JP2001151778A - 薬学的に活性な化合物 - Google Patents

薬学的に活性な化合物

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】サイクリックグアノシン3′−,5′−−リン
酸ホスホジエステラーゼ類の阻害作用を有する有用化合
物の提供。 【解決手段】下記式1で示される2−フェニル置換され
たイミダゾトリアジノン誘導体。 (式中、R1およびR2は別個に置換されていてもよいフ
ェニル基、C1〜6アルキル基等を表し、RはOR
またはN(R)Rを表して、RはC3〜6シクロ
アルキル、−(C1〜4アルキレン)−1−ピペリジニ
ル基等を表し、RおよびRは別個に置換されていて
もよいC1〜4アルキル基等を表す。Het′はヘテロ
環を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、薬学的に有用な化合
物、特に5型サイクリックグアノシン3’,5’−一リ
ン酸ホスホジエステラーゼ(cGMP PDE5)のよ
うなサイクリックグアノシン3’,5’−一リン酸ホス
ホジエステラーゼ類(cGMP PDEs)の阻害にお
いて有用である化合物、に関する。これらの化合物は、
このため、男性の勃起機能不全(MED)を包含する種
々の治療領域において有用性を有する。
【0002】
【従来の技術】特定のcGMP PDE−阻害性の2−
フェニル置換されたイミダゾトリアジノン誘導体は、国
際特許出願WO99/24433に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題および課題解決手段】本
発明の第1の態様に従えば、式I、
【0004】
【化4】
【0005】{式中、R1およびR2は、別個にフェニル
[場合により、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、C
1-4アルコキシまたはC1-4アルキル(この最後の2つの
基は、場合によりC1-4ハロアルキルまたはC1-4ハロア
ルコキシによって置換されていてもよい)から選択され
る1個以上の置換基によって置換されていてもよい]ま
たは、場合により−O−、−S−および/または−N
(R4)−によって中断されていてもよくそして/また
は場合によりHet2、N−結合複素環基(ピペリジニ
ルおよびモルホリニルから選択される)またはフェニル
[この最後の基は、場合により、ハロ、−CN、−C
3、−OCF3、C1-4アルコキシまたはC1-4アルキル
(この最後の2つの基は、場合によりC1-4ハロアルキ
ルまたはC1-4ハロアルコキシによって置換されていて
もよい)から選択される1個以上の置換基によって置換
されていてもよい]によって置換されそして/または停
止させられていてもよいC1-6アルキル、を表して;R4
は、HまたはC1-4アルキルを表し;R3は、OR5また
はN(R6 )R7を表して;R5は、C3-6シクロアルキ
ル、−(C1-4アルキレン)−1−ピペリジニル、テト
ラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはC1-6
アルキル[この最後の基は、場合によりC3-5シクロア
ルキル、−OR8、−N(R6 )R7、フェニル、 フ
ラニルおよびピリジニルから選択される1または2個の
置換基によって置換されそして/または停止させられて
いてもよく、そしてC1-6アルキル基は、場合によりC
1-4ハロアルキル基によって停止させられていてもよ
い]を表し;R6およびR7は、別個に、本明細書中で使
用する各々の場合にH、C1-4アルキル(場合によりC
3-5シクロアルキルまたはC1-4アルコキシによって置換
されていてもよい)を表すか、またはR6およびR7は、
それらが結合している窒素原子とともにアゼチジニル、
ピロリジニル、ピペリジニルまたはモルホリニル基を形
成し;R8は、H、C1-4アルキル(このC1-4アルキル
基は、場合によりC1-4ハロアルキル基によって停止さ
せられていてもよい)またはベンジルを表し;Het1
は、場合により1または2個のC1-4アルキル基で置換
されていてもよくそして場合によりその4−N−オキシ
ドの形であってもよい4−R9−1−ピペラジニル基を
表して;R9は、H、ピリジニル、ピリミジニル、C3-6
アルケニルまたはC1-4アルキル[場合により−OH、
−N(R6)R7、−C(O)N(R6)R7、ベンゾジオ
キソリル、ベンゾジオキサニルまたはフェニル(この最
後の基は、場合によりC1- 4アルコキシによって置換さ
れていてもよい)から選択される1または2個の置換基
によって置換されていてもよい]を表し;Het2は、
場合によりそのモノ−N−オキシドの形であってもよい
1または2個の窒素原子を含むC−結合6員複素環基、
または2または3個の窒素原子を含むC−結合5員複素
環基(ここで上記の複素環基のいずれでも、場合により
1- 4アルキル、C1-4アルコキシまたはN(H)R10
置換されていてもよい)を表し;そしてR10は、H、C
1-4アルキルまたはC1-4アルカノイルを表す}の化合
物、またはその薬学的または獣医学的に受容できる誘導
体が提供され、これらの化合物は一緒にして、本明細書
中で以後“本発明の化合物”と呼ぶ。
【0006】他に指示しない限り、本明細書中で確認さ
れるアルキル、アルコキシおよびアルケニル基は、各
々、十分な数の炭素原子(例えば3個)があるときは、
直鎖または分枝鎖であることができる。本明細書中で確
認されるアルカノイル基もまた、十分な数の炭素原子
(例えば4個)があるときは、直鎖または分枝鎖である
ことができる。本明細書中で使用するとき、用語“ハ
ロ”は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを包含
する。本明細書中で使用するとき、ハロアルキルおよび
ハロアルコキシ基は、好ましくは各々−CF3および−
OCF3である。疑いを避けるために、本明細書中で確
認される各R6およびR7基は、各々他のR 6およびR7
から独立している。例えば、R5およびR9がともに、−
N(R6)R7によって置換されたアルキルを表すとき、
この2つの個々の−N(R6)R7置換基は、お互いに独
立していて、必ずしも同一ではない(同一である可能性
は、排除されはしないけれども)。用語“薬学的または
獣医学的に受容できる誘導体”は、塩および溶媒和物を
包含する。塩基中心を含む本発明の化合物の薬学的また
は獣医学的に受容できる塩は、例えば、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硫酸およびリン酸のような無機酸、
カルボン酸または有機−スルホン酸を用いて形成される
無毒の酸付加塩である。例としては、HCl塩、HBr
塩、HI塩、硫酸塩または重硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩
またはリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸
塩、サッカリン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、乳酸
塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、樟脳スルホ
ン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩および
パモエートがある。本発明の化合物はまた、塩基を用い
て、薬学的または獣医学的に受容できる金属塩、特に無
毒のアルカリおよびアルカリ土類金属塩、を提供するこ
ともできる。例としては、ナトリウム、カリウム、アル
ミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛およびジエ
タノールアミン塩がある。薬学的に受容できる誘導体に
はまた、C1-4アルキルアンモニウム塩も包含される。
適当な医薬塩に関する検討のためには、Berge
J.Pharm.Sci.、66、1−19、1977
を参照されたい。
【0007】本発明の化合物の薬学的に受容できる溶媒
和物には、その水和物がある。その同質異像(poly
morphs)もまた、本発明の化合物および種々の塩
の範囲内に含まれる。省略形を本明細書の最後に列挙す
る。好ましい本発明の化合物には、式中:R1およびR2
が別個に、場合により置換されていてもよいフェニルで
あるか、または、Het2または場合により置換されて
いてもよいフェニルによって場合により置換されそして
/または停止させられていてもよいC1-4アルキルを表
し;R3がOR5を表し;R5が場合によりC1-2アルコキ
シによって置換されそして/または停止させられていて
もよいC1-5アルキルを表し;Het1が4−R9−1−
ピペラジニル基を表し;R9がC1-4アルキルを表し;H
et2が場合により置換されていてもよい2個、または
好ましくは1個、の窒素原子を含むC−結合6員複素環
基を表す;化合物が包含される。さらに好ましい本発明
の化合物には、式中:R1およびR2が別個に、フェニ
ル、メチル、エチル、プロピル、ベンジルまたはピリジ
ルメチルを表し;R3がエトキシ(場合によりメトキシ
基によって置換されまたは停止させられていてもよ
い)、プロポキシまたはブトキシを表し;Het1が4
−エチル−1−ピペラジニルを表す;化合物が包含され
る。本発明の化合物は、互変異性を示すことができる。
式Iの化合物のすべての互変異性形およびそれらの混合
物類は、本発明の範囲内に包含される。式(I)の化合
物は、1個以上の不斉炭素原子を含み、そのため2つ以
上の立体異性形で存在する。式(I)の化合物がアルケ
ニルまたはアルケニレン基を含む場合には、シス(E)
およびトランス(Z)異性も起こることができる。本発
明は、式(I)の化合物の個々の立体異性体および、適
当な場合には、その個々の互変異性形、ならびにその混
合物類を包含する。ジアステレオ異性体またはシスおよ
びトランス異性体の分離は、通常の技術によって、例え
ば式(I)の化合物またはその適当な塩または誘導体の
立体異性体混合物の分別結晶、クロマトグラフィーまた
はH.P.L.C.によって、達成することができる。
式(I)の化合物の個々のエナンチオマーもまた、相当
する光学的に純粋な中間体から製造することができる
か、または、適当なキラル保持体を使用する相当するラ
セミ化合物のH.P.L.C.によるかまたは相当する
ラセミ化合物と適宜適当な光学的に活性な酸または塩基
との反応によって形成されるジアステレオ異性体塩の分
別結晶によるような、分割によって製造することができ
る。すべての立体異性体は、本発明の範囲内に包含され
る。生物学的研究に適する式Iの化合物の放射能標識誘
導体もまた、本発明の範囲内に包含される。 製法 本発明の別の態様に従えば、以下に具体的に説明すると
おりの本発明の化合物の製造方法が提供される。下記の
方法は、本発明の化合物を得るために採用することがで
きる一般的な合成手順の実例である: 1.式Iの化合物は、相当する式II、
【0008】
