JPH04256864A - 半導体振動・加速度センサ - Google Patents
半導体振動・加速度センサInfo
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- JPH04256864A JPH04256864A JP3018143A JP1814391A JPH04256864A JP H04256864 A JPH04256864 A JP H04256864A JP 3018143 A JP3018143 A JP 3018143A JP 1814391 A JP1814391 A JP 1814391A JP H04256864 A JPH04256864 A JP H04256864A
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 title claims description 29
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 abstract description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 13
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/084—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass
Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の加速度
状態, 揺れの状態などを検出し、その検出信号を処理
して各種制御などに使用される、特に3次元の振動ある
いは加速度を検出することができる半導体振動・加速度
センサに関する。
状態, 揺れの状態などを検出し、その検出信号を処理
して各種制御などに使用される、特に3次元の振動ある
いは加速度を検出することができる半導体振動・加速度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】3次元の振動あるいは加速度を検出する
ことができる半導体振動・加速度センサとして特開昭6
3−169078に開示されたものが知られている。図
4はこの半導体振動・加速度センサの平面図、図5はx
方向成分検出について説明するための図4のA−Aにお
ける断面図、図6はz方向成分検出について説明するた
めの図4のA−Aにおける断面図である。図4において
、5はその平面形状が正方形で、厚肉状の中央厚肉部、
6は中央厚肉部5と所定の間隔を有し、その中央厚肉部
5を囲うように口の字形に形成された厚肉状の周辺厚肉
部である。中央厚肉部5と周辺厚肉部6との間には、中
央厚肉部5の平面形状における正方形の各外辺の略中央
より、各辺の長さより短い所定の幅をもって周辺厚肉部
6側にのび、周辺厚肉部6と中央厚肉部5とを連結する
薄肉状の薄肉支持部8〜11が形成されている。なお、
この薄肉支持部8〜11の図中正のz方向側表面は、中
央厚肉部5および周辺厚肉部6の同表面と同一平面上に
形成されている。そして各々の薄肉支持部8〜11の上
側にはピエゾ抵抗素子である4個の歪ゲージからなる歪
ゲージ群1〜4が拡散などにより形成されており、また
、各々の歪ゲージ群1〜4は、例えば中央厚肉部5より
周辺厚肉部6側に向かう方向にその長手方向を有する2
個の歪ゲージと、その方向に直交する方向にその長手方
向を有する2個の歪ゲージとからなり、互いに電気的に
接続しフルブリッジを構成している。
ことができる半導体振動・加速度センサとして特開昭6
3−169078に開示されたものが知られている。図
4はこの半導体振動・加速度センサの平面図、図5はx
方向成分検出について説明するための図4のA−Aにお
ける断面図、図6はz方向成分検出について説明するた
めの図4のA−Aにおける断面図である。図4において
、5はその平面形状が正方形で、厚肉状の中央厚肉部、
6は中央厚肉部5と所定の間隔を有し、その中央厚肉部
5を囲うように口の字形に形成された厚肉状の周辺厚肉
部である。中央厚肉部5と周辺厚肉部6との間には、中
央厚肉部5の平面形状における正方形の各外辺の略中央
より、各辺の長さより短い所定の幅をもって周辺厚肉部
6側にのび、周辺厚肉部6と中央厚肉部5とを連結する
薄肉状の薄肉支持部8〜11が形成されている。なお、
この薄肉支持部8〜11の図中正のz方向側表面は、中
央厚肉部5および周辺厚肉部6の同表面と同一平面上に
形成されている。そして各々の薄肉支持部8〜11の上
側にはピエゾ抵抗素子である4個の歪ゲージからなる歪
ゲージ群1〜4が拡散などにより形成されており、また
、各々の歪ゲージ群1〜4は、例えば中央厚肉部5より
周辺厚肉部6側に向かう方向にその長手方向を有する2
個の歪ゲージと、その方向に直交する方向にその長手方
