JP2007022062A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に書類などを挟持することができるクリップを提供すること。
【解決手段】開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材11a,11bと、一対の操作部材11a11bの内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部材12a,12bと、を有する。また、クリップ1は、操作部材11a,11bを結合すると共に開閉支点となるように取り付けられたコイルばね13を有する。これにより、一対の操作部材11a,11bを閉じることにより一対の挟持部材12a,12bが開く。
【選択図】図1

Description

本発明は、書類ははじめ種々のものを挟持するクリップに関する。
従来から、書類などの被挟持物を挟むクリップとしては、金属製の板状体を断面略三角形状に折り曲げてクリップ本体を構成し、その先端(三角形の頂角部分)に回動可能に一対の細線取手が取り付けられた構成を有するものがある。このクリップを用いて書類などを挟む場合には、一対の細線取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端(三角形の2つの底角部分)に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として細線取手を片手で閉じるようにすることにより、クリップ本体の先端が開く。
しかしながら、上記構成のクリップにおいては、上述したように、一対の細線取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として細線取手を片手で閉じるようにして書類などを挟むため、実際に挟持する位置(クリップ本体の先端)は、細線取手を持つ位置と支点を挟んで反対側に位置することとなる。このため、クリップ本体の先端を開く際の力を小さくするためには力点を支点から離す必要が生じ、結果としてクリップ全体が大きくなってしまうという問題がある。また、書類などを挟持する際に、一対の細線取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させるという余分な動作が必要となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができるクリップを提供することを目的とする。
本発明のクリップは、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材と、前記一対の操作部材の内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部材と、を具備し、前記一対の操作部材を閉じることにより前記一対の挟持部材が開くことを特徴とする。
この構成によれば、操作部材を閉じる方向に力を加えると、必然的に挟持部材が開く方向に可動する。そして、開いた状態の挟持部材の間に被挟持物を配置させて、その状態で操作部材に加えた力を弱めると、操作部材が元の位置に戻り、それに対応して挟持部材が閉じる。これにより被挟持物が挟持部材により挟持される。この場合、従来のクリップのように、一対の取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として取手を片手で閉じるようにして被挟持物を挟むことを必要としないので、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができる。
本発明のクリップは、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材と、前記一対の操作部材に回動可能に取り付けられた一対の挟持部材と、を具備し、前記一対の操作部材を閉じることにより前記一対の挟持部材が開き、前記一対の操作部材は、折り返し部及び離隔された直線部を有する一対の線状体で構成されており、前記直線部に沿って前記操作部材が配置されることを特徴とする。この場合において、前記一対の線状体が略同じ形状を有することが好ましい。このように一対の線状体を略同じ形状にすることにより、線状体について一つの型を用いることができるので、低コストでクリップを製造することができる。
本発明のクリップにおいては、前記一対の操作部材は、一対の板状体と、前記一対の板状体に取り付けられたコイルばねとで構成されていることが好ましい。また、本発明のクリップにおいては、前記一対の操作部材及び前記一対の挟持部材が一枚の板ばねにより構成されていることが好ましい。また、本発明のクリップにおいては、前記操作部材の開閉支点を含む部分は、潰れ防止構造を有することが好ましい。
本発明のクリップは、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材と、前記一対の操作部材の内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部材と、を具備し、前記一対の操作部材を閉じることにより前記一対の挟持部材が開くので、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るクリップを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るクリップのそれぞれの操作部材を示す図であり、(a),(c)は正面図であり、(b),(d)は平面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るクリップのコイルばねを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
