JP2001151887A - ポリアミド系樹脂及びその製造方法、並びに、その樹脂組成物及びそれからなる包装用フィルム - Google Patents

ポリアミド系樹脂及びその製造方法、並びに、その樹脂組成物及びそれからなる包装用フィルム

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JP2001151887A
JP2001151887A JP33790699A JP33790699A JP2001151887A JP 2001151887 A JP2001151887 A JP 2001151887A JP 33790699 A JP33790699 A JP 33790699A JP 33790699 A JP33790699 A JP 33790699A JP 2001151887 A JP2001151887 A JP 2001151887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロッキング防止剤を配合したときにも透明
性、耐ブロッキング性に優れると共に、異物量が少な
く、延伸フィルム加工時における破断トラブル等を低減
化することができるポリアミド系樹脂及びその製造方
法、並びに、その樹脂組成物及びそれからなる包装用フ
ィルムを提供する。 【解決手段】 ナトリウム化合物の含有量がナトリウム
原子として0.5ppm以下であるポリアミド系樹脂、
及び、粒状化時の溶融状態のポリアミド系樹脂を、電気
伝動度が5μS/cm以下、或いは、ナトリウムイオン
濃度が0.2ppm以下の水で冷却固化させる該ポリア
ミド系樹脂の製造方法、及び、重合後冷却固化させて得
られたポリアミド系樹脂粒状体を、電気伝動度が5μS
/cm以下、或いは、ナトリウムイオン濃度が0.2p
pm以下の水で抽出する該ポリアミド系樹脂の製造方
法、並びに、該ポリアミド系樹脂がシリカを0.01〜
1重量%含有するポリアミド系樹脂組成物、及び、該ポ
リアミド系樹脂組成物からなる包装用延伸フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド系樹脂
及びその製造方法、並びに、その樹脂組成物及びそれか
らなる包装用フィルムに関し、更に詳しくは、ブロッキ
ング防止剤を配合したときにも透明性、耐ブロッキング
性に優れると共に、異物量が少なく、延伸フィルム加工
時における破断トラブル等を低減化することができるポ
リアミド系樹脂及びその製造方法、並びに、その樹脂組
成物及びそれからなる包装用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリアミド系樹脂のフィル
ム、シート、中空容器等は、機械的性質や化学的特性に
加え、その優れた透明性、ガスバリア性、耐ピンポール
性等の面から注目され、食品等の包装用資材等として著
しい伸びを示している。
【0003】一方、ポリアミド系樹脂は、特にフィルム
等においてブロッキングし易いという欠点があり、その
改良手法として無機質微粒子をブロッキング防止剤とし
て配合する方法が採られ、その無機質微粒子として、そ
の配合による透明性の低下が少ない等の面から、シリカ
が多用されている。
【0004】しかしながら、ポリアミド系樹脂中に配合
されたシリカ等のブロッキング防止剤は、溶融成形時に
凝集し易いため、成形されたフィルム中にフィッシュア
イ等の異物を生じさせる原因となり、例えば延伸加工時
にフィルムの破断を引き起こすとか、得られる延伸フィ
ルムの商品価値を低下させる等の問題に繋がっている。
尚、その除去のために、例えば押出機にフィルターを設
置する等の方法も採られてはいるが、フィルターの閉塞
が頻繁に起こり、種々のトラブルやそれによる生産性の
低下を招くこととなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、ブロ
ッキング防止剤を配合したときにも透明性、耐ブロッキ
ング性に優れると共に、異物量が少なく、延伸フィルム
加工時における破断トラブル等を低減化することができ
るポリアミド系樹脂及びその製造方法、並びに、その樹
脂組成物及びそれからなる包装用フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、ブロッキング防止剤の
凝集にポリアミド系樹脂中のナトリウムの含有量が影響
していることを見出し本発明を完成したものであって、
即ち、本発明は、ナトリウム化合物の含有量がナトリウ
ム原子として0.5ppm以下であるポリアミド系樹
脂、及び、粒状化時の溶融状態のポリアミド系樹脂を、
電気伝動度が5μS/cm以下の水で冷却固化させる該
ポリアミド系樹脂の製造方法、或いは、粒状化時の溶融
状態のポリアミド系樹脂を、ナトリウムイオン濃度が
0.2ppm以下の水で冷却固化させる該ポリアミド系
樹脂の製造方法、或いは、重合後冷却固化させて得られ
たポリアミド系樹脂粒状体を、電気伝動度が5μS/c
m以下の水で抽出する該ポリアミド系樹脂の製造方法、
