JP2004012132A - ロードセル - Google Patents

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若狭 由喜夫
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Abstract

【課題】外部からの衝撃力に対する耐性に優れると共に、比較的低周波数のノイズを可及的に排除でき、かつ、測定精度も十分確保できること。
【解決手段】ロバーバル機構を構成する略方形枠状の第1起歪体20内に、第2起歪体30を配設する。第1起歪体20の第1可動部23の変位を、荷重伝達部50を介して、第2起歪体30の第2可動部33に伝達する。荷重伝達部50は第1可動部23よりの位置で揺動自在に支持されており、第1可動部23の変位は、増幅して、第2可動部33に伝達される。第1起歪体20の剛性は、第2起歪体30の剛性よりも大きい。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物品の重量を測定するためのロードセルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品の重量を測定するための電子てんびんとして、特公平6−29761号公報に開示のものがある。
【0003】
この電子てんびんでは、ロバーバル機構内にマグネットと電磁式のフォースコイルが配設されている。そして、ロバーバル機構の皿上に物品を載置すると、ロバーバル機構の変位をゼロとするような電流がフォースコイルに通電され、その通電された電流値に応じて物品の重量が測定されるようになっている。
【0004】
ところが、この電子てんびんでは、フォースコイルを用いているため、製造コストが高いうえ、構成が大型化し、加えて、発熱が大きいという問題がある。この発熱により零点のドリフトが発生したり、フォースコイル近傍が発熱によって温められ、ロバーバル機構の特性が変ってしまうことがある。
【0005】
一方、フォースコイルを用いずに、歪みセンサを用いたロードセル秤として、特公昭61−8368号公報に開示のものがある。
【0006】
このロードセル秤では、ロバーバル機構を構成するアーム体内に、同じくロバーバル機構を構成するビームが配設されている。そして、アーム体側に物品を載置した際に生ずる該アーム体の変位が、荷重伝達部を介してビームに伝達され、該ビームがアーム体の変位量とほぼ同じだけ変位するようになっている。この際、そのビームの歪み量をストレンゲージ(歪みセンサ)により検出することで、物品の重量を測定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公昭61−8368号公報に開示のロードセル秤では、基本的に各構成部材を一体化することで、構造の簡易化を図ることを主目的としており、外側のアーム体と内側のビームとに関し、剛性上の配慮がなされていない。
【0008】
このため、過大な荷重や、予め想定された重力方向以外の力(例えば、ロードセル側方からの力やひねりの力)には、弱いという問題があった。
【0009】
しかも、剛性が低いと一般的に計量系の固有振動数が低くなり、計量系の固有振動数が低い場合には、後の検出信号の処理段階において、カットオフ周波数が比較的低いローパスフィルタを用いる必要があるので、検出信号処理時間が長くなり、計量速度が遅くなる。
【0010】
加えて、上記ロードセル秤では、外側のアーム体の変位が、そのままの大きさでビームに伝達される構成であるため、測定精度が不十分となり易い。
【0011】
また、特公昭61−8368号公報に開示のロードセル秤では、内側のビームや外側のアーム体に関して剛性上の配慮がなされていないところ、外側のアーム体を変位させる力及び変位量が、それぞれほぼ同じ大きさで内側のビームに伝達される構成となっている。従って、ロードセル秤全体としての秤量範囲及び精度は、内側のビーム及びストレンゲージ自体が持つ秤量範囲及び精度をほぼそのまま反映したものとなり、比較的低秤量範囲の物品を測定する際には精度が不十分となる。
【0012】
そこで、第1の課題は、歪みセンサを用いたロードセルにおいて、衝撃力に対する耐性に優れると共に、低周波数のノイズ耐性を高くして、高速かつ高精度に計量できるロードセルを提供することにある。