【化5】
【0009】[式中、L1は、適当な脱離基(例えばハ
ロ)を表し、そしてR1、R2およびR3は、本明細書中
で前に定義したとおりである]の化合物を式III、 Het1−H III (式中、Het1は、本明細書中で前に定義したとおり
であるが、但しピペラジンの1−N原子は、H−原子に
結合している)の化合物と反応させることによって製造
することができる。この反応は、典型的には、適当な溶
媒(例えばC1-3アルコール、酢酸エチルまたはジクロ
ロメタン)、過剰の式IIIの化合物および、場合により
別の適当な塩基(例えばトリエチルアミンまたはN−エ
チルジイソプロピルアミン)、の存在において−10℃
ないし室温で実施することができる。
【0010】式IIの化合物は、相当する式IV、
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R1、R2およびR3は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物から、例えば
アミノ基をSO21(ここでL1は、本明細書中で前に
定義したとおりである)基に変換するための当業者には
公知の方法を使用して製造することができる。例えば、
1がクロロである式IIの化合物は、相当する式IVの化
合物を約−25ないし約0℃で、濃塩酸と氷酢酸との混
合物中の約1.5ないし2倍過剰の亜硝酸ナトリウムと
反応させ、続いて−30℃ないし室温で、過剰の液体二
酸化硫黄および酢酸水溶液中の約3倍過剰の塩化第二銅
の溶液で処理することによって製造することができる。
【0013】式IVの化合物は、相当する式V、
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R1、R2およびR3は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物を、例えば当
業者には公知の条件下で、環化させることによって製造
することができる。このような条件としては、室温ない
し還流温度で適当な(ルイス酸性)脱水剤(例えばオキ
シ塩化リン)および適当な溶媒(例えば1,2−ジクロ
ロエタン)の存在において反応させること、または先行
技術において別のように記載されたとおりに反応させる
こと、がある。
【0016】式Vの化合物は、相当する式VI、
【0017】
【化8】
【0018】(式中、R1、R2およびR3は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物を、例えば接
触水素化のような通常の技術によって、還元することに
よって製造することができる。典型的には、水素化は、
ラネー(登録商標)ニッケルを使用して適当な溶媒(例
えばエタノール)中で水素圧150kPaないし500
kPaで、40ないし50℃で達成することができる。
【0019】式VIの化合物は、相当する式VII、
【0020】
【化9】
【0021】[式中、R11は、低級(例えばC1-6)ア
ルキルを表し、そしてR1およびR2は、本明細書中で前
に定義したとおりである]の化合物を、例えば当業者に
は公知の条件下で、式VIII、
【0022】
【化10】
【0023】(式中、R3は、本明細書中で前に定義し
たとおりである)の化合物またはその適当な酸付加塩
(例えば塩化水素塩)と反応させることによって製造す
ることができる。このような条件としては、例えば、室
温ないし還流温度(例えば70℃)で適当な溶媒(例え
ばエタノール、エーテル、1,4−ジオキサンまたはD
MF)の存在において反応させること、がある。
【0024】式VIIの化合物は、標準的な技術によっ
て、例えば相当する式IX、
【0025】
【化11】
【0026】(式中、R1、R2およびR11は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物を、例えば当
業者には公知の条件下で、脱炭酸することによって、製
造することができる。このような条件としては、例え
ば、高温(例えば還流温度)で適当な溶媒(例えばメタ
ノールまたはエタノール)の存在において、そして場合
により適当な塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の存在
において反応させること、がある。
【0027】式IXの化合物は、相当する式X、
【0028】
【化12】
【0029】(式中、R1およびR2は、本明細書中で前
に定義したとおりである)の化合物を、例えば当業者に
は公知の条件下で、式XI、
【0030】
【化13】
【0031】(式中、R11およびL1は、本明細書中で
前に定義したとおりである)の化合物と反応させること
によって製造することができる。このような条件として
は、室温ないし還流温度で適当な有機溶媒(例えばTH
Fまたはエーテル)、適当な塩基(例えばピリジン、水
素化ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド、リチ
ウムジイソプロピルアミド、ピペリジンまたはトリエチ
ルアミン)の存在においてそして場合により適当な触媒
[例えば4−(ジメチルアミノ)ピリジン]の存在にお
いて反応させること、がある。
【0032】式VIIの化合物は、別法として、相当する
式XII、
【0033】
【化14】
【0034】(式中、R1、R2およびR11は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物を、酸素流中
のオゾンと反応させ、続いて得られるオゾニドを還元す
る(例えばこの両工程を当業者には公知の条件下で実施
する)ことによって、製造することができる。オゾン化
のための条件としては、例えば、周囲以下の温度(例え
ば−70℃)での適当な溶媒(例えばジクロロメタン)
の存在における反応、がある。中間体オゾニドの還元の
ための条件としては、例えば、周囲以下の温度(例えば
−70℃)で適当な還元剤(例えばジメチルスルフィ
ド)と反応させ、続いて適当な塩基(例えばピリジン)
で処理する(同一温度で)こと、がある。
【0035】式XIIの化合物は、相当する式XIII、
【0036】
【化15】
【0037】[式中、L2は、適当な脱離基(例えば−
N(CH3)OCH3またはハロ)を表し、そしてR1
よびR2は、本明細書中で前に定義したとおりである]
の化合物を、例えば当業者には公知の条件下で、式XI
V、
【0038】
【化16】
【0039】{式中、Mは、Hまたは適当な金属−含有
成分[例えばNa、Li、Mg(II)ハロゲン化物、ま
たはキュプレート(cuprate)]を表し、そして
11は、本明細書中で前に定義したとおりである}の化
合物と反応させることによって製造することができる。
このような条件としては、例えば、式XIIIの化合物を、
−80℃ないし室温で適当な溶媒(例えばTHF)の存
在において、周囲以下の温度(例えば−78℃)でMが
Hを表す式XIVの化合物(例えばエチルビニルエーテ
ル)、適当な有機リチウム試薬(例えばtert−ブチ
ルリチウム)、適当な溶媒(例えばTHF)および場合
により適当な金属塩源(例えばMgBr2ジエチルエー
テラート)を反応させることによって形成される混合物
と反応させること、がある。
【0040】式XIIIの化合物は、相当する式X(本明細
書中で前に定義したとおりである)の化合物から当業者
には公知の条件下で製造することができる。式VIIIの化
合物は、標準的な技術によって、例えば相当する式XV、
【0041】
【化17】
【0042】(式中、R3は、本明細書中で前に定義し
たとおりである)の化合物またはその酸付加塩(例えば
塩化水素塩)を、例えば当業者には公知の条件下で、ヒ
ドラジンと反応させることによって、製造することがで
きる。このような条件としては、例えば、−10℃ない
し室温で適当な溶媒[例えば低級アルキル(例えばC
1-3)アルコール]の存在において反応させること、ま
たは先行技術において別のように記載されたとおりに反
応させること、がある。特定の態様においては、式VIII
の化合物は、式XVの化合物を、低温ないし周囲温度(例
えば−10ないし25℃)でアルコール溶液中でヒドラ
ジン水和物と反応させることによってその場で形成させ
る。これに続いて式VIIの化合物を加え、その後混合物
を還流させると、結局式VIの化合物が得られる。
【0043】式XVの化合物は、相当するシアノピリジン
から当業者には公知の条件下で製造することができる。
式IVの化合物は、別法として、相当する式XVI、
【0044】
【化18】
【0045】(式中、R1、R2およびR3は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物を、例えば当
業者には公知の還元条件(例えば式Vの化合物の合成に
ついて本明細書中で前に説明したとおりの)下で、還元
することによって製造することができる。
【0046】式XVIの化合物は、式IVの化合物と類似し
た方法で製造することができる。式IIの化合物は、別法
として、相当する式XVII、
【0047】
【化19】
【0048】(式中、R1、R2およびR3は、本明細書
中で前に定義したとおりである)の化合物から、例えば
当業者には公知であるチオールの−SO21基への変換
のための条件下で反応させることによって、製造するこ
とができる。例えば、L1がハロを表す式IIの化合物に
ついては、反応は、適当な酸化剤(例えば硝酸カリウ
ム)、適当なハロゲン化剤(例えば塩化チオニル)およ
び適当な溶媒(例えばアセトニトリル)の存在において
−10℃ないし還流温度で実施することができる。
【0049】式XVIIの化合物は、相当する式XVIII、
【0050】
【化20】
【0051】(式中、R1、R2、R3およびL1は、本明
細書中で前に定義したとおりである)の化合物を適当な
硫黄−放出試薬と反応させることによって製造すること
ができる。例えばこの反応は、チオ尿素、適当なカップ
リング触媒[例えば水素化シアノホウ素ナトリウムのよ
うな還元剤と組み合わせたジクロロビス(トリエチルホ
スフィン)ニッケル(II)]および適当な溶媒(例えば
N,N−ジメチルホルムアミド)の存在において室温な
いし還流温度で実施し、続いて得られるチオプソイド尿
素を加水分解条件下で(例えば酸化カルシウムのような
塩基との反応によって)開裂させて実施することができ
る。
【0052】式XVIIIの化合物は、相当する式XIX、
【0053】
【化21】
【0054】(式中、R1、R2、R3およびL1は、本明
細書中で前に定義したとおりである)の化合物を、例え
ば式IVの化合物の合成について本明細書中で前に説明し
たようにして、環化させることによって製造することが
できる。
【0055】式XIXの化合物は、相当する式XX、
【0056】
【化22】
【0057】(式中、R3およびL1は、本明細書中で前
に定義したとおりである)の化合物を、例えば式VIの化
合物の合成について本明細書中で前に説明した条件下
で、本明細書中で前に定義したとおりの式VIIの化合物
と反応させることによって製造することができる。2.