或いは、重合後冷却固化させて得られたポリアミド系樹
脂粒状体を、ナトリウムイオン濃度が0.2ppm以下
の水で抽出する該ポリアミド系樹脂の製造方法、並び
に、該ポリアミド系樹脂がシリカを0.01〜1重量%
含有するポリアミド系樹脂組成物、及び、該ポリアミド
系樹脂組成物からなる包装用延伸フィルム、を要旨とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリアミド系樹脂
は、3員環以上のラクタム類の重合、アミノ酸類の重
合、及び、ジカルボン酸類とジアミン類との重縮合等に
よって得られる、分子鎖中にアミド結合を有する高分子
体であり、具体的には、例えば、ブチロラクタム、δ−
バレロラクタム、ε−カプロラクタム、エナントラクタ
ム、ω−ラウリルラクタム等のラクタム類の重合体、6
−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、8−アミ
ノオクタン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウン
デカン酸、12−アミノドデカン酸等のアミノ酸類の重
合体、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジア
ミン、1,5−ヘキサンジアミン、1,6−ヘキサンジ
アミン、1,9−ノナンジアミン、1,11−ウンデカ
ジアミン、1,12−ドデカンジアミン、α,ω−ジア
ミノポリプロピレングリコール等の脂肪族ジアミン、
1,3−又は1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、ビス(p−アミノシクロヘキシルメタン)等の脂
環式ジアミン、m−又はp−キシリレンジアミン等の芳
香族ジアミン等のジアミン類と、グルタル酸、アジピン
酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン2酸等の脂肪族
ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式
ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸等のジカルボン酸類との重縮合体、及びこ
れらの共重合体等が挙げられる。
【0008】中でも、本発明におけるポリアミド系樹脂
は、ε−カプロラクタムを主構成成分とする重合体であ
って、ε−カプロラクタムを全構成成分の70重量%以
上とするものが好ましく、90重量%以上とするものが
特に好ましい。
【0009】これらのポリアミド系樹脂としては、具体
的には、例えば、ε−カプロラクタムの単独重合体、及
び、ε−カプロラクタムと他の3員環以上のラクタム類
との共重合体、ε−カプロラクタムとアミノ酸類との共
重合体、或いは、ε−カプロラクタムとジアミン類とジ
カルボン酸類との共重合体等が挙げられ、中で、例え
ば、ε−カプロラクタムの単独重合体(6ナイロン)、
ε−カプロラクタムとω−ラウリルラクタムとの共重合
体(6/12ナイロン)、ε−カプロラクタムと1,6
−ヘキサンジアミンとアジピン酸との共重合体(6/6
6ナイロン)、ε−カプロラクタムと1,6−ヘキサン
ジアミンとテレフタル酸との共重合体(6/6Tナイロ
ン)等が好ましく、特にε−カプロラクタムの単独重合
体(6ナイロン)が好ましい。
【0010】尚、本発明において、前記ポリアミド系樹
脂は、溶融重合、アニオン重合等の公知の重合法によっ
て得られたいずれのものも用いることができるが、原料
ジアミンとジカルボン酸の等モル混合物、等モル塩、又
はラクタムを加熱溶融して重合する溶融重合法が一般的
であり、又、燐酸、亜燐酸、次亜燐酸、又はそれらの塩
やエステル等の燐化合物等の公知の重合促進剤の存在下
に重合されたものであるのが好ましい。
【0011】前記溶融重合法によって得られたポリアミ
ド系樹脂は、通常、溶融状態でダイやノズルからストラ
ンド状に押し出し、冷却水で冷却固化させた後、カッテ
ィングしてペレット等に粒状化するストランドカット法
や、ストランド状に押し出した直後に溶融状態でカッテ
ィングしてペレット等に粒状化し、得られた粒状体を冷
却水で冷却固化させるホットカット法、水中でカッティ
ングしてペレット等に粒状化するアンダーウォーターカ
ット法等の公知の方法でペレット等に粒状化される。
【0012】溶融重合法によって得られたポリアミド系
樹脂は、前記の如くしてペレット化された後、必要に応
じて熱水抽出されるが、特にε−カプロラクタムを主構
成成分として得られるポリアミド反応生成物は、未反応
の単量体やその副生オリゴマー等を含むため、又、重合
促進剤としてナトリウム等のアルカリ金属化合物を用い
た場合等においては、通常、熱水抽出されてそれらを可
溶分として抽出除去することが行われ、更に、最終的に
水分を通常0.1重量%以下となるまで乾燥されること
により、例えばペレット状の樹脂製品としてのポリアミ
ド系樹脂とされる。
【0013】本発明のポリアミド系樹脂は、水分を0.