【0013】
また、第2の課題は、歪み検出部が設けられる起歪体の定格秤量以下の重量値を高精度に計量できるロードセルを提供することにある。
【0014】
そして、共通する課題は、複数の異なる部材を用いて高精度に軽量することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載のロードセルは、第1固定部と荷重される第1可動部とを有したロバーバル機構を構成する第1起歪体と、前記第1固定部に固定される第2固定部と、第2可動部とを有する第2起歪体と、前記第1可動部と前記第2可動部とに連結された荷重伝達部材と、前記第2起歪体の歪み量を検出する歪み検出部とを備え、該検出部からの出力に基づき計量するロードセルであって、前記荷重伝達部材を、揺動可能に支持する支点を前記第1可動部よりに備え、前記第1起歪体の剛性は、前記第2起歪体の剛性よりも大きいことを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項2記載のロードセルは、第1固定部と荷重される第1可動部とを有したロバーバル機構を構成する第1起歪体と、前記第1固定部に固定される第2固定部と、第2可動部とを有する第2起歪体と、前記第1可動部と前記第2可動部とに連結された荷重伝達部材と、前記第2起歪体の歪み量を検出する歪み検出部とを備え、該検出部からの出力に基づき計量するロードセルであって、前記荷重伝達部材を、揺動可能に支持する支点を前記第2可動部よりに備え、前記第1起歪体の剛性は、前記第2起歪体の剛性よりも小さいことを特徴とするものである。
【0017】
なお、請求項3記載のように、少なくとも前記第1の起歪体と前記荷重伝達部材と前記支点を有する揺動支持部とが一体形成されていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
{第1の実施の形態}
以下、この発明の第1の実施の形態に係るロードセルについて説明する。
【0019】
図1及び図2に示すように、このロードセル10は、物品の重量を測定するための装置であり、概略的に第1起歪体20と、第2起歪体30と、歪み検出部40と、荷重伝達部50と、揺動支持部60とを備えている。
【0020】
第1起歪体20は、ロバーバル機構を構成する略方形枠状に形成されている。
【0021】
より具体的には、第1起歪体20は、相対向して配設された第1固定部21及び第1可動部23と、同じく相対向して配設された第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25とを備えている。本実施の形態では、第1起歪体20は、アルミ合金等の直方体ブロック体を適宜切削加工等することにより形成されている。特に、直方体ブロック体を適宜切削加工等する際に、荷重伝達部50及び揺動支持部60、後述する第1連結介在部53、介在片57及び連結片58も第1起歪体20に対して一体形成されている。
【0022】
第1固定部21は、上下方向に沿って延びる長尺形状に形成されている。
【0023】
第1固定部21の外側部には取付凹部22が凹設されると共に、この取付凹部22の底部にボルト挿通孔22hが(ここでは2つ)形成されている。そして、後に詳述するように、一対のボルトB1がそれぞれ一対のボルト挿通孔22hに挿通されて、第2起歪体30が第1起歪体20に取付固定される。
【0024】
また、第1固定部21の外側面側に、ボルト締結孔21hが(ここでは2つ)形成されている。そして、本ロードセル10を支持する基台の支持片12(図1の2点鎖線参照)が第1固定部21の一側面側に沿って配設された状態で、一対のボルトB2が支持片12の各ボルト挿通孔12hを通って各ボルト締結孔21hに締結される。これにより、第1起歪体20が所定の基準面から所定の高さ位置に浮いた状態で、片持ち状に支持されることとなる。
【0025】
第1可動部23も、上下方向に沿って延びる長尺形状に形成されている。
【0026】
