JP3954376B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン等の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプに関し、詳しくは、燃料ポンプ本体の一端側を閉塞するボディアッパへターミナルプレートを液密に固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
略筒状のハウジングに燃料ポンプ部と駆動用モータ部とを組付けて燃料ポンプ本体を構成し、その筒状の燃料ポンプ本体の反燃料ポンプ部側の開放された端側にボディアッパを固定して閉塞する燃料ポンプが知られている。この形式の燃料ポンプでは、モータ部を外部電源に接続するためにターミナルプレートを利用し、そのターミナルプレートをボディアッパに貫通させる。ターミナルプレートのボディアッパの内側にモータ部のブラシが接続され、ターミナルプレートのボディアッパの外側に外部電源に接続するコネクタが接続される。
このターミナルプレートはボディアッパ本体に液密に固定されている必要がある。そのために樹脂製のボディアッパ本体を射出成形する際に、金属製のターミナルプレートをインサート成形することが多い。特開平11−44270号公報には、インサート成形するのに代えて、樹脂製のボディアッパ本体を成形するときにターミナルプレートの挿入孔を設けておき、後からボディアッパ本体に形成されている挿入孔にターミナルプレートを圧入して固定する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
金属製のターミナルプレートを樹脂製のボディアッパ本体にインサート成形すると、ターミナルプレートとボディアッパ本体を液密に密着させることができるが、製造コストが高くなってしまう。
樹脂製のボディアッパ本体を成形するときにターミナルプレートの挿入孔を設けておき、ボディアッパ本体に形成されている挿入孔にターミナルプレートを圧入して固定する技術では、ボディアッパ本体からターミナルプレートが抜け落ちる可能性があり、これを回避するためにコイル等の他部品が必要となり、やはり高コスト化してしまう。
【0004】
本発明者らは、ターミナルプレートに側方に向けて張出すバネ性を持つ張出し部を形成することによって、ボディアッパ本体にターミナルプレートを圧入するだけで抜け止めされる構造に思い至った。しかしながら実験してみると、ターミナルプレートを圧入する際に、抜け止めのための張出し部がボディアッパ本体を傷つけ、どうしてもターミナルプレートとボディアッパ本体間を液密に密着させることができないことがわかった。液密を確保しながら抜け止めすることは難しい。
【0005】
本発明は、上記の困難性を克服し、ターミナルプレートをボディアッパ本体に圧入するだけで、ターミナルプレートがボディアッパ本体に抜け止めされ、さらに、ターミナルプレートとボディアッパ本体が液密に密着する構造を実現したものである。
本発明では、ターミナルプレートに切起しを形成する。ここでいう切起しとは、板状部材に一辺を残した切れ目を入れ、その残された一辺を中心にして周辺が切断された片を屈曲させた構造であって、その屈曲された片がバネ性を有するものをいう。この切起しはスリットに挿入された板状部材の抜止めに多用される。屈曲された片の接続された辺の側を先頭にして板状部材をスリットに挿入すると、側方に張出した片はスリットに押されて閉じ、閉じた状態でスリットを通過し、スリットを通過するとバネ性によって側方に張出し、張出してしまうとスリットから抜け出ることを禁止するというものである。
この切起しは簡単な構造でありながら、抜け止め防止効果が高く優れた構造であるが、本発明が対象とするターミナルプレートとボディアッパ本体間に適用すると、ターミナルプレートに設けた切起しが、ボディアッパ本体のターミナルプレート挿入用の貫通孔を通過する際にボディアッパ本体を傷つけることからそのままでは使えない。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