1重量%以下となるまで乾燥させた後において、ナトリ
ウム化合物の含有量がナトリウム原子として0.5pp
m以下であることを必須とし、0.2ppm以下である
のが好ましく、0.1ppm以下であるのが特に好まし
い。ナトリウム化合物の含有量がナトリウム原子として
前記範囲超過では、ブロッキング防止剤を配合したと
き、異物量が多くなり、成形されたフィルム中にフィッ
シュアイ等の異物を生じさせ、例えば延伸加工時にフィ
ルムの破断を引き起こすとか、得られる延伸フィルムの
商品価値を低下させる等の問題を引き起こすこととな
る。
【0014】又、本発明におけるポリアミド系樹脂は、
98%硫酸中で測定した相対粘度が、通常、2.0以上
であり、2.5〜6.0であるものが好ましく、3.0
〜5.0であるものが特に好ましい。
【0015】本発明のポリアミド系樹脂は、必要に応じ
て他の樹脂やゴム等、更に、ポリアミド系樹脂に通常用
いられるブロッキング防止剤等の各種添加剤等を配合さ
れて、通常、成形機に供せられて溶融混練された後、所
望の形状に成形されるか、或いは、押出機にて溶融混練
された後、前記と同様にして冷却固化されてペレット等
に粒状化された後、成形機に供せられて所望の形状に成
形される。
【0016】そして、ナトリウム化合物の含有量がナト
リウム原子として0.5ppm以下の本発明の前記ポリ
アミド系樹脂は、ポリアミド系樹脂の重合後の前記粒状
化時、又は/及び、成形前の前記粒状化時等における溶
融状態の樹脂の冷却固化のための冷却水として、電気伝
動度が5μS/cm以下、好ましくは1μS/cm以
下、特に好ましくは0.5μS/cm以下の水を用いる
ことにより得ることができる。
【0017】又、前記粒状化時の溶融状態の樹脂の冷却
固化のための冷却水として、ナトリウムイオン濃度が
0.2ppm以下、好ましくは0.1ppm以下、特に
好ましくは0.007ppm以下の水を用いることによ
り得ることができる。
【0018】又、ナトリウム化合物の含有量がナトリウ
ム原子として0.5ppm以下の本発明の前記ポリアミ
ド系樹脂は、重合後冷却固化させて得られたポリアミド
系樹脂粒状体の前記抽出のための抽出水として、電気伝
動度が5μS/cm以下、好ましくは1μS/cm以
下、特に好ましくは0.5μS/cm以下の水を用いる
ことにより得ることができる。
【0019】又、ポリアミド系樹脂の前記抽出のための
抽出水として、ナトリウムイオン濃度が0.2ppm以
下、好ましくは0.1ppm以下、特に好ましくは0.