向を有する2個の歪ゲージとからなり、互いに電気的に
接続しフルブリッジを構成している。
【0003】振動, 加速度などによる力を受けて中央
厚肉部5および薄肉支持部8〜11が変位し、その変位
状態に応じた信号を歪ゲージ群1〜4によって電気信号
の状態で検出される。ここで振動, 加速度などによる
力のx, y方向成分は次のようにして検出される。す
なわち、例えばx方向成分について考えると、図5の断
面図に示すように中央厚肉部5の重心点Gと支持点P1
( 支持点P2 ) との間にはz方向において距離
lのずれが生じており、このずれのためにx方向に力が
作用した場合、支持点P1 は図中正のz方向へ変位し
、支持点P2 は負のz方向へ変位する。従って、薄肉
支持部9側と薄肉支持部11では表面応力の加わり方が
逆になる。すなわち、薄肉支持部9側においては台座1
2に近接するほど圧縮応力が作用し、中央厚肉部5に近
接するほど引っ張り応力が作用するのに対し、薄肉支持
部11側においては、台座12に近接するほど引っ張り
応力が作用し、中央厚肉部5に近接するほど圧縮応力が
作用することになる。そこで、各々の薄肉支持部9,
11に形成される歪ゲージ群2, 4が形成するブリッ
ジ回路の出力信号の差を検出することによりx方向に受
ける力に応じた電気信号を得ることができる。なお、y
方向成分についてはその説明を省略するが、前述したx
方向成分における説明と同様に考えることができる。
厚肉部5および薄肉支持部8〜11が変位し、その変位
状態に応じた信号を歪ゲージ群1〜4によって電気信号
の状態で検出される。ここで振動, 加速度などによる
力のx, y方向成分は次のようにして検出される。す
なわち、例えばx方向成分について考えると、図5の断
面図に示すように中央厚肉部5の重心点Gと支持点P1
( 支持点P2 ) との間にはz方向において距離
lのずれが生じており、このずれのためにx方向に力が
作用した場合、支持点P1 は図中正のz方向へ変位し
、支持点P2 は負のz方向へ変位する。従って、薄肉
支持部9側と薄肉支持部11では表面応力の加わり方が
逆になる。すなわち、薄肉支持部9側においては台座1
2に近接するほど圧縮応力が作用し、中央厚肉部5に近
接するほど引っ張り応力が作用するのに対し、薄肉支持
部11側においては、台座12に近接するほど引っ張り
応力が作用し、中央厚肉部5に近接するほど圧縮応力が
作用することになる。そこで、各々の薄肉支持部9,
11に形成される歪ゲージ群2, 4が形成するブリッ
ジ回路の出力信号の差を検出することによりx方向に受
ける力に応じた電気信号を得ることができる。なお、y
方向成分についてはその説明を省略するが、前述したx
方向成分における説明と同様に考えることができる。
【0004】また、z方向成分については、図6の断面
図に示すように、例えば負のz方向に力が作用した場合
、薄肉支持部9側と薄肉支持部11側には共に、台座1
2に近接するほど引っ張り応力が作用し、中央厚肉部5
に近接するほど圧縮応力が作用する。また、図示はしな
いが薄肉支持部8, 10側においても同様に応力が作
用しており、従って、各々の薄肉支持部8〜11に形成
される歪ゲージ群1〜4が形成するブリッジ回路の出力
信号の和、あるいはその平均を検出することによりz方
向に受ける力に応じた電気信号を得ることができる。
図に示すように、例えば負のz方向に力が作用した場合
、薄肉支持部9側と薄肉支持部11側には共に、台座1
2に近接するほど引っ張り応力が作用し、中央厚肉部5
に近接するほど圧縮応力が作用する。また、図示はしな
いが薄肉支持部8, 10側においても同様に応力が作
用しており、従って、各々の薄肉支持部8〜11に形成
される歪ゲージ群1〜4が形成するブリッジ回路の出力
信号の和、あるいはその平均を検出することによりz方
向に受ける力に応じた電気信号を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の半導体振動・加
速度センサにおいては、以下のような問題点がある。図
4〜図6において振動, 加速度などのx方向成分は薄
肉支持部9, 11の変形によって、これらに形成され
た歪ゲージ群の出力信号の差として検出されるが、薄肉
支持部9, 11と直角方向にある薄肉支持部8, 1
0が反時計方向に捩じれ、この捩じれは薄肉支持部9,
11の変形を妨げ、x方向成分の検出感度を低下させ
るとともに、薄肉支持部8, 10がその捩じれで出力
信号を発生する。この出力信号は干渉出力であり検出精
度を低下させる。y方向成分に対しても全く同様である
。また、z方向成分は薄肉支持部8〜11の変形によっ
て、これらに形成された歪ゲージ群の出力信号の和、あ
るいは平均で検出されるが、x方向あるいはy方向の力
による薄肉支持部8, 10あるいは9, 11の捩じ
れによる出力信号が干渉出力となり検出精度が低下する
。
速度センサにおいては、以下のような問題点がある。図