第1可動部23の外側面側に、ボルト締結孔23hが(ここでは2つ)形成されている。そして、物品載置用の皿14を略水平状態に支持する皿支持片15が第1固定部21の外側面に沿って配設された状態で、一対のボルトB3が皿支持片15のボルト挿通孔15hを通ってボルト締結孔23hに締結される。これにより、皿14が第1可動部23側に略水平姿勢で支持されることとなり、皿14上に載置された物品による荷重が第1可動部23を下方へ押下げる力として作用する。
【0027】
第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25は、それぞれ長尺形状に形成されている。第1上側アーム部24は上記第1固定部21の上端部と第1可動部23の上端部とを連結しており、第1下側アーム部25は第1固定部21の下端部と第1可動部23の下端部とを連結している。すなわち、第1固定部21、第1可動部23、第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25により、略方形枠状の概形が形成される。
【0028】
また、第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25のそれぞれにおいて、各長手方向中央部を挟んで両端側の各位置に、薄肉状の狭隘部24a,25aが形成されている。ここでは各狭隘部24a,25aは、第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25の各内側面部分を所定半径の弧状にくり抜くことにより形成されている。
【0029】
そして、第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25が各狭隘部24a,25aにおいて、たわみ変形するようになっている。従って、上記皿14上に物品を載置して、第1可動部23を下方へ押下げる力を加えると、第1上側アーム部24及び第1下側アーム部25が各狭隘部24a,25aでたわみ変形し、第1可動部23が第1固定部の長手方向に対して略平行な方向に沿って下方へ変位する。すなわち、第1起歪体20は、ロバーバル機構を構成している。
【0030】
第2起歪体30は、第2固定部31と第2可動部33とを有しており、上記第1起歪体20と同様にロバーバル機構を構成する略方形枠状に形成されている。
【0031】
より具体的には、第2起歪体30は、例えば、アルミ合金等の直方体ブロック体を適宜切削加工等することにより形成されたもので、相対向して配設された第2固定部31及び第2可動部33と、同じく相対向して配設された第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35とを備えている。また、この第2起歪体30の外形は、上記第1起歪体20内に配設可能な略長方形ブロック状に形成されている。
【0032】
第2固定部31及び第2可動部33は、それぞれ平坦な外面を有する小ブロック状に形成されている。
【0033】
第2固定部31の外側面には、ボルト締結孔31hが(ここでは一対)形成されている。そして、一対のボルトB1がそれぞれ第1固定部21側の一対のボルト挿通孔22hに挿通されて一対のボルト締結孔31hに締結されることにより、第2起歪体30が第1起歪体20内で後述する変位自在な状態で、片持ち状に支持されることとなる。
【0034】
また、第2可動部33の側面には、荷重伝達部50連結用のネジ孔(図示省略)が形成されている。ここでは、第2可動部33の両側面(図1の紙面表側及び裏側)に、それぞれ2つのネジ孔が形成されている。荷重伝達部50との連結態様については後述する。
【0035】
上記第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35は、それぞれ長尺形状に形成されている。ここでは、直方体ブロック体をその長手方向に沿って連続状に複数(ここでは3つ)の穴部を形成することで、第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35が形成されている。第2上側アーム部34は第2固定部31の上部と第2可動部33の上部とを連結し、第2下側アーム部35は第2固定部31の下部と第2可動部33の下部とを連結している。
【0036】