007ppm以下の水を用いることにより得ることがで
きる。
【0020】本発明のポリアミド系樹脂組成物は、前記
ポリアミド系樹脂に、少なくとも、例えば、シリカ、タ
ルク、カオリン、マイカ、ゼオライト等の無機質微粒
子、又はそれらのシランカップリング剤、チタネートカ
ップリング剤等による表面処理物、アクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂等の有機高分子微粒子等のブロッキング防
止剤を含有せしめたものであるが、そのブロッキング防
止剤としては、前記の如き無機質微粒子又はその表面処
理物が好ましく、透明性の低下が少ないこと、及び、樹
脂中で溶融成形時に凝集し易いため本発明の効果を顕著
に発現させ得ること等から、シリカ又はその表面処理物
が特に好ましい。
【0021】本発明において、シリカとしては、湿式法
で合成されたシリカを粉砕し分級することによって得ら
れる微細シリカが好適であるが、乾式法で合成された球
状多孔質シリカも用いることができる。
【0022】シリカの一次粒子径は一般に10〜100
nmであり、この一次粒子が物理凝集或いは部分的に化
学結合して二次粒子を形成し、更にこれが凝集して三次
粒子を形成しているが、本発明においては、一次粒子が
部分的に化学結合して二次粒子を形成したものが好まし
い。
【0023】又、本発明におけるシリカの二次粒子、三
次粒子の平均粒子径は特に限定されるものではないが、
コールターカウンター法で測定した平均粒子径が0.1
〜20μmであるのが好ましく、0.3〜15μmであ
るのが更に好ましく、1.0〜5μmであるのが特に好
ましい。平均粒子径が前記範囲未満では、樹脂組成物と
して耐ブロッキング性の発現が困難となる傾向となり、
一方、前記範囲超過では、フィルム等においてフィッシ
ュアイが発生し易い傾向となる。
【0024】本発明の前記ポリアミド系樹脂組成物にお
ける前記ブロッキング防止剤の含有量は、ポリアミド系
樹脂との合計量に対して0.01〜1重量%であり、
0.05〜0.5重量%であるのが好ましく、0.06
〜0.3重量%であるのが特に好ましい。ブロッキング
防止剤の含有量が前記範囲未満では、樹脂組成物として
耐ブロッキング性が劣ることとなり、一方、前記範囲超
過では、透明性が低下することとなる。
【0025】本発明の前記ポリアミド系樹脂組成物の調
製方法としては、前記ポリアミド系樹脂と前記ブロッキ
ング防止剤とを、ドライブレンドした後、成形機に供給
し溶融混練して直接に成形する方法、ドライブレンドし
た後、1軸又は2軸の押出機等で溶融混練してペレット
等に粒状化する方法、及び、前記ポリアミド系樹脂を前
記ブロッキング防止剤の存在下で重合する方法等が挙げ
られるが、樹脂組成物をフィルムとしたときのフィッシ
ュアイ防止等の観点から、ポリアミド系樹脂をブロッキ
ング防止剤の存在下で重合する方法によるのが好まし
い。
【0026】尚、ポリアミド系樹脂をブロッキング防止
剤の存在下で重合する方法について更に詳しく述べる
と、ポリアミド系樹脂の重合は、工業的には、例えばε
−カプロラクタムに水を加えて溶融重合する方法で行わ
れることが多く、その際の工程は、一般的には、原料調
製工程、加圧工程、減圧工程からなるが、表面処理シリ
カの添加は、これらの工程のいずれであってもよく、
又、複数の工程で分割してなされてもよいが、樹脂組成
物をフィルムとしたときの透明性やフィッシュアイ防止
等の観点からは、原料調製工程から減圧工程開始前まで
の間、特に加圧工程前までの間とするのが好ましい。
【0027】その際のブロッキング防止剤の添加は、樹
脂組成物に悪影響を及ぼすような凝集物をなくしておく
ために、例えばε−カプロラクタム等の原料中、又はそ
の水希釈液中にブロッキング防止剤濃度として1〜30
重量%程度の濃度で高速攪拌機等で分散させた分散液の
形態で行うのが好ましい。
【0028】又、本発明においては、ポリアミド系樹脂
と前記ブロッキング防止剤とを、ドライブレンドした
後、1軸又は2軸の押出機等で溶融混練してペレット等
に粒状化する方法、又は、ポリアミド系樹脂を前記ブロ
ッキング防止剤の存在下で重合する方法等によって、得
られるポリアミド系樹脂組成物をブロッキング防止剤を
高濃度に含有したマスターバッチとし、そのマスターバ
ッチを、実質的にブロッキング防止剤を含有しない本発
明による前記ポリアミド系樹脂で希釈して、ポリアミド
系樹脂組成物を調製する方法によるのが、本発明の効果
を顕著に発現できることから、更に好ましい。
【0029】尚、ここで、実質的にブロッキング防止剤
を含有しないとは、ブロッキング防止剤を全く含有しな
いか、又は、含有しても耐ブロッキング性の付与に寄与
しない程度の量以下であることを意味する。
【0030】そのマスターバッチ希釈法によるポリアミ
ド系樹脂組成物の調製方法としては、マスターバッチと
前記ポリアミド系樹脂とを、ドライブレンドした後、成