4〜図6において振動, 加速度などのx方向成分は薄
肉支持部9, 11の変形によって、これらに形成され
た歪ゲージ群の出力信号の差として検出されるが、薄肉
支持部9, 11と直角方向にある薄肉支持部8, 1
0が反時計方向に捩じれ、この捩じれは薄肉支持部9,
11の変形を妨げ、x方向成分の検出感度を低下させ
るとともに、薄肉支持部8, 10がその捩じれで出力
信号を発生する。この出力信号は干渉出力であり検出精
度を低下させる。y方向成分に対しても全く同様である
。また、z方向成分は薄肉支持部8〜11の変形によっ
て、これらに形成された歪ゲージ群の出力信号の和、あ
るいは平均で検出されるが、x方向あるいはy方向の力
による薄肉支持部8, 10あるいは9, 11の捩じ
れによる出力信号が干渉出力となり検出精度が低下する
。
【0006】本発明の目的は、前述の問題点を解決し、
検出感度が高く、かつ、x, y, z方向間の干渉出
力をなくし、検出精度を向上した半導体・加速度センサ
を提供することにある。
検出感度が高く、かつ、x, y, z方向間の干渉出
力をなくし、検出精度を向上した半導体・加速度センサ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明においては、半導体材料よりなり、四角形
の厚肉状の中央厚肉部と、この中央厚肉部と所定の間隔
を有し、かつ、この中央厚肉部を囲うように形成された
周辺厚肉部と、前記中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面
する周辺厚肉部の各内辺とを連結し、かつ、それぞれ前
記外辺と平衡な部分を有する4個の薄肉支持部と、中央
厚肉部の一外角およびこの外角と対角線上にある他外角
とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各内隅とを連結する2
個の薄肉支持部とを備え、前記各薄肉支持部にそれぞれ
歪ゲージが形成されるようにする。
めに、本発明においては、半導体材料よりなり、四角形
の厚肉状の中央厚肉部と、この中央厚肉部と所定の間隔
を有し、かつ、この中央厚肉部を囲うように形成された
周辺厚肉部と、前記中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面
する周辺厚肉部の各内辺とを連結し、かつ、それぞれ前
記外辺と平衡な部分を有する4個の薄肉支持部と、中央
厚肉部の一外角およびこの外角と対角線上にある他外角
とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各内隅とを連結する2
個の薄肉支持部とを備え、前記各薄肉支持部にそれぞれ
歪ゲージが形成されるようにする。
【0008】
【作用】本発明によれば、半導体材料よりなる四角形の
中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各
内辺とを連結する4個の各薄肉支持部の一部にそれぞれ
前記各外辺と平行な部分を設けるようにしたので振動,
加速度などによる力が加わった場合、そのy方向成分
によって図3に示すように中央厚肉部は矢印P方向に動
かされ、薄肉支持部231, 232は圧縮あるいは引
っ張りを受け、薄肉支持部233, 234は横方向に
曲げられる。この場合、これら薄肉支持部の一部に設け
られた外辺と平行な部分によって、薄肉支持部231,
232はこの外辺と平行な部分が主として曲げられ、
それ以外の部分は軸方向に力が加わるためほとんど変形
せず、薄肉支持部233, 234はこの外辺と平行な
部分は軸方向に力が加わるためほとんど変形せず、それ
以外の個所が主として曲がるようになる。これによって
、薄肉支持部231, 232の上側に形成された歪ゲ
ージによってy方向成分が検出できるとともに、薄肉支
持部233, 234の上側に形成された歪ゲージは出
力信号を発生しないので、干渉出力は生じない。また、
薄肉支持部233, 234は中央厚肉部と周辺厚肉部
の間隔を比較的大きくとることによって横方向の曲げ剛
性を弱めることができるので、中央厚肉部の変位を妨げ
ないようにできる。また、x方向成分については前述の
y方向成分における説明と同様に考えることができる。
中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各
内辺とを連結する4個の各薄肉支持部の一部にそれぞれ
前記各外辺と平行な部分を設けるようにしたので振動,
加速度などによる力が加わった場合、そのy方向成分
によって図3に示すように中央厚肉部は矢印P方向に動
かされ、薄肉支持部231, 232は圧縮あるいは引
っ張りを受け、薄肉支持部233, 234は横方向に
曲げられる。この場合、これら薄肉支持部の一部に設け
られた外辺と平行な部分によって、薄肉支持部231,
232はこの外辺と平行な部分が主として曲げられ、
