JP2001150852A - クリップ - Google Patents

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JP2001150852A
JP2001150852A JP2000069702A JP2000069702A JP2001150852A JP 2001150852 A JP2001150852 A JP 2001150852A JP 2000069702 A JP2000069702 A JP 2000069702A JP 2000069702 A JP2000069702 A JP 2000069702A JP 2001150852 A JP2001150852 A JP 2001150852A
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Noboru Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】挟持部開口のためのレバーを不要とし、装着道
具をも不要としたクリップで、書類の着脱には挿入口が
開口し、挟持部は弱から強へスライドする。さらに、捲
った紙の復元力のもっとも小さい書類の角隅部を留める
ことのできるクリップ。 【解決手段】背板部21に対して斜めの挟持部26を設け、
背板部21から挟持部26の間に第2曲げ線24を設けること
で、該背板部21の他に第1バネ部23と第2バネ部25の複
数バネ部を備え、さらに、一方に挟持部26他方に挿入口
27が設けられたホルダー2,2を連結部4にて連結し、そ
の連結部4を回動支点とし、回動に伴って挟持部26の着
脱と挿入口27の開閉が連動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚から成る書
類をその角隅部で挟持して一時的に留めることのできる
クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板バネを基材としたクリップに
は、大きく3つのタイプがある。第1には、通称ダブル
クリップに代表されるように、略三角形に曲げた板バネ
の両端にレバーを組み付けたもので、このレバーによっ
て挟持部を開口させる。第2は、商品名ガチャックに代
表されるように、留めるときには装着道具が必要で、道
具なくしては書類を挟むことはできない。第3は、通称
フラットクリップで、これはレバーもなく装着道具も必
要としないが、板バネを折り曲げただけで線ではなく面
で押さえることや、挟持力が極めて弱いことは、通常の
書類を挟むことには適さず、ここでは論外である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記クリップは、いず
れの場合も、挟む場所は書類の縦、または、横の辺を留
めるものである。辺を留めるということは、紙捲りをす
るとき、挟持部の延長線上の紙も折り曲げなくてはなら
ず、紙が元に戻ろうとする復元力が強く働き書類を不安
定にし、さらに、ダブルクリップではレバーが邪魔とな
り、捲った紙を一層不安定にさせる。
【0004】従来のクリップで紙のずれを防ぐ要素は、
背板部内壁に密着した紙の端と挟持部の一辺一直線であ
るが、中には、挟持部中央部分を浮かせて、背板部内壁
と挟持部両端の二点で押さえる一辺二点が固定要素のも
のもある。
【0005】通常、挟持部は背板部に対して平行に設け
る。その結果、挟持部はどの部分も均一な力であり、構
造上着脱力と挟持力が等しく、板バネを厚くして挟持力
を強くすると、挿入するのが困難となり、また、挿入し
易く挟持力を弱くすると、挟んだ紙が外れ易いという欠
点がある。そして、如何なる厚さのクリップも挟持部は
閉じた形状で、それを大きく開口させるには瞬時に強い
力が必要である。さらに、書類をスライドさせてクリッ
プに挿入するとき、挟持力が均一では、挿入部では破れ
たりしわになったりで入れ難く、最後まで達したときの
挟持力は初めと同じで強いものではない。
【0006】本発明がその目的とするところは、通称ダ
ブルクリップでの開口のためのレバーを必要とせず、ま
た、商品名ガチャックの装着道具をも必要としない。に
もかかわらず、紙の抜き差しのときには、一時的に大き
な力にて挟持部を開口させることなく開いている挿入口
に挿入でき、挿入後は弱い挟持部から強い挟持部へスラ
イドすることを可能とし、スライド後は強い挟持力で確
実に締め付けることが可能なクリップである。さらに、
辺を留めずに捲った紙の復元力のもっとも小さい部分で
