JP2002270327A - 連鎖端子 - Google Patents

連鎖端子

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JP2002270327A
JP2002270327A JP2001065190A JP2001065190A JP2002270327A JP 2002270327 A JP2002270327 A JP 2002270327A JP 2001065190 A JP2001065190 A JP 2001065190A JP 2001065190 A JP2001065190 A JP 2001065190A JP 2002270327 A JP2002270327 A JP 2002270327A
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JP
Japan
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carrier
terminal
chain
bent
reel
Prior art date
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Application number
JP2001065190A
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English (en)
Inventor
Takashi Sawada
尚 澤田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触信頼性が高く、かつ生産性に優れる連鎖
端子を提供することにある。 【解決手段】 連鎖端子1のキャリア2には、各端子金
具素片3間に1箇所ずつ、キャリア2の幅方向に沿って
V字状の凹部7が形成されている。この連鎖端子1がリ
ール8に巻き付けられる際には、キャリア2において凹
部7が形成された面2Bを内周側として、リール8の芯
部9の周囲に巻き付けられていく。このとき、キャリア
2は各凹部7の形成位置で折り曲げられて、略多角形状
とされてリール8に巻き付けられる。このようにすれ
ば、各凹部7間ではキャリア2は反ることなく、平面状
に保たれるため、端子金具素片3に変形が生じることを
防止でき、接続信頼性の高い端子金具を製造することが
できる。また、生産性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連鎖端子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】端子金具は、生産性の向上のために、キ
ャリアによって多数の端子金具素片が連結された連鎖端
子として製造され、加工されることが一般的である。そ
の製造工程は、例えば次のようである。まず、長尺の金
属板材をプレスにより打ち抜き、細長いキャリアの側縁
から多数の端子金具素片を突出させた形状の連鎖端子を
得る。そして、この連鎖端子は、リールに巻き付けられ
た状態で、次の作業現場へ輸送され、端子金具素片を加
工する作業やキャリアから端子金具素片を切り離す作業
等が行われる。
【0003】ところで、端子金具として、ジョイントボ
ックス等に使用される音叉型の端子金具がある(例えば
特開平10−321313号公報参照)。このものは、
先端側に左右一対のアーム部が片持ち状に突出された形
状のものであり、両アーム部間に相手側端子を挟み込み
可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、連鎖端子1
01がリール103に巻回されているときには、図6に
示すように、キャリア102がその長さ方向に沿って弧
状に変形した状態とされている。このため、キャリア1
02からの影響を受けて、端子金具素片に同様の回曲ぐ
せがついてしまう場合があった。
【0005】特に、端子金具素片が音叉型のものである
場合には、両アーム部にねじれや開き変形等を生じ易
い。このために、相手方端子と接触する接触部間の寸法
精度が低下し、接触信頼性が低下するおそれがある。こ
れらの理由から、音叉型の端子金具は、連鎖端子とする
ことができず、独立した端子として製造されて、輸送、
加工等が行われていた。このため、生産性の向上に障害
となっていた。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、接触信頼性が高く、かつ生産
性に優れる連鎖端子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る連鎖端子は、長尺帯状のキャ
リアと、前記キャリアの側縁に連結された端子金具素片
とを備えた連鎖端子であって、前記キャリアにおいて前
記端子金具素片間には、前記キャリアを長さ方向に回曲
させたときに前記キャリアの幅方向に沿って折れ曲がり
可能な屈曲部が形成されていることを特徴とする。
【0008】ここで、屈曲部は、キャリアを回曲させた
ときにその部分のみが折れ曲がりやすいような形状とさ
れていればよい。具体的には、例えばキャリアの一部分
を薄肉あるいは幅狭とすることにより剛性を低下させて
おいてもよい。あるいは、キャリアの一部分をあらかじ
め湾曲させて、その湾曲部分が折り目となるようにされ
ていてもよい。
【0009】請求項2の発明は、前記端子金具素片が、
先端に相手側端子金具と接触可能な接触部を有して拡開
可能に対向する一対のアーム部を備えてなる音叉型の端
子金具素片であることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用、および発明の効果】本発明によれば、連
鎖端子のキャリアには、このキャリアを長さ方向に回曲
させたときにキャリアの幅方向に沿って折れ曲がり可能
な屈曲部が形成されている。このようにすれば、連鎖端
子をリールに巻き付ける際に、キャリアが各屈曲部で折
り曲げられ、略多角形状とされつつ巻き付けられる。こ
れにより、各屈曲部間ではキャリアは弧状に変形を生じ
ることなく、平面状に保たれる。このため、端子金具素
片に回曲ぐせが生じることを防止でき、接続信頼性の高
い端子金具を製造することができる。
【0011】また、従来は連鎖端子とすることができな
かった音叉型の端子金具においても、連鎖端子として製
造し、加工を行うことができる。このため、生産性の向
上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
連鎖端子を具現化した一実施形態について、図1〜図3
を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】本実施形態の連鎖端子1を図1に示す。こ
の連鎖端子1は、長尺の金属板材をプレス加工により打