それ以外の部分は軸方向に力が加わるためほとんど変形
せず、薄肉支持部233, 234はこの外辺と平行な
部分は軸方向に力が加わるためほとんど変形せず、それ
以外の個所が主として曲がるようになる。これによって
、薄肉支持部231, 232の上側に形成された歪ゲ
ージによってy方向成分が検出できるとともに、薄肉支
持部233, 234の上側に形成された歪ゲージは出
力信号を発生しないので、干渉出力は生じない。また、
薄肉支持部233, 234は中央厚肉部と周辺厚肉部
の間隔を比較的大きくとることによって横方向の曲げ剛
性を弱めることができるので、中央厚肉部の変位を妨げ
ないようにできる。また、x方向成分については前述の
y方向成分における説明と同様に考えることができる。
【0009】また、z方向成分は中央厚肉部の一外角お
よびこの外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対面す
る周辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の薄肉支持部の
241,242の上側に形成された歪ゲージによって中
央厚肉部21および薄肉支持部241, 242の変位
状態を検出するようにしたので、x方向成分, y方向
成分の検出と独立しており、これら成分検出用の歪ゲー
ジの出力信号からの干渉出力は生じない。更に、歪ゲー
ジを中央厚肉部の外角と周辺厚肉部の内隅とをむすぶ線
上に形成することにより、この線はx方向成分, y方
向成分の力が加わった場合の薄肉支持部の横方向の曲が
りの中心線であり、この上側に形成された歪ゲージはx
方向成分, y方向成分の力に対し出力信号を発生せず
、これらx方向成分, y方向成分の力による干渉出力
も生じない。
よびこの外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対面す
る周辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の薄肉支持部の
241,242の上側に形成された歪ゲージによって中
央厚肉部21および薄肉支持部241, 242の変位
状態を検出するようにしたので、x方向成分, y方向
成分の検出と独立しており、これら成分検出用の歪ゲー
ジの出力信号からの干渉出力は生じない。更に、歪ゲー
ジを中央厚肉部の外角と周辺厚肉部の内隅とをむすぶ線
上に形成することにより、この線はx方向成分, y方
向成分の力が加わった場合の薄肉支持部の横方向の曲が
りの中心線であり、この上側に形成された歪ゲージはx
方向成分, y方向成分の力に対し出力信号を発生せず
、これらx方向成分, y方向成分の力による干渉出力
も生じない。
【0010】
【実施例】図1は本発明の半導体振動・加速度センサの
一実施例を示し、図1(a) は平面図、図1(b)
は図1(a) のA−Aにおける断面図、図1(c)
は図1(a) のB−Bにおける断面図である。図1に
おいて21は半導体材料よりなる四角形で厚肉状の中央
厚肉部、22は中央厚肉部21と所定の間隔を有し、そ
の中央厚肉部を囲うように口の字形に形成された厚肉状
の半導体材料よりなる周辺厚肉部である。中央厚肉部2
1と周辺厚肉部22との間には、四角形の中央厚肉部の
各外辺から、これら外辺の長さより短い所定の幅をもっ
て周辺厚肉部22側にのび、周辺厚肉部22と中央厚肉
部21とを連結する薄肉状の4個の半導体材料よりなる
薄肉支持部231 〜234が形成されている。これら
薄肉支持部231 〜234 の一部には、それぞれ前
記各外辺と平行な部分231A〜234Aが設けられて
いる。また、中央厚肉部の一外角およびこの外角と対角
線上にある他外角とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各内
隅とを連結する薄肉状の2個の薄肉支持部241, 2
42が形成されている。薄肉支持部231 〜234
の外辺と平行な部分231A〜234Aの上側にはそれ
ぞれ歪ゲージ251, 252と253,254と26
3, 264と261, 262が形成され、薄肉支持
部241, 242の上側にはそれぞれ歪ゲージ271
, 272と273, 274とが形成されている。こ
れら歪ゲージは同じ軸上にある、例えばy軸上にある薄
肉支持部231, 232に形成されている歪ゲージ2
51, 252, 253, 254を一組として図2
に示すようなフルブリッジを構成している。また、x軸
上にある薄肉支持部233, 234に形成されている
歪ゲージ261, 262, 263, 264も同様
である。更に、四角形の中央厚肉部の外角に設けられた
薄肉支持部241,242に形成されている歪ゲージ2
71, 272, 273, 274を一組として同様
フルブリッジを構成している。
一実施例を示し、図1(a) は平面図、図1(b)
は図1(a) のA−Aにおける断面図、図1(c)
