JP2001153716A - 多目的ブロック部材 - Google Patents

多目的ブロック部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多目的ブロック部材において四隅調整作業を
容易に行えるようにする。 【解決手段】 多目的ブロック部材1の薄肉部5a、5
b、5c、5dのうち各薄肉部5a〜5dの肉厚ta〜
tbはいずれも同じ厚さとする。但し薄肉部5cのみ、
その薄肉部の形成位置をブロック1の上部端縁に近接さ
せる。これにより下部ロバーバル直線L1は共通である
が、上部は第1ロバーバル直線L2と第2ロバーバル直
線が幅D3 をもって位置している。この構成により、ロ
バーバル全体としては秤量皿7に対する荷重の偏置は前
側が軽く、後側が重く表示される四隅特性が付与され、
これ調整するには薄肉部5cのみを減肉調整すればよ
く、四隅調整作業が非常に楽になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロバーバル機構とし
て或いはロードセル用起歪体として使用される電子秤用
の多目的ブロック部材に関する。
【0002】
【従来の技術】電子式秤と総称される電磁平行式秤量装
置、静電容量式秤量装置、ロードセル式秤量装置(電気
抵抗線式秤量装置)等においては、装置に負荷された荷
重を荷重測定部に伝達する機構を案内する目的でロバー
バル機構が設けられていることが多い。ロバーバル機構
は複数の部材をばね材で接続することより四辺形を形成
する構造が従来より実施されているが、最近では一体的
に形成されたロバーバル機構も用いられるようになって
いる。この一体型ロバーバル機構は秤量装置の小型化に
対応できる等の理由により最近特に多用されるようにな
ってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3は従来の一体型ロ
バーバル機構として構成されたブロック部材を示す。こ
のブロック部材はロードセル式秤に多用される起歪体の
形状と同じ形状に形成されており、従ってロードセル式
秤においては、歪みゲージを形成することにより荷重計
測用の起歪体として利用することが可能なものである。
【0004】矢印20はロバーバル機構として作動可能
な起歪体を示し、同起歪体20は全体が略直方体に形成
され、中央の連通空間部21を介して両端に長円状の空
間部22、22が形成された構成となっている。
【0005】この長円状空間部22、22が形成される
ことよりこの長円状空間部22、22の上下の部分は起
歪体20の肉厚が他の部分よりも薄く形成された薄肉部
23a、23b、23c、23dとなっている。このよ
うに構成された起歪体20の一端20aが固定されて起
歪体20全体が片持に支持され、固定部と対向する側の
端面20bに対して直交する方向から加重W(図4参
照)が負荷される構成となっている。
【0006】図4は起歪体20がロバーバル機構として
作動する理想的状態を示す。即ち荷重Wが負荷される
と、その荷重により起歪体20は変形するわけである
が、対向する端面20bがその荷重に対応した移動量L
をもって固定端20aに対して平行移動するよう変形す
ることが理想的であり、このように理想的に変形すれば
荷重Wは荷重測定機構に対して極めて正確に伝達するこ
とができる。
【0007】図5は荷重Wが負荷された場合の起歪体2
0各部の変形状態を、また図6は起歪体20全体の変形
状態を概念的に示している。先ず図6に示すように起歪
体20は固定端20aにおいて全体が片持に支持されて
いるため、他端20b側に荷重Wが負荷されるとこの固
定端20aにおいて全荷重を支持することになる。この
ため起歪体20に対して上記荷重はモーメント荷重とし
て作用することになり、図示の如く荷重Wの負荷側が下
降する形で全体が弓なりに変形しようとする。この結
果、起歪体20の上面には引っ張り力−Pが、また下面
には圧縮力+Pが作用する。
【0008】片持構造の起歪体20全体に対しては上述
のような力が加わるわけであるが、起歪体には図示の如
く薄肉部が形成されているため、上記変形力−P、+P