また、第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35のそれぞれにおいて、各長手方向中央部を挟んで両端側の各位置に、薄肉状の狭隘部34a,35aが形成されている。ここでは各狭隘部34a,35aは、直方体ブロック体をその長手方向に沿って連続状に複数の穴部を形成する際、その両端部の穴部の半径を他のものよりも大きくすることで、狭隘部34a,35aを形成している。
【0037】
そして、第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35が各狭隘部34a,35aにおいて、たわみ変形するようになっており、従って、第2可動部33にそれを上方に押上げる力を加えると、第2上側アーム部34及び第2下側アーム部35が各狭隘部34a,35aでたわみ変形し、第2可動部33がそのままの姿勢で上方へ変位するようになっている。すなわち、第2起歪体30もロバーバル機構を構成している。なお、物品を載置する皿14は第1起歪体20側に固定されているので、第2起歪体30は必ずしもロバーバル機構に構成する必要はない。
【0038】
また、上記第1起歪体20の剛性は、第2起歪体30の剛性よりも大きくなっている。そのための構成としては、第1起歪体20を構成する材質自体を、第2起歪体30を構成する材質よりも剛性的に優れたものとする構成や、第1起歪体20の各構成部分を第2起歪体の各構成部分よりも剛性的に優れた形状、例えば、各構成部分を第1起歪体20の各構成部分を第2起歪体の各構成部分よりも太くしたり、特に狭隘部24a,25aの厚みを狭隘部34a,35aの厚みよりも大きくする構成等を採用することができる。
【0039】
歪み検出部40は、上記狭隘部34a,35aの外側面に貼付けられたストレイゲージ等により構成されるものであり、第2起歪体30の歪み量に応じた検出信号を出力する。
【0040】
荷重伝達部50は、第1可動部23側に連結された第1連結部52と第2可動部33側に連結された第2連結部55とを有している。
【0041】
より具体的には、荷重伝達部50は、長尺形状に形成されており、上記第1起歪体と一体形成されている。また、荷重伝達部50は、第1可動部23の可動方向(上下方向)に対して略垂直方向(水平方向)に沿って延びる姿勢で、第2可動部33の上方から第1可動部23に向けた位置に配設される。
【0042】
この荷重伝達部50の各端部のうち第1可動部23側の端部は、第1連結介在部53を介して第1可動部23側に連結される第1連結部52とされている。
【0043】
すなわち、第1起歪体20の第1下側アーム部25の第1可動部23近傍位置に、第1連結介在部53が立設されている。
【0044】
この第1連結介在部53は、第1可動部23の可動方向と実質的に同一方向(上下方向)に沿って延びており、その上端部が荷重伝達部50の一端部に、下端部が第1可動部23に連結されている。また、第1連結介在部53の長手方向に沿って2箇所において、狭隘部53aが形成されており、当該狭隘部53aにおいて第1連結介在部53がたわみ変形容易とされている。これにより、物品の測定時において、第1連結介在部53の上端側連結部分と下端側連結部分との相対的な位置、姿勢関係が変動した場合に、当該変動分を狭隘部53aのたわみにより吸収し、各連結部分等に無理な負荷を加えることなく、円滑に、変位を伝達できるようにしている。
【0045】
そして、第1可動部23が下方へ変位すると、第1連結介在部53を介して第1連結部52が下方へ引張られることとなり、第1可動部23の変位量とほぼ同じ大きさで第1連結部52が下方へ変位することとなる。
【0046】
なお、第1連結部52が第1可動部23に連結される態様は、上記のものに限られない。例えば、第1上側アーム部24の第1可動部23近傍位置に連結されていてもよいし、勿論、第1可動部23に連結されていてもよい。要するに、第1可動部23の変位量に応じて第1連結部52が変位するように連結されていればよい。
【0047】
また、荷重伝達部50の長手方向中間部は、第2連結介在部56を介して第2可動部33側に連結される第2連結部55とされている。
【0048】
すなわち、第2連結介在部56は、略直方体ブロック状の介在片57と介在片57の下端部からその一方面(第2可動部33側の面)側を通って上方に延びる連結片58とを備えている。
【0049】