本発明の燃料ポンプは、上記の技術的問題点を解消するものであり、燃料ポンプ部と駆動用モータ部とが組付けられた略筒状の燃料ポンプ本体と、その燃料ポンプ本体の一端側を閉塞するボディアッパを有している。そのボディアッパは、樹脂製のボディアッパ本体と、そのボディアッパ本体を貫通するターミナルプレートとを備えている。そのターミナルプレートは、反燃料ポンプ本体側から順に、ボディアッパ本体から燃料ポンプ外に突出するコネクタ勘合部と、燃料ポンプ本体側に向かって拡開する切起しと、コネクタ勘合部よりも肉厚な肉厚部とを有している。ボディアッパ本体は、筒状の燃料ポンプ本体の一端側を閉塞する外形と、ターミナルプレート貫通孔を有し、そのターミナルプレート貫通孔は、反燃料ポンプ本体側から順に、燃料ポンプ本体側に向かって拡開する切起しに当接する段部と、切起しに接して切起しを閉じる凸部と、ターミナルプレート肉厚部に液密に密着する圧入部とを備えている。切起しが自然形状の状態では、肉厚部の肉厚がターミナルプレートの下端面から切起しの上端までの長さよりも小さくされている。そして、切起しと凸部と圧入部は、ターミナルプレートをターミナルプレート貫通孔に挿入する際に、切起しが圧入部に当接する前に凸部によって閉じられることを特徴とする。
【0007】
本発明のボディアッパ本体とターミナルプレートは、ターミナルプレートの肉厚部をボディアッパ本体の圧入部に圧入して両者を液密に密着させることによってボディアッパ本体とターミナルプレート間の液密を確保する。また、ターミナルプレートには、抜け止め用の切起しが形成されており、ボディアッパ本体に設けられたターミナルプレート貫通孔には、ターミナルプレートの切起しに係合してターミナルプレートがボディアッパ本体から抜け出るのを禁止する段部が形成されている。ボディアッパ本体の燃料ポンプ本体側からターミナルプレート貫通孔にターミナルプレートを挿入すると、切起しはターミナルプレート貫通孔の内壁に押圧されて閉じ、さらに挿入すると、切起しは段部の先方に到達して拡開して段部に係合する。こうなると、ターミナルプレートが燃料ポンプ本体側へ押戻されることが禁止される。
ターミナルプレートの切起しがボディアッパ本体のターミナルプレート貫通孔を通過するときに、切起しがボディアッパ本体の圧入部に接触すると圧入部を傷つけてしまい、液密に密着させることができなくなるが、本発明では、ターミナルプレートの切起しが凸部に接して閉じた状態でターミナルプレート貫通孔の圧入部に接触することなく通過するため、圧入部の壁面を傷つけることはない。よって、ターミナルプレートの肉厚部とボディアッパ本体の圧入部を液密に密着させることができ、他部品を使わないで抜け止めすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
最初に、理解の便宜を図るために、本発明者らが本発明を完成する過程で試みた技術を説明する。本発明はこの試みを通して創作されたものである。
図7は、ターミナルプレートの平面図と側面図であり、図8は、ボディアッパ本体の要部縦断面図であり、図9は、ターミナルプレートとボディアッパ本体の組付時の要部縦断面図であり、図10と図11はターミナルプレートとボディアッパ本体の組付途中の要部縦断面図である。
【0009】
燃料ポンプは、図示しない燃料ポンプ部とそれを駆動するモータ部とが筒状のハウジングに組付けられた燃料ポンプ本体を備えており、その燃料ポンプ本体の燃料ポンプ部とは反対側の端部は開口している。図8に示す樹脂製のボディアッパ本体26は、燃料ポンプ本体の端部開口に固定されてその開口を閉塞する。
図7(a)はターミナルプレート24の平面図であり、図7(b)はターミナルプレート24の側面図である。図7(a),(b)に示すように、ターミナルプレート24は図中左側(ポンプの外側であり、燃料ポンプ本体の反対側)から順に、コネクタ勘合部24aと、抜け止め用切起し24bと、肉厚部24cと、結合部24dを有している。コネクタ勘合部24aの先端部はやや先細形状となっており、燃料ポンプ外に突出する部分である。抜け止め用切起し24bは、ターミナルプレート24の中央部に設けられたU字状の切れ目によって囲まれた片が切り残された辺のまわりに起こされたものであり、図7(b)に示されているように、起こされた片24bはポンプ側(右側)に向かって拡開している。肉厚部24cは、コネクタ勘合部24aに比べて肉厚であり、図中右側にいくに従って徐々に厚みを増す形状となっている。結合部24dは、ポンプ内に残って、図示しない燃料ポンプ本体内部に収容されているブラシのリード線を結合する部分である。