ある書類の角隅部を留めることができ、書類から大きく
食み出すことなく、しかも、薄型化したクリップを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではレバーで開くオープン型ではなく、挟持
部の間を滑らせる挿入口付きスライド型とし、さらに、
背板部に対して挟持部を斜めに設けることで、挟持力を
不均一にする。その結果、挟持部挿入開始部分の挟持力
は従来品より弱く僅かな力で挿入でき、次第に強くな
り、最後まで達したときには従来品より強い挟持力で挟
むことを可能とする。
【0008】しかし、単に挟持力を不均一にしても、確
実に挟むためには単一のバネでは困難である。それは、
中間部分で挟んだ場合、それより挟持力の弱い部分は挟
む意味をなさない。そこで、ここでは複数バネを用い
る。複数バネにするために、背板部から挟持部までの間
に別途曲げ線を設けるもので、この曲げ線によって、背
板部の他にバネ部は第1バネ部と第2バネ部とに分かれ
単一ではなくなる。
【0009】図7で背板部の幅はBからEの位置で共通
であり、C断面の挟持部を開かせる方向の力を掛けた場
合は、図8(c)で第1バネ部23の長さが影響する。一
方、図7でE断面の挟持部を開かせる方向の力を掛けた
場合は、図8(e)で第2バネ部25の長さが影響すること
になる。このように、第1バネ部23と第2バネ部25は各
々が独立し、挟持部の場所によって異なった動きをする
バネが複数存在する。そして、それらの合成された力が
挟持部各々に挟む力として働き、全体として、挟持力は
弱い力から次第に強い力へと連続的に移行することで、
挟む紙に亀裂やしわを発生させることなく挿入でき、最
終的には、強い力にて確実に挟むことを可能にするもの
である。
【0010】挟持力の強弱の要素は、板厚を変えること
以外に、第2曲げ線の角度や位置を変えて、第2曲げ線
から挟持部までの長さを変えることで、挟持力を変える
ことができる。
【0011】ホルダー一つの挟持力はアンバランスであ
るが、ホルダー二つを組み合わせクリップにすること
で、このアンバランスを消すことができる。即ち、挟持
部全体で挟むものの、バネ部の短い両側部分に強い挟持
力を得ることになり、クリップ挟持部外側二点が強く支
えられる。と同時に、角隅部の二辺が各々のホルダーの
背板部内壁に密着することから、直角二辺と二点で押さ
えることとなり、従来の、一辺一直線、または、一辺二
点で押さえることに比較して、書類は安定して挟まれる
ことになる。さらに、紙捲りで曲げなければならない長
さも、辺を留めるときと異なり挟持部の長さに近似の最
短となることから、捲った紙が戻り難くなる。
【0012】通称目玉クリップを始めとする組み合わせ
連結クリップでは、紙に対して上下に分ける水平分割の
ために、挟持部開閉にはレバーが必要である。しかし、
本発明の二つのホルダーは、軸突起を中心にして左右に
分かれる垂直分割にすることで、ホルダー自体にレバー
の役目を兼ねさせ、従来のレバーは不要とし、そのホル
ダーを回動させることで挿入口の開閉も連動可能とな
る。そして、従来の水平分割では、挟む力と外れる力が
同じであることと、書類の厚さ以上に挟持部を開口させ
なければ着脱することができなかったが、ここでの垂直
分割では、挟む力を分割して片方ずつ挿入することで、
一回に要する力を小さくできることと、書類の厚さ以上
に開く必要がない。さらには、スライドのため、何回か
に分けて挿入することも可能であり、従来のような瞬時
に大きな力が必要ではなくなる。
【0013】厚物書類用としてのクリップは、薄物には
使えなくても、使用範囲の厚さが確実に留められるなら
ば、通常、クリップが閉じた無負荷のときでも挟持部が
開いているもので、開口のために必要以上の力を不要と
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、実施例にも
とづき図面を参照して説明する。図1は本発明のクリッ
プ1を示し、クリップ1はバネ性を有する金属板を用いて
製作し、ホルダー2,2同一形状の二つの部品から成り、
連結部4にて組み合わせる。
【0015】図2から図5は、ホルダー2の六面図の一部
で、図6はホルダー2の略展開図である。ホルダー2の上
部には背板部21を設け、その両側の第1曲げ線22で方向
を変えて第1バネ部23へと続く。第1バネ部23は端部31に
向かって接近するが、その一方は、第2曲げ線24で再び
方向を変えて第2バネ部25とし、その先の挟持部26へと