は図1(a) のB−Bにおける断面図である。図1に
おいて21は半導体材料よりなる四角形で厚肉状の中央
厚肉部、22は中央厚肉部21と所定の間隔を有し、そ
の中央厚肉部を囲うように口の字形に形成された厚肉状
の半導体材料よりなる周辺厚肉部である。中央厚肉部2
1と周辺厚肉部22との間には、四角形の中央厚肉部の
各外辺から、これら外辺の長さより短い所定の幅をもっ
て周辺厚肉部22側にのび、周辺厚肉部22と中央厚肉
部21とを連結する薄肉状の4個の半導体材料よりなる
薄肉支持部231 〜234が形成されている。これら
薄肉支持部231 〜234 の一部には、それぞれ前
記各外辺と平行な部分231A〜234Aが設けられて
いる。また、中央厚肉部の一外角およびこの外角と対角
線上にある他外角とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各内
隅とを連結する薄肉状の2個の薄肉支持部241, 2
42が形成されている。薄肉支持部231 〜234
の外辺と平行な部分231A〜234Aの上側にはそれ
ぞれ歪ゲージ251, 252と253,254と26
3, 264と261, 262が形成され、薄肉支持
部241, 242の上側にはそれぞれ歪ゲージ271
, 272と273, 274とが形成されている。こ
れら歪ゲージは同じ軸上にある、例えばy軸上にある薄
肉支持部231, 232に形成されている歪ゲージ2
51, 252, 253, 254を一組として図2
に示すようなフルブリッジを構成している。また、x軸
上にある薄肉支持部233, 234に形成されている
歪ゲージ261, 262, 263, 264も同様
である。更に、四角形の中央厚肉部の外角に設けられた
薄肉支持部241,242に形成されている歪ゲージ2
71, 272, 273, 274を一組として同様
フルブリッジを構成している。
【0011】振動, 加速度などによる力を受けて中央
厚肉部21および薄肉支持部231 〜234および2
41 〜242 が変位し、その変位状態に応じた信号
を歪ゲージ251 〜254, 261〜264 およ
び271 〜274 によって電気信号の状態で検出さ
れる。ここで、振動, 加速度などによる力のx, y
方向成分は次のようにして検出される。すなわち、例え
ばy方向成分について考えると図3に示すように中央厚
肉部は矢印P方向に動かされ、薄肉支持部231, 2
32は圧縮あるいは引っ張りを受け、薄肉支持部233
, 234は横方向に曲げられる。この場合、これら薄
肉支持部の一部に設けられた外辺と平行な部分231A
〜234Aによって、薄肉支持部231, 232はこ
の外辺と平行な部分が主として曲げられ、それ以外の部
分は軸方向に力が加わるためほとんど変形せず、薄肉支
持部233, 234はこの外辺と平行な部分は軸方向
に力が加わるためほとんど変形せずそれ以外の個所が主
として曲がるようになる。これによって、薄肉支持部2
31, 232の外辺と平行な部分231A, 232
Aの上側に形成された歪ゲージ251 〜254 によ
りy方向成分が検出できるとともに、薄肉支持部233
, 234の外辺と平行な部分233A, 234Aの
上側に形成された歪ゲージ261 〜264 は出力信
号を発生しないので干渉出力は生じない。また、薄肉支
持部233,234 は中央厚肉部21と周辺厚肉部2
2の間隔を比較的大きくとることによって、その横方向
の曲げ剛性を弱めることができるので、中央厚肉部の変
位を妨げないようにできる。また、x方向成分について
は前述のy方向成分における説明と同様に考えることが
できる。
厚肉部21および薄肉支持部231 〜234および2
41 〜242 が変位し、その変位状態に応じた信号
を歪ゲージ251 〜254, 261〜264 およ
び271 〜274 によって電気信号の状態で検出さ
れる。ここで、振動, 加速度などによる力のx, y
方向成分は次のようにして検出される。すなわち、例え
ばy方向成分について考えると図3に示すように中央厚
肉部は矢印P方向に動かされ、薄肉支持部231, 2
32は圧縮あるいは引っ張りを受け、薄肉支持部233
, 234は横方向に曲げられる。この場合、これら薄
肉支持部の一部に設けられた外辺と平行な部分231A
〜234Aによって、薄肉支持部231, 232はこ
の外辺と平行な部分が主として曲げられ、それ以外の部
分は軸方向に力が加わるためほとんど変形せず、薄肉支
持部233, 234はこの外辺と平行な部分は軸方向
に力が加わるためほとんど変形せずそれ以外の個所が主
として曲がるようになる。これによって、薄肉支持部2
31, 232の外辺と平行な部分231A, 232
Aの上側に形成された歪ゲージ251 〜254 によ
りy方向成分が検出できるとともに、薄肉支持部233
, 234の外辺と平行な部分233A, 234Aの
上側に形成された歪ゲージ261 〜264 は出力信
