JP2000310215A - 蝶番及び蝶番の製造方法 - Google Patents

蝶番及び蝶番の製造方法

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JP2000310215A
JP2000310215A JP11120924A JP12092499A JP2000310215A JP 2000310215 A JP2000310215 A JP 2000310215A JP 11120924 A JP11120924 A JP 11120924A JP 12092499 A JP12092499 A JP 12092499A JP 2000310215 A JP2000310215 A JP 2000310215A
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JP
Japan
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connecting pin
hinge
opening
sections
manufacturing
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Application number
JP11120924A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sekiguchi
和男 関口
Masaji Hamamura
正次 濱村
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HAMAMURA KOGYO KK
Sun S Co Ltd
Original Assignee
HAMAMURA KOGYO KK
Sun S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ローレット加工を利用して連結ピンの抜け止め
を行ったときには、蝶番の加工コストを低く抑えること
ができなかった。 【解決手段】蝶番1は、一対の開閉片3、7と、開閉片
3、7にそれぞれ設けられた連結ピン保持部5、9と、
一対の開閉片3、7を開閉自在に連結する連結ピン13
とを有する。連結ピン保持部5には段差部11が形成さ
れ、連結ピン13は両端面15が段差部11に当接して
抜け止めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蝶番及び製蝶番の製
造方法に係り、特に大幅なコストダウンを実現できる蝶
番及び蝶番の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蝶番は、一対の開閉片が連結ピンを介し
て開閉自在に連結されて構成されている。そして開閉片
には雌ネジ等を挿通するための穴が形成されている。こ
の種の蝶番を製造するためには、連結ピンを開閉片から
抜け落ちないように保持させる必要がある。連結ピンの
保持方法としては、連結ピンの両端部にローレット加工
を施し、このローレット加工された部分を、円筒状に形
成された開閉片の連結ピン保持部に圧入して固定する方
法が採られている。その他、連結ピン保持部の周面と連
結ピンの周面に穴を形成し、固定ピンを連結ピン保持部
の穴及び連結ピンの穴に差し込んで、連結ピンの抜け止
めを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連結ピ
ンにローレット加工を施して圧入したり、固定ピンを用
いた固定方法は、加工コストが嵩むという問題点があ
る。
【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、コストを低く抑えることができる蝶
番及び蝶番の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、一対の開閉片と、前記一対の開
閉片に設けられた連結ピン保持部と、前記連結ピン保持
部に保持され一対の開閉片を開閉自在に連結する連結ピ
ンとを有する蝶番において、前記連結ピン保持部には前
記連結ピンの両端面が当接する段差部が形成され、前記
連結ピンは両端面が前記段差部に当接することによって
抜け止めされていることを特徴とする蝶番である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載した蝶
番において、段差部には複数の凹部が形成されているこ
とを特徴とする蝶番である。
【0007】請求項3の発明は、一対の開閉片に連結ピ
ン保持部を形成し、前記連結ピン保持部に連結ピンを保
持させて、前記連結ピンを介して一対の開閉片を開閉自
在に連結する金属製の蝶番の製造方法において、前記連
結ピンの両端部を保持する側の開閉片の側端に立ち上が
り部を形成した後、前記連結ピンの両端部に巻き付ける
ように塑性変形させて連結ピン保持部を形成し、連結ピ
ンの両端面が当接する段差部を形成し、抜け止めするこ
とを特徴とする金属製の蝶番の製造方法である。
【0008】請求4の発明は、請求項3に記載した蝶番
の製造方法において、立ち上がり部は開閉片にプレス加
工を施すことにより形成することを特徴とする蝶番の製
造方法である。
【0009】請求項5の発明は、請求項3に記載した蝶
番の製造方法において、立ち上がり部は開閉片に切削加
工を施すことにより形成することを特徴とする蝶番の製
造方法である。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載した蝶
番の製造方法において、立ち上がり部の上面に複数の凹
部を形成した後、連結ピンの両端部に巻き付けるように
塑性変形させて連結ピン保持部を形成することを特徴と
する蝶番の製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る金属製の蝶番1について説明する。開閉片3の一
端側には一対の連結ピン保持部5が形成され、この連結
ピン保持部5は筒状で互いに間隔をあけて備えられてい
る。また開閉片7の一端側の中央には筒状の連結ピン保
持部9が形成されている。図2に示すように、一対の連
結ピン保持部5の両端部には内側へ向かって突出する段
差部11が形成されている。
【0012】一対の連結ピン保持部5は連結ピン保持部
9を挟むように配置されており、連結ピン13は、その
両端部が一対の連結ピン保持部5に保持され、中央部が
連結ピン保持部9に保持されている。これにより開閉片
3と開閉片7とが連結ピン13を介して開閉自在に連結
されている。連結ピン13の両端面15の縁部は段差部
11に当接し、連結ピン13が抜け止めされている。蝶
番1には雌ネジ等を挿通するための穴17が形成されて
いる。
【0013】この蝶番1の製造方法を以下に説明する。
図3において符号19は開閉片5の加工途中における金
属片を示す。この金属片19は、その一端側の中央が切
り欠かれており、一対の被変形部21が形成されてい
る。被変形部21の先端にはプレス加工により上方へ向
かって湾曲する湾曲部23が形成されている。図3に示
す状態の金属片19にプレス加工を施し、図4に示すよ
うに被加工部21の外側の側端に立ち上がり部25を形
成する。