至る。他方は、曲げることなしに開いたままにして挿入
口27とする。挟持部26は背板部21に対して略45度とす
る。
【0016】第2バネ部25は、第2曲げ線24から挟持部26
までを指す。第2曲げ線24は端部31付近では接近してい
るが、背板部21の方向に向かってテーパー状に広がった
第1バネ部23を第2曲げ線24を経由することで、挟持部26
に至るとき、挟持部26のすべての位置で密着させる。と
同時に、この第2曲げ線24を設けることは、第1バネ部23
と第2バネ部25の二つの異なったバネ部に分けることに
ある。
【0017】連結部4は、書類挿入のため通し軸を通す
ことができないので各々で留める。図6の略展開図で背
板部21の一部に切り込みを入れて穴45を設けた内板42と
する。一方、第1バネ部23では穴46を設けた中板43と
し、他方、軸突起44を設けた外板41とする。内板42を曲
げるとき、外板41と内板42の間には板厚分の隙間を設け
る。組み付けではホルダー2,2各々の隙間に他方の中
板43を差し込むと、二つのホルダーは連結し、軸突起44
を中心として一定範囲内で回動できる。連結のため、挿
入部内の内壁より内側に食み出した部分を段差28によっ
て外側に出し、書類挿入の障害を取り除く。と同時に、
段差28はテーパー状のバネ部を平行にすることで、連結
部4の回動を可能にする。
【0018】図7と図8は、ホルダー2の各部の断面形状
を示すもので、挿入口27の形状や、第1部バネ部23と第2
バネ部25の関係を示す。図7で端部31から頂部30に向か
うにつれてC,D,E各断面は図8の(c),(d),(e)で示
すように、長かった第1バネ部23は短くなり、短かった
第2バネ部25は長くなる。そして、全体として、長いバ
ネ部から短いバネ部へと移る。挿入口27は(a)では広く
(b), (c)に向かうにつれて次第に狭くなる。
【0019】図9は、クリップ1の開閉を示すもので、
(a)と(b)はクリップ1の閉じた状態を示し、(c)と(d)は
開いた状態を示す。(a)から(c)へ移るには、ホルダー
2,2に設けた指掛部6の平掛61を外側に引くと、連結部4
の軸突起44を中心に回動する。この回動によって閉じて
いるホルダーは開く。そのとき、書類を挟んでいる挟持
部は書類を外し、それに伴って、(b)で閉じている挿入
口27は(d)で開口する。開いた挿入口27は上下左右が各
々前後にずれているので、書類に対して斜めにすると、
厚物書類でも挟持部開口のための力も必要とせず挿入可
能となる。
【0020】開いた挿入口27に差し込んだ書類の角隅部
は、挿入口27から挟持部26へ連続的にくわえ始めること
ができる。二つの背板部21を僅かな力で押すと挟持部26
に挟み込み、次第に硬くなるので、ホルダーの片方ずつ
背板部21を押すと、書類の角隅部を二つの挟持部26で確
実に挟むことができる。閉じるとき、ホルダー2,2各々
の突き当て29が互いの背板部21の内壁に当たって各々の
背板部21の内壁が直角になり、書類の角の辺と一致し、
それ以上狭くならない。
【0021】図10は、連結部4の連結方法を示すもの
で、(a)は第1実施例を示し、(b)から(h)は別途実施例を
示す。(b)では背板部21の幅が狭い薄物用としても使用
可能で、内板42を設けることが不可能のときには、突起
ホルダー47と穴ホルダー48の二種類にして連結可能とす
る。(c)では二つのホルダーとは別に連結フレーム49を
設けることで、(b)同様薄物用としても使用することが
できる。さらに、(d)のようにリベット50やハトメを用
いる方法や、(e)のように母材そのものに返しを設けて
リベットやハトメの代わりとすることも可能である。
(f)は(b)の軸突起44の方向を内向きから外向きに変えた
もので、これによって段差28を省くことができる。(g)
では(f)の軸突起44を穴あき軸突起55にすることで、連
結部の外れ防止に有効である。(h)は(g)の部分斜視図
で、穴あき軸突起55の一部に切欠き58を設けるか、ホル
ダー56の一部にめくり上げ59を設けることで、組付け時
の挿入がスムーズとなる。これは切欠き58とめくり上げ
59のいずれか一方でも効果あるが、両方を行うことも有
効である。
【0022】図11は、指掛部6を示すもので、(a)は第1
実施例を示し、(b)から(f)は別途実施例を示す。(a)は
平掛61で第2バネ部25の延長部分を曲げる。(b)は(a)で
の平掛61を丸めることで、指に切断部分を触れさせない
丸掛62である。(c)は第1バネ部23や第2バネ部25の一