図1に示すクリップ1は、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材11a,11bと、一対の操作部材11a,11bの内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部材12a,12bと、を有する。また、クリップ1は、操作部材11a,11bを結合すると共に開閉支点となるように取り付けられたコイルばね13を有する。
下側の操作部材11bは、図2(a)に示すように、外形が矩形状であり、一対の短辺の一方の短辺近傍に挟持部材12bが取り付けられている。この挟持部材12bは、操作部材11bから略上方に立設した立設部12dを介して設けられており、操作部材11bの表面に対して僅かに傾いた表面を有する。すなわち、操作部材11bの表面と挟持部材12bの表面とはθ1の角度だけ傾いており、立設部12dから離れるにしたがって操作部材11bと挟持部材12bとが離れるようになっている。このように操作部材11bの表面と挟持部材12bの表面との間に所定の角度を持たせることにより、下側の操作部材11bを上側の操作部材11aに組み合わせた際に、挟持部材同士12a,12bを当接させることができ、書類などの被挟持物を挟持することが可能となる。
挟持部材12bは、板状体で構成されており、図2(b)に示すように、操作部材11bの略片側に設けられている。そして、挟持部材12bの先端には、挟持部材12bの長手方向に対して略直交する方向(図2(b)において上方)に延在する突出部12fが設けられている。このように操作部材11bの略片側に挟持部材12bを設けることにより、他方の挟持部材12aと抵触又は衝突することなしに挟持部材12a,12bを可動することができ、挟持部材12a,12bの開閉動作をスムーズに行わせることができる。また、突出部12e,12fを設けることにより、挟持部材12a,12bの閉動作において、突出部12fを他方の挟持部材12aの突出部12eに当接させることができ、挟持面積を広くすることができる。その結果、確実に被挟持物を挟持することができる。
上側の操作部材11aは、図2(c)に示すように、外形が矩形状であり、一対の短辺の一方の短辺近傍に挟持部材12aが取り付けられている。この挟持部材12aは、操作部材11aから立設した立設部12cを介して設けられており、操作部材11aの表面に対して僅かに傾いた表面を有する。すなわち、操作部材11aの表面と挟持部材12aの表面とはθ2の角度だけ傾いており、立設部12cから離れるにしたがって操作部材11aと挟持部材12aとが離れるようになっている。このように操作部材11aの表面と挟持部材12aの表面との間に所定の角度を持たせることにより、下側の操作部材11aを上側の操作部材11bに組み合わせた際に、挟持部材同士12a,12bを当接させることができ、書類などの被挟持物を挟持することが可能となる。なお、挟持部材同士12a,12bを当接させることができれば、θ1とθ2とは同じであっても異なっていても良い。
挟持部材12aは、板状体で構成されており、図2(d)に示すように、操作部材11aの略片側に設けられている。そして、挟持部材12aの先端には、挟持部材12aの長手方向に対して略直交する方向(図2(d)において下方)に延在する突出部12eが設けられている。このように操作部材11aの略片側に挟持部材12aを設けることにより、他方の挟持部材12aと抵触又は衝突することなしに挟持部材12a,12bを可動することができ、挟持部材12a,12bの開閉動作をスムーズに行わせることができる。また、突出部12eを設けることにより、挟持部材12a,12bの閉動作において、突出部12eを他方の挟持部材12bの突出部12fに当接させることができ、挟持面積を広くすることができる。その結果、確実に被挟持物を挟持することができる。
コイルばね13は、図3(b)に示すように、コイル部13aと細線部13bとから構成されており、細線部13b間は所定の角度θ3を有する。この角度θ3は、操作部材11a,11bを組み合わせた際に操作部材11a,11bが示す角度とほぼ同じである。また、コイル部13aの中心が操作部材11a,11bの回動支点Xとなる。
このような構成を有する操作部材11a,11bを組み合わせて、コイルばね13を取り付けると図1に示すクリップ1となる。操作部材11a,11bを組み合わせる際には、操作部材11a,11bの内側に挟持部材12a,12bが位置し、それぞれの突出部12e,12fが当接するようにする。このとき、図1から分かるように、挟持部材12aは、操作部材11a,11bの内側において挟持部材12bよりも下側に位置し、挟持部材12bは、操作部材11a,11bの内側において挟持部材12aよりも上側に位置する。したがって、挟持部材12aの突出部12eの内側の表面と挟持部材12bの突出部12fの内側の表面とが当接するようになっている。また、コイルばね13は、その細線部13bの長手方向が操作部材11a,11bの長手方向に沿うようにしてそれぞれの操作部材11a,11bに取り付けられる。
このようにして構成されたクリップ1においては、書類などの被挟持物を挟む際に、図1に示すように、コイルばね13の弾性に抗して操作部材11a,11bを閉じる方向(A方向)につまむ(A方向に力を加える)と、必然的に挟持部材12a,12bが開く方向(B方向)に可動する。そして、開いた状態の挟持部材12a,12bの間に被挟持物を配置させる。その状態で操作部材11a,11bに加えた力を弱めると、コイルばね13の弾性により操作部材11a,11bが元の位置戻り、それに対応して挟持部材12a,12bが閉じる。これにより被挟持物が挟持部材12a,12bにより挟持される。