介在片57の側面には、ネジ孔(図示省略)がされている。ここでは、介在片57の両側面に、それぞれ2つのネジ孔が形成されている。そして、介在片57が第2可動部33の外面に対して所定間隔をあけた位置に配設された状態で、ブラケット59が第1可動部23の各側面と介在片57の各側面との間に掛渡すようにして配設される。この状態で、各ネジSをブラケット59のネジ挿通孔(図示省略)に通して第2可動部33のネジ孔及び介在片57のネジ孔にネジ締め固定すると、介在片57と第2可動部33との間に所定間隔あけた状態で、介在片57が第2可動部33に取付固定される。
【0050】
上記連結片58は、介在片57と第2可動部33との間を通って、介在片57と第2可動部33よりも上方に突出するように上方に延びている。連結片58の上端部は、上記第2連結部55に連結されている。なお、連結片58が、介在片57と第2可動部33とに干渉しないように、それら介在片57と第2可動部33との間に所定の隙間が形成されている。
【0051】
また、連結片58の長手方向に沿って2箇所において、狭隘部58aが形成されており、当該狭隘部58aにおいて連結片58がたわみ変形容易とされている。これにより、物品の測定時において、連結片58の上端側連結部分と下端側連結部分との相対的な位置、姿勢関係が変動した場合に、当該変動分を狭隘部58aのたわみにより吸収し、各連結部分等に無理な負荷を加えることなく、円滑に、変位を伝達できるようにしている。
【0052】
すなわち、介在片57の下端部から上方に延びるようにして連結片58を設けることで、連結片58の長尺化を図っている。ちなみに、介在片57と第2連結部55とを直接連結した場合、その連結片は比較的短尺となり、十分なたわみ変形を期待できないので、上記変動分を十分に吸収できない。
【0053】
そして、荷重伝達部50の第2連結部55が上方に変位すると、第2連結介在部56及びブラケット59を介して、第2可動部33が上方に引張られる。これにより、第2連結部55の変位量と同じ大きさで第2可動部33が上方へ変位することとなる。
【0054】
勿論、第2連結部55が第2可動部33側に連結される態様は、上記のものに限られない。例えば、上記連結片58が介在片57を介さずに直接第2可動部33に連結されていてもよい。要するに、第2連結部55の変位量に応じて第2可動部33が変位するように連結されていればよい。
【0055】
揺動支持部60は、上記荷重伝達部50を、第1連結部52と第2連結部55との中央部よりも第1連結部52よりの位置を支点として揺動自在に支持している。
【0056】
より具体的には、揺動支持部60は、片持支持片61と延設片62とが略L字状に連結された構成とされており、上記第1起歪体20に一体形成されている。
【0057】
片持支持片61は、第1固定部21の内側面から片持ち状に延設された部材であり、第2起歪体30と第1下側アーム部25との間を通って、第2起歪体30の端部に連結された介在片57よりも先端側に延びている。なお、重量測定時において、第1起歪体20及び第2起歪体30の変位を妨げないように、片持支持片61と第2起歪体30及び第1下側アーム部25との間には、所定の隙間が形成されている。
【0058】
上記延設片62は、片持支持片61の先端部より上方に向けて延設されており、その上端部は荷重伝達部50に連結されている。
【0059】
また、延設片62と荷重伝達部50との連結部分では、肉薄でたわみ変形容易な狭隘部62aに形成されている。この狭隘部62aで荷重伝達部50が揺動自在に支持される。すなわち、荷重伝達部50は、延設片62の上端部との連結部分である狭隘部62aを揺動支点として揺動自在に支持されている。この揺動支点は第1可動部23よりの位置にある。
【0060】
また、延設片62が荷重伝達部50に連結される位置は、第1連結部52と第2連結部55との中央部よりも第1連結部52よりの位置である。すなわち、第1連結部52と揺動支点(狭隘部62a)との距離aは、第2連結部55と揺動支点(狭隘部62a)との距離bよりも小さい。
【0061】
なお、揺動支持部60を揺動自在に支持する態様は、上記のものに限られない。例えば、揺動支持部60の上側から揺動自在に支持するようにしてもよい。
【0062】