方、または、両方に、球面の一部、または、長丸形状の
突起である突起掛63,64を設ける。(d)では(b)で作った
丸掛62に、折り曲げたワイヤーを組み付けるワイヤー掛
65である。(e),(f)では背板部21の延長部分にパイプ66
を設け、レバー67の軸68をパイプ66に差し込みレバー67
の指当て69を外に向けて力を入れると、爪70は第2バネ
部25の内壁を押し挟持部26を広げる力に変化し、外し易
くできる。これらは、板厚や第2バネ部の長さによる挟
持力の強さによって選択することが可能である。
【0023】図12は、挟持部を示すもので、(a)は第1実
施例を示し、(b)は挟持部を含めて先端までを丸めた挟
持部32で、紙捲りに際しては折り曲げ跡が残り難い方法
の一つであり、必要に応じて選択が可能である。
【0024】図13は、挟持部33が始めから開いている厚
物用クリップである。通常、クリップには書類の厚さに
よって何種類もの中から選択できる。そこで、使用範囲
を使い易くし、範囲外は他のサイズのクリップを利用す
る。そうすることで、挟持部33は過剰な力を省くことが
できる。
【0025】図14の(a),(b)は、その他の実施例につい
てまとめて示す。(a)の折り曲げ止め81,82を設けるこ
とは、端を角としないで曲面にすることで、(b)の挿入
口27から挟持部26に入り易くすることと、挟持部26の開
閉時でもスライドによって挟持部端で書類に傷を付けな
いためのものである。
【0026】支え部83は、綴じたクリップを外すとき、
後に残った一方の頂部30を外すために、てことして利用
するものであるが、これは板厚によってはなくても外す
ことは可能である。
【0027】クランプ84は、クリップ1の開き防止で、
二つのホルダー2,2が重なる位置に凹凸、または、突起
と穴を組み合わせるものである。
【0028】円弧型挟持部93は、紙捲りよりも挿入し易
さを優先したものであり、そのときの先端は、挟持部と
同様に円弧とした円弧先端部94と直線先端部95のいずれ
か選択可能である。
【0029】図16は図10 (g)の異種形状ホルダーの詳細
である。図16(a)は図10(g)のホルダー57を示し、図16
(b)は図10(g)のホルダー56を示すものである。ホルダー
56と57は異なる形状で、ホルダー56の内側にホルダー57
を組み合わせるものである。
【0030】図17は図16の各断面形状を示すもので、図
8との違いは、連結部4の形状が変わったことにある。
又、第1バネ部23のテーパーを平行に近くすることで、
挿入口27の幅を広げることも可能であり、挿入舌86を外
側に湾曲させることで挿入口27はさらに広がる。左右二
つの挿入舌86の長さを変えることも挿入し易くする方法
の一つである。紙を挟んで挿入口を閉じたとき、湾曲し
た挿入舌86がホルダー56を内側から開かせようとする力
を窓穴85は弱めるための穴であり、図18のビード89は部
分的に曲げ強度を高めるもので、窓穴85とビード89はい
ずれの一方か両方を選択できる。コーナー87は単なる曲
げではなく、曲面を設けることで挟持力を確保するもの
である。
【0031】図18はホルダー56とホルダー57を組み合わ
せた平面図を示したもので、挿入口27の開いた状態を示
す。ビード92は力が最も集中する場所の強化であり、窓
穴88は力を除去するためのもので、このビードと窓穴は
必要に応じて使用することができる。円錐掛71は指掛部
6の一つで、紙を挟んだとき厚さ方向の出っ張りを最小
限にするのに効果がある。
【0032】以上、本発明に係る好適な実施例について
説明したが、上記に限るものではなく、例えば、連結部
4の内板42の外曲げや、軸突起44の外向き方向、そし
て、挿入口27の前後のずれが上下左右反対や、指掛部6
で丸掛け62の丸める方向の内外等、さらには、第2曲げ
線24の折り曲げを線として表れ難いなだらかな曲面にす
ることで、第1バネ部23と第2バネ部25があたかも一つの
バネのように見せる方法も、本発明に該当するものであ
る。
【0033】また、本発明は、バネ性を有する金属板を
使用するものであるが、非鉄金属や非金属の使用も可能
で、例えば、樹脂で作ることも可能である。さらには、
金属と樹脂の組み合わせで、樹脂で作ったものにバネ力
の弱い部分を金属バネで補強すると、カラフルさと強さ
の両面を兼ね備えることもできる。
【0034】
【発明の効果】この発明によって、レバーを設けること
なしにクリップに紙を挿入するだけでなく、従来、レバ
ーを開きながら挿入していたことが、ここでは開いてい