形機に供給し溶融混練して直接に成形する方法、ドライ
ブレンドした後、1軸又は2軸の押出機等で溶融混練し
てペレット等に粒状化する方法、及び、重合槽内の重合
終了後のマスターバッチに単量体を追添してポリアミド
系樹脂を重合せしめる方法、又は、重合槽内の重合終了
後のマスターバッチにポリアミド系樹脂を加え、溶融混
合する方法等が挙げられるが、中で、マスターバッチと
ポリアミド系樹脂とを、ドライブレンドした後、成形機
に供給し溶融混練して直接に成形する方法によるのが好
ましい。
【0031】又、その際のマスターバッチにおけるブロ
ッキング防止剤の含有量は、ブロッキング防止剤の凝集
を避けるため、ポリアミド系樹脂との合計量に対して、
0.5〜20重量%、更には0.6〜5重量%、特には
1〜2重量%とするのが好ましく、又、本発明による前
記ポリアミド系樹脂とマスターバッチとの混合割合は、
前記ポリアミド系樹脂60〜99重量%でマスターバッ
チ40〜1重量%、更には前記ポリアミド系樹脂80〜
97重量%でマスターバッチ20〜3重量%、特には前
記ポリアミド系樹脂90〜97重量%でマスターバッチ
10〜3重量%とするのが好ましい。
【0032】尚、本発明のポリアミド系樹脂組成物とし
ては、前記ブロッキング防止剤の外に、更に、ポリアミ
ド系樹脂に通常用いられる熱安定剤、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、離型剤、可塑
剤、増粘剤、結晶化促進剤、着色剤、防腐剤、殺菌剤、
防滴剤、展着剤、耐衝撃改良剤等が含有されていてもよ
い。
【0033】本発明の前記ポリアミド系樹脂組成物は、
熱可塑性樹脂の慣用の成形法によって各種成形体、例え
ば、押出成形によるフィルムやシート、又、更に、それ
らを延伸加工に付した延伸フィルム、若しくは、それら
を真空成形、圧空成形等の熱成形に付したトレイや容
器、又、射出成形したプリフォームを延伸ブロー成形し
た、若しくは、押出成形したパリソンをブロー成形した
中空容器等、に成形し、或いは、それらを他材料との積
層構造とした成形体に成形し、包装用資材として用いる
に適しているが、特に、食品等の包装用一軸又は二軸延
伸フィルムとして好適に用いられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
【0035】実施例1 平均粒径2.5μmのシリカ(富士シリシア化学社製
「サイリシア430」)0.90kgを、ε−カプロラ
クタムの90重量%水溶液中に5重量%濃度となるよう
に加えて高速攪拌機で分散させた後、該分散液を、亜燐
酸水素二ナトリウムの5重量%水溶液0.1リットルと
共に内容積200リットルのオートクレーブに仕込み、
更に、ε−カプロラクタムの全量が60kgになるよう
にε−カプロラクタムを追加し、次いで、オートクレー
ブを封じ込めたまま16rpmで攪拌しながら昇温し
て、内温270℃、ケージ圧0.7MPaに達した時点
で大気圧まで放圧し、引き続いて400torrまで減
圧した。所定攪拌動力になったところで攪拌を停止し、
窒素ガスで復圧し、反応物をストランド状に抜き出し
て、チラーで冷却した冷却水を循環させた幅400m
m、長さ3000mmの冷却水槽中で冷却固化させた
後、カッティングしてペレット化した。引き続いて、得
られたペレットを、還流冷却管を装備した蒸気ジャケッ
ト付きの内容積300リットルの抽出槽に移送し、90
リットルの水を仕込んで沸騰下に60分抽出する操作を
9回繰り返し実施して未反応モノマー及び低分子量物等
を除いた。抽出操作終了後のペレットを、蒸気ジャケッ
ト付きコニカル型乾燥機に移送し、120℃、1tor
rで水分量が0.1重量%以下になるまで乾燥させるこ
とにより、シリカ含有ポリアミド系樹脂組成物マスター
バッチを調製した。
【0036】その際用いた冷却水及び抽出水について、
以下に示す方法で、電気伝動度、及びナトリウムイオン
濃度を測定し、結果を表1に示した。尚、反応に用いた
ε−カプロラクタム水溶液、及び亜燐酸水素二ナトリウ
ム水溶液における水は、抽出水と同じ水を用いた。
【0037】水の電気伝動度 電気伝動率計(堀場製作所社製「ES−14型」)を用
いて、25℃で測定した。水中のナトリウムイオン濃度 高分解能ICP(Induced Coupled Plasma)−MS(Ma
ss Spectrometer )(サーモクエスト社製)を用いて測
定した。
【0038】又、得られたシリカ含有ポリアミド系樹脂
組成物マスターバッチについて、以下に示す方法で、ポ
リアミド系樹脂の相対粘度、シリカ含有量、及びナトリ
ウム原子濃度を測定し、結果を表1に示した。
【0039】ポリアミド系樹脂の相対粘度 JIS K6810に準拠して98%硫酸を用いて測定
した。樹脂組成物中のシリカ含有量 灰化処理後の灰分重量より求めた。ポリアミド系樹脂中のナトリウム原子濃度 樹脂約10gを精秤し、石英管中赤外線加熱炉で窒素雰