このロードセル10では、皿14上に物品を載置すると、物品の重量に応じて第1可動部23が下方へ変位する。この変位量は、第1連結介在部53を介して揺動支持部60の第1連結部52に伝達される。すなわち、第1可動部23の変位量と略同じ量、第1連結部52が下方に変位する。
【0063】
これにより、揺動支持部60が揺動支点(狭隘部62a)を中心にして揺動し、第2連結部55が上方に変位する。この際、第1連結部52と揺動支点(狭隘部62a)との距離aは、第2連結部55と揺動支点(狭隘部62a)との距離bよりも小さいので、てこの原理により、第2連結部55の変位量は、第1連結部52の変位量よりも大きい。なお、第2連結部55の変位量と第1連結部52の変位量の比は、上記a:bの比率に応じて決まる。例えば、a:bを1:2に設定するとよい。
【0064】
そして、第2連結部55の変位量が第2連結介在部56、ブラケット59を介して第2可動部33に伝達される。すなわち、第2連結部55の変位量と略同じ量、第2可動部33が上方に変位する。第2可動部33が変位すると、第2起歪体30が歪み、その歪み量が歪み検出部40により検出され、その歪み量に応じた検出信号が出力される。
【0065】
出力された検出信号は、図示省略の荷重測定部に入力され、所定のフィルタ処理を施された後、所定の荷重演算処理を施される。そして、例えば、荷重が図示省略の表示部に出力される。
【0066】
以上のように構成されたロードセル10によると、第2起歪体30は、より剛性の大きい第1起歪体20内に配設されているため、過大な荷重や、予め想定された重力方向以外の力(例えば、ロードセル側方からの力やひねりの力)が直接第2起歪体30に加わり難くなり、外部からの衝撃力に対する耐性に優れる。
【0067】
また、第1起歪体20は比較的剛性が高いため固有振動数が比較的高い。
【0068】
従って、検出信号処理段階において、カットオフ周波数の比較的高いローパスフィルタを用いて、信号処理時間を短くすることができ、計量速度の高速化が可能となる。また、低周波ノイズがある場合計量値が安定し難く、不安定なままに計量値を求めると誤差が生じ易いところ、このロードセルではこれを防止して高精度かを図ることができる。
【0069】
しかも、第1可動部23の変位は、荷重伝達部50を介して増幅して第2可動部33に伝達されるので、検知精度も十分確保できる。
【0070】
また、第1の起歪体20と荷重伝達部50と揺動支持部60とを一体形成しているので、別部材で構成する場合に比べて、組立の手間もない。また、別部材であれば接合部での調整が煩わしいが、その必要もなく、耐久性も高い。
【0071】
また、第1起歪体20と第2起歪体30とを別部材としているので、材質等の変更することによって、第2起歪体30を第1起歪体20よりも剛性を低くすることが容易である。しかも、第1起歪体20と第2起歪体30とが別々な状態において、第2起歪体に歪み検出部40を容易に取付けることができる。
【0072】
なお、図1に示すように、荷重伝達部50の他端部70(荷重伝達部50の第2連結部55側への延長端部)に錘を取付けてもよい。その場合、錘の重量は皿14、皿支持片15の合計重量と同等(荷重伝達部50を介して釣合った状態)とする。つまり、風袋重量をキャンセルさせる。この様にすることで、第2起歪体30の剛性を下げ精度を確保することができる。
【0073】
{第2の実施の形態}
次に、この発明の第2の実施の形態に係るロードセル10Bについて説明する。
【0074】
図3に示すように、このロードセル10Bは、上記第1の実施の形態と同様に、物品の重量を測定するための装置であり、概略的に第1起歪体20Bと、第2起歪体30Bと、歪み検出部40Bと、荷重伝達部50Bと、揺動支持部60Bとを備えている。
【0075】
第1起歪体20Bは、上記第1起歪体20と同様構成とされ、また、第2起歪体30Bは、上記第2起歪体30と同様構成とされている。そして、第2起歪体30Bに、該第2起歪体の歪み量を検出する歪み検出部40Bが設けられている。
【0076】
また、荷重伝達部50Bは、長尺形状に形成されており、その一端部が第1起歪体20Bの第1可動部23B(上記第1可動部23に対応する)に連結されると共に、その他端部が第2起歪体30Bの第2可動部33B(上記第2可動部33に対応する)に連結されている。
