JPH0825866A - バインダークリップ - Google Patents

バインダークリップ

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Publication number
JPH0825866A
JPH0825866A JP18093694A JP18093694A JPH0825866A JP H0825866 A JPH0825866 A JP H0825866A JP 18093694 A JP18093694 A JP 18093694A JP 18093694 A JP18093694 A JP 18093694A JP H0825866 A JPH0825866 A JP H0825866A
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JP
Japan
Prior art keywords
clip body
square hole
length
top plate
clip
Prior art date
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Pending
Application number
JP18093694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachi Teranishi
八 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANESU KOGYO KK
Original Assignee
SANESU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SANESU KOGYO KK filed Critical SANESU KOGYO KK
Priority to JP18093694A priority Critical patent/JPH0825866A/ja
Publication of JPH0825866A publication Critical patent/JPH0825866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書類の角に安定して繰り返し取り付けること
ができ、しかも、製造安定性に優れ、「口開き」が発生
しない構造のバイダークリップを提供する。 【構成】 一枚の板バネを断面が実質的に逆三角形とな
るように折り曲げたクリップ本体1と、クリップ本体1
の前後下辺に形成されたカーリング部3a、3bに該カ
ーリング部3a、3bを中心軸として回転可能なように
取り付けた一対のハンドル2a、2bからなるものであ
り、クリップ本体1の天板部分5の中央部に、直角四辺
形の角穴6を設けたものにおいて、角穴6の幅aが、ク
リップ本体1の天板部分5の幅Aの1/3〜1/2であ
り、角穴6の長さが、クリップ本体1の天板部分5の長
さBよりも長く、角穴6が、前壁4a及び後壁4bの折
り曲げ部分にまで及んで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類の角に取り付ける
ことができるバイダークリップの改良品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、一枚の板バネを断面が実質的
に逆三角形となるように折り曲げたクリップ本体に、一
対のハンドルを取り付け、該ハンドルを操作して、クリ
ップ本体のカーリング部の間に、書類を挟持させて使用
するバイダークリップが、広く使用されており、本発明
者は、実願平5−67969号において、クリップ本体
の天板部分に、特定の大きさ及び形状を有する角穴を設
けることで、書類に傷を付けることなく書類の角部分に
取り付けることができ、しかも安定して繰り返し使用で
きるバイダークリップを開示した。この実願平5−67
969号に開示されるバイダークリップのクリップ本体
には、天板部分に設けられる角穴の長さ方向の両側に、
それぞれ天板部分の折り曲げ部が一部残存しており、天
板部分に残っている折り曲げ部の幅は0.5〜1.5m
mである。
【0003】ところが、このような構造のバイダークリ
ップの実際の製造(成形)工程においては、角穴の縁の
形状にバラツキが生じ易く、量産した際に、角穴の幅方
向の縁の部分が少し外側に盛り上がった状態の製品が製
造されることがあった。このような角穴の縁が盛り上が
った製品の場合には、角穴の縁に残存する部分が、クリ
ップ本体の前後カーリング部の間を外側に開口させよう
とするバネ応力を生じさせるので、前後カーリング部の
間に隙間が形成される(いわゆる「口開き」が発生す
る)ことになり、クリップ本体が「口開き」状態となっ
たバイダークリップは、保持力が弱く、書類を安定して
挟持することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解決し、書類の角に安定して繰り返し取り付けるこ
とができ、しかも、製造安定性(量産性)に優れ、「口
開き」が発生しない構造のバイダークリップを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のバインダークリ
ップは、一枚の板バネを断面が実質的に逆三角形となる
ように折り曲げたクリップ本体と、クリップ本体の前後
下辺に形成されたカーリング部に、該カーリング部を中
心軸として回転可能なように取り付けた一対のハンドル
からなるものであり、前後のハンドルをそれぞれクリッ
プ本体の前壁と後壁に接するように回転させ、前後のハ
ンドルの先端部を挟持することによって、クリップ本体
の前後カーリング部の間を開口し、この間に書類を挟持
可能としたものであり、クリップ本体の天板部分の中央
部に、直角四辺形の角穴を設けたものにおいて、角穴の
幅が、クリップ本体の天板部分の幅の1/3〜1/2で
あり、角穴の長さが、クリップ本体の天板部分の長さ
(板バネの折り曲げ部分間の距離)よりも長く、角穴
が、前壁及び後壁の折り曲げ部分にまで及んで形成され
ていることを特徴とする。
【0006】このように、本発明のバインダークリップ
は、クリップのバネ部(天板部分)に角穴を設けること
で、書類の角にもクリップできるようにしたものである
が、角穴の長さ方向の両側に、天板部分の折り曲げ部が
残存していない構造、即ち、クリップ本体の天板部分の
全長に渡って設けられた角穴が、クリップ本体の前壁と
後壁の折り曲げ部分にまで達した構造であるために、角
穴の幅方向の縁の部分が外側に盛り上がった状態となる
ことはなく、これにより、クリップ本体に「口開き」が
発生しない。
【0007】尚、本発明のバインダークリップにおける
角穴の角部分は、天板部分に角穴を設けることにより生
