性力だけが働くため衝撃は少ない。しかし、遮
光板117の折曲げ部117aは回転角センサ118a
に達していないため、DCモータ109の回転は停止し
ていない。
【0067】さらに、DCモータ109の回転が進み遮
光板117の折曲げ部117aが回転角センサ118a
に検知されると、図22に示すようにDCモータ109
の回転は停止される。この状態では、圧縮バネ116の
長さがX−Sに達している。DCモータ109は減速比
が高いモータを用いているため、圧縮バネ116の押圧
力はDCモータ109を回転させることなく、スライド
部材113を介してピン部材119を外側に押圧するこ
とになる。そのため図22の状態では、対物レンズ10
3a等の重力による力に抵抗し、回動部材104が当て
付け部材120bに当て付いた状態、つまり対物レンズ
103bを顕微鏡の光軸mに位置決めした状態を維持す
ることになる。
【0068】このように本対物レンズ切換装置では、顕
微鏡の光軸mに対して対物レンズを保持させるための力
は、当て付け部材に回動部材が当て付いた後に働くた
め、当て付いた際の衝撃が少ない。よって、対物レンズ
の切換え動作における発音や振動を防止でき、さらには
製品の耐久性の向上が達成可能である。
【0069】(第4の実施の形態)図23は、本発明の
第4の実施の形態に係る対物レンズ切換装置の構成を示
す一部側断面図である。この対物レンズ切換装置は、図
1に示した顕微鏡に取付けられる。図24は図23のZ
矢視図、図25は図23のY矢視図である。
【0070】以下、図23〜図25を基に本対物レンズ
切換装置の構成について説明する。図23に示すよう
に、顕微鏡本体101には円筒形状の凹部101aが、
取付部材100には円筒形状の凸部100aが設けられ
ている。そして、凹部101aに凸部100aが嵌合さ
れ、さらに固定用のビス(図示省略)を用いることで、
顕微鏡本体101に取付部材100が固定されている。
【0071】回動部材104には、ネジ穴からなる二つ
の対物レンズ取付部104a,104b(104bは不
図示)が設けられている。これら取付部104a,10
4bに、それぞれ対物レンズ103a,103bが約6
0度の角度をなすよう取付けられている。また取付部材
100には、回動部材104の回転を制限する当付部材
120a,120bが設けられている。
【0072】回動部材104の両側部は、それぞれベア
リング105,105を介して、回転軸106,106
にて取付部材100に回動可能に支持されている。当付
部材120a,120bの突出量は、対物レンズ取付部
104a,104bの中心が顕微鏡の光軸mと一致した
位置で回動部材104の回転が制限されるように調整さ
れている。
【0073】また、回動部材104の回転中心上には、
片側を接続された対向する2枚の板バネ140,140
の接続部140aが取付けられている。これら2枚の板
バネ140,140は、対物レンズ取付部104a,1
04bの各中心線からなる角を2等分する線の向き、す
なわち回動部材104の回転方向と直交する向きで取付
けられている。
【0074】取付部材100の端面には対物レンズ切換
機構のベース108が取付けられている。ベース108
には駆動源であるDCモータ109が固定されている。
DCモータ109の出力軸端109aには出力アーム1
10aが取付られている。出力アーム110aの回動部
材104側には、板バネ140,140を押圧可能な位
置に軸141aを介してベアリング141が設けられて
いる。
【0075】また、出力アーム110aの回動部材10
4側に対して逆側には、遮光板(薄板状の部材)143
が取付けられている。さらに、ベース108の回動部材
104側には、出力アーム110aの回動に伴い移動す
る遮光板143を検知するための回転角センサ(フォト
インタラプタ)144a,144bが設けられている。
これら回転角センサ144a,144bは、互いに回動
部材104の回転角60°より大きい約90°の角度を
なし、遮光板143を検知する位置に設けられている。
【0076】図26〜図31は、上記のように構成され
た対物レンズ切換装置の動作を順次送りして説明するた
めの図であり、図26は図23のB−B断面図、図27
〜図31はA−A断面図である。図26〜図31では動
作上の主要部を示している。以下、顕微鏡の光軸m上の
対物レンズ103aを対物レンズ103bへ切換える際
の動作を説明する。
【0077】図26及び図27は、対物レンズ103a
が顕微鏡の光軸m上に位置決めされた状態を示してい
る。この状態では、回動部材104が当て付け部材12
0aに当て付いている。また出力アーム110aは、遮
光板143が回転角センサ144aにて検知される位置
まで回転されている。
