JP4606534B2 - 多目的ブロック部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はロバーバル機構として或いはロードセル用起歪体として使用される電子秤用の多目的ブロック部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子式秤と総称される電磁平行式秤量装置、静電容量式秤量装置、ロードセル式秤量装置(電気抵抗線式秤量装置)等においては、装置に負荷された荷重を荷重測定部に伝達する機構を案内する目的でロバーバル機構が設けられていることが多い。ロバーバル機構は複数の部材をばね材で接続することより四辺形を形成する構造が従来より実施されているが、最近では一体的に形成されたロバーバル機構も用いられるようになっている。この一体型ロバーバル機構は秤量装置の小型化に対応できる等の理由により最近特に多用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図3は従来の一体型ロバーバル機構として構成されたブロック部材を示す。このブロック部材はロードセル式秤に多用される起歪体の形状と同じ形状に形成されており、従ってロードセル式秤においては、各薄肉部に歪みゲージを形成し、これら歪みゲージからの電気的出力により荷重計測用の起歪体として利用することが可能なものである。
【0004】
矢印20はロバーバル機構として作動可能な起歪体を示し、同起歪体20は全体が略直方体に形成され、中央の連通空間部21を介して両端に長円状の空間部22、22が形成された構成となっている。
【0005】
この長円状空間部22、22が形成されることよりこの長円状空間部22、22の上下の部分は起歪体20の肉厚が他の部分よりも薄く形成された薄肉部23a、23b、23c、23dとなっている。このように構成された起歪体20の一端20aが固定されて起歪体20全体が片持に支持され、固定部と対向する側の端面20bに対して直交する方向から加重W(図4参照)が負荷される構成となっている。
【0006】
図4は起歪体20がロバーバル機構として作動する際の理想的変形状態を示す。即ち荷重Wが負荷されると、その荷重により起歪体20は変形するわけであるが、対向する端面20bがその荷重に対応した移動量Lをもって固定端20aに対して平行移動するよう変形することが理想的であり、このように理想的に変形すれば荷重Wは荷重測定機構に対して極めて正確に伝達することができる。
【0007】
図5は荷重Wが負荷された場合の起歪体20各部の変形状態を、また図6は起歪体20全体の変形状態を概念的に示している。先ず図6に示すように起歪体20は固定端20aにおいて全体が片持に支持されているため、他端20b側に荷重Wが負荷されるとこの固定端20aにおいて全荷重を支持することになる。このため起歪体20に対して上記荷重はモーメント荷重として作用することになり、図示の如く荷重Wの負荷側が下降する形で全体が弓なりに変形しようとする。この結果、起歪体20の上面には引っ張り力−Pが、また下面には圧縮力+Pが作用する。
【0008】
片持構造の起歪体20全体に対しては上述のような力が加わるわけであるが、起歪体には図示の如く薄肉部が形成されているため、上記変形力−P、+Pは各薄肉部に対してそれぞれ異なった作用を行うことになる。即ち、起歪体20の上面においては薄肉部23aは前記引っ張り力−Pによって引っ張り力−paが生じるが、薄肉部23cでは起歪体20全体がロバーバルとして変形するために、逆に圧縮力+pcとして作用することになる。
【0009】
また起歪体20の下面では薄肉部23bに対しては圧縮力+pbが、また薄肉部23dにおいては引っ張り力−pdが作用することになる。更に、起歪体20は前述の如く片持であるため、荷重Wは起歪体20に対してモーメント荷重として作用する。このためモーメントアームの長い起歪体取付基部側の薄肉部23a、23bに対しては大きく、またモーメントアームの短い薄肉部23c、23dに小さく作用することになる。この結果薄肉部各部の力は、同じ荷重による引っ張り力であっても−pa>−pdとなり、また同じ荷重による圧縮力であっても+pb>+pcとなる。