このように本実施の形態に係るクリップによれば、従来のクリップのように、一対の取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として取手を片手で閉じるようにして被挟持物を挟むことを必要としないので、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、一対の操作部材及び一対の挟持部材が一枚の板ばねにより構成されている場合について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るクリップを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。
図4に示すクリップ2は、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部21a,21bと、一対の操作部21a,21bの内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部22a,22bと、を有する。挟持部22a,22bの先端には、それぞれ先端部23a,23bが設けられている。この先端部23a,23bは、挟持部22a,22bが閉じた状態でそれぞれの先端が外側に開くように設けられており、被挟持物を挟持し易くしている。また、クリップ2には、その回動中心側の端部に取付部24が形成されており、この取付部24に輪環25が挿通されている。このクリップ2は、図5に示すような板状体(例えば、金属板)を折り曲げることにより得られる板ばねで構成されている。
図5は、本発明の実施の形態2に係るクリップを製造する際に使用する板状体を示す図である。図5に示す板状体26は、長尺の金属板であり、両端部に先端部23a,23bが設けられており、先端部23a,23bに連接して先端部23a,23bのそれぞれ内側に挟持部22a,22bが設けられており、挟持部22a,22bに連接して挟持部22a,22bのそれぞれ内側に操作部21b,21aが設けられている。操作部21a,21bの境界部には、切り込みが形成されており、板状体26を折り曲げた際に切り込みにより区画された部分が突出して取付部24を構成するようになっている。また、挟持部22a,22bには、それぞれ切欠き部22c,22dが形成されており、挟持部22a,22bがそれぞれ薄肉部22e,22fを有するようになっている。切欠き部22c,22dは、板状体26の中央部を中心として点対称な位置に形成されている。
板状体26を折り曲げてクリップ2を構成する場合、まず、折り曲げ部Cを山状に折り曲げる。次いで、それぞれの折り曲げ部Dを山状に折り曲げる。このとき、挟持部22a,22bにそれぞれ設けられた切欠き部22c,22dに薄肉部22f,22eが挿通するようにする。すなわち、挟持部22aの切欠き部22cに挟持部22bの薄肉部22fが挿通し、挟持部22bの切欠き部22dに挟持部22aの薄肉部22eが挿通する。これにより、図4(a)に示すように、操作部21a,21bの内側に挟持部22a,22bが位置する際に、挟持部22bが挟持部22aよりも上側に位置することになる。そして、操作部21aの表面と挟持部22aの表面とはθ2の角度だけ傾いており、突出部23aに向かうにしたがって操作部21aと挟持部22aとが離れるようになっている。このように操作部21aの表面と挟持部22aの表面との間に所定の角度を持たせることにより、挟持部同士22a,22bを当接させることができ、書類などの被挟持物を挟持することが可能となる。同様に、操作部21bの表面と挟持部22bの表面とはθ1の角度だけ傾いており、突出部23bに向かうにしたがって操作部21bと挟持部22bとが離れるようになっている。このように操作部21bの表面と挟持部22bの表面との間に所定の角度を持たせることにより、挟持部同士22a,22bを当接させることができ、書類などの被挟持物を挟持することが可能となる。
このようにして構成されたクリップ2においては、書類などの被挟持物を挟む際に、図4に示すように、板ばねの弾性に抗して操作部21a,21bを閉じる方向(A方向)につまむ(A方向に力を加える)と、必然的に挟持部22a,22bが開く方向(B方向)に可動する。そして、開いた状態の挟持部22a,22bの間に被挟持物を配置させる。その状態で操作部21a,21bに加えた力を弱めると、板ばねの弾性により操作部21a,21bが元の位置に戻り、それに対応して挟持部22a,22bが閉じる。これにより被挟持物が挟持部22a,22bにより挟持される。
このように本実施の形態に係るクリップによれば、従来のクリップのように、一対の取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として取手を片手で閉じるようにして被挟持物を挟むことを必要としないので、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができる。
本実施の形態に係るクリップにおいては、図6に示すように、操作部21a,21bの開閉支点(取付部24近傍)を含む部分に、潰れ防止構造を設けても良い。ここでは、潰れ防止構造として凹み部27を設けている。このような潰れ防止構造を設けることにより、多数回の挟持操作による操作部21a,21bの開閉支点付近の潰れを防止することができる。すなわち、凹み部27は、挟持部22a,22b側に湾曲しているので、操作部21a,21bをA方向に押圧したときに開閉支点付近が受ける矢印F方向の力に対して抗することができる。このため、凹み部27がA方向の押圧力に対してクッションの役目を果たして開閉支点付近が潰れることを防止する。なお、このような凹み部27を形成する場合には、図7に示す折り曲げ部Gを谷状に折り曲げることにより行うことができる。