【0078】また出力アーム110a上のベアリング1
41は、一方の板バネ140をその弾性域内で押し曲げ
ている。なお、板バネ140により回動部材104に働
く回転モーメントは、対物レンズ103bや回動部材1
04が回転した際の重力により生じる回転力より十分大
きく設定してある。なお、DCモータ109は減速比が
高いモータを用いているため、板バネの力により回転す
ることはない。そのため、対物レンズ103aが顕微鏡
の光軸mに位置した状態を保持することが可能である。
【0079】また、当て付け部材120aにより回動部
材104の位置を再現するため、クリック等の弾性部材
による位置再現機構(図34,図35参照)より高い再
現性が得られる。
【0080】図28は、DCモータ109により出力ア
ーム110aを図に向かって反時計回り方向に回転させ
ることにより、ベアリング141が板バネ140を押し
曲げない位置にある状態を示す。図26及び図27まで
は、出力アーム110aが回転しても、対物レンズ10
3aを光軸mに保持するための板バネ140による応力
が減じるだけであり、回動部材104は回転しない。ま
た図28では、二つの板バネ140,140の対向する
2面の間隔は、ベアリング141の直径より小さいた
め、ベアリング141は二つの板バネ140,140に
挟み込まれた状態にある。
【0081】図29は、出力アーム110aの回転によ
り、回動部材104が図28の状態から回転した状態を
示す。前述したように、出力アーム110aのベアリン
グ141は二つの板バネ140,140に挟み込まれて
いるため、回動部材104が回転する際は常に出力アー
ム110a上のベアリング141と板バネ140,14
0は接している。そのため回動部材104の切換動作中
は、回動部材104の偏心荷重(回転中心に対して偏心
した荷重)によりDCモータ109の回転数の変動はあ
るものの、回転動作が途切れたりすることなく、スムー
ズな動きで切換が行なわれる。
【0082】図30は、出力アーム110aが更に回転
し、当付部材120bに回動部材104が衝突した状態
を示す。この衝突の際は、回動部材104の慣性力だけ
が働き、対物レンズ103bを保持するための板バネ1
40による力は働いていないため、衝撃力は小さく、大
きく振動したり大きな発音を生じることはない。このと
き、遮光板143は回転角センサ144bに達していな
いため、DCモータ109の回転は停止しない。また、
回動部材104の回転範囲は当付部材120bにて制限
されるため、DCモータ109の回転範囲に高精度さは
要求されない。よって、装置の組立調整は機械加工の精
度で得られ、回転角センサの調整は不要である。
【0083】図31は、さらにDCモータ109の回転
が進み、遮光板143が回転角センサ144bに検知さ
れDCモータ109の回転が停止された状態を示す。D
Cモータ109には減速比が高いモータを用いているた
め、出力アーム110aのベアリング141により板バ
ネ140に生じる応力は、DCモータ109を回転させ
ることなく、回動部材104を当て付け部材120bに
押し当てる方向に働く。そのため、回動部材104が対
物レンズ103a等の重力による力に抵抗し当付部材1
20bに当て付いた状態、つまり対物レンズ103bを
顕微鏡の光軸mに位置決めした状態を維持することにな
る。
【0084】このように本対物レンズ切換装置では、回
動部材の当て付け部材への衝突による衝撃が小さいた
め、対物レンズの切換えによる振動が小さいうえ、対物
レンズを保持する力を大きくできるので、切換えによる
振動の減衰が早くなる。
【0085】図32は、本発明の第4の実施の形態の変
形例に係る対物レンズ切換装置の構成を示す一部側断面
図である。図33は図32のW矢視図である。
【0086】本対物レンズ切換装置は、回動部材104
における対物レンズ取付部104a,104bの各中心
線からなる角を2等分する線上にベアリング141を設
けている。さらに、DCモータ109の出力軸109a
に、片側を接続された対向する2枚の板バネ140,1
40の接続部140aが取付けられている。これら2枚
の板バネ140,140は、ベアリング141を挟んで
いる。
【0087】また、板バネ140,140の接続部14
0aとDCモータ109の出力軸109aの間に、折曲
げ部(薄板状の部材)145aを持つ遮光板(薄板状の
部材)145が取付けられている。さらに、ベース10
8の回動部材104側には、遮光板145の折曲げ部1
45aを検知するための回転角センサ(フォトインタラ
プタ)146a,146bが設けられている。これら回
転角センサ146a,146bは、互いに回動部材10
4の回転角60°より大きい約90°の角度をなし、折