【0010】
図8に示すボディアッパ本体26は、おおむね蓋つきの略円筒形状であり、図示しない燃料ポンプ本体の一端側の開口に液密に結合し、燃料ポンプ本体の一端側開口を閉塞する。ボディアッパ本体26は、1対のターミナルプレート貫通孔26xと、図示しない出口ポートとを有している。図8(a)と図8(b)は、異なった断面であり、図8(c)は、図8(b)の要部拡大図である。ターミナルプレート貫通孔26xには、燃料ポンプ本体側(図中右側)の開口部26zからターミナルプレート24が挿入される。ターミナルプレート貫通孔26xは、反燃料ポンプ本体側(図中左側)から順に、段部26aと圧入部26cとを有する。段部26aは、ターミナルプレート24の抜け止め用切起し24bが当接する部分であり、圧入部26cは、その断面形状がターミナルプレート24の肉厚部24cの断面形状より若干小さくなっている部分である。
【0011】
図9は、ボディアッパ本体26にターミナルプレート24が組付けられた図である。ターミナルプレート24がターミナルプレート貫通孔26xに圧入され、ターミナルプレート24の肉厚部24cがターミナルプレート貫通孔26xの圧入部26cに液密に密着している。また、特に図9(b)に示すように、ターミナルプレート24の抜け止め用切起し24bがボディアッパ本体26の段部26aに当接しており、ターミナルプレート24が燃料ポンプ本体側へ押戻されることを禁止している。
【0012】
このようにして、ターミナルプレート24とボディアッパ本体26を液密に組付けることができるはずである。ターミナルプレート24とボディアッパ本体26は、抜け止め用切起し24bと段部26aからなる抜け止め機構で抜け止めされ、ターミナルプレート24に燃料ポンプ外から燃料ポンプ内へ押圧する力が作用しても、燃料ポンプ内に抜け落ちることはない。
【0013】
しかしながら、実際には液密が確保されないことがある。次にその理由を説明する。図10はターミナルプレート24がターミナルプレート貫通孔26xに圧入される途中の状態を示しており、図11はターミナルプレート貫通孔26xを拡大した図である。図10に示すように、ターミナルプレート24は、ターミナルプレート貫通孔26xに、図中右側の燃料ポンプ本体側から挿入される。コネクタ勘合部24aの先端部は先細形状であり、ターミナルプレート貫通孔26x内を通過しやすくなっている。
【0014】
図11に、ターミナルプレート貫通孔26x内を移動するターミナルプレート24の抜け止め用切起し24bの状態を、順を追って示している。図11(a)は、コネクタ勘合部24aが圧入部26cを通過し、抜け止め用切起し24bが圧入部26cの角部26eに接触した状態を示している。図11(b)は、抜け止め用切起し24bが圧入部26cの角部26eに接触し、押圧されて閉じた状態を示している。このとき以降、抜け止め用切起し24bの角部24eは圧入部26cの内壁に当接しながら移動する。図11(c)は、抜け止め用切起し24bが圧入部26cを通過し、段部26aに達し、圧入部26cによる押圧が解除されて拡開した状態を示している。このとき、肉厚部24cは圧入部26cに達して圧入される。
【0015】
上記の例では、ターミナルプレート24をボディアッパ本体26に組み付けた後に、ターミナルプレート24が燃料ポンプ本体(図示省略)側へ押圧され、燃料ポンプ内に抜け落ちる不具合を解消するため、ターミナルプレート24に抜け止め用切起し24bを設けている。しかし、ターミナルプレート24をターミナルプレート貫通孔26xに挿入するとき、抜け止め用切起し24bの角部24eが圧入部26cの内壁に接しながら移動するため、圧入部26cの内壁に傷をつけてしまう可能性がある。圧入部26cの内壁に傷があると、肉厚部24cがターミナルプレート貫通孔26xの圧入部26cに圧入されたときに、両者が密着することができず、両者の間から燃料が漏れ出ることがある。
【0016】
以上の試みを通して、下記に説明する実施例が完成した。それを図1〜図6を用いて説明する。