ずる、クリップ本体の強度低下を防止し、破損しにくい
ものとするために、適度の丸みをもって形成されること
が好ましく、使用時において角穴の角部分が、書類と強
く接することはほとんどないので、この角の丸みの半径
は特に限定されないが、半径0.1〜1.0mmの丸み
をもって形成されるのが一般的である。
【0008】本発明のバインダークリップでは、天板部
分における角穴の両脇に、それぞれバネ部が残存してい
るので、充分なバネ力を発揮し、安定した書類の保持が
可能である。この際、角穴の幅が、天板部分の幅の1/
3より小さいと、書類を傷付け易く、書類の角部分を充
分な深さで保持することができず、逆に、天板部分の幅
の1/2より大きいと、充分なバネ力を得ることができ
ないので好ましくない。更に、この角穴の幅は、ハンド
ルをそれぞれクリップ本体の前壁と後壁に接するように
折り曲げた際に、ハンドルがクリップ本体の天板部分の
折り曲げ部と接する幅と実質的に同一に形成するのが、
操作上、最も好ましい。
【0009】本発明では、角穴の長さが、クリップ本体
の天板部分の長さよりも長く、角穴が、前壁と後壁の折
り曲げ部分にまで及ぶようにして形成されるが、これ
は、天板部分の折り曲げ部が角穴の両側に残った際に発
生する「口開き」を防止するためである。ただし、角穴
が、前壁と後壁の折り曲げ部分を極端に越えて切り込ま
れた状態に形成されると、クリップ本体の強度が低下し
て破損し易くなるので好ましくない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一例を図面を用いて説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。図1のA
〜Cは、本発明のバインダークリップの一例を示すもの
であり、Aは全体の斜視図、Bは天板部分5の平面図、
Cは前壁4aの平面図である。図1に示される本発明の
バインダークリップは、一枚の板バネを断面が実質的に
逆三角形となるように折り曲げたクリップ本体1と、ク
リップ本体1の前後下辺に形成されたカーリング部3
a、3bに該カーリング部3a、3bを中心軸として回
転可能なように取り付けた一対のハンドル2a、2bか
らなるものであり、クリップ本体1の天板部分5の中央
部に、直角四辺形の角穴6を設けたものである(図1の
A参照)。
【0011】そして、このクリップ本体1における、湾
曲している天板部分5の幅Aは19mm、長さBは9.
1mmであり、角穴6の幅aは9mmであるので、角穴
6の両側には、バネ部分7がそれぞれ5mmの幅で存在
している(図1のB参照)。一方、角穴6の長さは、天
板部分5の長さBよりも長くなっており、前壁4aと後
壁4bの折り曲げ部分から、それぞれ前後カーリング部
3a、3b側に1mmずつ切り込まれている(図1のC
参照)。従って、角穴6の長さは、天板部分5の長さB
に相当する長さb1 と、前壁4aと後壁4bにおいて切
り込まれた長さb2 の2倍とを足した長さであり、折り
曲げられたクリップ本体1を展開した際には、(幅a)
×(長さb1 +2b2 )の大きさの角穴6が形成されて
いることになる。尚、図1のCにおける角穴6の角は半
径0.5mmの丸みをもって形成されている。
【0012】このクリップは、クリップの前後のハンド
ル2a、2bをそれぞれクリップ本体1の前壁4aと後
壁4bに接するように回転させ、前後のハンドル2a、
2bの先端部を挟持することによって、クリップ本体1
の前後カーリング部3a、3bの間を開口し、この間に
書類を挟持するものであるが、実質的に角穴6の両端に
存在するバネ部分7のみのバネ力で操作できるため、角
穴が設けられていない従来の製品に比べて非常に小さな
力で操作でき、しかも、一端書類を保持させると、クリ
ップ本体1の全幅に渡って均等に力が加わり、安定した
状態で書類を保持することが可能となる。尚、この具体
例において、クリップ操作時にハンドル2a、2bが天
板部分5の折り曲げ部に接する幅は、角穴6の若干内側
となる6mmになるように設定されている。
【0013】
【発明の効果】本発明のバイダークリップは、書類の角
に取り付けることができ、しかも書類を傷付けたり、ク
リップ本体を破損することなく、安定して繰り返し使用
することができ、バネ圧繰り返し試験(100回)でも
保持力に低下はほとんど認められなかった。又、本発明
のバイダークリップにあっては、天板部分に設けられる
角穴の長さ方向の両側に、それぞれ天板部分の折り曲げ
部が全く残存していないために、バネ力が内側に締まる
方向に作用し、量産を行った際にも、クリップ本体の開
口側に「口開き」が発生せず、製造安定性が優れた構造
であることも確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバインダークリップの一例を示すもの
であり、Aは全体の斜視図、Bは天板部分5の平面図、
Cは前壁4aの平面図である。
【図2】図1のバインダークリップの使用例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 クリップ本体 2a、2b ハンドル 3a、3b カーリング部 4a 前壁 4b 後壁 5 天板部分 6 角穴 7 バネ部分 8 折り曲げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の板バネを断面が実質的に逆三角形
    となるように折り曲げたクリップ本体1と、前記クリッ
    プ本体1の前後下辺に形成されたカーリング部3a、3
    bに該カーリング部3a、3bを中心軸として回転可能
    なように取り付けた一対のハンドル2a、2bからなる
    ものであり、前後のハンドル2a、2bをそれぞれ前記
    クリップ本体1の前壁4aと後壁4bに接するように回
    転させ、前後のハンドル2a、2bの先端部を挟持する
    ことによって、前記クリップ本体1の前後カーリング部
    3a、3bの間を開口し、この間に書類を挟持可能とし
    たものであり、前記クリップ本体1の天板部分5の中央
    部に、直角四辺形の角穴6を設けたものにおいて、 前記角穴6の幅aが、前記クリップ本体1の天板部分5
    の幅Aの1/3〜1/2であり、前記角穴6の長さが、
    前記クリップ本体1の天板部分5の長さBよりも長く、
    前記角穴6が、前記前壁4a及び後壁4bの折り曲げ部
    分にまで及んで形成されていることを特徴とするバイン
    ダークリップ。
JP18093694A 1994-07-08 1994-07-08 バインダークリップ Pending JPH0825866A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030902