曲げ部145aを検知する位置に設けられている。この
ように構成しても、上記第4の実施の形態と同様の効果
が得られる。
【0088】本発明は、以下の構成を有している。
【0089】[1]顕微鏡に取付けられ、二つの対物レ
ンズを駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換え
る対物レンズ切換え装置であって、前記二つの対物レン
ズを装着する回動部材と、前記回動部材の回動範囲を制
限する二つの当付部材を、動力を伝達する伝達領域と前
記当付部材により制限される前記回動部材の回転範囲よ
り広い回転領域とを有し、前記駆動源からの動力を前記
伝達領域により前記回動部材へ伝達する伝達機構と、を
具備した対物レンズ切換装置。
【0090】[2]前記伝達機構は、前記回動部材の回
転中心に対して放射状に設けられた前記伝達領域を有す
るカム部材と、前記駆動源からの動力により回転する動
力側回動部材と、この動力側回動部材に設けられたピン
部材と、からなり、前記ピン部材が前記カム部材の前記
伝達領域と嵌合した状態で回動可能とした上記[1]記
載の対物レンズ切換装置。
【0091】[3]前記カム部材の長穴は、前記駆動源
の動力を伝達する領域と伝達しない領域とからなる上記
[2]記載の対物レンズ切換装置。
【0092】[4]前記動力側回動部材上に直動可能に
設けられたスライド部材を、前記スライド部材をその直
動方向へ付勢する弾性部材とを備え、前記スライド部材
を介して前記ピン部材を設けた上記[2]記載の対物レ
ンズ切換装置。
【0093】[5]前記回動部材は慣性力だけで前記当
付部材に当付けるとともに、前記弾性部材の付勢力が略
前記当付部材の方向へ働くことで、所望の前記対物レン
ズを前記光軸上に保持する上記[1]記載の対物レンズ
切換装置。
【0094】[6]重力による回転力に対して前記対物
レンズを光軸上に保持するための力が、前記回動部材が
前記当付部材に当て付いてから切換え動作の進行に連れ
徐々に作用する上記[1]記載の対物レンズ切換装置。
【0095】[7]重力による回転力に対して前記対物
レンズを光軸上に保持するために力が充分に作用したこ
とを検出するための検出器と、この検出器の検出に応じ
て前記駆動源の駆動を停止するように制御する制御手段
とを、備えた上記[1]記載の対物レンズ切換装置。
【0096】[8]前記伝達機構は、前記駆動源と前記
回動部材との動力伝達は弾性を有する弾性伝達部材より
なる、上記[1]記載の対物レンズ切換装置。
【0097】[9]重力による回転力に対して前記対物
レンズを光軸上に保持するための力を充分に作用させる
ために、前記駆動源による切換え時間より充分長い駆動
時間駆動した後駆動源を停止するように制御する制御手
段とを、備えた上記[8]記載の対物レンズ切換装置。
【0098】[10]前記弾性伝達部材は、回動部材の
回転軸上に設けた歯車と、動力源の出力軸上に設けた歯
車とに噛み合う歯形を有する上記[8]記載の対物レン
ズ切換装置。
【0099】[11]前記弾性伝達部材は、互いにほぼ
平行をなす板状のバネからなる上記[8]記載の対物レ
ンズ切換装置。
【0100】[12]顕微鏡に取付けられ、二つの対物
レンズを駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換
える対物レンズ切換え装置であって、前記顕微鏡に装着
される取付部材と、前記二つの対物レンズが装着され、
回転軸を介して前記取付部材に回動可能に支持される回
動部材と、前記回動部材の回動を規制する当付部材と、
前記回動部材の前記回転軸に対して放射状に設けられた
長穴と前記回転軸と同軸の回転半径よりなる外径部と回
動部材に付勢力を与える保持部とを有するカム部材と、
前記カム部材の前記長穴に係合された駆動ピン部材と、
カム部材の外形部に押圧する付勢ピンを備え、前記駆動
源により前記駆動ピン部材を介して前記カム部材を回動
させることで、前記当付部材の規制範囲で前記回動部材
を回動させる対物レンズ切換装置。
【0101】[13]顕微鏡に取付けられ、二つの対物
レンズを駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換
える対物レンズ切換装置であって、前記顕微鏡に装着さ
れる取付部材と、前記二つの対物レンズが装着され、回
転軸を介して前記取付部材に回動可能に支持される回動
部材と、前記回動部材の回動を制限する当付部材を、前
記駆動源の駆動軸側に設けられた第1の歯車と、前記回
動部材に設けられた第2の歯車と、前記第1の歯車から
前記第2の歯車へ動力を伝達する伝達部材とを、備え、
前記伝達部材は弾性を有し、前記当付部材の規制範囲
で、前記駆動源により第1の歯車、前記伝達部材及び第