【0010】
以上の構成の起歪体20において、この起歪体20を高性能な電子秤のロバーバル機構として利用する場合には、各薄肉部23a〜23dの肉厚は非常に薄く形成する必要がある。このため、各薄肉部に対する荷重の影響はより微妙となり、然も各薄肉部には上述のようにそれぞれ異なる応力が生じ、かつ各応力が複雑に影響し合うことによって、結果的には調整前の秤量機構における四隅誤差は前後左右無秩序に発生することになる。このため、四隅調整に当たってはこのように無秩序に発生する誤差に対応して、その調整対象となる薄肉部を選択し、かつ当該薄肉部の調整箇所を定めて減肉調整する必要があり、その調整には複雑な調整治具が必要となったり、或いはどの箇所を調整すべきかを決定するのに長い経験と熟練を必要とする。
【0011】
また分解能の高い秤量装置では、センサを保護する筐体内に起歪体20を固定した状態で誤差調整を行うため、調整治具の配置スペースが確保できないなど、調整の自動化は困難であり、やすり等の調整工具が秤量皿と干渉する等して人手で実施する場合においても調整作業は容易なものではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点に鑑み構成されたものであり、薄肉部を変形部としてブロック内に平行四辺形が想定され、ロバーバル機構或いはロードセルとして機能可能に構成されたブロック部材において、4つの薄肉部のうち一つの薄肉部の形成位置を当該ブロック部材の上下方向において理想的な平行四辺形を構成する位置から敢えて変位させ、これによって当該ロバーバル機構における偏荷重による誤差、つまり四隅誤差の発生状態を予め設定し、この理想的位置から外れた位置の薄肉部のみを調整することにより、当該ロバーバル機構の四隅調整をおこなうよう構成した多目的ブロック部材である。
【0013】
【発明の実施の形態】
例えば電子秤のうちの電磁平衡式の秤量装置である電子天秤の場合、汎用品であっても工業製品として、他の計測装置に比較してその分解能は1000倍或いはそれ以上を必要とする。具体的にはロードセル式秤量装置の分解能は数千分の一であるが、電磁平衡式の秤量装置である電子天秤におけるロバーバル機構として利用する場合にはその分解能は数千万分の1から数億分の1程度のきわめて高い分解能が要求される。
【0014】
一般に、多量の部品を一度に製作する汎用部品の場合、機械による切削加工の精度は公差としてプラスマイナス0.05mm程度が限界となる。製造コストを度外視すればこれ以上の精度を確保することは不可能ではないが、生産性及び経済性の観点からは産業界に広く使用される汎用天秤としての採用は非常に困難である。
【0015】
本発明はブロック部材の設計及び製作段階においてこのような切削加工精度を考慮し、ロバーバルを構成する四辺形に対して特定の誤差を敢えて設定することにより、四隅誤差の発生方向を予め特定するよう構成し、ブロックの特定の部分のみを調整することにより四隅調整が可能なように構成されている。
【0016】
まず、電子秤の荷重伝達機構を案内するロバーバル機構として、或いはロードセル用起歪体として一体型の多目的ブロック部材が構成される。
この多目的ブロック部材は例えば中央の連通空間部を介して両端に長円状の空間部が形成された構成とされ、この長円状の空間部によりブロック部材に対してブロック変形部として4か所の薄肉部がブロック部材の前後上下に形成される。
【0017】