は各薄肉部に対してそれぞれ異なった作用を行う。即
ち、起歪体20の上面においては薄肉部23aは前記引
っ張り力−Pにより引っ張り力−paが生じるが、薄肉
部23cでは起歪体20全体がロバーバルとして変形す
るために、逆に圧縮力+pcとして作用することにな
る。
【0009】また起歪体20の下面では薄肉部23bに
対しては圧縮力+pbが、また薄肉部23dにおいては
引っ張り力−pdが作用することになる。更に、起歪体
20は前述の如く片持であるため、荷重Wは起歪体20
に対してモーメント荷重として作用するため、モーメン
トアームの長い起歪体取付基部側の薄肉部23a、23
bに対して大きく、またモーメントアームの短い薄肉部
23c、23dに小さく作用することになる。この結果
薄肉部各部の力は、同じ荷重による引っ張り力であって
も−pa>−pdとなり、また同じ荷重による圧縮力で
あっても+pb>+pcとなる。
【0010】以上の構成の起歪体20において、この起
歪体20を高性能な電子秤のロバーバル機構として利用
する場合には、各薄肉部23a〜23dの肉厚は非常に
薄く形成する必要がある。このため、各薄肉部に対する
荷重の影響はより微妙となり、然も各薄肉部には上述の
ようにそれぞれ異なる応力が生じ、かつ各応力か複雑に
影響し合うことによって、結果的には調整前の秤量機構
における四隅誤差は前後左右無秩序に発生することにな
る。このため、四隅調整に当たってはこのように無秩序
に発生する誤差に対応して、その調整対象となる薄肉部
を選択し、かつ当該薄肉部の調整箇所を定めて減肉調整
する必要があり、その調整には複雑な調整治具が必要と
なったり、或いはどの箇所を調整すべきかを決定するの
に長い経験と熟練を必要とする。
【0011】また分解能の高い秤量装置では、センサを
保護する筐体内に起歪体20を固定した状態で誤差調整
を行うため、調整治具の配置スペースが確保できないな
ど、自動化は困難であり、やすり等の調整工具が秤量皿
と干渉する等して人手で実施する場合においても調整作
業は容易なものではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点に
鑑み構成されたものであり、薄肉部を変形部としてブロ
ック内に平行四辺形が想定され、ロバーバル機構或いは
ロードセルとして機能可能に構成されたブロック部材に
おいて、当該想定平行四辺形において、対向位置する一
対の平行四辺形の高さを異ならせることにより、四隅調
整をおこなう薄肉部が予め特定できるよう構成した多目
的ブロック部材である。
【0013】
【発明の実施の形態】例えば電子秤のうちの電磁平衡式
の秤量装置である電子天秤の場合、汎用品であっても工
業製品として、他の計測装置に比較してその分解能は1
000倍或いはそれ以上を必要とする。
【0014】一般に、多量の部品を一度に製作する汎用
部品の場合、機械による切削加工の精度は公差としてプ
ラスマイナス0.05mm程度が限界となる。製造コスト
を度外視すればこれ以上の精度を確保することは不可能
ではないが、生産性及び経済性の観点からは産業界に広
く使用される汎用天秤では採用することは非常に困難で
ある。
【0015】本発明はブロック部材の設計及び製作段階
においてこのような切削加工精度を考慮し、ロバーバル
を構成する四辺形に対して特定の誤差を敢えて設定する
ことにより、四隅誤差の発生方向を予め統一し、ブロッ
クの特定の部分を調整することにより四隅調整が可能な
ように構成されている。
【0016】まず、電子秤の荷重伝達機構を案内するロ
バーバル機構として、或いはロードセル用起歪体として
一体型の多目的ブロック部材が構成される。この多目的
ブロック部材は例えば中央の連通空間部を介して両端に
長円状の空間部が形成された構成され、この長円状の空
間部によりブロック部材に対してブロック変形部として
ブ4か所の薄肉部がブロック部材の前後上下に形成され
る。
【0017】ロバーバル機構或いはロードセル用起歪体
として構成される場合には前記上下の4か所の薄肉部の
肉厚方向において、上部の薄肉部の肉厚の中間部を通過
する仮想線及び、下部の薄肉部の肉厚の中間部を通過し
かつ上部の仮想線と平行に位置する下部の仮想線、上下