式Iの化合物は、別法として、相当する式XXI、
【0058】
【化23】
【0059】(式中、R1、R2、R3およびHet1は、
本明細書中で前に定義したとおりである)の化合物を、
例えば式IVの化合物の合成について本明細書中で前に説
明したようにして、環化させることによって製造するこ
とができる。
【0060】式XXIの化合物は、相当する式XXII、
【0061】
【化24】
【0062】(式中、R3およびHet1は、本明細書中
で前に定義したとおりである)の化合物を、例えば式VI
の化合物の合成について本明細書中で前に説明した条件
下で、本明細書中で前に定義したとおりの式VIIの化合
物と反応させることによって製造することができる。
【0063】式XXIの化合物は、別法として、相当する
式XXIII、
【0064】
【化25】
【0065】(式中、R1、R2、R3およびL1は、本明
細書中で前に定義したとおりである)の化合物を、例え
ば式Iの化合物の合成について本明細書中で前に説明し
た条件下で、本明細書中で前に定義したとおりの式III
の化合物と反応させることによって製造することができ
る。
【0066】式Iの化合物は、別法として、例えば国際
特許出願WO99/24433(この文書中の開示は、
参照によって本明細書中に組み込まれるものとする)に
記載されたとおりの、2−置換イミダゾトリアジノン環
系の合成のために先行技術に記載された方法に従って、
および/またはこれとの類比によって、製造することが
できる。式III、X、XI、XIV、XX、XXII、XXIIIの化合
物およびその誘導体類は、市販されていないかまたは後
に記載されていないときは、本明細書中で前に説明した
方法との類比によるか、または標準的な技術に従う一般
的な合成手順によるかのいずれかで、容易に入手できる
出発物質から適当な試薬および反応条件を使用して得る
ことができる。上述の化合物中のフェニルおよびHet
(Het1、Het2)基上の置換基は、当業者には周知
である技術を使用して導入し、除去しそして相互変換す
ることができる。例えば、R1またはR2のいずれかがア
ルキルフェニル基によって置換されたC1-6アルキルを
表す、本明細書中で前に説明したとおりの式Iの化合物
は、R1またはR2がフェニル基によって置換されたC
1-6アルキルを表す相当する式Iの化合物のアルキル化
によって製造することができる。この反応は、当業者に
は周知である方法を用いて実施することができる。習熟
した人はまた、特定の式Iの化合物内での種々の標準的
な置換基または官能基相互変換および変形により他の式
Iの化合物が提供されるであろうことも認めるであろ
う。例えば、R3がOR5を表す式Iの化合物について
は、ピリジン−3−イル置換基の2−位でのアルコキシ
ド交換。さらに特定の式Iの化合物、例えばHet1
4−R9−1−ピペラジニル基(ここでR9は、Hを表さ
ない)を表す化合物は、標準的な手順(例えばアルキル
化)を使用して、R9がHを表す相当するピペラジン類
似体から直接製造することができる。
【0067】本発明の化合物は、通常の技術を使用して
その反応混合物から単離することができる。上記の方法
を実施する過程で、中間化合物の官能基を保護基によっ
て保護する必要があるかもしれないことは、当業者によ
って認められるであろう。保護することが望ましい官能
基には、ヒドロキシ、アミノおよびカルボン酸がある。
ヒドロキシに対する適当な保護基としては、トリアルキ
ルシリルおよびジアリールアルキルシリル基(例えばt
ert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフ
ェニルシリルまたはトリメチルシリル)、テトラヒドロ
ピラニルおよびアルキルカルボニル基(例えばメチル−
およびエチルカルボニル)がある。アミノに対する適当
な保護基としては、tert−ブチルオキシカルボニ
ル、9−フルオレニルメトキシカルボニルまたはベンジ
ルオキシカルボニルがある。カルボン酸に対する適当な
保護基としては、C1-6アルキルまたはベンジルエステ
ルがある。官能基の保護および脱保護は、本明細書中で
前に説明した反応工程のいずれかの前または後で行うこ
とができる。保護基は、当業者には周知である技術に従
って除去することができる。保護基の使用は、“Pro
tective Groups in Organic
Chemistry”、JWF McOmie編、P
lenum Press(1973)および“Prot
ective Groups in Organic
Synthesis”、第2版、TW Greene
& PGM Wutz、Wiley−Intersci
ence(1991)に十分に記載されている。当業者
はまた、別法で、そしていくつかの場合にはより好都合
に式Iの化合物を得るために、本明細書中で前に述べた
個々の工程は、異なる順序で実施することができ、そし
て/または個々の反応は、全経路中の異なる段階で実施
することができる(すなわち、特定の反応に関連して本
明細書中で前に述べたものとは異なる中間体に置換基を
加え、そして/またはこれに関して化学的変形を実施す
ることができる)ことも認めるであろう。これは、なか
んずく、特定の基質中に存在する他の官能基の性質、キ
ー中間体の入手可能性および(もしあるならば)採用さ
れるべき保護基戦略のような要因に依存するであろう。
明らかに、関係する化学の型は、上記の合成工程で使用
する試薬の選択、使用する保護基の要求ならびに型、お
よびその合成を達成するための順序に影響を与えるであ
ろう。塩基中心を含む式Iの化合物の薬学的に受容でき
る酸付加塩は、通常の方法で製造することができる。例
えば、遊離塩基の溶液は、純粋であるかまたは適当な溶
媒中の適当な酸で処理することができ、得られる塩はそ
の後、濾過または反応溶媒の真空下での蒸発のいずれか
によって単離することができる。薬学的に受容できる塩
基付加塩は、式Iの化合物の溶液を適当な塩基で処理す
ることによって同様にして得ることができる。両方の型
の塩は、イオン交換樹脂技術を用いて形成させまたは相
互変換させることができる。本発明はまた、式(I)の
化合物またはその薬学的に受容できる塩のすべての適当
な同位体変形物をも包含する。式(I)の化合物または
その薬学的に受容できる塩の同位体変形物は、少なくと
も1個の原子が、同一原子番号を有するが天然に通常見
出される原子質量とは異なる原子質量を有する原子によ
って置き換えられている式(I)の化合物またはその薬
学的に受容できる塩として定義される。式(I)の化合
物およびその薬学的に受容できる塩に組み込むことがで
きる同位体の例としては、各々2H、3H、13C、14C、
15N、17O、18O、31P、32P、 35S、18Fおよび36
lのような水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ
素および塩素の同位体がある。式(I)の化合物および
その薬学的に受容できる塩の特定の同位体変形物、例え
3Hまたは14Cのような放射性同位体が組み込まれて
いる同位体変形物は、薬剤および/または基質の組織分
布研究において有用である。トリチウム化した、すなわ
3H、および炭素−14、すなわち14C、同位体は、
それらの製造の容易性および検出可能性のために特に好
ましい。さらに、ジュウテリウム、すなわち2H、のよ
うな同位体で置換すると、より大きな代謝安定性から生
じる特定の治療上の利点、例えば増大した生体内半減期
または減少した用量必要性、を得ることができ、このこ
とからいくつかの環境下では好ましいであろう。本発明
の式(I)の化合物およびその薬学的に受容できる塩の
同位体変形物は、一般に、具体的な説明の方法または適
当な試薬の適当な同位体変形物を使用する本明細書で後
に実施例および製造例に記載する製法によるような、通
常の手順によって製造することができる。
【0068】最後の脱保護段階の前に製造されることが
できる式Iの化合物の特定の保護された誘導体は、それ
自体薬理学的活性を有していないかもしれないが、特定
の場合には、経口的または非経口的に投与され、その後
体内で代謝されて薬理学的に活性な本発明の化合物を形
成することができることは、当業者によって認められる
であろう。そのためこのような誘導体は、“プロドラッ
グ”として記載することができる。さらに、特定の式I
の化合物は、他の式Iの化合物のプロドラッグとして作
用することができる。式Iの化合物のすべての保護され
た誘導体およびプロドラッグは、本発明の範囲内に包含
される。
【0069】
【発明の効果】医学的使用 本発明の化合物は、それらが動物、特にヒトを含む哺乳
類において薬理学的活性を有するので有用である。その
ためこれらは、医薬として、ならびに動物用薬剤として
使用するために、適用される。本発明のさらに別の態様
に従えば、医薬および動物用薬剤として使用するための
本発明の化合物が提供される。特に、本発明の化合物
は、例えば下記の試験において証明されるように、cG
MP PDE5のようなcGMP PDE類の有力で選
択的な阻害剤であることが見出され、その結果、cGM
P PDE5のようなcGMP PDE類が指摘されて
cGMP PDE5のようなcGMP PDE類の阻害
が望ましいヒトおよび動物における医学的状態の治療に
おいて有用である。用語“治療“によって、我々は、治
療的(治癒的)、緩和的または予防的治療の両方を含ま
せる。こうして、本発明のさらに別の態様に従えば、c
GMP PDE(例えばcGMP PDE5)が指摘さ
れる医学的状態の治療用の薬剤の製造における本発明の
化合物の使用法が提供される。さらに、cGMP PD
E(例えばcGMP PDE5)の阻害が望ましいかま
たは要求される医学的状態の治療用の薬剤の製造におけ
る本発明の化合物の使用法が提供される。その結果本発
明の化合物は、哺乳類の性障害の治癒的、緩和的または
予防的治療のために有用であることが期待される。特
に、本化合物は、男性の勃起機能不全(MED)、イン
ポテンス、女性の性的機能不全(FSD)、陰核の機能
不全、女性の活動低下性性的意欲障害、女性の性的覚醒