2の歯車を介して前記回動部材を回動させる対物レンズ
切換装置。
【0102】[14]顕微鏡に取付けられ、二つの対物
レンズを駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換
える対物レンズ切換え装置であって、前記顕微鏡に装着
される取付部材と、前記二つの対物レンズが装着され、
回転軸を介して前記取付部材に回動可能に支持される回
動部材と、前記回動部材の回動を規制する当付部材と、
前記回動部材の前記回転軸に対して放射状に設けられた
長穴を有するカム部材と、前記カム部材の前記長穴に係
合され弾性部材により付勢された移動ピン部材と、を備
え前記駆動源により前記移動ピン部材を介して前記カム
部材を回動させることで、前記当付部材の規制範囲で前
記回動部材を回動させる対物レンズ切換装置。
【0103】[15]顕微鏡に取付けられ、二つの対物
レンズを駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換
える対物レンズ切換装置であって、前記顕微鏡に装着さ
れる取付部材と、前記二つの対物レンズが装着され、回
転軸を介して前記取付部材に回動可能に支持される回動
部材と、前記回動部材の回動を規制する当付部材と、前
記回動部材側及び前記駆動源の駆動軸側の一方に設けら
れた二片の弾性部材と、前記回動部材側及び前記駆動源
の駆動軸側の他方に、前記二片の弾性部材で挟まれるよ
うに設けられたピン部材と、を備え前記当付部材の規制
範囲で、前記駆動源により前記弾性部材及び前記ピン部
材を介して前記回動部材を回動させる対物レンズ切換装
置。
【0104】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成をなし組立
調整を容易に行なえ、かつ対物レンズの切換えを、その
装着状態の変化に関わらず簡易な制御で確実に行なえる
対物レンズ切換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
を適用した顕微鏡の構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の構成を示す斜視分解図。
【図3】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の制御ブロック図。
【図4】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図6】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図7】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図8】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図9】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装置
の動作を説明するための図。
【図10】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作手順を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置を適用した顕微鏡の構成を示す斜視図。
【図12】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作手順を示すフローチャート。
【図13】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の回動歯車とベルトを示す図。
【図14】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す一部側断面図。
【図15】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す図14のZ矢視図。
【図16】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す図14のY矢視図。
【図17】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す図14のA−A断面図。