の薄肉部において上下仮想線を結ぶ鉛直方向の一対の高
さ方向の仮想線により全体として平行四辺形が想定され
る。
【0018】本発明においてはこの想定される仮想平行
四辺形に対して変更が加えられによう薄肉部が調整さ
れ、基本的にブロック部材の固定部側上部の薄肉部のみ
を調整することにより四隅誤差の調整が可能に構成され
る。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
示す。図1において、矢印1は多目的ブロック部材を示
す。図示の構成ではこの多目的ブロック部材は、秤量物
の荷重を伝達する部材(図示せず)の変位を案内する一
体型のロバーバル機構として構成されている。
【0020】多目的ブロック部材1は全体が略直方体に
形成され、一端が固定部1Aとして秤量装置の支持部材
等の支持部6により片持支持され、かつ他端は荷重が負
荷される荷重受け部1Bとなっている。この固定部1A
と荷重受け部1Bとの間には次に示すような空間部が形
成される。
【0021】即ち、中央の連通空間部2を介して両端に
長円状の空間部3及び4が形成され、この長円状空間部
3、4が形成されることより長円状空間部3、4の上下
の部分は肉厚が他の部分よりも薄く形成された薄肉部5
a、5b、5c、5dが形成されてる。なお図示の構成
には示されていないが、荷重伝達部材の支点や力点を形
成するため、当該空間部に対して支点や力点となる部材
の取付座を形成することももとより可能である。
【0022】上記の構成において上下の薄肉部のうち、
5a、5b、5dは同じ構成となり、かつ固定部1A側
上部の薄肉部5cのみ異なる構成要素を有している。先
ず各4か所の薄肉部5a、5b、5c、5dの肉厚t
a、tb、tc、tdは何れも同じ厚さとなるよう形成
されているが、次の点において薄肉部5cのみ異なる構
成要素を有している。
【0023】この点を先ず構成要素が共通の薄肉部5
a、5b、5dについて説明する。先ず下部の薄肉部5
b及び5dについて説明すると、下部の2箇所の薄肉部
5b、5dを形成する長円状空間部3、4の下部円弧部
分と多目的ブロック部材1の下部端縁1aとの距離は何
れもD1 と等しく形成されている。この状態で前記下部
円弧部分に対して多目的ブロック部材1の下部端縁1a
側から同じ形状及び同じ深さのR型の凹所(以下「R
部」とする)が形成されることにより下部の薄肉部5
b、5dの肉厚tb、tdが等しくなるよう構成されて
いる。この結果、各薄肉部5b、5dの肉厚tb、td
の中間部を通過する仮想線(以下この仮想線を「下部ロ
バーバル直線」とする)は一つの直線L1で表される。
【0024】同様に荷重受け部1B側上部の薄肉部5a
も前記下部の薄肉部5b、5dと全く同じ構成となって
いる。即ち、長円状空間部3の上部円弧部分と多目的ブ
ロック部材1の上部端縁との距離D2 が前記距離D1
等しくなるよう形成され、かつブロック部材1の上部端
縁1b側から長円状空間部3の上部円弧部分に対して前
記R部と同形同大のR部が形成されることにより当該薄
肉部の肉厚taは前記下部薄肉部5b、5dの肉厚t
b、tdと等しい肉厚となっている。この薄肉部5aの
肉厚の中間部を通過する仮想線を上部第1ロバーバル直
線L2とする。またこれら下部ロバーバル直線L1と上
部第1ロバーバル直線L2との距離を前部ロバーバル高
さh1 とする。
【0025】一方、固定部1A側の上部薄肉部5cは次
の構成となっている。先ず長円状空間部4の上部円弧部
は前記の各薄肉部5a、5b、5dに比較して円弧部が
ブロック部材1の上部端縁1b側に移動している。つま
り円弧部が他の薄肉部に比較してブロック部材の端縁に
近接している。この状態で、肉厚tcが前記各薄肉部の
肉厚ta、tb、tdと等しくなるよう当該薄肉部5c
のR部は浅く形成されている。この結果当該薄肉部5c
の肉厚tcの中間に位置する仮想線(「上部第2ロバー
バル直線」とする)L3は、肉厚tcが他の薄肉部の肉
厚と等しいにも係わらず、前記上部第1ロバーバル直線
L1に対して距離D3 をもってブロック部材1の上部端
縁1b側に変位することになる。なお、内容の理解を助