障害、女性の性的疼痛障害または女性の性的オルガスム
能機不全(FSOD)ならびに脊髄損傷による性的機能
不全のような哺乳類の性的機能不全の治療に価値がある
が、しかし明らかに、それに対して有力で選択的なcG
MP PDE5の阻害剤が適用されるその他の医学的状
態を治療するためにも有用であろう。このような状態に
は、早産、月経困難症、良性前立腺過形成(BPH)、
膀胱排出口閉塞症、失禁、安定、不安定および異形(プ
リンツメタル型)狭心症、高血圧、肺高血圧、慢性閉塞
性肺疾患、冠状動脈疾患、うっ血性心不全、アテローム
性動脈硬化症、血管開存性低下状態、例えば経皮経管冠
動脈形成術後(post−PTCA)、末梢血管疾患、
発作、硝酸塩誘発性耐性、気管支炎、アレルギー性喘
息、慢性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障および、腸の
運動性の障害を特徴とする疾患、例えば過敏性腸症候群
(IBS)、がある。有力で選択的なcGMP PDE
5阻害剤が適用され、そして本発明の化合物を用いる治
療が有用であり得るさらに別の医学的状態としては、子
癇前症、川崎症候群、硝酸塩耐性、多発性硬化症、糖尿
病性腎症、末梢性糖尿病性神経障害、アルツハイマー
病、急性呼吸不全、乾癬、皮膚壊死、癌、転移、禿頭
症、ナットクラッカー食道、裂肛、痔および低酸素性血
管収縮がある。特に好ましい状態には、MEDおよびF
SDがある。従って、本発明は、動物(例えばヒトを含
む哺乳類)において、それに対してcGMP PDE5
阻害剤が適用される医学的状態を治療または予防する方
法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本発明の化
合物をそのような治療の必要な哺乳類に投与することよ
り成る。 医薬製剤 本発明の化合物は、通常、薬学的に受容できる剤形の、
場合により無毒の有機または無機酸または塩基付加塩の
形であってもよい活性成分より成る医薬製剤の形で、経
口的にまたはいずれかの非経口経路によって投与される
であろう。治療されるべき障害および患者、ならびに投
与経路に依存して、本組成物は、変動する用量で投与す
ることができる。本発明の化合物はまた、cGMP−P
DE5のようなcGMP−PDE類の阻害に有用ないず
れかの他の薬剤と組み合わせることもできる。本発明の
化合物、その薬学的に受容できる塩、およびこの両者の
薬学的に受容できる溶媒和物は、単独で投与することが
できるが、しかしヒトの治療においては一般に、意図し
た投与経路および標準的な製剤法に関連して選択される
適当な製剤用賦形剤、希釈剤またはキャリヤーと混合し
て投与されるであろう。例えば、本発明の化合物または
その塩または溶媒和物は、即時−、遅延−、修正−、持
続−、制御−解放または拍動性送達用に、錠剤、カプセ
ル剤(ソフトゲルカプセル剤を含む)、小卵状態、エリ
キシル剤、溶液または懸濁液(これらは、矯味矯臭また
は着色剤を含有してもよい)の形で経口、経頬(buc
cally)または舌下投与することができる。本発明
の化合物はまた、海綿体内注射によって投与することも
できる。本発明の化合物はまた、急速分散または急速溶
解剤形によって投与することもできる。このような錠剤
は、微結晶性セルロース、ラクト−ス、クエン酸ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウムおよびグ
リシンのような賦形剤、澱粉(好ましくはとうもろこ
し、じゃがいもまたはタピオカ澱粉)、ナトリウム澱粉
グリコレート(sodium starch glyc
ollate)、クロスカルメロースナトリウム(cr
oscarmellose sodium)および特定
の複合珪酸塩のような崩解剤、およびポリビニルピロリ
ドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM
C)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、スク
ロース、ゼラチンおよびアラビアゴムのような顆粒化結
合剤を含有することができる。さらに、ステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸、ベヘン酸グルセリルおよび
滑石のような潤滑剤を含むことができる。同様の型の固
体組成物はまた、ゼラチンカプセル中の充填剤として使
用することもできる。この関係において好ましい賦形剤
には、ラクト−ス、澱粉、セルロース、乳糖または高分
子量ポリエチレングリコールがある。水性懸濁液および
/またはエリキシル剤用には、本発明の化合物を、種々
の甘味料または矯味矯臭剤、着色料または染料と、乳化
剤および/または沈殿防止剤と、および、水、エタノー
ル、プロピレングリコールおよびグリセリン、およびこ
れらの組み合わせ物のような希釈剤と、組み合わせるこ
とができる。修正解放および拍動性解放剤形は、即時解
放剤形について詳述したもののような賦形剤ならびに解
放速度調節剤として作用する付加的な賦形剤を含有する
ことができ、これらは、装置(device)の本体上
に塗布されおよび/または装置の本体中に包含される。
解放速度調節剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメ
チルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、
ポリエチレンオキシド、キサンタンガム、カルボマー、
アンモニオメタクリレートコポリマー(ammonio
methacrylate copolymer)、
硬化ひまし油、カルナウバろう、パラフィンろう、酢酸
フタル酸セルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、メタクリル酸コポリマーおよびこれらの
混合物類がある。修正解放および拍動性解放剤形は、解
放速度調節賦形剤の1つまたはその組み合わせ物を含む
ことができる。解放速度調節賦形剤は、あるいは、その
剤形内、すなわちそのマトリックス内、および/または
その剤形上、すなわち表面または剤皮上、の両方に存在
するであろう。急速分散または溶解投与製剤(FDDF
s)は、下記の成分を含有する:アスパルテーム、アセ
サルフェームカリウム(acesulfame pot
assium)、クエン酸、クロスカルメロースナトリ
ウム(croscarmellose sodiu
m)、クロスポビドン(crospovidone)、
ジアスコルビン酸(diascorbic aci
d)、アクリル酸エチル、エチルセルロース、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ステアリン
酸マグネシウム、マンニトール、メタクリル酸メチル、
ミントフレーバー、ポリエチレングリコール、ヒューム
ドシリカ(fumed silica)、二酸化ケイ
素、ナトリウム澱粉グリコレート、ステアリルフマル酸
ナトリウム、ソルビトール、キシリトール。本発明の化
合物はまた、非経口的に、例えば海綿体内、静脈内、動
脈内、腹腔内、鞘内、心室内、尿道内、胸骨内、頭蓋
内、筋肉内または皮下に、投与することもでき、または
これらは、注入技術によって投与することもできる。こ
のような非経口投与用には、これらは、無菌水溶液の形
で使用するのが最も良く、この無菌水溶液は、その他の
物質、例えば溶液を血液と等張にするのに十分な塩また
はグルコース、を含有してもよい。この水溶液は、必要
ならば適当に緩衝化(好ましくはpH3から9に)しな
くてはならない。無菌条件下の適当な非経口用製剤の製
造は、当業者には周知の標準的な製剤技術によって容易
に達成される。ヒトの患者に経口および非経口投与する
ためには、本発明の化合物またはその塩または溶媒和物
の日用量水準は、通常、10ないし500mg(単一ま
たは分割用量で)であろう。こうして、例えば本発明の
化合物またはその塩または溶媒和物の錠剤またはカプセ
ル剤は、適宜、1回に1個または2個以上投与するため
に5mgないし250mgの活性化合物を含有すること
ができる。とにかく、医師が、いずれかの個々の患者に
最も適当であると思われる実際の用量を決定するであろ
うし、この量は、その特定の患者の年令、体重および反
応によって変わるであろう。上記の用量は、平均的な場
合の典型例である。これより高いかまたはこれより低い
用量範囲が有益である個々の場合ももちろんあり得て、
このようなものは、本発明の範囲内である。熟練者はま
た、特定の状態(MEDおよびFSDを包含する)の治
療においては、本発明の化合物を“要求に応じて”(す
なわち必要または所望に応じて)単一用量として摂取す
ることができることも認めるであろう。錠剤用配合物の例 一般に錠剤用配合物は、典型的には約0.01mgない
し500mgの本発明に従う化合物(またはその塩)を
含有することができ、一方錠剤充填重量は、50mgか
ら1000mgまでの範囲であることができる。10m
g錠剤に対する配合例を具体的に示す:成分 %w/w 実施例1の化合物 10.000★ ラクト−ス 64.125 澱粉 21.375 クロスカルメロースナトリウム 3.000 ステアリン酸マグネシウム 1.500 ★ この量は、典型的には薬剤の活性に従って調整す
る。
【0070】本発明の化合物はまた、鼻内に、または吸
入により、投与することもでき、そして適当な放射薬
(プロペラント)、例えばジクロロジフルオロメタン、
トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエ
タン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA
134A[商標])または1,1,1,2,3,3,
3−ヘプタフルオロプロパン(HFA 227EA[商
標])のようなヒドロフルオロアルカン、二酸化炭素ま
たはその他の適当なガス、を使用する加圧容器、ポン
プ、スプレーまたは噴霧器からの乾燥粉末吸入物(in
haler)またはエーロゾルスプレー提供物(pre
sentation)の形で好都合に送達される。加圧