号を発生しないので干渉出力は生じない。また、薄肉支
持部233,234 は中央厚肉部21と周辺厚肉部2
2の間隔を比較的大きくとることによって、その横方向
の曲げ剛性を弱めることができるので、中央厚肉部の変
位を妨げないようにできる。また、x方向成分について
は前述のy方向成分における説明と同様に考えることが
できる。
【0012】また、z方向成分は中央厚肉部21の一外
角およびこの外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対
面する周辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の薄肉支持
部241,242の上側に形成された歪ゲージ271〜
274 によって、中央厚肉部のz方向の変位から検出
する。これはx方向成分, y方向成分の検出と独立し
ており、これら成分の出力信号からの干渉出力は生じな
い。更に、歪ゲージを中央厚肉部の外角とこれと対面す
る周辺厚肉部の内隅とをむすぶ線上に形成することによ
り、この線はx方向成分,y方向成分の力が加わった場
合の薄肉支持部の横方向の曲がりの中心線であり、この
上側に形成された歪ゲージはx方向成分, y方向成分
の力に対し出力信号を発生せず、干渉出力は生じない。
角およびこの外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対
面する周辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の薄肉支持
部241,242の上側に形成された歪ゲージ271〜
274 によって、中央厚肉部のz方向の変位から検出
する。これはx方向成分, y方向成分の検出と独立し
ており、これら成分の出力信号からの干渉出力は生じな
い。更に、歪ゲージを中央厚肉部の外角とこれと対面す
る周辺厚肉部の内隅とをむすぶ線上に形成することによ
り、この線はx方向成分,y方向成分の力が加わった場
合の薄肉支持部の横方向の曲がりの中心線であり、この
上側に形成された歪ゲージはx方向成分, y方向成分
の力に対し出力信号を発生せず、干渉出力は生じない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、半導体振動・加速度セ
ンサにおいて、四角形の中央厚肉部の各外辺とそれぞれ
対面する周辺厚肉部の各内辺とを連結する4個の各薄肉
支持部の一部にそれぞれ前記各外辺と平行な部分を設け
、この外辺と平行な部分の上側にそれぞれ歪ゲージを形
成し、振動・加速度などによる力のx方向成分あるいは
y方向成分を検出し、また、中央厚肉部の一外角および
この外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対面する周
辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の各薄肉支持部の上
側にそれぞれ歪ゲージを形成し、z方向成分を検出する
ようにしたので、振動・加速度を極めて高感度で、かつ
、x方向成分, y方向成分, z方向成分間の干渉が
なく高精度で検出可能となる。
ンサにおいて、四角形の中央厚肉部の各外辺とそれぞれ
対面する周辺厚肉部の各内辺とを連結する4個の各薄肉
支持部の一部にそれぞれ前記各外辺と平行な部分を設け
、この外辺と平行な部分の上側にそれぞれ歪ゲージを形
成し、振動・加速度などによる力のx方向成分あるいは
y方向成分を検出し、また、中央厚肉部の一外角および
この外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対面する周
辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の各薄肉支持部の上
側にそれぞれ歪ゲージを形成し、z方向成分を検出する
ようにしたので、振動・加速度を極めて高感度で、かつ
、x方向成分, y方向成分, z方向成分間の干渉が
なく高精度で検出可能となる。
【図1】本発明の半導体振動・加速度センサの一実施例
を示し、図1(a) は平面図、図1(b) は図1(
a) のA−Aにおける断面図、図1(c) は図1(
a) のB−Bにおける断面図
を示し、図1(a) は平面図、図1(b) は図1(
a) のA−Aにおける断面図、図1(c) は図1(
a) のB−Bにおける断面図
【図2】図1の歪ゲージの接続を示す回路図
【図3】図
1に示す本発明の半導体振動・加速度センサの動作を説
明するための平面図
1に示す本発明の半導体振動・加速度センサの動作を説
明するための平面図
【図4】従来の半導体振動・加速度センサの一例を示す
平面図
平面図
【図5】図4に示す従来の半導体振動・加速度センサの
x方向成分検出動作を説明するための図4のA−Aにお
ける断面図
x方向成分検出動作を説明するための図4のA−Aにお
ける断面図