【0077】
そして、基本的には、物質を第1起歪体20Bの第1可動部23B側の皿(図示省略)に載置すると、その物質の重量に応じて第1可動部23Bが下方へ変位し、該変位が荷重伝達部50Bを介して第2起歪体30Bの第2可動部33Bに伝達される。これにより、第2可動部33Bが下方に変位し、第2起歪体30Bが歪む。この歪み量が歪み検出部40Bにて検出され、その歪み量に応じた検出信号が出力される。この検出信号に対して所定の所定の荷重演算処理を施すことで、物資の重力が測定される。
【0078】
この第2の実施の形態におけるロードセル10Bは、上記第1の実施の形態に係るロードセル10と比較して、次の大きな特徴的構成を備えている。
【0079】
すなわち、荷重伝達部50Bを揺動可能に支持する支点が、第2可動部33Bよりの位置に設けられている。
【0080】
具体的には、荷重伝達部50Bが略水平姿勢となるように、該荷重伝達部50Bの各端部が第1可動部23B及び第2可動部33Bに連結されている。
【0081】
また、荷重伝達部50Bを所定の支点周りに揺動自在に支持する揺動支持部60Bが設けられている。
【0082】
揺動支持部60Bは、片持支持片61Bと延設片62Bとが略L字状に連結された構成とされている。
【0083】
片持支持片61Bは、第1固定部21Bの内側面から片持ち状に延設された部材であり、第2起歪体30Bの下方を通って該第2起歪体30Bの先端側に延出している。
【0084】
また、片持支持片61Bの先端部より上方に向けて延設片62Bが延設され、その延設片62Bの上端部は荷重伝達部50Bに連結されている。延設片62Bの上端部と荷重伝達部50Bとの連結部分では、肉薄でたわみ変形容易な狭隘部62Baに形成されている。この狭隘部62Baで荷重伝達部50Bが揺動自在に支持される。すなわち、荷重伝達部50Bは、延設片62Bの上端部との連結部分である狭隘部62Baを揺動支点として揺動自在に支持されている。この揺動支点は、第1可動部23Bと第2可動部33Bとの中央部よりも、第2可動部33Bよりの位置である。
【0085】
勿論、揺動支持部60Bを揺動自在に支持する態様は、上記のものに限られない。例えば、揺動支持部60Bの上側から揺動自在に支持するようにしてもよい。
【0086】
また、第2起歪体30Bの剛性は、第1起歪体20Bの剛性よりも大きくなっている。剛性の大小は、上記第1の実施の形態において述べたのと同様に、材質変更や形状変更等により調整される。
【0087】
この第2の実施の形態に係るロードセル10Bの利点について説明する。
【0088】
まず、本ロードセル10Bでは、第2起歪体30Bの剛性は、第1起歪体20Bの剛性よりも大きくなっており、例えば、第2起歪体30Bが荷重W1でY1変位し、第1起歪体20Bは荷重W1/10で10Y変位するものであるとする。
【0089】
また、荷重伝達部50Bの揺動支点が第2可動部33Bよりの位置にあり、例えば、そのてこ比が1対10であるとする。
【0090】
この場合、第1起歪体20B側に荷重がW/10である物質を載置すると、第1可動部23Bは、10Y変位する。上述したようにてこ比は1対10なので、第2起歪体30Bの第2可動部23Bには、(W/10)×10=Wの荷重が加わる。また、変位量は、10Y/10=Yとなる。
【0091】
すなわち、第1起歪体20Bは、500gまでの秤量範囲で精度が±0.1g(最大秤量に対して5000分の1の精度)であるとすると、その第1起歪体20Bのみによってロードセル10Bを構成した場合等には、50gの物質を計量する場合でも、精度は±0.1gである。
【0092】
これに対して、本実施の形態に係るロードセル10Bでは、第1起歪体20Bによる計量範囲(〜500g)の全てをそれよりも小さい計量範囲(〜50g)として使用できる。従って、比較的小さい計量範囲(〜50g)においても5000分の1の精度(0.01g)にすることができる。
【0093】
従って、歪み検出部40Bが設けられる内部の第1起歪体20Bの定格秤量以下の重量値を高精度で計量できる。
【0094】