エーロゾルの場合には、投与単位は、計測量を送達する
ためのバルブを装備することによって決定することがで
きる。加圧容器、ポンプ、スプレーまたは噴霧器には、
例えば溶媒としてエタノールと放射薬との混合物を使用
する、本活性化合物の溶液または懸濁液を入れることが
でき、この溶媒はさらに潤滑剤、例えばソルビタントリ
オレエート、を含有していてもよい。吸入器または注入
器中で使用するためのカプセルおよびカートリッジ(例
えばゼラチン製)は、本発明の化合物とラクトースまた
は澱粉のような適当な粉末基剤との粉末配合物を含有す
るように製剤化することができる。
【0071】エーロゾルまたは乾燥粉末製剤は、好まし
くは各計測用量または“一吹き”が、患者に送達するた
めに1ないし50mgの本発明の化合物を含有するよう
に準備する。エーロゾルによる総日用量は、1ないし5
0mgの範囲内であろうが、この量は、単一用量で投与
するか、またはより普通には1日を通しての分割用量で
投与することができる。
【0072】本発明の化合物はまた、アトマイザによる
送達用に製剤化することもできる。アトマイザ装置用の
製剤は、可溶化剤、乳化剤または沈殿防止剤として下記
の成分を含有することができる:水、エタノール、グリ
セロール、プロピレングリコール、低分子量ポリエチレ
ングリコール、塩化ナトリウム、フルオロカーボン、ポ
リエチレングリコールエーテル、ソルビタントリオレエ
ート、オレイン酸。
【0073】別法として、本発明の化合物またはその塩
または溶媒和物は、坐剤またはペッサリーの形で投与す
ることができ、またはこれらは、ゲル、ヒドロゲル、ロ
ーション、溶液、クリーム、軟膏または散布剤の形で局
所適用することができる。本発明の化合物またはその塩
または溶媒和物はまた、皮膚投与することもできる。本
発明の化合物またはその塩または溶媒和物はまた、例え
ば皮膚用パッチの使用により、経皮的に投与することも
できる。これらはまた、眼、肺または直腸経路によって
投与することもできる。
【0074】眼に使用するためには、本化合物は、等張
の、pH調整した、無菌の食塩水中の超微粉懸濁液とし
て、または好ましくは等張の、pH調整した、無菌の食
塩水中の溶液として、場合により塩化ベンジルアルコニ
ウム(benzylalkonium chlorid
e)のような防腐剤と組み合わせて、製剤化することが
できる。別法として、これらは、ワセリンのような軟膏
中に配合することができる。
【0075】皮膚に局所的に適用するためには、本発明
の化合物またはその塩または溶媒和物は、例えば以下の
もの:鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレン
グリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
化合物、乳化ロウおよび水、の1つ以上との混合物、中
に懸濁または溶解させた本活性化合物を含有する適当な
軟膏として製剤化することができる。別法として、これ
らは、例えば以下のもの:鉱油、ソルビタンモノステア
レート、ポリエチレングリコール、流動パラフィン、ポ
リソルベート60、セチルエステルロウ、セテアリルア
ルコール(cetearyl alcohol)、2−
オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水、
の1つ以上の混合物、中に懸濁または溶解させた適当な
ローションまたはクリームとして製剤化することができ
る。
【0076】本発明の化合物はまた、シクロデキストリ
ンと組み合わせて使用することもできる。シクロデキス
トリンは、薬剤分子と包接および非包接錯体を形成する
ことが公知である。薬剤−シクロデキストリン錯体の形
成は、薬剤分子の溶解度、溶解速度、生物学的利用能お
よび/または安定性を変更することができる。薬剤−シ
クロデキストリン錯体は、一般にほとんどの剤形および
投与経路に対して有用である。本薬剤との直接錯化の別
法として、シクロデキストリンを、補助添加剤として、
例えばキャリヤー、希釈剤または可溶化剤として、使用
することができる。アルファ−、ベータ−およびガンマ
−シクロデキストリンが最も一般的に使用され、適当な
例は、WO−A−91/11172、WO−A−94/
02518およびWO−A−98/55148に記載さ
れている。一般に、ヒトにおいては、本発明の化合物の
経口投与は、最も便利であり、そして例えばMEDにお
いては海綿体内(i.c.)投与に関連する周知の不利
を回避して、好ましい経路である。典型的な男性に対す
るMEDにおける好ましい経口投与養生法は、要求され
るときに25ないし250mgの化合物である。レシピ
エントが嚥下障害または経口投与後の薬剤吸収の障害に
罹患している環境においては、この薬剤は、非経口、舌
下または経頬投与することができる。獣医学的使用のた
めには、本発明の化合物、またはその獣医学的に受容で
きる塩、またはその獣医学的に受容できる溶媒和物また
はプロドラッグは、通常の獣医学的方法に従う適当に受
容できる製剤として投与され、獣医は、特定の動物にと
って最も適当であると思われる投与養生法および投与経
路を決定するであろう。こうして、本発明のさらに別の
態様に従えば、薬学的または獣医学的に受容できるアジ
ュバント、希釈剤またはキャリヤーと混合した本発明の
化合物を包含する医薬製剤が提供される。本発明の化合
物がサイクリックグアノシン3’,5’−一リン酸ホス
ホジエステラーゼ(cGMP PDEs)を阻害し、そ
して特に、有力で選択的なcGMPPDE5の阻害剤で
あるという事実に加えて、本発明の化合物はまた、それ
らが先行技術で公知の化合物よりも、より有効であり、
より毒性が小さく、より広範囲の活性を有し、より有力
であり、より副作用が少なく、より容易に吸収されるこ
とができるか、またはそれらが先行技術で公知の化合物
を超える他の有用な薬理学的特性を有することができ
る、という利点をも有することができる。本発明はさら
に、cGMP PDE5阻害剤、特に一般式(I)の化
合物と:(a)1種以上の天然または合成プロスタグラ
ンジンまたはそのエステル類。本発明で使用するための
適当なプロスタグランジンには、アルプロスタジル(a
lprostadil)、プロスタグランジンE1、プ
ロスタグランジンE0、13,14−ジヒドロプロスタ
グランジンE1、プロスタグランジンE2、エプロスチノ
ール(eprostinol)、天然合成および半合成
プロスタグランジンおよび、2000年3月14日に発
行され、参照によって本明細書中に組み込まれるものと
するUS 6,037,346に記載されたもの、PG
0、PGE1、PGA1、PGB1、PGF1α、19−
ヒドロキシPGA1、19−ヒドロキシ−PGB1、PG
2、PGB2、19−ヒドロキシ−PGA2、19−ヒ
ドロキシ−PGB2、PGE3α、カルボプロスト(ca
rboprost)トロメタミン、ジノプロスト、トロ
メタミン、ジノプロストン、リポプロスト(lipo
prost)、ジェメプロスト(gemepros
t)、メテノプロスト(metenoprost)、サ
ルプロスタン(sulprostune)、ティアプロ
スト(tiaprost)およびモキシシレート(mo
xisylate)、を包含するその誘導体類、のよう
な化合物がある;および/または(b)α−アドレナリ
ン受容体(adrenoceptor)またはα−受容
体またはα−遮断薬としても公知の1種以上のα−アド
レナリン作動性受容体拮抗化合物。本発明で使用するた
めの適当な化合物には:1998年6月14日に発行さ
れ、α−アドレナリン作動性受容体に関連するその開示
が参照によって本明細書中に組み込まれるものとするP
CT出願WO99/30697に記載されたとおりであ
って、選択的α1−アドレナリン受容体またはα2−アド
レナリン受容体および非選択的アドレナリン受容体を包
含するα−アドレナリン作動性受容体[適当なα1−ア
ドレナリン受容体には:フェントラミン、フェントラミ
ンメシレート、トラゾドン(trazodone)、ア
ルフゾシン(alfuzosin)、インドラミン(i
ndoramin)、ナフトピジル(naftopid
il)、タムサロシン(tamsulosin)、ダピ
プラゾール(dapiprazole)、フェノキシベ
ンザミン、イダゾキサン(idazoxan)、エファ
ラキサン(efaraxan)、ヨヒンビン、ラウオル
フィアアルカロイド、レコルダチ(Recordat
i)15/2739、SNAP 1069、SNAP
5089、RS17053、SL 89.0591、ド
キサゾシン(doxazosin)、テラゾシン(te
razosin)、アバノキル(abanoquil)
およびプラゾシン;US 6,037,346(200
0年3月14日)からのα2−遮断薬、ジベナルニン
(dibenarnine)、トラゾリン、トリマゾシ
ン(trimazosin)およびジベナルニン;US
特許:4,188,390;4,026,894;3,
511,836;4,315,007;3,527,7
61;3,997,666;2,503,059;4,
703,063;3,381,009;4,252,7
21および2,599,000(これらは各々、参照に
よって本明細書中に組み込まれるものとする)に記載さ
れたとおりのα−アドレナリン作動性受容体;があり、
α2−アドレナリン受容体には:場合によりピルクサミ
ン(pirxamine)のようなカリオトニック剤
(cariotonic agent)の存在におけ
る、クロニジン、パパベリン、パパベリン塩酸塩があ
る]がある、および/または(c)1種以上のNO−供
与体(NO−アゴニスト)化合物。本発明で使用するた
めの適当なNO−供与体化合物には、三硝酸グリセリル
(ニトログリセリンとしても知られる)、イソソルビド
5−モノニトレート、イソソルビドジニトレート、四硝
酸ペンタエリトリトール、四硝酸エリトリチル、ニトロ
プルシドナトリウム(SNP)を包含する一−、二−ま
たは三−硝酸塩のような有機硝酸塩または有機硝酸エス
テル、3−モルホリノシドノニミンモルシドミン(3−