けるため図面上ではこの距離D3 は大きく表示している
が実際には極めて僅かな量である。例えば分解能が1/
60万程度の構成の電子天秤のロバーバル機構として用
いる場合にはD3 の値は0.05mm程度の僅かな量であ
る。
【0026】以上のようにしてロバーバル機構として作
用する多目的ブロック部材1を構成し、このブロック部
材1を用いた電磁平行式秤量装置を構成して秤量皿7に
対する荷重Wを偏置してその特性を試験したところ、秤
量皿7に対する荷重Wの偏置による当該荷重Wの測定値
は、秤量皿7の前方に荷重Wを負荷した場合(Waで示
す)には当該荷重の質量よりも少なく表示され、かつ後
方に負荷した場合(Wbで示す)には当該荷重は当該荷
重の質量よりも多く表示される特性が予め付与されてい
ることが確認された。
【0027】これは、直線L2に対して直線L3が幅D
3 をもって変位しているため、ロバーバル全体としては
ロバーバル高さがh1 <h2 となり、この結果、ロバー
バルのステイをなす直線L1に対して荷重Wは僅かなが
ら一定の角度をもって負荷される。このため直線L1に
おける水平分力は変わらないが,この僅かな角度の分だ
け高さ方向の垂直分力は秤量皿7を軽くする方向に作用
することになるためである。
【0028】さらに、このような特性を有する多目的ブ
ロック部材1において、固定部1Aの上部側薄肉部5c
の上部側縁(上部のR部)を切削等の手段で減肉するこ
とにより、荷重Waの測定値は増加し、荷重Wの質量に
近づくよう調整されることが確認された。またこれと対
応して実際の質量よりも多く計測された後方の荷重Wb
の測定値も当該荷重の質量Wに近づくことが確認され
た。
【0029】つまり、薄肉部5cの上部に対して減肉加
工を施すだけで、他の薄肉部には加工を施すことなく四
隅調整が可能となる。高性能な電子秤ではロバーバル機
構とこれを支持する部材等との微妙な取り合わせを前提
として調整する必要があるため、ロバーバル機構を装置
の筐体内に組み込んだ状態で調整をせざるを得ないが、
この場合当該上部薄肉部5c以外の薄肉部の調整は筐体
の底板部側面壁との干渉、或いは秤量皿7や図示しない
秤量皿の保持部材等との干渉等によって極めて制約され
る。上記の構成とすることにより、調整部は筐体の底板
や秤量皿7との干渉がない薄肉部5b上部に限定される
ためその調整は極めて容易になる。
【0030】図2は第2の実施例を示す。図中薄肉部5
a、5b、5dの肉厚ta、tb、tdh同じ厚さに形
成されている。この結果、ブロック部材1の下部側薄肉
部5b、5dには前記実施例と同様の共通の下部ロバー
バル直線L1が想定され、かつ上部薄肉部5aに対して
も上部第1ロバーバル直線L2が想定される。
【0031】一方上部薄肉部5cのみ、その肉厚tcが
他の薄肉部よりも薄く形成され、この結果前記実施例と
同様上部第2ロバーバル直線L3が形成され、結果的に
は前記実施例と同様、下部ロバーバル直線L1に対して
高さh1 、h2 の異なる第1、第2上部ロバーバル直線
L2、L3が形成されることになる。この様に、本実施
例の場合も前記実施例と同様のロバーバル直線が想定さ
れるため、その特性も荷重Wを秤量さら前方に偏置した
ときには質量よも少なく、また後方に偏置したときには
質量よも多く表示される特性を有する。従ってその調整
も固定部1A側の上部薄肉部5cを減肉加工することに
より調整可能でとなる。
【0032】以上、多目的ブロック部材をロバーバル機
構として使用する場合を例に本発明を説明したが、ロー
ドセル用起歪体として使用する場合の四隅調整も全く同
様である。
【0033】
【発明の効果】以上各実施例により本発明を説明したよ
うに、本発明によれば多目的ブロック部材のうち、四隅
調整の際に調整を行うべき薄肉部を予め特定できるた
め、この薄肉部を、調整作業が最も容易な位置にある薄
肉部とすることができる。このため一か所の薄肉部の調
整でしかもその調整を行う薄肉部は調整が最も容易な薄
肉部とすることができるので、従来に比較して調整作業
は極めて容易になると共に、加工機の配置も容易となる
ため自動調整も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す多目的ブロック部