また、図8(a),(b)や図9(a),(b)に示すように、凹み部27の幅を広げることにより、より厚い被挟持物を挟持することができる。すなわち、図8(a),(b)に示す構造においては、挟持部22a,22b間に相対的に広い被挟持空間Hを設けている。また、図9(a),(b)に示す構造においては、挟持部22bと操作部21aとの間及び挟持部22aと操作部21bとの間に挟持部移動用空間Iを設けている。このように凹み部27の幅を広げて、被挟持空間Hや挟持部移動用空間Iを設けることにより、操作部21a,21b間における挟持部22a,22bの移動可能領域が広くなる。これにより、より厚い被挟持物を挟持することが可能となる。なお、このような広い凹み部27aを形成する場合には、図10に示す折り曲げ部Gを谷状に折り曲げることにより行うことができる。また、この場合において、挟持部22a,22bが交差する部分は、切欠き部22cを設けるために、幅が狭くなって強度的に弱くなるので、外側に延在する突出部22gを設けて強度を向上させることが好ましい。
また、このような構造においては、図11に示すように、凹み部27aの代わりに、比較的大きなコイルばね28を用いても良い。このような構成においても、より厚い被挟持物を挟持することが可能となる。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、一対の操作部材が線状体で構成され、一対の挟持部材が一枚の板ばねにより構成されている場合について説明する。図12(a),(b)は、本発明の実施の形態3に係るクリップを示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は底面図である。また、図13は、本発明の実施の形態3に係るクリップを示す正面図である。
図12(a),(b)、図13に示すクリップ3は、開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部31a,31bと、一対の操作部31a,31bに回動可能に取り付けられた一対の挟持部32a,32bと、を有する。挟持部32a,32bは一枚の板ばねを断面略三角形状に折り曲げることにより構成されている。操作部31aは、折り返し部31gと、間隔d1で離隔された直線部31iを有する線状体である。また、操作部31bは、折り返し部31hと、間隔d2で離隔された直線部31jを有する線状体である。なお、ここでは、間隔d2が間隔d1よりも広く設定されている。挟持部32a,32bは、端面32fを介して連接されており、それぞれの挟持部32a,32bの先端には、環状部32c,32dが設けられている。
操作部31aの先端部(折り返し部31gと反対側の端部)31cは、先端が外側に向くように折り曲げられており、その先端部が挟持部32aの環状部32dに嵌入されている。これにより、操作部31aが挟持部32aに対して回動可能に取り付けられる。操作部31bの先端部(折り返し部31hと反対側の端部)31dは、先端が外側に向くように折り曲げられており、その先端部が挟持部32bの環状部32cに嵌入されている。これにより、操作部31bが挟持部32bに対して回動可能に取り付けられる。
操作部31a,31bを挟持部32a,32bに取り付ける場合には、操作部31bの直線部31jの内側に操作部31aの直線部31jが位置するように配置し、操作部31aを挟持部の背面32fに添わせて、先端31cを挟持部32aの環状部32dに嵌入し、操作部31bを挟持部の背面32fに添わせて、先端31dを挟持部32bの環状部32cに嵌入する。これにより、図13に示すようなクリップとなる。
このようにして構成されたクリップ3においては、書類などの被挟持物を挟む際に、図13に示すように、線状体の弾性に抗して操作部31a,31bを閉じる方向(A方向)につまむ(A方向に力を加える)と、必然的に挟持部32a,32bが開く方向(B方向)に可動する。そして、開いた状態の挟持部32a,32bの間に被挟持物を配置させる。その状態で操作部31a,31bに加えた力を弱めると、線状体の弾性により操作部31a,31bが元の位置戻り、それに対応して挟持部32a,32bが閉じる。これにより被挟持物が挟持部32a,32bにより挟持される。
本実施の形態に係るクリップにおいては、図14に示すように、操作部31a,31bの開閉支点(背面32f近傍)を含む部分に、潰れ防止構造を設けても良い。ここでは、潰れ防止構造として凹み部32eを設けている。このような潰れ防止構造を設けることにより、多数回の挟持操作による操作部31a,31bの開閉支点付近の潰れを防止することができる。すなわち、凹み部32eは、挟持部32a,32b側に湾曲しているので、操作部31a,31bをA方向に押圧したときに開閉支点付近が受ける矢印F方向の力に対して抗することができる。このため、凹み部32eがA方向の押圧力に対してクッションの役目を果たして開閉支点付近が潰れることを防止する。なお、挟持部の背面32fに凹み部32eを設ける場合には、凹み部32eに適合するように、操作部31a,31bにそれぞれ凹み部31f,31eを設けることが好ましい。これにより操作部31a,31bの開閉動作をスムーズにすることができる。