morpholinosydnonimine mol
sidomine)、S−ニトロソ−N−アセチルペニ
シリアミン(S−nitroso−N−acetyl
penicilliamine)(SNAP)S−ニト
ロソ−N−グルタチオン(SNO−GLU)、N−ヒド
ロキシ−L−アルギニン、硝酸アミル、リンシドミン
(linsidomine)、リンシドミンクロロヒド
レート、(SIN−1)S−ニトロ−N−システイン、
ジアゼニウムジオレート(diazeniumdiol
ates)、[NONOエート(NONOate
s)]、1,5−ペンタンジニトレート、L−アルギネ
ン、ニンジン、ジズフィフラクタス(zizphi f
ructus)、モルシドミン(molsidomin
e)、Re−2047、発行されたPCT出願WO 0
012075に記載されたとおりのNMI−678−1
1およびNMI−937のようなニトロシル化マキシシ
リート(maxisylyte)誘導体、がある;およ
び/または(d)1種以上のカリウムチャンネル開口
剤。本発明で使用するための適当なカリウムチャンネル
開口剤には、ニコランジル(nicorandil)、
クロモカリム(cromokalim)、レブクロマカ
リム(levcromakalim)、レマカリム(l
emakalim)、ピナシジル(pinacidi
l)、クリアゾキシド(cliazoxide)、ミノ
キシジル、チャリブドトキシン(charybdoto
xin)、グリブリド、4−アミニ(amini)ピリ
ジン、BaCl2、がある;および/または(e)1種
以上のドーパミン作動性薬剤。本発明で使用するための
適当なドーパミン作動性化合物には、プラミペキソール
(pramipexol);アポモルフィンのようなD
2−アゴニストがある;および/または(f)1種以上
の血管拡張剤。本発明で使用するための適当な血管拡張
剤には、ニモデピン(nimodepine)、ピナシ
ジル(pinacidil)、シクランデレート、イソ
クスプリン、クロロプルマジン(chloroprum
azine)、ハロペリドール、Rec 15/273
9、トラゾドン(trazodone)、ペントキシフ
ィリンがある;および/または(g)1種以上のトロン
ボキサンA2アゴニスト;および/または(h)1種以
上のCNS活性剤;および/または(i)1種以上の麦
角アルカロイド類;適当な麦角アルカロイド類は、20
00年3月14日に発行されたUS特許6,037,3
46に記載されており、これには、アセテルガミン(a
cetergamine)、ブラゼルゴリン(braz
ergoline)、ブロメルグリド(bromerg
uride)、シアネルゴリン(cianergoli
ne)、デロルゴトリル(delorgotril
e)、ジスレルギン(disulergine)、マレ
イン酸エルゴノビン、酒石酸エルゴタミン、エチスレル
ギン(etisulergine)、レルゴトリル、リ
ゼルギド、メスレルギン(mesulergine)、
メテルゴリン(metergoline)、メテルゴタ
ミン(metergotamine)、ニセルゴリン
(nicergoline)、ペルゴライド、プロピセ
ルギド(propisergide)、プロテルグリド
(proterguride)、テルグリド(terg
uride)がある;および/または(k)1種以上
の、阻害剤または中性エンドペプチターゼのような、心
房性ナトリウム利尿因子(また心房性ナトリウム利尿ペ
プチドとしても公知である)の作用を調節する化合物;
および/または(l)1種以上の、エナプリル(ena
pril)のようなアンギオテンシン−変換酵素を阻害
する化合物、および組み合わせたアンギオテンシン−変
換酵素の阻害剤およびオマパトリラート(omapat
rilat)のような中性エンドペプチターゼ;および
/または(m)1種以上の、ロサルタン(losart
an)のようなアンギオテンシン受容体拮抗物質;およ
び/または(n)1種以上の、L−アルギニンのような
NO−シンターゼ用の基質;および/または(o)1種
以上の、アムロジピン(amlodipine)のよう
なカルシウムチャンネル遮断薬;および/または(p)
1種以上の、エンドセリン受容体の拮抗物質およびエン
ドセリン−変換酵素阻害剤;および/または(q)1種
以上の、スタチン(statins)およびフィブレー
ト(fibrates)のようなコレステロール低下
剤;および/または(r)1種以上の抗血小板物質およ
び抗血栓剤、例えばtPA、uPA、ワーファリン、ヒ
ルジンおよびその他のトロンビン阻害剤、ヘパリン、ト
ロンボプラスチン活性化因子阻害剤;および/または
(s)1種以上の、レズリン(rezulin)のよう
なインスリン感作剤およびグリピジド(glipizi
de)のような血糖低下剤;および/または(t)L−
DOPAまたはカルビドーパ;および/または(u)1
種以上の、ドネジピル(donezipil)のような
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤;および/または
(v)1種以上のステロイドまたは非ステロイド抗炎症
剤;との組み合わせ物より成る。本発明の化合物の生物
学的活性は、下記の試験法によって決定することができ
る。 生物学的試験 ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害活性 サイクリックグアノシン3’,5’−一リン酸(cGM
P)およびサイクリックアデノシン3’,5’−一リン
酸(cAMP)ホスホジエステラーゼ類に対する試験管
内PDE阻害活性は、それらのIC50値(酵素活性の5
0%阻害のために必要とされる化合物の濃度)の測定に
よって決定される。要求されるPDE酵素は、ヒトの海
綿体、ヒトおよびウサギの血小板、ヒトの心室、ヒトの
骨格筋およびウシの網膜を包含する種々の源から、本質
的にW.J.ThompsonおよびM.M.Appl
eman(Biochem.、1971、10、31
1)の方法によって単離した。特に、cGMP−特異性
PDE(PDE5)およびcGMP−阻害されたcAM
P PDE(PDE3)は、ヒトの海綿体組織、ヒトの
血小板またはウサギの血小板から得て;cGMP−刺激
されたPDE(PDE2)は、ヒトの海綿体から得て;
カルシウム/カルモジュリン(Ca/CAM)−依存性
PDE(PDE1)は、ヒトの心室から得て;cAMP
−特異性PDE(PDE4)は、ヒトの骨格筋から得
て;そして光受容体PDE(PDE6)は、ウシの網膜
から得た。ホスホジエステラーゼ7−11は、SF9細
胞内にトランスフェクトされた完全な長さのヒトの組換
えクローンから産生させた。検定は、W.J.Thom
pson(Biochem.、1979、18、52
28)の“バッチ”法の変法を使用するかまたは、プロ
ダクトコードTRKQ7090/7100下でアメルシ
ャム(Amersham)plcによって記載されたプ
ロトコルの変法を使用するAMP/GMPの直接検出の
ためのシンチレーション近接検定を使用するかのいずれ
かによって実施した。要約すると、PDE阻害剤の効果
は、IC50≒Kiであるような、変化する阻害剤濃度お
よび低基質(濃〜1/3Kmの、標識していないものの
3H]−標識したものに対する比率3:1のcGMP
またはcAMP)の存在において、固定酵素量を検定す
ることによって調査した。最終的な検定体積は、検定用
緩衝剤[20mM トリス(Tris)−HCl pH
7.4、5mM MgCl2、1mg/mlウシ血清ア
ルブミン]で100μlにした。反応を、酵素を用いて
開始させ、30℃で30−60分間インキュベートして
<30%基質代謝回転を得て、50μlの珪酸イットリ
ウムSPAビーズ(PDE9および11に対する各々の
標識していないサイクリックヌクレオチド3mMを含有
する)で停止させた。プレートを再密封して、20分間
振とうさせた後、ビーズを暗所で30分間沈降させ、そ
の後トップカウント(TopCount)プレート読み
取り機[パッカード(Packard)、メリデン、コ
ネチカット]上で計数した。放射能単位を未阻害対照
(100%)の%活性に変換して、阻害剤濃度に対して
プロットし、‘フィットカーブ(FitCurve)’
マイクロソフトエクセル(Microsoft Exc
el)エクステンション(extension)を使用
して阻害剤IC50値を得た。これらの試験からの結果
は、本発明の化合物がcGMP−特異性PDE5の有力
で選択的な阻害剤であることを示す。機能的活性 これは、S.A.Ballard[Brit.J.P
harmacol.、1996、118(supp
l.)、アブストラクト(abstract)153
P]によって記載されたようにして、本発明の化合物
が、前もって収縮させたウサギの海綿体組織のストリッ
プのニトロプルシドナトリウムに誘発された弛緩を増大
させる能力を決定することによって試験管内で評価し
た。生体内活性 化合物は、Trigo−Rocha(Neurour
ol.and Urodyn.、1994、13、7
1)によって記載された方法に基づく方法を使用して、
それらが、静脈内投与後に、ニトロプルシドナトリウム
の海綿体内注射によって誘発された陰茎の海綿体内の圧
力上昇を増大させる能力を決定するために、麻酔をかけ
たイヌにおいてスクリーニングした。 安全性プロフィール 本発明の化合物は、いずれかの都合の悪い効果について
観察しながら、マウスおよびイヌのような動物において
変化する静脈内および経口用量で試験されるであろう。
【0077】
【実施例】本発明を以下の製造例および実施例によって
具体的に説明するが、本発明は、これらによって決して
限定されない。製造例1 N−プロピオニルアラニン 塩化トリメチルシリル(52.4mL、0.41モル)
を、氷冷したジクロロメタン(190mL)中のD,L
−アラニン(16.71g、0.188モル)およびト
リエチルアミン(57.5mL、0.41モル)の溶液
に滴加した。一旦添加が完了したら、この溶液を室温で
1時間攪拌し、続いて40℃で1時間攪拌した。次に、
溶液を−10℃まで冷却し、塩化プロピオニル(16.