図1(a)はターミナルプレート14の平面図であり、図1(b)はターミナルプレート14の側面図である。図1(a),(b)に示すように、ターミナルプレート14は図中左側(ポンプの外側であり、燃料ポンプ本体の反対側)から順に、コネクタ勘合部14aと、抜け止め用切起し14bと、肉厚部14cと、結合部14dを有している。コネクタ勘合部14aの先端部はやや先細形状となっており、燃料ポンプ外に突出する部分である。抜け止め用切起し14bは、ターミナルプレート14の中央部に設けられたU字状の切れ目によって囲まれた片が、切り残された辺のまわりに起こされたものであり、図1(b)に示されているように、起こされた片14bはポンプ側(右側)に向かって拡開している。肉厚部14cは、コネクタ勘合部14aに比べて肉厚であり、図中右側にいくに従って徐々に厚みを増す形状となっている。結合部14dは、ポンプ内に残って、図示しない燃料ポンプ本体内部に収容されているブラシのリード線を結合する部分である。
【0017】
図2と図3に示すボディアッパ本体16は、おおむね蓋つきの略円筒形状であり、図示しない燃料ポンプ本体の一端側の開口に液密に結合し、燃料ポンプ本体の一端側開口を閉塞する。図2に示すように、ボディアッパ本体16は、1対のターミナルプレート貫通孔16xと、出口ポート16yとを有している。このボディアッパ本体16のA−A断面図を図3(a)に示し、B−B断面図を図3(b)に示す。なお、図3(c)は、図3(b)の要部拡大図である。ターミナルプレート貫通孔16xには、燃料ポンプ本体側(図中右側)の開口部16zからターミナルプレート14が挿入される。ターミナルプレート貫通孔16xは、反燃料ポンプ本体側(図中左側)から順に、段部16aと凸部16bと圧入部16cとを有する。段部16aは、ターミナルプレート14の抜け止め用切起し14bが当接する部分であり、自然形状の抜け止め用切起し14bに係合して抜け止めする。凸部16bは、ターミナルプレート貫通孔16x中で最も狭窄な部分であり、コネクタ勘合部14aは通過でき、拡開している抜け止め用切起し14bは閉じなければ通過できない形状である。圧入部16cは、その断面形状がターミナルプレート14の肉厚部14cの断面形状より若干小さくなっている部分である。
【0018】
図4は、ボディアッパ本体16にターミナルプレート14が組付けられた図である。ターミナルプレート14がターミナルプレート貫通孔16xに圧入され、ターミナルプレート14の肉厚部14cがターミナルプレート貫通孔16xの圧入部16cに液密に密着している。また、特に図4(b)に示すように、ターミナルプレート14の抜け止め用切起し14bは、自然形状でボディアッパ本体16の段部16aに当接しており、ターミナルプレート14が燃料ポンプ本体側へ押戻されることを禁止している。
【0019】
本実施例の燃料ポンプに組付けられるターミナルプレート14とボディアッパ本体16は、上述の特徴的な形状によって、液密に組付けることができる。またターミナルプレート14とボディアッパ本体16は、ターミナルプレート14が反燃料ポンプ本体側から燃料ポンプ本体側へ押圧されても燃料ポンプ内に抜け落ちない機構を有しており、この抜け止め機構は他部品によらない。
【0020】
次に、図5と図6を参照して、ターミナルプレート14がターミナルプレート貫通孔16xに圧入される途中の状態を説明する。図6に、ターミナルプレート貫通孔16x内を移動するターミナルプレート14の抜け止め用切起し14bの状態を、順を追って示している。図6(a)は、コネクタ勘合部14aが凸部16bを通過した状態を示している。このとき、抜け止め用切起し14bは自然形状であり、ターミナルプレート貫通孔16xの内壁には接触していない。図6(b)は、抜け止め用切起し14bが凸部16bの角部16dに接触した状態を示している。なお、抜け止め用切起し14bが凸部16bの角部16dに接触する以前に、抜け止め用切起し14bが圧入部16cに接触することはない。図6(c)は、抜け止め用切起し14bが凸部16bの角部16dに接触し、抜け止め用切起し14bが押圧されて閉じた状態を示している。このとき、抜け止め用切起し14bが凸部16bで押圧されて閉じ、圧入部16cに接触することなく通過できる角度まで閉じられる。図6(d)は、抜け止め用切起し14bが凸部16bを通過し、段部16aに達し、凸部16bによる押圧が解除されて自然形状に拡開した状態を示している。このとき、肉厚部14cは凸部16bおよび圧入部16cに達して圧入される。