ロバーバル機構或いはロードセル用起歪体として構成される場合には前記上下の4か所の薄肉部の肉厚方向において、上部の薄肉部の肉厚の中間部を通過する仮想線及び、下部の薄肉部の肉厚の中間部を通過しかつ上部の仮想線と平行に位置する下部の仮想線、上下の薄肉部において上下仮想線を結ぶ鉛直方向の一対の高さ方向の仮想線により全体として平行四辺形が想定される。この仮想線による平行四辺形は図4に示されるように理想的な変形をする平行四辺形(理想的平行四辺形)であることが理想であるが、上述の理由によりこのような理想的平行四辺形を予め形成することは事実上不可能である。
【0018】
本発明においてはこの想定される仮想平行四辺形に対して変更が加えられによう薄肉部が調整され、基本的にブロック部材の固定部側上部の薄肉部のみを調整することにより四隅誤差の調整が可能に構成される。
【0019】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に示す。
図1において、矢印1は多目的ブロック部材を示す。図示の構成ではこの多目的ブロック部材1は、秤量物の荷重を伝達する部材(図示せず)の変位を案内する一体型のロバーバル機構(特に電磁平衡式秤量装置に用いる分解能が数千万から数億分の1のロバーバル機構)として構成されている。
【0020】
多目的ブロック部材1は全体が略直方体に形成され、一端が固定部1Aとして秤量装置の支持部材等の支持部6により片持支持され、かつ他端は荷重が負荷される荷重受け部1Bとなっている。この固定部1Aと荷重受け部1Bとの間には次に示すような空間部が形成される。
【0021】
即ち、中央の連通空間部2を介して両端に長円状の空間部3及び4が形成され、この長円状空間部3、4が形成されることより長円状空間部3、4の上下の部分は肉厚が他の部分よりも薄く形成された薄肉部5a、5b、5c、5dが形成されている。なお図示の構成には示されていないが、荷重伝達部材の支点や力点を形成するため、当該空間部に対して支点や力点となる部材の取付座を形成することももとより可能である。
【0022】
上記の構成において上下の薄肉部のうち、5a、5b、5dは同じ構成となり、かつ固定部1A側上部の薄肉部5cのみ異なる構成要素を有している。
先ず各4か所の薄肉部5a、5b、5c、5dの肉厚ta、tb、tc、tdは何れも同じ厚さとなるよう形成されているが、次の点において薄肉部5cのみ異なる構成要素を有している。
【0023】
この点を先ず構成要素が共通の薄肉部5a、5b、5dについて説明する。先ず下部の薄肉部5b及び5dについて説明すると、下部の2箇所の薄肉部5b、5dを形成する長円状空間部3、4の下部円弧部分と多目的ブロック部材1の下部端縁1aとの距離は何れもD1 と等しく形成されている。この状態で前記下部円弧部分に対して多目的ブロック部材1の下部端縁1a側から同じ形状及び同じ深さのR型の凹所(以下「R部」とする)が形成されることにより下部の薄肉部5b、5dの肉厚tb、tdが等しくなるよう構成されている。この結果、各薄肉部5b、5dの肉厚tb、tdの中間部を通過する仮想線(以下この仮想線を「下部ロバーバル直線」とする)は一つの直線L1で表される。
【0024】
同様に荷重受け部1B側上部の薄肉部5aも前記下部の薄肉部5b、5dと全く同じ構成となっている。即ち、長円状空間部3の上部円弧部分と多目的ブロック部材1の上部端縁との距離D2 が前記距離D1 と等しくなるよう形成され、かつブロック部材1の上部端縁1b側から長円状空間部3の上部円弧部分に対して前記R部と同形同大のR部が形成されることにより当該薄肉部の肉厚taは前記下部薄肉部5b、5dの肉厚tb、tdと等しい肉厚となっている。この薄肉部5aの肉厚の中間部を通過する仮想線を上部第1ロバーバル直線L2とする。またこれら下部ロバーバル直線L1と上部第1ロバーバル直線L2との距離を前部ロバーバル高さh1 とする。
【0025】