囲気下で徐々に昇温して炭化させた後、電子工業用高純
度濃硫酸1.0ミリリットルを添加し、空気雰囲気下で
650℃まで温度を上げて完全に灰化させ、引き続い
て、同濃硫酸10ミリリットルを添加して灰分を溶解さ
せた後、加温しながら塩酸をドライアップさせ、更に、
同濃硫酸1.0ミリリットルを添加して溶解させた液
を、必要に応じて超純水で希釈し、原子吸光・炎光分光
分析装置(日本ジャーレル・アッシュ社製)を用いて測
定した。
【0040】一方、シリカを加えなかった外は、前記方
法と同様にして、シリカ非含有ポリアミド系樹脂を調製
した。得られたポリアミド系樹脂について、前記と同じ
方法で、相対粘度、及びナトリウム原子濃度を測定し、
結果を表1に示した。
【0041】次いで、得られたシリカ含有ポリアミド系
樹脂組成物マスターバッチ6重量部とシリカ非含有ポリ
アミド系樹脂94重量部とをドライブレンドした後、水
冷インフレーション成形機(プラコー社製)に供給し
て、溶融混練してポリアミド系樹脂組成物となした後、
樹脂温度240℃で厚み135μmの単層フィルムに成
形し、引き続いて、このフィルムを二軸延伸機(ロング
社製)を用いて、80℃で3×3倍に同時二軸延伸した
後、210℃でヒートセットすることにより、厚み15
μmの二軸延伸フィルムを成形した。
【0042】得られた二軸延伸フィルムについて、前記
と同じ方法でポリアミド系樹脂組成物中のシリカ含有量
を測定し、更に、以下に示す方法で、耐ブロッキング
性、及び透明性を測定し、又、二軸延伸時の破断率を求
め、二軸延伸フィルム中のフィッシュアイの発生状況を
観察し、それぞれの結果を表1に示した。
【0043】フィルムの耐ブロッキング性 ASTM D1894に準拠し、摩擦測定機(東洋精機
製作所社製「TR型」)を用いて、23℃、65%RH
における静止摩擦係数を測定した。フィルムの透明性 JIS K7105に準拠し、ヘーズメーター(東京電
色社製)を用いてヘーズ(曇価)を測定した。二軸延伸時の破断率 80℃で3×3倍に同時二軸延伸する試験を10回実施
し、そのときの破断発生回数を百分率で表した。フィルム外観 フィルム900cm2 内のフィッシュアイの個数を目視
にて数えた。
【0044】比較例1 抽出水として表1に示す水を用いたこと、及び、反応に
用いたε−カプロラクタム水溶液、及び亜燐酸水素二ナ
トリウム水溶液における水は、冷却水と同じ水を用いた
こと、の外は、実施例1と同様にして、シリカ含有ポリ
アミド系樹脂組成物を調製し、更に、二軸延伸フィルム
を成形して、諸特性を測定、評価し、結果を表1に示し
た。
【0045】実施例2 実施例1でのシリカ含有ポリアミド系樹脂組成物マスタ
ーバッチにおいて、シリカの使用量を0.060kgと
したこと、亜燐酸水素二ナトリウムの5重量%水溶液
0.1リットルのオートクレーブへの仕込み時に更に抽
出水と同じ水1.0リットルを加えたこと、及び、シリ
カ非含有ポリアミド系樹脂を調製しなかったこと、の外
は、実施例1と同様にして、シリカ含有ポリアミド系樹
脂組成物を調製し、更に、二軸延伸フィルムを成形し
て、諸特性を測定、評価し、結果を表1に示した。
【0046】実施例3、比較例2 冷却水として表1に示す水を用いた外は、実施例2と同
様にして、シリカ含有ポリアミド系樹脂組成物を調製
し、更に、二軸延伸フィルムを成形して、諸特性を測
定、評価し、結果を表1に示した。
【0047】実施例4、比較例3 抽出水として表1に示す水を用いたこと、及び、反応に
用いたε−カプロラクタム水溶液、亜燐酸水素二ナトリ
ウム水溶液、追加水における水は、冷却水と同じ水を用
いたこと、の外は、実施例2と同様にして、シリカ含有
ポリアミド系樹脂組成物を調製し、更に、二軸延伸フィ
ルムを成形して、諸特性を測定、評価し、結果を表1に
示した。
【0048】実施例5 シリカを用いなかった外は、実施例2と同様にして、ポ
リアミド系樹脂を調製し、更に、二軸延伸フィルムを成
形して、諸特性を測定、評価し、結果を表1に示した。
【0049】実施例6 比較例1で作製したシリカ含有ポリアミド系樹脂組成物
マスターバッチ6重量部と、実施例1で調製したポリア
ミド系樹脂94重量部とを用いた外は、実施例1と同様
にして、シリカ含有ポリアミド系樹脂組成物を調製し、
更に、二軸延伸フィルムを成形して、諸特性を測定、評
価し、結果を表1に示した。
【0050】実施例7 実施例1で作製したシリカ含有ポリアミド系樹脂組成物
マスターバッチ6重量部と、実施例5で調製したポリア
ミド系樹脂94重量部とを用いた外は、実施例1と同様
にして、シリカ含有ポリアミド系樹脂組成物を調製し、
更に、二軸延伸フィルムを成形して、諸特性を測定、評
価し、結果を表1に示した。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ブロッキング防止剤を