【0021】
本実施例では、ターミナルプレート貫通孔16xの圧入部16cに隣接して凸部16bを設けている。ターミナルプレート14の抜け止め用切起し14bは、圧入部16cに接触することなく凸部16bに接触し、凸部16bの角部16dによって押圧されて閉じ、段部16aに到達するまでは閉じた状態のまま移動する。このため、抜け止め用切起し14bは圧入部16cに全く接触することがないため、圧入部16cに傷をつけることもない。このことにより、ターミナルプレート14とボディアッパ本体16のターミナルプレート貫通孔16xをより確実に液密に密着させることができる。
【0022】
本発明の燃料ポンプは、ターミナルプレートとボディアッパ本体を組付ける際に、ターミナルプレート貫通孔の圧入部に傷をつけることがなく、確実に液密に組付けることができ、且つ、他部品を必要とすることなく、ターミナルプレートがボディアッパから燃料ポンプ内へ抜け落ちることを防止することができる。
【0023】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に関わるターミナルプレートの平面図および側面図。
【図2】 本実施例に関わるボディアッパ本体の平面図。
【図3】 同ボディアッパ本体の要部縦断面図。
【図4】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付時の要部縦断面図。
【図5】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付途中の要部縦断面図。
【図6】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付途中の要部縦断面図。
【図7】 参考例のターミナルプレートの平面図および側面図。
【図8】 参考例のボディアッパ本体の要部縦断面図。
【図9】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付時の要部縦断面図。
【図10】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付途中の要部縦断面図。
【図11】 同ターミナルプレートと同ボディアッパ本体の組付途中の要部縦断面図。
【符号の説明】
12:ボディアッパ
14:ターミナルプレート
14a:コネクタ勘合部
14b:抜け止め用切起し
14c:肉厚部
14d:結合部
16:ボディアッパ本体
16x:ターミナルプレート貫通孔
16a:段部
16b:凸部
16c:圧入部
16d:角部
16y:出口ポート
16z:開口部

Claims (1)

  1. 燃料ポンプ部と駆動用モータ部とが組付けられた略筒状の燃料ポンプ本体と、その燃料ポンプ本体の一端側を閉塞するボディアッパを有し、
    そのボディアッパは、樹脂製のボディアッパ本体と、そのボディアッパ本体を貫通するターミナルプレートとを備えており、
    そのターミナルプレートは、反燃料ポンプ本体側から順に、ボディアッパ本体から燃料ポンプ外に突出するコネクタ勘合部と、燃料ポンプ本体側に向かって拡開する切起しと、コネクタ勘合部よりも肉厚な肉厚部とを有し、
    前記ボディアッパ本体は、筒状の燃料ポンプ本体の一端側を閉塞する外形と、ターミナルプレート貫通孔を有し、そのターミナルプレート貫通孔は、反燃料ポンプ本体側から順に、燃料ポンプ本体側に向かって拡開する切起しに当接する段部と、切起しに接して切起しを閉じる凸部と、ターミナルプレート肉厚部に液密に密着する圧入部とを備えており、
    切起しが自然形状の状態では、肉厚部の肉厚がターミナルプレートの反切起し側の端面から切起しの先端までの長さよりも小さくされており、
    切起しと凸部と圧入部は、ターミナルプレートをターミナルプレート貫通孔に挿入する際に、切起しが圧入部に接触する前に凸部によって閉じられるようになっていることを特徴とする燃料ポンプ。
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