なお、第1可動部23Bの変位量は小さくなって第2可動部33Bに伝達されるが、この点に関しては、第1起歪体20Bの剛性を第2起歪体30Bの剛性よりも小さくしているため、比較的軽量の物品を第1起歪体20Bの第1可動部23B側に載置した場合にも、第2起歪体30Bが比較的大きく変位するため、問はない。
【0095】
なお、この第2の実施の形態においても、第1の起歪体20Bと荷重伝達部50Bと揺動支持部60Bとが一体形成されていてもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載のロードセルによると、第2起歪体は、より剛性の大きい第1起歪体により保護されることとなり、外部からの衝撃力に対する耐性に優れる。
【0097】
また、第1起歪体の第1可動部側に物品が載置されるところ、第1起歪体は比較的剛性が高いため固有振動数が比較的高いので、物品載置時に生じてしまうノイズが比較的高周波数となり、比較的低周波数のノイズを可及的に排除でき、高精度化が可能となる。またこのため、カットオフ周波数の高いローパスフィルタを用いることができるため、高速計量が可能となる。
【0098】
しかも、第1可動部の変位は、荷重伝達部材を介して第2可動部に伝達されるところ、荷重伝達部材を、揺動可能に支持する支点が前記第1可動部よりに設けられているため、第2可動部の変位量は第1可動部の変位量よりも大きくなる。従って、この点からしても、計量精度を十分確保できる。
【0099】
また、この発明の請求項2記載のロードセルによると、荷重伝達部材を、揺動可能に支持する支点を第2可動部よりの位置に備えているため、第1可動部に作用する力が大きくなって第2可動部に伝達される。このため、小さな荷重であってもその荷重が増幅されることとなり、その荷重が第2可動部に直接荷重される場合に比べ精度を上げることができる。従って、精度の低下を防止しつつ、低秤量化が可能となる。
【0100】
また、請求項3記載の発明によれば、少なくとも前記第1の起歪体と前記荷重伝達部材と支点を有する前記揺動支持部とが一体形成されているため、それらの相互間の位置関係を調整することなく一定関係にすることが容易であるため、検知精度を容易に得ることができる。また接合部がないため耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るロードセルを示す側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係るロードセルを示す側面図である。
【符号の説明】
10 ロードセル
20 第1起歪体
21 第1固定部
23 第1可動部
30 第2起歪体
31 第2固定部
33 第2可動部
40 歪み検出部
50 荷重伝達部
52 第1連結部
55 第2連結部
60 揺動支持部

Claims (3)

  1. 第1固定部と荷重される第1可動部とを有したロバーバル機構を構成する第1起歪体と、
    前記第1固定部に固定される第2固定部と、第2可動部とを有する第2起歪体と、
    前記第1可動部と前記第2可動部とに連結された荷重伝達部材と、前記第2起歪体の歪み量を検出する歪み検出部とを備え、該検出部からの出力に基づき計量するロードセルであって、
    前記荷重伝達部材を揺動可能に支持する支点を、前記第1可動部よりに備え、
    前記第1起歪体の剛性は、前記第2起歪体の剛性よりも大きいことを特徴とするロードセル。
  2. 第1固定部と荷重される第1可動部とを有したロバーバル機構を構成する第1起歪体と、
    前記第1固定部に固定される第2固定部と、第2可動部とを有する第2起歪体と、
    前記第1可動部と前記第2可動部とに連結された荷重伝達部材と、前記第2起歪体の歪み量を検出する歪み検出部とを備え、該検出部からの出力に基づき計量するロードセルであって、
    前記荷重伝達部材を揺動可能に支持する支点を、前記第2可動部よりに備え、
    前記第1起歪体の剛性は、前記第2起歪体の剛性よりも小さいことを特徴とするロードセル。
  3. 請求項1又は請求項2記載のロードセルであって、
    少なくとも前記第1の起歪体と前記荷重伝達部材と前記支点を有する揺動支持部とが一体形成されているロードセル。
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