る挿入口に書類の角を差し込むことで扱い易くなる。さ
らに、スライドするとき、任意の位置で留めることがで
き、より強い挟持力の位置するところへ挿入するのに、
一度に行わず何回かに分けることも可能となる。一方、
紙捲りによる紙の復元力を最小限とすることができ、捲
った紙の安定した状態を保つことが可能となり、辺を留
めるクリップや、邪魔なレバーの付いたクリップではで
きなかった図15(a)の紙捲りは言うに及ばず、(b)のよう
な紙の折り返しまでもが容易に可能となる。
【0035】従来の辺を留めるクリップと違って、背板
部と挟持部がより近くにできることから、同じ板厚の材
料でもより強い挟持力が得られる。
【0036】二つのホルダーの組み合わせで、リベット
やハトメを使用せずに、板バネ二枚を設けてその隙間に
他の一枚を差し込むことや、異種形状ホルダーでも二つ
の接触面が広いことは、板バネのバネ力で適度のブレー
キがかかることから、開閉が滑らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例クリップ1の斜視図であ
る。
【図2】クリップ1の一部である、ホルダー2の平面図で
ある。
【図3】ホルダー2の正面図である。
【図4】ホルダー2の裏面図である。
【図5】ホルダー2の右側面図である。
【図6】ホルダー2の略展開図である。
【図7】図2に詳細断面を示すための、表示記号を記入
した図である。
【図8】図7のA,B,C,D,E各線の断面図である。
【図9】クリップ1の開閉を示す、各々の平面図と正面
図である。
【図10】連結部4の第1実施例及び、別途実施例の部分
断面モデル図である。
【図11】指掛部6の第1実施例及び、別途実施例の部分
図である。
【図12】挟持部の第1実施例及び、別途実施例の断面
図である。
【図13】別途実施例の正面図である。
【図14】その他の実施例の平面図と正面図である。
【図15】紙捲りを示す斜視図である。
【図16】異種形状ホルダーの各平面図である。
【図17】図16のF,G,H,I,J,K,L各線の断面図で
ある。
【図18】異種形状ホルダーを連結した開口時の平面図
である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ホルダー 4 連結部 6 指掛部 9 書類 21 背板部 22 第1曲げ線 23 第1バネ部 24 第2曲げ線 25 第2バネ部 26 挟持部 27 挿入口 28 段差 29 突き当て 30 頂部 31 端部 41 外板 42 内板 43 中板 44 軸突起 61 平掛 91 書類挿入方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背板部(21)に対して斜めの挟持部(26)を
    設け、背板部(21)から挟持部(26)の間に第2曲げ線(24)
    を設けることで、該背板部(21)の他に第1バネ部(23)と
    第2バネ部(25)の複数バネ部を備えたホルダー(2,2)を連
    結部(4)にて連結したことを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記連結部(4)を、クリップ(1)の回動支
    点としたことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 ホルダー(2)の一方に挟持部(26)他方に
    挿入口(27)を設け、該ホルダー(2)の連結部(4)の回動に
    伴って、挟持部(26)の着脱と挿入口(27)の開閉が連動す
    ることを特徴とするクリップ。
JP2000069702A 1999-09-14 2000-03-14 クリップ Pending JP2001150852A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105751734A (zh) * 2016-05-17 2016-07-13 管利珍 一种新型纸夹
USD892929S1 (en) 2019-06-06 2020-08-11 James Siggens Page marker

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CN105751734A (zh) * 2016-05-17 2016-07-13 管利珍 一种新型纸夹
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