一方、固定部1A側の上部薄肉部5cは次の構成となっている。先ず長円状空間部4の上部円弧部は前記の各薄肉部5a、5b、5dに比較して円弧部がブロック部材1の上部端縁1b側に移動している。つまり円弧部が他の薄肉部に比較してブロック部材の端縁(上部端縁1b)に近接している。この状態で、肉厚tcが前記各薄肉部の肉厚ta、tb、tdと等しくなるよう当該薄肉部5cのR部は浅く形成されている。この結果当該薄肉部5cの肉厚tcの中間に位置する仮想線(「上部第2ロバーバル直線」とする)L3は、肉厚tcが他の薄肉部の肉厚と等しいにも係わらず、前記上部第1ロバーバル直線L1に対して距離D3 をもってブロック部材1の上部端縁1b側に変位することになる。なお、内容の理解を助けるため図面上ではこの距離D3 は大きく表示しているが実際には極めて僅かな量である。例えば分解能が1/60万程度と、電子天秤としては分解能の低い部類の電子天秤のロバーバル機構として用いる場合であってもD3 の値は0.05mm程度の僅かな量である。より高い分解能の電子天秤であれば0.005mm程度等とその値はより僅かな値となる。
【0026】
以上のようにしてロバーバル機構として作用する多目的ブロック部材1を構成し、このブロック部材1を用いた電磁平行式秤量装置を構成して秤量皿7に対する荷重Wを偏置してその特性を試験したところ、秤量皿7に対する荷重Wの偏置による当該荷重Wの測定値は、秤量皿7の前方、即ち秤量皿7の荷重受け部1に対する接続部を起点として固定部1Aから離間する方向に質量Wの荷重を負荷した場合には当該荷重の質量Wよりも少ない値Waで表示され、かつ後方、即ち即ち秤量皿7の荷重受け部1に対する接続部を起点として固定部1Aに接近する方向に負荷した場合には当該荷重は当該荷重の質量Wよりも多い値Wbで表示される特性が、このブロック部材に対して予め付与されていることが確認された。
【0027】
つまり、薄肉部5cという一か所の対象に対して減肉加工を施すだけで、他の薄肉部には加工を施すことなく四隅調整が可能となる。高性能な電子秤ではロバーバル機構とこれを支持する部材等との微妙な取り合わせを前提として調整する必要があるため、本来ロバーバル機構を装置の筐体内に組み込んだ状態で調整をせざるを得ないが、この場合当該上部薄肉部5c以外の薄肉部の調整を行うとすれば、筐体の底板部側面壁との干渉、或いは秤量皿7や図示しない秤量皿の保持部材等との干渉等によってその調整作業は困難でありかつ極めて制約されたものとなる。
上記の構成とすることにより、調整部は筐体の底板や秤量皿7との干渉がない上部の薄肉部5bの上面部に限定されるためその調整は極めて容易になる。
【0028】
図2は第2の実施例を示す。
図中薄肉部5a、5b、5dの肉厚ta、tb、tdは同じ厚さに形成されている。この結果、ブロック部材1の下部側薄肉部5b、5dには前記実施例と同様の共通の下部ロバーバル直線L1が想定され、かつ上部薄肉部5aに対しても上部第1ロバーバル直線L2が想定される。
【0029】
一方上部薄肉部5cのみ、その肉厚tcが他の薄肉部よりも薄く形成され、この結果前記実施例と同様上部第2ロバーバル直線L3が形成され、結果的には前記実施例と同様、下部ロバーバル直線L1に対して高さh1 、h2 の異なる第1、第2上部ロバーバル直線L2、L3が形成されることになる。この様に、本実施例の場合も前記実施例と同様のロバーバル直線が想定されるため、その特性も質量Wの荷重を秤量皿7の前方に偏置したときには質量Wよりも少なく、また後方に偏置したときには質量Wよりも多く表示される特性を有する。従ってその調整も前記実施例と同様、固定部1A側の上部薄肉部5cを減肉加工することにより調整可能となる。
【0030】
以上、多目的ブロック部材をロバーバル機構として使用する場合を例に本発明を説明したが、ロードセル用起歪体として使用する場合の四隅調整も全く同様である。
【0031】
【発明の効果】