29mL、0.188モル)を15分かけて滴加して、
一旦添加が完了したら、この反応物を−10℃で2時間
攪拌し、次に室温で16時間攪拌して、その後氷−浴中
で冷却した。水(100mL)を加えて、混合物を15
分間攪拌した後、各相を分離した。水性層を減圧下で蒸
発させて、残留物をアセトンで研和した。得られた固体
を濾過して取り、濾液を減圧下で濃縮して、油を得た。
この油を、溶離剤としてジクロロメタン:メタノール:
0.88アンモニア(89:10:1)を使用するシリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製し
て、標題化合物(20g;33%のトリエチルアミンを
含有する)を得た。
【0078】
【化26】
【0079】製造例2 N−メトキシ−N−メチル−2−(プロピオニルアミ
ノ)プロパンアミド 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩(16.2g、84.7ミリモル)
を、ジクロロメタン(450mL)中の製造例1からの
酸(14.85g、77.0ミリモル)、トリエチルア
ミン(27.9mL、72.5ミリモル)、N,O−ジ
メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(7.5g、77ミリ
モル)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
(12.3g、80.85ミリモル)の懸濁液に加え
て、反応物を室温で23時間攪拌した。混合物を水(2
50mL)および重炭酸ナトリウム溶液(120mL)
で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下で蒸発させ
た。残留油を、溶離剤としてジクロロメタン:メタノー
ル(95:5)を使用するシリカゲル上のカラムクロマ
トグラフィーによって精製して、標題化合物(8.2
g)を得た。
【0080】
【化27】
【0081】製造例3 N−(3−エトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−ブ
テニル)プロパンアミド tert−ブチルリチウム(70mL、ペンタン中1.
7M、119ミリモル)を5分かけて、冷却した(−7
8℃)テトラヒドロフラン(160mL)中のエチルビ
ニルエーテル(11.4mL、119ミリモル)の溶液
に加え、この溶液を1時間かけて−5℃まで温めた。次
にこの溶液を−60℃まで再冷却して、−50℃より低
い内部温度を保持するように臭化マグネシウムジエチル
エーテラート(30.73g、119ミリモル)を数回
に分けて加えた。その後混合物を−5℃まで温めて、3
0分間攪拌し、−10℃まで再冷却した。テトラヒドロ
フラン(20mL)中の製造例2からのアミド(2.8
g、14.9ミリモル)の溶液を滴加した後、反応物を
室温で3時間攪拌した。混合物を10%クエン酸水溶液
(500mL)中に注ぎ、酢酸エチル(500mL)で
抽出した。有機溶液を乾燥させ(MgSO4)、減圧下
で蒸発させて、油を得た。粗生成物を、溶離剤としてジ
クロロメタンを使用するシリカゲル上のカラムクロマト
グラフィーによって精製して、標題化合物(1.8g)
を得た。
【0082】
【化28】
【0083】製造例4 2−オキソ−3−(プロピオニルアミノ)ブタン酸エチ
酸素を2分間、冷却した(−78℃)ジクロロメタン
(85mL)中の製造例3からのアルケン(1.0g、
5.98ミリモル)およびピリジン(3.25mL、4
4.9ミリモル)の溶液に通して泡立たせた。次にオゾ
ンを5分間通して泡立たせた後、この溶液を酸素でパー
ジして、窒素雰囲気下に置いた。ジメチルスルフィド
(3.25mL、44.9ミリモル)を5分かけて滴加
し、溶液を1時間攪拌した後、室温まで温めた。混合物
を水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧下で蒸発
させて、油を得た。粗生成物を、ジクロロメタン:エー
テル(100:0ないし50:50)の溶離勾配を使用
するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって
精製して、標題化合物(395mg)を得た。
【0084】
【化29】
【0085】製造例5 2−ブトキシニコチン酸 2−クロロニコチン酸(10.0g、63.5ミリモ
ル)を80℃でブタノール(100mL)中のナトリウ
ム(3g、130ミリモル)の溶液に加えて、得られた
混合物を4時間加熱して還流させた。反応物を冷却し、
酢酸エチルと2N塩酸(pH3−4にするため)との間
に分配させて、各層を分離した。有機相をブラインで洗
浄し、減圧下で濃縮し、酢酸エチルに再溶解させ、乾燥
させ(MgSO4)、減圧下で蒸発させて、所望の生成
物を固体(11.9g)として得た。
【0086】
【化30】
【0087】製造例6 2−ブトキシ−5−ヨードニコチン酸 トリフルオロ酢酸:無水トリフルオロ酢酸(4:1、3
5mL)中の製造例5からの酸(3.46g、17.7
ミリモル)およびN−ヨードスクシンイミド(6g、2
6.6ミリモル)の混合物を、光を排除して24時間加
熱して還流させた。冷却した反応混合物を減圧下で濃縮
し、残留物を酢酸エチルに溶解させた。次にこの溶液を
逐次、水(2回)、チオ硫酸ナトリウム溶液(2回)、
10%クエン酸ナトリウム水溶液、2N塩酸、およびブ
ラインで洗浄してから、乾燥させ(MgSO4)、減圧
下で蒸発させた。粗生成物をペンタンで研和して、標題
化合物を白色固体、3.86g、68%、として得た。
【0088】
【化31】
【0089】製造例7 2−ブトキシ−5−ヨードニコチノニトリル N,N−ジメチルホルムアミド(3滴)を、ジクロロメ
タン(20mL)中の製造例6からの酸(2.25g、
7.01ミリモル)および塩化オキサリル(3.55
g、28.0ミリモル)の氷冷懸濁液に加えて、反応物
を室温で4時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残
留物をジクロロメタンと共沸させた。酸塩化物をジクロ
ロメタン(20mL)中に再懸濁させ、氷浴中で冷却
し、0.88アンモニア(2mL)を加えて、溶液を室
温で30分間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで
希釈し、水、2N塩酸およびブラインで洗浄してから、
乾燥させ(MgSO4)、減圧下で蒸発させて、褐色固
体を得た。ジオキサン(2mL)中の無水トリフルオロ
酢酸(1.82g、8.67ミリモル)の溶液を、ジオ
キサン(15mL)中の中間体アミド(1.85g、
5.78ミリモル)およびピリジン(1.14g、1
4.4ミリモル)の氷冷溶液に加えて、反応物を室温で
3時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢
酸エチルと水との間に分配させて、各層を分離した。有
機層を2N塩酸(2回)、飽和重炭酸ナトリウム溶液、
およびブラインで洗浄してから、乾燥させ(MgS
4)、減圧下で蒸発させた。粗生成物を、ペンタン:
酢酸エチル(100:0ないし95:5)の溶離勾配を
使用するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによ
って精製して、標題化合物を得た。
【0090】
【化32】
【0091】製造例8 2−ブトキシ−5−ヨード−3−ピリジンカルボキシミ
ドアミドギ酸塩 製造例7からのニトリル(10g、33.1ミリモル)
を、新しく製造したブタノール(100mL)中のナト
リウム(1.5g、65.2ミリモル)の溶液に加え
て、反応物を室温で18時間攪拌した。ギ酸アンモニウ
ム(17.4g、276ミリモル)を加えて、反応物を
2時間50℃に加熱し、続いてさらに2時間80℃に加
熱した。冷却した混合物を減圧下で濃縮し、残留物をエ
ーテルで研和した。この固体を水で研和した後、エーテ
ルで数回研和して標題化合物(2.53g)を得たが、
このものは、それ以上精製することなく使用した。
【0092】
【化33】
【0093】製造例9 2−(2−ブトキシ−5−ヨード−3−ピリジニル)−
7−エチル−5−メチル−4a,5−ジヒドロイミダゾ
−[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4(3
H)−オン ヒドラジン水和物(194μL、3.98ミリモル)
を、エタノール(3.8mL)中の製造例8からの粗製
アミジン(2.02g、約3.98ミリモル)の溶液に
加えて、この溶液を20分間攪拌した。エタノール(1
mL)中の製造例4からのエステル(800mg、3.