ち抜いて形成されたものであり、細長い板状のキャリア
2の側縁2Aから、多数の端子金具素片3が並列状に突
出されている。
【0014】端子金具素片3は全体として板状に形成さ
れ、その先端側(キャリアに接続されている側と逆側)
は、左右一対のアーム部5A、5Bが片持ち状に突出し
た形状となっている。アーム部5A、5Bの先端付近に
は、互いに向かい合うように内側方向へ突設された接触
部6A、6Bがそれぞれ備えられ、図示しない相手側端
子と嵌合したときに、そのタブ部を挟み込み可能とされ
ている。また、端子金具素片3の後端側は、先端側より
もやや幅狭の接続片4とされ、この接続片4の後端がキ
ャリア2と接続されている。接続片4とキャリア2のつ
なぎの部分には、たたき5が施されて薄肉となってお
り、端子金具素片3は加工工程が終了した後、このたた
き5が施された部分でそれぞれキャリア2から切り離さ
れて、端子金具とされる。
【0015】さて、この連鎖端子1のキャリア2には、
凹部7(本発明の屈曲部に該当する)が設けられてい
る。連鎖端子1をキャリア2側から見た側面図を、図2
に示す。この凹部7は、キャリア2において各端子金具
素片3間の中央部を、幅方向に沿ってV字状に窪ませる
ことにより形成されている。
【0016】この連鎖端子1がリール8に巻き付けられ
る際には、キャリア2において凹部7が形成された面2
Bを内周側として、リール8の芯部9の周囲に巻き付け
られていく。このとき、キャリア2は内周方向へ回曲さ
れるが、各凹部7が形成された部分は、他の部分よりも
薄肉となって折れ曲がりやすくなっている。このため、
キャリア2は内周方向への曲げ応力によって各凹部7の
形成位置で折り曲げられ、略多角形状とされつつリール
8に巻き付けられる(図3)。このようにすれば、各凹
部7間ではキャリア2は弧状に変形を生じることなく、
平面状に保たれる。このため、キャリア2からの影響を
受けて、端子金具素片3に回曲ぐせがつくことがなく、
両アーム部5A、5Bにねじれや開き変形が生じること
がない。従って、接触部6A、6Bは正規の状態で対向
し、接触部6A、6B間の距離も正規の寸法に保持され
る。これにより、接触信頼性の高い端子金具を製造する
ことができる。また、生産性を向上させることができ
る。
【0017】<他の実施形態>図4、図5には、本発明
の連鎖端子の他の実施形態を示す。図4に示す連鎖端子
11においては、キャリア12に湾曲部13(本発明の
屈曲部に該当する)が形成されている。この湾曲部13
は、キャリア12において各端子金具素片3間の中央部
を、一面側へ幅方向に沿って略U字状に突出するように
して湾曲させて形成させたものである。この連鎖端子1
1がリールに巻き付けられる際には、湾曲部13が突出
された側の面12Aを外周側として巻き付けられてい
く。このとき、キャリア12は湾曲部13を折り目とし
て折り曲げられ、略多角形状とされつつ巻き付けられ
る。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0018】また、図5に示す連鎖端子21において
は、キャリア22において各端子金具素片3間の中央位
置に、側縁22A、22Bを切り欠くことによって幅狭
部23(本発明の屈曲部に該当する)が設けられてい
る。この連鎖端子22がリールに巻き付けられる際に
は、キャリア22が幅狭部23の形成位置で折り曲げら
れ、略多角形状とされつつ巻き付けられる。これによ
り、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0019】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その
他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶもの
である。
【0020】(1)上記各実施形態では、凹部7、湾曲
部13および幅狭部23は各端子金具素片3間に1箇所
ずつ設けられているが、本発明によれば、屈曲部の形成
箇所は本実施形態の限りではなく、例えば各端子金具素
片間に2箇所以上設けられていてもよい。 (2)本発明は、音叉型の端子金具素片を備えた連鎖端
子に限らず、種々の端子金具素片を備えた連鎖端子に適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の連鎖端子の平面図
【図2】第1実施形態の連鎖端子の側面図
【図3】第1実施形態の連鎖端子がリールに巻き付けら
れた側面図
【図4】他の実施形態の連鎖端子の図
【図5】他の実施形態の連鎖端子の図
【図6】従来の連鎖端子がリールに巻き付けられた側面
【符号の説明】
1、11、21…連鎖端子 2、12、22…キャリア 3…端子金具素片 5A、5B…アーム部 6A、6B…接触部 7…凹部(屈曲部) 13…湾曲部(屈曲部) 23…幅狭部(屈曲部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺帯状のキャリアと、前記キャリアの
    側縁に連結された端子金具素片とを備えた連鎖端子であ
    って、 前記キャリアにおいて前記端子金具素片間には、前記キ
    ャリアを長さ方向に回曲させたときに前記キャリアの幅
    方向に沿って折れ曲がり可能な屈曲部が形成されている
    ことを特徴とする連鎖端子。
  2. 【請求項2】 前記端子金具素片が、先端に相手側端子
    金具と接触可能な接触部を有して拡開可能に対向する一
    対のアーム部を備えてなる音叉型の端子金具素片である
    ことを特徴とする請求項1に記載の連鎖端子。
JP2001065190A 2001-03-08 2001-03-08 連鎖端子 Pending JP2002270327A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671050B1 (ko) 2005-11-25 2007-01-17 (주)티앤알 스템프 형태의 단자체 권취용 커버 케이스
JP2010033945A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yazaki Corp 連鎖端子
KR101520976B1 (ko) * 2008-06-30 2015-05-15 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 콘택트 캐리어
JP2018020341A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 Jx金属株式会社 プレス品搬送キャリアの製造方法および、プレス品搬送キャリア

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