以上各実施例により本発明を説明したように、本発明によれば多目的ブロック部材のうち、四隅調整の際に調整を行うべき薄肉部を予め特定できるため、この薄肉部を、調整作業が最も容易な位置にある薄肉部とすることができる。このため一か所の薄肉部の調整でしかもその調整を行う薄肉部は調整が最も容易な薄肉部としてあるので、従来に比較して調整作業は極めて容易になると共に、加工機の配置も容易となるため、加工機を用いた自動調整も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す多目的ブロック部材の側面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例を示す多目的ブロック部材の側面図である。
【図3】 従来のブロック型ロバーバル機構を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図4】 上記ブロック型ロバーバル機構の理想的変形状態を示す側面図である。
【図5】 上記ブロック型ロバーバル機構の実際の変形状態を示す側面図である。
【図6】 図5に示す変形とブロックに生じる応力を概念的に示す概略図である。
【符号の説明】
1 多目的ブロック部材
1A 固定部
1B 荷重受け部
1a 下部端縁
1b 上部端縁
2 連通空間部
3、4 長円状空間部
5a、5b、5c、5d 薄肉部
7 秤量皿
L1 下部ロバーバル直線
L2 上部第1ロバーバル直線
L3 上部第2ロバーバル直線
h1 下部ロバーバル直線L1に対する上部第1ロバーバル直線L2の高さ
h2 下部ロバーバル直線L1に対する上部第2ロバーバル直線L3の高さ
ta 薄肉部5aの肉厚
tb 薄肉部5bの肉厚
tc 薄肉部5cの肉厚
td 薄肉部5dの肉厚
W 荷重
Claims (1)
- 電子秤のロバーバル機構或いはロードセル用起歪体として機能するよう構成された一体型のブロック部材であり、かつ上下四箇所に薄肉部が形成されかつこれら薄肉部に対して歪みゲージを取り付けることによりこの薄肉部を変形部とする起歪体として機能し各起歪体からの電気的出力により負荷された荷重の値を表示手段において表示にするよう構成したブロック部材において、ブロック部材(1)の荷重受け部(1B)側の上下に薄肉部(5a)、(5b)が、また固定部(1A)側の上下に薄肉部(5c)、(5d)がそれぞれ形成され、各薄肉部の肉厚(ta)、(tb)、(tc)(td)は等しく形成され、かつ荷重受け部(1B)側の下部の薄肉部(5b)、固定部(1A)側の下部の薄肉部(5d)はその肉厚の中間部を通過する直線(L1)を共有し、かつ上部の薄肉部のうち荷重受け部(1B)側の薄肉部(5a)の肉厚の中間を通過する直線(L2)対して固定部(1A)側の薄肉部(5c)の肉厚の中間を通過する直線(L3)は距離(D3 )を以て前記直線(L2)よりも上方に変位するようこれら薄肉部(5a)、(5c)が形成され、薄肉部(5a)乃至(5d)により形成される平行四辺形は、対向する辺が全く等しい理想的平行四辺形における4個の頂点に対応する薄肉部のうち予め薄肉部(5c)が理想的平行四辺形の頂点の位置から変位するよう構成し、秤量皿(7)は前記荷重受け部(1B)に取り付けられ、当該秤量皿(7)はこれにより秤量皿(7)に負荷された荷重(W)が、当該秤量皿(7)の前方の位置、即ち秤量皿7の荷重受け部(1B)に対する接続部を起点として固定部(1A)から離間する方向の位置に配置された時は実際の荷重(W)の質量よりも少ない値(Wa)を表示し、かつ秤量皿の後方の位置、即ち秤量皿(7)の荷重受け部(1B)に対する接続部を起点として固定部(1A)に接近する方向の位置に配置された時は実際の荷重(W)の質量よりも大きい値(Wb)を表示するよう予めブロック部材に特性が与えられ、前記薄肉部(5c)のみを調整することにより前記表示(Wa)又は(Wb)を適正な値(W)と同等にするよう構成されたことを特徴とする多目的ブロック部材。
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