図12(a),(b)に示すクリップは、操作部31aの直線部31iの間隔がd1であり、操作部31bの直線部31jの間隔がd2である場合について説明しているが、図15(a),(b)に示すように、略同じ形状の操作部41を用いてクリップを構成し、操作部41をずらして配置するようにしても良い。すなわち、操作部41の直線部41aの間隔がd3で略同じである。このように、直線部41aの間隔が同じ操作部41を用いることにより、一つの型で操作部41を製造することができるので、製造コストを低くすることが可能となる。
このように本実施の形態に係るクリップによれば、従来のクリップのように、一対の取手をそれぞれ回動させて開いてクリップ本体の後端に当接させ、クリップ本体のそれぞれの後端部を支点として取手を片手で閉じるようにして被挟持物を挟むことを必要としないので、クリップ全体の大きさを大きくさせず、しかも簡単に被挟持物を挟持することができる。
本発明は上記実施の形態1〜3に限定されず、種々変更して実施することが可能である。すなわち、上記実施の形態1〜3における構造、材料、大きさなどについては一例であり、種々変更して実施することが可能である。また、上記実施の形態1〜3においては、弾性部材としてコイルばねや板ばねを用いた場合について説明しているが、本発明においては、上記実施の形態1〜3における作用・効果を発揮する範囲において他の弾性部材を用いても良い。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明は、書類などを挟むクリップや、携帯端末などに取り付けることが可能なクリップなどに適用することができる。
本発明の実施の形態1に係るクリップを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。 本発明の実施の形態1に係るクリップのそれぞれの操作部材を示す図であり、(a),(c)は正面図であり、(b),(d)は平面図である。 本発明の実施の形態1に係るクリップのコイルばねを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップを製造する際に使用する板状体を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップを製造する際に使用する板状体の他の例を示す図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態2に係るクリップの他の例を示す図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態2に係るクリップの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップを製造する際に使用する板状体の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップの他の例を示す図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態3に係るクリップを示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は底面図である。 本発明の実施の形態3に係るクリップを示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るクリップの他の例を示す図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態3に係るクリップの他の例を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は底面図である。
符号の説明
1,2 クリップ
11a,11b 操作部材
12a,12b 挟持部材
12c,12d 立設部
12e,12f 突出部
13,28 コイルばね
21a,21b,31a,31b,41 操作部
22a,22b,32a,32b 挟持部
22c,22d 切欠き部
22e,22f 薄肉部
22g 突出部
23a,23b,31c,31d 先端部
24 取付部
25 輪環
26 板状体
27,27a,31e,31f,32e 凹み部
31g,31h 折り返し部
31i,31j,41a 直線部
32c,32d 環状部
32f 背面

Claims (6)

  1. 開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材と、前記一対の操作部材の内側にそれぞれ設けられた一対の挟持部材と、を具備し、前記一対の操作部材を閉じることにより前記一対の挟持部材が開くことを特徴とするクリップ。
  2. 前記一対の操作部材は、一対の板状体と、前記一対の板状体に取り付けられたコイルばねとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  3. 前記一対の操作部材及び前記一対の挟持部材が一枚の板ばねにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  4. 開閉支点を中心に開閉可能な一対の操作部材と、前記一対の操作部材に回動可能に取り付けられた一対の挟持部材と、を具備し、前記一対の操作部材を閉じることにより前記一対の挟持部材が開き、前記一対の操作部材は、折り返し部及び離隔された直線部を有する一対の線状体で構成されており、前記直線部に沿って前記操作部材が配置されることを特徴とするクリップ。
  5. 前記一対の線状体が略同じ形状を有することを特徴とする請求項4記載のクリップ。
  6. 前記操作部材の開閉支点を含む部分は、潰れ防止構造を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のクリップ。

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