材の側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す多目的ブロック部
材の側面図である。
【図3】従来のブロック型ロバーバル機構を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図4】上記ブロック型ロバーバル機構の理想的変形状
態を示す側面図である。
【図5】上記ブロック型ロバーバル機構の実際の変形状
態を示す側面図である。
【図6】図5に示す変形とブロックに生じる応力を概念
的に示す概略図である。
【符号の説明】
1 多目的ブロック部材 1A 固定部 1B 荷重受け部 1a 下部端縁 1b 上部端縁 2 連通空間部 3、4 長円状空間部 5a、5b、5c、5d 薄肉部 7 秤量皿 L1 下部ロバーバル直線 L2 上部第1ロバーバル直線 L3 上部第2ロバーバル直線 h1 下部ロバーバル直線L1に対する上部第1ロバー
バル直線L2の高さ h2 下部ロバーバル直線L1に対する上部第2ロバー
バル直線L3の高さ ta 薄肉部5aの肉厚 tb 薄肉部5bの肉厚 tc 薄肉部5cの肉厚 td 薄肉部5dの肉厚 W 荷重
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出雲 直人 埼玉県北本市朝日1丁目243番地 株式会 社エー・アンド・デイ開発・技術センター 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子秤のロバーバル機構或いはロードセ
    ル用起歪体として機能するよう構成された一体型のブロ
    ック部材であり、かつ上下四箇所に薄肉部が形成される
    ことによりこの薄肉部を変形部として平行四辺形が想定
    され、かつ荷重の負荷によりこの想定平行四辺形が変形
    するよう構成された多目的ブロックにおいて、当該想定
    平行四辺形のうち一方の上下薄肉部間の距離と他方の上
    下薄肉部間の距離とが異なるよう構成することにより、
    四隅調整を行う際の調整対象薄肉部が予め特定の薄肉部
    となるよう構成したことを特徴とする多目的ブロック部
    材。
  2. 【請求項2】 ブロック部材の上下前後4か所の各薄肉
    部は全て同じ肉厚に形成され、かつ特定の薄肉部のみ、
    その形成位置がブロック部材の側縁に近接するよう構成
    することにより上下薄肉部間の距離を相違させるよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載の多目的ブロック
    部材。
  3. 【請求項3】 ブロック部材の一端が固定部であり、か
    つ他端部が荷重受け部であり、当該固定部を介してブロ
    ック部材が片持に支持され、かつ固定部側の上部薄肉部
    の薄肉部形成位置が他の薄肉部よりもブロック部材の上
    部側縁に近接して形成されることにより四隅調整の調整
    対象薄肉部を当該固定部側の上部薄肉部に特定するよう
    構成したことを特徴とする請求項2記載の多目的ブロッ
    ク部材。
  4. 【請求項4】 ブロック部材の上下前後4か所の各薄肉
    部のうち一か所の薄肉部のみ、肉厚が少なく形成される
    ことにより前記上下薄肉部間の距離を相違させるよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載の多目的ブロック
    部材。
  5. 【請求項5】 ブロック部材の一端が固定部であり、か
    つ他端部が荷重受け部であり、当該固定部を介してブロ
    ック部材が片持に支持され、かつ固定部側の上部薄肉部
    の肉厚のみ、他の薄肉部肉厚よりも薄く形成されること
    により四隅調整の調整対象薄肉部を当該固定部側の上部
    薄肉部に特定するよう構成したことを特徴とする請求項
    4記載の多目的ブロック部材。
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