【0014】次いで、図5に示すように開閉片7の連結
ピン保持部9に連結ピン13を挿通し、連結ピン13の
両端部を連結ピン保持部9から等しい長さ突出させる。
そして、連結ピン保持部9から突出した連結ピン13の
両端部を湾曲部23にのせる。次いで、矢印に示すよう
に金属片19を湾曲部23側から連結ピン13の両端部
に巻き付けるように塑性変形させ、連結ピン保持部9を
形成する。連結ピン保持部9が形成されるのに伴い、立
ち上がり部25が塑性変形して段差部11になり最終的
な形状の蝶番1が形成される。この蝶番1は、プレス加
工のみで製作できるので、大幅なコストダウンが可能で
ある。
【0015】以下、本発明の第2の実施の形態に係る金
属製の蝶番について説明する。この第2の実施の形態以
下の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態と
同様の部材について、その符号を引用しその部材につい
ての説明は省略する。符号27は、蝶番1の開閉片5と
なる金属片19の代わりに使用される金属片を示す。こ
の金属片27の被加工部29には、切削加工により凹部
31が形成され、この凹部31の内側面が立ち上がり部
33となっている。
【0016】金属片27を用いた蝶番の製造方法を説明
する。蝶番1の製造方法と同様に開閉片7の連結ピン保
持部9に連結ピン13を挿通させる。そして、連結ピン
保持部9から突出した連結ピン13の両端部を、垂直面
35に接するように凹部31内に配置する。
【0017】次いで、蝶番1の製造方法と同様に、金属
片27を垂直面35側から連結ピン13の両端部に巻き
付けるように塑性変形させて、筒状の連結ピン保持部を
形成する。この連結ピン保持部が形成されるのに伴い立
ち上がり部33が塑性変形して段差部になり、最終的な
形状の蝶番が形成される。蝶番が形成されると連結ピン
13を介して金属片27によって構成される開閉片と開
閉片7が開閉自在に連結される。また連結ピン13の両
端面15の縁部が立ち上がり部33によって形成される
段差部に当接するので、連結ピン13が抜け止めされ
る。
【0018】以下、本発明の第3の実施の形態に係る金
属製の蝶番について説明する。符号37は蝶番1の開閉
片5となる金属片19の代わりに使用される金属片であ
る。この金属片37の被変形部21には、立ち上がり部
としての複数の凸部39が形成され、この凸部39は被
変形部21の外側の側端に配置されている。
【0019】金属片37を用いた蝶番の製造方法を説明
する。蝶番1の製造方法と同様に開閉片7の連結ピン保
持部9に連結ピン13を挿通させた後、図8に示すよう
に、金属片37を湾曲部23側から連結ピン13の両端
部に巻き付けるように塑性変形させ、連結ピン保持部9
が形成する。これに伴い複数の凸部39が段差部にな
り、最終的な形状の蝶番が形成され、連結ピン13の両
端面が凸部39によって構成される段差部に当接し抜け
止めされる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の蝶番は加工コス
トを低く抑えて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の蝶番を示す。
【図2】図1に示す蝶番の一部破断平面図である。
【図3】図1に示す蝶番の製造に使用する金属片の斜視
図である。
【図4】図1に示す蝶番の製造に使用する金属片の斜視
図である。
【図5】図1に示す蝶番の製造方法を説明するための斜
視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の蝶番の製造に使用
する金属片の斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の蝶番の製造に使用
する金属片の斜視図である。
【図8】図7に示す金属片を使用した蝶番の製造方法を
説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 蝶番 3、7 開閉片 5、9 連結ピン保持部 11 段差部 13 連結ピン 25 立ち上がり部 31 金属片 33 立ち上がり部 39 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱村 正次 静岡県藤枝市横内166番地の19 有限会社 ハマムラ工業内 Fターム(参考) 3J105 AA03 AB49 AB50 AC10 BA02 BA06 BA12 BB26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の開閉片と、前記一対の開閉片に設け
    られた連結ピン保持部と、前記連結ピン保持部に保持さ
    れ一対の開閉片を開閉自在に連結する連結ピンとを有す
    る蝶番において、前記連結ピン保持部には前記連結ピン
    の両端面が当接する段差部が形成され、前記連結ピンは
    両端面が前記段差部に当接することによって抜け止めさ
    れていることを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した蝶番において、段差部
    には複数の凹部が形成されていることを特徴とする蝶
    番。
  3. 【請求項3】一対の開閉片に連結ピン保持部を形成し、
    前記連結ピン保持部に連結ピンを保持させて、前記連結
    ピンを介して一対の開閉片を開閉自在に連結する金属製
    の蝶番の製造方法において、前記連結ピンの両端部を保
    持する側の開閉片の側端に立ち上がり部を形成した後、
    前記連結ピンの両端部に巻き付けるように塑性変形させ
    て連結ピン保持部を形成し、連結ピンの両端面が当接す
    る段差部を形成し、抜け止めすることを特徴とする金属
    製の蝶番の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した蝶番の製造方法におい
    て、立ち上がり部は開閉片にプレス加工を施すことによ
    り形成することを特徴とする蝶番の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載した蝶番の製造方法におい
    て、立ち上がり部は開閉片に切削加工を施すことにより
    形成することを特徴とする蝶番の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した蝶番の製造方法におい
    て、立ち上がり部の上面に複数の凹部を形成した後、連
    結ピンの両端部に巻き付けるように塑性変形させて連結
    ピン保持部を形成することを特徴とする蝶番の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476946B1 (ko) * 2002-06-24 2005-03-18 김동만 티이자형 경첩의 제조 방법
JP2011196463A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Takahashi Techno:Kk 締結具

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