配合したときにも透明性、耐ブロッキング性に優れると
共に、異物量が少なく、延伸フィルム加工時における破
断トラブル等を低減化することができるポリアミド系樹
脂及びその製造方法、並びに、その樹脂組成物及びそれ
からなる包装用フィルムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 裕一 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化学株式会社黒崎事業所内 (72)発明者 白石 義隆 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化学株式会社黒崎事業所内 Fターム(参考) 4J001 DA01 EA04 EA05 EA06 EA08 EA14 EA15 EA16 EA17 EB04 EB07 EB08 EB09 EB14 EB36 EB37 EC04 EC07 EC08 EC09 EC14 EC86 EE04D EE04E EE18D EE18E GA02 GA12 GD06 GD07 JA13 4J002 CL011 CL031 CL051 DH037 DJ006 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 FB096 FB166 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナトリウム化合物の含有量がナトリウム
    原子として0.5ppm以下であることを特徴とするポ
    リアミド系樹脂。
  2. 【請求項2】 粒状化時の溶融状態のポリアミド系樹脂
    を、電気伝動度が5μS/cm以下の水で冷却固化させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のポリアミド系樹脂
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 粒状化時の溶融状態のポリアミド系樹脂
    を、ナトリウムイオン濃度が0.2ppm以下の水で冷
    却固化させることを特徴とする請求項1に記載のポリア
    ミド系樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】 重合後冷却固化させて得られたポリアミ
    ド系樹脂粒状体を、電気伝動度が5μS/cm以下の水
    で抽出することを特徴とする請求項1に記載のポリアミ
    ド系樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】 重合後冷却固化させて得られたポリアミ
    ド系樹脂粒状体を、ナトリウムイオン濃度が0.2pp
    m以下の水で抽出することを特徴とする請求項1に記載
    のポリアミド系樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のポリアミド系樹脂がシ
    リカを0.01〜1重量%含有することを特徴とするポ
    リアミド系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のポリアミド系樹脂であ
    って、実質的にシリカを含有しないポリアミド系樹脂6
    0〜99重量部と、ポリアミド系樹脂95.0〜99.
    4重量%とシリカ5.0〜0.6重量%とからなるシリ
    カ含有ポリアミド系樹脂40〜1重量部とを溶融混練す
    ることにより得られたものである請求項6に記載のポリ
    アミド系樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のポリアミド系樹
    脂組成物からなることを特徴とする包装用延伸フィル
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006334895A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Ueno Technology:Kk 液晶ポリマーペレットまたは液晶ポリマー組成物ペレットの製造方法
US20180201744A1 (en) * 2015-07-16 2018-07-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Stretched film, method for manufacturing stretched film, and, polyamide resin composition
CN112724400A (zh) * 2020-12-29 2021-04-30 南京开创新材料科技有限公司 一种高cti值的半芳香族聚酰胺树脂及其制备方法与应用

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