【図6】図4に示す従来の半導体振動・加速度センサの
z方向成分検出動作を説明するための図4のA−Aにお
ける断面図
z方向成分検出動作を説明するための図4のA−Aにお
ける断面図
21 中央厚肉部
22 周辺厚肉部
231 薄肉支持部
231A 外辺と平行部分
231 薄肉支持部
231A 外辺と平行部分
233 薄肉支持部
233A 外辺と平行部分
234 薄肉支持部
234A 外辺と平行部分
241 薄肉支持部
242 薄肉支持部
251 歪ゲージ
252 歪ゲージ
253 歪ゲージ
254 歪ゲージ
261 歪ゲージ
262 歪ゲージ
263 歪ゲージ
264 歪ゲージ
271 歪ゲージ
272 歪ゲージ
273 歪ゲージ
274 歪ゲージ
Claims (3)
- 【請求項1】半導体材料よりなり、四角形の厚肉状の中
央厚肉部と、この中央厚肉部と所定の間隔を有し、かつ
、この中央厚肉部を囲うように形成された周辺厚肉部と
、前記中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面する周辺厚肉
部の各内辺とを連結し、かつ、それぞれ前記外辺と平行
な部分を有する4個の薄肉支持部と、中央厚肉部の一外
角およびこの外角と対角線上にある他外角とそれぞれ対
面する周辺厚肉部の各内隅とを連結する2個の薄肉支持
部とを備え、前記各薄肉支持部にそれぞれ歪ゲージが形
成されることを特徴とする半導体振動・加速度センサ。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体振動・加速度センサ
において、中央厚肉部の各外辺とそれぞれ対面する周辺
厚肉部の各内辺とを連結し、かつ、それぞれ前記外辺と
平行な部分を有する4個の各薄肉支持部に形成される歪
ゲージは各薄肉支持部の外辺と平行な部分の上側にそれ
ぞれ形成されることを特徴とする半導体振動・加速度セ
ンサ。 - 【請求項3】請求項1記載の半導体振動・加速度センサ
において、中央厚肉部の一外角およびこの外角と対角線
上にある他外角とそれぞれ対面する周辺厚肉部の各内隅
とを連結する2個の各薄肉支持部に形成される歪ゲージ
は各薄肉支持部の中央厚肉部の外角とこれと対面する周
辺厚肉部の内隅とをむすぶ線上の上側に形成されること
を特徴とする半導体振動・加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018143A JP2786747B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 半導体振動・加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018143A JP2786747B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 半導体振動・加速度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04256864A true JPH04256864A (ja) | 1992-09-11 |
JP2786747B2 JP2786747B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=11963389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3018143A Expired - Fee Related JP2786747B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 半導体振動・加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2786747B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE42359E1 (en) | 1992-10-13 | 2011-05-17 | Denso Corporation | Dynamical quantity sensor |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3018143A patent/JP2786747B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE42359E1 (en) | 1992-10-13 | 2011-05-17 | Denso Corporation | Dynamical quantity sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2786747B2 (ja) | 1998-08-13 |
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