【図18】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図19】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図20】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図21】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図22】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図23】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す一部側断面図。
【図24】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す図23のZ矢視図。
【図25】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の構成を示す図23のY矢視図。
【図26】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図27】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図28】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図29】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図30】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図31】本発明の実施の形態に係る対物レンズ切換装
置の動作を順次送りして説明するための図。
【図32】本発明の実施の形態の変形例に係る対物レン
ズ切換装置の構成を示す一部側断面図。
【図33】本発明の実施の形態の変形例に係る対物レン
ズ切換装置の構成を示す図32のW矢視図。
【図34】従来の対物レンズ切換装置に適用される係合
機構の一例であるクリック機構の構成を示す図。
【図35】従来の対物レンズ切換装置に適用される係合
機構の一例であるクリック機構の構成を示す図34のX
矢視図。
【符号の説明】
1…取付部材 2…回動部材 3…回転軸 5a,5b…対物レンズ 6…機構部ベース 7…DCギヤードモータ 8…モータギヤ 9…伝達ギヤ 10…駆動ピン 12…カム 13…リンク 14…付勢ピン 15…引張りバネ 16a,16b…ストッパ 17a,17b…センサ 18…遮光部材 201…制御部 202…検出部 203…駆動部 204…入力部 205…電源 50…歯車 51…ベルト 52…歯車 53…板材 54a,54b…ピン 100…取付部材 101…顕微鏡本体 101’…ステージ 102…接眼レンズ 103…鏡筒 104…回動部材 105…ベアリング 106…回転軸 107…カム部材 108…ベース 109…DCモータ 109a…出力軸端 110…ピニオンギヤ 111…動力側回動部材 112…回転軸 113…スライド部材 114a,114b…固定軸 115…バネ固定部材 116…圧縮バネ 117…遮光板 118a,118b…回転角センサ 119…ピン部材 120a,120b…当付部材 140…板バネ 141…ベアリング 143…遮光板 144a,144b…回転角センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顕微鏡に取付けられ、二つの対物レンズを
    駆動源により電動で前記顕微鏡の光軸上に切換える対物
    レンズ切換装置であって、 前記二つの対物レンズを装着する回動部材と、 前記回動部材の回動範囲を制限する二つの当て付け部材
    と、 動力を伝達する伝達領域と前記当て付け部材により制限
    される前記回動部材の回転範囲よりも広い回転領域とを
    有し、前記駆動源からの動力を前記伝達領域により前記
    回動部材へ伝達する伝達手段と、 を具備したことを特徴とする対物レンズ切換装置。
  2. 【請求項2】前記伝達手段は、 前記回動部材の回転中心に対して放射状に設けられた前
    記伝達領域を有するカム部材と、 前記駆動源からの動力により回転する動力側回動部材
    と、 この動力側回動部材に設けられたピン部材と、からな
    り、 前記ピン部材が前記カム部材の前記伝達領域と嵌合した
    状態で回動可能としたことを特徴とする請求項1に記載
    の対物レンズ切換装置。
  3. 【請求項3】前記伝達手段は、 前記対物レンズを装着する回動部材側及び前記駆動源の
    駆動軸側の一方に前記伝達領域を有する弾性部材を設
    け、かつ他方にピン部材を設けてなり、 前記ピン部材が前記弾性部材に前記伝達領域にて挟まれ
    た状態で回動可能としたことを特徴とする請求項1に記
    載の対物レンズ切換装置。
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