98ミリモル)の溶液を加えて、この反応物を2時間7
0℃に加熱した。冷却した混合物を減圧下で濃縮し、残
留物を、溶離剤としてジクロロメタン:エーテル(6
7:33)を使用するシリカゲル上のカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、黄色固体を得た。これをエ
ーテルで研和して、黄色固体、250mg、(所望生成
物と所望でない生成物との2:1異性体混合物)を得
た。オキシ塩化リン(360μL、3.97ミリモル)
を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中のこの固体
(243mg、0.516ミリモル)の溶液に加えて、
反応物を30分間加熱して還流させた。冷却した混合物
を減圧下で蒸発させ、残留物を2N炭酸ナトリウム溶液
(5mL)と酢酸エチル(5mL)との間に分配させ
て、各層を分離した。水性層を酢酸エチル(2×5m
L)で抽出して、合わせた有機溶液を乾燥させ(MgS
4)、減圧下で蒸発させて、黄色固体を得た。粗生成
物を、溶離剤としてジクロロメタン:エーテル(91:
9)を使用するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、標題化合物(130mg)を得
た。
【0094】
【化34】
【0095】製造例10 2−(2−ブトキシ−5−スルファニル−3−ピリジニ
ル)−7−エチル−5−メチル−4a,5−ジヒドロイ
ミダゾ[5,1−f][1,2,4]トリアジン−4
(3H)−オン トリエチルホスフィンの溶液(9mL、テトラヒドロフ
ラン中の1M;9ミリモル)を、塩化ニッケル(II)六
水和物(1.0g、4.21ミリモル)の氷冷溶液に加
えて、混合物を15分間攪拌した。得られた沈殿を濾過
して取り、真空下で乾燥させて、赤色固体を得た。N,
N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の製造例9から
のヨウ化物(135mg、0.30ミリモル)およびチ
オ尿素(34mg、0.45ミリモル)の混合物を70
℃まで加熱した後、先に製造した赤色固体(22m
g)、水素化シアノホウ素ナトリウム(5.6mg、
0.09ミリモル)を加えて、混合物を70℃で2 1
/2時間攪拌した後、室温で18時間攪拌した。酸化カ
ルシウム(25mg、0.45ミリモル)を加え、続い
てN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)を加えて、
混合物をさらに90分間攪拌した。反応物を氷浴中で冷
却し、塩酸(2N)の添加によって反応停止させ(qu
enched)、混合物を酢酸エチル(15mL)と水
(15mL)との間に分配させた後、重炭酸ナトリウム
溶液を用いてpHまで塩基性化した。各相を分離し、水
性層を酢酸エチル(5×20mL)で抽出して、合わせ
た有機溶液を乾燥させ(MgSO4)、減圧下で蒸発さ
せた。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタン:メタ
ノール(97:3)を使用するシリカゲル上のカラムク
ロマトグラフィーによって精製して、標題化合物(47
mg)を得た。
【0096】
【化35】
【0097】実施例1 2−{2−ブトキシ−5−[(4−エチル−1−ピペラ
ジニル)スルホニル]−3−ピリジニル}−7−エチル
−5−メチル−4a,5−ジヒドロイミダゾ[5,1−
f][1,2,4]トリアジン−4(3H)−オン アセトニトリル(1.2mL)中の製造例10からのチ
オール(47mg、0.13ミリモル)および硝酸カリ
ウム(33mg、0.33ミリモル)の溶液を氷浴中で
冷却し、塩化チオニル(26.3μL、0.33ミリモ
ル)を加えて、溶液を0℃で1時間攪拌した。反応物を
減圧下で濃縮して、残留物を重炭酸ナトリウム溶液(8
mL)とジクロロメタン(10mL)との間に分配さ
せ、各層を分離した。水性層をジクロロメタン(5m
L)で抽出し、合わせた有機溶液を乾燥させ(MgSO
4)、減圧下で濃縮して、体積を5mLとした。この溶
液を0℃まで冷却し、N−エチルピペラジン(83μ
L、0.65ミリモル)を加えて、溶液を20分間攪拌
した。重炭酸ナトリウム溶液(15mL)を加えて、混
合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせ
た有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、減圧下で蒸発
させて、ガム状物を得た。粗生成物を、溶離剤としてジ
クロロメタン:メタノール(97:3)を使用するシリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製し
て、標題化合物(15mg)を得た。
【0098】
【化36】
【0099】生物学的活性 本発明の化合物は、約100nMより小さいIC50値を
もちcGMP PDE5の阻害剤としての試験管内活性
を有することがわかった。 省略形 下記の省略形を本明細書中で使用するであろう: Ac = アセチル DCM = ジクロロメタン DMF = N,N−ジメチルホルムアミド DMSO = ジメチルスルホキシド Et = エチル EtOAc = 酢酸エチル HPLC = 高速液体クロマトグラフィー IPA = イソプロピルアルコール(プロパン−
2−オール) Me = メチル MeCN = アセトニトリル MeOH = メタノール OAc = アセテート THF = テトラヒドロフラン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 15/10 A61P 15/10 15/12 15/12 25/00 25/00 35/00 35/00 43/00 111 43/00 111 171 171

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I、 【化1】 {式中、R1およびR2は、別個にフェニル[場合によ
    り、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、C1-4アルコ
    キシまたはC1-4アルキル(この最後の2つの基は、場合
    によりC1-4ハロアルキルまたはC1-4ハロアルコキシに
    よって置換されていてもよい)から選択される1個以上
    の置換基によって置換されていてもよい]または、場合
    により−O−、−S−および/または−N(R4)−に
    よって中断されていてもよくそして/または場合により
    Het2、−N−結合複素環基(ピペリジニルおよびモ
    ルホリニルから選択される)またはフェニル[この最後
    の基は、場合により、ハロ、−CN、−CF3、−OC
    3、C1-4アルコキシまたはC1-4アルキル(この最後
    の2つの基は、場合によりC1-4ハロアルキルまたはC
    1-4ハロアルコキシによって置換されていてもよい)か
    ら選択される1個以上の置換基によって置換されていて
    もよい]によって置換されそして/または停止させられ
    ていてもよいC1-6アルキル、を表して;R4は、Hまた
    はC1-4アルキルを表し;R3は、OR5またはN
    (R6 )R7を表して;R5は、C3-6シクロアルキル、
    −(C1-4アルキレン)−1−ピペリジニル、テトラヒ
    ドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはC1-6アル
    キル[この最後の基は、場合によりC3-5シクロアルキ
    ル、−OR8、−N(R6 )R7、フェニル、フラニルお
    よびピリジニルから選択される1または2個の置換基に
    よって置換されおよび/または停止させられていてもよ
    く、そしてC1-6アルキル基は、場合によりC1-4ハロア
    ルキル基によって停止させられていてもよい]を表し;
    6およびR7は、別個に、各々の場合にH、C1-4アル
    キル(場合によりC3-5シクロアルキルまたはC1-4アル
    コキシによって置換されていてもよい)を表すか、また
    はR6およびR7は、それらが結合している窒素原子とと
    もにアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルまたは
    モルホリニル基を形成し;R8は、H、C1-4アルキル
    (このC1-4アルキル基は、場合によりC1-4ハロアルキ
    ル基によって停止させられていてもよい)またはベンジ
    ルを表し;Het1は、場合により1または2個のC1-4
    アルキル基で置換されていてもよくそして場合によりそ
    の4−N−オキシドの形であってもよい4−R9−1−
    ピペラジニル基を表して;R9は、H、ピリジニル、ピ
    リミジニル、C3-6アルケニルまたはC1-4アルキル[場
    合により−OH、−N(R6)R7、−C(O)N
    (R6)R7、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル
    またはフェニル(この最後の基は、場合によりC1- 4
    ルコキシによって置換されていてもよい)から選択され
    る1または2個の置換基によって置換されていてもよ
    い]を表し;Het2は、場合によりそのモノ−N−オ
    キシドの形であってもよい1または2個の窒素原子を含
    むC−結合6員複素環基、または2または3個の窒素原
    子を含むC−結合5員複素環基(ここで上記の複素環基
    のいずれでも、場合によりC1- 4アルキル、C1-4アルコ
    キシまたはN(H)R10で置換されていてもよい)を表
    し;そしてR10は、H、C1-4アルキルまたはC1-4アル
    カノイルを表す}の化合物、またはその薬学的または獣
    医学的に受容できる誘導体。
  2. 【請求項2】 R1およびR2が別個に、場合により置換
    されていてもよいフェニルであるか、または、Het2
    または場合により置換されていてもよいフェニルによっ
    て場合により置換されおよび/または停止させられてい
    てもよいC1- 4アルキルを表す、請求項1に記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】 R3がOR5を表す、請求項1または請求
    項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R5が場合によりC1-2アルコキシによっ
    て置換されおよび/または停止させられていてもよいC
    1-5アルキルを表す、前記請求項のいずれか1項に記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】 Het1が4−R9−1−ピペラジニル基
    を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R9がC1-4アルキルを表す、前記請求項
    のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Het2が場合により置換されていても
    よい2個の窒素原子を含むC−結合6員複素環基を表
    す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 医薬として使用するための、請求項1な
    いし7のいずれか1項で定義したとおりの化合物。
  9. 【請求項9】 動物用薬剤として使用するための、請求
    項1ないし7のいずれか1項で定義したとおりの化合
    物。
  10. 【請求項10】 薬学的または獣医学的に受容できるア
    ジュバント、希釈剤またはキャリヤーと混合した、請求
    項1ないし7のいずれか1項で定義したとおりの化合物
    より成る製剤。
  11. 【請求項11】 医薬製剤である請求項10に記載の製
    剤。
  12. 【請求項12】 獣医学用製剤である請求項10に記載
    の製剤。
  13. 【請求項13】 cGMP PDE5の阻害が望ましい
    かまたは必要な医学的状態の治癒的または予防的治療用
    薬剤の製造のための請求項1ないし7のいずれか1項で
    定義したとおりの化合物の使用。
  14. 【請求項14】 cGMP PDE5の阻害が望ましい
    かまたは必要な医学的状態を治療または予防する方法で
    あって、このような治療の必要な患者に治療上有効な量
    の請求項1ないし7のいずれか1項で定義したとおりの
    化合物を投与することより成る方法。
  15. 【請求項15】 状態が男性の勃起機能不全(ME
    D)、インポテンス、女性の性的機能不全(FSD)、
    陰核の機能不全、女性の活動低下性性的意欲障害、女性
    の性的覚醒障害、女性の性的疼痛障害または女性の性的
    オルガスム機能不全(FSOD)である、請求項13に
    記載の使用、または請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1で定義したとおりの式Iの化
    合物の製造方法であって: (a)式II、 【化2】 (式中、L1は、脱離基を表し、そしてR1、R2および
    3は、請求項1で定義したとおりである)の化合物を
    式III、 Het1−H III (式中、Het1は、請求項1で定義したとおりである
    が、但しピペラジンの1−N原子は、H−原子に結合し
    ている)の化合物と反応させること; (b)式XXI、 【化3】 (式中、R1、R2、R3およびHet1は、請求項1で定
    義したとおりである)の化合物を環化させること; (c)式Iの化合物の、ピリジニルまたはイミダゾトリ
    アジノン単位中または上のフェニルまたはHet(He
    1、Het2)基上の置換基を変換、除去または導入す
    ること; (d)R3がOR5を表す式Iの化合物については、一つ
    のOR5基をアルコキシド変換によって別のものに変換
    すること; (e)Het1が4−R9−1−ピペラジニル基(ここで
    9は、場合により置換されていてもよいC1-4アルキル
    を表す)を表す式Iの化合物については、R9がHを表
    す相当する式Iの化合物をアルキル化すること;または (f)式Iの化合物の保護された誘導体を脱保護するこ
    と;より成る方法。
  17. 【請求項17】 請求項16で定義したとおりの式IIの
    化合物。
  18. 【請求項18】 請求項16で定義したとおりの式XXI
    の化合物。
  19. 【請求項19】 状態が男性の勃起機能不全(MED)
    である、請求項13に記載の使用、または請求項14に
    記載の方法。
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